2011年07月12日
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                        する側も、される側も、辛いのは、

                        それが一日に何度も繰り返されることであり、

                        とりわけ、大ちゃんのこととなると、

                        消臭や廃棄や、洗濯やと、

                        汚れた皮膚を清浄にするための労力が伴う。


                        自力で、たとえポータブルトイレででも排泄したいのは、

                        自尊心が許さないからだと思う。


                        自尊心が許さないと、便秘をすることになる。


                        そうでなければ、祖母の時のように、食事を受け付けなくなるかだ。


                        痛みさえなければ、どんな形であれ、

                        洋式便器に座らせてあげたいと思うし、

                        横になる時間ばかりだと腸の運動が鈍るから、

                        できるだけ身体を動かしてほしいと思う。

                        母が、排泄の介護を受け入れやすかったのは、

                        それが早晩不要になることが明らかだからであり、

                        父が排泄の介護を受け入れにくいのは、

                        死ぬまで続く苦痛の始まりと思うからだろう。

                        その上、父は、昔、痔の手術をした時に、

                        術創の治りが悪くて、残便感につながっているし、



                        本当に出にくいらしい。。。


                        下剤に下剤を重ね、座薬を入れ、浣腸をしてもらっても、


                        オムツをちょっと汚す程度のものしか出なくて、

                        昨日の夜の9時の電話では、延々20分以上、繰言を聞かされて、

                        私の頭まで父のウンチに支配されそうだった。


                        母にも妹にもメールでそのことを報告して、

                        退院後のトイレの改装は、水圧・水量を最優先にと言っていたら、

                        10時前にまた父から電話がかかってきた。

                        これは「出たな!?」と思って携帯をとって出たら、

                        さっきとはまるで別人のように晴れ晴れした声で、

                        排泄ができたとの報告だった。

                        現金なものである。

                        ここまで、完全に思考を排泄に左右されるのだと、

                        父の哀しみを哀しんだ・・・


                        これは、将来の自分の哀しみかもしれない。


                        父は、その嬉しさを、

                        心配しているであろう私に、伝えたかったのだ。


                        お陰で、私の頭から父のウンチが流れ去って、

                        昨夜はちゃんと寝ることができた。


                        で、今夜、また、父の声が気になったが、

                        9時の時点で、明るい声だった。

                        今朝、10時ごろにちゃんと排泄できたと・・・


                        月曜日だから、土曜・日曜と休みだったリハビリもあったし、

                        身体を起こしておかないと腸が動かないよって言ったから、

                        今日はちゃんと起こす努力もしたらしい。


                        老いの報告は、聞いていて切ないけど、

                        おばあちゃんがそうだったように、

                        自分の老後への備えを教えてくれているのだと思うと、

                        尊く、ありがたいことだと思う。


                        私の両膝には、35年以上の爆弾が仕掛けてあるから、

                        健常だった母より、健脚だった父より、

                        ずっとずっと不安だ。


                        そう言えば、今日、妹が拗ねていた。


                        父が、私の老後のことばかり心配するからだそうだ。

                        当たり前だろう。。。

                        離れているほうが毎日あう相手よりも心配なものだ。

                        その上、子供の頃から人一倍手のかかる子だった私、

                        その後の人生でもいつもいつも心配ばかりかけている上に、

                        30年以上前の大掛かりな膝の検査入院のときも、

                        行き帰り付き添ってくれたのは父だった。

                        母も来てくれたけど、仕事が大事で休めない人だったから、

                        検査手術の日だけだった。

                        だから、私の現状や行く末が案じられるのは、

                        父の方なんだ。。。


                        足元の不安を抱える私の老いは、重い課題だ。。。

                        思考を排泄に支配される日が来ませんように・・・






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最終更新日  2011年07月13日 00時55分20秒
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