雨の日は音楽を

雨の日は音楽を

2023年01月21日
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カテゴリ: 何でもかんでも
  最近気がついたのだが、月にほんの数回しか現金に触っていない。筆者の財布は長財布の大きさで、短辺方向に開く変わり種で、医院の診察券やクレジットカードなどがたくさん入っているので、いつも上着では無く、掏られにくいポケットの中に入れている。カパッと開けた片側にはジッパーの付いた部分、反対側は紙幣がそのまま入れられるようになっている。先日図らずも現金で払う段になって、恥ずかしいことに、お金お金っと財布の中を数秒探してしまった。目の前の店員に見つめられているのもあって、焦ってしまった。
 ああ、そうだよ。現金なんて何日ぶりだろう、とちょっとした感慨に耽ってしまった。現在の筆者は、クレジットカードかそういったカードに紐付けした〇〇ペイしか使っていないんだった。キャッシュレス社会を実感というわけだ。
 結局残るのは、カード会社や〇〇ペイの運営会社からの、利用案内のメールの山。不正使用された場合に備えて、時々目を通すのだが、全部自動的に送られてくるメールだからちょいと味気ないのだが、不正使用は無いいだろうねと有り難く拝見している。
 筆者は、キャッシュレス社会を歓迎している。以前お付き合いのあった、横浜で営業していたタクシーの運転手は「なぁ、客商売の中で、客に背を向ける商売ってタクシーくらいだからよぉ。暗い顔して乗り込んできて、町名だけ言ったら後はダンマリなんて客が来て、暗い場所まで連れて来られちゃうと、もしかしてオレ襲われたらどうしようって思っちゃうんだよなぁ。コワイんだぜぇ」だそうだ。現金を持っているのが分かる商売だから、タクシー強盗があるのだろう。タクシー業界ももしキャッシュレス化できれば、少なくとも現金を狙って襲われる事も無くなるであろう。他にも犯罪者のターゲットになりやすいコンビニや小売店も助かることだろう。勿論のことだが、普及には時間がかかるだろう。
 私達の世代より上の世代は、多分デジタル化についていけない。筆者は、マイナンバーカードを読み取って、国民健康保険情報を読んで貰い、医院で診察を受けて処方箋が出てくると、その場でネット経由で処方箋の画像を薬局に送信して、薬を取りに行く時間も同時に指定するアプリを使っているが、薬局で伺うとこんなシステムを使える高齢者なんて今の所来ていないと嬉しいようなちょっと寂しいような気持ちになる。ああ、私の世代もデジタル音痴が多いんだな。
 こう考えてくると、デジタル化とキャッシュレス化にユーザーの方がついていけない状態が一般的なのではないか。でも習うより慣れよとも言うではないか。Suicaカードやパスモカードも使う人が増えて、駅の改札も切符で通貨できる自動改札はカードで使う自動改札より少なめになっている。慣れれば大したことはないことが実感されるからだろう。まだ新幹線などの改札は係員が立っていて、我々老人世代の補助をしてくれているが、ああいう係員がいなくなる日が来るだろう。
 これからの学校教育は、デジタル社会に「ついて行ける」教育をしてもらいたい。現在はとにかく急いでデジタル化というので、理屈もわからず使っているから、おかしな間違いも散見される。スイカなどの交通系カードは、埋め込まれたICチップを読み取って自動改札機が動作するのだが、我々老人世代のシルバーパス(東京都が発行してくれる、都内全バス路線、都営交通:地下鉄、舎人ライナー、都電荒川線の自由乗降パス)は裏面が磁気となって情報が書いてある。
 筆者は携帯電話に貼り付けていて駅員や運転手に見せるだけだが、改札を通るときは、切符の窓に入れて磁気情報を読み取ってもらうのだが、慣れていなくて理屈がわからない方が、シルバーパスをバス乗車のときにICカード読み取り装置に押し付けて、反応しないのを見るのは楽しい。まあ、理屈はわからなくても、駄目だったという記憶は残るから良いよね。
 別に筆者はそういった老人世代を軽んじているわけではない。いつの時代にも、テクノロジーに最初はついていけない人々の右往左往はつきものだと思っているからだ。





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Last updated  2023年01月21日 15時04分57秒
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