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2009.05.11
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カテゴリ: 詩心のある風景


<うつ病生徒>「いる」公立中37% 首都圏163校で調査
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_




上にリンクを貼ったのは何週間か前のinfoseekサイト記事。
かなり気になってしまいリンク先のアドレスを保存していたんです。残念なことに保存期間が過ぎてしまい現在閲覧することは出来ません。
それで、この記事を読んで色々なことを考えずにはいられなくなり、最近そんな風に心の片隅で思考を重ね過ごしていました。

僕の中学生時代、これはもう20年以上も前のことですが、当時の僕は「うつ病」なんて言葉さえ知らない普通のバスケット部員であり、「うつ」なんて症状の生徒がクラスの中にいるなんてことに想い寄ることもなかったですし、また、そうした症状が学生間に蔓延るなんて現象も皆無で、なんだかんだいってもとても平和な時代だったと思います。
いろいろな青春時代特有の若気の至りみたいな言動は多くの生徒達が抱えていたものだけど、それは「心の病」とは程遠い、言ってみれば昔のジェームス・ディーンの映画のような「理由なき反抗」の延長線上にある類のそれだったわけです。
いわば、健全な不健全さ、一過性の不良としての季節を生きる生徒達は少なからず存在しても、だからといって彼らが心の病に端を発した理解し辛い犯罪に走ったりすることはなく、いわゆる不良と呼ばれる生徒でさえ部活動や放課後の時間なんかには普通の生徒達と悩み事を話し交わしたり、恋の話に夢中になったり、漫画本やレコードを貸しあったりしていたものでした。
不良とそうでない生徒達との明確な区分けなど当時の学校にはなかったし、当然、心の病を抱える生徒と普通の生徒との境界線についてあれこれ考える先生達もいなかったでしょう・・・勿論、そうしたことを考える必要もなかったからです。なんだかんだいっても、皆が普通の、たわいもない思春期を生きている中学生でした。


もし、仮に、僕が今、タイムスリップして中学生に戻ったとします。ありえない、とかツッコミ入れないで下さいまし(笑)。

で、中学生に戻るとしてですよ、うつ病生徒が37パーセントもいる中学校に在籍したいなんてつゆにも思わないですよね。即効で逃げますよ。
まあ敵前逃亡みたいなもので、戦う意味もないというか話にならないというか、そんな場所は地獄以外の何ものではないじゃないかと思わずにいられないからです。

でも、そうした環境、学校のあり方というものを作り出しているのは紛れもなく、僕ら大人だったりもします。

何週間か前に、 「現代日本の学校という名の戦場は、醜いモンスターを生産する工場である」 なんてタイトルの日記を発信したのも、そうした言いようのない理不尽さに対する想いの噴出だったりもするわけです。

数年前に矢沢永吉さんが主演した映画に「お受験」なんて作品がありましたが、僕にはああした世界なんて、まっぴらごめんだという想いがある。
しかし、現代日本のこうした状況というのは他の先進国においてもラット・レースの如く何十年も前から続いているもの、その過激な教育産業の加熱ぶりは今に始まったことではない。
ピンク・フロイドというイギリスの世界的に超有名なバンドの1980年代に作られたアルバムに「ファイナル・カット」という作品があって、その中に、こんな歌詞が登場します。日本人のせいでイギリスの造船工場が沢山潰れたことを嘆く歌詞の後に、次のフレーズが続くのです。

しかし、日本人にも苦悩は耐えない。日の昇る国では毎日、子供達が自殺してゆく

繰り返しますが、これは1980年代に作られ世界中で大ヒットしたアルバムの中で歌われていた事柄です。
当時の日本の中学生・高校生達は、「不良少女と呼ばれて」なんてテレビドラマがあったように、非行に走ることで心のバランスを計ることで何らかの心の隙間を埋めたりバランスをとることが出来た。
しかし、あれから20年が過ぎて一体どうなったのか?
理不尽な環境の中で逃げ場も見出せず、挙句の果てには生徒の「うつ病」が4割近く蔓延するなんて学校になってしまったではないか。これでは過去に不良少年が学校裏でタバコを吸っているお馴染みの風景の方が何倍も、いや、比較すら野暮なほどに圧倒的に健全であったとはいえないだろうか。



僕は、これからの学校は、古きインディアンの教えや中国古典、勿論、日本がかつて大事にしていた神社思想など、様々な国や文化で培われてきた、いにしえの教えから世界の在り方を学ぶ、そんな風な授業を基本に置く、そんな学校へ移行してゆかなければいけないと考えている。
そういう意味で、現在のちょっとした神社ブームというのは、とても善きことだと思っています。こうした動きを世界的な不景気に必ず蔓延るナショナリズムの一環として収束し捉える向きもあるかもしれないけれど、僕は全然そうは思わない。








少し話は逸れますが、今しがた、ふと思い出した言葉を記しましょう。ジャック・マイヨールというフランスのダイバーの生涯を描いたドキュメンタリー映画から、セリフの引用です。


---自分が幸福だと思っている者だけが、周囲の人々を幸福にできる。だから私はイルカと一緒にいることにした。イルカはいつも幸福で、楽しく暮らしている。楽しみのために生きる秘訣を知っているのさ。---
(ジャック・マイヨール)




ジャック・マイヨールの海と夢

『ジャック・マイヨールの海と夢』 http://item.rakuten.co.jp/book/3752969/


































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最終更新日  2009.06.22 00:12:11


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