大みそか
僕が住んでいる丹波市では昨日、今日ときれいな雪が見られました。
今日はだいぶ積もって、 すっかり雪国です。
今年1年、ありがとうございました。
最後に、ずっと続いている「特別支援」関係の読書メモ、第12回(最終回)を書いて、区切りよく終わりたいと思います。
『 教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)
(LD・広汎性発達障害・ADHD 編
)
』
(森俊夫、ほんの森出版、2006、2100円)
第12回(最終回)。
最終章、
「青年期までに診断されるその他の精神障害」
から、特に
「選択制緘黙(かんもく)」
のところを 取り上げます。
昨日登場してもらった「カントク」のキャラクターに再度登場してもらい、本書の内容をえりぬきでしゃべってもらいます。(笑)
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『教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)』
12
(p171~。 緑文字
は僕のコメントです。)
今日は、< 選択制緘黙 >についてとりあげるぞ。
アイアイサー!
< 場面緘黙 >という名前のほうがおなじみだな。
ある特定の場面(たとえば学校)において、
まったく(あるいはほとんど)言葉を発しないものをいうんだ。
別に心配することはない。
たっぷりと、そしてゆったりとかかわってあげなさい。
ブリーフセラピーの研修では、
よくこの<選択制緘黙>の話を取り上げるんだ。
<しばしば問題の周辺にリソースがある> という話をする際に。
リソース、つまり、問題解決につながる資源、ということですね。
「しゃべれない(口)」という問題の周辺とは何だ?
そう、それは「見る力(目)」であり、「聴く力(耳)」だ。
実際、彼らは非常によく周りのことを見ているし、
周りの話を聴いている。
僕自身も、あまりしゃべらない子どもだったので、
よくわかります。
しゃべってコミュニケーションしないからといって、
周りを気にしていないかというと決してそうじゃない。
かえって、目や耳でコミュニケーションを図ろうとしているようなところは
強かったですね。
何か返答を彼らから期待するのでなく(ここ重要!)、
ただただ声をかけたり、話したりしてあげる。
選択制緘黙だけでなくて、言葉の遅れがある子どもさんでも、
そうですよね。
毎日毎日、一滴ずつでもいいから、
いいメッセージを彼らに送り続けてあげてください。
あとは、 彼らの得意な「発信チャンネル」を見つけてあげること 。
「書く」あるいは「描く」というチャンネルは非常に得意だという子もいる。
あるいは「造る」が得意な子もいるし、「奏でる」が得意な子もいる。
この子はどの「発信チャンネル」が優勢なのか、
それが見つかれば、コミュニケーションもかなりスムーズなものに
なっていくぞお。
僕も、「しゃべる」ことより、「書く」ほうが好きです。
だからこうやってブログを書いているわけですが。
絵を描くのも好きでしたし、レゴブロックを組み立てるのも、
音楽を演奏するのも好きでした。
音楽は今もですが。
そういう「発信チャンネル」があると、
自分自身が、とてもラクになれます。
人それぞれ、「発信チャンネル」はちがっていいですね。
それを認め合える社会を作りたいと思います。
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これで、 『教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)』
の読書メモ、そして年内のブログを終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
来年は、飛躍の年にするべく、ブログもパワーアップを図っています。
新キャラクターとして、「 てんちゃ
ん
」に登場してもらい、
さらにブログを明るく楽しくしていきたいと思っています。
また来年もよろしく。
よいお年を。
(^0^)アクセスなう、感謝!
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