きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2020.03.21
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​​​​​​​​​​​​「休校期間お役立ち情報」の続きです。

これまでこのブログで取り上げてきた「休校中の外遊びの保障」は、ずいぶん世間で行われるようになってきたように思います。

今回からは、室内でできることを取り上げていきます。

これまでの記事は、こちら↓
 ▼ 【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて
 ▼ 【休校期間お役立ち情報】その2 恐れすぎない
 ▼ 【休校期間お役立ち情報】その3 子どもたちの外遊びを保障しよう
 ▼ 【休校期間お役立ち情報】その4 ゲームから現実へつなげよう
 ▼ 【休校期間お役立ち情報】その5 やっていいこと、悪いこと



僕は音楽教育に関心があるので、たまに『教育音楽』という学校の音楽の先生向け月刊誌を買っています。

最新刊の4月号(3月18日発売)を読むと、なんと!
今回の長い休校をふまえて、新年度の最初にどうするか
2ページだけですが、そんな内容が、書かれていました。

​「かつてない春を迎えて」​
(東京都府中市立府中第四中学校 横田純子主幹教諭、
 『教育音楽 中学・高校版』2020年4月号 p56-57)


『教育音楽 中学・高校版 2020年4月号』 音楽之友社

休校は2月末に突然決まったので、それを踏まえて原稿を書いて4月号の印刷締め切りに間に合わせるとは、すごい。
雑誌印刷前に急遽原稿を書き直して差し替えられたのだと思います。

今回、全国の先生たちが一番気にしているのは、まさに、このこと。
よくぞタイムリーに4月号に間に合わせて載せていただいた!と感動しました。


「卒業式や入学式で歌うはずだった曲を歌って、それを録音して昼休みの放送で流せたらいいな、と思っています。」 と書かれています。

飛沫感染のおそれから、式の中で歌を歌うのをとりやめる学校が頻発している現在、子どもたちの「届けるはずだった思いのやり場」はどうしたらいいのか・・・と思っていただけに、このアイデアには、なるほど!と思いました。

歌えなかった歌がある子どもたちの思いに寄り添った、横田先生の愛を感じました。

横田先生はその後、 ​​「人と人が接触できないのであれば、 ネット 放送 、何らかを介して伝えるしかない」​​ というご自身の考えを書かれています。



というわけで、今回は ネットや放送の利用について です。


前回紹介した文部科学省の休校期間特設サイト
▼​ 新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について
には、全国の取組事例も掲載されています。

その中には、次のような取組事例が載っていました。

在校生による合唱や吹奏楽部 による演奏は、休業に入る前 に事前に録音し、卒業式で流 すことで卒業生を祝福。
学校の臨時休業の実施状況、取組事例等について【令和2年3月19日時点】  スライドp4より)

これは、卒業式の事後ではなく事前に録音する取組ですね。
そういう学校もあったようです。

ただ、卒業式前に在校生が登校できたとしても、未履修の授業をするだけで時間がかかった学校が多く、卒業式前に在校生の歌を録音できた学校は少数派ではないかという気がしています。


文科省の取組事例報告には、先生たちによる放送の例もありました。

箕面市のコミュニティFM放送に、市立 小学校の先生が出演し、メッセージや アドバイスを生放送で伝える。 放送した音声は、放送後2日以内に YouTubeチャンネルにアップされるの で、聴き逃した場合やもう一度聴きた い場合でも改めて聴くことが可能。
学校の臨時休業の実施状況、取組事例等について【令和2年3月19日時点】  スライドp5より)

箕面市の先生方からのメッセージは、YouTube上で、たとえばこんなふうに公開されています。



このご時世、すでにあるインフラを使って、思いを伝えられるというのは、かなりありがたいですね。
ただ、公共のインフラだと、一部の人しか思いを伝えられないと思うので、全員に保障しようとなると、 一人一人が一人一人に電話で話す 、ということになるのかな、と思います。

学校のホームページに各担任から児童生徒向けのメッセージを載せている学校もあるようです。
メール連絡網が整備されている学校であれば、メールでメッセージを送っているところもあるでしょうね。


事例としては大人から子どもへ、というものが多くなりますが、中には、子どもの側からの発信もあります。

子ども対話教室Y&B
 (YouTubeチャンネル)

上のリンク先の各動画では、小学生が先生役になったり、本の紹介をしたりしています。

臨時休校でできた時間を使って社会に発信をするというのは、もしかすると有意義な時間の使い方かもしれません。

不特定多数へのネット配信については、大人が管理・監督するべき だと思いますが、学校ではどうしても受け身になりがちだった子どもたちが、自主的に取り組んだ成果を、広く世の中に知らせる活動をするというのは、非常に有意義だと思います。

僕は以前、国語の教科書の朗読をYouTubeで公開したことがあります。



こんなふうに、著作権の切れた教科書教材の音読を録音してYouTubeで公開することも、いいかもしれませんね。

ネットや放送の利用については、個人情報の漏洩や、気づかずに他者の権利を侵害するおそれなど、いろいろなことに気をつけなければいけません。
しかし、うまく使えば、 ​出会えないけどつながれる​ 、という大きなメリットも期待できます。

YouTubeは不特定多数向けだけでなく、限定範囲での公開もできるようです。
時間をかけて完成させた動画をネットを通じて他の人に見てもらえれば、休校による不全感解消にかなり役立てるかも!?


僕が最後に書くことは、毎回同じです。

臨時休校等の悪い点にばかり過剰反応をせず、落ち着いて行動してください。

デメリットばかりでもないですし、今の世の中、いろんな手段でいろんなことが可能ですよね。


今回は、「できることをしよう」と意欲的に取り組んでおられる事例を紹介しました。
皆さんのお役に立つところが少しでもあれば、うれしいです。​​





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Last updated  2020.03.21 14:19:49
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