雨の日は音楽を

雨の日は音楽を

2023年06月29日
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カテゴリ: 言葉全般 日本
​​​​  近頃YouTubeで、中国の時代劇を眼の訓練のために観ています。眼の訓練とは動体視力のそれです。黙っていると中国語の字幕の上に英語の字幕が初めから入れてある作品が多いのです。中国語から英語への翻訳の難しいところですが、中国語の字幕の倍くらいの長さの英語字幕が出てきます。眼の訓練というのは、中国語ではなく英語の字幕を、役者が中国語の台詞を言い終わり、次の字幕が表示される前に読み切るように集中することです。最初は、半分くらいしか読めないうちに、次の字幕が表示されてしまい、悔しい思いをしました。でも英語圏のネイティブでも、あんな速度で切り替わる字幕は読みきれないだろうとは思います。でも頑張る。今では長いものでも8割位まではついていけるようになりました。動体視力が向上したのでしょうかね。

 まあ、ストーリーは、日本の時代劇と同じで、現代中国語で清朝の時代背景だから、そんなものかと思うけれど、背景の文物がエキゾチックで楽しい。夏季の猛暑日は、宦官がハンドルをクルクル回すと、いくつかの団扇がパタパタと動いて風を送る装置とか、火縄銃の試射とか興味は尽きません。役者は名演技だとは思うけれど、ストーリー的には、ホームドラマと変わらない矛盾みたいなものが散見されます。でも役者の熱演でそのアラが目立たないのは、流石だと感じます。
 よく読んでみると、多分英語の字幕は中国語からの翻訳なのだろうと思えるような、ちょいとこなれた英語の文体なのです。でも時々、単数形の単語に、現在形の動詞に"s"をつけるのを忘れたりしているので、かなりお勉強した中国の翻訳者なのでしょうか。
 字幕を日本語にすると、英語、中国語の下に重なるように日本語の字幕が出現するのですが、多分日本語の翻訳が、英語バージョンからのものらしく、それも面白く眺めています。だって、
"Your Majesty" の字幕が、「あなたの陛下(あなたのが余分)」"My Mistress"が、「私の愛人(皇帝の側室の召使いが、自分の主人についての言及だから、ご主人さまの意味)」になってしまうので、お前はレズビアンかと言いながらケラケラ笑って見ています。日本語の字幕だけで画面を見ていると、全く物語の筋が分からなくなります。やはり、現段階では、状況も加味しての単語選択は無理なのでしょうね。機械翻訳関係者のご苦労を思うと失礼だなとは思いますが、オカシイ!ものは可笑しいのですよね。ああ、可笑しい。とってもできない怠け者の学生のことを思い出します。

筆者 「では君!このFurthermore ってどういう意味ですか?」

怠け者「お父さんもっと です」とキッパリ!
筆者 「うん。大体合ってるね。<更に>ですが」
注 「更に」の意味です。「お父さんもっと」であれば "Father! More"
    筆者は、違う!とか誤り!と直接言うのは学生のメンタルを削りそうだと思うので、大体
        合ってる、で済ませた。


もちろん、機械翻訳はこれからも必要なプロセスですから、どんどん進歩していって欲しいものです。でも、"your" を「あなたの」"majesty" を「陛下」合わせて、「あなたの陛下」から、の道はかなり遠いのかもしれません。

 脱線させて頂きますが、Your Majesty の your は「今私の前にいらっしゃる貴方様」の意味で、所有を意味していません。ですから、その場にいらっしゃらない皇帝陛下、国王陛下は、男性だったら "His Majesty" となり、女帝、帝妃、女性の国王、王妃は "Her Majesty" 二人以上揃っていたら "Your Majesties" "Their Majesties" となります。日本国内は天皇陛下皇后陛下が一番上位で "Their Majesties" となりますが、その「下」の内閣閣僚、各国駐日大使は、”Your Excellency" "Their Excellencies" となるようです。ですから、国際会議の出席者に、相手国の国王陛下、外務大臣、駐日大使、なんかご出席になると、司会者の緊張はマックス!原則的にエライ順番にお名前とタイトルを出すのです。

 With the gracious presence of His Majesty, King of XX, Hentai Maximus II, His Excellency the Ambassador to Japan, Dr. Henry Wordsworth ....

みたいに、結構めんどくさいのです。筆者のブログでは国旗のハナシも書いていますが、

外務省儀典課編  「国際儀礼に関する12章―プロトコール早わかり」 2005年刊​

なんか見て、ヘェー、ハァーと仰りながら眺めてみてください。テキトーにやっとけば良い、なんてものは存在しません。特にグローバル化した会社組織の中では、国旗の並べ方にまで気配りも必要でしょうね。






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Last updated  2023年06月29日 13時22分46秒
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