これって、授業における「 反転学習
」と全く同じですよね。
(「反転学習」とか「反転授業」と呼ばれるものです。
僕がさっき文字入力して漢字変換したら「 飯店授業
」と出てきましたが、
それは、ちがいます。
いや、むしろそれはそれで、とても魅力的だけど。)
以下は、僕が少し前にICTの学習会の講師で呼ばれたときに作ったスライドです。
↓
実際は完全にこういったかたちで実施されている授業や研修はまだ少なくて、「片足をつっこみかけている」というのが実情でしょうか。
たとえば、事前に動画などを視聴してから参加者が集まる、というのは、わりとされるようになったと思います。
GIGAスクールの1人1台端末が普及して、子どもたちに「家でこの動画をみておいてね」とリンクを共有しておくのも、手軽にできるようになりましたしね。
(まだまだ授業中に大型テレビで見せているケースの方が多いですが・・・。)
僕の勤務市の特別支援教育の研究授業は、昨年も今年も、授業のビデオを事前に見ておいてから、参加者が集まる形式でした。
時間効率以外にも、より多くの参加者に対応できるというメリットがありそうです。
子どもたちが数人しかいない教室を大人数の大人が取り囲んで授業を見学するとかはしにくいですからね。
ただ、その感想の集約までを事前にするところまでは、なかなかいっていないかな。
本当は、そこまでできるんですよね。
それだったら、誰がまだ見てないかとかもわかるし。
(もしかしたら、それが分かるのが、参加者には嫌がられるのかもしれないけど)
「事前に感想の集約」というのは、すごくいいのでは、と思う反面、文字入力したものを先に出してもらうというのが、なかなか進みにくいというのも、感じています。
対面で集まって、「この付箋に書いてくださ~い」と言うと、皆さんさっと書いて出してくれるのですが、Teamsとかで「コメント書いてくださ~い」と投げかけても、ほとんどコメントが返ってこないというのが、実感として、まだまだ多くあります。
新時代の研修や授業、なかなか一足飛びにはいきませんね。
いずれにしろ、大切な授業や研修の時間は、「 対話
」に使いたい、というのが一番の改革の要諦です。
せっかく集まっているんだから、対面で集まっていないとできないことに、時間を使いたい。
動画を見るのは、一人でもできるわけだし、教科書を読んでおくのも、家でもできることです。
リアルな対面授業の値打ちがほんとうに感じられる、その場で生み出される予想していなかった対話の重なりと、そこから深い学びに向かっていく高揚感。
これをぜひ重視したいですね。
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