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2008.02.11
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カテゴリ: 政治的
 大阪府橋下新知事の可笑しな発言「国政に市民が口出しするな」等が物議を醸した、米軍再編に伴う空母艦載機部隊の岩国基地移転を問う、山口県岩国市の出直し市長選で、移転容認派の自民党新人が移転反対の前市長を破り当選した。

 「移転反対」であった岩国市の民意は「移転容認」に変わった。

 米軍再編に協力すれば莫大な交付金がもらえる。
 財政の逼迫する地方にとっては、
 垂涎が出る交付金と言う餌は、
 一切の国の援助が打ち切られる鞭の制裁が裏にはあり、
 まさに「飴と鞭」で地方と揺さぶる国の方針に従ったわけである。

 ある意味では利巧な選択であるが、

 交付金を餌にした、
 脅し紛いの政治であり、
 極端に言うと恐怖政治である。

 民意を交付金で買う政治は、
 果たして民主政治かどうか疑いたくもなる。

 しかし、何しろ民意であり、
 民意の尊重が民主政治であるから、
 選挙の結果は尊重されるべきであり、
 それもまた仕方がない。
 しかし、複雑な思いは、


 民主国家日本の政府は移転反対の岩国市に対し、
 新市庁舎建設補助金約35億円の支給を凍結した。
 そして、米軍再編の関係自治体に払う、
 再編交付金の対象外として岩国市を脅し続けた。

 新市長は新庁舎補助金約35億円と、


 借金1000億円を超す岩国市の財政再建を考えると、
 仕方ない選択かとも思うが、
 それでもそんな選挙は意味も無いような気もする。

 前市長は艦載機移転に、
 「現計画では市民の不安を払しょくできない」と、
 反対の姿勢を貫いたが、
 市民は交付金を選んだ。

 米軍再編問題で最大の問題となる普天間基地移転問題を抱える沖縄県名護市も複雑だった。
防衛省首脳は九日、米軍普天間飛行場代替施設を受け入れる名護市への「米軍再編交付金」の交付は「今のままでは出せない」と脅した。名護市長が一月の普天間移設協議会で、日米が合意したV字形滑走路の修正を要求したからだ。交付条件の「再編案の受け入れ」が崩れた鞭を振るい、予算は用意されていると飴も見せる。

 再編交付金の創設を盛り込んだ、
 「米軍再編推進法案」
 第六条をたてに、
 V字案の修正を要求したから、
 再編交付金を出すことは違法という。

 「1月の協議会後の懇談会で名護市長は、V字案は周辺集落への騒音面で問題があるとして、滑走路を沖合側に約350メートル移動する試案を提示した」
 それが防衛省を怒らせたことになった。

 同首脳はまた、神奈川県の厚木基地からの米空母艦載機移転に反対している山口県岩国市にも再編交付金を支給しない考えを示していたが、岩国市市長選挙で防衛省の思い通りの結果が出て、問題は解決した。そして、名護市へも環境影響評価調査受け入れを前提に交付金支給をきめた。

 米軍再編特措法では、
 「再編の円滑かつ確実な実施に資すると認めた場合」のみ交付金の支給を認める。


 米軍の再編が何より優先する。
 可笑しな法律である。






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最終更新日  2008.02.11 11:05:48
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