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2025.02.26
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カテゴリ: 天文学


 小惑星が「2024 YR4」が2032年に地球へ衝突する確率がまた上がった。

​◎先週の観測結果で確率は3.1%に上昇​
 先週の観測結果に基づいた予測数値は、3.1%に上昇した。発見された直後の1月末での予測値「1%以上」から、2月7日の2.2%(2月12日付日記:「アウストラロピテクス・アフリカヌス発見100年で『ネイチャー』誌が社説掲載;小惑星衝突確率上昇」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202502120000/、及び2月2日付日記:「またしても地球近傍小惑星『2024 YR4』が昨年末に発見、2032年に地球衝突の確率は1%」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202502020000/を参照)、そして今回の3%台載せである。
 少し気になる数値である。

​◎「2024 YR4」は遠ざかりつつある中、追跡観測​
​ 通常、地球近傍小惑星(NEO)の衝突確率は、長期観測の結果、下がる。太陽からの放射圧や地球や月の引力の影響を受けて、「衝突コース」から外れていくからだ( 想像図 )。


 ただ「2024 YR4」が確実に地球と衝突しないかどうかを判断できる十分な情報を、天文学者たちはまだ持っていない。
 つまりこの小惑星は、地球近傍を通過して、遠ざかり始めた時に発見された。だから各国の地上望遠鏡が追跡観測に苦労し、何とか取りうる軌道のいくつかは除外されたものの、まだいくつかの可能性が残っていて、地球に衝突するコースが観測のたびに微上昇しているわけだ。

​◎待たれる「サーベイヤー」の打ち上げ​
​ そうした中で一抹の不安は、NEO探索に特化した広域赤外線探査衛星「WISE」( 写真 )が、昨年8月8日に運用停止となり、11月2日に大気圏に再突入させて失われたことだ。


 今後の観測に期待されているのが、NASAが打ち上げ予定の、小惑星の検出に特化した赤外線宇宙望遠鏡「地球近傍天体(NEO)サーベイヤー」だ( 想像図 )。ただしまだ打ち上げ予定も未定で、「今後数年以内」としか分かっていない。​



 それでも衝突懸念の2032年12月22日にはまだ余裕がある。今後も確率が上がっていけば、早期に打ち上げる選択肢も出てくるだろう。

昨年の今日の日記 :「アメリカの民間無人船『ノバC』が月面着陸、民間企業では世界初」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202402260000/​






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Last updated  2025.02.26 05:44:45


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