「人生100年 生きなきゃ損」 ブログ

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2024.05.20
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カテゴリ: 人生論
​​最近、うつになる人が、周りでも増えています。

うつにかかった人の治療方法として、どのようなものがあるのか、少し調べてみました。

うつが、まだ軽症である場合の対応として有効なのは、やはり、「休養をとること」です。「
ストレスや過労から解放される」ということだけで、うつ症状が改善する、ということは、よくあるケースです。

それでは、自分の力だけでは、どうしようもなくなり、専門医を受診した場合には、どのような治療が行われるのでしょう。

主な内容を、3つ、ご紹介したいと思います。

1.薬物療法
まずは、薬物療法です。
典型的なうつ病の場合は、抗うつ薬による治療が、中心的な役割を担います。
しかしながら、軽症うつの場合は、抗うつ薬の使用は慎重に判断されることが多いです。
なぜなら、薬物療法と、ブラセボ効果には、ほとんど差がない、という研究結果もあるからです。
ブラセボ効果とは、効き目のない成分を、薬だと思い込んで服用した時に現れる効果のことです。
医師によっては、症状が快方に向かうと、漢方薬を用いるケースがあります。
漢方薬だけでは、うつ病は治せませんが、抗うつ薬と併用して治療しながら、最終的には、漢方薬だけにするという使い方もされています。
また、睡眠障害がある人には、睡眠導入剤や、睡眠薬が処方されることもあります。
最近では、副作用が少ない、抗うつ薬が開発されています。そのため、安心して、薬物療法を受けることができます。

2.一般精神療法
患者の気持ちがよくなるまで、根気強く、医師による面談が、繰り返されます。
精神療法は、患者の気持ちを吐き出させたり、落ち着かせる効果が期待できますので、再発予防にも、大きな効果があります。

3.認知行動療法
認知行動療法の「認知」とは、ものの受け取り方や、考え方のことを意味します。
日頃、一人ひとりが、自分なりの感じ方や考え方により、物事をとらえています。
強いストレスを受けると、認知にゆがみが生じ、悲観的になってしまうことがあります。
この認知のゆがみが、うつ病の原因だと捉えられており、ものの見方や、考え方のくせ、を変えていくことによって、うつを治していく方法です。


メンタルクリニックを受診した場合、これら3つの治療法がよく行われます。うつ病は、かかっても、概ね1年程度で、3人に2人は、ほぼ回復すると言われています。
しかしながら、気をつけたいのが再発です。うつ病から回復し、薬物療法をやめた人の2年後の再発率が50%というデータもあります。

うつ病は、「心の風邪」とも言われますが、これは、「誰もがかかる可能性があるものであり、特別な病気ではない」という意味です。ただし、「放っておいても治る」ということではありません。たとえ軽症でも、軽く考えてしまうのは危険です。

自分の気持ちが普段とは違うな、と思ったら、早く寝て、十分な睡眠を取るなど、しっかりと休む。一番の治療方法は、「休養」だということを念頭に置きながら、自分の気持ちと向き合っていけるといいですね。





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最終更新日  2024.05.20 22:04:53
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