The Sky

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2008/01/27
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カテゴリ: 星・天文


 惑星観測用には最適なのだが、レデューサーを使っても、低倍率は得にくい。

 今日は、久しぶりにC11鏡筒と、これまた久しぶりのMN61DXもベランダで冷やし、
 ”利き酒”ならぬ”利き鏡筒”を楽しむことにした。

 C11は、μ250を入手する前の主力鏡筒で、1990年代に撮影した惑星の
 ビデオは、ほとんどこの鏡筒で撮影したものである。

 内面遮光処理を施したり、手を加えたおかげで、コントラストは、量産品の
 レベルを超えていると自負している。

 シュミットカセグレンに対する印象を、全く変えてくれた1本で、おかげで、C9DXも


 数年前、ヨシカワ光器さんで、再コーティングを含むオーバーホールをしてもらい、
 280mmの集光力は、健在である。

 このとき、鏡筒の外装が白になったが、以前は、真っ黒で、フードをつけた状態で
 マンションの下から見ると、望遠鏡ではなく、別のヤバイものに見えたものだ(笑)

 光軸も前回(1年以上前)に修正したままだったが、バッチリ合っている。

 今日も、M42を観望したが、レデューサーで主鏡焦点距離を短縮し、ケーニッヒ40mm
 で約40倍で見ると、周辺の星たちまで綺麗に視野に入り、見事な眺めの上、まだ
 薄明の名残がある明るさでも、星雲がしっかりと見える。

 18時過ぎ、完全に日が暮れてからは、さらに星雲が広がり、素晴らしい眺めだ。
 カミサンにも見せたり、ひとしきり楽しんでから、MN61DXに鏡筒を乗せかえる。

 MN61DXは、90年代から気になってた150mmロシア製マクストフニュートンである。


 価格も安かったので、試しに購入した。

 ファーストライトは、野外での土星だったと記憶しており、そのコントラスト、まさに
 同口径のアポ屈折並みのシャープさに、思わず声を上げてしまった程だ。

 今宵は、先ほどC11で観望したM42に向ける。

 口径差でさすがに見劣りするかと思いきや、同じケーニッヒ40mmで、素晴らしい眺め。


 鋭さで、カチッと見える。

 これは、タカハシのMT160などでも同じなのだが、こちらは、さらにコントラストが
 高い。斜鏡径の小ささが、効いている。

 それぞれの鏡筒に、それぞれの適性・味があり、たまにこうして見比べるのも、
 本当に楽しいひと時である。

 今年は、ベランダにもうひとつ赤道儀を常設し、手軽な鏡筒を乗せっ放しにして、
 子どもたちやカミサンが自由に観望できる環境を作りたい。

 気軽に楽しんでこその天体であり、また、鏡筒たちも、棚に鎮座しているより、
 こうして赤道儀に乗っているほうが、生き生きしてくるというものだ(笑)





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Last updated  2008/01/30 08:00:43 AM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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