HANAの毎日

HANAの毎日

心の目で


そして、絵をみたりするときに思い出すのが、中学の時の美術の先生の言葉。
「芸術は頭や知識ではなく、心でみなさい。自分の心がいいと感じるものが、自分にとっても一番いい芸術なんです」って。 ちょっとニヒルな美人なのに化粧っけのないあんまり笑わない先生。この言葉を聞いて、この人は教師ではなくて、芸術家なんだなって思いました。
初めてその言葉を実感したのは、十数年前にメトロポリタン美術館で、ある少女の絵をみたときです。その少女の瞳にあったとき、なんだか涙があふれて動けませんでした。約400年前に描かれた少女は、時を越えてそこに存在しているかのような圧倒的存在感。画家の名はフェルメール。昨年、映画にもなったので、ご存知の方も多いと思います。
幸運なことにその後も名画・名品、歴史的財宝など数多くの作品を見る機会に恵まれましたが、さすがに名画・名品は違う、と思ったのがまず「サモトラケのニケ」像。勝利の女神の像。これを見たくてルーブル美術館に行ったのですが、広い広い館内、案内地図を片手にどこだ?どこだ?とキョロキョロ。と、次の瞬間、うぁぁーーとものすごい勢いで私の視界と心にはいってきたんです。あまりの美しさと迫力にしばし立ちすくんでしまいました。
そして、やっぱり「モナリザ」。これはね、機会があれば絶対見てもらいたい。
どんな言葉よりも、本物を目にすること。まさに一見は百聞にしかず。

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