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2005年11月01日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、前回は日本で放送されない稲本君の試合を

ブログ上で速報してしまうという、
画期的な試み(?)をやりました。

楽しかったですね。

ハードコアに政治系のエントリーで
「ばかやろー!」「このやろー!」って
やるのもいいけれども、(苦笑)
こういうお遊び的なことを

ないですかね。

またやりましょう。
今度はイングランド代表戦で
でいびっど・かみぽこさん登場で。。。(苦笑)

さて、今日は皆さんこれをお待ちかねでしょう?(苦笑)
「かみぽこ政治学」です。

今回は当然のことながら
小泉内閣改造と自民党役員人事について。

本題に入る前に、皆さんが持つだろう
素朴な疑問に答えてみたいと思う。

この内閣の人事に関して新聞とかTVで

言い方をするんだけど、
その違いの意味ってわかります?

「第一次小泉内閣」「第一次小泉改造内閣」
「第二次小泉内閣」「第二次小泉改造内閣」
「第三次小泉内閣」


全員再任させた今年の総選挙後発足の内閣が
「第三次小泉内閣」であることに、
頭が混乱してしまう方もいるのではないだろうか?

簡単にこれを説明すると、
「第○次」というのは、
内閣総辞職または総選挙後の
国会での首相指名から
次の首相指名までの間を指す。

つまり、森内閣退陣後の国会での首相指名から
2003年11月の衆院解散までを「第一次小泉内閣」
2003年11月の総選挙後の国会での首相指名から
2005年8月の衆院解散までを「第二次小泉内閣」
2005年9月の国会での首相指名からが「第三次小泉内閣」
なのである。

そして、首相指名から次の首相指名までの間に
改造があった場合を「改造内閣」というのである。
例えば、2004年9月の内閣改造の場合、
「第二次小泉改造内閣」と呼ばれることになる。

それで、今回の内閣改造で誕生したのは
「第三次小泉改造内閣」
ということになる。

ああ、ややこし。。。(苦笑)

それで、本題に入りますが
「かみぽこ政治学」的に言えば
今回の小泉人事にサプライズは1つもない。
小泉人事については、これまで何度も書いてきた。
「小泉人事の妙:麻生総務相」 (麻生エントリー)
「小泉人事の神髄:町村信孝外務大臣」 (町村エントリー)
「谷垣禎一財務大臣に注目せよ!」 (谷垣エントリー)
「『ポスト小泉』の政局を読む(前編):谷垣禎一と大宏池会」 (ゾンビ古賀さんエントリー)
「『ポスト小泉』の政局を読む(中編):麻生、町村、福田、安倍。」 (みんながんばってねエントリー)
「『ポスト小泉』の政局を読む(後編):森喜朗は生き残れるか。」 (森さんエントリー)

今回の小泉人事は
これまで書いてきたことで
全て説明可能。

おそらく「かみぽこ政治学」を
これまで読んでくださっていた方には
今から私が書くことを読まなくても、
かみぽこが何を書くかもうわかっている人が
いると思う。

それでは今回の小泉人事の解説を行います。
まず、麻生太郎外務大臣。

「おめでとうございます!」(苦笑)

この一言に尽きる。
麻生氏の外相起用は、彼が名実ともに
ポスト小泉の一番手であるという
小泉首相の評価を示すものだ。

「町村エントリー」で論じたけれども、
外務大臣というポストは、
主要閣僚中の主要閣僚でありながら、
政治責任を取る局面がほとんどないことから、
首相が後継者に首相の座の禅譲を考える時に
最も都合がいいポストとして使われてきた。

その代表例が、
経済政策の失敗で退陣した橋本首相の後任が、
橋本内閣の外相だった小渕恵三氏であったこと。

また、その小渕首相が後継首相含みで
森喜朗氏に外相就任を打診したことも
知られている。(森氏はこれを固辞)

もちろん日本外交に懸案事項がないわけではない。
しかし、国連安保理改革にしても、
日米関係にしても、中国・韓国との関係にしても、
北朝鮮問題にしても日露首脳会談にしても、
全て小泉首相が専権事項として
前面に立ってやっていることであって、
外相の役割はその露払いくらいだ。

それに、小泉首相は外交で全く功を焦っていない。
小泉首相は「郵政民営化の実現」で
「自分は歴史に名を残した」と
心から満足しているので、
外交については進展があれば
それはそれでいいけど、
なくても別に焦って事を進める必要はない
と考えている。

どこかの有名な評論家が
残り任期一年で功を焦る小泉首相によって
「日本外交は不利になる」と書いてたけど、
それは小泉純一郎という人が全くわかっていない。

従って、麻生外相はこれから1年間、
粛々と仕事をしていれば
大きな功績もない代わりに失点もなく、
「郵政民営化の実現」を自身の功績として
ポスト小泉に向かって進めばいいということだ。

麻生氏は元々外交に関しては
タカ派的言動で知られる。
町村外相がそうだったように、
中国・韓国に対してタイミングよく
思ったことをストレートに言って
一歩も引かない姿勢さえ見せさえすれば、
国民の人気も上がっていくだろう。

いずれにせよ、私はこれまで
小泉首相の麻生氏に対する評価がどんなものか、
ちょっとよくわからなかった。
「麻生エントリー」で書いたように、
麻生氏も最初はつらい立場だったと思う。

しかし、ここから麻生氏は小泉首相に対して
こちらまで涙が出るほどの滅私奉公振りを発揮し、(苦笑)
総務相として「郵政民営化実現」へ必死に動いた。
この功績は小泉首相から最大級の評価を得ていたことが
今回判明したのは間違いない。

次に、谷垣禎一財務相留任。
これは予想通りだし、その意味は
「谷垣エントリー」「ゾンビ古賀さんエントリー」や
「みんながんばってねエントリー」
で書いた通りであってここでは繰り返さない。

ただ、谷垣氏は麻生氏の外相就任によって
いろんな意味で非常に緊張しているのではないか?

谷垣氏は財務相という
内政面で政治責任を負う場面が最も多いポストで、
財政再建という国民から極めて不人気な課題を抱えている。
(財政再建の実現は国民の望むところだろうが、
財政再建を増税なしで実現することは
現実的には不可能だからだ。)

その谷垣財務相に対して、
小泉首相はいろいろな政局運営上の思惑から、

「政府系金融機関の統廃合」

という、実現できれば
国民の支持を得やすい課題を与えることで、
サポートしてきたように見える。

しかしながら、谷垣財務相はこのところ
政府系金融機関の統廃合に関して
財務省寄りの発言が目立っており、
そんな谷垣財務相に対する
強烈な牽制球が小泉首相から投げられたようだ。

「麻生外相」にはそういう意味もある。
「麻生外相」に込められた1つの意味は、

「ポスト小泉として谷垣は2番手」

ということだ。
麻生氏が総務相として
郵政民営化実現という実績を挙げ、
ある意味「名誉職」としての外相に就任し
後は粛々と後継首相の座を待つだけなのに対し、
谷垣財務相はむしろこれから
実績を挙げなければならない立場なのだ。

「貴方はポスト小泉として
麻生氏より厳しい立場なのだよ。
財務省寄りに動いている場合じゃないよ。
しっかり改革に取り組まないとね。」

というのが小泉首相から谷垣財務相への
メッセージである。

おもしろいことだが、
麻生氏の外相起用によって
政府系金融機関統廃合への動きは
これから加速していくことに
なるということなのだ。

本来これは外相とは何の関係もない
政治課題なのにね。。。(苦笑)

これはこれまで私が指摘し続けてきた
「小泉人事の神髄」の一例であろう。

小泉首相が起用するいろんな政治家の
いろんなの思惑が内閣を舞台にぶつかり合って
そこにある種の化学変化が起こって
結果として事態が小泉首相の意図した通りに
動いていくのである。





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最終更新日  2005年11月02日 03時16分55秒


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