『ファシリテーション入門
』
(堀公俊、日経文庫、日本経済新聞社、2004、830円)
この本の読書メモを書いています。
今回で8回目。やっと第4章に入りました!
(第1回は こちら 。)
第4章は「 対人関係のスキル 」についてです。
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『ファシリテーション入門』
8
(p87~:第4章「対人関係のスキル」より。
・以降の 太字
部分は、本の内容。
顔マークのあとの 緑文字
は僕の個人的コメントです。)
■ 聴く力 ―― 傾聴 で共感を呼ぶ
○ ペーシング (同調):
コミュニケーションのペースやトーンを相手に合わせる。
(例)相手 「あの○○ときたら、本当に腹が立つよ。
△△するんだから!」
あなた 「え! そんなことをするとは、それはひどすぎる!」
・まずはペーシングで 共感
的な気持ちを伝え、
親和的な関係をつくる
のが先決。
・その上で、少しほとぼりが冷めたところで、
あなた 「一体どうして彼はそんなことをしたのでしょうかね?」
と 自分のペースに引き込む。
■ 訊く力 ――質問で話を深める
・うまく使いたいのが 「なに?」 と 「なぜ?」
・「なぜを3回繰り返せ」
=しつこく「なぜ?」をぶつけることで、話の核心に迫っていく。
〇「もし」と組み合わせて「なに?」を使うと、
前向きな質問になる。
(例)あなた 「 なに
が障害になっているのでしょうか?
もし、やれることがあるとしたら、 なに
をしますか?」
・話が狭くなりすぎたら、
オープンクエスチョン
(自由に答えさせる質問) で広げる。
・話が大きくなりすぎたら、
クローズドクエスチョン
(選択肢で選ばせる質問) で絞り込む。
■ 観る力 ―― 言外のメッセージ を読む
・沈黙には沈黙なりの意味があり、なにかを訴えかけている。
それが読めずに 自分のペースで進行に没頭していると、
どこかで必ず痛い目に遭う。
→ あなた 「なにかご不満の点があるのですか?」
「皆さん納得しておられない顔をされていますね?」
と質問する。
★ファシリテーターの悩みをチーム全体で共有するのは、
むしろ望ましいこと。
■ 応える力 ――話をつないで広げる
・要約と言い換えで橋渡しをする
・つかみとったポイントは、ホワイトボードなどに書き留めておいて、
チームの共通の理解としていく。
〇質問を使って自己主張する
・議論の視点を広げたり、刺激やキッカケを与えたりするために、
呼び水として意見を述べる。
・メンバーを挑発するために、わざと過激な意見を提示する。
・質問を使って 仮説として意見を提示する。
〇「 非攻撃的自己主張 」
(例)「私はこう思います」
→ 「こういう考え方もできるのでは?」
「あなたは間違いです」
→ 「間違っている可能性もあるのでは?」
「どうするつもりなのですか?」 → 「私たちは どうすればよいのでしょうか?」
「あなたの意見はおかしいです」 → 「私が間違っているかもしれませんが・・・」
「このようにすべきです」 → 「個人的な意見なんですけど・・・」
☆相手と異なる意見は、
"Yes, But "ではなく、
"Yes, And "を使うのが基本。
(例) 受けとめた意見に対して、
「 さらに、こういう意見はどう思いますか?
」
「ごいっしょにポテトはいかがですか?」
というのも、相手の言葉に追加して質問する
"Yes, And "の技法ですね。(^^;)
(p122まで:第4章「対人関係のスキル」より)=============================
「傾聴」や「共感」ができる人は、味方がどんどん増えますね。
ここに書いてあるのはテクニックのようですが、相手を大事に思う気持ちがあってこそのものです。
心の通うコミュニケーションをとりながら、
議論を発展させていくことができれば、
と思います。
個人的な意見ですが、いかがですか?(笑)
↓なるほど。
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