The Sky

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2012/11/27
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テーマ: 天文(614)
カテゴリ: 星・天文
 紀元前100年頃に古代ギリシアで製作された、天体運行計算機。
 TVのドキュメンタリー番組で観たのだが、いやはや驚きである。

 18世紀頃の機械式時計と比べても遜色のない精緻な歯車が複雑に
 噛み合い、暦ばかりか、日食・月食まで計算・表示する。

 月の満ち欠けに関しては、ちゃんと白黒色分けの球体が回転し
 ビジュアルに表現されている。


 を基準にした補正版で、太陽暦と同等のシミュレーションを実現
 していることである。

 これには「江戸の天文学」もぶっ飛ぶレベルである(笑)

 何となく「太陽暦が正しく、太陰暦は誤り」と認識してきたのだが、
 キッチリ補正すれば太陰暦は、見上げる月がカレンダーとして使える
 分、メリットもあると思えてくる。

 補正用の観測期間(240ヶ月=20年)を思えば、何世代にも亘って、
 観測され、記録されてきたのだろう。

 これだけの技術があったとすると、伝えられる「昔は、日食や月食は

 感じてしまう。

 少なくともギリシアの市民たちなどは、この機会で予想された日食や
 月食を楽しみにして、愉しく観察していたのではないだろうか?
 まるで今年の皆既日食の時の日本のように・・・。

 伝えられるネガティブな逸話は「そんな解釈をする人もいた」という
 ものが大袈裟に伝えられたようにも思えてきて、2000年の時を超えて、
 ギリシアの人達との距離が凄く近く感じられた。

 2000年以上前に、これだけの技術があったギリシアが、今、多少
 のんびりしているのも、長い歴史の中では、許されてしまうような
 気にすらなってくる。






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Last updated  2012/12/02 10:44:23 AM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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