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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
April 7, 2015
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カテゴリ: 舞台【音楽あり】
動物や子ども達の句を詠んだ 
おおらかそうなイメージしかなかった一茶

井上ひさしさんの描く一茶は、
そんな俳人一茶ではなく、
パトロンの家から無くなった大金を
着服したのでは?と疑われ、
取り調べを受けた1週間を切り取った物語

小林一茶 こまつ座

席に着くと、舞台上には、拡大した一茶の七番日記。
記録魔の一茶は日記に日常のことだけでなく、

事件のあった48歳から56歳までの間の日記が七番日記。
その後、八番日記と続く。

「ごちそうさん」のゲンちゃんで大好きになった
和田さんが主演なので楽しみでしたが
江戸時代のセリフに相当苦労されたようで

主人公の同心の時は生き生きと楽しそうだけれど
劇中劇の一茶の時は、膨大なセリフを覚えるのがやっとで
井上ひさしさんの作品の特徴である美しい日本語を
聴かせるところまでは、達していなかったと思う。

ミュージカルの石井一孝さんが和もの。

どんなもんだか、こちらも心配だったけれど、

ちょんまげも似合うし、滑舌も素晴らしく良く、
一茶のライバルの竹里を熱演。

お芝居の中で、私の目の前を通ったのに、
カズさんに似ている別の俳優さんなの?と思っちゃうくらい
ストレートプレイでこれほど実力を発揮するとは。


何度かあったのに、こまつ座にしては珍しいなと思っていたのに
石井さんは完璧だった。

俳句を生業とする「業俳」と他に職業を持ち、
趣味の範疇で俳句を嗜む「遊俳」の対比

同心が一茶になることで謎を解こうとするミステリー仕立て

お芝居として面白い部分がたくさんあるので、
千穐楽に向けいい具合にこなれてきたら、どんなに素敵♪

井上ひさしさん、ご自身が自分の作品の中で一番というだけあって
ウェルメイドプレイでございます。

和田正人さんがこの芝居とともに成長して、
いつか当たり役になったら嬉しいです。

次回作がロビーに張り出されていました。

戯作者銘々伝





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最終更新日  April 15, 2015 05:06:11 PM
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