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薔薇に宿る、朝露、夜露、樹木よりの雫、雨露…初夏の陽射しにきらきら光る露。そんな薔薇の香りが宿っているような露を集めたら、天然の薔薇の香油になってくれる、と、思ったことはありませんか。実際にはそのような方法ではエッセンシャルオイルはつくられないのですが、ファンタジーイメージの世界では、そんな浮世離れした素敵な職業も成り立たつのですよね。画像:薔薇に宿った露ごしに花びらの色が露の中でゆらめいて美しかったです。色彩を抜くと、輪郭が際立ち、薔薇の花の姿の格好よさが際立ちます。
2005.06.29
自然香水の楽しみは、自分のつくりたい香りのイメージを膨らませ精油をブレンドし構築していく過程、刻々と変化していく熟成の過程、そしてその香りをまとった時に自分の肌のにおいと反応し変化するのを直に感じる過程とにあると思います。構築、熟成、変化、そうした創香の過程は、目に見えない時間というものを体感させてくれます。画像:薔薇をメインにした自然香水をつくりました。日の当たらない屋内での作業の際、ヘンプ糸とさざれ石でつくったペンダントに入れて、身につけています。動く度に揺れて少しずつ熟成が促されます。
2005.06.28
香りを身につけるという行為は、歴史をひもときますと、現在とは違った意味合いをもっていたことがわかります。たとえば、「ポマンダー」と呼ばれている匂い玉は、病疫を防ぐのに空気を清浄に保つという目的や魔除として、西洋においては身につけられていたのです。画像:オレンジポマンダー(自作品)。ポマンダーは、現在では、クリスマスシーズンのクラフトとして柑橘類にクローブを刺してスパイスをまぶしたものが一般的ですが、かつては蜜蝋にスパイス類を塗り込めたりアンバーグリスを使用していました。参考:『太陽の王と月の妖獣』ヴォンダ・N・マッキンタイア(ハヤカワ文庫)は、フランスのルイ14世のヴェルサイユ宮殿がが舞台のファンタジー小説ですが、ポマンダーがどのような場面で使われていたのかが描写されています。
2005.06.27
アロマと自然療法の学際的専門誌『aromatopia』(フレグランスジャーナル社)の70 号(5/25発売)よりフォトエッセイの連載が始まりました。タイトルは「aroma romantique アロマロマンティーク-香りの文芸散策-」です。香りの琴線に触れる古今東西の文芸作品を、イメージ写真とともにご紹介していきます。今まで香りテーマではあまりとりあげられることのなかった分野の文芸作品からも、ご紹介していきたいと考えております。ぜひ、お手にとってご覧くださいませ。 第1回「香りの導く幻想力」では、レオノール・フィニをはじめとする幻想性の高い絵を描く画家たちの感性による香りの表現について述べています。・現在、渋谷東急Bunkamuraにてレオノール・フィニの展覧会が行われています。・画像は掲載写真のカラーバージョンです。
2005.06.26
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