あたたかな光と相思相愛-永遠の旅へいざなう虹粒子の流れ

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2007.01.13
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カテゴリ: 詩心のある風景




それを幾つかの項目に分けて少し考えてみようと思います。



1. 海のそばで育った友人のこと

20代、海に強く想い焦がれていた時期がありました。今でも勿論、海は好きですが当時は実際に透明な美しい海を目の前で見たことがなく、そうしたブルーの海に対する憧憬の想いがとても強かったのです。

不思議なことに、そうした時期に集中して海の近くで育った人たちとの出会いが多くありました。沖縄や九州出身の人たち。出会った当初、差し当たりのない世間話の合い間に、ふと僕が「もしかして、海の近くで育ちましたか?」と尋ねると、それに対して相手がうなづく、そうしたこともよくありました。

何かがピンと来るのです。相手の瞳の中に、海が見える、或いは体のどこかからか海オーラが出ているような、そんな気がする。だから、海の近くで育ったのかなあと推測する、というだけの話なのですが、海を見ながら育った人から受ける「海」の印象は果てしなく大きいように感じたことは事実です。

その人の体に或いは心の中に長い時をかけて染み込んだ「海」の記憶のような何か。瞳の中に海が見える、そんな風に僕が感じた相手は皆、心が広く大らかであり、それこそ「海」のようであったように思い出します。

海を見ながら育った人は、心の中に海を持っているのだと思います。

「水」は永遠に巡り流れ続ける存在の象徴であり、「海」は生命の源です。だから人は海を想うと、永遠へ触れるような感覚がしたり、元気が出たり気分が晴れ渡るような気がしてくるのかも知れません。

疎遠になってしまった現在でも僕は彼らのことを「そういえば、あの人は元気でいるかなあ」と考えることがあります。そして、海を喚起させる彼らのことを思い出すと、何故か僕は元気を与えられる想いが沸き起こるのです。あたかも、彼らの思い出を通して「海」へと想いが馳せているかのように。



海辺にて



2. 魂の故郷、海を描いた映像作家フェデリコ・フェリーニ

久々にフェデリコ・フェリーニの幾つかの映画を正月に鑑賞して思いあたったことです。それは、このイタリアが生んだ希有の映像作家の映画作品が途方もなく海を喚起させること。そこで色々なことを考えてみました。

よびりんさんが以前にコメント欄に書き込んでくれた言葉に「魂の故郷」という言葉がありました。

魂の故郷、という言葉を喚起させる作品を撮り続けた映画監督は沢山いるように思います。タルコフスキー、キューブリック、アニエス・ヴァルダ、黒澤明、サム・ペキンパー、パゾリーニ・・・・・エトセトラetc。その中でも特にフェリーニの作品に顕著にそのような傾向を見い出してしまうは、それはフェリーニが映画のシーンの随所に用いる舞台装置の最もたるものが「海」であるという理由からです。フェリーニ自身の生まれ故郷がイタリアのリミニという港町であることも大きく影響しているのでしょう。フェリーニの映画において、実は主人公が人ではなく、海であるかのような錯覚を覚えてしまうことがあります。「海」を中心に幾多の人間ドラマが、それがあたかも浜辺に寄せては引いて行く波の如くの存在でしかないかのように、映画の最後には実に何事もなかったかのようにドラマは幕を閉じる。あっさりと静かに全てを包み込みながら消し去ってゆく浜辺の波のように。そして、その後に訪れる静寂感は映画を鑑賞する者を突き放すことをするわけでもなく、何故か、あたたかい。



海



3.エア・サプライ、海と青空のような音楽

音楽も、美しい透明な海を喚起させるものが好きです。機嫌が悪かったり落ち込んで憂鬱に沈んだ気分の時には、エア・サプライの歌を聴くと、瞬きの如くに心の中に青空が広がります。さっきまでの暗く沈んだ気分が嘘のように目の前の景色が明るく鮮やかに見え始めて、気がつけば元気になってしまっているのです。

エア・サプライってオーストラリアのバンドです。オーストラリアという国はきっと青空が何処までも見渡す限り澄み渡って、海も美しいところなんですよね?いつか訪れてみたいです。

エア・サプライやビージーズの音楽が、あれほどまでに美しく透明に輝いて響いてくるのも、美しい青空や海の広がる素晴らしい環境で育ったバンドだからなのかも知れない、そんな風にも想像しています。

日本の歌にも大好きなものが沢山あります。coccooや夏川りみや、有名な「島唄」を聴いていると、自分の心の中まで「青空」や「海」そのもののようになってゆくような気がしてくるのだから不思議です。それとフランスのイザベル・アジャーニという女優兼シンガーの「マリン・ブルーの瞳」という歌もよく聴きます。この歌は本当に美しく素敵な歌です。

もし、あなたが落ち込んでしまって心を立て直したいなあと感じた時は、エア・サプライの「さよならロンリー・ラブ」と「ロスト・イン・ラブ」というエア・サプライの名曲を聴いてみて下さい。たったそれだけのことで心に眩しい海と青空が姿を現し、不思議と明るく晴れた方へと気分は向かうはずです。



海



4. 海のこと、徒然

海を前にすると、如何なる勉強や思考の成果は無効になります。そこにあるのは圧倒的な、波間に寄せては引いてゆく命の躍動感だけだから、下手な自意識など小さな波の音にさえ掻き消されてしまうものです。これは海に限らず、営業や様々な仕事上の対人能力や他にも恋愛における告白等のケースでも同様のことが言えると思います。大事なことは緻密に重ね積みあげてきたものが成果として発揮されることではなく、どれだけ相手に伝わるか、目の前に渦巻くエネルギーと如何に共振し前進出来るか、そこに懸かっているような気がします。

いつだって無言で歌を響かせている、海や空や雲や雨や雪・・・世界を構成する無数の存在に想いを馳せていると、いつしか自分が生きてゆく上で本当に大事なものに焦点を合わせているかのような想いがしてくるのです。



イル・ポスティーノ
(イタリア映画「イル・ポスティーノ」)
http://item.rakuten.co.jp/book/3967549/







では、また明日!(^^)


























*・゜゚・*:.。..。.:*・゜☆・*:.。. .。.:*・゜゚・* 日記あとがき *・゜゚・*:.。..。.:*・゜☆・*:.。. .。.:*・゜゚・*



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最終更新日  2007.01.15 00:08:07


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