花の名前 0
ラ行の花 0
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冬の終わり頃から晩春に、触れるとよい香りのする線形の葉のわきに、4枚の花弁を星のように広げた花やベル形のピンクや白などの花が次々と咲きます。2月14日の誕生花は、香水やアロマオイルなどに使われる甘い香りのする花、ボロニア(ボローニア)。花の名は、18世紀のイタリアの植物採集家Francesco Baroneにちなんで名づけられました。ボロニアは全草に柑橘香があり、品種によっては花にも香りがあります。 花言葉「芳香」は、葉や茎の柑橘系のさわやかな香りからつけられています。花言葉「打てば響く」は、鉢を揺すったら細い枝葉から香りが辺りにただよって、揺れる枝にぶら下がるベル形の花がいっせいに鐘を鳴らしそうな印象からつけられたのでしょう。花言葉「にぎやかな人柄」は、花つきがよく、細い枝に小さな花が多く集まって咲く姿をたとえたのでしょう。 ボロニア・メガスティグマ キャンデュレリはボロニアの中でも特に柑橘系の芳香が強く、花径1cmほどの花弁の外はチョコレート色で、内が黄色い花です。鐘形の濃いピンクの花のボロニア・ヘテロフィラ、星咲きのピンクのボロニア・ピナータやピロサなどの品種があります。ミカン科ボロニア属、半耐寒性常緑低木、原産地:オーストラリアボロニア(ボローニア)の花言葉:的確、芳香、心が和む、印象的、打てば響く、にぎやかな人柄。ボロニア(ボローニア)の誕生花:1月29日、2月1日、2月14日、4月11日、5月13日、10月6日、11月10日、12月10日流通時期:鉢花を冬~春に見かけます。ガーデニング専門店 hana*world、千草園芸、はなや IchiJin‘いちじん’さんにあります。 エリカ
2016.02.14
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冬から春に、手のひらを広げたように切れ込んだ葉の間から伸びた花茎の先に、赤紫やピンク、黄白色などの一重や半八重、八重の花がうつむき加減に咲きます。2月13日の誕生花は、雪を起こして咲く冬の貴婦人クリスマスローズの春咲き種、レンテンローズ。花の名は、英名のlenten roseの音訳で、キリストの復活を祝うイースター(復活祭)前の四旬節レント(2~3月)の頃に咲くことから名づけられました。クリスマスローズはクリスマスの頃に咲くHelleborus nigerと春咲きのHelleborus orientalisがあり、イギリスではヘレボラス オリエンタリスをレンテンローズと呼んでいます。 花言葉「私の心を慰めて」は、古代ギリシャでうつ病の治療に使われるなど、根に精神安定の薬効があるとされていたことからつけられています。花言葉「大切な人」「固い友情」は、花弁が退化して残っている蜜腺(ネクタリー)や、おしべとめしべを萼がしっかりと包むこの花のどこからきているのでしょうか。 レンテンローズは庭や鉢に、丸弁や剣弁の花形で、淡い黄やピンク、スポット(ブロッチ)の入った白い花などが冬から早春に咲き始めます。蜜腺は開花後しばらくするとぱらぱら落ちてしまいますが、咲き進んでタネができても萼は色あせながら長く残っています。キンポウゲ科クリスマスローズ属、耐寒性常緑多年草、原産地:ギリシャ、トルコ別名:ヘレボラス・オリエンタリス、春咲きクリスマスローズレンテンローズの花言葉:大切な人、固い友情、私の心を慰めて、私の心配を和らげて、追憶。レンテンローズの誕生花:2月5日、2月13日、2月16日流通時期:ポット苗や鉢花を冬~春に見かけます。イイハナ・ドットコム、e-花屋さん、緑の風yamashoku、ガーデニングshop岐阜緑園、ゲキハナ 感激安心のお花屋さん、多気園芸 楽天市場店、Green Box (グリーンボックス)、渋谷園芸 植木鉢屋さんにあります。
2016.02.13
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春に、枝先の葉のわきに、濃いピンクの4弁花が6~8輪ずつ集まって咲き、満開のときには赤紫色の葉や枝が細かいリボンを短く束ねたような花で埋まるほどになります。2月12日の誕生花は、つややかなカラーリーフで人気の花木、ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)。花の名は、常緑を意味するトキワ(常盤)と花の形が落葉樹のマンサク(満作)に似ていて、常緑樹で紅色の花が咲くことから名づけられました。別名のアカバナトキワマンサク(赤花常盤満作)は、葉が緑で花が白いトキワマンサクの変種で、花が赤いことから呼ばれています。ベニバナトキワマンサクは1972年に中国で発見されたといわれています。 花言葉「私から愛したい」は、しだれるように伸びた横枝にあふれるように咲く濃いピンク(恋愛の色)の花の洪水に、自分から愛そうとする積極的な気持ちをたとえたのでしょうか。花言葉「霊感」「おまじない」は、マンサクからきています。マンサクの花言葉は、かつて東北地方で花の咲き方から作況を占っていたことと、アメリカ先住民が枝を占い棒に使用していたことからつけられています。 鉢植えの小さなベニバナトキワマンサクはフラワースタンドではちらほらとしか花を咲かせませんでしたが、庭に鉢を置くとすくすく育って、枝いっぱいに花をつけるようになりました。葉色は赤紫の銅葉と緑葉があり、花色と葉色は株によって濃淡があります。マンサク科トキワマンサク属、耐寒性常緑小高木、原産地:中国別名:アカバナトキワマンサク(赤花常盤満作)ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)の花言葉:霊感、不思議な力、おまじない、私から愛したい。ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)の誕生花:2月12日流通時期:鉢植えを秋~春に見かけます。日本花卉ガーデンセンター、花ひろばオンライン、ガーデンタウン、花みどりマーケット 楽天市場店、ガーデン・チコリ 彩乃里、土っ子倶楽部、Green Box (グリーンボックス)さんにあります。
2016.02.12
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初夏から晩夏に、縁にギザギザのある葉のわきに、白い小さな唇形花が次々と咲き、葉脈が網目状に入った葉はもむとレモンの香りがします。2月11日の誕生花は、レモンのさわやかな香りを手軽に楽しめるレモンバームのハーブティ、メリッサ。花の名(属名)は、ギリシャ語のmelittena(ミツバチ)で、花の香りにミツバチが集まってくることから名づけられました。メリッサ(学名Malissa officinalis)の種小名はofficinalis(薬用の)で、古くから万能薬として重宝されていたことからつけられています。別名のレモンバームは英名のLemon balmで、葉にレモンのような芳香(balm)があることからつけられています。 花言葉「思いやり」は、ハーブティーに風邪や頭痛、感傷的な気分をやわらげるなどの効果があるといわれていることからきているのでしょうか。それとも、ミツバチをひきつけるレモンの香りが小さな花から花へと蜜を集めて回るのに忙しいミツバチへの慰めになっているのでしょうか。 鉢植えのメリッサが地下茎で鉢底から逃げ出して庭の他の花の間に入り、茎の節からも新芽を出して、夏の終り頃まで蜜の豊富な花をよく咲かせて、ハチを呼んでいます。高温多湿に強く繁殖力旺盛でも、メリッサの精油(アロマオイル・エッセンシャルオイル)はごくわずかしか抽出できないそうです。園芸品種に春先の葉が濃い黄色の斑入りになるゴールデンレモンバームがあります。シソ科メリッサ属、耐寒性多年草、原産地:南ヨーロッパ別名:レモンバーム、セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)、コウスイハッカ(香水薄荷)メリッサの花言葉:思いやり、同情、共感。メリッサの誕生花:2月11日流通時期:ポット苗を春と秋に見かけます。ハーブとアロマテラピー、村の鍛冶屋、園芸ネット プラス、ハーブとイタリア野菜の楽天市場店さんにあります。 ハッカ ミント
2016.02.11
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早春から春に、よく茂って地に伏せた線形の葉の間から伸びた花茎の先に、くっきりした星形の白やピンクなどの花が1輪ずつ、次々と咲きます。2月10日の誕生花は、早春の野放し球根ハナニラ(花韮)の花、イフェイオン。花の名(属名)は、つけられた由来が不明で、属名もBrodiaea、Milla、Leucocoryne、Triteleia、Tristagmaなどに変遷し、現在Ipheion属に分類されています。別名のハナニラ(花韮)は、葉と茎にニラのような臭いがあることからつけられています。英名spring star flowerは、春に星形の花を咲かせることから呼ばれています。 花言葉「星に願いを」は、青みを帯びた白い花が星のように見えることからきているのでしょう。花言葉「悲しい別れ」「別れの悲しみ」は、青みがかった白い花色がどこか憂いを秘め、物悲しい印象を与えることからつけられています。 ガーデニングを始めた頃に、花壇に植えっぱなしにしたイフェイオンはタネを飛ばして庭のあちこちに広がり、今も春になると庭のあちこちに白い花が集まって咲いています。寄せ植えピンクコレクションのピンクも数年でプランターいっぱいに増えそうです。イフェイオンの仲間には黄花のセロウィアナム、純白のパルビフローラ、青いロルフフィドラーなどがあります。ネギ科(ユリ科)イフェイオン属、秋植えの耐寒性球根、原産地:南アメリカ別名:ハナニラ(花韮)、アイフェイオン、イエイオンイフェイオンの花言葉:別れの悲しみ、耐える愛、恨み、星への願い、星に願いを。イフェイオンの誕生花:2月10日、3月26日流通時期:球根を晩夏~秋に、ポット苗を早春に見かけます。トオヤマグリーン、千草園芸、園芸ネット プラス、charm 楽天市場店、あなたの街のお花屋さんイングの森、緑の空(SORA)さんにあります。
2016.02.10
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晩春から初夏に、よく枝分かれした枝のつやつやと茂った葉のわきに、糸のような細いおしべの目立つ白い5弁花が次々に咲き、花後に結んだ小さな実は晩秋に黒紫色に熟します。2月9日の誕生花は、愛と美の女神に捧げる花、ギンバイカ(銀梅花)。花の名は、白い花がウメ(花)の花に似ていることから名づけられました。別名のマートルは、英名のMyrtleからで、属名のMyrtusからきているようです。属名はギリシャ語で香水、香料(Perfume)を表し、香り高い実が香水用にも使われることからつけられています。古代ローマの女性たちは愛と美の女神ビーナスの美しさにあやかろうと浴場に、強い香りのある葉を入れたそうです。 花言葉「愛のささやき」は、清楚な花が神聖な愛の象徴とされ、結婚式の飾り花やブーケに利用される芳香からきているのでしょうか。花言葉「高貴な美しさ」は、ギリシャ神話で愛と美の女神アフロディーテの神木とされる、おしべをたくさんつけた幻想的で気品のある花からつけられたのでしょう。パリスの審判で、トロイアの王子パリスがアフロディーテを最も美しい女神と判定したとき、ギンバイカの花でアフロディーテの頭が飾られました。 ギンバイカは鉢植えでも庭植えでも、枝と葉が密生して花をたくさん咲かせ、晩秋に黒紫色に熟した実は食べられます。フトモモ科ギンバイカ属、常緑低木、原産地:地中海沿岸別名:ミルテ、ミルトス、マートル、ギンコウボク(銀香木)、ギンコウバイ(銀香梅)、イワイノキ(祝いの木)ギンバイカ(銀梅花)の花言葉:愛のささやき、高貴な美しさ。ギンバイカ(銀梅花)の誕生花:2月9日、9月21日流通時期:鉢花を春に見かけます。ガーデンタウン、土っ子倶楽部、日本花卉ガーデンセンター、花ひろばオンライン、千草園芸、Green Box (グリーンボックス)、園芸ネット プラスさんにあります。
2016.02.09
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冬から初夏に、まっすぐ伸びた茎の上部につく縁にギザギザ(鋸歯)のある葉のわきに、紅紫色の筒状の唇形花が葉に数輪ずつ咲き、群生して一面に咲き広がります。2月8日の誕生花は、春の七草のひとつのホトケノザ(キク科のタビラコ)とは別の花、サンガイグサ(三階草)。花の名は、段々に葉と花がつくことから名づけられました。別名のホトケノザは、葉柄がなく花を囲むように茎に対生する葉を、仏像の如来や菩薩が座る蓮華座(ハスの花のかたどった台座)に見立ててつけられています。 花言葉「調和」は、すっと伸びた茎に段々についた葉と葉、花と葉のバランスがとれていることからつけられたのでしょう。花言葉「輝く心」は、蓮華座に座る仏さまの限りなく輝くお心をいただく信心を連想してつけられたのでしょうか。 庭や鉢主が休眠中の鉢に入ったサンガイグサは、花の少ない冬にけなげに咲く花をめこぼししていたので、暖かくなって抜いてもなかなか庭から出て行ってくれませんでした。油断すると、近くの空き地や田んぼの土手のように増え続けて、一面紫の花のじゅうたんになりそうでしたが、今は同属のヒメオドリコソウの旺盛な繁殖力に負けて消えていきそうです。サンガイグサは一つの茎につぼみをたくさんつけても、花を咲かせずにつぼみのまま閉鎖花になって自家受粉するものがいくつかあるそうです。シソ科オドリコソウ属、耐寒性一年草、原産地:アジア、ヨーロッパ、北アフリカなど別名:ホトケノザ(仏の座)サンガイグサ(三階草)の花言葉:調和、輝く心。サンガイグサ(三階草)の誕生花:2月8日流通時期:―ボタン
2016.02.08
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早春から晩春に、地表に広げた切れ込みのある葉の中心からまっすぐ伸びた花茎の先に、白い花が咲き、花後に白い冠毛をつけた実をつけます。2月7日の誕生花は、春の野原で探すタンポポ(蒲公英)の白い花、シロバナタンポポ(白花蒲公英)。花の名は、タンポポの花が白いことから名づけられました。タンポポの名は、古名のツヅミグサ(鼓草)から鼓をたたく音を連想したという説、綿毛の形がタンポ(稽古用の槍の頭につける綿を丸めて布や皮で包んだもの)に似ているからという説などがあります。古名のツヅミグサ(鼓草)は、江戸時代に花の形が和楽器の鼓に似ていることからきています。 花言葉「私を探して、そして見つめて」は、黄色の花のタンポポの仲間の中で白い花を咲かせることからつけられたのでしょうか。白い花のタンポポがあることを知ったのは、奈良県の吉野山にお花見に行ったときで、翌年に飛鳥路でシロバナタンポポの綿毛を見つけて連れ帰りました。タンポポの花色を奈良の知人にたずねると「白」で、大阪の友人は「白と黄」でした。 長い間、よく咲いていたシロバナタンポポですが、庭の周辺の環境が変わったためか、数年前に残念ながら消えてしまいました。タンポポの花言葉「神託」は、ヨーロッパで花後にできる綿毛で恋を占うことからつけられています。タンポポの種子をひと吹きで飛ばすことができたら、情熱的に愛されている証拠、少し残れば心離れ、たくさん残れば無関心なので、恋占いのときはよく飛びそうなものを選ぶそうです。キク科タンポポ属、耐寒性多年草、原産地:日本タンポポの別名:ツヅミグサ(鼓草)シロバナタンポポ(白花蒲公英)の花言葉:私を探して、そして見つめて。シロバナタンポポ(白花蒲公英)の誕生花:2月7日、2月18日タンポポ(蒲公英)の花言葉:愛の神託、神託、田園の神託、真心の愛、思わせぶり、別離。タンポポ(蒲公英)の誕生花:2月7日、2月18日、2月19日、3月13日、3月23日、3月29日、5月3日流通時期:ポット苗を春に見かけます。あなたの街のお花屋さんイングの森、石田精華園 楽天市場店さんにあります。 タンポポ
2016.02.07
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冬の終わり頃から春に、茎の上部の縁にギザギザ(鋸歯)があって柔らかい毛のはえた葉のわきに、赤紫色の唇形花が放射状に並んでいっせいに咲きます。2月6日の誕生花は、明治時代にヨーロッパから渡来した一年草の帰化植物、ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)。花の名は、同属のオドリコソウ(踊り子草)に似ていて小型であることから名づけられました。オドリコソウは花の形を、傘をかぶった踊り子の姿に見立ててつけられています。 花言葉「愛嬌」は、葉が茎の上にいくほど小さくなったユーモラスな姿で、踊っているような明るい赤紫色の花の愛らしさからつけられたのでしょう。花言葉「陽気」「快活」は、群生して咲く花の姿が舞踏会を開いて踊っているように楽しげに見えることからでしょう。 ヒメオドリコソウは冬枯れの庭の陽だまりの中で春を待ちかねて咲き始め、冬に草抜きを手抜きするようになってからは群生しています。鉢と鉢の隙間も埋めつくして、葉と花の色が似ているホトケノザやハコベなど他の咲き広がる春の花を駆逐していました。シソ科オドリコソウ属、一年草、原産地:ヨーロッパヒメオドリコソウ(姫踊り子草)の花言葉:快活、陽気、愛嬌。ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)の誕生花:2月6日、2月13日流通時期:―バンダ カトレア パフィオペディラム
2016.02.06
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早春から初夏に、渦巻き状の新芽を出して羽状に切れ込んだ葉を広げ、茎に沿って数多くつく小さな羽状に裂けた葉(小羽片)の裏に胞子のうが密生し、胞子を飛ばします。2月5日の誕生花は、和の雰囲気あふれる観葉植物、シダ(羊歯)。花の名は、羊の歯に似ているから羊歯という説や、歯形のような葉がしだれている(朶はしだれるを意味する)ことから歯朶という説などがあります。シダは4億年前に陸上に現れた原始の、根や葉、茎の区別があっても花が咲かない胞子植物で、科・属が多岐にわたって、さまざまな葉形や葉色のものなど種類が豊富です。 花言葉「魅惑」は、渦巻き状の新芽が鳥の羽のように展開していく優美な葉姿からつけられたのでしょうか。花言葉「夢」は、シダが夏至の日の夜に一瞬だけ花を咲かせるというヨーロッパの古い言い伝えからでしょうか。太陽は天高く上って頂点に達すると、大地に恵みを与えて引き返すと信じられていて、夏至の日と前夜に、盛大な祝火を焚いて収穫や恋を占い、健康を祈り、シダの花を探したそうです。(夏至のお祭りはキリスト教の普及後聖ヨハネ祭と呼ばれています) 庭のシダはどこからか胞子が飛んできて、フラワースタンドの下や鉢に居場所を確保して、いつの間にか庭の一員になっています。葉の形の違う数種類のシダが生えていますが、同じ生えるならワラビやゼンマイがよかったと思いながら、四方家に囲まれた庭は空中湿度が高く、居心地がよかったようで増え続けています。シダ(羊歯)の花言葉:魅惑、夢、愛らしさ、誠実、愛矯。シダ(羊歯)の誕生花:2月5日、11月23日流通時期:ポット苗を春~秋に見かけます。園芸ネット プラス、エストアガーデン、四国ガーデン楽天市場支店、紫桜館 山の花屋 楽天市場店さんにあります。
2016.02.05
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冬の終わり頃から早春に、葉より先に鱗片に被われた花茎を幾つも出し、黄色い花が陽に当たると開いて夕方に閉じ、花後にふわふわの綿毛をつけて、タネを飛ばします。2月4日の誕生花は、お正月の花として登場、フキタンポポ(蕗蒲公英)。花の名は、植物学者の牧野富太郎博士によって花がタンポポに、葉がフキに似ていることから名づけられました。別名のカントウ(款冬)は、漢名の音読みで、冬に氷を割って生えてくる様子を表してつけられています。 花言葉「公平な裁き」は、咳止めのハーブとして利用された古い歴史の中で、何かお話があってつけられたのでしょうか。フキタンポポ(学名Tussilago farfara)の属名は、ラテン語のtussis(咳)とago(駆逐する)で、古くから民間薬の咳止めに用いられたことからきています。 フキタンポポは数年前からお正月の寄せ植えや盆栽用にフクジュソウ(福寿草)と並んで見かけるようになりました。フキタンポポのポット苗は地面に花芽を密集させてすぐ花を次々と咲かせてくれましたが、葉を出す前に高温多湿で根腐れしてしまいました。キク科フキタンポポ属、耐寒性多年草、原産地:中国、ヨーロッパ、北アメリカ別名:カントウ(款冬)フキタンポポ(蕗蒲公英)の花言葉:公平な裁き。フキタンポポ(蕗蒲公英)の誕生花:2月4日、11月17日流通時期:ポット苗を冬に見かけます。園芸ネット プラス、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、川口BONSAI村さんにあります。 スズラン
2016.02.04
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冬の終わり頃から初夏に、羽状の葉をつけた花茎の先に、白い小さな十字形の花が10~20輪ほど次々と咲きながら、細長い莢をつけます。2月3日の誕生花は、4枚の花弁の白い十字花、タネツケバナ(種漬け花)。花の名は、苗代にまくイネの種もみを水につける頃に、田んぼの畦などで花が咲くことから名づけられました。タネツケバナの仲間には、稲刈り後の田んぼや畦に咲くアキノタネツケバナやミチタネツケバナ、茎が細く直立するタチタネツケバナ、葉が大きいオオバタネツケバナなどがあります。 花言葉「燃える思い」は、小さな白い花を次々と咲かせるたくましさからつけられたのでしょうか。花言葉「勝利」は、大陸から稲作とともに渡来して、他の草に負けずに田んぼ一面を真っ白におおうほど群生して咲く旺盛な繁殖力からつけられたのでしょう。 タネツケバナはいつしか庭に入ってきて、まだ鉢主が芽をだしていない鉢を独り占めして、厳しい寒さの中でもう花を咲かせています。庭や鉢の中にこぼれダネでひっそりと咲くタネツケバナの花を晩夏から秋にも見かけ、不思議に思っていましたが、不時現象(秋に春の花が咲く)により花を咲かせているようです。アブラナ科タネツケバナ属、耐寒性一年草、原産地:東アジア 別名:コメナズナ(米薺)、アワナズナ(粟薺)タネツケバナ(種漬け花)の花言葉:勝利、不屈の心、情熱、熱意、燃える思い。タネツケバナ(種漬け花)の誕生花:1月24日、2月3日、4月26日流通時期:―カラフトタネツケバナヒナソウ ブルークローバー ブルーデージー・フェリシア
2016.02.03
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春に、剣状の葉の間から最初のつぼみのところで急に曲がって伸びた細い花茎に、白い漏斗状の6弁花が傾きながら6~12輪ほど次々と並んで咲き、よい香りがします。2月2日の誕生花は、まだ浅い春の卒業式にふさわしい花、フリージア(白)。花の名(属名)は、19世紀にデンマークの植物学者Christian Friedrich Ecklonが南アフリカで発見し、親友のドイツの医師F. H. T. Freeseの名をつけました。原種の花色は白と黄色で、白くて香りの良い野生種フリージア・アルバが19世紀末に、イギリスで初めて市場に流通して品種改良が行われ、新しい花色が次々と作出されました。 花言葉「純潔」は、汚れのない清楚な花色からつけられています。花言葉「あどけなさ」は、さわやかな香りと純真無垢な幼児が手をつないでいるような花の印象からつけられたのでしょう。フリージアは黄、赤、紫の花色にも花言葉があります。 最初は花壇に、一重や八重、巨大輪のフリージアを白や紅、赤紫、オレンジ色などの色とりどり植えていましたが、最後には黄色い一重の花だけになりました。春の暖かく快適な日には、原種に近い白い花が特によく香ります。フリージアの原種は原産地ではそれぞれ近くに異品種がないため、幾世代も交雑することなく純潔を守り続けて、長い年月生き延びているそうです。アヤメ科フリージア属、半耐寒性秋植え球根、原産地:南アフリカ別名:アサギスイセン(浅黄水仙)、コウセツラン(香雪蘭)フリージア(白)の花言葉:純潔、あどけなさ。フリージア(白)の誕生花:2月2日、3月13日フリージアの花言葉:無邪気、清香、慈愛、親愛の情、期待、純粋、純潔、あこがれ。フリージアの誕生花:1月10日、1月18日、2月2日、2月11日、2月13日、2月14日、2月22日、2月27日、2月28日、3月13日、8月20日、12月17日流通時期:球根を晩夏~秋に、鉢花を冬~早春に見かけます。ハッピーガーデン、園芸ネット プラス、はなや IchiJin‘いちじん’さんにあります。 チューリツプ ルピナス
2016.02.02
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冬の終わり頃から早春に、葉に先だって枝垂れた若枝の節ごとにつけたつぼみがほころび、ピンクの濃淡や白、赤の一重や八重の花がふくよかな香りを漂わせて枝いっぱいに咲きます。2月1日の誕生花は、流れる滝のように枝垂れた枝に咲くウメ(梅)の花、シダレウメ(枝垂れ梅)。花(木)の名は、枝が放物線を描いて下方に伸びた枝垂れるウメの姿から名づけられました。ウメの名は中国語の梅(メイ)が転訛したという説、薬用に燻製にした実の烏梅(ウメイ)が転訛したという説、花の美しさからの愛目(うめ)が転訛したという説などがあります。 シダレウメ(枝垂れ梅)は2月1日の誕生樹で、ウメの花言葉に加えて、枝垂れた枝から連想した花言葉がつけられています。花言葉「華やかさ」は、滝のように枝垂れた枝いっぱいにゴージャスに咲く花の姿からつけられています。花言葉「柔らかさ」は、枝垂れた枝に沿って楚々とした花をふんわりとまとった樹姿からつけられたのでしょう。 知人宅の紅白の八重のシダレウメは並んで植えられていて、白い花はピンクの花よりも遅れて咲き、ピンクの豪華な花の盛りが過ぎたころに満開になります。紅白のシダレウメは幹をまっすぐに伸ばした傘のような樹形(アンブレラ仕立て)で、百花に先駆けて春の訪れを告げて咲きます。バラ科サクラ属、耐寒性落葉高木、原産地:中国別名:コウブンボク(好文木)、コノハナ(木の花)、ハルツゲグサ(春告草)、カゼマチグサ(風待草) シダレウメ(枝垂れ梅)の花言葉:柔らかさ、華やかさ。シダレウメ(枝垂れ梅)の誕生花:―ウメ(梅)の花言葉:潔白、忠実、高潔、気品、清香、上品な美しさ。ウメ(梅)の誕生花:1月5日、2月1日、2月7日、10月24日、12月27日流通時期:苗木を秋~春に、盆栽を秋~冬に見かけます。モダン盆栽 中村屋、花ひろばオンライン、ガーデン ストーリー、ガーデン ストーリー、園芸百貨店何でも揃うこぼんさい、日本花卉ガーデンセンター、G-Styleさんにあります。
2016.02.01
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春に、かたい革質の先がとがった長楕円形の香りのある葉のわきに、黄白色の小さな花が集まって花房になって咲き、雌株には花後に実がつき、秋になると黒紫色に熟します。2月28日の誕生花は、ギリシャ神話の太陽神アポロンの永遠の愛の証のローレル、ゲッケイジュ(月桂樹)。花(木)の名は、漢名の月桂と樹で、月桂は月にカツラの木が生えているという意味で、神聖で高貴なものを示す中国の隋の月桂伝説からきています。別名のローレルは、ラテン語のLaudis(賞賛する、誉めたたえる)で、古代ギリシャで古代オリンピックなどの祭典の勝者や英雄が枝葉で編んだ冠(月桂冠)を贈られ、讃えられたことからきているのでしょう。 花言葉「栄光」、「勝利」は、古代ギリシャで祭典の勝者に贈られる月桂冠が勝利と栄光のシンボルとされたことからつけられています。ギリシャ神話によると、弓矢で遊んでいてアポロンにからかわれた愛の神エロスは、近くで川遊びをしていたダフネに恋する金の矢をアポロンに、アポロンを疎む鉛の矢をダフネに放ちました。ダフネがアポロンの求愛から逃れるため、父の河の神に月桂樹に変えてもらったので、アポロンはひどく悲しみ、永遠の愛の証として月桂冠を永遠に身につけているとのことです。 ゲッケイジュには葉や花、実にもそれぞれ花言葉がつけられています。葉の花言葉「死すとも変わらず」は、乾燥させた葉の特有の香りが何年も残ることからつけられたのでしょう。実の花言葉は「教示」ですが、雌株は少ないようで、庭の鉢植えもご近所のあちこちで見かけるローレルも雄株で、残念なことに実を見たことはありません。鉢植えのゲッケイジュは葉を乾燥させて、香辛料のローリエとして昔はよくカレーに入れていました。クスノキ科ゲッケイジュ属、耐寒性常緑高木、原産地:地中海沿岸別名:ローレル、ローリエ、ベイツリーゲッケイジュ(月桂樹)の花言葉:栄光、勝利。ゲッケイジュ(月桂樹)の誕生花:2月16日、2月28日、10月10日、12月9日、12月18日ゲッケイジュ(月桂樹)の葉の花言葉:死すとも変わらず。ゲッケイジュ(月桂樹)の花の花言葉:功労の報い、裏切り。ゲッケイジュ(月桂樹)の実の花言葉:規律、教示。流通時期:苗木やポット苗を秋~春に見かけます。花ひろばオンライン、SORA、GRANDY、ガーデンタウン、日本花卉ガーデンセンター、千草園芸、トオヤマグリーン、ぐりーんぐりーん、ガーデニングショップ四季の里さんにあります。
2015.02.28
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早春から晩春まで、長三角形や長卵形、ハート形などをした縁にギザギザ(鋸歯)がある葉のわきに花柄を数本伸ばして、紫や青、白、ピンクなどの花を次々と咲かせます。2月27日の誕生花は、心を癒し郷愁を呼び起こす美しい野の花、スミレ(菫)。花の名は、摘まれることからの摘み入れが転訛したという説や、植物学者の牧野富太郎博士による大工道具の墨入れ(墨つぼ)に花の形が似ていることからという説などがあります。ヨーロッパではバラは美を、ユリは威厳を、スミレは誠実さを表し、この3つを兼ね備えている女性が理想の女性とされていて、スミレは花としては高い地位を占めています。 花言葉「謙遜」「謙譲」は、美しさを誇ることなくつつましく咲く花の姿からつけられています。花言葉「誠実」は、ひっそりと奥ゆかしく可憐な花を咲かせる姿をたとえたものだそうです。花言葉「真実の愛」は、許嫁がいて太陽神アポロンの愛を受け入れられないというイオの願いで、女神アルテミスがイオをスミレの花に変えたというギリシャ神話からつけられています。ローマ神話に、「私とスミレのどちらがいい香り?」と聞いた愛と美の女神ヴィーナスがキューピッドの「スミレ」の答えに怒って、スミレを叩いたので、花色が白から青になったという伝説があります。 鉢植えのスミレは、他の鉢に飛ばしたタネから鉢主がまだ芽を出さない冬の暖かい日から咲き始め、春には鉢を占領して花をたくさん咲かせます。日当たりのよい山道などで、鉢植えのスミレと花弁や葉の色や形、咲き方などが異なるスミレに出会うとうれしくなります。スミレは花色によって、それぞれに花言葉があてられています。スミレ科スミレ属、耐寒性多年草、原産地:日本(世界で約500種のうち55種)別名:スモウトリクサ(相撲取草)スミレの花言葉:慎み深さ、謙虚、謙遜、誠実、小さな幸せ、真実の愛。スミレの誕生花:2月19日、2月21日、2月27日、4月3日スミレ(白)の花言葉:無邪気な愛、あどけない恋。スミレ(白)の誕生花:1月6日、1月10日、1月15日、1月23日、2月1日、3月29日スミレ(黄)の花言葉:つつましい幸福、牧歌的な喜び。スミレ(黄)の誕生花:1月8日、1月9日、1月18日、2月3日、2月6日、5月4日スミレ(ピンク)の花言葉:愛、希望。スミレ(ピンク)の誕生花:1月6日スミレ(紫)の花言葉:ささやかな幸せ、誠実、ひそかな愛。スミレ(紫)の誕生花:1月5日、1月8日、1月29日、2月21日、3月1日スミレ(青)の花言葉:誠実、愛。スミレ(青)の誕生花:1月8日、3月15日流通時期:ポット苗を早春に見かけます。園芸ネット プラス、charm 楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店、日本花卉ガーデンセンター、e-フラワーさんにあります。
2015.02.27
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冬の終わりから春に、銀色がかった緑の葉と同じ色をしていた小さなつぼみが色づくと、あたりが急に明るくなったようになり、黄色のふんわりした鮮黄色の花がしだれた枝いっぱいに咲きます。2月26日の誕生花は、春の到来を祝って咲く花木、ミモザアカシア。花の名は、イギリスでmimosaと呼ばれた南フランスから輸入されるフサアカシアの切花と、古代ギリシャ語のakantha(棘)、ギリシャ語のakazo(棘、尖らす)から名づけられました。ミモザアカシアには、銀色の葉をしたギンヨウアカシア(銀葉アカシア)と、花が寄り集まって房状に垂れ下がるフサアカシア(房アカシア)があります。 花言葉「秘めた恋」「秘密の愛」は昔、内気で愛の告白ができないインディアンの若者がアカシアの花の枝を娘に差し出し、承諾する娘は無言で受け取ったという慣わしからつけられたそうです。花言葉「豊かな感受性」は、小さな糸のような花弁が集まって球になり、球になったものが集まって房になる花からでしょう。 鉢植えのギンヨウアカシアは猛暑に耐えられず枯れましたが、庭に植えたら、ご近所のように眩しいくらいきれいな黄色い花を咲かせるシンボルツリーになっていたでしょうか。植物園のフサアカシアは黄金に輝く荘厳な花を見上げなくてはならないほど堂々とした大木になっています。マメ科アカシア属、耐寒性常緑小高木、原産地:オーストラリア別名:ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)、フサアカシア(房アカシア)ミモザアカシアの花言葉:豊かな感受性、友情、真実の愛、秘めた恋、秘密の愛。ミモザアカシアの誕生花:2月26日、3月19日、3月25日流通時期:苗木やポット苗、鉢花を冬~早春に見かけます。土っ子倶楽部、千草園芸、ファーム フローラル、ガーデニング雑貨のアトリエ欅舎、GRANDY、園芸ネット プラスさんにあります。 アカシア
2015.02.26
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冬の寒い日から晩春まで、こんもりと緑のじゅうたんのように広がった葉の間から伸びた花茎の先に、赤やピンク、白などの5弁花が数輪、上向きに咲きます。2月25日の誕生花は、ヨーロッパ原産のクモマグサの園芸品種のヨウシュクモマグサ(洋種雲間草)、クモマグサ(雲間草)。花の名は、雲の合間に生える草で、北アルプスなどの雲が行き交うほど高い山に自生することから名づけられました。クモマグサの名で流通するヨウシュクモマグサやセイヨウクモマグサ(西洋雲間草)は、ヨーロッパのアルプスなどの高山に自生しています。 花言葉「活力」は、雲の行き交う高山の岩場や礫地(れきち)などに根をおろして、花をたくさん咲かせるバイタリティーに与えられたものです。花言葉「遠い思い出」は、たびたび訪れることのできない高山の岩場などでしか可憐な花の咲く姿が見られないことからつけられたのでしょう。 クモマグサは育てるのがむずかしく、本当に山に登らないと見られないようですが、セイヨウクモマグサの園芸品種は花の少ない冬の季節に戸外で元気に咲いてくれます。花が咲いたあとから花茎が少しずつ伸びて、開いた花のすぐ下の葉のわきに小さなつぼみがついていています。セイヨウクモマグサも高温多湿に弱く、暖地なので一度も夏越ししたことはありませんが、多湿に蒸れた葉を枯らしながらも、健気に最後まで花を咲かせようとしています。ユキノシタ科ユキノシタ属、耐寒性常緑多年草、原産地:ヨーロッパ別名:ヨウシュクモマグサ(洋種雲間草)、セイヨウクモマグサ(西洋雲間草)、サクシフラガクモマグサの花言葉:活力、自信、愛らしい告白、遠い思い出。クモマグサの誕生花:2月11日、2月13日、2月25日、2月27日、3月22日 流通時期:ポット苗や鉢花を冬~早春に見かけます。花みどりマーケット、園芸ネット プラス、Green Box (グリーンボックス)、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、つどいの里八ヶ岳山野草園、ガーデニングshop岐阜緑園、緑の風yamashoku、錦幸園 楽天市場店さんにあります。
2015.02.25
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早春から初夏にかけて、まっすぐに立ちあがった茎先に、中心が五角形をしたスクリュー形の青紫色の5弁花が次々と咲きます。2月24日の誕生花は、思想家ジャン・ジャック・ルソーが自叙伝「告白」で打ち明けた恋の思い出の花、ツルニチニチソウ(蔓日々草)。花の名は、つる性で日ごとに新しい花が咲くことから名づけられました。ツルニチニチソウの学名Vinca majorは、属名Vincaがラテン語のvincire(しばる、巻きつける)で、つるを用いて花輪を作っていたことからつけられ、種小名はmajor(大きい)です。仲間のヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)は、ツルニチニチソウに比べて葉や花が小さいことから、花の名と種小名のminor(小さい)がつけられています。 花言葉「楽しき思い出」は、思想家ジャン・ジャック・ルソーの恋の思い出の花であることからつけられています。ルソーは自叙伝「告白」で、30年前に恋するド・ワレン夫人が「ツルニチニチソウがまだ咲いているわ」と言った花を植物採集中に見つけて、楽しかった恋の日々を思い出したと打ち明けています。花言葉「優しい追憶」は、常緑で冬の間も枯れないことから不死のシンボルとされて、死者に捧げる風習があったことからつけられています。ツルニチニチソウは中世のヨーロッパでは、魔除けの効果やさまざまな薬効があるとされていて、イギリスやフランスでは魔法使いのスミレとも呼ばれているそうです。 斑入りのツルニチニソウはフェンスに吊った鉢の中で花を咲かせたあと、つるが下に垂れていき、地面に根を下ろし、つるを這わせてどんどん広がり地面をおおっていきました。生育旺盛で地下茎を伸ばして他の鉢底の穴から入って芽を出し、鉢主と一緒に花を咲かせたりしています。ヒメツルニチニチソウも同じように鉢をフェンスに吊っていますが、地面までつるが届かないので、増えずにいます。キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属(ビンカ属)、耐寒性・耐暑性常緑つる性半低木、原産地:地中海沿岸ツルニチニチソウ(蔓日々草)の花言葉:.幼馴染み、朋友、楽しき思い出、優しい追憶。ツルニチニチソウ(蔓日々草)の誕生花:2月24日、4月10日流通時期:ポット苗を早春から見かけます。園芸ネット プラス、遊恵盆栽 楽天市場店、花のまちころぼっくる、ガーデンタウンさんにあります。 ヒメツルニチニチソウ
2015.02.24
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春から秋に、まっすぐ伸びて枝分かれした花茎の先に、紅色や白、黄などのケイ酸を含んで水分が少なくカサカサした花弁状の総苞片に包まれた、中心の黄色い花が一輪咲きます。2月22日の誕生花は、ドライフラワーのように硬く乾いた明るい花、ヘリクリサム。花の名は、ギリシャ語のHelios(太陽)とchrysos(黄金)で、輝くような太陽の金色の花の姿から名づけられました。単にヘリクリサムというと、ムギワラギク(学名 Helichrysum bracteatum)を指し、ムギワラギク(麦蕎菊)は英名のStraw flowerで、花が乾燥した麦藁のようなことからつけられています。 花言葉「黄金の輝き」は、花にキラキラとした金属光沢のあることからきているのでしょう。花言葉「永遠の思い出」「いつまでも続く喜び」は、黄やオレンジ、紅、白などの花色と花形がいつまでもそのまま残ることからつけられています。花言葉「不滅の愛」も、咲いているときに摘んでドライフラワーにしても、いつまでも変わらない独特の光沢と質感につけられたものです。 ペーパーデージーとかんざし姫ムギワラギクは毎年、ご近所の畑の片隅でこぼれダネが色とりどりの花を咲かせています。仲間のヘリクリサム ペーパーデージー(学名Helichrysum subulifolium)は早春から初夏まで、すらっと伸びた細い茎先にキラキラ輝くような黄色い花を咲かせます。ヘリクリサムかんざし姫(学名Helichrysum assinianum)は矮性で、早春によく分枝して細く伸びた茎先に、ピンクの小輪の花を数輪以上咲かせるので、株全体がピンクで覆われます。キク科ムギワラギク属、半耐寒性一年草、原産地:オーストラリア別名:ムギワラギク(麦蕎菊)、テイオウカイザイク(帝王貝細工)ヘリクリサムの花言葉:いつまでも続く喜び、不滅の愛、永遠の思い出、黄金の輝き。ヘリクリサムの誕生花:2月22日、2月28日、5月24日、7月17日、7月25日流通時期:ポット苗や鉢花を春に見かけます。ヘリクリサムの仲間 スモークツリー
2015.02.22
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春に、柔らかく這うように広がってよく枝分かれした茎先に、空色の花弁の中心が白く抜ける五弁花が羽状の深い切れ込みのある葉をおおうように咲きそろい、一面空色になります。2月21日の誕生花は、19世紀にヨーロッパに渡った空色の可憐な花、ネモフィラ。花の名(属名)は、ギリシャ語のnemos(小さな森)と phileo(愛する)で、原種が森の周辺に自生することから名づけられました。別名のルリカラクサ(瑠璃唐草)は、瑠璃色の花が咲き、葉の形が唐草模様に似ていることからつけられています。ルリカラクサの学名はNemophila menziesii Insignis blueで、大正の初めに渡来したNemophila menziesiiの園芸品種Insignis blue(素晴らしい青、際立つ青)です。 花言葉「清々しい心」は、さわやかに澄み渡る空色を現す言葉だそうです。花言葉「どこでも成功」は、他に類を見ないほどの青色の美しさにヨーロッパに渡って愛されてあちこちに広まったことからつけられたのでしょうか。それとも、日当たりのよい場所ならどこにでも花を咲かせ、アスファルトの隙間にも花を咲かせたりすることからでしょうか。花言葉「可憐」は、小さな花の愛らしさからでしょう。 1株のネモフィラが花茎を四方八方に伸ばして、次々と花を咲かせるので、ご近所の空き地では辺り一面に青い花の絨毯が広がっています。ネモフィラには、白い花弁に紫紺色の斑点が散らばるスノーストームや、黒に近い紫に白の覆輪が入るペニーブラックなどがあります。ハゼリソウ科ネモフィラ属、耐寒性一年草、原産地:北アメリカ別名:ルリカラクサ(瑠璃唐草)ネモフィラの花言葉:どこでも成功、可憐、愛国心、清々しい心、荘厳、私はあなたを許す。ネモフィラの誕生花:1月28日、2月21日、3月2日、4月7日、4月24日、4月30日流通時期:タネを晩夏~秋に、ポット苗を春に見かけます。ハッピーガーデン、園芸ネット プラス、Green Box (グリーンボックス)、千草園芸さんにあります。 ワタスゲ・ヒメワタスゲ
2015.02.21
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冬の終わり頃から早春に、よく分枝した細い枝に葉と花柄を同時に出して、先が5つに裂けた漏斗形の淡い紅色の花が1、2輪下向きに次々と咲き、初夏に鮮紅色の実がなります。2月20日の誕生花は、さわやかな甘い実、ウグイスカグラ(鶯神楽)。花の名は、古名のウグイスガクレ(鶯隠れ)が転訛したもので、ウグイスが隠れる木からという説、実をついばむウグイスの姿が神楽を踊っているように見えることからいう説などがあります。別名のウグイスノキ(鶯の木)は、ウグイスが鳴きはじめる頃に花が咲くことからつけられています。 花言葉「未来を見つめる」は、枝に寄り添って咲く目を見開いたような二輪の花や、二つの赤い実をぶら下げた様子をたとえたのでしょうか。花言葉「明日への希望」は、朝晩が冷え込む早春に咲かせた小さな花が実を結ぶことから連想してつけられたのでしょうか。 ヒョウタングミ(瓢箪茱萸)はウグイスカグラの突然変異種だそうで、ひょうたんそっくりのかわいい小さな実をつけます。鉢から根を出しているので、春に葉が茂ると狭い通路いっぱいに大きくなり、たまにひょうたん形でない楕円の実をひとつつけていることがあります。ウグイスカグラには、実が黄色いキミノウグイスカグラ、実が黒いクロミノウグイスカグラがあります。スイカズラ科スイカズラ属、耐寒性落葉小低木、原産地:日本別名:ウグイスノキ(鶯の木)ウグイスカグラ(鶯神楽)の花言葉:未来を見つめる、明日への希望。ウグイスカグラ(鶯神楽)の誕生花:2月20日流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。園芸ネット プラス、千草園芸、トオヤマグリーン、苗通販店:ぐりーんべりぃ、小品盆栽 豊田福樹園 楽天市場店、三浦培樹園さんにあります。
2015.02.20
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春から初夏に、白い綿毛の生えた葉をつけた花茎の先に、銀白色の綿毛におおわれた星形の花弁のような苞葉に包まれて、クリーム色の丸い筒状花(頭花)が5~10輪ほど咲きます。2月19日の誕生花は、高山ロマンのアルプスの星、エーデルワイス。花の名は、ドイツ語の edel(高貴な、気高い)と weiß(白)で、白い花の気品のある姿から名づけられました。別名のセイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)は、西洋種のウスユキソウ(薄雪草)で、ウスユキソウは葉や茎、苞葉が白い綿毛におおわれ、薄雪のように見えることからつけられています。 花言葉「大切な思い出」は、スイスの言い伝えからきています。ある日、地上に舞い降りた美しい天使に恋をした登山家が、どうかその美しい姿を見る苦しみから救ってくださいと祈ると、天使は地上に花を残し天に帰ったと伝えられています。花言葉「忍耐」は、アルプスの高山帯に自生し、強い日射しや風、乾燥などの過酷な環境に耐えて咲くことからつけられています。 エーデルワイスは春に播いたタネがほとんど芽を出して喜びましたが、暖かい雨が降るようになると花が咲くまでに消えていきました。暖地の植物園では、四月に花を咲かせていたので、春に花が咲くよう秋にタネを播いた方がよかったようです。キク科レオントポジウム(ウスユキソウ)属、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパアルプス、ピレネー山脈別名:セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)エーデルワイスの花言葉:大切な思い出、勇気、忍耐。エーデルワイスの誕生花:2月13日、2月19日、5月1日、8月18日流通時期:タネを秋~春に、ポット苗を早春に見かけます。園芸ネット プラス、charm 楽天市場店、花苗と球根の店 Better Gardensさんにあります。 ウスユキソウ
2015.02.19
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晩春から初夏に、すらりと伸びた花茎の先に、白い小花が集まって半手まり状になり、さらに半手まり状の花が中心部からわき上がるようにたくさん集まって、大きな傘状の花になります。2月17日の誕生花は、繊細で優しい白いレース編みのような花、ホワイトレースフラワー。花の名は、流通名で、白い小花がふんわり集まった花の姿が豪華なレースのように見えることからつけられました。別名のドクゼリモドキ(毒芹擬き)は、草丈や葉、白い花の形などが猛毒を含むドクゼリに似ていることからつけられています。 ホワイトレースフラワーは学名Ammi majus(アミ・マユス)とAmmi visnaga(アミ・ヴィスナガ)を呼んでいるそうで、Ammi visnagaは葉が繊細なので、別名はイトバドクセリモドキです。花言葉「細やかな愛情」は、白い小花と小花がレース編みのドイリーのように見える繊細な花の形につけられたのでしょう。花言葉「可憐な心」は、エレガントな白いレース編みのような花房を形成するひとつひとつの小さな花の愛らしさからきているでしょう。 ホワイトレースフラワーは以前に白と青、ピンクの3色セットで庭植えしていたディディスカスの白花より草丈が高くなり、花房も手のひらよりも大きく、堂々としていました。ディディスカスはオーストラリア原産のブルーレースフラワー(セリ科トラキメネ属)の園芸品種名です。セリ科アミ(ドクゼリモドキ)属、半耐寒性一年草、原産地:地中海沿岸別名:ドクゼリモドキ(毒芹擬き)ホワイトレースフラワーの花言葉:可憐な心、細やかな愛情、繊細。ホワイトレースフラワーの誕生花:2月17日、3月15日、5月7日、6月7日、7月9日流通時期:ポット苗を早春に見かけます。園芸ネット プラス、錦幸園 楽天市場店、産直花だん屋、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、花みどりマーケット、e-フラワーさんにあります。 ブルーレースフラワーサクラ
2015.02.17
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冬の終わり頃から早春に、葉に先立って短い柄の先に、内側が暗紫色の萼(ガク)から巻いていた4枚の花弁が伸びて、細長いひものような黄色い花が数輪ずつ枝いっぱいに咲きます。2月16日の誕生花は、いち早く春の訪れを告げて咲く黄色い花木、マンサク(満作)。花の名は、その年の初めにまず咲くことから名づけられたとも、豊年満作の祈願からつけられたともいわれています。別名のキンルバイ(金縷梅)は、花弁の形が金色の糸のようなことからの漢名で、中国原産のシナマンサク(支那満作)を指すそうです。シナマンサクは前年の大きな枯れ葉が花の咲く頃まで残り、マンサクの仲間の中では大きい花を咲かせます。 マンサクは、かつて東北地方では花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作など、稲の作柄を占う花木でした。花言葉「ひらめき」「霊感」は、ここからきているそうですが、黄金色にパッとはじけたような花の形からもつけられたのではないでしょうか。花言葉「呪文」「不思議な力」は、アメリカ先住民がアメリカマンサクで魔術のステッキを作り、枝を占い棒として使用していたことからつけられたのでしょう。 山際の公園にはマンサクとシナマンサクがあり、マンサクは毎年初冬にはすっかり葉を落とし、シナマンサクは花を枯れ葉のわきに咲かせています。盆栽のマンサクは初めの頃は晩秋に葉を落としていましたが、今ではシナマンサクのように枯れ葉をつけたまま花を咲かせています。マンサクの仲間には、マルバマンサク(丸葉満作)やニシキマンサク(錦満作)、紅色のアカバナマンサク(赤花丸葉満作)などがあります。マンサク科マンサク属、耐寒性落葉小高木、原産地:日本、中国別名:キンルバイ(金縷梅)マンサク(満作)の花言葉:直感、霊感、ひらめき、呪文、不思議な力、神秘、魔力、幸福の再来。マンサク(満作)の誕生花:1月16日、2月11日、2月16日流通時期:苗木や盆栽を冬~早春に見かけます。花ひろばオンライン、日本花卉ガーデンセンター、GRANDY、ガーデンタウン、植木生産販売専門店 芝樹園、千草園芸さんにあります。 フォッサギラ
2015.02.16
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晩秋から晩春まで、針状の葉を輪状につけてよく分枝した小枝の先に、おしべの黒い葯をのぞかせたピンクのベル形の小花がたくさん集まって、枝や葉を埋めつくして長い間咲きます。2月15日の誕生花は、庭植えに向く丈夫で花もちのよい可憐な花、ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)。花の名は、大正時代に渡来したエリカの代表種で、ベル形の花からのぞく黒い葯が蛇の目(白丸の内側に黒丸の模様)に見えることから名づけられました。ジャノメエリカの学名はErica melantheraで、属名はギリシャ語のereike(砕く)で、胆石を砕く薬効を持つと信じられていたことからとされ、種小名は melanthera(黒い色の葯がある)です。別名のクロシベエリカ(黒蕊エリカ)は、おしべの葯が黒いことからつけられています。 花言葉「愛らしい姫」は、花の名にかわいい女の子のイメージがあることからつけられたのでしょうか。それとも、小さなベル形の花芯の黒いおしべが目立つ濃いピンクや淡いピンクの気品のある花の愛らしさをたとえたのでしょうか。花言葉「寂しさ」は、風の吹きすさぶ荒野に自生する花の姿からきています。花の多さにもかかわらず、華やかさより「寂しさ」を感じるのは花が小さく、おしべの黒い葯がのぞくからでしょうか。 ジャノメエリカはエリカの中で最初に見た花で、以前ご近所の庭に大きな木があり、春になると枝が花でおおわれていました。植物園では、晩秋から咲き始め、春が近づくにつれて花数が増え、満開のときは花が枝にびっしりとつき、針状の短い葉は緑が濃くなります。鉢植えのジャノメエリカは水切れに弱く、庭植えにした方が大きくなってくれそうです。ツツジ科エリカ属、耐寒性常緑低木、原産地:南アフリカ別名:エリカ・カナリクラータ、クロシベエリカ(黒蕊エリカ)ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の花言葉:愛らしい姫、優美、希望、寂しさ。ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の誕生花:2月15日、9月17日、11月25日、12月18日流通時期:鉢花を冬~早春に見かけます。千草園芸、トオヤマグリーン、フラワーショップ「パレット」、グリーンロケットさんにあります。 エリカ
2015.02.15
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冬から春に、ハート形の葉をつけてすらっと伸びた花茎の先に、ピンクや紫、青、紅色など一重の花がドーム状にたくさん咲き、花色があせてきたら摘むと下の次のつぼみが咲きます。2月14日の誕生花は、真冬のどんよりした空の下でよく咲くサイネリア(シネラリア)や木立性セネシオ(コダチセイセネシオ)、ペリカリス。花の名(属名)は、ギリシャ語のperi(周りの)とkallos(美しい)で、筒状花のまわりの舌状花が美しいことから名づけられたようです。ペリカリスはサイネリアの現属名で、Pericallis cruentus や Pericallis lanata などを交配して品種改良の進んだサイネリアと、サイネリアに再度、野生種を交配した木立性セネシオがあります。木立性セネシオは旧属名のセネシオの名残で、桂華(けいか)や貴凰(きおう)、セネッティなどの園芸品種があります。 花言葉「常に輝かしく」は、冬から春にかけてあくまで明るく咲く花の姿にたとえたものだそうです。花言葉「いつも快活」「いつも喜んで」は、鮮やかな色の傘を広げたようにたくさんの花がこんもりと長く咲き続ける花の姿からつけられています。 木立性セネシオも、サイネリアと同じように花色が豊富で、花が一段落したら、わき芽のあるところまで切り戻すと、そこから花芽が大きくなり、二番花が咲きます。木立性セネシオ貴凰の青い花は暖地では真冬の戸外で少しずつ開き、早春にはこんもり半球状になって、晩春に二番花が少し咲きました。木立性セネシオ桂華は寒さに強いようで、雪の積もった日も元気で、サーモンピンクの花が進むと、花色がだんだん濃くなってから薄色に移り変わり、豪華な花色の変化を楽しめます。キク科ペリカリス属(セネシオ属)、耐寒性一年草、原産地:アフリカのカナリア諸島別名:シネラリア、サイネリア、フウキギク(富貴菊)、フキザクラ(富貴桜)ペリカリスの花言葉:常に輝かしく、常に快活、いつも喜んで。ペリカリスの誕生花:1月4日、1月24日、2月14日、12月2日流通時期:鉢花を冬~早春に見かけます。アリスガーデン、緑の風yamashokuさんにあります。 サイネリア ハエマンサス
2015.02.14
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春から初夏に、よく分枝した細く堅い茎についた白い粉を帯びた葉のわきに、花弁(総苞片)がかさかさと乾いた薄いピンクの紙細工のような花が横向きに次々と咲きます。2月13日の誕生花は、乾いてからも形や色の変わらない永久花(everlasting flower)、ローダンセ。花の名(属名)は、ギリシャ語の rhodon(バラ)と anthos(花)で、花色から名づけられました。別名のヒロハノハナカンザシ(広葉の花簪)は、葉がハナカンザシ(花簪)の葉より幅広なことからつけられています。単にローダンセというと、ヒロハノハナカンザシ(Rhodanthe manglesii)とその園芸品種をさすことが多いそうです。英名のスワン・リバー・エバーラスティングは、Swan River の everlasting flower で、西オーストラリア州の南西部を流れるスワン川の周辺で自生している(発見された)のでしょうか。 花言葉「変わらぬ思い」「終わりのない友情」は、ドライフラワーになっても色あせない花に、何が起ころうがゆるぎない気持ちを現したものです。花言葉「飛翔」は、英名のスワン・リバー・エバーラスティングのスワン(白鳥)の連想からきているのでしょうか。 ローダンセは秋まきのポット苗がまだ花の少ない早春に次々と枯れない花を咲かせて、花の盛りには小さな鉢いっぱいになります。暖地では、春まきの鉢花は夏まで咲きますが、暖かくなって雨が多く降ると、花弁が黒ずんできます。 キク科ローダンセ属、半耐寒性秋まき・春まき一年草、原産地:オーストラリア別名:ヒロハノハナカンザシ(広葉の花簪)、ヒメカイザイク(姫貝細工)ローダンセの花言葉:変わらぬ思い、終わりのない友情、飛翔、永遠の愛。ローダンセの誕生花:2月13日、2月22日、2月26日、3月30日、6月27日流通時期:タネを秋~春に、ポット苗を早春に見かけます。ハナカンザシ 青いバラ
2015.02.13
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冬から春まで、縁が浅く切れ込んでやわらかい毛の生えた葉の間からすっと伸びた花茎に、赤やピンク、白などの小さな花がリング状に段をなしてあふれるように咲き続けます。2月12日の誕生花は、アジア系の野生のサクラソウ(桜草)の園芸品種プリムラ・マラコイデス、セイヨウサクラソウ(西洋桜草)。花の名は、ヨーロッパやアジアに自生する外来種のサクラソウを品種改良した園芸品種の総称で、サクラソウはサクラ(桜)に似た花を咲かせることから名づけられました。プリムラ・マラコイデスはサクラソウの仲間で、属名のプリムラはラテン語のprimus(最初)で、春一番に花を咲かせることからつけられています。プリムラの仲間には、サクラソウやオブコニカ、シネンシス、ヨーロッパの原種から生まれたポリアンサやジュリアンなどがあり、それぞれ花言葉と誕生花がつけられています。 プリムラの花言葉「青春の喜びと悲しみ」は、早春に咲く花の命が短いことをたとえたものだそうです。花言葉「気どらない愛」は、仲間の他のプリムラに比べてピンクの花が小さく控えめなことからつけられたのでしょう。花言葉「運命を開く」は、長い茎にリング状に集まったかわいらしい花が風に揺れながら寒さを乗り越えて咲くことからつけられています。 古くから親しまれていたセイヨウサクラソウは鉢からこぼれダネが庭に広がり、やさしいピンクの小花が輪になって段々になり、何年も庭を埋めつくすように咲き誇っていました。今では、プリムラ・マラコイデスの園芸品種には青紫色の花や八重咲き、白地に赤紫色の模様の入る絞り咲きタイプ、花弁の中心に目が入る蛇の目タイプなどがあります。サクラソウ科サクラソウ属、半耐寒性または耐寒性一年草(多年草)、原産地:中国別名:オトメザクラ(乙女桜)、ケショウザクラ(化粧桜)プリムラ・マラコイデスの花言葉:運命を開く、気どらない愛、素朴。プリムラ・マラコイデスの誕生花:1月3日、1月18日、1月21日、2月12日流通時期:初秋にポット苗を、晩秋から花つきポット苗、冬に鉢花を見かけます。はな丸さんにあります。ニホンサクラソウ
2015.02.12
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厳しい冬のさなかから春に、枝分かれして横に広がった茎先の縁にギザギサのある葉のわきに、空色の花弁に濃青色の筋の入った小さな4弁花が朝開いて、夕方に閉じて落ちます。2月11日の誕生花は、花の美しさと名前がアンバランスなヨーロッパ原産の帰化植物、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)。花の名は、大きなイヌノフグリ(犬の陰嚢)で、イヌノフグリは花後につく実が2つ並んでいる様子を犬のフグリ(陰嚢)に見立てて名づけられました。明治初期に渡来したオオイヌノフグリもイヌノフグリも、植物学者の牧野富太郎博士によって命名されました。 花言葉「愛くるしい」は、群生して葉に散りばめられたように咲く空色の小花の可憐さにつけられたのでしょう。花言葉「信頼」は、一日でポロッと落ちる短い命の花を冬から春まで長く咲かせ続けることからきているのでしょう。 オオイヌノフグリは以前は道端や畑の畦道など、日当たりのよい所ではどこででも見かけましたが、今では空き地などでも見られなくなり、ご近所では小さな川の縁だけで咲き誇っています。小学生のとき空色の美しさに魅せられて、空き地の花のじゅうたんから一茎、持ち帰って父に教わった花の名前を覚えようと繰り返し呼んでいたら、はしたないとたしなめられました。花色がオオイヌノフグリに近いネモフィラはかなり大きな花で、空色の花を敷き詰めて咲き広がります。ゴマノハグサ科クワガタソウ属、耐寒性一年草、原産地:ヨーロッパ別名:ルリカラクサ(瑠璃唐草)、テンニンカラクサ(天人唐草)オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)の花言葉:愛くるしい、信頼。オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)の誕生花:2月11日、2月27日流通時期:―ネモフィラ ルリソウ・エゾルリソウ ビスカリア デルフィニウム
2015.02.11
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春になると、柔らかい茎の上部に互い違いについた葉(羽状複葉)のわきから出した長い花柄に、白や赤紫色の蝶形の花が次々と咲き、花後に黄緑色のさやがつきます。2月10日の誕生花は、古代エジプトのツタンカーメン王も見た豆の花、エンドウ(豌豆)。花の名は、漢名の豌豆の音読みで、豌(曲がる、曲がりくねる)はつるが曲がりくねって延びる姿から名づけられました。エンドウはさやごと食べるサヤエンドウ(キヌサヤ)、完熟前の軟らかい豆を食べるグリーンピース、未熟の豆をさやごと食べるスナップエンドウなどがあります。 ツタンカーメン王の墓の副葬品とともに発見されたエンドウ豆は、花とサヤが紫、豆が緑で、ツタンカーメンのエンドウマメと呼ばれ、今では世界中に広まって栽培されています。花言葉「いつまでも続く楽しみ」は、ヨーロッパでは石器時代の遺跡から発掘された最も古い作物の一つで、古代から花や豆を楽しんできたことからつけられたのでしょう。花言葉「必ずくる幸福」は、蝶形の花の姿から、ひらひらと花に飛んでくる蝶を連想してつけられたのでしょうか。それとも、花が咲いたあとに必ず豆がなることからでしょうか。 エンドウは同じ場所にまいて連作障害が出たので、植える場所がなくなって五年ほど一休みしていました。その間に垣根に植えたツバキが大きくなって、メジロやヒヨドリなどの野鳥が庭をひんぱんに訪れるようになりました。久ぶりにエンドウのタネを播き、順調に大きくなっていましたが、今年はツバキの花が少なく、鳥に茎先の柔らかな芽と葉をみんなつつかれてしまいました。マメ科エンドウ属、耐寒性つる性一年草、原産地:ヨーロッパ、西アジアエンドウ(豌豆)の花言葉:いつまでも続く楽しみ、永遠の悲しみ、必ずくる幸福、約束。エンドウ(豌豆)の誕生花:1月28日、2月10日、3月17日流通時期:タネを秋~春に見かけます。ツタンカーメン豆スイートピー モミジ
2015.02.10
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晩秋から春まで、白い毛が生えた長楕円形の葉をつけてまっすぐ伸びた花茎に、ピンクや白、紫、赤紫、淡黄色の一重や八重の花が甘く香りながら咲き続けます。2月9日の誕生花は、ひそやかな愛の伝説の花、ストック。花の名は、英名のstock(茎、幹)で、英名は花の茎が太くまっすぐ伸びて長いことから名づけられました。別名のアラセイトウ(紫羅欄花)は、白い毛が生えている葉の手触りが毛織物の羅紗(ポルトガル語でラセイタ)に似ていたことから呼ばれた葉ラセイタが転訛したといわれています。古代ギリシャから薬草として利用されてきたストックには、結ばれぬ恋人たちのさまざまな伝説があります。 花言葉「逆境に変わらぬ誠」は、駆け落ち相手の恋人を失った青年のお話からきています。スコットランドの美しいお姫様は好きでもない相手と婚約させられることになって、恋人と駆け落ちを決心し、吟遊詩人に変装して城の窓の下で待っている恋人への合図に花を一枝投げました。お姫様は縄梯子をつたいおりましたが、誤って石畳の上に落ちてしまい、恋人を失った青年は吟遊詩人になって、花を帽子に刺してヨーロッパをさ迷い歩いたということです。花言葉「永遠の美しさ」は、吟遊詩人になった青年の気持を現したものだそうです。ストックは花色別に愛の花言葉がつけられています。 晩秋からの公園の花壇は今回、一重と八重咲きのストックだけで彩られていて、次々と分枝した枝先につぼみをつけ、厳しい真冬の寒さの中で咲き匂っています。ポット苗のストックは草丈30cmほどになる矮性種なので、冬から春の寄せ植えにすると、花はその姿のまま春遅くまで、よく香りながら咲いています。アブラナ科マッティオラ属、半耐寒性秋まき一年草、原産地:南ヨーロッパ別名:アラセイトウ(紫羅欄花)ストックの花言葉:逆境に変わらぬ誠、逆境に負けない誠、永遠の美しさ、愛の絆。ストックの誕生花:1月20日、2月9日、3月2日、5月6日、7月16日、7月24日ストック(白)の花言葉:ひそやかな愛。ストック(白)の誕生花:3月7日ストック(紫色)の花言葉:おおらかな愛情。ストック(紫色)の誕生花:2月20日ストック(ピンク)の花言葉:ふくよかな愛。ストック(ピンク)の誕生花:2月8日流通時期:ポット苗を秋~冬に見かけます。ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、フラワーショップ「パレット」さんにあります。 バージニアストック 季節の花苗
2015.02.09
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晩春から初夏に、縁が浅く裂けた丸い緑の葉の間から伸びた花茎に、白い花弁5枚のうち下の2枚が長い大の字形の花がまばらに咲きます。2月8日の誕生花は、セーラー服のリボンのようなかわいい花、ユキノシタ(雪の下)。花の名は、雪のように白い花の下に葉が見え隠れすることからという説、深い雪の下にあっても枯れないことからという説、長くたれた2枚の花弁を雪の舌にたとえたという説などがあります。別名のミミダレグサ(耳だれ草)は、中耳炎や耳だれなどの治療に用いたことからつけられています。 花言葉「切実な愛情」は、雪が葉の上に積っても枯れることなく、寒さに耐えて春を待ち、美しく花を咲かせることからつけられたのでしょう。花言葉「軽口」は、風の中で軽やかに揺れる花の姿がささやき合っているように見えることからつけられたのでしょうか。花言葉「深い愛情」は、若葉が山菜として食べられ、生の葉が腫れものなどに、乾燥して煎じた葉に利尿、消炎などの効果があり、滋養や民間薬になることからつけられたのでしょう。 ユキノシタは5枚の花弁のうち上の3枚は基部が黄色で、濃い紅色の小さな斑紋が数個あり、下の2枚の花弁は形や大きさが同じではなく、ひとつひとつの花で違います。家の北側のブロック沿いや庭に薬草として植えていて、花が咲くと長い花弁の太さや長さを見ますが、日陰では花数が少なくなっています。ユキノシタ科ユキノシタ属、耐寒性耐暑性多年草(冬は常緑~半常緑)、原産地:中国、日本別名:コジソウ(虎耳草)、ミミダレグサ(耳だれ草)ユキノシタ(雪の下)の花言葉:切実な愛、深い愛情、博愛、軽口。ユキノシタ(雪の下)の誕生花:2月8日、5月31日、6月3日、12月6日流通時期:ポット苗を冬~早春に見かけます。園芸ネット プラス、四国ガーデン楽天市場支店、石田精華園 楽天市場店、ガーデンタウン、緑の風yamashokuさんにあります。 ヒマラヤユキノシタ
2015.02.08
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春に、切れ込んだ葉をロゼット状に広げた中心からすっと伸びた中空の花茎に、舌状花からなる黄色い花(頭花)が朝に開き、夕方に閉じて、花後に白い冠毛をつけた実をつけます。2月7日の誕生花 は、春の野原に黄色く咲き広がる愛らしい花、タンポポ(蒲公英)。花の名は、古名のツヅミグサ(鼓草)から鼓をたたく音を連想したという説、綿毛の形がタンポ(稽古用の槍につける綿を丸めて布や皮で包んだもの)に似ていることからという説などがあります。タンポポの仲間は、カンサイタンポポやカントウタンポポ、エゾタンポポ、シロバナタンポポなど在来種のニホンタンポポ、帰化種のセイヨウタンポポなどがあります。 花言葉「別離」は、綿毛が飛ぶ様子からつけられています。花言葉は「愛の神託」は、種子が風に吹かれて飛び、あちこちで新しい命を誕生させる姿をたとえたものだそうです。花言葉「神託」「田園の神託」は、ヨーロッパで花後にできる綿毛で恋を占うことからきています。タンポポの綿毛をひと吹きで飛ばすことができたら、情熱的に愛されている証拠、少し残れば心離れ、たくさん残れば無関心、よく飛びそうなものを選んで恋占いを、結果は神様のお告げです。子供たちはタンポポの種子をひと吹きで飛ばすことができたら、新しい洋服がもらえるそうです。 タンポポのタネが庭に舞い降りて芽吹いたときは花が咲くまで待って、萼(がく)が反り返っていたら出て行ってもらいます。セイヨウタンポポは萼(がく)が反り返っていて、黄色い二ホンタンポポの萼は花に沿っています。ニホンタンポポは春に咲きますが、セイヨウタンポポは春から秋に、暖地では冬でも畑や畦道に咲いています。キク科タンポポ属、耐寒性多年草、原産地:日本、ヨーロッパ別名:ツヅミグサ(鼓草)タンポポ(蒲公英)の花言葉:愛の神託、神託、田園の神託、真心の愛、思わせぶり、別離。タンポポ(蒲公英)の誕生花:2月7日、2月18日、2月19日、3月13日、3月23日、3月29日、5月3日流通時期:ポット苗を冬~春に見かけます。四国ガーデン楽天市場支店、charm 楽天市場店、ハッピーガーデン、片岡笑幸園「悠々の森」さんにあります。 桃色タンポポ オキナグサ
2015.02.07
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晩秋から春にかけて、よく分枝した枝先やちっちゃな葉のわきに、白やピンク、桃紅色などのつぼ形や細長い筒状の花が枝や葉を埋めつくして咲きます。2月6日の誕生花は、つぼ形の可憐なタイプの花や筒状のユニークなタイプの花、エリカ。花の名(属名)は、ギリシャ語のereike(砕く、裂ける)で、胆石を砕く薬効を持つと信じられていたことから名づけられました。エリカには、色鮮やかで様々な形の原種が中心の南アフリカ系と、交配種や園芸品種が多く寒さに強いヨーロッパ系があります。 花言葉「孤独」は、イギリスのヒースと呼ばれる荒野に咲く花の寂しさからつけられています。花言葉「心地よい言葉」は、シェイクスピアの悲劇マクベスやリア王からきているのでしょう。マクベスはエリカの生い茂った荒野で、王になるという魔女の予言に秘かに胸を膨らせ、リア王は2人の姉娘の言葉巧みな甘言に喜びました。マクベスもリア王も、「心地よい言葉」の後に待っていたものは「孤独」でした。 南アフリカ系エリカは明るいピンクや白、朱赤色の鮮やかな花色の筒形の花があふれるように咲き、「孤独」の影はなさそうです。鉢植えのスズランエリカは倍以上の大きさになって、春にこぼれるようにびっしりと白いつぼ形の花を咲かせています。エリカは一斉に花を咲かせるもの、枝が伸びながら枝の下から上に咲き進むもの、枝ごとにずれて咲くものがあります。ツツジ科エリカ属、常緑低木、原産地:南アフリカ、地中海沿岸エリカの花言葉:心地よい言葉、孤独、博愛。エリカの誕生花:1月6日、1月13日、1月25日、2月6日、3月1日、8月5日 、9月17日流通時期:鉢花を周年見かけます。Green Box (グリーンボックス)、はなや IchiJin‘いちじん’、緑の風yamashoku、癒し空間 One’s Garden&Plants、千草園芸さんにあります。 ハートツリー
2015.02.06
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冬から早春に、葉より先に赤い花芽がふくらんで、ふわふわした銀白色の美しい毛をのぞかせ、雄株に雄花が、雌株に雌花が咲きます。2月5日の誕生花は、なめらかで美しい毛に覆われた春を告げる花、ネコヤナギ(猫柳)。花の名は、銀白色の柔らかな花穂がネコのシッポのように見えることから名づけられました。別名のエノコロヤナギ(狗尾柳)は、イヌの子の尾に見立ててつけられています。ネコヤナギの仲間には、花穂が濃い暗紫色のクロネコヤナギ(黒猫柳)や、ほんのりピンク色のピンクネコヤナギ(ぴんく猫柳)などがあります。 花言葉「自由」「思いのまま」は、風雨を受け流すシダレヤナギのように、しだれずに上に伸びる枝が激しい風雨や激流に折れることなく、しなやかで自在に受け流す様子からつけられました。花言葉「努力が報われる」は、ネコヤナギが川辺で生きるため、激しい流れに枝を折られて流されないように、粘り強さやしなやかさを得たことからつけられたものでしょうか。 子供の頃、早春に田んぼに水を引く小川の岸辺などで、銀白色の美しい花穂を出して、おしべの赤い葯が花粉で黄色くなり、黒い筋が入るまで眺めていました。葉を茂らせると目を向けることがなかったのですが、台風にも負けないで、水に浸かっても平気だったのを覚えています。ヤナギ科ヤナギ属、落葉低木、原産地:日本、中国別名:エノコロヤナギ(狗尾柳)ネコヤナギの花言葉:率直、自由、思いのまま、努力が報われる、親切。ネコヤナギの誕生花:1月23日、1月30日、2月5日、2月12日、9月13日流通時期:苗木を秋~冬に、鉢植えを冬~早春に見かけます。園芸ネット プラス、遊恵盆栽 楽天市場店、日本花卉ガーデンセンター、花ひろばオンライン、植木生産販売専門店 芝樹園、緑の風yamashoku、トオヤマグリーン、石田精華園 楽天市場店さんにあります。
2015.02.05
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春まだ浅い頃、赤紫色を帯びた茎先に、4枚の若葉につつまれた白い花穂がまっすぐ伸びて、白いモールのような花弁のない花が一輪咲きます。2月4日の誕生花は、静御前の悲恋と美をしのぶ春の山野草、ヒトリシズカ(一人静)。花の名は、気高さのある花の姿から、鎌倉時代に悲運の名将と呼ばれた源義経の側室、静御前のおもかげを偲んで名づけられました。 花言葉「隠された美」は、若い葉に包まれてひっそりと、白い花糸のようなおしべを伸ばす花のけがれのない美しさからつけられました。花言葉「愛にこたえて」は、吉野山で義経と別れたあと、捕えられてもなお義経への思いを貫いた静御前にちなんだ花の名前からきています。 静御前が鎌倉の鶴岡八幡宮で唄って、源頼朝の怒りを買った義経を想う歌。 しづやしづ しづのをだまき 繰りかへし 昔を今に なすよしもがな 吉野山 嶺の白雪 踏み分けて 入りにし人の 跡ぞ恋しきヒトリシズカは毎年山野草の土に植え替えるだけで、ずっと小さな鉢の中で群生して花を咲かせ、おしべの白い花糸が散る頃には、十字に葉が開いてよく茂ります。センリョウ科チャラン属、耐寒性多年草、原産地:中国別名:ヨシノゴゼン(吉野御前)、マユハキソウ(眉掃草)ヒトリシズカ(一人静)の花言葉:隠された美、愛にこたえて、静謐。ヒトリシズカ(一人静)の誕生花:1月9日、2月4日、3月19日流通時期:ポット苗を冬~早春に見かけます。紫桜館 山の花屋 楽天市場店、園芸ネット プラス、トオヤマグリーン、片岡笑幸園「悠々の森」、石田精華園 楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店さんにあります。 フタリシズカ
2015.02.04
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寒さの残る早春に、線形の葉の間から立ち上げた花茎に、花弁の先に緑の斑の入った乳白色の小さな花が一輪、日中に下向きに開いて、日が落ちるとつぼみに戻ります。2月2日の誕生花は、寒さに耐えて健気に咲く清らかな花、スノードロップ。花の名は、英名のSnowdrop(雪の耳飾り)からで、英名は花が中世ヨーロッパの女性が身につけていたイヤリングに似ていることから名づけられました。別名のマツユキソウ(待つ雪草、待雪草)はガランツス属(スノードロップ属、マツユキソウ属)の一品種(学名Galanthus nivalis)を指し、雪解けを待って花が咲くことからつけられています。 花言葉「初恋のためいき」は、つつましく咲くしずくの形をした花にたとえられてつけられています。花言葉「希望」「慰め」は、雪の降る日に天使がエデンの楽園を追われて悲しむアダムとイブを「冬が過ぎると春が来るから」と慰めて、舞い落ちる雪を花に変えたという伝説からきています。スノードロップにはさまざまな伝説があり、イギリスでは地方に死の象徴の花とする言い伝えがあることから、花言葉「あなたの死を望みます」がつけられています。 ドイツの言い伝えでは、初め色がなかった雪に、スノードロップだけが花色を分けてくれたので、雪は感謝してスノードロップの周りには積もらないそうです。芽出し苗のスノードロップは冬の終わり頃に、外側の長い3枚の花弁の内側の短い花弁3枚にある緑色の模様を見せて花を咲かせ、鉢植えの球根は早春に咲かせました。いつか見た植物園のスノードロップのように花いっぱい咲かせたいと思っていますが、なかなかそろって花を見せてくれません。ヒガンバナ科ガランツス属(スノードロップ属、マツユキソウ属)、秋植えの耐寒性球根、原産地:ロシア南部~ヨーロッパ別名:マツユキソウ(待つ雪草)、ユキノハナ、ユキノシズクスノードロップの花言葉:初恋のためいき、慰め、希望。スノードロップの誕生花:1月1日、1月7日、2月2日、2月26日流通時期:球根を秋に、つぼみ付きポット苗を早春に見かけます。ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、Green Box (グリーンボックス)、はなや IchiJin‘いちじん’、園芸百貨店何でも揃うこぼんさい、花工房たんぽぽ こだわりの宿根草、トオヤマグリーンさんにあります。
2015.02.02
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春に、線形の葉の中からまっすぐに伸びた花茎に、青紫や白、ピンクの釣鐘状の花が10~30輪ほど穂状に咲きます。2月1日の誕生花は、元気で可憐な青い花、シラー カンパニュラータ(カンパヌラータ)。花の名は、学名のScilla campanulataで、属名はギリシャ語のskyllo(害になる)で、鱗茎に毒を含むことから、種小名campanulata(小さな鐘)は、小さな鐘形の花から名づけられました。シラー カンパニュラータは名前がScilla hispanicaに変わって、現在はHyacinthoides hispanicaが正式名とされています。別名のツリガネズイセン(釣鐘水仙)は、スイセン(水仙)に似た葉と釣鐘状の花からつけられています。 花言葉「哀れ」「淋しい」は、ギリシャ神話のヒアキントスのお話からきていて、ヒヤシンスに似た花とヨーロッパでは紫系の花色が悲哀のシンボルになっていることからつけられたのでしょう。花言葉「変わらない愛」も、太陽神アポロンの美少年ヒアキントスへの愛からきているようです。 シラー カンパニュラータはガーデニングを始めたときに、青と白とピンクの三色の組物を庭に植えましたが、白とピンクは何年かして消えてしまいました。青だけが今も庭のあちこちに咲いているので、また三色を混色しようとピンクを鉢植えにして増やしています。寄せ植えコレクションに入っていた白は遠慮がちに芽を出して、大急ぎで花を咲かせました。ユリ科シラー属(スキラ属)、秋植えの耐寒性球根、原産地:ヨーロッパ別名:シラー カンパヌラータ、シラー・ヒスパニカ、ヒアシンソイデス・ヒスパニカ、ツリガネズイセン(釣鐘水仙)シラー カンパニュラータの花言葉:変わらない愛、恋の呼びかけ、哀れ、淋しい。シラー カンパニュラータの誕生花:2月1日、3月15日流通時期:球根を晩夏~秋に、芽だしポット苗を冬に見かけます。園芸ネット プラスさんにあります。 シラーペルビアナ アベリア
2015.02.01
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早春に、立ち上がらずに横に寝た細長い葉の間からたくさん伸びた花茎の先に一輪ずつ、清楚な白や清々しい青、愛らしいピンクなどの星形の花が群生して咲きます。2月28日の誕生花は、葉の香りがニラでも花はかわいいイフェイオン、ハナニラ(花韮)。花の名は、葉の形がニラに似ていて、葉や球根にニラ臭があることから名づけられました。別名のイフェイオンは由来がはっきりしない属名です。 花言葉「悲しい別れ」「別れの悲しみ」は、青みがかった白い花色がどこか憂いを秘め、物悲しい印象を与えることからつけられたそうです。花言葉「耐える愛」は、葉や茎を折るとニラのような強い臭いが手についても、花はほとんど匂いがなく美しいので、耐えられるところから与えられたのでしょうか。花言葉「星に願いを」は、英名でspring star flower(春の星の花)とつけられたように、かすかに青みを帯びた白い星形の花の印象からつけられたのでしょう。 ピンクスターハナニラは早春に真っ先に庭を彩る小球根のひとつで、白い花はこぼれタネでもどんどん増えて群生し、植えっぱなしで何年も咲いていますが、鉢植えのピンクやブルーは少しずつ増えています。園芸品種に、濃いブルーの花を咲かせるロルフ フィードラー、鮮やかな青色のジェシー、輝くようなイエローのセロウィアナム(種が異なる)などがあります。ユリ科イフェイオン属、秋植えの耐寒性小球根、原産地:南米別名:イエイオン、イフェイオン、アイフェイオン、セイヨウアマナ(西洋甘菜)ハナニラ(花韮)の花言葉:別れの悲しみ、悲しい別れ、耐える愛、星に願いを。ハナニラ(花韮)の誕生花:2月10日、2月22日、2月28日、3月26日、4月11日流通時期:球根を晩夏~秋に、ポット苗や鉢花を早春に見かけます。ハッピーガーデン、イン ナチュラル 楽天市場店、千草園芸、トオヤマグリーン、Green Box (グリーンボックス)さんにあります。 福袋
2014.02.28
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早春から、長く伸びてしだれた枝につぼみを数個つけ、真っ白い五弁の小花が枝いっぱいに咲き、散った花びらはお米をこぼしたように見えます。2月26日の誕生花は、春風にやわらかく揺れる枝にこぼれるように咲く小さな花、ユキヤナギ(雪柳)。花の名は、柳のように長くしだれた枝いっぱいに、雪のような純白の花が咲くことから名づけられました。別名のコゴメバナ(小米花)は、散った花が小米(砕けた米)を撒いたように見えることからつけられています。 花言葉「静かな思い」は、早春にしだれる枝を埋めつくすほど真っ白い花がまばゆく群れ咲いても、しとやかでにぎやかな感じのしないことからつけられたのでしょうか。花言葉「愛らしさ」は、花径8~10mmほどの5弁の白い小さな花の可憐さに与えられています。花言葉「殊勝」「懸命」は、白い小花が2~5輪集まって、枝いっぱいに行儀よく並んで一斉に開くところからつけられたのでしょう。 玄関先のプランターで咲くユキヤナギはご近所から風に運ばれてきたタネが芽生えたものと思いますが、庭植えにする場所がなく、ご近所や公園のように伸び伸びと育てることができません。以前は白い花だけでしたが、今ではつぼみや花びらの裏がピンク色のピンクユキヤナギがあり、葉に斑が入るフイリユキヤナギや新葉が鮮やかな黄金色になる黄金葉ユキヤナギもあります。バラ科シモツケ属、耐寒性落葉低木、原産地:日本、中国別名:コゴメバナ(小米花)、コゴメヤナギ(小米柳)ユキヤナギ(雪柳)の花言葉:殊勝、愛らしさ、懸命、静かな思い。ユキヤナギ(雪柳)の誕生花:1月8日、1月19日、1月21日、2月22日、2月26日、3月11日流通時期:ポット苗を秋~早春に見かけます。園芸ネット プラス、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、Green Box (グリーンボックス)、日本花卉ガーデンセンター千草園芸、産直花だん屋、インターフェース市さんにあります。
2014.02.26
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冬から春に、厚い葉の間から花茎を伸ばして、赤やピンク、黄、オレンジなどの一重や八重、バラ咲きの花や、濃いオレンジイエローや朱赤色のベル形の花が房状にたくさん咲きます。2月25日の誕生花は、太古から生き抜いてきたカラフルな花、カランコエ。花の名は、属名の音読みで、属名のKalanchoeは18世紀のフランスの植物学者Michel Adansonがこの属の一種の中国名の加藍菜の発音から名づけたといわれています。カランコエは場所を選ばず一年中楽しめるブロッスフェルディアナ系、晩秋から早春に咲くベル形のマンギニー系とミニアータ系、葉を楽しむリーフカランコエがあります。 花言葉「ときめき」は、葉に包まれてたくさん咲く鮮やかな花の印象からつけられたのでしょう。花言葉「たくさんの小さな思い出」は、花房に集まったひとつひとつのかわいい小さな花を思い出にたとえたのでしょうか。花言葉「幸福を告げる」は、幸せのはじまりを告げるウェディングベルのようなベル形の花に与えられたのでしょう。 ブロッスフェルディアナ系は一日の日照時間を調節する短日処理で、一年中いつでも花を咲かせられますが、南側の軒下や簡易温室に置いた鉢植えは通常、早春から咲き始めます。ベンケイソウ科カランコエ属(リュウキュウベンケイ属)、半耐寒性常緑多肉植物、マダガスカル島別名:ベニベンケイ(紅弁慶)カランコエの花言葉:幸福を告げる、あなたを守る、おおらかな心、たくさんの小さな思い出、ときめき。カランコエの誕生花:2月25日、3月21日、12月1日流通時期:ブロッスフェルディアナ系は周年、ベル形は冬~春に見かけます。遊恵盆栽 楽天市場店、ガーデニング雑貨のふかみどり、フェアリーズ ガーデン、ガーデニング雑貨のふかみどり、花のまちころぼっくる、Green Box (グリーンボックス)、緑の風yamashoku、ガーデン工房地Q園、はなや IchiJin‘いちじん’さんにあります。
2014.02.25
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寒い冬に、葉の間から濃い紅色のつぼみが集まってきて、風に春を感じるようになる頃に、外側が紅紫色で内側の白い花が咲き、庭からふりまかれるように通りまで甘く香ります。2月23日の誕生花は、小さな花が手まりのように集まって香る愛らしい花、ジンチョウゲ(沈丁花)。花の名は、花が香木のジンコウ(沈香)とスパイスのチョウジ(丁字)の香りをもつことからつけられたとも、ジンコウのようなよい香りがあり、チョウジに似た花をつけることからともいわれています。別名のセンリコウ(千里香)は、花の甘い芳香が千里も離れたところまで香るといわれたことからつけられています。 花言葉「甘い生活」は、遠くまで届く花のふくいくたる香りから与えられています。花言葉「飾り立てる」は、地味な花が強い香りを振りまくことからつけられたそうです。ゲッケイジュと同じ花言葉「栄光」は、学名のDaphne odoraからギリシャ神話の太陽神アポロンとダプネー(ダフネ)を連想してつけられたのでしょう。 愛神エロースに相手を疎む鉛の矢を放たれた河の神の娘ダプネーは、恋する金の矢を放たれたアポロンに追い詰められて月桂樹になり、アポロンは月桂樹の枝で髪や竪琴などを飾りました。 鉢植えの咲き分けジンチョウゲは1本の木に赤と白の2色の花が咲き分ける品種ですが、木がもう少し大きくなると、赤い花が見られるそうです。4枚の花弁に見えるのは萼片で、園芸品種に萼の外側も白いシロバナジンチョウゲ、葉に黄色い縁取りが入るフクリンジンチョウゲ(覆輪沈丁花)などがあります。ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属、耐寒性(寒冷地を除く)耐暑性常緑低木、原産地:中国別名:チョウジグサ(丁子草)、ズイコウ(瑞香)、センリコウ(千里香)ジンチョウゲ(沈丁花)の花言葉:栄光、不滅、永遠、甘い生活、甘美な思い出、歓楽、飾り立てる。ジンチョウゲ(沈丁花)の誕生花:1月24日、2月10日、2月23日、3月15日、12月15日流通時期:苗木を秋~春に、鉢植えを冬~早春に見かけます。GRANDY、花ひろばオンライン、園芸ネット プラス、千草園芸、山野草と盆栽の専門店ヴェールモア、日本花卉ガーデンセンター、園芸百貨店何でも揃うこぼんさいさんにあります。
2014.02.23
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花の少ない冬から羽状に切れ込んだ葉が互い違いについた茎先に、白い花がちらほらと咲き始め、早春になると茎がよく枝分かれしてこんもりと茂り、初夏まで一面に咲き続けます。2月22日の誕生花は、北極(ノースポール)や雪国(スノーランド)を連想させる真っ白な花、クリサンセマム・パルドーサム。花の名(学名)は、属名がギリシャ語のchrysos(黄金色)とanthemon(花)で、種小名がラテン語のpaludosum(沼地の)からで、黄金色の花が沼地に生えていたのでしょうか。現在は属名がLeucanthemum に変更され、花色そのままに、ギリシャ語のleukos(白)とanthemon(花)です。 花言葉「お慕いしています」は、株いっぱいにたくさん咲く愛らしい花の純白の花弁の中心の黄色い花芯にまっすぐ見つめられているような印象からつけられたのでしょうか。花言葉「誠実」は、白いカーペットを敷き詰めたように可憐な花が次々と咲くことからつけられたのでしょう。 ノースポールは暖地では冬も花がちらほら咲き、暖かくなると1株でも大きくこんもり広がって次から次へと咲き、こぼれダネで簡単に芽を出して翌春も咲きます。パルドサーム種の園芸品種には極矮性種のノースポールと矮性種で花の大きいスノーランドがあります。キク科フランスギク属(レウカンセマム属)、半耐寒性一年草、原産地:北アフリカ、地中海沿岸別名:クリサンセマム・パルドサム、ノースポール、ヌマザワギク(沼沢菊)クリサンセマム・パルドーサムの花言葉:誠実、高潔、お慕いしています、優しい気持ち。クリサンセマム・パルドーサムの誕生花:1月9日、2月22日、12月21日、12月24日流通時期:ポット苗を秋~早春に見かけます。Green Box (グリーンボックス)、テーブルガーデン、フラワーショップ「パレット」、園芸ネット プラス、ガーデニング専門店 hana*world、サプライズワールド、ブルーミングスケープさんにあります。ノースポール スノーランド ムルチコーレ
2014.02.22
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冬の終り頃から早春に、葉に先立って短い柄の先に、細長い紐が軽くよじれたような紅色の4弁花が数輪ずつ、枝いっぱいに咲きます。2月21日の誕生花は、いち早く春の訪れを告げて咲くユニークな赤い花、アカバナマンサク(赤花満作)。花の名は、赤花のマンサクで、マンサクはその年の初めにまず咲くのまずの転化からつけられたとも、枝いっぱいに黄金色の花が咲く姿に縁起をかつぐ豊年満作の祈願からともいわれています。 マンサクと同じ花言葉の「ひらめき」は、かつて東北地方で、稲の作況を花の咲き方で占っていたことからつけられたそうです。花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作ですが、パッとはじけたような花のユニークな形からもきているのではないでしょうか。花言葉「私から愛したい」は、小さなつぼみから4枚の細く赤い花弁を伸ばす花の姿から広げた両手を連想してつけられたのでしょう。 盆栽のマンサクの花が満開になると、遠くの公園まで足を伸ばして、黄色のマンサクと競い合うように咲くアカバナマンサクを見にいきますが、昨年は花数が少なく、占いでは不作なのでしょう。木全体に黄色や赤の花をつけて満開になっても、アカバナマンサクが黄色いマンサクほど目立たないように見えるのは花色が暗めの赤色だからでしょうか。マンサク科マンサク属、落葉小高木、原産地:日本、中国別名:ベニバナマンサク(紅花満作)アカバナマンサク(赤花満作)の花言葉:情熱、私から愛したい、ひらめき、幸福の再来。アカバナマンサク(赤花満作)の誕生花:2月21日流通時期:苗木や鉢花を冬~早春に見かけます。植木生産販売専門店 芝樹園、日本花卉ガーデンセンター、花ひろばオンラインさんにあります。 マンサク トキワマンサク
2014.02.21
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早春から初夏に、濃い茶色の毛の生えた長い茎先にうなだれていたつぼみがすっと上を向き、白や黄、ピンク、オレンジなどの花が紙細工のような薄い4枚の花びらを広げて優雅に咲きます。2月20日の誕生花は、18世紀に北極探検隊が発見したシベリアヒナゲシ(シベリア雛罌粟)、アイスランドポピー。花の名は、英名のiceland poppyで、アイスランドに自生するポピーから名づけられました。ポピーの名はラテン語のpapa(粥)で、お粥(おかゆ)に催眠作用のあるケシの乳汁を加えて幼児を眠らせていたことからつけられています。 花言葉「慰め」「やすらぎ」は、ギリシャ神話(ローマ神話)で眠りの神がつくったケシに似ていることからつけられています。実りの女神デメテル(セレス)の力が疲労から衰えたので、眠りの神ヒュプノス(ソムヌス)は疲労回復のために、疲れを取り除き眠らせてあげようと、アヘンで知られるケシの花をつくりました。花言葉「思いやり」は、手に眠りの象徴のケシの実を持ち、眠りによってあらゆる生物に憩いと安らぎを与える眠りの神の優しさからきているのでしょうか。花言葉「七色の恋」は白や黄、ピンク、オレンジ、赤など色とりどりの華やかに咲く花に与えられたそうです。 毛の生えたつぼみが2つに割れて、折りたたまれてできたしわのある薄い花びらが開くときをいつも見逃して、気がつくと春風に花がひらひらとはかなげに揺れています。観賞用のポピーはシベリア原産のアイスランドポピー、ヨーロッパ原産のシャーレーポピー(ヒナゲシ)、地中海原産のオリエンタルポピー(オニゲシ)があります。ケシ科ケシ属、耐寒性秋まき一年草(本来は多年草)、原産地:シベリア、アジア北部別名:シベリアヒナゲシ (シベリア雛罌粟)アイスランドポピーの花言葉:慰め、やすらぎ、陽気で優しい、思いやり、七色の恋。アイスランドポピーの誕生花:2月20日、2月23日、2月29日、3月2日、3月4日、3月25日、3月30日流通時期:タネを夏~秋に、ポット苗を早春に見かけます。園芸ネット プラス、ガーデン工房地Q園さんにあります。 オリエンタルポピー ブルーポピー
2014.02.20
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春の暖かさとともに、枝先のつぼみが銀色の毛皮を落としながら葉を少し出して、花弁の外側が紫紅色で内側がほんのりと紫がかった花が上向きに次々と咲きます。2月19日の誕生花は、枝いっぱいに花を咲かせて春を謳歌する花木、モクレン(木蓮)。花の名は、ラン(蘭)に似た花が木に咲くことから古くはモクラン(木蘭)と呼ばれ、今はランよりもハス(蓮)の花に似ていることから名づけられました。別名のシモクレン(紫木蓮)は花が紫色であることからつけられています。 花言葉「自然を愛する」は、青空に向いて枝先にたくさん咲く濃い紫紅色の大きくつややかな花が自然を謳歌しているように見えることからつけられたのでしょう。花言葉「高潔な心」は、樹上に咲くハス(蓮)に似た、上品に香る気品ある花の美しさにつけられたそうです。 モクレンは大きくなるので、公園や植物園の花を見ていますが、シデコブシとの交雑種ガールマグノリアなどはコンテナでも育てられるそうです。モクレンの仲間は欧米ではマグノリアと呼ばれ、ルビーレッドのセミダブルのマグノリアバルカン、白花のハクモクレン(白木蓮)、黄花のイエローバードなどがあります。モクレン科モクレン属、落葉性高木、原産地:中国別名:シモクレン(紫木蓮)、モクレンゲ(木蘭華)モクレン(木蓮)の花言葉:自然への愛、恩恵、高潔な心。モクレン(木蓮)の誕生花:2月19日、4月15日、5月7日流通時期:苗木を秋~早春に、つぼみつきの鉢植えを冬の終り~早春に見かけます。園芸ネット プラス、花ひろばオンライン、日本花卉ガーデンセンター、ガーデンショップさんぽ道、国華園、千草園芸、産直花だん屋、e-フラワー、産直でお花をお届け「イングの森」さんにあります。
2014.02.19
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冬枯れの中で、切れ込みのある繊細な葉の間から花茎を長く伸ばし、花弁が2つに裂けてハート形をした淡いピンクの五弁花が輪状に咲き、春まで花茎が次々と伸びて咲き続けます。2月18日の誕生花は、中国原産のさわやかな香りのあるやさしい花、ウンナンサクラソウ(雲南桜草、雲南サクラソウ)。花の名は、中国の陝西省(せんせいしょう)に自生するサクラソウ(プリムラ)の仲間で、雲南省から導入されたことからつけられたそうです。ウンナンサクラソウは中国では春を告げる花として報春花と呼ばれ、花にほのかな柑橘系の香りがあることから愛香水とも呼ばれています。 花言葉「初恋」は、ハート形をした花弁の淡いピンクのやさしい花の印象からつけられたのでしょう。花言葉「健康」は、やわらかい毛に覆われた葉の間から次々と花茎を立ちあげて、たくさんの花を咲かせ続けることからきているのでしょう。 鉢植えでも寄せ植えでも、とにかくよく花が咲き、こまめに花がら摘みができずにそのままにしていますが、咲き終わりの花は基部がふくらみ結実します。ウンナンサクラソウは高温多湿に弱く、暖地の夏を越すことができないので、タネが採取できればタネから育てることができるそうです。サクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)、耐寒性多年草(一年草扱い)、原産地:中国ウンナンサクラソウ(雲南桜草)の花言葉:初恋、うぬぼれ、無言の愛、健康。ウンナンサクラソウ(雲南桜草)の誕生花:2月18日流通時期:ポット苗や鉢花を冬~早春に見かけます。緑の風yamashoku、Green Box (グリーンボックス)、ハッピーガーデンさんにあります。 プリムラ シネンシス 日本桜草
2014.02.18
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早春に羽のようにふわっとした銀灰色の葉のわきにつけたつぼみが大きくふくらむと、あたりが急に明るくなって、濃黄色の花が集まって球形になり、球形の花が房状に垂れ下がって咲きます。2月17日の誕生花は、滝のように流れる黄色のふんわりした花、ミモザアカシア(ミモザ)。花の名は、オジギソウの属名で、イギリスで南フランスから輸入されるフサアカシアの切り花を呼んだことからといわれ、現在ではフサアカシアとギンヨウアカシア(銀葉アカシア)を指しています。別名のフサアカシア(房アカシア)は、黄金色の花が房状に咲くことから名づけられ、アカシアは古代ギリシャ語のakantha(棘)、ギリシャ語のakazo(棘、尖らす)に由来するそうです。 花言葉「秘めた恋」「秘密の愛」は、昔内気で愛の告白ができないインディアンの若者がアカシアの花の枝を娘に差し出し、承諾すると無言で受け取ったという慣わしからつけられたそうです。花言葉「豊かな感受性」は、小さな糸のようなおしべが集まってポンポンになり、ポンポンが集まって房になる花の姿をたとえたのでしょう。 植物園のフサアカシアは高木で、毎年春を告げて黄色い花が木を覆うように眩しいくらい咲き、初夏に豆サヤがたくさんぶらさがります。マメ科アカシア属、耐寒性常緑小高木、原産地:オーストラリア別名:フサアカシア(房アカシア)、ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)ミモザアカシアの花言葉:豊かな感受性、友情、真実の愛、秘めた恋、秘密の愛。ミモザアカシアの誕生花:2月17日、2月26日、3月19日、3月25日流通時期:鉢花を早春に見かけます。園芸ネット プラス、GRANDY、国華園、Green Box (グリーンボックス)、千草園芸、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、遊恵盆栽 楽天市場店、ガーデンタウンさんにあります。
2014.02.17
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春になると、地際から出た白く毛羽立った細く短い葉の間につぼみをのぞかせ、葉が茂り花茎が伸びて、ピンクや白の一重や八重のかわいらしい花が次々と咲きます。2月16日の誕生花は、アッツ島生まれでも桜の仲間でもない愛らしい花、アッツザクラ(アッツ桜)。花の名は、流通名で、太平洋戦争中に日本軍がアリューション列島のアッツ島を占領したのち上陸したアメリカ軍と激闘の末に玉砕した当時の世相を反映してつけられたといわれています。アッツ島を占領したことを記念してという説、玉砕を悼んでという説があります。別名(属名)のロードヒポキシスは、ギリシャ語のrhodon(バラ色)とhypoxis(ヒポキシス属)で、花が濃いピンク色のヒポキシス(黄色い花が咲く近縁種)からつけられました。 花言葉「愛を待つ」は、銀白色の葉の上に3枚ずつ互い違いに段になった花弁をひろげた花の姿をたとえたのでしょう。花言葉「可憐」は、おしべやめしべが小さくて、ほとんど見えない6弁の花の愛らしさからつけられています。 アッツザクラのピンクや変種の白花はよく増えてよく咲くので、白い毛が生えた細長いの葉は花陰で見えなくなります。園芸品種は濃いピンクや紅、覆輪などの花色もあり、絞り咲きやバラ咲き、大輪種もあります。コキンバイザサ科ロードヒポキシス属、半耐寒性春植え小球根、原産地:南アフリカ別名:ロードヒポキシスアッツザクラ(アッツ桜)の花言葉:可憐、無意識、愛を待つ。アッツザクラ(アッツ桜)の誕生花:1月7日、1月23日、2月16日、3月8日流通時期:花つきポット苗や鉢花を冬~早春に見かけます。園芸ネット プラス、e-フラワー、トオヤマグリーン、四国ガーデン楽天市場支店、Ivy、山野草と盆栽の専門店ヴェールモアさんにあります。
2014.02.16
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