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現在12歳女子、左上2唇側転位、左上3先天欠損乳歯をあそびやストレスで抜いてしまう子が時々いて、永久歯の萌える(生える)スペースがなくなって苦労するケースが後を絶たない。普通は治療困難なのが分かっているので、見て見ぬふりをするのだが、つい介入してしまう。他院(よそ)では何も考えずに即抜歯になるクソ汚い歯を保存しようとするとか、我ながら損な性格だ。この子の左上3は初めから無いので残っている乳犬歯を大事にしている。これも抜けると正中が左にずれるので美容上良くないことになる。グラグラしているのでブラケットは装着できない。数年前から床装置で様子を見ていたが、2番のすれ違いを治すことはできないと判断して今年になってから部分矯正を始めた。全顎フルブラケットは患者も僕もお互いに辛いので最小限のブラケットで始めて、必要に応じて増やすようにしている。こういうのも普通では無いので他院(よそ)でやってくれるとは限らない。2020/12/262022/03/232022/12/262023/07/032024/01/242024/04/012024/06/12左上2のすれ違い咬合は治ったが、左上4のすれ違いが治らないのでその後ろの5番にブラケットを増設した。
2024/06/15
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Y軸用のリニアアクチュエーターが乗るX軸稼動板をリニアブッシュに取り付けているネジの頭が取り付けの邪魔になると思って皿ネジに換えることにして久しぶりにフライス盤に面取りカッターを取り付けて皿を座グルことにしたがバイスの固定が甘くカッターがブレて座グリ角がズレて修正するのに手間取った。疲れた。。
2024/06/14
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20代女性、右上6、隣接面カリエス、咬合性外傷(ブラキシズム)前回のつづきというか、同じ方なのだが、スーパーテクニックとは言い難い。とはい言え、通常治療ではCR充填は無理で、神経を取って被せになるという歯医者もいるだろう。もしかしたらこの程度ならスーパーテクニックと称しても良いのかもしれない。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202209150000/ブラキシズム(歯ぎしり、食いしばり)がひどい。ブラキシズムによりクラックが入り、少しずつ歯が壊れていく。レントゲン写真で黒く見えるところが虫歯なんだが、かなり隣接面より低いところに虫歯が広がっている。これは前医が充填したところより下の方にもクラックがあり、そこから虫歯が広がっていったものだと思われる。虫歯は6番だけではなく、7番にもクラックがあり、その内部には虫歯が広がりつつある。既存のCRを除去していくと、内部には虫歯が広がっており、痛みがいるところは健全歯質だと判断して、痛くないところだけを除去していった。隣接面には穴が空いていて、向こう側の歯の隣接面が見える。その下の歯質にはクラックがあるが、暗いのではっきりとは見えないのだが、以下、拡大してみた。うっすらとクラックが見えるだろう。そこから虫歯が進行していく。α-TCPセメントで極力クラック部分が再硬化して治るように覆っている。接着面積を稼ぐために1mmは健全歯質を確保している。その部分のクラックはCRで補強するという考えだ。ストリップスを使って隣接面の穴を埋める。とりあえず、過不足なく充填して終わる。辺縁隆線部分にも反対側のそれにもクラックが認められるので、いずれこの部分は欠ける可能性が高い。完全に離断する前に補強冠を入れる必要はあると思う。
2022/09/17
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9歳男子、左下6、近心隣接面/頬側面カリエス実は、虫歯の成因はよく分かっていない。歯医者もよく分からないが、放置していても一人でには治らないので、削って埋めようか。。と思うだけだ。しかし、ここで提唱している「虫歯の電気化学説」によればかなり正確にその成因を分析することができ、今後どうなるのか?という予測もできる。虫歯とは歯を構成しているハイドロキシアパタイト:HAの電気化学的腐食であり、その前提として以下のことが挙げられる。1、HAは電子の伝導性はないが、水素イオン(H+:プロトン)の伝導性がある。2、イオン化傾向を計ることができる。よって、HAは一般の金属の腐食と同じように扱うことができるが、荷電粒子が電子とプロトンの違いがあるので、半導体の電子とホールの違いのような取り扱いが必要になる。もう少し分かり易い端的な表現をするとすれば、1、プロトンが多い環境すなわち酸性環境であること。2、HAの内外に起電力の存在があること。虫歯の成因はこの2つに集約することができる。代表的な金属の電気化学的な腐食に、例えば1、異種金属接触腐食2、酸素濃度差腐食があるが、虫歯の成因もこのどちらか、もしくはこれらが複合していると考えても良い。この子の場合は、やはり上記の2つが複合していると考えられる。この子の家族はテニス一家でこの子もテニスをしている。一般にスポーツは歯を痛めることが多いが、テニスなどの一瞬のインパクトが必要な競技は非常に強い力で食いしばる所為か虫歯になりやすい。食いしばって、歯にクラック(ヒビ)が入りそこから酸素濃度差腐食が始まる。それが近心隣接面の虫歯だ。その部分の拡大画像を見てみると白い筋状のクラックが見えると思う。頬側の溝から始まっている虫歯は外傷性咬合とは必ずしも関係があるとは言えないが、増悪因子にはなり得る。一番大きな成因は象牙質とエナメル質間のイオン化傾向の差による異種金属接触腐食だ。では時系列で見ていこう。拡大画像クラック部分は削除している3MIX+α-TCPの貼付は頬側の象牙質の深部カリエスだけだ。近心は幸い象牙質には達していなかった。CRで修復
2023/11/27
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僕が12年程前に予防歯科に大きくかじを切ったきっかけは、ふつうの歯医者のやり過ぎで体調をくずしたのがきっかけですが、もう1つあります。それは、うちの長女(今は17歳、虫歯はない)を虫歯にしてしまったというものです。ハミガキもしているし、フッ素もときどき塗っているのになぜ??以下の画像は以前にもアップしていますが、「重曹うがい」でどの程度虫歯が治るのか?という治験例です。最初の頃は自分の子供で実験していたのですね。タイトル画像は脱落後保存していた左下Dです。さっき撮りました。クリックで拡大します。そして、これが口の中にまだあった頃、で、同日のレントゲン写真、そして、これが約1年後、脱落した時のレントゲン写真。抜けるまでの1年間、飲食後に「重曹うがい」をさせていました。遠心(向かって右端)の虫歯に注目してください。どうですか?通常の写真では虫歯の穴が小さくなっているようにも見えないと思いますが、(もちろんCR充填などしていません)レントゲン写真では明らかに虫歯が小さくなっていませんか?レントゲン写真では黒くなるのが、カルシウムが溶けて虫歯になっている、白くなっているのが再結晶して虫歯が治っているということです。フッ素塗布では象牙質に達している虫歯はひどくなることはあっても、治ることは有り得ないのですが、「重曹水」で飲食後にうがいするだけで、象牙質に達している虫歯でも治ります。たぶん世界で始めての虫歯が治っているという症例写真ですが、歯科医学的にはあまりにも非常識すぎるので、専門家ほど理解できない、信じられないのではないか?と思いますが、事実です。飲食後酸性になっている口腔内を「重曹うがい」でアルカリ性にするだけのお話ですので、どなたでも簡単に再現できます。
2012/03/26
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「重曹うがい」を最初にここで発表したのは2008年のことのようだ。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/200801170000/「重曹うがい」も最近は普及しているようで、歯医者さんも取り入れておられるところも増えているようで、結構なことだ。こういうことはボトムアップで普及させるのが良いのではないかと考えている。論文にすれば?と言われることはままあるのだが、フッ素よりも効果的とあっては専門家ほど受け入れるのが難しいのではないかと思う。査読の段階ではねられるだろう。虫歯は口腔内の酸性環境で起こると言われているので、それならアルカリ性にすれば?というとてもシンプルな考えが発想の原点にあるわけだ、考えれば当たり前のことだろう。臨床実験はとても簡単で、ダイアグノデントで虫歯の反応がある人を飲食後に「重曹うがい」をさせるグループとそうではない(フッ素適応)グループに分けて、毎月ダイアグノデントで測っていくだけだ。というか、1ヶ月で結果は出る。真面目にやれば劇的に数値は下がる。今回は二酸化塩素水の作り方の更新をしようと思ったので、その前準備だ。一言で言うと0.6重量%の重曹水ということで、500mLのペットボトルなら3gの重曹を入れ水を注いで溶かすだけ、2Lのペットボトルなら重曹12gを入れ水に溶かす。この水は水道水で十分だ。また、重曹味やこの後作る予定の二酸化塩素臭が気になる場合に備えて、ハッカ油を2Lのペットに1滴入れてよく混ぜる。これ以上入れるとハッカ臭がきつすぎて口に入れられなくなるので、要注意だ。今回は2Lのペットボトルを使うので、今回はきっちり量ってみたが、それほど厳密なものではない。この量で元々唾液に含まれている重曹成分の約3倍の濃度になる。ハッカ油を1滴加える。2滴は多すぎる。出来上がり。隣の黄色のガスが二酸化塩素。
2021/12/13
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20代女性、右上6、冷水痛+、外傷性の虫歯で、噛み締めの癖のある方です。ナイトガードも持っているのですが、軽くみているのでしょう。あまり使っていないようです。他の人の外傷性ハセツ歯の画像を見せて脅かしておきましたwクラックから内部が虫歯になる典型的な外傷性の虫歯です。金属腐食学ではクラックの内部と外部の酸素濃度差による通気差腐食の一形態である「すき間腐食」とよばれています。軟象をある程度除去し、α-TCPセメントで覆とう。CR充填し、補強冠の印象をした。
2016/04/01
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40代女性、右上5、CK脱離、歯根内部カリエスこんな症例はどうするの?というご質問があったので、ご紹介。10年以上前に入れたCKだが、脱離したということで見てみたら、だいぶ前にクラックが入って、接着剥がれが起こっていたらしく、歯根内部はかなりひどい虫歯になっていた。通常歯科治療前提での診断では治療不能に付き抜歯となる。なぜならクラックの入った、しかも虫歯で歯根がペラペラになっている歯にポストをもう一度入れてCKを作り直すことはできないからだ。どうせすぐに壊れる。ではポストを入れなければ良いのではないか?と思われるだろうが、多くの歯科医師は執拗にこの方法に固執している。なぜなら、型取りして外注してポストなりCKなりを作ってもらうことが前提だからだ。自分で作るという発想はないので、外注先が困らないようにインターフェイス規格は守らないといけない。虫歯を除去したところ。内部には3MI◯+α-TCPセメントを入れている。ピンレッジド、ラウンドCRコア。外部に出たポストではなく、内部に沈んだポストと考えれば良い。少しでももつように6番と連結固定する。口腔内のセット時の画像。もし歯根が破折したらその時は抜歯・再植に進む。保存方法は歯根が無くなるまで考えられる。
2022/10/18
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20代男性、左下5、メタルインレーの2次カリエス、自発痛-レントゲンではインレー下は歯質が失われているが、痛みはない。軟化象牙質でイオン伝導が遮断されているのだろう。軟化象牙質のイオン電導性は健全歯質のそれよりも低いと思われるからだ。虫歯の痛みはガルバニック電流(腐食電流)による歯髄神経の刺激による。このことは知られていないが、この100年に渡る歯科医師の怠慢によるものだ。虫歯は細菌感染症だとか盲目的に信じ、思考停止していることがその背景にある。虫歯はハイドロキシアパタイトの電気化学的な腐食による純粋な物理現象だ。レントゲン写真では歯冠内部の象牙質はほとんど失われている。舌側面観、虫歯はないようにも見えるが、クラックが入っている。インレーを外すと内部はひどい虫歯だ。軟化象牙質を除去する過程で痛みを感じる。歯髄は生きているようだ。もちろん麻酔はしない。痛みはこれ以上削る必要がないことを示す重要なセンサーだ。歯肉縁下2mmだがなんとか止血して覆とうした。CR充填後。専門家程どうやってこういうCR充填ができるのか分からないと思う。ふつうはよくて神経を取ってクラウンを被せる。儲け主義の歯医者は抜いてインプラントにするしかないと言うかもしれない。レントゲンにもインプラントが写っていますねw舌側面観
2016/06/06
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80代女性、左上3、脱離2次カリエス両隣の左上2と4は欠損していて、その後ろの左上56も外傷性にグラグラだ。全体的にグラグラで保存はかなり厳しい。通常なら全部抜歯で義歯になる症例だ。高齢化が進むとこのような症例が激増する。今回を最後に3番によるブリッジ連結固定で全体を保存することにした。まずCKを除去して、根管と根面処置をしてCRラウンドコアを築成し印象、次回は技工作業で作成した連結ピースをセットする予定。ポストのないCRラウンドコアが脱離し難いわけは、歯根面にアンダーカットを意図的に付けること、ボンディング材の進歩による十分な接着力が期待できるからだ。少なくとも2回で延命治療ができるということは高齢者には朗報だろう。ただどこの歯医者でもできるわけではないというのがつらい。この方法を取り入れてくれる歯科医師が増えてくれることを望む。では時系列でどうぞ最初は前回と同じく根面のカリエス処置だけを試みたが、断念した。横からスリットを入れている強度的に無理だと判断し全部除去した。歯根面はカリエスでひどいことになっている。綺麗にして3MIX+α-TCPで根管充填CRラウンドコア築成、2重連結グルーブを付与している。作業模型
2024/06/11
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201190000/2009/06/04の記事を再掲しようと思っているのだが、これは歯根面う蝕に関する記事だ。読み返してみると隣接面カリエスなどの他の形態の虫歯にも当然使えると思う。当時はまだ甘いものが虫歯の直接的原因と思っていたようだが、今は直接的原因ではなく、歯磨きの巧拙と同じく増悪因子の1つだと考えている。そもそも甘いものを食べまくっている人でも虫歯がない人もいますからね?この記事で一番重要なことは、「水素発生型の腐食」と「酸素消費型の腐食」の違いだ。一般に酸で溶けると言っても2種類の機序があるという認識はあまりないようだ。いわゆる酸で溶けるというのは「水素発生型の腐食」の方だと思う。これは歯牙をお酢に漬けると溶けるとか、コーラに漬けても溶けないとか、そういう話に出てくる方だ。この腐食の場合、結構な低pHでないと歯牙は溶けない。実際問題としてpH2〜3のお酢でもコーラでも数日〜数週間も口中に含んでおくことはできはしないし、虫歯の穴の中でもそのような低pHの状態が持続的に発生しているとは考え難い。ところが「酸素消費型の腐食」の場合、それほどの低pHは必要ない。これらのイオン式を見ると酸素消費型の方が電子の数は4倍と酸化力は強い。また発生した水酸イオン:OH-は環境中の水素イオン:H+で中和され水となるので分極作用により反応が遅くなることがない。水素発生型の方は水素ガスにより反応が阻害されやすい。そして重要なのが、基本的な酸素濃度差があれば持続的に反応が進むということだ。これは酸素濃淡電池、通気差電池、バイオフィルム電池として工業界では広く知られているし、隙間腐食として問題になっている。口腔内でも同じで、歯に何らかの隙間やくぼみがあると、その酸素が相対的に少ない隙間やくぼみの奥の方が虫歯になりやすいのは誰でも経験することだ。口腔内での隙間やくぼみというのは、クラックや修復物と歯牙との隙間、虫歯の穴の中などいくらでもある。1本の歯でも手前側と奥側では奥側の方が圧倒的に虫歯は多い。これは口腔内の酸素濃度は手前側の方が高く、奥の方が低いというのは容易に考えられる。では2006/06/04の「ほんとうの虫歯の発生メカニズム2」と題した記事の再掲だ。ーーーここから引用開始ーーー虫歯は金属腐食の一種だよ、という観点で見れば実際の虫歯がどうしてできるのか良く理解できます。今日は歯根面う蝕とよばれ、歯周病にかかった人によく見られる虫歯の画像です。口腔内に露出した象牙質(歯根)が、リンゴをかじったみたいにグルっと虫歯になりますので厄介です。充填処置も難しい、というか出来ない。。中高年の虫歯の多くはこれで、子供の虫歯が減っても全年齢の虫歯が減らないわけは、高齢になるほど、この歯根面う蝕が増えるからです。若い人の虫歯は歯医者が削らなければ増えません!?通常この場合、象牙質だけがやられエナメル質は大丈夫です。このことから、これは異種金属接触腐食ではないか、というお話はしました。 接触している2つの金属のうち自然電位の低い方が溶解します。歯の場合、象牙質の方が溶けると言うことです。また、象牙質が虫歯になりやすい原因としてはすき間腐食が考えられます。 これらの腐食の原因は象牙質の構造にあります。この図は象牙質の表面の顕微鏡像ですが、無数の穴が開いています。かろうじて細菌が入れる程のせいぜい2~3μm位の小さな穴なのですが、歯髄(神経)まで管状に続いていて、ものすごく深い穴というかすき間になっているのです。これを象牙細管とよんでいますが、イオンレベルで象牙質を見ると、その表面積は非常に大きい、それだけ溶出しやすい構造をしてるということです。この穴の中は酸素が少なく外は酸素が多い、酸素の濃度の差ができると通気差電池が形成され、腐食する。酸素が少ない方が溶けるのですが、その化学的な理由は、下図の右側を参照してください。酸素が反応する過程で電子を奪い、対極の金属が溶出する。酸だけで溶けるのは左側の図。 もちろん細菌が歯根面に張り付いていれば、細菌が呼吸の過程(解糖系)で酸素を消費するので、酸素濃度勾配はさらに大きくなり、腐食を助長する。これを微生物腐食と言います。こう考えると歯根面う蝕予防の方策も思いつきますね、それは象牙細管を埋めればよい!マイクロ・ハイドロキシアパタイトは歯の成分と同じもので、再石灰化の原材料となり、虫歯予防に効果があるとされていますが、高濃度のマイクロ・ハイドロキシアパタイトは象牙細管を埋める効果もあることが確認されています。マイクロ・ハイドロキシアパタイトの歯磨剤、効くかも。。特許成分、薬用ハイドロキシアパタイト(mHAP)で、虫歯予防。低発泡。研磨剤もフッ素も無配合。医薬部外品。アパガード キッズ ラムネ味 60gです。参考文献:1、金属の腐食と摩擦磨耗2、亜鉛による防食3、口腔病理カラーアトラス 石川梧朗編 医歯薬出版4、丹治研究室 Tanji Laboratory ホームページ東京工業大学 大学院生命理工学研究科 生物プロセス専攻 生物機能工学講座 生物化学工学分野
2022/01/20
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50代女性、上顎両側7番、歯牙破折歯ぎしり、食いしばり等のブラキシズムや硬いもの、歯ごたえのあるものが好きな方の一見して分かる特徴として、歯がすり減っていて、先端がフラットになっている。歯に縦横多数のクラック(ヒビ)が走っている歯茎部に虫歯ができやすくCR充填がされている。隣接面カリエスも多数見られる。骨隆起が発達している。下顎の舌側、外側の歯根部分に着目してほしい。などがあるので、気になる方は鏡でチェックすると良い。最悪の場合、歯牙が破折する。以下5枚法の画像をアップしてみる。次回は主訴の上顎両側7番をどうしたか?の画像をアップする予定だ。
2022/11/11
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ストリップスを使わない隣接面CRというのは業界人は頭からできないと思い込んでいるので、シリーズを独立させるのも面白いかと思った。前回のつづきとして始めてみたい。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202406080000/それ以前の記事を見たい方は「今日の充填治療**(隣接面CRの作り方)」で検索してみて欲しい。ストリップスを使わないことは実は難しいことはなくて、慣れればストリップスを使うよりはむしろ簡単にしかも綺麗にできる。できないというのは、この業界特有の思い込み(洗脳)だ。テクニックは無料で惜しみなく完全公開しているので、本職の方は是非やってみて欲しい。CRでの歯冠再建などというスーパーテクニックには必須のテクニックだからだ。このテクニックの基本概念は1、隣接歯の表面のペリクルないしプラークを分離材に使うのと2、隣接面形態は垂直面でも垂れないF00タイプのフロアラブルレジンを使って3、その表面張力と隣接歯表面の排斥力のはざまを利用するこんな感じだ。・・30代女性、右上5、咬合性外傷による隣接面カリエスこの時の方の反対側の歯だhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202405300001/隣接面カリエスは遠心にできることが多いが、咬合性外傷がある場合は応力印加点のクラックから生じるので遠心とは限らない。麻酔は使っていない。象牙質の知覚をセンサー代わりに使うからだ。知覚が出始めたらこれ以上削る必要はないと判断する。歯髄に近いところは知覚が出るまで追求する必要はない。ある程度の軟化象牙質はα-TCPで再硬化する。虫歯は細菌感染症なので、軟化象牙質は完全除去しないと再発するというのも業界人の思い込みだ。再発するというのは辺縁封鎖が得られていないからだ。強固な辺縁封鎖を得るために1mm幅の接着マージンを確保する必要がある。そのために無麻酔が必要なのだ。では時系列でどうぞ
2024/06/13
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この歯磨き粉には珍しくフッ素は入っていません。どうしてフッ素が入っていない歯磨き粉を人にお勧めするのか、その理由ですが、フッ素、、と聞くとムカッとするのです。では、今日は僕がフッ素と聞くとむかつく理由をお話しましょう。アパガードMプラス 115gフッ素には反対の為の反対をしているわけではありません。フッ素には一杯くらわされた、痛い経験があるのです。それは、以前にも書いたことがあるんですが、僕が予防に大きく舵を切った頃のお話です。12~13年程前のこと、それまでは僕もフッ素の効能を信じて、患者さんに奨めたり、定期的にフッ素塗布なんかをしたりしていました。それからすぐ、ダイアグノデントという虫歯診断機器が発売されたので、さっそく導入しました。ある時、ダイアグノデントの診断基準では象牙質に達していないとされる30未満の数値が出る大臼歯が数本ある中学生の子がいて、その子のお母さんがなんでもします、どうしても数値を下げたいのです、とおっしゃるので、低濃度フッ素ジェルの塗布を指導したり、毎月のPMTC(クリーニング)、3ヶ月毎のフロアゲルの塗布をしたりしていましたが、じわじわ数値が上がる(虫歯が進行する)のです。フッ素は再石灰化を促進すると学校で習いますので、30未満のエナメル質の範囲の虫歯なら再石灰化で治るはずだ(これも学校で習う)、と思い、歯磨指導、食生活指導と共にフッ素塗布も指導して、半年、1年と経過する内に、じわじわ虫歯の数値は悪化する。とうとう、50越えの部位も出てくる。そして、月に1回の来院が苦になる(こちらが)。そうやって悩んでいるときに、僕の高校の時の英語の先生が患者として来られて、僕が「虫歯は歯が酸で溶けたものです。」と説明すると、「・・それなら、君、酸をアルカリで中和すればよいのじゃないかな?重曹とか。」「えっ、!? そ、そうですよね!?」そこで、まじめにフッ素塗布をしているのに虫歯の数値が上がり続けるその子に、重曹水を作り、飲食後洗口することを指示してみた。そして、翌月、なんと、、軒並み下がっているではないですか、、翌々月には全ての虫歯が20を切ってしまい、なんとか安心なレベルに下がりました。┐(´ー`)┌で、それ以来、その子はうちには来ていません。「重曹うがい」があれば、うちは要済みということのようでした。いったい、フッ素ってなんだったんだ、、、フッ素は虫歯に効くんだ、、と思っていたのに、、すっかりだまされた思いはそれから、今も続いています。ヽ。(ー_ーメ) しゃきーん確かに、フッ素は出来てしまった虫歯には効かない。と明言されています。でも、目視でもはっきりしないエナメル質限局の虫歯さえ治らないのですよ。重曹(アルカリ)なら、虫歯が象牙質に入っても治る。なんかね。。信心が足りないから虫歯が進行するんじゃない?もっとお布施を出さないと、ご利益がないんじゃない?みたいな、カルト系新興宗教を連想しました。「虫歯の電気化学説」というのも、フッ素はブラックビジネス、、とかいうのも後知恵のお話です。
2012/03/02
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50代男性、右下3、唇側転位この部分の虫歯(も)どうしてできるのかは現代歯科医学ではよくわかっていないが、「虫歯の電気化学説」ではちゃんと説明がつく。工学分野の金属腐食学で、酸素濃度が相対的に低いところが腐食電極になるという酸素濃淡電池、酸素濃度差腐食として知られている現象による。なぜ酸素不足になるかというと唇がぴったりと歯面をカバーしてしまうからだ。CR充填に際して、歯茎側以外ははみ出しても差し支えない。むしろつなぎ目にこだわりすぎて、歯質を削ってしまうことになる。この症例もよく見ると前回のCR充填時に歯質を削りすぎている。では時系列でどうぞ
2021/11/15
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この歯には辺縁隆線から隣接面にかけてクラックがあり、内部の象牙質には虫歯ができています。この虫歯を削って治療するつもりは全くありませんので、せいぜい飲食後の重曹水によるpHコントロールで経過観察中です。虫歯の穴の中にはいわゆるラクトバチラスという虫歯菌がうじゃうじゃ住んでいると思われるかもしれませんが、実はそうではありません。虫歯内部のドロドロに溶けた歯質を顕微鏡で見てみると、細菌が住んでいるケースの方が少ないのです。全然居ないわけではないのですが、思ったより少ないね。。という印象です。では、なぜ歯は溶けるのか?クラック外部と内部の酸素濃度差による「すきま腐食」と象牙質とエナメル質のイオン化傾向の差による「異種金属接触腐食」が主な原因となっており、この症例の場合、細菌による「微生物腐食」は従です。「微生物腐食」は完全には解明されていない腐食形態で、分かっているものもけっこう機序が複雑なのですが、基本は酸化:電子を奪うということなので、酸:水素イオンが必ずしも必要ではないのです。要するに、虫歯=酸で溶けるというのは、誤りではないのですが、全てではないのです。そのうちご紹介いたします。というか、以前一部だけアップしています。【送料無料】エンジニアのための微生物腐食入門価格:4,935円(税込、送料別)
2011/11/30
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40代女性、左下5、遠心隣接面、頬側面カリエスクラック(ヒビ)から虫歯になったり、歯茎部カリエスが起こる原因は咬合性外傷にある。歯ぎしり、食いしばり、硬いものが好きなど、本人は全く意識していないが、歯を壊してしまう主な原因だ。それだけではない歯周病や顎関節症も悪化させてしまう。この方も僕が昔した治療が外れたとか人の所為にしているが初めての治療だ。クラックは遠心(奥の方)だけではなく近心にもあるが遠心に虫歯ができやすい。これは同じ歯でも遠心の方が酸素濃度が低くなりやすいので「酸素濃度差腐食」が起こるからだ。歯も金属と同じように電気的に腐食する。これを僕は「虫歯の電気化学説」と名付けた。近い将来定説となるだろう。ここでアップしているCRによる歯牙再建はどこの歯科医院でも受けることができるわけではない。スーパーテクニックが必要だからだ。内部の象牙質の40%が失われているのでCR充填はもちろんインレーも難しい、標準治療では神経を取って被せとなる。「虫歯は自然治癒しないので早期発見早期治療が必要」と言われているが、実はそうではない。ここの治療のようにスーパーテクニックを持ち合わせていれば、かなり大きな虫歯になっても修復は可能だし、治療を急がずとも虫歯は治ることもあるし進行が止まることもあるからだ。「虫歯は自然治癒しないので早期発見早期治療が必要」と言われているのは、スーパーテクニックを持ち合わせている歯医者がいないのと、重曹を使う予防管理で様子を見れる高楊枝歯医者もいないからだ。まぁ、小さな黒点でも削ればランチ代くらいにはなるということだ。ここでアップしている記事は患者向けではなく同業者向けだ。従来の歯科医学・歯科治療はこんなに間違っているし、患者のためにこんなこともできる、あんなこともできるとご紹介している。通常はできないとされている治療法ができていることを目の当たりにすれば、あいつにできるんだから、俺にもできるはずと思えるだろう。今現在世界経済は崩壊に向かって進んでいるのは肌で感じている方も多いと思うが、そうなれば高価で複雑な最新テクノロジーの機械器具を必要とする歯科治療はトレンドとはならないだろう。そういう意味でも3MIX+α-TCP+CRボンディング修復は最強の歯科治療システムとなる。スーパーテクニックは必要だが経費は最小限しかかからないからだ。・・エネメル質は最大限保存している。クラックがあってもCRで裏打ちをすれば良い。3MIX+α-TCPで痛くならないし、象牙質は再生・再硬化する。ストリップスも必要ない。CR積層法で隣接面は作れる。こういう治療ができる歯科医師が増えることを願っている。では、時系列でどうぞ虫歯(軟化象牙質)をスプーンエキスかベータで除去している。
2024/06/02
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Y軸用のステッパーモーターコントローラーの動作確認ができた。X軸用に作った前作(左)よりも小さくなった。これらは基本同じものなのだが、出来合いの基板には汎用性を増すために不要な部品が載っている。これらはスタンドアロン動作というかオフライン動作というのかPCやマイコンは不要なのだが、CAD/CAMが使えるように外部制御信号入力端子を増設した。Z軸用にもう一台作成予定。
2024/06/14
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40代女性、右下5、隣接面カリエス前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202310310000/隣接面の虫歯も咬合性外傷が最初のきっかけになる。噛むと歯も多少撓むので、隣の歯と強く当たり、当たる部分に微小なクラックが生じそこから隙間腐食(酸素濃度差腐食)が起こる。これが隣接面カリエスの正体だ。一本の歯でも遠心(奥側)が虫歯になりやすいのは、遠心の方が酸素濃度が低いからと考えても良い。このように虫歯を電気化学的に捉えると従来の方法では説明のつかないことでも簡単に説明できる。これをここでは「虫歯の電気化学説」と呼んでいる。
2023/11/01
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13歳女子、左下7、傾斜歯、萌出困難8番つまり親知らずは多いのだが、その手前の7番が傾斜していて萌(は)えにくいこともある。6番や乳歯のEが傾斜していることもある。流石に親知らずのように抜くわけにはいかないので、矯正的になんとかしている。部分矯正で3〜6ヶ月と言ったところか。3456はアンカーとして歯列固定している。こうすることによりコスト削減、治療期間の削減が図れる。2023/08/012023/09/202023/11/15
2024/01/20
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17歳女性、右上6、歯髄ポリープ、歯肉ポリープ前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202403110000/このブログでは露髄した歯髄をしかも露髄して何ヶ月も何年も経過しているケースでも平気で3MIX+α-TCPで直接覆髄しているのだが、一般の歯科医師には信じられないことだと思う。現代歯科医学では有り得ない話なのだ。通常感染歯髄を保存することはできず、直覆を試みても後で痛くなって失敗すると習うからだ。しかし現実は違う、歯髄は非常に感染に強い組織でポリープを除去しないで直覆しても何ともない。その場で沁みる痛い等の不快症状が瞬時に消える。ポリープとは感染などの外部刺激に抵抗するための組織で歯髄ポリープを顕微鏡で見ると細菌や免疫細胞が繊維組織の中に散在している。感染していないわけがないのだが。向かって左の赤みが強いポリープが歯髄ポリープで右が歯肉ポリープだ。はみ出たポリープを除去しただけで埋め戻している症例はここだけでしか見れません。では時系列でどうぞ局所麻酔下で電気メスでポリープを除去した。2カ所の点状露髄が見える軟化象牙質(虫歯)を除去する過程でじわじわと出血するボスミン液で止血3MIX+α-TCPで直覆CR+ボンディングシステムで歯冠を再建していく。ストリップスを使わない場合の1次CRだ。この画像が重要!隣接面分離(詳細はfreepageにアップしている)デンタルフロスが入ることを確認
2024/03/12
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2011/06/06
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70代女性、上顎1、ブリッジ2次カリエスどうにもならない状態で、前の先生が突然亡くなったので、診てくれと言われた。前の先生も苦労されていたようだ。スーパーボンドが充填されていたが、脱離して2次カリエスがひどくなっていた。3番が欠損している今では保険請求できないフルブリッジに近い症例で、内部の歯根がほとんどダメになっている。高齢化でこのような症例ばかりで、診療室は麻痺状態になっている。通常なら全部抜いて総義歯に近いものを作ることになるのだろうが、義歯を作る体力も残っていない。外注先の技工所もない。外注できたとしても保険診療では赤字になる。その場で終わるしかないのだが、これも小一時間かかって診療報酬は3千円で、とてもペイしない。従業員に給料を払うこともできない。しかし、こんな症例ばかりが押し寄せてくる。必死でこなしている。少子高齢化とはこういうことだ。やり方を変えることはできない。行くも地獄、引くも地獄だ。この状態から逃れるには廃業するしかないだろう。僕も限界に来ている。患者は放置か、よくて抜きっぱなしだ。土手(歯茎)で食べるしか無くなる。こういうことが近い将来常態化するだろう。レントゲン写真でも内部は溶けてなくなっている。何をやっているか分からないかもしれないが、CRで再建しているだけだ。言っておかねばならないのだが、通常はあり得ない治療法だ。歯根面はドロドロに溶けている。歯肉縁付近の歯質がペラペラになっているとは言え残るわけは、「虫歯の電気化学説」ではプロトンの電気抵抗が歯質よりも歯肉の方が低いからだが、一般にはまだ知られていない。
2024/06/10
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何かと邪魔が入って遅れていますが、試作スピーカのインピーダンスは低いこともあって、大電流を流せる定電流アンプを作り始めた。大電流を流せるパワーMOS-FETのコンプリがなかなかないんですよね。。一応2SK2955/2SJ554 を考えているんだけど。。ゲインが高すぎるとか温度係数が通常使用領域で+とか使いこなすのが難しそう。これは常用の大先生に作って差し上げたHS-400用の4ch定電流アンプ。フレームと放熱器は新作も同じだ。これに使っているMOS-FETはオーディオ用の2SK1057/J161。音も良いし適度なゲインと常用域ではアイドリング電流の温度補償が不要で使いやすい。
2023/03/26
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70代女性、右上4、飲食時の自発痛++食べたときすごく沁みるというか痛いというか、、どうにかして欲しい、、ということだった。入ればの鉤歯(バネがかかっている歯)となっており、大きな応力がかかりやすい。よくみるとクラック(ヒビ)が入っているので、これが原因かと思って、クラックから虫歯になり始めている部分をCRで充填修復し、補強冠の型取りをした。補強冠を装着したときにどうなったか訊いてみたが、痛みはなくなったそうだ。硬いものは避けるように指示を出したが、どうなりますか。。
2023/10/20
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ここのコメント欄に重曹で歯磨きすると好結果が得られるというコメントを寄せられる方がいらっしゃいます。前々からうちでもやってみようかな。。と思ってはいて、材料を揃えてはいたのですが、発表がのびのびになっていました。というのは、「重曹はみがき」で歯茎が痛くなるとか、浮腫になったとかいうクレームがたまにあるので、うちでは、ま、飲食後の「重曹うがい」くらいにしておけば?と患者さんには指導していたからです。でも、重曹は虫歯予防どころか虫歯を治す効果があり、その静菌作用により歯垢付着の抑制、歯周病、口臭の緩和にも効果があるようですので、やってみない手はありません。「重曹はみがき」のレシピはアロマ系のサイトにいろいろあって、材料の通販サイトもあります。基本は重曹20gにグリセリン11g位を混和して、ちょうどよい粘稠度を得るというものです。それにお好みでハーブを加える(アロマ的にはここが重要?)ようです。また、研磨剤としてクレイ(粘土)、蜂蜜、塩を加えるというのもあります。ここでは歯医者的にシンプルに、重曹とグリセリンにハッカ油を少々というので作ってみました。これらの材料は局方扱いになっていて全部薬局でそろいます。また、注意点はプラステックの容器では保存しないようにというのがありました。容器にヒビが入るそうですが、未確認です。使ってみると、グリセリンのおかげでさほど塩辛くなく、粘膜への刺激も少なそうです。クールミントの爽やかさもあって、よさそうですね。あとは、歯磨きチューブなどに入れるなど、使いやすさの追求でしょうか?まあ、安いし、フッ素とか合成洗剤とか抗菌剤とか危ないものは入っていないので、安心です。
2012/11/18
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以前フッ素が入っていないハミガキとして、「・・歯はいのち」のアレをご紹介したのですが、★商品合計金額1800円以上送料無料★アパガードMプラス 60g 1個【取寄商品】最近、ドラッグストアのハミガキコーナーを物色していて気が付いたのですが、なんとなくですが、フッ素が入っていないものが増えているような気がしましたwフッ素が虫歯に効くというのはガセです。毒物をわざわざ使うことはありません。「重曹うがい」は確実に虫歯予防どころか虫歯が治ります。ダイアグノデントをお持ちの歯医者の皆さんは臨床実験をしてみてください。一発で確認できます。「重曹うがい」用の重曹水の作り方と重曹がなぜ効くのかという要点はこちら。・・・せっけんハミガキ系はフッ素は入っていないようです。シャボン玉 せっけんハミガキ 140g無添加をうたっているものとか、デリケートな歯ぐきと白い歯のために♪【サラヤ】arau.(アラウ)せっけんハミガキ 120g高級路線のものとか、入っていないようです。重曹とグリセリンで自作もありです。300円台で買える物を並べてみました。
2015/03/27
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新築して登記が済むと住所を貰えます。今までは地番だけでしたが、建物に番号がふられるのです。市役所に必要な書類を提出して、担当職員が現場を見に来て、玄関(出入口)がどの方向にあるかで決めるそうです。これが郵便の配達に使われるので、郵便局に報告を出しました。で、テプラのシールに住所氏名を印刷して、ポストに貼りました。どうですかね?僕も住所を移して両親と同居ですw
2016/07/04
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この画像は再掲なんですが、というか診療室ではおなじみで、虫歯は削らないでも治るんだよ。。という説明で使っている画像です。最初の画像は銀塩スライド写真で懐かしいです。うちが予防を始めるきっかけになった症例で、というのも、これはうちの長女だからです(-"-)。萌えた(はえた:歯科用語)ばかりの6歳臼歯の頬側面溝が虫歯、、、よくあるパターンですが、歯医者の子が虫歯、、、(@_@;)かなり焦って予防に取り組みました。とりあえず試行錯誤の末、削らずに3年間我慢しました。唾液検査の結果、唾液の量・質以外のカリエスリスクは高くなかったので、寝る前の飲食厳禁と重曹うがいだけで何もしていません。ダイアグノデント値も80から30へと改善しました。やれやれ、、いま長女も14歳、新たな虫歯は無しです。。
2008/11/13
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ラジオ技術誌1983年2月号より三菱の特許に基づく「加重多重駆動フルレンジ・スピーカ」の試作機は日立の河村信一郎氏により開発され、1983年のオーディオ・フェアで発表されています。振動板直径12.5cm、厚さ8mmの円形アルミハニカム振動板で、4重駆動のフルレンジです。しかも定電流駆動、Lo-D HMA-9500を定電流アンプに改造したものを4台使用していたという話を聞いたことがあります。さすがにダンパーはありますが、エッジはありません。磁性流体で浮かせてあります。またこの磁性流体には定電流駆動ではそのまま出て来るfoの盛り上がりの制動という2つの役目があります。厳密には高域共振点(第5モード?)が20kHz以下にかかってきていますが、最初の設計では可聴帯域外の予定だったそうです。これは振動板も厚みがあると共振周波数が下がってくるというトムソン効果という現象によるものらしい。なぜ定電流駆動するのかというと、駆動力:F=BLI(B:磁束密度、L:磁界中の導線の長さ、I:そこに流れる電流)のうち、B、Lは定数なので、電流:Iと駆動力:Fは比例関係にあり、駆動力:Fのコントロールが容易になるからです。
2013/02/25
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2016/12/09
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虫歯とは酸性環境で起こるHA(ハイドロキシアパタイト)の電気化学的なサビ、腐食だ。そのきっかけは咬合性外傷によるマイクロクラックだ。ここから酸素濃度差腐食、異種金属接触腐食などの水素イオンをHA内部で動かす起電力によって虫歯が進行する。虫歯予防とは、歯磨きとか甘味飲食物を避けるとかフッ素塗布とかは一切関係ない。咬合性外傷をコントロールするということだ。「ストレスのない人生」、をどうやって手に入れるか?それだけだ。・・このシリーズの表題画像に使っていた50代女性の左上7の隣接面カリエス、この方もストレスにより虫歯になってしまった口だ。とりあえず、治療過程をアップしておく。今日治療後の経過を聞けたのだが、あれから、2回ツーン、、と痛みがあったが、今はなんともない。よかった!ということだった。レントゲン画像でも虫歯は神経に届いているように見えるし、こんなのでも神経を取る必要がないとか、専門家ほど信じられないと思うかもしれないが、事実だ。虫歯は細菌感染症ではないので、全部除去する必要はない。ナノHAセメント+3MI◯で再硬化して治る。大事なことは辺縁漏洩がないこと、これだけに注力する。今の所CRのボンディングシステムだけが使える。セメント合着系は漏洩は必ず起こり失敗する。では時系列でどうぞ次回はスポーツやストレスによる咬合性外傷による虫歯や破折の症例だ。スポーツはテニスや野球、バレーボール、バトミントンなどインパクト系が歯には悪いようだ。プロの野球選手はバッターボックスに立っている時はマウスピースを装着している。スイングが速くなるとかだけではない。
2022/01/25
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放熱器ごと取り出して、発振対策として抵抗を交換したり増設したりした。V/IコンバータのUHC-MOSをドライブしているOPA627BPは広帯域すぎるので出力の抵抗値を増やして位相余裕を確保し、大きなCissをシャントするための抵抗をOUTPUT〜アース(+電源)に入れた。ついでにゲインが大きすぎるので3倍から2倍に変更した。余計なことに作業途中で真鍮のステーが折れて、その3mmのネジが折れこんでしまったので抜くのに手間取った。まだ終わっていない。改善するかな。。どうだろうか?
2024/01/08
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ホリエモンこと堀江貴文氏の記事なんだが、https://goetheweb.jp/lifestyle/health/20240323-kanekarada-03?heading=3僕と同じように考える歯科医師がいるということだった。堀江氏の担当医でヒビ(クラック)が歯を失う原因とおっしゃっていて、堀江氏自身も食いしばりがひどいらしくクラックが多数あるそうだ。表題画像は食いしばりがひどくクラックが多数認められ、割れそうだったので補強冠を装着している。もちろん堀江氏ではない。僕に言わせれば虫歯も食いしばりを含む「咬合性外傷」が主因だし、歯周病で歯が抜ける場合も「咬合性外傷」が必ず隠れている。虫歯だからと言って従来治療を繰り返しても悪くなるばかりだ。特に神経を取ると歯の寿命はさらに短くなる。高齢化社会になると従来型の歯科治療は歯の寿命を短くすることはあっても伸ばすことは難しい。従来型の治療も人生50年としか想定されていない。今の削って被せる式の治療法が確立したのは100年以上も前だ。単に材料器具が変わっただけで基本コンセプトは何も変わっていないのだから。ーーーここから引用ーーー延び続ける寿命に歯は対応していない拘置所に入っていた30代の時、親知らずが虫歯になった。当然、すぐに歯医者に診てもらうことはできず、結局は悪化して抜くことになった。担当してくれたのが「石川歯科医院」の石川徹院長だ。その時に驚いたのが、健康に見えていた歯が「ヒビだらけ」だと指摘されたこと。特殊なライトを当てて見るとわかるのだ。石川院長は「実は20代でも、99%の人の歯に何かしらヒビが入っています。顕微鏡で見ると、肉眼で見える10倍以上のヒビが見つかる」と話していた。しかも歯の表面ではなく、厚みのある内側から入るらしく、我々一般人が初期のヒビに気づくのはほぼ無理だろう。そうして50代くらいになると、このヒビが原因で「歯が割れる」リスクが高まるという。(中略)ヒビに対する石川院長の嘆きを、僕は何度も聞かされた。「多くの人が気にしている歯周病は、たとえ歯茎が腫れても歯石を取って、適切なケアをすれば治ります。虫歯も完全には戻らないにせよ、治せばものが嚙めるようになる。でもヒビは、本当に治療が難しい。たとえば内部のヒビをなんとかしようと外側から削ると、さらにダメージが大きくなってしまう。だからほとんどの場合、歯の強度維持のためには治さない方が良いということになります」(石川院長)歯の問題が40~50代から増えてくるのは、延び続けている寿命に歯が対応できていないことが原因だろうと石川院長は言う。厚生労働省のデータによると、昭和初期の1936年までの統計では、日本人の寿命は男女とも50歳には届いていない。だから、虫歯と歯周病さえ防げばなんとか寿命まで歯の機能は維持できた。しかし現代の日本人の寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳(2022年度 高齢社会白書<概要版>内閣府より)。長く生きれば寝ている時の食いしばりや歯ぎしりの回数も増えるので、歯もすり減るしヒビも入る。ある日突然、バキッと歯が欠けたり割れたりするリスクが誰にでもあるのだ。「人類がこんなに長生きする予定がなかったから、歯にも、そこまでの耐久性がない」と石川院長。人生100年時代と言われる今、歯は消耗品だと認識して、適切にケアすることが求められている。ーーーここまでーーーつづきはこちらhttps://goetheweb.jp/lifestyle/health/20240323-kanekarada-03?heading=3
2024/04/08
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60代男性、左下5、歯根破折、咬合性外傷、咬合痛+この方、若い頃から食いしばりがひどい、本人は仕事上のストレスだとおっしゃる。疲労は蓄積し、何時破折するかわからない。1年前のレントゲン写真だが、脱離したので再治療したが歯根には特に問題が無かった。今回の術前。近心の歯槽骨が吸収されている術後破折線ははっきりしなかったので、冠を除去しようとしたがあ”!、、こじったら痛みと共に取れたそのまま抜歯斜めに破折していたつづく
2024/04/15
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ここのコメント欄でこんなのは保存不可能なので抜くしかないでしょう?というのがあったのだが、そうでもない。もうかれこれ20年も持っているという症例があったので再掲です。歯科医師の皆さん、やってみてはいかがかな?ーーーーーーーここからーーーーーーー当時30代男性、根管治療(神経を取る治療)途中、放置1年とか仮封が取れた状態で放置していると内部が虫歯で溶けてしまう。食渣とか溜まるし象牙質むき出しなので弱い。レントゲン写真では99.999%の歯医者さんは保存は無理、抜歯しかないと諦める。しかしそうでもない。α-TCPセメント+3◯IX+CRで、もう18年もっている。時々再治療はしている。直近は去年2021年の8月だった。その時の画像もアップしよう。諦めるのはまだまだ早い。レントゲン写真のbefore/after からbefore2004/05/07after2020/07/282004/05/07、18年前の処置。α-TCPはナノHAそのものなので、虫歯が再硬化するし、穴があっても歯質と同じ成分なので、生体はちょっと柔らかい歯として認識するようだ。何も考えずに直覆して問題ない。ただポストコアを立てて、クラウンを作ることはできない。その場でCRで直接歯冠修復ができる技術がないと成立しない保存修復法だ。この時点でほとんどの歯科医師は諦める。歯科医師は歯を作れない。学生の頃から外注する気満々で、歯の形を勉強する歯牙解剖学の実習、歯型彫刻をおざなりにしているからだ。以下は直近の修復で2021/08/17の画像だ。CRが欠けたというので、内部もついでに開けてみた。歯質がなく、軟組織が直接見えているところが何箇所もあるが、そのままα-TCPで直覆してる。まだまだいけるだろう
2024/05/12
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もうだめ、、みんな簡単に作れると思っているんだな、これが。紛失した、面倒なので放置して入らなくなった、など、舐めとる。安すぎるんだ。2倍に値上げしょっかなーー
2024/05/31
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40代女性、右下6、Per+GA、自発痛+ここで全面公開している近未来の根管治療法は非常にシンプルかつ効果的で応用範囲が非常に広い。覆髄から根管充填まで歯科治療の全てに応用可能だ。歯科業界で昔からウワサされているこれさえあれば一生楽に食べていけるという「伝説の根管治療法」と言えるだろう。前回のつづきで前回から1年後の話だhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202405160000/前回とは別の場所が腫れたということだった。前回は頬側だったが今回は反対側の舌側だ。前回の1年前の腫れた部分は痕跡になっている。治療前のレントゲン写真。5年前より少しマシか。根尖病巣はやや小さくなっているようにも見える。5年前今回CRを削除すると前回1年前のα-TCPが見えるが汚れているように見える。何らかの漏洩があったと思われる。近心舌側根にエンドチップが入り排膿した。漏洩の原因はこの歯根だろう。エアブローで水分を飛ばす。1次充填(α-TCP精製水練り+3MIX)エンドチップを上下させて押し込む。出血・排膿も気にしない綿球で水分を(血液なども)押さえる2次充填(α-TCP50%クエン酸練り+3MIX)CRで埋め戻して終わる切開を入れて排膿させてみた2日後に見たが、自発痛ー、腫れも少し引いていた。
2024/05/19
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