きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2012.04.16
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『ファシリテーション入門
(堀公俊、日経文庫、日本経済新聞社、2004、830円)

この本の読書メモを書いています。 

今回で8回目。やっと第4章に入りました!

(第1回は こちら 。)

第4章は「 対人関係のスキル 」についてです。

=============================
『ファシリテーション入門』
読書メモ ロゴ
(p87~:第4章「対人関係のスキル」より。
 ・以降の 太字 部分は、本の内容。
 顔マークのあとの 緑文字 は僕の個人的コメントです。)

聴く力 ―― 傾聴 で共感を呼ぶ

ペーシング (同調):

 コミュニケーションのペースやトーンを相手に合わせる。

  (例)相手 「あの○○ときたら、本当に腹が立つよ。
        △△するんだから!」

     あなた 「え! そんなことをするとは、それはひどすぎる!」

 ・まずはペーシングで 共感 的な気持ちを伝え、
親和的な関係をつくる のが先決。

 ・その上で、少しほとぼりが冷めたところで、

     あなた 「一体どうして彼はそんなことをしたのでしょうかね?」

  と 自分のペースに引き込む。

訊く力 ――質問で話を深める

・うまく使いたいのが 「なに?」 と 「なぜ?」

・「なぜを3回繰り返せ」

 =しつこく「なぜ?」をぶつけることで、話の核心に迫っていく。

 〇「もし」と組み合わせて「なに?」を使うと、
  前向きな質問になる。

 (例)あなた なに が障害になっているのでしょうか?
        もし、やれることがあるとしたら、 なに をしますか?」

・話が狭くなりすぎたら、
 オープンクエスチョン
(自由に答えさせる質問) で広げる。

・話が大きくなりすぎたら、
 クローズドクエスチョン
(選択肢で選ばせる質問) で絞り込む。

観る力 ―― 言外のメッセージ を読む

・沈黙には沈黙なりの意味があり、なにかを訴えかけている。

 それが読めずに 自分のペースで進行に没頭していると、
 どこかで必ず痛い目に遭う。

  → あなた 「なにかご不満の点があるのですか?」
        「皆さん納得しておられない顔をされていますね?」
       と質問する。

★ファシリテーターの悩みをチーム全体で共有するのは、
  むしろ望ましいこと。

応える力 ――話をつないで広げる

・要約と言い換えで橋渡しをする

・つかみとったポイントは、ホワイトボードなどに書き留めておいて、
 チームの共通の理解としていく。

〇質問を使って自己主張する

 ・議論の視点を広げたり、刺激やキッカケを与えたりするために、
  呼び水として意見を述べる。

  ・メンバーを挑発するために、わざと過激な意見を提示する。

  ・質問を使って 仮説として意見を提示する。

  〇「 非攻撃的自己主張

    (例)「私はこう思います」 
      → 「こういう考え方もできるのでは?」

       「あなたは間違いです」
      → 「間違っている可能性もあるのでは?」

      「どうするつもりなのですか?」       → 「私たちは どうすればよいのでしょうか?」

      「あなたの意見はおかしいです」       → 「私が間違っているかもしれませんが・・・」

      「このようにすべきです」       → 「個人的な意見なんですけど・・・」

    ☆相手と異なる意見は、
      "Yes, But "ではなく、
      "Yes, And "を使うのが基本。

           (例) 受けとめた意見に対して、
      「 さらに、こういう意見はどう思いますか?

大笑い 「ごいっしょにポテトはいかがですか?」
   というのも、相手の言葉に追加して質問する
   "Yes, And "の技法ですね。(^^;)

(p122まで:第4章「対人関係のスキル」より)=============================

「傾聴」や「共感」ができる人は、味方がどんどん増えますね。

ここに書いてあるのはテクニックのようですが、相手を大事に思う気持ちがあってこそのものです。

心の通うコミュニケーションをとりながら、
議論を発展させていくことができれば、
と思います。

個人的な意見ですが、いかがですか?(笑)

ありがとうのおじぎ男の子↓なるほど。
      さらに下のリンクをクリックしていただくというのは、どうでしょう?(笑)

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Last updated  2012.04.17 07:15:24
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