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2024.05.18

うつ病の人への接し方

カテゴリ：人生論

最近、うつになる人が、周りでも増えています。

うつにかかった人に対し、周りがどのように接していけば良いのか、ということについて、少し調べてみました。

調べた結果、「うつの人に言ってはいけない」こと、また、「うつの人にやってはいけないこと」、がわかりましたので、ご紹介します。

まず、「うつの人に対して、言ってはいけないこと」です。

１．「頑張れ」と言ってはいけない

うつ病のひとは、決して頑張らずに怠けている訳ではなく、頑張りたくても頑張れない状況であることを、理解してあげる必要があります。

特に、まじめで、過大な責任感を感じてしまう傾向のある人に、「頑張れ」や、「元気をだせ」、「やればできる」、「早く良くなって」と言うことは、逆効果となってしまう可能性が高いです。

２．「怠けているだけだ」と言ってはいけない

本人は怠けている訳ではなく、働き過ぎてオーバーヒートしたり、気持ちのスイッチが入らなくなっている状況であることを理解する必要があります。

プレッシャーをかけると、逆効果になってしまいますので、「しっかりしなさい」や、「ダラダラしないで」、などと言うのは、控えるようにしましょう。

３．「うつ病なんてすぐに治る」と言ってはいけない

うつ病を軽く見るような発言には、気をつける必要があります。

「うつ病なんて、たいした問題じゃない」や、「すぐに治るよ」、また、「誰だって、ゆううつな時はある」、などと言うことは、控えるようにしましょう。

次に、「うつの人に対して、やってはいけないこと」です。

４．「干渉しすぎてはいけない」

周りから、過度に気を使われると、かえって本人の心の負担になってしまうことが、よくあります。

早く良くなって欲しい、と考えるあまり、いろいろと口出ししたくなってしまう気持ちも、よくわかりますが、そこはグッとこらえて、干渉し過ぎないようにしましょう。

５．「将来を左右する決定を行ってはいけない」

うつ病が悪化してくると、将来を悲観して、「会社を辞めたい」とか、「学校をやめたい」と、言い出すことがあります。

しかしながら、うつ状態から、回復が見られるようになったときに、安易に辞める決断をしたことを、後悔するケースも多くでてきます。そのため、人生を左右するような決断は、先延ばしをした方が、良いでしょう。

６．「根ほり葉ほり質問してはいけない」

うつ病の人への接し方は、基本、これまでと変わらないということが良いでしょう。

放置せず、過干渉にならず、つかず離れず、適度な距離を保ちながら、そっと、そばに居ることが重要です。

また、根ほり葉ほり聞くことで、本人に、何とか答えなければいけないという、プレッシャーを与えてしまう可能性もあります。そのため、「いつでも話を聞くよ」、というスタンスで、接することが重要です。

７.「旅行や飲み会には誘ってはいけない」

周りにふさぎ込んでいる人がいたら、つい、旅行や飲み会に誘って、元気づけてあげたくなる気持ちも、よくわかります。

しかし、本人は、極力ひとりで、心の平穏を保っていたい、と考えているかもしれません。また、周りからの気遣いに対し、それを断ってしまうことを、申し訳なく感じ、そのことで、また落ち込んでしまうということもあるでしょう。

そのため、回復した直後に、快気祝いなどと言って、飲み会などに誘うことは慎重にすべきであり、まずは、普段の生活を、普通に送ることができるようになるまで、見守ってあげることが大切です。

このように、メンタルのやまいというのは、いわゆる病気やケガと違って、外から見てもわかりにくい部分があり、どうやって接していけばいいのか、迷うこともあるかもしれません。しかし、うつ病になってしまった方が、元の生活を送れるようにしていくためには、周りの人も協力しながら、環境づくりを行っていくということも、重要となってきます。そのため、サポートする側にとっても、過度な負担とならないよう、対応を継続していけるといいですね。

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