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2007.09.28
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レオマーク.gifプロ野球観戦記NO.31(最終回)レオマーク.gif

●西武 7-11 北海道日本ハム○



       1 2 3 4 5 6 7 8 9 計

日本ハム 1 0 7 2 1 0 0 0 0  11
西  武  1 5 0 0 1 0 0 0 0  7


【投手】
(日)山本、萩原、金森、武田久、マイケル中村-高橋、中嶋
(西)大沼、許銘傑、小野寺、山崎、山岸、石井貴、岩崎-銀仁朗、細川

【責任投手】
(勝)萩原1勝
(敗)許 1敗

【本塁打】
カブレラ26号、27号(西)

【感動!石井貴引退登板】

25年間Aクラスを続けてきた輝かしい球団史にピリオドを打ってしまい、勝率5割以下も決まってしまい 楽天と4位争いを続けているとは何とも情け無い限りの西武ライオンズ。
今日の試合が本拠地での最終戦となり、同時に 西武投手陣の精神的リーダーでもあった石井貴の引退試合 でもあります。昨年のこの頃はハムと連日順位が代る1,2位争いをしていましたが、1年経ってこんなにもチーム力が落ちてしまうとは。
9.28石井貴ラスト登板.jpg

本拠地最後の試合でもあり石井貴ラスト登板を白星で飾りたいです。先発は大沼-ルーキー左腕山本(早大卒)で山本は前回の札幌でのSB戦では良い投球内容だったみたいです。
初回にいきなり四球で森本が出塁しセギノールの2塁打で先制されたけど、すかさず西武も先頭の福地が安打で出塁し好調和田のタイムリーで同点に。山本はスライダー、カーブとストレート中心の配球でストレートを狙われていた。
9.28石井貴ラスト登板2.jpg

2回の西武は2死無走者から2本の安打と四球で満塁とし、早くも山本を諦め萩原を投入した。ここで中島の打球は2ゴロだったが田中賢の緩慢な守備と片岡の好走塁もあってセカンドはセーフとなり(野選)1点。続く カブは粘った挙句右中間スタンドに叩き込む満塁本塁打を放ちスタンドは歓喜の渦に包まれた! 誰もがこの時点で6-1と5点リードした試合を安心して観戦し、後は 石井貴が出てくるのを待つばかりの展開 ...の筈だった!
9.28石井貴ラスト登板3.jpg

だがここからの展開が今年の西武とハムとの違いだった!6-1とリードした直後の3回表、ハムは1死から7安打に1四球と犠牲飛球を絡めて大沼をKOし更に代った許を攻めて7点を奪われる。いずれも カウントを悪くしてストライクを取りにいくと痛打を浴びる展開。 森本に走者一掃の逆転2塁打を打たれた直後、満塁弾を放ったカブが思わず座り込んでしまった。
スタンドのファンもこの回のハムの猛攻を黙って見ていたが、 余りの不甲斐なさにあちこちから「罵声」が容赦なく選手と首脳陣に浴びせられていた。 普段は寛大な西武ファンも、本拠地最終戦でこんなにも情けなく不甲斐ない試合を見せられては我慢の限界も超えていた。
「ストライクを投げろ~!」「(許に対して)台湾に帰れ!」「何で代えないんだ!」 。この責任はバッテリーもそうだが、先発の大沼も許も打者を抑えるという気迫も何も感じられない。許はこのままでは「戦力外」になっても驚かないし当然だろうね。
9.28石井貴ラスト登板4.jpg

4回からは小野寺が登板したが3回を投げて7安打を浴びて更に3点を追加される。 もうあちこちから浴びせられてきた罵声や怒声も、もう諦めの境地に入ってきたのか観ていても辛かった。
西武の反撃も5回にカブが萩原から2打席連続本塁打を浴びせたがそれ以降は全くの音無しで11-7で敗れたことで、20年続いていた対日本ハム戦の勝ち越しも逸した。
9.28石井貴ラスト登板5.jpg

【石井貴投手のラスト登板】

チームが不甲斐ない試合をしてしまい、残る興味は石井貴のラスト登板がいつ来るかだけになってきた。その石井貴は8回にブルペンで投球練習を始めると、スタンドからはあちこちから声援が飛び石井貴も投球練習の合間を縫って声援に応えていた。
そして 大歓声が球場にこだまする中、場内アナウンスの「石井貴」のファイナル・コールの中をゆっくりとブルペンからマウンドへと向かった。ベンチ入りの選手と投手らが声を掛ける中、普段はマウンドに足を運ばない 伊東監督が自らマウンドで声を掛けてボールを渡した。 照れ隠しで細川に「早く戻れ!」のジェスチャーをする。
投球練習を終えた石井貴は最後の打者「田中賢」と対峙する。最初の投球は142キロの直球で田中賢は見逃しストライク。最盛期には150キロの速球が武器だった彼らしい選択だった。2球目を空振り、そして3球目も空振り。田中賢のスウィングも明らかに「わざと」三振するかのような振りだったが、この展開では誰も批判するものはいない。
万雷の拍手は1塁側だけでなく3塁側からも自然発生的に起こり、その中を石井貴は帽子を取って岩崎に声を掛けてからベンチへと下がった。
【石井貴投手引退セレモニー】
試合終了後、ひどい内容の試合であったにも関わらずファンは誰一人帰ろうとせずこのセレモニーを待った。
マウンドの前にセットされたスタンドマイクに向かう。その時、バックスクリーンには球場の駆けつけた夫人と愛娘の姿が映し出された。 短い挨拶を終えると深々とお辞儀をしているところに、何と愛娘が花束を持ってお父さんの労を労うように駆け寄った。
石井貴はここから愛娘を連れて、まずは セレモニーの間も3塁ベンチ前に整列していた日本ハムナインに握手を求めた。チームメイトだった中嶋からも花束を贈られる。ハムの選手にも熱い抱擁を交わすなど彼の人柄を忍ばせるシーンだった。 3塁ベンチ前を過ぎると今度は3塁側スタンド前を歩くと、ハムのファンも駆け下りてきて石井貴に声援を送る。そして遂にその姿がライトスタンドから1塁側へと向かうと、スタンドからは 「タカシ~」の声援 があちこちから飛び、極彩色の紙テープが飛んだ。

このセレモニー後には、1,2軍の選手とコーチらが整列し伊東監督の挨拶があった。監督はファンに対しこの不甲斐ない成績の責任は監督にあると明言していたが、自らの進退に言及することは無かった。

このセレモニーを通じて 日本ハム選手達の行儀の良さが目立った。通常こうしたセレモニーは相手球団は関わらないのだが、ハムの選手は貴がスピーチを終えるまで試合終了後で疲れている中を立って聞いていたのは立派だった。
選手が立派なら応援団のマナーも良かった。試合終了直後、自然発生的にレフトスタンドから 「頑張れ頑張れライオンズ!」 の声が一斉に飛んできた。これには驚いた。当然ながらこれを受けて西武ファンも 「頑張れ頑張れファイターズ!」 を返した。このエールの交換は2回行われて一服の清涼剤だった。
オリックスやソフトバンクのファンはマナーが悪いのでこうしたエール交換はあり得なかっただろう。
【石井貴投手のセレモニーでの挨拶】
(3塁側スタンド、1塁側スタンドに向かって頭を下げてから)
ファンの皆様、きょうは暑い中わざわざありがとうございます。
プロに入って14年間投げさせていただきました。ファンの皆様、家族、そしてチームの皆さん、そして日本ハムの皆さん、本当にありがとうございました。
もう、 私の肩は上がりません。 一生懸命投げてきました。今日、引退します。
本当にありがとうございました。

【松坂のコメント】
「僕がプロに入ってからずっと感謝している先輩(石井貴)がきょう、日本時間28日に引退されたので、その(石井)貴さんのためにも勝ちたいと思っていました。
ものすごいショックでしたね。引退会見では肩が上がらないという話をしていましたけど、僕自身はそうは思わなかったです。もちろん、この決断に対して貴さんはものすごく悩んだと思いますけど、なかなか僕の中で受け入れられることではなかったです」

【試合後のつぶやき】
今日で今年の観戦は終わりました。10月に1試合も地元での試合が無いのも理由ですが、CS進出を逃し他球団が沸いているのを見るのは辛いですね。
この哀しみは今年だけで終わりにして、来年からは 「2度とBクラス転落のない球団」 として新監督の下で再出発しましょう。

9.28対日本ハム.jpg


試合の詳細はこちらで

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Last updated  2007.10.02 00:25:10
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ごくろうさま  
yosshyyosshy  さん
石井貴投手の気合あふれるピッチング。プロ選手として本当にすばらしかったですね。ごくろうさまといいたいです。

最近、クールな選手が増えていますが、プロならば、熱さを見せてほしい。後輩たちも石井選手を見習ってほしいと思います。 (2007.09.29 09:23:45)

Re:石井貴投手、感動のラスト登板を三振で飾る!(09/28)  
KANI2008  さん
とんでもない試合お疲れ様でした。
貴だけが見所でしたね。

故障する前の貴の豪腕はずっと記憶に残ります。。。
残念です。。お疲れ様でした。。。 (2007.09.29 23:32:30)

Re:石井貴投手、感動のラスト登板を三振で飾る!(09/28)  
kintyre  さん
>yosshyyosshyさん、こんばんは
最近は石井貴のように体全体から気合がほとばしる投手って見かけませんね。クールに討ち取るのもカッコいいけど、こういうタイプの投手も「観客に魅せる」という意味では必要ですね。
>KANI2008さん、いつもどうもです!
6-1となった時点でスタンドはお祭り騒ぎに近いノリがありましたよ。満塁弾は神宮の江藤の一発も盛り上がりましたが、カブの一発には大喜びでしたが...。
貴は私の記憶が確かなら、彼のプロ初登板が東京ドームだったと思いその試合は観戦していたはずです。
兎に角、お疲れ様でしたと言いたいですね。 (2007.09.30 21:04:06)

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