『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』
(ディズニー・インスティチュート、日本経済新聞出版社、2005、1400円)
この本の読書メモの続きです。
第1回は こちら 。
2章「ゲストを知ることがマジックの始まり」より、
エッセンシャル版でお届けします。
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『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』
3
(p27~:2章「ゲストを知ることがマジックの始まり」より。
・以降の太字部分は、本の内容。
顔マークのあとの 緑文字
は僕の個人的コメントです。)
・ 観客がディズニーの大きな力になる。
本日、震災チャリティーコンサートに出演しましたが、
まさにこのことをひしひしと感じました。
本番ならではの緊張感というのもあるでしょうが、
やはりお客さんが見てくれていると思うからこそ
ハリのある声が出せたり、演技ができたりするものです。
ステージに立つ者はお客さんに育てられますね。
それは客商売すべてに通じるものなのではないでしょうか。
客商売だけでなく、学校も含めて、
人と関わる仕事はすべてがそうなのかもしれません。
・ お客様が最も大切だ 。
・ 「わたしは観客に賭ける」
(ウォルト・ディズニー)
彼はいつも事前に観客の意見を聞き、
彼らの助言を取り入れて、
自分のアイデアを改良していた。
・ゲストの反応を見るために、
よくパーク内を歩きまわった。
・「お客様といっしょに列に並びなさい。
パーク内で食事し、お客様の会話に耳を傾けなさい」
ウォルトは、 お客様を知り、理解するという精神
を
最も大事にした。
・< ゲストロジー >
市場顧客調査を意味するディズニー用語。
お客様を知り、理解する科学。
ディズニーは、ゲストロジーにかなりの時間とお金を費やしている。
・< コメントカード >
ゲストの意見や様子を記入し報告するもの。
これを提出するのが キャスト全員の仕事の一部。
・「 自分のために つくろうとするな 。
お客様が求めるものを知り、お客様のためにつくるのだ。 」
(ウォルト・ディズニー)
僕は自分でオリジナルのものをつくるのが好きで、
実際、大学卒業後はゲーム会社でゲームをつくる仕事をしていたりしました。
だからこそ、上の「自分のために つくろうとするな!」は、
ガツンと響くものがあります。
「自己満足」という言葉がありますが、
誰か人を相手にしている以上、「自己満足」にプラスして
「他者の満足」を気にする必要があります。
(自分が満足いかないものを他者に提供するというのも
どうかと思うので、「自己満足」も大事だと思いますが。
)
秤にかければ、当然、「他者の満足」のほうを
大事にすべきですよね。
ところが、作り手の思いが強ければ強いほど、
「自分はこうしたいんだ!」というだけで突っ走ってしまうことが
往々にしてあります。
というか、僕はそればかりで、
これまでの人生を歩んできた気がします。(^^;)
それが「ない」というところが、
おそらくディズニーのもっともすごいところなのだと思います。
まだまだ自分の思いで突っ走ってしまうことが多くあるので、
ディズニーから徹底的にその精神を学びたいです!
・あらゆる時点での
ゲストの気持ちを知る
ことが必要。
・ゲストがどのような人かがわかると、
ゲストでないのはどのような人かもわかる
。
自分のビジネスに関わりがない人々を知ることが、
戦略を転換するきっかけになることもある。
・データによって
基本的市場の現実を再認識することは じつに多い。
・お客様のウォンツ(欲求)=お客様の心の奥にある目的
は、わかりにくい。
(p49まで:2章「ゲストを知ることがマジックの始まり」の前半より)===============================
続きは、また次回。
次回は、ディズニーが考える「優先順位」を明らかにします。
これも大事な話だと思います。
ディズニーが最優先するのは、お客様の何だと思いますか?
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