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2006年08月11日
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カテゴリ: ゲームのおもひで
ゲーム&ウォッチ

2世代、4家族という とてつもない人数で祖父の家に
みんなで暮らしていた少年がいた。

ある夏の日、少年は従姉妹の勉強机の上に見慣れないものをみつけた。
母が使っているような化粧品のコンパクトを大きく四角く
したようなものだった。

それでも、そのコンパクトのような物のフタには、何やら
絵が描かれていた。
とても氣になったものの、人の物を勝手に触ってはいけない

後ろ髪をひかれつつも・・。

その後、少年は従姉妹に聞いてみた。
「あの四角いのなに?」・・・と。
従姉妹は少々バツが悪そうに一言だけ答えた。
「・・・・ゲーム」

「ゲーム?すごいね~」
「あのテレビでやってるやつみたいなの?」

少年は従姉妹家族の部屋で、テレビにつないで遊べる
テニスのゲームをさせてもらった事があったのだった。
テレビのボリュームのつまみのようなものがついたリモコンで
画面上の棒を動かして玉を打ち返すだけの単純なもの。


しばらく迷ったような表情をしながら従姉妹はポツリと言った。
「やってみる・・?」
少年は、とまどいながらも即答でウンウンとうなづいた。

キラキラと光る四角い箱を開けると、そこには小さいながらも
人の形をしたキャラクターが動いていた。
グリーン


衝撃的なものであった。
従姉妹に使い方を教えてもらいながらやってみる。

それは、花にむかっていく虫に殺虫剤をかけて倒すゲーム。
単純だった。
それでも、少年は夢中になって虫を倒し続けた。

「クリスマスのプレゼントでもらったんだ~」
従姉妹はゲームに夢中になっている少年に嬉しそうに言った。

少年はその頃既に、サンタが存在しないであろうことをおぼろげに
悟っていたのかもしれない。
「いてほしいけど、きっとサンタはお父さんかお母さんだ」
そんな事を思いながらも、少年にとっては、このゲームのほうが
今は大事だった。

それから後も何度か従姉妹に貸してもらってはゲームを遊んでいた。

しかし、最初のほうこそ笑顔で貸してくれた従姉妹もだんだんと
理由をつけて断ってくるようになった。

「こんな事より他の遊びしようよ」

「お母さんがあまりやっちゃ駄目っていう」

「あんまりやると電池が減っちゃうから・・・」

「電池がなくなっちゃった」

「あれは私のもの!」

そしてとうとう従姉妹は、どこかにそのゲームをしまってしまった。
なんとなく、迷惑そうな従姉妹の表情を読みとった少年も
それ以上は言えなくなっていた。

「またいつか遊びたいな・・・」

「いつかクリスマスのプレゼントで欲しいな・・・」

ただ、そんな事ばかり考えていた時期もあった。

最近、お父さんとお母さんはいつも喧嘩していた。
なんだか分からないけど、あまり家にいたくないと思う事もあった。
そういう時、あのゲームをすると、とても楽しかった。
ただ純粋に楽しかった。

「いつか自分のゲームが欲しいな・・・」


---------------------------------

ある夏の夜。
ワタシは寝る前にDSの電源を付けた。
任天堂から届いた「ゲーム&ウォッチコレクション」を遊ぶため。
寝る前に一回だけどうしても遊びたかった。

早速「グリーンハウス」を選んでプレイを開始する。
何も説明などいらなかった。
画面も操作もあの頃のままだった。
あの時に使っていたプレイテクニックもそのまま使える。

ようやく自分のものとなった・・・・

いつか自分のゲームが欲しいな・・・

そんなふうに思っていた時から
26年の歳月がたっていた。

guri-n



追伸:意外とご存じなかった方も多いようで、少しご紹介です。
   このソフトはクラブニンテンドーのポイント交換の景品となりますので非売品です。
   500ポイントでの交換となります。
   8/17日現在では、第一次の交換分はなくなったようで、次回は9月に交換開始
   とのことです。





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最終更新日  2006年08月17日 09時47分51秒
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