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「だいじょうぶ3組」を観に行ってきました。教員をめざす次女と、1000円デーで一緒に行けるタイミングをやっとこさ作ることができました。(お互い超多忙なので^^;)『五体不満足』で一躍有名になった乙武洋匡さん。実際ご自身が2007〜2010に小学校教員を経験されています。その時のエピソードをもとに書かれた小説の映画化です。子ども達の反応や表情が、とても素直で自然で、映画自体にも嘘っぽいところや作り話が感じられず、その分観るこちら側にも、まっすぐつたわってくるものがありました。監督の綿密な演出計画のなせる技だったようです。たとえば、子どもたちは、乙武さんと国分さんとの対面が、実際に初めての撮影のシーンで、手も足もない教師の姿やTVの人気者に驚く表情や緊張感は、まさしくリアルなものだったのでした。中身も、心に響きました。「絶対勝つと言えないのは、逃げてるんじゃないの?」「できなかったら助けて」と言えばいい。人はみんな1人で生きてるんじゃないんだから。いろいろ、私自身の心の中にも問いかけられているような場面、台詞に、どっきりしました。一人ひとりの子どもに考えさせる授業です。「結果より…□□□?」「□□□の体は人とちがう?」□□□に入る言葉はなんでしょう? と。だんだん心を開いていく子ども達の姿に、こちらの涙腺も思わず緩みました。そうそう、乙武さんが、学校に来られなくなった子に宛てて手紙を書くシーンがあります。乙武さんの書く文字が、ものすごく美しいのが、一番のびっくりでした!! 彼のtwitterでの発言もときどき目にしますが、あのユーモアと前向きな生き方、そしてすごく頭のいい方だなあと感服することもしばしば。障害を持って産まれた息子を、「迷うより行動」と育てられたご両親にも、拍手です。公開週に、ぴあの「映画満足度」でトップ、という結果もうなずける作品でした。-----昨晩は、久しぶりの親族食事会。出席の叶わぬ義母の招待。おかあさん、ごちそうさまでした!!長女のことを改めて報告し、和やかに会食しました。夫の姉兄、その連れ合いも含めてみんな旅好きで、まー、世界をまたに駆けてあっちへこっちへ。どこにも出掛けない自分が、まるで「ひきこもり」のように思えてきますわ。昨晩は特に、南米話で盛り上がりました。気力・体力・財力・時間。どれが欠けても長期の海外旅行は難しくなります。絶対不可欠なのは、「健康」。行きたいところがあるんなら、少々お金に不安があっても、元気に楽しめる「今」行っておくべきなんだろうなーと、あらためて思いました。
2013.04.10
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火曜日。・満員電車・この空の花・万華鏡・ミスターミニット・ゲンパツイラナイ展・日暮里繊維街出勤する義妹と家を出ました。途中、義妹と分かれて乗り換えた井の頭線の混み様といったら(@0@)ぎゅーぎゅーに背中を押されてる人々…。わたしも片足入れて、すぐ諦めました^^; 次の列車は、やったー「特急」\(^o^)/ 渋谷アップリンク10:00〜の映画上映にも間に合いました^^どうしても見たかった大林宣彦監督の『この空の花』。思いきってレッスンを変更させてもらって時間を作りました。すごい作品だった〜。これはフィクション? ノンフィクション? 現実と物語の境目も、現代と過去の境目もなく、長岡と長崎、長岡の花火と大空襲、山本五十六、中越地震、山古志、東日本大震災、南相馬……。コラージュのように細切れにされた断片が、切れ目無く繋がってるような。…ああ、これは演劇の手法でもあるのかも…? 大林監督、恐るべし。花役の少女・一輪車の世界大会でも優勝したという猪股南(新人)ちゃんが、強烈な印象でした。昨日に続き、知らなかった「事実」がたくさん盛り込まれていました。そのひとつ。長崎に落とされた原爆、「ファットマン」と同じ重さ・形の爆弾が、原発投下のためのデータ収集のため、事前に日本各地49カ所に落とされたこと(参考wikipedia パンプキン爆弾)。……あんまり書いても、映画を見てない人の楽しみを奪ってしまうことになるので…。3時間を超す長い映画だけど、あっという間でした。みなさんもどこかでチャンスがあったら、ぜひ見てみてください!!長岡の花火…一度見てみたいな。実際に見たら、泣いちゃうだろうな。−−−−−すぐ続いて、渋谷Bunkamuraギャラリーで万華鏡の展示を観覧。パッチワークの次回作の参考に。きれいだった〜。欲しいなー。でも5万円も6万円もしてるぅ。あぁ〜。無理ですね〜。キラキラ、ピンクとブルー…。眼に焼き付けて、作品に生かそう〜−−−−−ところで、渋谷の地下駅で、どうもカカトの異音が気になります。例の「高知」で買った1500円の安靴。やっぱりだめかぁ、早くもカカトが一部無いよ〜ぉ(>__
2012.09.25
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4月24日(火曜)キルティングに目処が付きそうだったので、午前中「アーティスト」を見に映画館に行こうかと思ったのですが、どうもネットでレビューを読むと、うーん、いまいちかもと気分が盛り下がってきました-_-;アカデミー賞では、「マーガレット・サッチャー」と人気を二分する勢いで、3Dのご時世に無声映画という珍しい作りでもあり、登場する犬の名演技も見たかったんだけど。明日午前中のパッチワーク教室に、余裕を持って間に合わせるためにも、やっぱり映画は止め!!おかげで、午前中にキルティングをほぼ終えることが出来ました\(^o^)/ …ただ、印付けのラインを消す為に洗濯すると、出来上がり線も消えちゃうので、切り仕付けをしておかねば…と、もう一度線上を縫うのに結構な時間がかかりました。やっぱり映画は行かなくてよかったわ。午後から大人の生徒さん。2か月程前に電子ピアノを買われました。近所にある実家にはグランドピアノもあるけれど、それは自宅には置けず、練習が思うようにできないことも多かったのです。やっぱり、買ってからは、かなり練習弾き込みのペースが違うように思います。ただねぇ、音楽は「音」がとても大事。その音を、「どう」奏でるかが。そのためには、やっぱりエレピでは限界があります。生ピアノ、たまには弾いてあげてね。
2012.04.24
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12月9日(金曜日)どうしても見ておきたかった映画、最終上映日。『沈黙の春を生きて』坂田雅子監督作品前作、『花はどこへ行った』では、ベトナム戦争で使われた大量の枯葉剤の被害を、今なお背負って生きる子どもたちや親を取材していました。今作では、化学薬品の怖さを指摘したレイチェル・カーソンの『沈黙の春』に重ねて、枯葉剤の恐ろしさについてもう少し深く描いています。当時、ベトナムに従軍していたアメリカ兵の子どもたちも、手足が無かったり、脊椎分離症や無毛症で生まれてきたりしているのです。その一人、帰還兵の娘ヘザーが、ベトナムを訪れているところを、メインで追っていました。人間が作り出した恐ろしい物質という意味では、枯葉剤のダイオキシンが、原発から放出された放射性物質に重なるな…と思いながら見ていました。一度環境に出たら、はかりしれない被害が生じ、何十年、何百年とその影響が残り続ける……。背筋が寒くなりました…。監督が、ちょうどこの作品の編集中、地震が起きました。地震の後は、何度も東北に足を運んでらっしゃるそうです。次の作品は、原発事故~放射能汚染がテーマになるのでしょうか。ーーーーー最終日とあって、映画館は結構込んでいました。自転車で駆けつけたら、もぎりのお姉さんが、「お茶どうぞ」と紙コップを差し出してくれました。とっても嬉しかった♪ 寒い日でしたが、心はほんわり温かくなりました。『沈黙の春』も再読したいな~。今は時間ないけど。
2011.12.09
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7月20日(水曜日)やっほー。朝9時に、KAMOちゃんにゲラを取りにきてもらって、少々気持ちが大きくなって、よし、映画だ!でもちょっと待って。映画は映画でも、『祝の島(ほうりのしま)』! 今週は、午前10時の映画祭はパスです。1000年先にいのちはつづく「祝の島」公式HPちょうどのタイミングで、朝、新聞に監督の写真入りで大きく取り上げられていたこともあって、老舗映画館は結構な混み具合でした。山口県の上関で、1982年にもちあがった原発建設に28年間反対を続ける、瀬戸内海の小さな島「祝島(いわいじま)」の住民たちを追ったドキュメンタリー映画です。祝島は、原発建設予定地の対岸4kmにある小さな島。厳しい自然と向き合いながら、住民たちは棚田を開き、漁にでて、なにより皆で助け合って、暮らしてきました。「いのちを育む海」を守るため、原発には絶対反対と、毎週月曜日、毎年正月2日、欠かさず反対のデモを続け、その回数は1000回以上を重ねているそうです。纐纈監督は、島に住み込んでこの映画を撮りました。『アレクセイと泉』や『ナージャの村』を撮った本橋誠一監督の元で映画作りを学んだ方。人間を見る目線がさすがです。温かくて明るい!お年寄り達のユーモア溢れる暮らしぶりに、館内あちこちから笑い声があがります。ただ、島民全員が反対の立場ではありません。反対9割、賛成1割。小さな島の住民同士の絆まで断ち切って進められる原発建設…。こころが痛みます。生きること、暮らし、豊かさ。中でも「命をかけて何かをしたことがあるか?」と、原発の工事関係者に叫ぶシーンは、こちらの心もゆさぶられました。私が、いのちを掛けて成し遂げたこと…。自信を持ってそういえるのは、子を産み、育てたこと…! それだけかもしれません。まさしく、島のひとたちも、「次の世代」のために、先人から受け継いだ田を起こし、きれいな海を守ってきました。座り込みなど、住民たちのいのちがけの反対運動のために、田ノ浦の埋め立て工事はなんども延期されて来ましたが、ついに県も許可を下し、いよいよ絶体絶命か…というときに、皮肉にも福島の事故がおきました。国の方針もはっきりしない中、中国電力はあくまでも建設を進めたい考えです。この先、どうなるのでしょうか。ーーーーー日曜日には、纐纈あや監督と、『聞いてください』の坂田静子さんの二女、やはり映画監督の坂田雅子さんとの、ダブル監督対談がエムとたあくらたぁ編集部の主催で開かれます。お近くの方はぜひおでかけください! 7/24 [脱原発ナガノ・2011フォーラム「3・11フクシマ」から「脱原発」へ]開催
2011.07.20
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7月14日(木曜日)結構がんばって「やるべきこと」はやってると自分で思ったので、『午前10時の映画祭』行ってきた!! 今週は『ニュー・シネマ・パラダイス』♪少年トトの笑顔、イタリア語の心地よいリズムとモリコーネの音楽、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「映画への愛情」が溢れる作品です。以前TVとDVDで見たことがあったけれど、これは「絶対」スクリーンで見たかった映画でした。 【中古】DVD 初限)ニュー・シネマ・パラダイス 15周年メモリアル・コレクションあの胸に響くモリコーネの音楽は、何度聞いても泣けます!! 多くのミュージシャンがカバーするだけあるわ~。中でも、やはりヴァイオリンで力強く奏でられる場面は、背中までぞくぞくしました。パールマンの演奏会でも弾かれてたな~♪シチリア島のまずしい田舎。唯一の楽しみは映画という時代、映画が大好きな少年トトと、映写技師アルフレードとの年齢差を越えた男の友情、そして青年期の切ない恋と別れ…。厳格な神父の検閲で、しっかりチェックされて切り取られたキスシーンのフィルムの断片が、トトの宝物。最後に、そのフィルムがつなぎあわされて、次つぎとキスシーンばかり登場します。そのほか、映画館で上映される数々の名作や壁に貼られたポスターは、往年の映画ファンなら、これらの断片だけで作品名までわかるのでしょうね!? wikipediaには、作品名が全部載っていますけど、31作もあったのですね! 最初の公開で不評だったため、かなりカットされたという123分の劇場公開版。一番長い完全オリジナル版は173分もあるそうです! エレナとの後日談など、かなり作品全体の印象迄違ってしまうエピソードが入っているそうですが、どうなんでしょう。123分版も充分濃密です。堪能しました!ーーーーー午後はレッスン。一番暑い時間ですからレッスン室だけは、エアコンをしっかり入れて、演奏に集中してもらいます。でも、生徒さんたちが帰ってからは、エアコンは切って、扇風機だけで自分の練習。やっぱり暑かった~~^^;日曜日のためのパーカスの音源を、ヤマハのキーボードのリズムボックスを利用して作ったのですが、MIDIデータとしてパソコンに移そうとしたけれど、DX音源が無くて全然違う音が鳴ってしまう~T_Tなんとか、内部ケーブルを繋いで、クリアで低音がずしんと響くような音が録れるといいんだけど…。どうも無理そうです。まだ2~3日あるので、試行錯誤してみよう…!
2011.07.14
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7月8日 金曜日行っちゃいました。「午前10時の映画祭」。『戦場にかける橋』、1957年公開のイギリス映画。泰緬鉄道建設に動員されたイギリス人捕虜。ジュネーブ協定をめぐる日本人斉藤大佐との対立。意地と体面、やがての心の交流……。テーマ音楽の「クワイ河マーチ」がとても有名。高校野球の入場行進曲に使われたこともあるそうですが、映画音楽として最も有名な曲のうちの1つじゃないでしょうか。イギリス人作曲家のマルコム・アーノルドが編曲したもので、アカデミー賞作曲賞をうけています。元曲はケネス・アルフォードの書いた「ボギー大佐」。この曲名は、ゴルフでボギーばかり叩いていた友人のあだ名を取って名付けられたそうです。さらに、いろいろな国で「替え歌」が作られていることでも有名。日本版は、コレ(笑)アーノルドは、好きな作曲家の一人です。吹奏楽の世界ではよく演奏されるようですが、わたしは中古CDショップで買った「舞曲集」のナクソスCDで偶然知りました。イギリスの田舎の情景が浮かぶ様な、どことなくなつかしい、親しみ深いメロディー。映画音楽もたくさん書いているようですが、わたしは「クワイ河マーチ」以外知りませんでした。マルコム・アーノルド映画音楽集Vol.1Malcolm ArnoldThe Film Music Vol.1映画は以前に見たことがありましたし、断片的にですがシーンも覚えていました。あの悲惨な結末も。だから、最後、列車の汽笛が近づいてくるに従って、こちらの心臓もドキドキバクバク。戦争は、むなしい。それだけははっきりいえます!ーーーーー機関誌の校正は、今日が校了日。映画に行く前に、前日分の校正ゲラをFAXで流してから家を出たのですが、その修正を終えたPDFが、帰宅したらちゃんとメールで届いていました。夕方まで集中して最後のチェック。なんとか、間に合いました! ーーーーー夜は、ぎりぎりまでパッチワークしようと思ったけれど、いつもそれで時間が足りなくなるので^^;、必要最小限の道具を残して「先に」ある程度片付けてから……にしました(笑) 土曜日は3人泊まりに来るそうで(>_
2011.07.08
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6月30日(木曜)今週は『大脱走』オンナっ気のまったくない、戦争映画です。主演はスティーブ・マックイーン。彼が主演の同じく「脱獄」物の『パピヨン』は、見逃しました。この「もう一度みたい50本」シリーズで、私が通い出す直前に、やってたのですがT_Tで、『大脱走』。以前に見たことがありましたが、全然記憶と違ってた! しょうがないですね。前に見てからものすごく時間が経ってますもん!(~_~;) 人の記憶って、いかに当てにならないか、よくわかりますね。そうそうたる出演者。いかにもアメリカ映画という作り。やっぱり音楽がいいです。『大脱走のマーチ』。ほんとに印象に残る音楽、有名ですね! この時代の映画音楽のクオリティの高さ。今に残る名曲が多いですねぇ。この前の『チャップリンの独裁者』と並んで、ナチスドイツとの戦争の時代。収容所に集められた連合軍捕虜たち。脱走を繰り返す「腐った卵」を1つのカゴに集めるための措置が、結果的に脱走のプロを集結させてしまいました。当時連合軍では、収容所を脱走することで、自分たちの捜索にドイツ軍兵力を割かせることが、味方の前線部隊を助けることになると、「脱走」は捕虜となった軍人の務めの一つと考えられていたそうです。3本の脱出用トンネル掘削開始。しかし出来上がったトンネルは、測量のミスから長さが足りず、250人逃がす予定が、実際に外に出たのは76人。その脱走者のうち、50人がゲシュタポにより銃殺された……という痛ましい結末。もちろん、ジュネーブ条約違反です。後に、この処刑にかかわったゲシュタポは、軍事裁判で死刑判決を受けているそうです。見所の一つ。何も無い…はずの収容所で、次々に「物」が生み出されていく様。道具、服、そしてアメリカ独立記念日を祝う「ウォッカ(イモ焼酎?)」まで! 「便利なウチの夫があそこにいたら、さぞや嬉々として物作りに励んだはず…」と思ってしまいました(笑) ーーーーー急いで帰って、お昼をかっ込み、仕事をちょっとして、2:30から歯医者。予想通り、「いささか根が深い」そうですT_T 先生には、「健診のパノラマX線撮影は無駄」と一刀両断。「悪けりゃどっちみちここでもう一度レントゲン撮るんだし」 そりゃそうだ。来年からの健診、やっぱりいろいろ見直そうかな。ーーーーー夕方、エムへ。「れみさん、疲れてませんか~」と心配されました。そう? もちろん寝不足もありますが、昨晩、ウィンブルドンでフェデラーが負けちゃったしT_T、映画で目がしょぼしょぼ、歯医者で唇の「色気」ナシ。暑い中、自転車で行ったり来たり…。やつれて見えたかも^^;おいしいもの食べて、元気を盛り返そう!
2011.06.30
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6月23日(木曜日)午前10時の映画祭。今週は『チャップリンの独裁者』。初めて見ました。第二次大戦中の1940年、ヒトラー存命中にこれだけあからさまな風刺作品を作ったチャップリン。なんともすごいことですね。どうしようもなくドジな兵士のチャーリー。笑えるシーンの数々! 服の中に入ってしまう手榴弾やポトリと落ちる大砲の弾。逆さの飛行機のシーンは、ほんとに逆さづりで映したとか。記憶を失ったまま20年の月日が過ぎて、舞台はゲットーへ。床屋を再開してからのシーンでは、ハンガリア舞曲に合わせてヒゲを剃る場面。おかしい~~い。ダブルクロスを付けた突撃隊の理不尽な仕打ちに反撃して、フライパンでスコーンとやるハンナが痛快です。ゲットーは、やがては『戦場のピアニスト』のようになっていくのでしょう…。チャップリンが1人2役のヒンケル総統。有名な風船状の地球儀をつくシーンもすごかったですが、もう一つ有名な、最後の演説。チャップリンは、このシーンのために「トーキー」を初めて採用したそうです。なんとストレートなメッセージでしょうか。噂に違わず、傑作でした。ホント、毎週毎週、見逃すわけにはいかない作品が並びます。困っちゃう!ーーーーーお仕事もしましたよ。パッチワークもね。そして、忘れてはならないウィンブルドン・テニス! クルム伊達公子の試合!! WOWOWは、中継してるけど、みられないT_T いつもこの時期になると、加入したい…と誘惑に駆られますが…!仕方ないんで、最初は、 ウィンブルドンの公式サイト でのラジオ中継(英語)と、ライブスコアを気につつ、twitterで情報集め。USTで、どこかの国のTV中継画像が流れてるのを見つけてくれる人とか、ときどきいるんです。息詰まる熱戦に、TLはすごいことになってましたよ。伊達選手が、選手として復帰する少し前から、彼女のブログ Always Smile のファンです。復活してからも、「チャレンジ」を合い言葉に、ほとんど毎日写真付きでブログを更新しています。いつも前向きな笑顔! 現役時代の、苦しそうな顔とは大違い。けいれんやケガが続いた昨シーズンも、ずーっと勝てなかった今年の赤土シーズンも、くさらず怠けず、「今できること」を精一杯積み重ねて、そして今回、40歳でのセンターコートでした!もう、感動そのものでした。惜しくも負けてしまいましたが、最後まで息詰まる3時間を超す熱戦。敗戦が決まったあと、12時過ぎからNHKで録画放送が始まりました。結果は分かってるのに、「もしかして今度は勝てるかも…」なんて思ってしまう迫力。結局、2セットの終わりまで見続けてしまいました~~!諦めない。言うのは簡単だけど、その陰でどれほどの努力があるのか。あ~ほんとに勇気をもらいました。伊達さん、ありがとう!しかし…寝不足だよ~~。フェデラーも応援しなくちゃならないし^^
2011.06.23
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6月16日(木曜)昨日ジブンで決めたノルマを果たしたので、洗濯物干して掃除機だけかけて、午前10時の映画祭、行ってきました。チャップリンの名作「ライムライト」。2度ほど見たことあったはずなのに、記憶と全然違ってた!こんなに、「人生哲学的」な話だったのね…。晩年のチャップリン自身が投影されたような年老いた道化師カルヴェロが、自殺を図ったバレリーナのテリーを助けたところから物語は始まります。酒無しでは舞台に乗ることができない落ちぶれて自信を失ったカルヴェロですが、逆にテリーを励まして口にするのは、「死は避けられないが、生きることもまた避けられない」など、名セリフの数々…。そこに滲む人生哲学は、昨日のコメントにリュウちゃんが書いてくださった、「レッドパージで追われた後の作品」と思うと、チャップリン自身と重なって、痛々しささえ感じます。素顔のチャップリンの演技も、圧巻でした。飛んでしまったオレンジの汁を気にする姿、ニシンの臭いが移ってしまったタオルを扱う姿などなど、無声映画時代の抜群の演技力を見せつけられた思いです。それと、白黒映画なのに、すごい色彩を感じました。光と陰の扱いが絶妙でした。さらに言わずと知れた「音楽」、これまたすばらしかった。彼の左利きのヴァイオリンは有名ですね。見事な演奏でした。が、相棒のピアニスト(バスター・キートン!ここでも決して笑いません…)が楽器を踏み付けてペチャンコにする演出は、音楽家としてはいささか胸がいたみましたT_T ちなみに、作曲家ネヴィルは、チャップリンの実の息子が演じたそうです。あ~見てよかった! 次は「独裁者」。わたし、なんとまだ見たことがないので、ぜひこれも行きます。時間を作るのだ!ーーーーー夕方、エムのJ姉さんから電話。「抜き取りで、『聞いてください』の仕上がり見本が見られるよ!」 飛んでいきました。早ければ金曜日には仕上がってくるとか。1週間での印刷・製本。大特急です!!(実際、金曜午後には上がってきました! すばらしい~~。週明けからは、近くの書店にもネット書店にも並ぶことと思います)ーーーーー夜になって、L2の友達が「ふと思いついたんだけど…」と土曜日の選曲のリクエスト。なんとあの木下牧子の名曲『もう一度の春』を、L2とデュエットで。……ピアノは、指定テンポで弾くとかなりの難曲。でもわたしも大好きだぁ……(泣き笑い)。さすがのわたしも即答できず、「ううう、う、う、ちょっと待って。1時間だけ待って。弾いてみてから決めるから…(>_
2011.06.16
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6月3日(金曜日)行ってきましたとも、「アマデウス」! わたしは、楽しむことには貪欲なのです。午前10時の映画祭。5回観たってことで、缶バッジをもらいました(~_~;) 別にいらなかったけど~(笑)ロードショー時とても話題になっていましたが、見逃していました。なるほど、サリエリの羨望と嫉妬という形で、モーツァルトの天才を表現したのですね。モーツァルトの側からは、父への畏れ。自身の音楽への過剰な自信。そして、完全にハイパーアクティブとして描かれています。天才といわれる人には多かったのかも。実際のモーツァルトもそうだったのでしょう。しかし、監督や脚本家の想像力って、すごいな~。「映像」としてストーリー化されると、完全に、「既成事実」としてイメージされてしまいますね。「そうか~、『夜の女王』は、うるさい姑さんだったのか~」とか、「魔笛って…」とか。ちょっと、「のだめ」を連想してしまいました。おならのシーンが出たから?(笑)豪華な衣装! 生地の質感など、大画面ならではでした。バロック・ダンスのシーンや楽器の音色など、「当時」の音楽シーンの再現もよかった♪ がんばって、昨日までに一仕事終えられて、ほーんとよかった\(^o^)/ーーーーー夕方、レッスンの後、書類などを届けにエムまで歩いていきました。「5分で来た!」と言う私に、KURAちゃんが「え? 10分はかかるでしょう~!?」と。じゃあ、帰りは時間を計ってやろう…と、ケータイの時計を気にしながら、しゃっしゃか歩いて帰りました…が、7分も掛かってしまった~T_Tくっそー。なんて、結構、熱くなった私でした(笑)ーーーーー日曜日に、教会のバザーで夫が「クレープ屋さん」を出店します。娘達が幼稚園生だった時代から、バザーというと「綿菓子屋」「カルメ焼き屋」「どら焼き屋」「鯛焼き屋」……とスウィーツ系のお店ばかりやってる夫です。でもやっぱりなんと言っても一番人気はクレープ。なぜでしょうね~? 久しぶりなのでうまく焼けるか心配だ…と、いつも3日くらい前から試作します。L2もわたしも、もちろん喜んで試食^^ 多分この調子で、明日も明後日も、朝食はクレープだわ~^^
2011.06.03
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毎週くる生徒さんの予定は、もちろん最先着。夕食会の予定は1か月以上前に入りました。今回は「中華」♪ なかなか予約がとれないお店とのこと。で、次に「映画」が。「午前十時の映画祭 もう一度観たい50本」シリーズの『ショウほど素敵な商売はない』。最後に入ったのが、ランチの約束。火曜日に急遽決定。結果、「3本立て」です。しかも、L2の友達が泊まりに来るというので、夕食は夫に任せたものの、部屋の片付けや寝具の準備~~(~_~;) 睡眠不足も重なっていて、どこかで行き倒れるんじゃないかと内心恐れながらも、ぜんぜん元気、最後はカラオケも行っちゃった\(^o^)/ーーーーー『ショウほど素敵な商売はない』1930年代の、ボードビル全盛時代の芸人一家「ドナヒュー家」の物語。映画祭のシリーズとしてはモンロー繋がりだったけど、今回の彼女は脇役。いやもう、なんといっても エセル・マーマン が圧倒的でした!! 監督:ウォルター・ラング 出演 :エセル・マーマン (Molly_Donahue) ドナルド・オコナー (Tim_Donahue) マリリン・モンロー (Vicky) ダン・デイリー (Terrance_Donahue) ジョニー・レイ (Steve)エセルは、ブロードウェイの女王と言われた歌手です。ガーシュインの“I got Rhythm”を初舞台で歌い、その圧倒的な歌唱力と声量で衝撃のデビューを飾ったといわれています。その名を私は、宮本亜門のミュージカル初作品『アイ・ガット・マーマン』で知りました。3人の女性歌手と2台のピアノだけで、マーマンの生涯を描いた作品です。10年ほど前に娘達と観に行ってます。面白かった!以来、エセル自身を1度みたいと思っていましたが、『ショウほど素敵な商売はない』の圧倒的なモリー役。その存在感、声、呆れるほどすごかった♪ この映画では、浮気な夫や次男に悩む妻であり母役でしたが、実生活では5回も結婚した恋多き女性だったそうです! こりゃかなうわけないーーーーー映画館の前に横付けで「迎え」の車♪ 山の上の、知る人ぞ知るという感じの大阪寿司の店。バッテラや海老の押し寿司。手こね寿司など、見た目も美しいお寿司の数々。味も姿も芸術品でした。先日のコンサートのあれこれ、ひとの歌にもピアノにもコーラスにも、言いたい放題(笑) 誰も聞いてなかったでしょうね~~!? 女同士ならではのお楽しみでございます 贅沢な時間でした。ーーーーー帰宅して、片付けとレッスン。バタバタ慌ただしく、夜の部へ。あっさりしたやさしい薄味で、魚介中心の素材を活かした中華料理。ビールの「泡」も絶品で、評判通りの店でした。「肉系、揚げ物系があればもっとよかった」との感想も。あら~、みなさんお若いのね~(~_~;) またまたおしゃべり全開。でも、壁に耳あり障子に目あり…だから、人の話をするときは頭文字でね…と、「ほ・さん」とか「み・さん」とか、怪しい会話。そのうち誰のこと話してるんだ自分でもかわかんなくなってきちゃった~(^^;) 帰り道、呼び込みのお兄さんに誘われるまま、カラオケにGo! 今どきの歌は全然歌わない(歌えない?)。私的心残りは、南沙織を歌いそびれたこと。息子が、NHKのアサイチでレポーターやってる篠山くんだもんね~♪ 帰りに引いた△くじ。みんなは8等。わたしだけ「4等」で、ワインが大当たり\(^o^)/♪ これと同じものでした。12本で送料無料(北海道除く)デュオ・ミティーク ロゼ 750ml「あ~あ、こんなところでウンをつかいはたして!」と仲間に言われた~(笑)ーーーーー帰ったら、泊まり客は2人に増えてました^^; 今日はピアノ弾けなかった…と、反省しようと思ったけど、夫がお客人と飲んでる間に1時間ほど弾けました♪ なんとも、充実の、「3本立て」でした!
2011.05.27
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連日、夜中2時半過ぎまで仕事して、朝は6時台から起きて仕事! ちょうどL1もtwitterで同じように、「3時間半睡眠だ~(>_
2011.05.19
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「アラビアのロレンス」昨日までと思って諦めてたんだけど、よく確かめたら「今日まで」だった! ので、夜の上映で行ってきました♪ 会場内、けっこう混んでました。年代的には、わたしと同じかそれより上の方々が多かったわ。やはり「もう一度見ておきたい」派が多かったのでしょう。207分は、最初は長い~と思ったけれど、ぜんぜん平気でした。どこまでも続く砂漠。こちらまで眼を細めたくなるような砂嵐。吸い込まれそうな夕陽。最初に、砂漠のシーンが出たときすぐ、「あ! そういえば私、一度サハラ砂漠に行きたいとずっと思ってたんだった…」と、若い日の夢を思い出しました。あっちはアフリカですけど…。「サハラに死す」という本を読み、あこがれたんです。「上温湯隆の一生」という副題がついたその本、もう一度読んでみたいな。話を戻します。映画に登場する砂漠も、うわさに違わずすごい映像。あれはやっぱり、家のTV画面じゃあぜんぜんダメでしょう。映画館のあの大スクリーンでなくては。戦争映画ですから、画面の中は男ばっかり(笑) ハードでタフです。歴史にも地理にも疎いので、当時の世界情勢や地図など、帰ってから復習しました。そうか、JCFの機関誌で知るかの国々、イラクやイラク、サウジアラビアなど西アジアの国々の独立前夜の話だったのだ!(無知と笑わないでください)ああ、ほんとに見ておいてよかった。こんな歳になって、すこーしずつ、「世界」が繋がってきてる気がします(笑)サハラに死す文庫で出てたんですね。楽天ブックスでは売り切れだけどT_T【中古】DVD アラビアのロレンス <期間限定生産版>/その他洋画我が家には、VHSのビデオがあります。頂き物。機会があったらまずは映画館でみたい…と、ずっと見ないままでした。【送料無料】アラビアのロレンス / Lawrence Of Arabia - Soundtrack 輸入盤 【CD】音楽は、パーカッションが印象的でした。
2011.05.06
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超久しぶりにレディスデーの映画にいきました。午前中、「英国王のスピーチ」に行き、昼間はチクチクして、またレイトショーで「八日目の蝉」に行ってしまいました。1日2本! 近いからこんなことも可能です。しかも2本観ても今日は2000円~ありがたや~でも、学生時代は、3本立、連続で観たりしてました。体力もあったのねぇ~。今日の2本は、どちらもとてもよかった。「英国王…」は、先週のロイヤル・ウェディングでの映像が脳裏にあったので、よけいに楽しめました。それと、フィガロの序曲(楽しい~)やベト7の2楽章(ジーンときてしまった♪)など、音楽がとても印象的に使われていました。「八日目の蝉」は、昨年NHKでドラマ化もされてたんですね。ドラマも観てないし、角田光代の原作も読んでないけど、すごいお話ですね~。ラストが原作とは違うということなので、ぜひ読もうと思っています。余貴美子のエンゼルさん、圧倒された~! 井上真央ちゃんは、朝の「おひさま」の明るく子どもっぽい雰囲気とは全然違う、笑顔の無い複雑な顔、よかったな。背中がすごーくきれいなのが印象的でした(笑)永作博美のはかなげな笑顔や涙は胸に迫るものがありました(涙)この映画館では、1年かけて「午前十時の映画祭~何度見てもすごい50本」という企画もやっています。今週は「アラビアのロレンス」。ヴィデオで見たことはあるものの、ぜひ迫力のスクリーンでみたいと思っていたの~♪ でも、朝10時にはじまって終了は14:05。夜も上映しているけれど、19:40~23:45! 長い~^^; しかし、映画はなんて贅沢で濃密な楽しみでしょう。だからこそ、一度観ると癖になりますね! あ~あれもこれも観たくなっちゃった~。【送料無料】八日目の蝉
2011.05.04
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午前中は、小学校で合唱と合わせ。L2もついてきました。「実習」気分です。あらかじめ、今の問題点などを話したら「事前指導だね^^」とL2。小学生への先生の指導振りを、真剣に聞いていました♪子どもたちも先生も、いよいよ目前にコンクールが迫って、声に力がこもってきました。おっし!!ーーーーー午後イチ、庭仕事。まず茗荷を収穫。顔めがけて蚊の大群が! ひー。ブラックベリーも収穫。庭中、いたるところに蜘蛛の巣が。うわっ。お盆前から熟れてるのもあったぐらいで、随分落ちてました。でもまだ獲れるもんね。炎天下の下、さらに今日はL2に手伝わせてミノムシ退治。長靴の上からも焼け付くような、ジリジリした熱を感じる午後まっさかり^^; しばらく取って、「腕が痛くなった~」と2階の窓から聞こえてきたので、「もう止めよう~、私も熱中症になりそう」と応えましたが、「そうだね~」といったまま、止める気配がありません。切っても切っても、びっしりミノムシが付いた枝が残っているのを見ると、もう少しだけ…と止められない気持ちもわかりますけど。でも娘達の働きのお陰で、ミノムシは目に見えて減りました。感謝感謝~~ 何百匹捕まえたんだろう~。まだまだ、柿やサクラの木にもついてるんだけどね~ーーーーー夕食後、3人で「借りぐらしのアリエッティ」を見に行きました。ほんとに、ジブリらしい、やさしいアニメ。ハッピーエンドでなく、余韻を残して終わってしまったのが、またよかったのかもね。小さな人たち…といえば、「だれも知らない小さな国」(佐藤さとる)が、大好きでした。だれも知らない小さな国新版今回の映画の原作は、外国ものです。【メール便対応】【岩波書店】ジブリ新作『借りぐらしのアリエッティ』原作!【床下の小人たち】小人の冒険シリーズ小さい人たちにとっては、現代は、かなり住みにくい世の中でしょう。わが家のごったく、いろいろ貸してあげるのにな~。アリエッティの、意志の強そうな眉毛と目の光が、印象的でした。強い女の子、いいわ~!
2010.08.18
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やってきました。高知! 1年ぶりでしょうか。はぁ。遠かった(笑)結局、今年も青春18切符の旅。のんびり…というか、乗り換えがひんぱんなので、結構忙しいのですが^^;今のダイヤはローカル線の旅人に冷たくて、長野-中津川間だけは特急を使わないと1日でつながりません。0609長野発の特急しなのに乗って、中津川へ。セントラルライナーで多治見まで。この先は座席指定料金がいるので、普通に乗り換えて名古屋まで。ここまでが中央線。一旦改札を出て、15分間の待ち時間にタカシマヤでお昼のベーグルサンドを購入。うなぎやちらしにも心惹かれましたが…! ここから東海道線、大垣-米原-京都と乗り継ぎました。京都で、途中下車。ちょっと甘いものが食べたくなって~^^ 「もちもちロール」というお菓子を購入。今、全国的にはやりらしいです(ご存知?)[8/26以降お届け]『Blanc Neigeもちもちロールケーキ 欲張りセット』テレビ番組で芸能人も頷く美味しさ!魅惑の新食感激ウマスイーツ販売記念セール特価35%OFF!【代金引換不可】「好評!」と札の立っていた「よもぎ味」を買いました^^ 車内でパクパク!京都から、さらに姫路-相生-岡山と山陽線に入って、岡山着は1631。1640の高速バスで2時間半で高知着でした。土讃線の各停だと、到着が夜2230ごろになっちゃうのです~!---ローカル列車の旅は、何が面白いって、人の会話。おばさんたちや、若い女の子たち、話の内容はともかく方言鑑賞^^ 長野弁が名古屋弁、いつの間にか関西弁になって、それも京都弁から大阪~神戸、そして岡山弁と、移り変わっていくんです。境目はどこ?って感じですけど、ほんとに「いつの間にか」変わってるのが、不思議~。地続きなのにね。そして高知は、もうばっちり「高知弁」! 「たっすいがはいかんぜよ」の世界です笑---ひろめ市場まで歩いていって、まずはかつおのたたき定食! とうふサラダをつまみながら、キリンフリーをぐびぐびっと。向かいに座ったお兄さんも1人だったので、声をかけてみました。「地元のかたですか?」「いえ、九州から来ました」「よさこいを見に?」「いや、たまたま、ふら~っと。大分からフェリーに乗ったらきちゃったんです」何も調べず、宿ももちろん無いので、ネカフェにでも泊まろうかと…というので、目をつけてあったこの店を教えてあげました(笑)私が、長野から18切符で来たといったら、「それ18歳しか買えないわけじゃないですよね?」って。私、3枚いるじゃない!? 彼は目的の無いたび。とりあえずお城めぐりでもしようかと、まずは宇和島城跡にいったとか。「あそこは、歩くでしょう~。何も無いし^^;」「おもいっきり登って汗だくでした~(汗)今日のうちに高知城もと思ったらもう閉まっていて(^^;)、明日朝イチで行って、そのまま丸亀城へ向かいます」「あら、よさこいは見ないの?」「日が合わなくて~」まあ、そうですね~わたしたちの家族の旅も、ずっとそんな感じでした^^ おまつり目的なんて、娘が出るからこそだもん---娘も、無事富山から高知に帰ってきたようです。顔を見られるのはたぶん明日の朝? 今は、よさこいの直前猛練習中でしょう^^;こちらは、夕方の雨が上がり、そんなに気温も高くなくて、今日のところは過ごしやすいかんじです。さて、明日からの2日間。わたしも燃えますわ~!みなさんのところには、ここ数日うかがえないと思いますが、どうぞお許しくださいね~!
2010.08.09
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なかなか珍しいことですが、はしごしました。別の館のレディスデーで2作品。奇しくも、どちらも「夫婦」を描いた作品でした。11:00~ 『今度は愛妻家』 ちらっと予告だけ観て、あまり先入観などは無かったのですが、「夫婦の映画」「失ってはじめて気づく」「意外な展開」というキーワードだけは、頭にありました。ぐうたらな亭主。健康オタクな妻。子作りのために行った1年前の沖縄旅行のシーンが断片的に現在の映像と入り交じります。話の展開やシチュエーションに軽いとまどいや違和感を覚えつつも、周りにはぞろぞろ「夫に愛想を尽かしはじめた妻」たちがたくさんいるものですから、そういう方向へストーリーは進むんだろうと思っていました。威張っているけれど、自立しきれない夫。私自身、「自由は好きだけど、頼られ心配されるという家族からの束縛もまた心地良い」と感じるので、「素直に表せないながらも、実は夫が深く妻を想っているというシーン」には、シメシメと感じていたのです。が。……展開はいささか予想と違ったわ。「もう一人で暮らせるね」夫の自立を見守りつつ、思いを残す妻、薬師丸ひろ子が切ないです。「想像以上のことを言ってくれ」の豊川悦司のセリフも、ぐっときました。石橋蓮司のおかまの文ちゃんがとてもよくて。辛さをたくさん重ねた人は、優しくなれるのですね…。途中、爆笑が何度も起こり、後半はすすり泣き。斜め前のご夫婦は、旦那様(50代後半?)のほうが、より泣いてらしたようでした。大切な人が、より大切に思える映画でした。わたしもいろいろ想うところあって、泣けて困りました…。ーーーーー13:50~ 『クララ・シューマン ~愛の協奏曲~』ヘルマ・サンダース=ブラームス監督の作品。名前でわかるように、あのブラームスの、叔父さんの末裔に当たるかただとか。ロベルト・シューマンとヨハネス・ブラームスという二人の天才が惹き寄せられた女神…クララ・シューマン、3人の愛の物語。冒頭、シューマンのピアノコンチェルト第一番で始まり、最後はブラームスのピアノコンチェルト第一番。象徴的です。ロベルトが精神を病みはじめた時代から描かれますが、あの、揺れ動きつつつかみ所のない、終わるようで終わらない…どこまでもロマンチックなシューマンの音楽…私はいささか苦手だったんですけれど、その理由が、ちょっとわかったような気がしました。精神の病と彼の音楽は、結びついているのかな…。女性が社会進出しにくい時代にあって、妻として8人もの子どもの母として、芸術家として、そして1人の女として強く生きたクララ・シューマン。ピアニストとしてだけでなく、作曲家としてのクララも少し描かれていて、彼女の作品に興味を持ちました。強くたくましい女。官能的で存在感たっぷり。ブラームスの末裔という監督だからこそ描けた、3人の芸術家たちの愛の形なのでしょう。ブラームスとロベルトとが並んでクララの曲を弾くシーンがありましたが、クララとヨハネスの連弾も聴いてみたかったな。ブラームスの「ハンガリー舞曲」、J子さんと連弾しようかしら~♪
2010.01.29
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ひさ~しぶりの映画。しかもL1と。「のだめ」でした♪「最終章・前編」。とりあえず、行く前にもう一度原作を読み返して…と思ったのに、なぜか、18~21巻が行方不明。まだまだ大掃除が足りないようです(-_-;でもおかげで、映画は映画として楽しめました。おもしろかった~。映画とマンガの最大の違いは、実際の音楽がつくところですね。マンガでは、曲はわかってたとしても、その「どの部分」かは想像するしかないけれど、映画だとリアルに流れるでしょう。その楽曲に対するこれまでのイメージと、画面とのギャップなんかも、楽しいわけです。たとえば…のだめが千秋と「共演の実現~♪」と舞い上がるシーンでの第九の合唱とか、チャイコフスキーの序曲「1812年」でホール前に大砲がずら~っと並ぶシーンとか、同じくチャイコフスキーの「悲愴」の重苦しい雰囲気とか…。全然クラシック音楽に詳しくない人が聞いても、普通にBGMとして心地よいのでしょうけれど、「よくよく知っているあの曲のこういう扱われ方」的に、あちこちでくすくす笑えてしょうがなかったのでした\(^O^)/ ほかのお客さんもよく笑ってたけど~♪ーーーーーそういう意味では、昨日の日記でザビ神父さまに「もう少し」と追加リクエストいただいた鶴我裕子氏の「バイオリニストは目が赤い」バイオリニストは目が赤いにも、同じような楽しみ方があるのかも(音は流れませんが)リクエストにお応えして、今日ももう少しだけご紹介…。寝たきりのお父さんの病室で『タイスの瞑想曲』を弾いたときのこと。娘が来たことすらわからなかったお父さんが、すっかり正常になったばかりか、同じ病室の、植物状態だと思っていた方が、気づいたら顔を真っ赤にしてベッドのへりにつかまって半身を起こし、ウーウーと歌っていた…というエピソード。もしかしたら、一番聴き入ってくれる聴衆は、しあわせな人たちではなく、このような人たちかもしれない。心に響くエッセイでした。今日の「のだめ」には、ダメオケに千秋がみっちりリハーサルする場面が出てきましたけど、さすがにN響ではこんなことはあり得ません。「リハーサル」と題した一文には 定期公演のリハーサルは、もっとも長くて三日間。「定食」演奏会の場合は一日だけ。これは時間がないのではなく、これで充分なのだ。スタンダード・ナンバーならば、よほどヘンな指揮をするのでない限り、オケにまかせておけば間違いない、エヘン。変奏会はナマものなので、わかっているのにいじくりまわすと、どんどん悪くなるのだ、ホントよ。と。 リハーサルでの指揮者の重大な責任は、まず「テンポの設定」にある。これがハッキリしていないと、たとえメトロノームの目盛りひとつ分のブレでも、そのたびに全楽器が動揺する。だから、初日に振り始めるテンポは「決定版」でなければならず、何日目でも、どこから始めても、常に同じでなければならない。しかし、これひとつクリアできない困ったちゃんの、なんと多いことか。思わずニヤリ…。N響のオーディションの様子なんかもあります。「のだめ」と併せて読むと、おもしろさ十倍かも~。N響オーボエ奏者の茂木大輔氏のエッセイも面白かったけれど、鶴我さんもかなりのものです!オーケストラ楽器別人間学
2009.12.30
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ここのところ取り組んでいた季刊の機関誌の校正は、今日校了の予定。昨晩校正した内容とPDFファイルをメールで送った後は、とりあえず時間ができたので、久しぶりに庭に出ました。ものすごい草の海! 連日の雨と気温で、元気のいいこといいこと。元気なのが雑草だけでないのは嬉しい\(^o^)/ 今年はすこーし手を入れてるもの、ね^^オリエンタル・ハイブリッドのユリも咲いてます。アカプルコ…だったかしら…?うしろにちらっと見える濃いピンクのニューギニア・インパチェンスや、まだ咲き続けているガクアジサイ。ガウラ、モナルダ、その他いろんな「ピンク」が、庭を彩っています。アングルの悪い写真だけれど、ご容赦…。青からピンクにグラデーションしてるガクアジサイ。わたしの背丈と同じくらいで、写しにくいったら…^^; 日陰なので、切り詰めてもどんどん丈が伸びます。手前に見えてる葉っぱは、茗荷。ーーーーーさて、手当たり次第どんどん草を抜いていると、2階の窓から次女の鼻歌が降り注いできました。なにやら機嫌がよさそうな♪昨夕、二人で行った映画のシーンが、よみがえってきました…。「路上のソリスト」。ロサンジェルス・タイムスの記者ロペスが書いた、ホームレスのチェリストとの交流の実話を元にした映画です。映画を見て次女は「私も、何もかも…自分の記憶さえも失ってしまっても、歌は歌ってるんだろうな…」と言いました。まったくです!音楽は神の愛。それを感じられる心も、神からの愛。大いなるGIFTです! 余韻の残る、いい映画でした。勧めてくださったFさん、どうもありがとうございます草取りの間中、映画でも繰り返し流れたBeethovenのシンフォニー第3番「エロイカ」が、ずーっと頭の中を巡っていました。LAの高速道路の空中写真みたいにぐるぐる(笑)。ぐるぐる…といえば、昨晩、今夏はじめて蚊取り線香を焚きました。金鳥の夏、来たる。愛用は、この缶です。【大日本除虫菊】金鳥の渦巻K 缶 30巻除虫菊を粉末にして蚊取り線香を発明したのは、金鳥がトレードマークの大日本除虫菊株式会社です。除虫菊の花、意外と美しいのよ。以前尾道市因島で見た、除虫菊の花の海、見事な景色でした!「尾道市 島に咲く花~除虫菊~」サイトへ寒さに強く花色のよい多年草サカタ赤花除虫菊ロビンソンミックスの種ところで、今楽天市場検索見てたら、赤いパッケージの「ハエ取り線香」なんてのもあるんですね(@o@)ーーーーー午後2時過ぎ、無事校了!\(^o^)/ 庭もちょっときれいになったし、後は安心してハリー・ポッター読書に没頭しました^^
2009.07.20
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午後は、本橋成一監督の映画『バオバブの記憶』試写会にでかけてきました。エムの編集長のご縁で、招待していただいたのです。本橋監督には、写真家としての業績も数々ありますが、映画監督としても『ナージャの村』『アレクセイと泉』など国際的に高い評価を受けています。本橋監督は、35年前、初めてアフリカを訪れたときからバオバブに魅せられ、ついにこの映画を完成させました。冒頭に現れたスチール写真によるバオバブの木。木によってさまざまなその形。空に向かって手を伸ばし踊る魂のように見えました。声にならない声が聞こえるような…。バオバブといえば、『星の王子様」ですが、あのおはなしではバオバブは小さな星を根で浸食し尽くす悪者として描かれています。でも、実際のバオバブの木は、アフリカの大地に深く根ざし、人々の暮らしや精神を支えているのです。500年とも1000年ともいわれる時間を生きるというバオバブの木。バオバブは神の許しを得て生えてくるのだから、どこに出てきても切らず、また種も蒔かないし、植え増やすことも決してしないそうです。道の真ん中に生えたなら、ひとがそれを避ければいいと。そんなバオバブを伐り倒し、宅地造成した映像。辛いです。「いつから人間だけが、地球上の生き物たちの時間を追い越してしまったのか」というナレーション。早く早く強く強く高く高く…。大地から離れ、季節を忘れて、わたしたちはどこへ行こうというのでしょうか。「資本主義」という文明の行方を思います。次々に新しいモノを得なければ満足できないわたしたち。すべてを支配できているつもりでいて、行き場を失っている現代のわたしたち。気がつけば、「忙しい忙しい」と駆け回る日々。一方、豊かなセネガルの大地で、満ち足りて生きる人々。主人公モードゥ少年にも「そのままであなたは充分幸せなんだよ」と言ってあげたい気がしました。せめて大地とは仲良しでいたいもの…。生き物時間を、いとおしみ、過ごしたいもの…。そして、やっぱり一度はアフリカに行きたい! 野生の王国風でも、内戦や貧困でもなく、普通の暮らしのアフリカ。バオバブの木の姿とともに、やっぱりアフリカはわたしの憧れだなと思いました。この夏、近くで上映されていたら、ぜひ映画館に足をお運びください…。
2009.07.04
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やっと、5月らしい天気に戻りました。2日間、嵐のような強い風で、特にうちの庭はビル風がものすごくて、葉っぱも、あっちこっち傷ついてました。バラなどは自らのトゲで傷ついて、ここから病気になったりしますT_Tともあれ、2回目の木酢液散布をしました。しゅっこしゅっこ…。肩から噴霧器を提げて、左手でポンプ、右手でノズル。結構重いわね~。よいしょよいしょ。200倍木酢液、そこにトウガラシをジンに漬け込んだものも小量加えてあるので、目に直接入るとピリピリします。それがムシにとっても嫌みたい。でも自分は頭からかぶっても大丈夫という安心感は嬉しいです。アブラムシは、少なくなっていました。元気な集団も残っていますけど、新たな大集団は発生していないみたい…? でもケムシは死にませんでした。ゾウムシ類はどうでしょう…?ーーキモッコウバラ。花はそろそろ終わり。新葉にアブラムシが。増えてはいないみたい。ほとんど撒きつくしてふと気づいたら、噴霧器の胴には夫の字で「4L」と……!2Lだと思ってた-_-; ってことは、200倍のつもりで400倍の溶液を撒いていたってこと。思いこみ以外にも、サイズと量の概念が欠けてました。逆に濃すぎてたら植物に害が出るところだったかも^^; おっちょこちょいですね~。ははは。薄くても、多少は効果があったようなので、次回、3日後くらいに3回目の散布を、今度はちゃんと「200倍」でします!続いて草取り。励んでいるうち、気づいたらとうにお昼を過ぎてました。今日は午後2時から見たい映画があるんです~。いそげ~。見たのは、こちら。ドキュメンタリー映画『小三治』。長野では、今日1日2回限りの上映です。落語はそんなに詳しくはないけれど、結構好きです。小三治は、プロフェッショナル仕事の流儀にも出ていましたが、その職人的な芸の追求の姿勢が印象的でした。求道者のような…。趣味でも何でも、とことん極めなければ気が済まない。声楽までやっていたとは知りませんでした。鈴本演芸場にベーゼンドルファーが登場したときは、ほんとに驚きました!「ただ音符を並べただけじゃあ、ピアニストとは言えない」という言葉が出てきました。ドッキリです。「伝えたい何か」が無くては意味がない。その伝えたいことを伝えられる技も必要なのですが。「完成されたものを再現して、見て(聴いて)いただく」点では、噺家も演奏家も同じ。同じ作品でも、日々進化し続けるものでしょうし、成長しつづけなくてはいけないのでしょう。わたしも精進します!まだまだ諦めずに。さぁて。夕方また新たな原稿到着。いよいよ、遊んでいるヒマは無くなってきました!庭も気になるんだけど~!ーージャーマンアイリス。次々咲いていますーーなぜか、映画館で全員に配られた「あんぱん」。映画の内容には関係なく…、その心は…謎?
2009.05.15
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え。またっ?と言われそうですが、映画行ってきちゃいました。水曜日のレディスデーの祭日。「旭山動物園物語」。動物園て好きなのです。予告を見ておもしろそうだなぁ~とも思っていました。あ、この「予告」を見るってのが、続けて映画館に足を運びたくなる要因の一つですね。来週試験、というL2も連れて行っちゃった。彼女は昨夏の一人旅のとき、実際に旭山動物園を訪れているのです。年間パスを買って、2日連続3回も行ったそうです。年間パス1000円、1回の入場料は800円。「…とくれば、年間パス買いたくなるでしょう~♪」と。夜の動物園のオオカミ舎がとてもおもしろかったと話していました。いいなぁ~。私も行きたい!! 映画では、動物園の長い苦労の時代が丁寧に描かれていました。主演の西田敏行の良さが存分に発揮されていました。ローランドゴリラ役……うそうそ、園長役です。飼育員の死、ゴリラの死、エキノコックス感染、老朽化と、たくさんの苦難に見舞われ、中でも最大の試練「財政難」で廃園の危機に瀕しながら、ぎりぎりまで努力を続ける園長と飼育員達。市長交代で大きなチャンスを掴んだシーンでは、新市長役の萬田久子が女神様に見えました^^でも、途中でトイレに行った小さいこどものお客さんも多かったみたい。ちょっとエピソードを詰め込みすぎたかもね。大好きなトラや帽子店(歌のグルーブです)の中川ひろたかと組んで、いっぱい絵本を出しているあべ弘士(あの「あらしのよるに」の作者です)も、旭山動物園で25年間飼育員をしていた一人でした。わにのスワニーなぞなぞえほん(どんなもんだい!の巻)まんげつのよるに旭山動物園では、行動展示という新しいやりかたで動物を見せています。あべ弘士も行動展示実現の立役者でもあります。全国のほかの動物園の中にも、取り入れるところが増えてきているようです。愛媛県のとべ動物園ができたばかりの頃、家族で何度か行きました。とべがオープンしたばかりの頃、柵のかわりに堀を使った仕切りのない展示法が、ものすごく新鮮でした。そのとべ動物園も、行動展示を取り入れた新園舎を昨秋完成させ、リニューアルを行ったそうです。旭山動物園による動物園革命ですね。旭山動物園て、次女によると、案外小さな動物園ですって。「学校の隣の城山動物園くらいかも…」というから驚きです。旭川まではなかなか行けないけれど、城山ならすぐ行けるわ~。お天気の日に、ちょっとお散歩してこようかな^^
2009.02.11
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本番の後、次女と映画館へ。「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」は、ブロードウェイ・ミュージカル「コーラスライン」再演のキャストを選ぶオーディションの数ヶ月間を追ったドキュメンタリー映画です。公式サイトは、こちらをクリックオリジナルの「コーラスライン」は、1975から1990年までのロングラン。これはアメリカで作られたミュージカルとして未だ破られていない記録です。この映画は、16年ぶりに再演されることになった、その「コーラスライン」の19人のキャストを目指して、3000人のダンサーたちがしのぎを削るさまを追ったドキュメンタリー。オリジナルはもちろん、劇団四季での上演も残念ながら見ていないのだけれど、それでもこの映画を見ればオリジナルの魅力も充分伝わります。「コーラスライン」はもともと、実際のダンサーたちへのインタビューを元に書き起こされた物語。真実の物語だから、ダイレクトに胸に響くのです。人間としての弱さ、不安、悩み、劣等感…そういう誰もが持っている気持ちが正直に語られます。元になったインタビューも、この映画で初めて公開されたそうです。人が、高みを目指して努力する姿を見るのが好きです。人の可能性の限界を求めている姿。スポーツでも、職人技でも、芸術でも、何かに取り憑かれたように努力し、一歩ずつ階段を上る姿はほんとうに美しい。誰の中にも、きっと何かしらの可能性がある! 自分にも!! そう信じて努力する姿、そして実際にそれを得た人の姿は実に美しい!!オーディションは8ヶ月にも及びます。最初はバレエのダブル・ピルエット(片足での回転)。振り付けでのダンス。歌。演技……。自分も、挑戦する側であったり、審査員の目と耳になったり、見守る家族の立場になったり…。カメラワークと編集で、いろんな立場に身を置き、ドキドキハラハラするのです。ちなみに、ブロードウェイのオーディションにカメラが入ったのも初めてだそうです。日本人の高良結香さんが19人の一人としてオーディションを勝ち抜き、「コーラスライン」のオープニングラインダンスで踊っている姿が映ったときには、思わず拍手を送りそうになりました!ミュージカルが大好きな次女も、「おもしろかったね~!」と興奮でした。そこでついつい、母親としての私がでしゃばって「何でも夢を叶えるには、努力と根性だね。そしてちょっとの運!」なんて説教臭いことを言ってしまいましたが^^; でも、映画や舞台には、自分にはとうていかなえられない夢を、演じている誰かに托すという部分もありますね~^^; いつか、そんな夢の舞台を見に、娘とNY旅行にいくぞっという夢くらいなら、かなえられそうかな♪
2009.02.08
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行ってきました。見て来ました。マンマ・ミーア!おもしろかった~。今日は、義母の眼科受診の予約がはいっていたので、時間的にちょっと不安もあったのですが、誘ってくれたSちゃんが「早めにチケット取っておくから」と言ってくれて、助かりました。30分前には、もう「売り切れ!」。もっと広いシアターでやればいいのにね。メリル・ストリープ、すごいです。歌も踊りも!のりのりオバサンパワー。女同士の親友ってしかし、年取っても素敵^^ 今回、この映画では、誰も歌の吹き替えナシだったんですってね。ピアース・ブロスナンがちょっとへたくそな歌なんだけど、それがまた誠実っぽくてよいのかも^^ いい味出してました。最初からくすくす笑ってしまった。幸せ一杯になれる、ハッピーエンドなお話し。歌に踊りにロマンスに。ABBAの懐かしい曲がずらずら出てきて、ノリノリでした。思わず画面にむかって拍手しそうになっちゃった! メロディーは知っていても、歌詞はちゃんと知らなかった曲ばかり。多少強引ながら、ストーリーにぴったり合っていて、それも受けた!あ~楽しかった^^ ーーーーー今日はそういうわけで、義母宅へ8:30着。忙しいこと忙しいこと。洗濯物干すのもどたどたどたどた!! お化粧なんて、1分! いやはや(-_-; 絶妙な時間配分で、1日で5度くらい美味しかった(笑) ーーーーー義母のケータイ電話画面が「黒い線がでたまま、何も反応しなくなってしまった」と一昨日メールした後返事の代わりに電話がありました。もうかなり古い機種のらくらくホン。同じ機種をネットオークションで探せるかもしれない…と夫は言いましたけれど、いやちょっと待って。義母にとっては、却って「全然違う機種」のほうが、「脳への刺激」になっていいのかも…?でも今日、病院への送迎のついでに、ちょっと本体を見せてもらい、電源オフにしてみたら、あら不思議。治ってしまいました! 義母曰く「さすがレミさんねぇ!」いえ、わたしは何もしてないんですけどねっ。よかったよかった。機種変する気まんまんだった母ですが^^;
2009.02.04
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次女の足も折れておらず、金曜日午後には、予定通り映画に行けました^^「12人の怒れる男」2007年ロシア版。2007年ヴェネチア国際映画祭金獅子特別賞受賞作。元になったのは有名な1957年作のアメリカ映画だけど、私はそちらは見てません。でも昨今、裁判員制度の話題になると、あの映画がちらちら話に上るので、イメージは持っておりました。「義父殺しの嫌疑をかけられた少年の裁判を審問する12人の陪審員。証拠はある。有罪であることは疑いのないようにみえる。全員一致での有罪で終身刑確定か? …が、1人の陪審員の言葉により、長い審理が行われる…」というもの。聞くところによると、アメリカ版は、純粋に推理サスペンス。でも今回のロシア版は、謎解きではなく、「人が人を裁く」ことを重要視しています。差別主義者、ビジネスマン、旅芸人、外科医…etc。12人の陪審員一人一人が、自分の過去を語り、思いを重ね、やがて一人、また一人と意見を「無罪」に変えていく。いよいよ全員一致で無罪かと思われたとき、どんでんがえしが!この映画を見たいと思ったのは、やはり、日本で5月から始まる裁判員制度のことがあるからです。人が人を裁くということ。その重さは、NHKの番組での模擬裁判にも描かれていました。間違えてはいけないのは、アメリカやロシアの陪審員制度では「全員一致」が求められているのに対し、日本の際場員制度は「多数決」で罪が決められる点です。この映画のようなドラマチックな逆転劇は起きないのです。「死刑」のないロシアとも事情が違うでしょう。映画では、チェチェン紛争が背景にあり、悲惨な映像も出ます。登場人物の語りによって描かれるのは、民族紛争や貧富の差、カネと欲…、現代ロシアの抱えるさまざまな問題や矛盾。まるで舞台を見ているように、12人の俳優たちが自らの人生を語る名演技に引きこまれ、息をのみました。ドストエフスキーの小説みたい!人を裁くとき、人は、自分の生きてきた過去と照らし合わせてしか裁けないのだと思いました。その人自身の生き方や人格そのものが、あらわにされるのです。自分自身とも深く向き合わねばなりません。なんと重く辛いことでしょう。さらには、裁きの結果も、ずっと背負うことになります。あれはほんとうに正しい決定だったのか?と。日本の裁判員制度の場合、自分が多数決の少数意見だったとしたら、なおのこと禍根を残すのではないでしょうか。裁判に、一般人の感覚を…というなら、裁判官が一般人の感覚を身につけてもらいたい…と思ってしまいます。…でも、5月からもう始まってしまうのか…。…そんなことと重ねて見ていたら、2時間40分という長い長い時間が、あっという間でした(同じように2時間越えだったパイレーツオブカリビアンのときは、お尻が痛くてもじもじしちゃったけど!)ーーーーーさすがに、土曜日は、その後遺症か、目の疲れからくる頭痛で、ちょっと辛かった~。データ起こしの仕事もいよいよ最後の2本でずーっとモニターを見っぱなし。おまけにだめ押しのように、夜にはTVで「アルマゲドン」を見てしまって…^^;あ~でも、やっぱり映画は、あの映画館のスクリーンの大迫力画面でなくちゃ~とつくづく実感。しかも民放映画では、ぶちぶち細切れで、これではせっかくの作品がかわいそう…T_T でも、怖い物嫌いな次女は、「これで充分」なんだって。人が爆風でふっとぶシーンなんて、これ以上大きかったら見ていられない…と。案外繊細なんだよ、わたしは…っていうので笑っちゃいました。今度一緒に「ブロードウェイ・ブロードウェイ」行こうよね♪楽しい映画も見たいもん~。
2009.01.31
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昨日の宣言に励ましをただいた通り(笑)、今日は映画に行ってきました。他と予定が重なりそうで、危ない雰囲気もあったのですが、すごくうまく事が運びました。ラッキー\(^o^)/24日に公開されたばかりの『誰も守ってくれない』(「踊る大捜査線」の君塚良一監督作品)。見たかったんです。モントリオール国際映画祭最優秀脚本賞受賞しています。未成年の兄が、幼い姉妹の連続殺人容疑者として逮捕され、いきなり世間の目にさらされることになった中学三年生の少女と、加害者家族保護を命じられその少女をマスコミから隠す役目を負った刑事との話です。「世間の目」。現代社会では、それは近所の人だけではありません。マスコミ、そしてネットによって、個人情報は瞬時に全国津々浦々にまでばらまかれ、晒されるのです。全編ドキュメンタリータッチで描かれていて、主人公に感情移入しながらも、一方で自分も、そういう無責任な野次馬的、あるいはエセ正義の味方的「世間の人」でもあることを自覚せざるを得ませんでした。周防監督の「それでも僕はやってない」では、いきなり犯罪者(痴漢)として逮捕されるという、実話に基づいたストーリーに恐怖を覚えました。今回の「誰も守ってくれない」も、形は違えど、似たような感覚がありました。被害者の家族同様、加害者の家族も、名前を変え姿を隠したとしても、一生忘れることのできない辛さを背負って人生を送るのです。「誰かを守ろうとすることは、人の痛みを感じること」。逃げずに生きる…。やっぱり佐藤浩市は上手いですねぇ。「ザ・マジックアワー」の時の、大根役者のくさい爆笑演技もよかったけど、存在感抜群です。自分の家族をつなぎ留めることができてるといいな…。松田龍平との「背筋が寒くなるぜ…」のコンビも、楽しかった。ふふふっ。リベラの主題歌も、永遠の罪からの救いや赦しを感じさせる、透明で崇高なコーラス。社会派のいい映画でした。現代社会に生きる一員として、ぜひ観ることをお勧めします。ポイントカードの日付では、シネコンは9月以来です! 間に別の映画館にも行ってるとはいえ、映画自体久々です。でも来週も誘われてるんだ~\(^o^)/ 一生懸命お仕事して、週に一度、お楽しみに来られるように、がんばらなくっちゃ~♪冒頭にも書いたように、今日は、いろんな「時間」が、うまくかみ合いました。風邪引きで3人もの生徒さんがお休み。娘のヴァイオリンも先生のインフルエンザでお休み。代わりに、一度はお断りした予定が復活できたことは、私と娘にとっては幸いでした。また一つ新しい幸せな出会いがありました!(近日中にご報告できればと思います)風邪のみなさんは一日も早く回復されますように!画面の向こうのみなさま方もどうぞお気をつけて!
2009.01.28
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2日続けて、ちょっと堅い内容ですがおつきあいください。お友達と「花はどこへいったーベトナム戦争を知っていますかー」を観に。長野県須坂市出身の坂田雅子さんの初監督作品です。前売り券を買ってありました。坂田さんの夫だったグレッグさんは、10代でベトナム戦争に従軍し、その際浴びた枯葉剤の影響と思われるガンが元で、50代で亡くなりました。この映画は、坂田さんによるグレッグさんへのレクイエムです。グレッグさんは、除隊の後アメリカに愛想をつかし、日本にきて坂田さんと出会いました。ドキュメンタリー写真家としてアジア各地を歩き、彼の写真は『ライフ』『タイム』誌をはじめとする世界の主要誌に掲載されました。坂田さんは、生前のグレッグから、ベトナムの話や、枯葉剤をたくさん浴びたから子どもは作れないことなど聞いていましたが、そんなに重大なことだとは思っていなかったといいます。ところが、たった2週間の入院で夫があっさり亡くなってしまってから、夫を奪った枯葉剤について調べ始めました。そして、加害者でもあり被害者でもあった夫が、たびたび訪れ、愛していたベトナムを、夫の足跡を辿るように訪れるのです。南ベトナムで米軍が使ったエージェントオレンジという枯葉剤には、ダイオキシンが大量に含まれていました。その被害は3代目・孫に当たる世代にも深刻に現れて、障害を負った子どもが、いまだにたくさん生まれているのです。かれらの血液からは驚くべき高濃度でダイオキシンが検出されています。そんな子ども達を、深い慈しみのまなざしで包み、大切に育てるベトナムのお父さん、お母さん、家族たち。そして、いまだに、枯葉剤と障害の因果関係を認めようとはしないアメリカという国。元ベトナム従軍兵士の言葉が印象に残りました。彼は今はベトナムで、障害を持って生まれた子どもの暮らす施設のボランティアとして働いています。「ここでは戦争は終わっていない。戦争は終わらない。だから始めちゃいけないんだ」映画のバックでは、、ジョーン・バエズ」の「雨を汚したのは誰」と、ピーター・ポール・アンド・マリーの「花はどこへいった」とが、とても印象的に流れてした。一見美しくよみがえった、ベトナムの緑の大地。本橋成一監督の映画「ナージャの村」と重なります。チェルノブイリ原発事故で汚染されたベラルーシ。森の恵みは、こんなに豊かなのに。汚染された村に住み続ける老人の「人間が汚した大地だから逃げ出すわけにはいかないんだよ」という言葉と、ベトナムのお母さんの「私が産んだ子だから、私が育てる。普通の子と同じようにね」という言葉も、また重なります。罪も愛も、どちらも同じ、人間のわざなのです…。自分には何ができるのか、また考えてしまいます。大切なのは、グレッグさんが言うように、「見ること」「知ること」「伝えること」。胸に刻みました。
2008.10.24
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(木曜日の日記の続き…)ところが、金曜午前の生徒さんから「子どもが熱を出して、急ですがお休みします」と連絡が…!えー。こんなことが…!と驚きつつも、コレ幸いと(人の不幸を喜んでいるわけではありません、念のため)、上映最終日の「たみおのしあわせ」リベンジ(笑)。また時間を間違えるんじゃないかと、何度も時計を確かめてしまったわ^^;大好きだったあの「時効警察」のトリオ。期待しないといえばウソになります。オダギリジョーと麻生久美子が主演で、監督は岩松了(時効警察では熊本課長役)。意味ありげに、いろんな小物がクローズアップされます。たとえば靴。たとえば携帯電話。ミスドの壁の鍵付きの小さな扉も茶畑の傘もたばこも電車やバスも。これらはみんな何かのメッセージなのでは…とついつい勘ぐりながら、一方お話しは淡々と進むのです…。一見普通の家族のありふれた結婚狂想曲…とおもいきや、なんだか不思議な世界に連れていかれて、ふっと放り出されたまま、終わってしまいました…!「え?」大きな「?」があまたのてっぺんに点ったまま、離れません。家族と他人のものがたり…?結局、しあわせって、何…?結論は、やっぱり藪の中…?(笑)「小さいなぁ。人も車も」というオープニング。人はなにをどうしようと、結局、小さな存在なんだってことかなぁ。オダギリジョーはどんなに普通のさえない男を演じていても、やっぱり不思議な魅力に満ちていて、麻生久美子も普通でいて普通でない女性をふわわ~んと演じてました。原田芳雄も大竹しのぶもすごかった。忌野清志郎も小林薫も。いやー、しかしようわからん^^; 登場人物はみんな自分のまわりにいて欲しくないヤツばっかり!まだ頭の中に???がぐるぐるしてます。このぐるぐるが狙いだなぁ、きっと。そういう意味では面白かった^^ーーーーー夕方、電話が入って、また新しい編集の仕事が。「lemiさん、今、忙しいんでしたっけ?」と聞かて「一番忙しいピークは過ぎたような…」と答えてしまいました^^ 来週頭くらいまでに…というのです。今日は金曜。土・日の次はもう「来週頭」ですけど?「今の校正中の本も、来週頭に納品の約束で…」「あ、いえ、来週頭、でなくても大丈夫です」「特急じゃなくてもいいってことかな?」「いえ、快速くらいで結構です……いや、急行くらいでもいいかな^^;」ああよかった。週末には、行きたいコンサートや座談会があるの~。仕事との両方、さてがんばるぞ。
2008.10.17
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午前中は次女の高校で校内合唱コンクール。プログラムには、やはりNHKコンクールの課題曲が多く見られました。「虹」「手紙」「信じる」「聞こえる」「ある真夜中に」…などなど。対極はポップスの編曲もの。これはやっぱりどうしても聴き映えがしません。そんな中、今年の注目クラスは「崖の上のポニョ」。混声曲を編曲のうえ歌うつもりだったようですが、先生から却下され急遽曲変更となった由。へー。高校音楽会で「ポニョ」!? しかしあの曲には実に不思議な魅力がありますもんね。台風の目になるかも。笑っちゃうくらいにへたくそな1年生(失礼!校内課題曲の「ハレルヤ」彼女たちには難しすぎ!)気合いはまあまあ2年生。その一つ、次女のクラスは、選曲がよかったかも。他クラスに比べて人数が少ないながら、アカペラ部分で音程の良さが生きボリューム不足を補っていたことと、ピアノのうまさも映えていました。次女も音取りや表現付け、ピアニストへの注文出し、そして自分の声を抑えることなど、がんばったそうです^^「ポニョ」は振りも付いて可愛かったわ^^ 苦笑いしながらも「特別賞」ですかね…。3年生の演奏はパス!自転車で走れ~!ーーーーー12:00開始の「おくりびと」を観に映画館へ。満員で、焦りました。前から3列目という席。予告編では目の焦点が合わなくて、どうなることかと思いました。ひー。すごくいい映画でした。涙あり笑いあり。「死」については、病いや老いと、それにつながって「よく死ぬことはよく生きること」というのが、私の興味の柱の一つとしてずっとありますが、この作品は「死」を、また違った面から扱っています。主人公にも周りの人物にも、とても共感しました。日曜日の地元紙に取り上げられていましたが、主人公を演じた本木雅弘が、10年ほど前旅先で実際に「納棺師」の儀式を観て興味を持ち、企画を持ち込んだそうです。チェロ弾きだった主人公が、楽団の突然の解散でふるさとに帰り、偶然就いた仕事が「納棺師」でした。記事内でも語られていたように、チェロは確かに人間の形に似ていますね…。最期のお別れ、納棺の儀式を通じて死者と和解し、その死を受け入れていく何組もの遺族たち。死者の人生を肯定することができてこそ、また残されたもの達も救われるのです。誘ってくれたSちゃん、ありがとう!栗のシーズン、がんばってね^^
2008.09.17
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福田さんが、突然辞任表明と聞いて驚いています。内閣改造したばかりでしたが、これ以上の政権運営は難しいとの判断でしょう。ーーーーー今日は、ずっと見たいと思っていた映画に行ってきました。実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち) - goo 映画3時間10分という長尺ですが、ちっとも長いと感じず、画面から一瞬も目をそらすことができませんでした。若松孝二監督の強い意志を感じる作品です。若松監督は、ご自身の山荘を壊し、大変な決意でこの作品を作られたそうです。お嬢さんの一人が、「使ってちょうだい」と2000万円をお父さんである監督に渡したとか。政府、公安の立場ばかりで描かれた印象のある学生運動、そして「あさま山荘」ですが、追い詰められ、肉親憎悪のような形で先鋭化していった若者たちが「あさま山荘事件」にいたるまでを、学生達内側から描いています。なんとなく今風とさえ感じる若者の顔つきです。現代の若者と暗に重ね合わせているのかしら…。凄惨な場面もたくさんでてきます。決して、楽しい映画ではありません。あの若者達のエネルギーの源は、何だったのでしょう。権力への抵抗の思いはわかります。私はかなり年は離れているものの、同時代を過ごしてきた一員として、あの時代を今もう一度振り返ってみるべきかもしれないと思っています。な~んにも知らずに、ぬくぬく育ってきたんだなぁ…。ーーーーー冬の寒い時期に、鼻水すすりながら苦労してまとめた年表仕事が、いつのまにかちゃんと本になったようです。やっと報酬をいただける~\(^O^)/うふふふTV、混乱してます……。
2008.09.01
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水曜日の日記(このところ完全に1日遅れ…)義母、眼科の予約日。午前中いっぱい付き添いでした。眼科の合間に皮膚科も受診しましたが、受付の方が眼科検査の合間にうまく順番を組んでくれました。はからいに大感謝です。「ちょっとその時間内には無理かしら…」といいながら、「でも調べてみますね…、あ、もしかしたらいけるかも!」と動いてくださった受付嬢、ありがとうございます!義母も前日少々具合が悪くほとんど横になっていたようですが、病院にくるために体調を整えて「元気になって」きています。半日持ちこたえねばならない受診、大変です。わたし自身はこれまで幸い大病院にはほとんど無縁でした。ここ数年でも、健診以外で病院にかかることはありません。受診に付き添うようになった最初の頃は、いろんな負のエネルギーにものすごく疲れましたが、今はまったく。医療にはもともと興味があるので、つきそいで病院に来るのは全然苦痛ではありません。医師、スタッフ、患者、病院のシステム…、あらゆることをウォッチングして楽しんでます。義母とも、長い長い待ち時間にいろいろ話ができます。「ねえ、あなたにこの話したかしら…?」という義母にほとんど「いえ、まだです~」という私。ほんとに普段いかにご無沙汰&不義理な嫁かを示していますねぇ。済みません!それでも「アナタは忙しいんだもの」と笑って許してくれるやさしい義母です。感謝!眼科では半年後の予約を取ることになりました。義母は「うふふ。半年後にまだ生きてるかしらね」ですって。大丈夫でしょう~。今や日本人女性の平均寿命は85.99歳(2007年)。義母はやっとそれを越したところです。まだまだですよ~!といって笑いました。ーーーーー午後レッスンの後、ヴァイオリンレッスンが休みの次女と、夜8時からの回で「崖の上のボニョ」を見に行きました。レディスデー!カップルや家族連れなどで結構埋まってました。さすがはジブリ!前の晩のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で宮崎監督の大特集が流れた影響もあるかしら^^;CGを使わない全編手描きの温かさや、色彩の美しさ、奥行きなど、画面の美しさはいつもながらさすがです。なめらかで奥深い映像美は映画のスクリーンならではの楽しみでしょう。宮崎監督独特の視線の置き場や、ラインの確かさ、そして何よりお話しの流れ、楽しみました。お隣の若いカップルの男性側は「なんだかよくわかんなかったけど、可愛かったね」と横のカノジョに言ってました。次女の感想は「あらゆる世代向けのファンタジーだ」。わたし「あ~、宗介かわいいぃぃぃ。やっぱりもう一人子どもを産んでおくんだった!」次女…「またいつもの、ああいう男の子が欲しい、だね^^;」お見通し。早く孫を抱かせておくれ!(笑)次女「ボニョみたいなワガママな子だったらどうする?」(笑)
2008.08.06
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やっと少しだけ気持ちに余裕ができて、映画観に行ってきました。先に終わってしまいそうな「奇蹟のシンフォニー」を観ておきたかったのだけれど、電話であれこれ仕事の打ち合わせしているうちに、上映時間10分前!あきらめて、「ザ・マジックアワー」に行きました。もー、評判通りに、笑って笑って笑ってちょっとほろっとして、また笑って…。観客の目線をしっかり意識し計算し尽くされた脚本、演出、撮影。俳優一人一人の演技もほんとにすばらしい!三谷幸喜最高!エンドロールで思わず拍手しそうになりました。映画が好きで好きで堪らない人たちが集まってできた映画だなぁ…。「有頂天ホテル」も笑わせてもらって「これはすごい!」と思ったけれど、こんどのは「もっとすごい!」。「守加護(すかご)」というこのちょっとレトロなギャングの町が、なんともいとおしくて、ふらっと迷い込んでみたいような気になりました。セットの中で俳優が演じる物語。作り物って百も承知していながら、ついそのお話の中に入り込んでしまいそうな…。完璧に組み立てられた世界観。「あり得ないけどありそうな…」と思わせてしまうおかしさ。表題の「マジックアワー」とは、映画用語で夕暮れ時の一瞬、「太陽は沈んでもまだあたりが残光に照らされている時間帯」をさすそうです。この時撮った映像はもっとも美しく映るとか。この映画ではそこから転じて、「誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』」を描いています。 自分のマジックアワーを諦めちゃだめだよ…。うん。いい映画でした!ーーーーー受験生の子のソルフェージュ問題がレッスン室の外に漏れ聞こえていて、夕食後に次女が「わたしもやってみたい」と言い出しました。同じ問題を書かせてみると、デキルデキル!対位旋律聴音、四声帯、リズム聴音、音程聴音、旋律聴音、新曲視唱などの他、楽典的なことも織り込みながら、あれこれやってみました。初心者レベルの問題でもあり、記譜法が未熟で迷ったりもしながら、耳はさすがにばっちり。絶対音感を持ち、ヴァイオリンと合唱をあれだけやっていて、ヴィオラとピアノも少々弾ける…のですから当然といえば当然ですね。「おもしろい~~!」と目を輝かせるので「音楽大学の受験勉強って、こういうことやるのよ~。数学とか古文の勉強じゃぁな・く・て」…ちょっとけしかけるようなことを言ってしまいました^^;彼女はどういう将来選択をするのでしょう。火曜夜に観た「爆笑問題のニッポンの教養」には、「6浪です…」という東京芸大(美術)生が出ていました。6浪!本当にやりたいことなら、苦労はいとわない…。映画の中の「村田さん」とも重なるような…。そういう「何か」が次女にも見つかるといいのですが。
2008.07.09
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コーラスのおともだちと、『うた魂♪』を観てきた。久しぶりの映画だわ~。合唱部高校女子生徒の物語。自分は歌がうまくて、かわいくて…と自意識過剰&自信過剰な主人公が、好きな人に「歌っている時の顔が鮭の産卵時みたいにユーモラス」と言われて落ち込んで、歌うことさえ怖くなり…。というストーリー。コミカルな演出が、時にやり過ぎかな~とも思えたけれど、それなりに楽しめました。のだめのノリというか。部活モノではあるけれど、スウィングガールズやウォーターボーイズのように、できない子ができるようになるまでの成長物語とは違います。主人公は「全国大会常連校でソロ張ってる」という設定の中で、「一人ではできない」=「合唱の魅力」を描きつつ、主人公の人間的成長を描いていきます。仲間の存在や、できない人の気持ち、人を楽しませることのできる音楽について、少しずつ気づいていくのです。ちょっと老けてたけど、ゴリさん演じる男子高校生は、熱くてよかったな。歌を歌うって、ほんとに人間の根源的な、心にダイレクトに響く欲求だと思います。「ハダカになれ!」(言葉は違うけど、ここでは書けない台詞なの~^^;)そして、心からの歌を歌えばいい、という海辺のシーンがいい雰囲気だったな。現実の高校生のコンクールのレベルは、映画よりもっともっとはるかに高く、作中の「ゴスペラーズ」の歌もいいうただったけど、あの難易度ではコンクールには勝てない…と一人心の中でつっこみを入れてました。現在進行形で合唱に打ち込み、頂点一歩手前まで行ったこともあるムスメがいるのでよけいに…ね^^;そのムスメは、中学でそんな夢のような体験を経て、高校生となった今は吹けば飛ぶような泡沫音楽部部長として、今年こそは念願のコンクール「出場」をと、先生を説得し、楽譜を入手し、新入部員の獲得に駆け回り…と腐心する毎日。(この子たちの日々も映画になりそう~(涙))ああいう大勢の中で、思いっきり歌わせてやりたいなと、母心。一緒に行ったコーラスのメンバーは、もちろん「自分のこと」として観ていて、「やっぱり歌ってる時の顔って、変よね…」「若い子はいいけど、おばさんはね~」と振り出しに戻りそうな雰囲気で、笑ってしまいました(わたしはピアノだもんね~)「歌うことは楽しい!」純粋に、そんな思いで、歌おうよ。まずはそこから、だよね♪
2008.04.18
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やっと「時間のある水曜日」です。いくぞっ!映画だ、レディスデーだっ!!ほんとうは午前・午後と2本見たかったのですが、自粛しました。ちょっと「片付け」にも時間を使わなくては。「決断を早く」という目標を定めてからは、ものを捨てるときにも、ちょっとでも迷うと「私は迷わない」と自己暗示のようにつぶやいて、えいやっと「決断」できるようになりました。なりたい自分の姿があるとき、「もうすでにそうなっている」と完了系で思うことは、とても有効だと実感です。すこーしだけ、「片付け上手」にもなったかしら。いや、あんまり欲張るのは止めましょうね^^;さて、午後です。ずーっと見たかったのに、機会を得られず指をくわえていた「Always 続三丁目の夕日」。ロングランを続けていましたが、ついに一日一度の上映まで減っています。まるでわたしが見られるようになるのを、待っていてくれているような^^ ここで見逃すわけにはいきません。雪の舞う中、歩いて映画館にでかけました。(所要時間5分くらい?)さて、評判に違わず、笑って泣いて、十二分に堪能しました。物語りの時代はわたしの育った頃とちょうど重なりますから、出てくる小道具も人々も、どれも懐かしい。登場人物はほとんどみな、うっすら貧乏ですが、だからこそ助け合い、支え合って生きています。それが、今の時代のわたしたちから見ると、羨ましいと感じるのでしょう。大体、ヒット作の続編てがっかりすることが多いのですが、これはもしかしたら前作以上かも。あー。観られてよかった!しかも今日は、貯まっていたポイントで無料で鑑賞できました\(^o^)/ ポイントカードの前回の日付は11月のはじめになっていましたから、実に2ヶ月以上も来てなかったのです。そうそう、11月12月はむちゃくちゃ忙しかったんだっけ…。元旦にも見られなかったし…。今年もたくさんの映画を見られるかな~。映画館で予告編を見ると、次はあれを…と心がときめきますわ^^
2008.01.23
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行ってきました、レディスディ。観てきました、ヘアスプレー。おもしろかった~♪冒頭から、街も車も何もかもが「ミュージカル~~♪」。サーキュラースカート、サドルシューズ、そしてあの、ヘアスプレーで固めた見事な髪!アメリカの一番良かった時代…といわれる60年代のボルチモアを舞台に、夢見る少女トレーシーが底抜けに明るく歌って踊るお話。背景には、公民権運動やマイノリティーの差別の問題なんかがあるのだけれど、そうかぁ、アメリカでもたった40年前には黒人と白人の差別が(TV番組まで!)あんなにあったんだ…と、驚きました。キング牧師の有名な「私には夢がある I have a dream.」ではじまる演説のあったワシントン大行進も、ちょうどこの時代だものね…。話題のニッキー・ブロンスキ、かわいい!もっと話題のジョン・トラボルタ、すごい!この「母子」は強烈です\(^o^)/ そして、「シカゴ」でも印象的だったクイーン・ラティファは、こちらヘアスプレーでも圧倒的な存在感で、あの歌声、表情、どれをとってもすばらしいのひとことでした。先に触れたマイノリティーの問題は映画の中でもちらちらと登場します。肌の色による差別だけではなくて、体型、鼻の形、髪の色、老い……。わたし自身、映画を見ていても、ちょっと太めな主人公が夢見るシーンで、笑いつつも「それは無理じゃない~?」なんてちらっと思っていたりします。「今は60年代なのよ。昔とは違うの…」と、引きこもっている母親を外へ連れ出す主人公ですが、現実には、世紀が変わった今でも、さまざまな差別は消えていないのですよ、わたしはそれを知っているわけだしね。先日、NHKの番組で、世界のすぐれた教育番組を表彰する「日本賞」選考の模様を特集した番組を見ました。グランプリは、「差別」を扱った衝撃的なカナダ製作の番組だったのです。でも!この映画の主人公トレーシーは、その底抜けな天真爛漫さで、世間的な差別なんて、それが何?と、実に明るく乗り越えてしまうのです。わたし、完全に「参りました!」そうだ。天真爛漫に生きていきましょう!全編、にぎやかな音楽とリズム、明るい色づかいで、元気をもらいました!ちょうどこの映画の時代に、わたしは生まれて育ったのね~。日本で、ですけど…。その、日本の「あの時代」の「続」の物語は、この日は観られなかったので、また来週のお楽しみ。家に帰って、1個だけのハーゲンダッツ黒糖黒蜜味、食べちゃいました!うまっ!
2007.11.07
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月曜日の日記。火曜日の夕方6時半を過ぎて書いています。一応、書き残しておかないとね。生活の記録でもありますから。映画に行きました。『水になった村』という、ドキュメンタリー映画です。午前10:30からと夕方6:30からと二回しか上映せず、しかも1週間しか期間がないので、行けるときはこのときしかない!とばかりに。岐阜県の徳山ダムは、日本最大のダムとして、昭和30年代に計画が持ち上がりました。ダム建設のために、村民は1985年に離村させられたのです。ところが、夏の間だけ、村にこっそり戻って生活していたお年寄りがいたのです。監督の大西さんは、びっくりして、カメラとビデオ機材をもって村に通いはじめます。この映画は、その15年間の記録です。大正生まれのおばあちゃんおじいちゃんたち、まあ、ほんとに逞しいんです。「自分のことは自分でする」が徹底している。一番は、「食べること」であります。これは監督が食いしん坊だからってこともあるのかもしれませんけれど、とにかく「食べること」がたくさん出てくる。もちろん、人里離れた山に、ほんの数人の人だけがぽつんぽつんと離れて暮らしているわけですから、なんでも自分で調達し、自分で自分を養わねばなりません。昔と変わらず畑を耕し、山菜を採り、木の実を拾い、魚を捕り、保存し、加工し、食べる。食べる。食べる。昔っからのやりかたで、それはそれは幸せそうに、当たり前に、「自分で自分を養って」いる。その姿が、何より「すごいっ!」と思いました。「生きる」ってこういうことなんだなあと、腹の底から思いました。都会育ちのヤワな人々(わたしを含め)の「暮らし(=水や電気の手当)」のために、こういうおばあちゃんおじいちゃんたちが、ふるさとを追われ「生活」を追われていく。矛盾を感じずにはいられませんが、映画は決してそんなことを声高に言いません。その点では、先月観た「六ヶ所村ラプソディー」と似ています。女優の小西美帆さん(記憶に新しいところでは、『芋たこなんきん』の看護婦さん役」のおじいちゃんおばあちゃんが、実は映画に登場するご夫婦の一組なのだとしりました。先日、「ウルルン…」でもそのあたりのことが放映されたそうです。そういえば、廃村が決まるまで村民の写真を撮り続けた増山たづ子さんのことは、1985年の廃村前、ときどき新聞などで見聞きしていました。最初と最後に、同じ映像が使われています。実際にダムが完成し、村が水に沈んだ2006年の記録でした。ひたひたと寄せてくる水の映像に、自分さえも飲まれてしまうような、時代や文明の波に、飲み込まれる錯覚にとらわれそうになりました。
2007.10.29
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編集長M氏に誘っていただいて、松本まで映画を観に行った。「六ヶ所村ラプソディー」(鎌仲ひとみ監督)という映画。一つには、いろーんな人との出会いがあって、とても楽しい時間だった。さすがに「編集」が「人と人とをつなげる仕事」だといわれるだけある。日頃の自分の世界では会えない人々との出会いがたのしかった^^映画の中身については、語り始めると長くなりそうなので、簡単に^^;青森県六ヶ所村にできた核燃料サイクル施設がもうすぐ本格稼働を始める。名前くらいは知っていても、はあ。それがなにか…?という人が大方だろう。わたしもそうだった。ここは原発から出た使用済み核燃料を貯蔵する施設と、そこから次期燃料としてのプルトニウムを取り出すための施設。大体こういう問題は、賛成・反対派にくっきりわかれてお互いに通じることばがなくなる。しかしこの映画は、その地に根ざして普通に暮らす人々の姿を淡々と映し出す。施設が来て仕事ができたお父さん。これで子どもを安心して育てられる。一方農家は、生きるすべを失おうとしている。では、ここで問題Q1:今日本で稼働している原子力発電所は何基あるでしょう?Q2:現在原子力発電でまかなわれている電力量は、全体の約何%でしょう?Q3:核燃料再処理工場は、世界で何カ所あるでしょう?日本は、世界有数の原発立国。現在55基もの原発がある!そして全体の3割の電力量をまかなっている。しかし高レベル廃棄物は出続ける。そこで英仏の再処理工場へ依頼、海を渡って高レベル廃棄物が送り出され、また帰ってくる。それをためて置く場所は???そこが六ヶ所村!再処理が始まると、施設から出る放射性物質を含んだ廃液は、沖合3kmまで伸びたパイプで海に流される。放射性物質を含んだ煙は、150m高の煙突から空気に放出される。どちらも「薄まる」から問題ない…という計画。現に44年間稼働したイギリスの再処理工場から排出され続けた放射性物質が、その地にどんな状況をもたらしたか?それを知ったら、とても「問題ない」とは口にできなくなる。そしてその工場も最近事故を起こし、閉鎖されることになった。電気の恩恵を被っているから、何も言えない…ではなく、みんなが自分の問題として何かしら考えなくてはならない時期だと思う。わたしも、たった今もこうして電灯のついた明るい部屋で、電気に頼ってパソコンを打っている…。電気の無い時代にはもう戻れない。しかし、次世代何百年にもわたって、負の遺産を残し続けていいのだろうか。。。映画でも答えは示されていない。普通の人々の暮らしの風景を通して、自分が向こう側の人間になる。この問題を自分の問題として考えなくてはと思った。いったい自分に何ができるのだろう…。そしてあなたなら、何ができますか?☆☆☆六ヶ所村は、下北半島の根っこのあたりにある…と聞いてまた複雑な気持ちに。下北半島の地で、夫とわたしは23年前、出会っているから…!
2007.09.16
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今日も変わらず暑いので、避暑に出かけようと、映画館にでかけた~。だって今日はまたまたレディスデー。自転車をとばして…ってのもいつもと一緒。ところが映画館手前の大きな交差点でサンバイザーが風にとばされた~。あれ~~~。暑いけれど風は強かったのだ。ころころ転がって行く~~。自転車を止めて、行方を見る。幸い、車の流れの手前で止まった。あーよかった。そろりそろりと拾って、自転車置き場に自転車を置いて館内に入る。あ~予定より3分以上遅れてしまった。もうそろそろ始まる時間。ところがっ!切符売り場の列でわたしの後ろから走って来た女性が、なんとわたしを追い越してカウンターに進むではないかっ!ひど~い。「もしもし、順番が違いますが」と、よっぽど言おうと思った。が、やめた。相手も急いでいる。譲ってあげましょ。どうせ30秒と違わないのだから。案の定、隣のカウンターで呼ばれたわたし。席を決め、支払いをし、チケットを受け取って歩き出したら、まだくだんの女性は席を決めてるところだった。。。すでに予告編は始まっていたけれど、本編には間に合ったし。で、本編が始まってしまってから、その女性は入ってきた。結局それだけ時間がかかる人だったってことね。譲ってあげてよかったと思うことにしよう。そして映画を楽しもう!!「オーシャンズ13」。11・12ときて、今回の13がシリーズの最後になるらしい。これは、「オーシャンと仲間たち」の物語。詐欺師、スリ師、変装名人にコンピューターの専門家や爆弾の専門家、そういう仲間たちが、今回は復習のために立ち上がった。3本立ての作戦で、裏切り者・アル・パチーノを追いつめて行く。仲間たちの数は相変わらず多くて、見分けがつかない…という感想も聞くけれど、いいの。主役級のジョージ・クルーニーとブラピの絡みは相変わらず素敵だし、マット・デイモンのホストぶりもなかなか板についている。さすがにもう3作目なので、筋の予想もつくし、あんまりはらはらどきどきはしなかった。だけど、豪華なキャスティングとハリウッド映画ならではのしかけで、存分に楽しませてもらった。ラスベガスにもカジノにも行った事はないけれど、行った気分になったわ~。ああ、映画っていいわ~。さて、やはり「避暑」のため長野を逃げ出し、北海道旅行中の夫。それが大誤算で、いつも行く定宿のある上士幌で、32.8度という気温を記録したという。もちろん、夫はすぐにそこも逃げ出した。「ここは22度~~」とメールがきたけれど、今夜は、電波も届かない地で宿泊だってさ~。いい気なもんね。まあ、せいぜい、英気を養ってきておくんなさい。一般的には「暑さ寒さも彼岸まで」。でも長野では「暑さばかりはお盆まで」という言葉ある。お盆休みの終わる今週末には、涼しくなるかしら~。夫が帰宅するまでには涼しくなってもらいたいわ。夫のためばかりじゃないの。冷房好きな夫と冷房嫌いな女たちとの無用な争いを、避けるためにも^^;
2007.08.15
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「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を見て来た。久しぶりのレディス・デー^^さすがに込んでいて、前から3列目という、画面が目前に立ちはだかる…という感じの位置だったけれど、まあ、映画館到着が上映3分前だったのだもの、自業自得^^; (子どもは吹き替え版に行くからこっちは空いてるだろーという読みのもと)先に見て来た二女が「前作よりよかったよ!ぜひ行きな~」と言っていた通り、なるほど、少年から青年に成長したハリーの姿も、ストーリーの組み立ても、そして脇の人物たちのキャスティングや描き方も、とてもよかった。盛りだくさんな原作のストーリーも、このくらいすっきりとまとまっていたっていいのになーと思うくらい(本末転倒??)。アンブリッジ先生、最高!まさに「ピンクの悪魔」。不思議少女ルーナ、いい雰囲気~。おともだちになりたい。魔法省の映像。玄関や神秘部など、圧巻。今度ロンドン旅行に行ったら、訪ねたし。欲を言えば。。。まあそれは、見た人各自が感じればいいことかな。わたしは、十分楽しめました。レディス・デー料金1000円で涼しくこんなに楽しませてもらってありがとう。済みません。部屋を出たら、入場口は吹き替え版に並ぶ人々の列でごった返していた。す、すごい…。でも、1作目はともかく、最近のハリー・ポッターは、小学生のおこちゃまにはちょっとダークで、内容も難しいんじゃないのかなぁ。人は死ぬ、ハリーの葛藤は単純じゃない、キスシーンもあるし。さて。実はわたしはまだ、ハリー・ポッターのシリーズ第6作は、途中までしか読んでいない。この夏休み中に、過去の作品から読み返してみようかな。先月最終巻の第7作が出たとき、最後くらい英語版で読んでみようか!と、一瞬思ったのだが、そういうわけで、買うのを止めた。ははは。仕事も休みだし、明日から二女も合宿で留守。ますますのんびりするぞ~。焼け付くように暑い毎日だけど、みなさん元気で、それぞれの夏を楽しみましょう~!
2007.08.08
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「しゃべれども、しゃべれども」落語は、夫が大好きで鈴本演芸場にも幼い二女を連れて日帰りでふらっとでかけたりしていたくらいだが、わたしは生で見た(聴いた?)のは小学生の頃1度だけ。浅草の町にも、数えるほどしか行ったことがないのに、すごくなつかしい気がした。芸に悩む二つ目の噺家・三つ葉に国分太一。なかなか好演だったが、脇がもっとよかった。一緒に暮らす祖母が八千草薫。師匠、伊東四朗。そして、なんといっても、子役の森永悠希君!最高~~!!芋たこなんきんにも出ていたそうだけど…と検索したら、亜紀ちゃんが好きになったクラスメートの役だった。あ~~。そういえば!^^森永君を始め、コミュニケーションに悩む3人が、三つ葉に落語を習うことになる。なんともちぐはぐでばらばらな3人+1人が、次第に心を通わせて行く様。人と人の間には言葉がいつもあるけれど、言葉で思いを伝えるということは、案外難しいのだなあと改めて感じた。映画では、そういうもどかしさがよく描かれていた。くすくす笑って、ちょっとしんみりして、ああ、おもしろかったなあ。落語見に行きたいなあと思った^^ 日本人でよかったなぁ!一緒に行ったSちゃんに「人体の不思議展はもう行った?」と勧められた。半年ほど前予告を見たときはぜひ!と思っていたのだが、ちょっとした疑問(主催者がチラシに載っていないことなど)からネット検索してから、行くことをためらう気持ちになってしまった。でも、よかった!とのSちゃんの言葉を聞いて、「それはさておき、行ってみるべきか…?」とちょっと迷っている。んー。どうしよっかな~。
2007.06.13
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ハネケンさんこと羽田健太郎さんが肝細胞ガンのため亡くなった。まだ58歳。すてきなピアノを弾く方だった。やさしそうな笑顔とトークもすてきだった。まだまださまざまに活躍されてほしかった。ほんとうに残念。今日は、「眉山』を観てきた。最近ネット懸賞もほとんど応募していなかったが、軽い気持ちで久しぶりに応募したら招待券が届いてびっくりした。母と娘の確執と和解を描いたさだまさし原作の映画。母が末期ガンで入院するところから映画は始まる。母・龍子役の宮本信子のきりっとした女っぷりが見事だった。朝の連続テレビ小説で毎朝見る環さんの顔とはまた全然違う、江戸っ子の顔。着物姿もさすがに決まっていて、かっこよかった。娘・咲子役の松嶋菜々子が完全にかすんでいる。予告でもまったく知らなかったのだが、この作品では献体がサブテーマとして大きく扱われていた。わたしとしては、自分の母が龍子とまったく同じ、すい臓の原発ガンで肝臓転移で亡くなっているので、観るのが辛い作品かな…と予想していたけれど、そこは不思議と全然平気だった。それよりも、映画の中での医学生の姿と長女の姿が重なってぐっときてしまった。献体された方への慰霊祭で壇上の家族に頭を下げる医学生たちの姿が。映画では医者の卵と道ならぬ恋をし、わかれ、愛した人のふるさとで一人で子どもを育てるという龍子の姿が描かれているが、献体は、そんな彼女の「医」への思いの象徴であったのだろう。冒頭、至らぬ看護師をしかりつける龍子のかっこいいシーンがあるけれど、あれもまた同じ「医」への思い。舞台は、四国徳島阿波踊り。町中が熱く燃え上がるような夏の数日間。娘の住む町ではよさこいが匹敵する。お祭り大好き娘は、学部の連を率いるべく、今の時期からインストラクターの講習にでかけている…らしい^^;わたしも、夏には見に行こうかな~と考えている。彼女は、この週末も、合気道、学部コンパ、軽音の合同練習…と、超過密スケジュールで連日「楽しくも忙しい」日々だったらしい。日ごろすごくまじめそうな先輩の意外な姿を見ちゃったりして楽しかった…とメールがあった。よく遊びよく学んでちょうだい。人間の幅をよーく広げて、ね。
2007.06.04
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明日からガソリン価格がまた上がりそうというので、夕方レッスンの後、車の燃料を入れに行った。あ~あ。迷惑な話。車にはあんまり頼るな、ということだろう。☆☆二女は、来月行われる文化祭で、部活メンバーによるミュージカルをするらしい。「魔女の宅急便」のジジの役。(おじゃるちゃんちに大きなジジがいるわねえ~!)ユーミンの「ルージュの伝言」やら「やさしさにつつまれたなら」を毎日ふんふん口ずさんでいる。なんとう名曲だろう!? ついついつられて、一緒に歌ってしまう^^なつかしい!!たった7人のメンバーで13人分の登場人物を演じなくてはならないらしく、二女もメインのジジ役のほかにもおじいさんとか、通行人その1とか、3人分ほど演じ分けるとか^^;「…ぼく、あしたから白猫になっちゃうよ…」と、セリフの練習もしている。かわいい…。(娘が、でなくジジが…!)二女によれば、角野栄子氏による原作本は、先日5巻が出たそうだ。10代後半になったキキのお話。で、まだまだ続くらしい…。
2007.05.31
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朝、出がけに「今日中に80センチ以上の丈がある花を用意しておいて欲しいの。1本でいいから」と二女が言う。「たんぽぽでもいいよ。柄が長ければ」80センチだなんて、こ~~んなに長いのよっ。そんなおばけタンポポ、あるわきゃないでしょ^^;ところで何に使うの?と聞いたらば、明日の聖母奉献式で捧げるのだとか。各自1本ずつの花を用意して壇上に捧げるそうだ。ちょうど庭にはジャーマンアイリスの花が咲いている。手ごろな白い1本がいい具合!念のために物差しを持ち出して測ると、ま~ぁちょうど80センチ!でも根元付近がくにゃっと曲がっている。ま、いっか~。明日まで花瓶にさしておいたら、少しはまっすぐになるかしら??^^;さて、昨日コーラスで友人Aが「パイレーツ・オブ・カリビアン、見てきちゃった~~\(^0^)/」というので、はたと気付いた。そうだった~。25日公開だったのではないか。今日は水曜日でレディスデイ!これは行かなくては。でも、実は昨日からとっても気になっていることがあって、なかなか家を出られなかった。探し物…。なんとなんと、銀行の通帳が、見つからない(T_T) 今日も朝から探し回り、結局10時の初回はあきらめた。次の10:50には、探すのは後にしてでかけてきたけれど。よくもまあ、ディズニーランドのアトラクションから、こんなに壮大なストーリーが生まれたものよと、感心する3部作!前作は昨年夏。「えー。ここで終わりなのぉ!早く次~!」というラスト。あれも長かったが、今回も長い。170分。途中、お尻が痛くなった。でも面白かった。キーワードは、「たくさんのジャック^^」と「カニ」。これまでのいろんな秘密が明らかにされ、つながっていく。作を重ねるごとに、伏線が重なり合って複雑になっていくので、映像とセリフに細かく反応しなくてはならない。とても1度見ただけでは、手に負えないかも。でも頭で考えず、心で「かっこいい~!」と単純に楽しんできた。映画だもの。それでいいのだ。ジョニー・デップのお父さんが…なんと、ロック界の大御所サマ!? シンガポールのシーンは、「千と千尋の神隠し」みたいだったし、海の墓場でのシーンはなんだか「チャーリーとチョコレート工場」でのシーンのように哲学的^^; てんこ盛りであった。さて。来週はもう一つ映画に行く予定。ネットで何気なくポチッと応募したら鑑賞券が当たった。今度は母と娘の泣ける映画みたい。ちと苦手なのだが…^^;気になる通帳は、丸1日以上探して、やっと見つかった。ガラクタの陰に、ほかの書類と共に落ちていた。表層雪崩が発生したのだな。遊んでないで大掃除せよという天の声か……。
2007.05.30
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なんとも絶好の連休日和^^洗濯物もよく乾く…。午後から二女と映画に出かけたが、車の中は夏のように暑い。映画は「日本の青空」。今の日本の憲法誕生秘話を描いた実話作品である。ドキュメンタリーではなくドラマ仕立て。現代の若者である雑誌編集者が、特集記事の取材を進める中で、GHQ案のお手本となった憲法草案が、実は鈴木安蔵中心の民間人中心の憲法研究会から提出されたものだったと知っていく。鈴木安蔵は、各国の憲法や自由民権憲法にも詳しい憲法学者である。鈴木安蔵夫妻の物語をベースに描かれていて、ドラマとしてなかなか面白い映画だった。上映前に大澤豊監督の舞台挨拶があった。「憲法がテーマですからなかなかドラマにしづらかった」とおっしゃっていたが、さすがに、笑い有り涙有りの、映画として楽しめる作品になっていた。二女も途中くすくす笑って観ていたが、終わってからはさすがに「もう一度、憲法を全部読んでみなくちゃ…」と言っていた。GHQからの押し付け憲法だから変えたいという声に、きちんと反論できる映画だった。鈴木安蔵の妻が、女性としての視点から「戦争はもう二度と嫌。自分の産んだ子どもを戦場へ送りたい女などいない。女が参政権を持ったら平和な国になる」と言っていたが、同感である。戦争の時代は、そういう意見など言えない時代でもあった。今は何でも言える時代だけれど、逆に無関心になって、聞く耳も考える頭も持たない人が多くなっている気がする。自分たちの問題として、憲法についても、平和についても、自分で聞き、読み、考えなくては、と思う。そして、こういう映画は、若い人にもっと観てもらわなくちゃと思う。何しろ今日の会場は、頭の白い人がほとんど…。帰りに、隣の大型店で二女と買い物。着るものにぜーんぜん関心の無い二女のために、服を選んでやっていたら、幼稚園~小学校で一緒だったSちゃんとばったり。彼女は県立高へ進学したが、やっぱり二女と同じくファッションには無頓着で「着るものがぜんぜん無くて、春にもひと財産、服を買ったのよ」ってお母さん。その点うちは制服だから救われる^^ 二人のぽっちゃりぶりは、後ろ姿からはそっくり^^;あわわわ。
2007.04.30
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このところ毎週水曜日は、映画レビューみたいになっているが、今日もご多分に漏れず…。本日の作品は「ドリームガールズ」。アカデミー賞でも注目を集めた助演女優賞を取ったジェニファー・ハドソンはさすがであった。主役のビヨンセを完全に食う勢い。ちょっとやりすぎかな…と思う場面もあったほど。それにしてもすごい声量だった。ため息。出演者がみな吹き替えなしの声で歌っているという。エディー・マーフィーものっけから見事なパフォーマンス。さすが!ブロードウェイでのロングランを映画化したこの作品は、ドリームガールズという女性コーラスグループの、栄光とつまづき、復活を描いている。成功の裏にある企みや、悲しみ。どんな世界もそうだと思うけれど、一流になったらなったで、今度はそれを守るために、裏切りや悲しい別れなどに耐え泣ければならない。ああ。人間て悲しい。でも、思わず画面に拍手したくなるほどの圧倒的な歌唱やダンス。すごい迫力。惜しむらくは、もうすこしロングで舞台シーンを見せるところがあってもよかったかなあ。ワンフレーズごとにカメラが切り替わり、ちょっと音楽に集中できない気もした。あー、いいなあ。ブロードウェイで本物のミュージカルを見たいな~ぁ。大昔に、「レ・ミゼラブル」を見たことがあるだけ。ミュージカルに浸れるような旅がしたいなーぁ!今日は、先週末の暖かさが反転して、ものすごく冷え込んだ。映画館を出たら雪が舞っていて、ブルブル…。寒さに身が縮んだが、心はポカポカ。元気がでました!でっかい声で、歌が歌いたいよ~。でも、ブラックパワーのあのソウルフルな声は、わたしたちには出せないわね…。うぉううぉううぉ~~~♪
2007.03.07
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今日のレディスDayはちょっと重い映画。「麦の穂をゆらす風」は、20世紀の初めの、アイルランドと英国との戦いと、その後に続く内戦の話。ケン・ローチ監督が描くこの物語は、昨年のカンヌ映画祭で最高賞(パルムドール)を全員一致で得た。祖国を守るということ。自由を得るということ。その重みが、ずっしりと心に響く。愛するものを守るために、逆に愛するものと敵対してしまう悲しさ。対立はまた新たな対立となって、果てしない連鎖を生む。主人公は、人の命を助ける医師を目指していたはずなのに、祖国のために戦う決意をすることにより、結局仲間の命さえも奪う立場に立たされる。たくさんの命と引き換えにしてまで彼らが守ろうとしたものは、いったい何だったのか。。。国を愛すると一言でいうけれど、その意味や価値は?その戦いの理由は、一見正しい。が、映画の後半で内戦に突入し、どっちがただしいかの判断はつけられなくなる。これは、アイルランドと英国の対立を描いた映画だったが、ひるがえって我が国は、そして今の世界はどうだろう?同じような悲しい戦いを、わたしたち人間は、どれだけ繰り返せばいいのだろう。言葉を、宗教を、土地を、家族を…、守ろうとすればするほど、対立する世界。大きな「地球人」というくくりで考えることができれば、平和なのになぁと思う。それこそが「イマジン」の世界…。IRAのことは知識がなかったし、アイルランドについての知識は、ケルトの美しい音楽(エンヤも)や自然、アイリッシュダンスのことくらいしか知らなかった。あ、昨日の日記で登場した絵入りのキッチンクロスもコレクターがいるほど有名。そのアイルランドに、こんなにもつらく長い何百年にもわたる悲しい歴史があったのだと、初めて知った。どこかいつも霧がかかっているような、うるんだ緑の風景が印象的。ケルトの美しくも物悲しい音楽も耳に残る。一週間しか上映期間がないので、今日しかないと見に行ったが、正解だった。でも次回は、楽しく「ドリームガールズ」を見るわ~。
2007.02.28
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今日は水曜日。いつもここにきてくださる方ならご存知、My シアターのレディスデー^^。昨晩は、さて、何をみようかと、ネットでチェックしていて、寝るのが遅くなってしまった。最初、もうすぐ上映終了となりそうな「愛ルケ」をみようと思っていたのだが、ネット情報をチェックするうち、お腹いっぱい^^;になってしまったからもういい。結局、「幸せのちから」をみた。ハッピーエンドの物語がいいと思ったから^^「やりたいことがあるなら、絶対手放すな。できないやつは人の足を引っ張りたがる。あきらめるな」貧しい医療機器のセールスマン。駐車違反の罰金を滞納し、服役もする。子連れでホームレスとなり、二人寄り添って地下鉄のトイレで寝るシーンはせつなかった。自分の持つ能力を、最大限生かせる仕事に就くために、証券仲買の見習いとなる。猛烈に働き、少ないチャンスに食らいつき、最後には認められ成功する。そして億万長者へ。これが実話だというから、よけいに興味深い。主演のウィル・スミスは、実の息子との共演だったらしい。それだけに、視線や演技がすごく自然で絶妙。この少年が、かわいい~。主人公のクリスは、ずーっと走ってたなあ。夢を追い、現実に追われ、猛烈に走ってた。ある時期、こうして猛烈に走らないと、幸せってものはつかめないのかもしれない。でも、幸せのちからは、きっと自分の中にこそある。そのために「決してあきらめないこと」。自分の中にあるそのちからを信頼し続けること。。。いい映画だった。すっきりハッピーエンドで^^。きっと「愛ルケ」だったらこういうわけにはいかなかった。来週はできれば「ドリームガールズ」を見たいな。「マリーアントワネット」も終わってしまいそう。そう、映画ばかり見ているわけにもいかないのだが^^;☆でも、洗濯は3杯。楽譜を仕入れに行き、食品の買い出し、ズボンの裾あげ、生徒のレッスン、子供の送り迎え、ちゃんとやりましたわよ~!☆さあ。今日は昨日の分まで早寝しよ。。。。
2007.02.21
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