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石原さとみ×亀梨和也「Destiny」最終回。とくに大きなどんでん返しなどはなく、おおむね予想どおりの結末でしたが…余命わずかだったはずの真樹が胆のう癌を克服!!予想に反して、貴志エンドじゃなく真樹エンドでした。そして、カオリは結局、奏と真樹を別れさせたかったのねw2人を付き合わせないほうがいいですよ。リアルに付き合ってる?#田中みな実 #亀梨和也 と〝ビジネスカップル説〟払拭 左手薬指に超高額指輪がキラリ|東スポWEB https://t.co/7SaU8rUDwm— 東スポ (@tospo_prores) June 5, 2024 振り返ってはいけないと思いつつ…振り返っちゃいましたw貴志が可哀想!でも、石田ひかりとお似合いだと思います!フリーな未亡人の設定だし。貴志、奏よりお義母さんとお似合いだったのよね。お義母さんも独身だし、めちゃ気に入られてたし。#安藤政信 #石田ひかり #Destiny pic.twitter.com/RKqj4Rij26— まいか (@JQVVpD7nO55fWIT) June 4, 2024
2024.06.05
テレ朝「Destiny」は最終回を残すのみ。そのわりには、いまいち終盤の盛り上がりに乏しい?…(笑)◇東正太郎が自民党総裁になり、最有力の首相候補になったので、その父である東忠男の秘書が、秘密を知りすぎてる弁護士を消そうとした、…ってこと??だとすれば、ちょっとひねりがなさすぎるかな。いくらなんでも放火殺人までやるか?…って気もするし。野木浩一郎が過去の件を暴露しようとしてたとか?じつは放火じゃなく、過失による失火だったって可能性もあるけど、それはそれで、あまりに肩透かしですね。◇奏と真樹の愛の行く末については…真樹がガンを克服して奏と結ばれるのか。それとも、真樹が貴志に奏のことを託して、真樹の死後に、奏は貴志とヨリを戻すのか。ふつうに考えれば、そのどちらかだけど、どっちにしても、もはや予測の範囲内…。◇真樹の海外NGOでの活動や、宮古市での活動の謎が解明されて、頭部と腹部の外傷の謎も解明されて、ついでに、カオリの暴走の真相も解明されて、最後に大きなどんでん返しがあるならともかく、このまま予想どおりの結末に終われば、ちょっと尻すぼみ感は否めないかも(笑)。おおむね伏線が回収されるにしても、あまりにひねりがなさすぎるのは、それはそれで盛り上がりに欠けますね…。
2024.05.30
テレ朝「Destiny」第7話!上司には「真実を見つけてきます」とメールし、被疑者を脱走させて愛の逃避行に出たものの、何の成果もなくwたんなる長野一泊旅行に終わるww意味ないじゃん!とりあえず星空見れてよかったけど!しかし!家に帰ってみたら、指輪はずして出掛けたのがバレて婚約解消!やっぱりムダな星空旅行なんてするんじゃなかった!被疑者の主治医の婚約者が担当検事だったのもバレバレwでも、もう婚約解消したから結果オーライ?やっぱり加地くんは議員秘書のスパイでした!そして火災現場の怪しい男は祐希でした!野木浩一郎は、失職しそうな祐希に就職先を紹介して、その見返りに何か依頼していたのでしょうか?なぜ祐希は火災現場にいたのか?なぜ野木浩一郎は火災から逃げ遅れたのか?なぜ祐希は真樹に罪を背負わせたのか??もしかして真樹と祐希って共犯なの???
2024.05.22
テレ朝「Destiny」第6話を見ました。…わからないことだらけ!被疑者の主治医の妻が担当検事に!しかも、同じ大学の同じ学部の同期の元カノなのに!バレなきゃOK?本人に申告の義務なし?…つーか、大畑支部長(高畑淳子)は、奏と真樹の父どうしの因縁を知ってるのに、なぜ、あえて奏を担当検事に選んだのかしら。部下に真相を突き止めさせてやりたいから?奏の夫(安藤政信)はそのことに異論ないの?そして、加地くん(曽田陵介)は誰に電話してた?◇放火の真犯人は誰??真樹が嘘ついてるのは、ほぼ確実!しかし、なぜ嘘を吐く?誰かをかばってる?現場周辺にいた不審な男とは?…真樹が岩手の宮古に行ってたのはホントなの?海外のNGO活動じゃなかったっけ?祐希(矢本悠馬)が事務所をやめた理由もウソっぽいけど…こんどの就職先の「国際文化法律事務所」は、真樹のNGOと関係あるかしら?◇結末はどうなるのでしょう?真樹はもう余命わずかだし、この期におよんで、奏が婚約解消することも、真樹とハッピーエンドになることもなさそう。つーか、末期がん患者が病院から抜け出すのもヤバいけど…被疑者と担当検事が逃走するなんて前代未聞!!共犯じゃん!愛の逃避行。#destiny考察 #Destiny #石原さとみ #亀梨和也 #高校教師 #桜井幸子 #真田広之 pic.twitter.com/uVr8wkWh6Y— まいか (@JQVVpD7nO55fWIT) May 15, 2024
2024.05.15
テレ朝「Destiny」第5話です。弁護士の悪だくみで、あえて冤罪に誘導させておいて、そこから検察の不当性を暴き立てるという、まるで「アンチヒーロー」的な内容。偶然の符合?TBSとテレ朝は裏で繋がってる?役者もかぶってるし!姫野検事と東議員。#馬場徹 #アンチヒーロー #Destiny pic.twitter.com/H6Y75d20Mk— まいか (@JQVVpD7nO55fWIT) May 7, 2024いまのところ、弁護士の陰謀だったのか、政治家の陰謀だったのか分からないけど、仲村トオルには、佐々木蔵之介への私怨があるようにも見えます。もしや石田ひかりをめぐる三角関係とか??でも、亀梨和也が実家を放火したってことは、もっと深い「野木家の闇」があるのかしら??野木家は先祖代々、政治の世界と結びついてそうな感じもする。ちなみに川島潤哉は、議員秘書のバッジをつけてるので、仲村トオルと政治家を繋ぐ存在なのでしょうね。◇ところで、今回の演出は、ふたたび新城毅彦に戻りましたが、妙にテイストが映画っぽすぎて、かえって見てて調子が狂いました。画面が薄いし、音声もアフレコくさいし、いまひとつテンポ感も悪いように感じます。へたに映画風を吹かせないほうがいいと思うけど。
2024.05.08
テレ朝「Destiny」第4話です。なんだかモタモタしてて、前回までにくらべてテンポが悪いような。バニラアイスを買ってくるのに12年って…(笑)。しかも、事務所の前で奏(石原さとみ)の帰りを待ち伏せしてたら、アイス溶けちゃうでしょ!◇真樹(亀梨和也)の話を聞いて、カオリ(田中みな実)の自動車事故の経緯は分かったものの…あんなに暴走してる時間が長かったら、ギアをニュートラルに入れちゃうとかして、事故を防げたのでは??と思ってしまいました。描写にスピード感が欠けてるぶん、余計にそう感じる。脚本は吉田紀子ひとりだけど、演出家が3人体制なので、演出面のバラつきが不安要因かも。◇今回、あらたに分かった事実は少ない。真樹が陽キャだったのは大学時代だけで、基本的には子供のころから陰キャだったみたいです。実母に捨てられて以来、父だけでなく、義母とも義妹とも疎遠なのですね。奏の婚約者(安藤政信)は、住所不定の真樹の連絡先だけでなく、真樹と奏が同じ大学だったことも把握している。二人の関係をどこまで知ってるのか謎です。そして真樹は胆のう癌だった。ちなみに「頭部外傷と腹部強打」は救急搬送の直接原因なので、海外のNGO活動で負ったケガではなく、国内で暴力沙汰に見舞われた可能性が高いですね。祐希(矢本悠馬)は、当時から知美(宮澤エマ)とカオリの秘密を知ってたのね。なにげに彼はすべてお見通しのようです。真樹のケガの原因も知ってるのかしら?◇ところで…カオリが、トモの制止を振り切って、あくまで汚職事件の真相を探ろうとしたのは、真樹と奏の恋愛を邪魔するためだった??しかし、カオリが、「べつに真樹のこと好きでも何でもないよ」と言ったのは嘘じゃない気もするのよね。実際、そうでなければ、わざわざ真樹の父親のところへ突撃して、嫌われるようなことを言うはずがないのだから。◇とはいえ、彼女が事故死する直前に、「いちばん欲しいものが手に入らない!!」と叫んだのは、やはり真樹のことだったのかしら?もしも…カオリが同性愛者で、「じつは奏のことが好きだった」と考えれば、まったく矛盾はないのだけど。レズだったなら辻褄が合う。
2024.05.01
テレ朝「Destiny」第3話。今回もあっという間だったー!!学生時代にはふざけたキャラだったのに、すっかり影のある男へと変貌した真樹(亀梨和也)。でも、そこは元カレと元カノ!嫌いで別れたわけじゃないし、いくら婚約者がいるとはいえ…やっぱり再会したらキスしちゃうよね~むしろ影のある真樹のほうが素敵w婚約解消は必至?今回の内容は、ほぼ前回にほのめかされた内容の確認。あらたに分かったことといえば…失踪中の真樹が海外でNGOの活動をしてたこと。そして祐希(矢本悠馬)と連絡を取り合ってたこと!いつから連絡を取り合ってたか分からないけど、すくなくともカオリの十三回忌のときには連絡を取っていた。何故それを妻の知美(宮澤エマ)に隠してたのか謎です。かたや知美は、学生時代にカオリ(田中みな実)と共有してた情報のことを、いまだに奏(石原さとみ)に隠している。知美とカオリが、環境エネルギー汚職事件について何を知ってたのか、まだ明らかではありませんが…どうやら知美はそのことで罪悪感を抱いてる。カオリ「トモが最初に言ったんじゃん。もしこれが本当だったらって。だから調べたんだよ」 知美 「でも、もしこれが事実だとしても、それはあの2人の問題で…」カオリ「わたし、べつに真樹のこと好きでも何でもないよ」 pic.twitter.com/ThYEFH4rEY— まいか (@JQVVpD7nO55fWIT) April 15, 2024カオリが運転してた車のハンドルには、真樹の指紋が付着してたらしいけど…そのこと自体は、さほど不自然にも思えない。むしろ謎なのは、真樹の腹部と頭部の怪我!…これって紛争地でのNGO活動に関係がある??その真樹の主治医は、やはり奏の婚約者(安藤政信)のようですが、真樹を「お呼びだてした」と言ってたので、連絡先を把握してたのでしょうか?そして、もちろん、放火事件における逮捕の件も謎です。◇やはり奏の父(佐々木蔵之介)は1988年ごろ、鹿児島地検で野木浩一郎(仲村トオル)の同僚だった。奏が、父の宿敵かもしれない野木浩一郎に向かって、ベラベラと公私混同なことを喋ったのは、たしかに迂闊でお粗末だったと思うけど…そもそも野木浩一郎は何しに来たのかしら??そして、大畑節子(高畑淳子)は何かを知ってるの??…ついでに、この人誰だっけ???演じてるのは川島潤哉?亀のこだわりかな😊「223」は亀の誕生日、「086」は亀のまれた西暦「'86」だよね‼️ #Destiny pic.twitter.com/byRtNte9Df— ryuryuko (@ryuryuko_223) April 23, 2024
2024.04.24
テレ朝「Destiny」第2話を見ました。◇野木浩一郎(仲村トオル)はヤメ検の弁護士なのね。検察時代には辻英介(佐々木蔵之介)の同僚だった模様。しかし、20年前の環境エネルギー汚職事件!野木は辻と対立し、「検察による事件の捏造だ」「主任検事による自白の強要だ」と主張。その後、辻が自殺しました。野木と辻は同僚だった?20年前の環境エネルギー汚職事件。検察による捏造を主張。検事から弁護士に転向。しかし、カオリ(田中みな実)は、「奏(石原さとみ)のパパは自殺じゃない。殺されたんだよ」と言ってました。そして、真樹(亀梨和也)も父に向かって、「あんたが殺したんだろ?辻英介を!」と言ってましたね。真樹は車のなかでカオリに何を聞いたのでしょう?そして、事故の原因は何だったんでしょう?何か事情を知ってるっぽい知美(宮澤エマ)と祐希(矢本悠馬)。ちなみに、今回の薬物事件も、20年前の事件と同じ構図です。弁護士についた野木浩一郎が、「警察による不当逮捕」と主張し、民事党幹事長の次男の川越拓海は、処分保留のまま釈放されて不起訴になりました。なお、てっきり真樹は火傷で救急搬送されたのかと思いましたが、なぜか「頭部外傷と腹部強打」の症状があるようです。主治医は奏の婚約者の貴志(安藤政信)っぽい。なぜ真樹は放火事件で逮捕されることになるのでしょう??
2024.04.16
石原さとみ×亀梨和也「Destiny」第1話。何の予備知識もなかったけど、引き込まれて、いっきに観ちゃった。面白かったー。意外にも、吉田紀子のテレ朝のドラマだったのね。でも、これって、完全に《奥寺佐渡子×塚原あゆ子》の路線。TBS「Nのために」「最愛」みたいな考察系。3年前の「最愛」では、宇多田ヒカルがED曲を歌ってましたが、今回は椎名林檎が歌ってる。そういえば、田中みな実って「最愛」の橘しおりじゃーん!Nのために Blu-ray BOX【Blu-ray】 [ 榮倉奈々 ] 楽天で購入 最愛 DVD-BOX [ 吉高由里子 ] 楽天で購入 ◇石原さとみ&亀梨和也は、23才~35才までの12年間を演じるらしい。ちなみに実年齢でいうと…石原さとみは37才!亀梨和也は38才!もう2人とも立派なアラフォーね…でも、ちゃんと大学生に見えました!亀梨和也もバリバリに走ってたし、石原さとみも20代と30代を演じ分けてたし。すばらしいですね。◇検事だった石原さとみの父(=佐々木蔵之介)は、自殺だったの?他殺だったの?そこに亀梨和也の父(=仲村トオル)が絡んでる?田中みな実は、いったい何を知ってたの?宮澤エマは、その話をぜんぶ聞いたの?カオリ「トモが最初に言ったんじゃん。もしこれが本当だったらって。だから調べたんだよ」 知美 「でも、もしこれが事実だとしても、それはあの2人の問題で…」カオリ「わたし、べつに真樹のこと好きでも何でもないよ」 pic.twitter.com/ThYEFH4rEY— まいか (@JQVVpD7nO55fWIT) April 15, 2024◇最後のシーンでは、亀梨和也が救急搬送されてましたが…あらためて冒頭のシーンを見返すと、亀梨和也は放火の容疑で逮捕されて、石原さとみの取り調べを受けようとしてる。余談ですが…吉田紀子のドラマといえば、一般的には「Dr.コトー診療所」ですけど、わたしがいちばん印象に残ってるのは、2000年の「お見合い結婚」なのよね。もう四半世紀前!!松たか子とユースケサンタマリア。今作とはぜんぜんタイプの違うコメディでした。
2024.04.16
TBS「最愛」が終了。加瀬はまったくノーマークでした…(^^;真田家の陰謀でもなければ、警察がらみの事件でもなければ、たんなる加瀬の突発的な犯行。あるいは、ほとんど事故だったってこと。視聴者のなかに膨らんだ妄想は宙に浮いて、やや肩透かしを喰らった形です…(^^;◇中盤あたりでは、「真田家が最大の黒幕!最後には梨央が母を殺すのでは?!」とまで考えたのだけど、そんなひどい話じゃなかった(笑)。まあ、脚本や演出は、中だるみも尻すぼみもなく、一貫してスピード感と緊張感を持続していたし、映像も美しかったし、プロデューサーも含めて、ほとんど女性ばかりのチームでしたけれど、今後への期待を高めさせる作品になりました。ただ、同じ考察系の「天国と地獄」もそうだったけど、最終回は、劇的なカタルシスよりも、視聴者のなかに肥大しつづけた考察と妄想が、宙に浮いてしまうような呆気なさがある…(^^;欲をいえば、もっとカタルシスが欲しい…実際、視聴者の妄想を肥大させた色々な伏線は、ほとんどミスリードだったので、矛盾してるとまでは言わないけど、未回収のまま放置されたものが多いです。◇以下、未回収ポイントを整理します。1.なぜ旧札の1万円だったのか。記録に残ってるのは8年前からの不正だけど、実際には、17年以上前から裏金を溜め込んでいたと考えるほかありません。2.なぜ梨央は芝池公園へ行ったのか。梨央と渡辺昭を芝池公園に引き合わせたのは後藤だろうけど、梨央が誰からの連絡を受けて、なぜ公園に行ったのかは謎です。3.優のスパイ活動。姉を守るために後藤を監視していたとは言うけど、梓とも加瀬とも連絡が途絶えた中で、どうやって社内のパソコンをハッキングしたのかも、どうやって後藤の攻撃を阻止するつもりだったかも謎。結果的には、まったく無意味な活動だったように思えます。4.橘しおりの両親の離婚。事件とは無関係?たまたま時期が重なっただけ?5.橘しおりの真田家への怨恨。自分の人生を狂わせた合宿寮の娘が、自分とは真逆の栄光を掴んでいることへの逆恨み?6.青木菜奈の「被害者じゃない」発言。渡辺康介に襲われたあとも薬物仲間であり続け、渡辺康介との堕落した関係を抜け出せず、その後は渡辺康介が失踪したショックに苦しみ、小瓶を保管しながら15年のあいだ告訴できずにいたってこと?7.優が記憶をなくした日。事件とは無関係?◇8.梓の関与。そして、いちばん大きな謎は、やはり「梓が何をどこまで知ってたのか」ってこと。後藤の不正を知ってたのは間違いないけれど、加瀬の犯行を知ってかどうかは謎。赤いペンにかんしては、たまたま梓が部屋に落としたペンを、加瀬が拾って、そのまま公園で落としたように見えます。だとすると、梓は、加瀬の犯行を知らないはずです。ただし、あとで気づいた可能性はあります。…刑務所に収監された梓は、後藤や加瀬の罪まで負わされかねない状況ですが、あくまで「自分の罪を自分で負う」とうったえる後藤に対して、加瀬は、梓を捨て置いて、いまも逃走を続けています。もともと梓は、優を山梨の学生寮に隔離したときから、優と達雄の犯行についても、加瀬の共犯についても、知っていたかもしれません。そして、それ以降、加瀬と梓のあいだには秘密の共有があったかもしれません。梓が出頭して以降の加瀬の行動についても、二人のあいだに何らかの合意があるのかもしれません。優のスパイ活動についても、加瀬と梓が裏で操っていたと考えるほうが自然だと思う。◇9.加瀬の逃亡。加瀬は、池尻の防犯カメラには映っていましたが、なぜか芝池公園の防犯カメラには映っていませんでした。運転手から連絡を受けて駆けつけ、渡辺昭を殺して、びしょ濡れになりましたが、足跡痕は残っていたものの、行きも帰りも防犯カメラに映っていないし、目撃者にも見つかっていません。最後の渋谷ウィングプラザでも、大勢の刑事たちの追跡をすり抜けて逃げおおせました。犯行を決定づける証拠を何ひとつ残さず、いまもなお世界のどこかに身を隠しつづける加瀬は、ルパン三世、もしくは透明人間並みの逃亡の達人!!渋谷ウィングプラザの入り口付近で、桑子が別人を確保するシーンがありましたが、あれこそルパン三世並みに変装した加瀬だったのでは…?今日の夕飯何食べようかな…
2021.12.19
第9話が放送されました。最終回を予想します。1.渡辺康介の死体を遺棄したのは誰か。藤井は大輝に対して、「15年前の台風の夜、事件の現場におりましたよね」と言いました。かなりの確信があるようです。なぜ藤井は大輝にそんなことを言ったのでしょうか?以下の2つの可能性が考えられます。A.富山県警の捜査が進展したから達雄のパソコン証言の分析や、死体と別に埋められた物的証拠の分析や、優のガラケー動画の解析が進んだ結果、死体遺棄の共犯者が大輝である可能性が高まったのだと思います。B.藤井自身も当時現場にいたからもし、事件当夜、大輝も藤井も現場にいたとすれば、死体遺棄の共犯者は藤井か大輝のどちらかということになります。藤井と大輝は、たがいに腹の探り合いをしているのかもしれません。ただし、長嶋など第三者が死体を遺棄した可能性もまだ排除できません。2.藤井と真田梓との接点は何か。第9話では、あたかも藤井と真田梓のあいだに接点があるかのように描かれました。しかし、これは、たんなるミスリードとも考えられます。藤井が、達雄の共犯者についての捜査を進める中で、真田梓から情報を得ようとしていただけかもしれません。生前の達雄が、梓に何かを伝えていた可能性がありますから。その場合、15年前の死体遺棄の共犯者は、藤井ではなく、大輝という可能性が高まるでしょう。…反対に、藤井と真田梓が長年にわたって接点をもっていたとすれば、その場合は、藤井こそが死体遺棄の共犯者で、梓と共謀して、達雄や優の罪を隠してたことになるでしょう。3.渡辺昭を殺したのは誰か。渡辺昭は、真田グループにとって不都合な存在でしたから、赤いペンをもっている5人全員が殺害動機をもっています。また、大輝や藤井などが康介の死体遺棄に関与したとすれば、彼らにも渡辺昭を殺す動機があります。そして、橘しおりも、渡辺昭を憎んでいたので、殺す動機はあります。…まず、赤いペンを持っている5人のうち、それを失くしているのは真田梓と政信の2人だけです。このうち、事件当夜のアリバイがないのは真田梓です。しかし、真田梓は、マスコミに対して、「真田家の人間は殺人には関わっておりません」と明言しました。これは真実でしょうか?それとも、新薬認可まで時間を稼ぐための虚偽でしょうか?かりに真田梓が犯人だとしたら、赤いペンが5本しかないことをみすみす自分でバラしたのは不自然です。そのことで捜査が進展してしまったのですから。赤いペンは、たんに事件前後に現場で落としただけかもしれません。…では、真田梓が犯人でないとすれば、真犯人は誰でしょうか?後藤と加瀬は、アリバイはありませんが、ちゃんと赤いペンはもっています。もし彼らが犯人だとしたら、ペンを盗んで梓や政信に罪をなすりつけようとしたか、反対に、彼らの罪をかぶるために、梓や政信が自分のペンをわざと落としたということになります。(もしくは、ペンを失くした後藤 or 加瀬に自分のペンを譲った)わたしは、渡辺昭の懐柔に失敗した後藤が犯行に及んだか、あるいは、たんなる事故死の可能性が高いかなと思います。後藤が、梓のことを想いながら、自分の赤いペンをしみじみ眺めていたシーンは、ちょっと意味深な気もします。さらに、5人の誰でもないとすれば、大輝か、藤井か、長嶋か… あるいは優か、橘しおりか…さもなくば、梨央をつけ狙っていたライバル会社の社長か…みたいなことになりますが、芝池公園の防犯カメラに映っていたのは優だけだし、優自身のイヤホンカメラには殺害の証拠が映っていませんし、目撃者も、渡辺昭以外の人物は見ていないようです。4.橘しおりと青木菜奈について。青木菜奈はなぜ「自分は被害者ではない」と言ったのでしょうか?そして、なぜ橘しおりは死んだのでしょうか?警察は、橘しおり殺害の容疑者を5名に絞っているようですが、(そのうちアリバイがないのは真田梓だけ)この絞り込み自体がまったく根拠不明です。現場に赤いペンが落ちていたわけでもあるまいし、容疑者というなら、他にもたくさんいるはずです。たんに「芝池と池尻が繋がっている」という思い込みなのでしょうか?ちなみに、橘しおりは、自分のパソコンを編集長に預けていたようです。編集長いわく「身の危険を察知したからだろう」とのこと。編集長が、パソコンを盗んで橘しおりを殺害した可能性もあるし、大輝や、藤井や、長嶋や、優が、過去の事件がらみで橘しおりを殺害した可能性もあるけれど、わたしは、あらかじめパソコンを他人に託したのだから、なおさら自殺の可能性が高まったと思います。橘しおりも、青木菜奈も、事件にかんして複雑な感情を抱えていたのでしょう。しかし、その詳細については、なかなか予測が及びません。女の心理がいちばん謎…
2021.12.11
第8話。5本の赤いペン!東京に現れた藤井!旨そうなどぶろく!今週も面白かったー。なんだかワクワクが止まらないのです! 梓、梨央、政信、後藤、そして…ここにきて、大きく7つの疑問点が浮かんでいます。1.後藤の裏金後藤は、入社5年目にしてグループの金庫番になったそうです。ってことは、すくなくとも20年以上前からですね。不正流用は、競売のための融資が受けられなかったために、後藤が一人ではじめたことであり、他には社内の誰も知らないと言ってますが、社外には手下のゴロツキたちがいるわけですし、どうやら梓も不正を知っていたようです。8年前からの裏金の総額は10億968万円。しかし、旧札が使われていたのは、17年以上前(2004年まで)のことなので、裏金の額はもっと多いはずです。裏金の手法を先代から引き継いだ可能性もある。2.ウェルネスホームの赤いペン渡辺昭が事故死だったか他殺だったか不明ですが、現場からはウェルネスホームの赤いペンが見つかっています。ウェルネスホームは、おそらく名古屋の介護施設だと思いますが、オープン記念に5本の赤いペンを作ったとのこと。当時は会社のロゴが違っていました。創薬事業を始める前だったかもしれません。しかし、梨央にもペンが配られているのだから、梨央が入社した後に出来た施設なのは間違いない。ただし、10年前に売却されてしまったそうです。かりに梓が渡辺昭事件の真相を知らないなら、彼女の言うとおりペンは5本なのでしょう。しかし、梓が事件の真相を知っているのなら、ペンが6本以上あるのを隠している可能性もあります。また、ペンを落とした人物は、たんに現場を訪れただけで殺害してない可能性もある。なお、予告によれば、加瀬は自分のペンを誰かに貸したようです。3.橘しおりの死因橘しおりが自殺なのか他殺なのか分かりませんが、彼女は過去に自殺未遂を繰り返していたそうです。遺体の側にボイスレコーダーはありましたが、パソコンが紛失しています。後藤がパソコンを壊していましたが、それが橘しおりから盗んだものかどうかは不明です。橘しおりが、なぜ梨央や優を嗅ぎまわっていたのかも、依然として分かりません。4.優の記憶優の治験がはじまりました。その直前、彼はまた記憶を失くしたようです。なぜ?どこで?何の記憶を失くしたのでしょうか?なぜ優が後藤のスパイをやっていたかも依然として謎。彼がスパイをやったところで、部外者の立場で、梨央を後藤から守れたとは思えません。5.宮崎家のどぶろくじつは大輝が岐阜出身なのか富山出身なのか、不明です。以前、桑子に岐阜出身だと話していましたが、渡辺昭のシステム手帳には富山の住所が記されていました。かりに富山出身だとすれば、大輝は、もともと富山に土地勘があるのかもしれません。ちなみに藤井も、青木菜奈も、富山出身です…第8話では、優に頼まれて、赤いボールペンで実家の住所を書いていましたが、そのメモの映像は画面に入っていません。Wikipediaによると、岐阜にも富山にも「どぶろく特区」があります。<富山県>なんと活性化どぶろく特区氷見振舞酒特区<岐阜県>滝の町 飛騨小坂どぶろく特区古今伝授の里やまと 食・文化再生特区臥龍桜の里・一之宮どぶろく特区高山市荘川ふるさと再生特区以前、梨央と大輝は、岐阜白川郷のどぶろく祭りの話をしていましたが、大輝の母親が送ってきたのは、緑の瓶に白い液体。長野の「渓流どむろく」にも似ています。 6.ツダケン山尾の謎捜査一課の山尾は、どうやら真田グループへの疑惑を強めているようです。山尾は、もともと非情な人間で、彼に潰された部下がたくさんいるようです。7.渡辺康介事件の共犯者15年前の渡辺康介の事件で、優と達雄以外に共犯者がいたかも依然として不明です。藤井は東京へ何しに来たのでしょうか?まったく分からない…
2021.12.04
第7話。橘しおりが死んでしまいました。遺体のそばには、取材音声を録ったボイスレコーダー。もし後藤が殺したのならば、このボイスレコーダーを回収するはずですよね。(それとも音声だけ消去したとか?)そもそもペーパーカンパニーの不正に関する情報は、すでに東央出版の編集長に握られていますから、今さら橘しおりを殺したところで意味がありません。むしろ、まっさきに後藤が疑われるだけです。…ってことは、自殺でしょうか?◇最後に梨央と話したときの、目に涙を浮かべながら微笑んだ橘しおりの表情は、いったい何を意味していたのでしょうか?橘しおりが梨央に語った、「罪を犯した人間は報いを受けるべき」という言葉は、はたして渡辺康介に向けられたものでしょうか?それとも渡辺昭に向けられたものでしょうか?あるいは自分自身に向けられたものでしょうか?橘しおりは、いつ渡辺康介を告訴したのでしょうか?ほんとうに女子高生だった梨央を憎んでいたのでしょうか?それとも、逆に梨央を守ろうとしていたのでしょうか?ほんとうに渡辺昭を殺したのでしょうか?泣き笑いといえば「Wの悲劇」の薬師丸ひろ子。橘しおりにとって、渡辺康介による暴行被害と、真田グループの不正の追及は、いったいどう繋がっていたのでしょうか?渡辺康介と真田グループを繋ぐのは「薬」かもしれませんが、当時の真田グループは、まだ創薬事業を始めていなかったはずです。◇さて、その一方、弁護士の加瀬は、電話口のむこうにいる後藤にむかって、「こんなことして、どうするつもりですか?!」と怒っています。その近くには、梨央の秘書も座っている。いったい後藤は、何をやらかしたのでしょうか?やはり梨央に対する妨害行為でしょうか?優が情報屋を装ってまで阻止しようとした敵対行為に、いよいよ着手したってことでしょうか?それとも、ペーパーカンパニーの不正がバレてしまった今、自分ひとりがすべての罪を背負って、会社を去るための手続きでも取ったのでしょうか?手前にいるのが社長秘書。奥にいるのが加瀬。◇予告では、捜査一課の山尾(津田健次郎)が、「芝池と池尻は繋がっている…」と述べています。つまり、渡辺昭の死と、橘しおりの死は関連している、ということ。これって、たんなるミスリード?点と点が、なかなか結び付きません…。うーん、わからない… 脳が限界…◇ちなみに公式サイトには「連続殺人」とありますが、今後もまだ死者が出るのでしょうか?一般的に、サスペンスドラマの場合、秘密を隠している人間ほど、自殺したり殺されたりする可能性が高い。その意味では、後藤や藤井や青木菜奈が危ないと思うのですが、わたしは、優が死ぬ可能性も排除できないだろうと思っています…。
2021.11.28
第6話。面白かったー。今回の主役は加瀬さん!(←急に「さん」づけ )弁護士と警察・検察との闘いでしたね。いままでは地味な立ち位置だった加瀬ですけど、今回はカッコよくて素敵でした!その一方、梨央が、釈放された優に抱きつく場面も、大輝に抱きしめられる場面も、ロマンティックで感動的!…いやー、それにしても、次々と、そして、あっさりと、いろんな事実が明かされる。その結果、またしても物語の行方が分からなくなります…(笑)◇新旧2つの事件で、優の無罪がどうやら確定するっぽい。渡辺昭は、自分で這い上がってきて反対側の池に落ちた?桑田は「頭部の挫創は池に落ちたときに出来た」と推測。要するに事故死なのかなと思ったけど、予告を見ると、まだ殺害の可能性もあるみたい。優の自白は、記憶障害のため信憑性なし。傷害についても正当防衛が確定。15年前の渡辺康介の事件も、未成年者による正当防衛ってことで、優はたぶんお咎めなしですね。今後、富山県警が動画の解析をやるかもしれませんが、いずれにしても優が罪を問われることはないでしょう。大輝は、優を不起訴にするために、警察として「やったらいかんこと」をやったようです。それって、つまり、加害者側に有利な情報を供述調書へ記載したってこと?実際、そこには大輝の捺印がありました。ちなみに、芝池公園の動画にはちゃんと音声があったようです。加瀬がイヤホンで聞いていましたから。梨央と大輝に、あえて音声なしの動画を送った理由はよく分からない。…芝池公園に梨央を呼び寄せたのは誰だったのか、それもいまだに分からないのですけど、たぶん優はその人物を知ってるはずですよね。だからこそ、あの場にいたのだろうし。やはり後藤が仕組んだと考えて間違いないのでしょうか?…後藤は、「あの情報屋は消えた」と言ってましたが、自分が雇っていた情報屋と、逮捕された梨央の弟が同一人物だと認識してるのでしょうか?それとも、最初から梨央の弟だと知っていて雇ったのでしょうか?◇後藤は、橘しおりに、口封じのための現金を封筒に入れて渡しました。きっと誰にでも札束を渡すんですね(笑)。金が有り余ってるんだろうなあ。ペーパーカンパニーで稼いでるから。風で散らばったお札も拾ってなかったし。ただ、散らばったお札をよく見ると、旧札の諭吉ではなく、新札の諭吉のように見えます…。左が旧札 / 右が新札◇…ともかく、拉致された橘しおりは、あっさり解放されました。たんに「手下のやりすぎ」だったようです。橘しおりは、暴行被害者リスト19名の女性のうちの一人でした。両親が離婚する前の旧姓は「松村」なのですね。にもかかわらず、彼女は、加害者の渡辺康介を追及するのではなく、なぜか「真田グループの隠し事」を追ってきたわけです。基本的に、橘しおりの言ってることはすべて正しいのだと思います。「手下のやりすぎを止めに来たボスって感じでしたよ」「渡辺昭に500万渡せって指示したのも専務さんでしょ」(←旧札問題だけが引っかかる)「殺されなきゃ世間に注目されないなんてショボいですよね」「梨央社長みたいに生きてるだけで注目を浴びる人もいる」「なんでこんなに不公平なんですかね」「隠し事の陰で甘い汁吸って楽して生きてる人たちは許せない」おそらく、これらの発言ぜんぶがストーリーの真実に関係していると思います。ただし、後藤の背後に真田梓が隠れている可能性はありますが。◇前回の合同合宿の写真には、橘しおりが映っていませんでしたが、今回、陸上部のマネージャーだった青木菜奈が送ってきた写真には、橘しおりが映っていました。どちらも2006年の合同合宿の写真ですが、おそらく前回の写真は選手たちを撮影したもの、今回の写真はマネージャーどうしで撮影したものなのでしょう。橘しおりは、2005年と2006年の合同合宿で白山大に来たようです。しかし、暴行被害がいつの出来事だったのかはまだ分かりません。そもそも、被害者のなかには、自分が暴行されたことを隠してしまう女性もいるだろうけど、逆に、被害者ではないのに被害に遭ったと申告する女性もいるかもしれない。加害者が死んでいるのだから、確かめようがありません。橘しおりや青木菜奈は、ほんとうに被害に遭ったのでしょうか?青木菜奈は、「自分は被害者ではない」「昔のことは思い出したくない」と言ってましたが、なにか重要なことを隠しているかもしれません。◇法都大の陸上部は、いまは強豪ですが、昔はそれほど強くありませんでした。むしろ白山大のほうが強かった。そして、白山大のエースは大輝でした。女子マネージャーたちは大輝に憧れていたかもしれません。しかし、大輝が好きなのは高校生の寮夫の娘だった。おそらく梨央はアイドル的な存在であり、人前で平然と告白するほど、2人の仲は公然の事実だった。長嶋のような落ちこぼれ部員が大輝らに嫉妬したように、女子マネージャーたちは梨央に嫉妬したのかもしれません。彼女たちの悪意が、梨央への暴行をけしかけた可能性もあります。◇最後のシーンで、橘しおりが、梨央と優の前に現れました。そして、「やっと会えましたね。この日を待っていました」と言った。しかし、今までにも会おうと思えば会えたはずです。すでに真田梓や後藤には接触していたのだから。なぜ、今このタイミングで会いに来たのでしょうか?彼女は、2005年と2006年の合宿のときにも、梨央に会っていたのかもしれないし、きっと大輝のことも昔から知っていたはずです。しかし、第3話で両者が接触したときの様子を見ると、すくなくとも大輝のほうは、彼女を覚えていなかったようです。法都大のマネージャーなんか眼中になかったのでしょうか。梨央LOVEすぎて。陸上一筋すぎて。ここらへんが、現時点で最大の謎です。
2021.11.21
第5話。葛藤を抱えながらも、容赦なく梨央と優を追い詰めていく大輝!そして、ついに警察に連行される優!追いすがる梨央と、彼女を押さえつける大輝!宇多田ヒカルの歌が流れる…。ここでスローモーションとかやめてぇ~っ!!泣く…。あまりに悲しくて、もう考察とか無理なんですけど…なんとか頑張って、今回も考察していきます。◇結論から先にいうと、わたしは、現時点で、究極の犯人は「真田家」だと思っています。確たる根拠はありませんが、「真田家」という巨悪をめぐる物語だという気がしてならないからです。さながらゴッドファーザーのようなマフィアの話に思える。最後は「おじい様殺し」ならぬ「母殺し」に辿り着きそうな気もする…! 夏樹静子&澤井信一郎的な。以下、事実の確認と、それについての - 個人的な考察 - です。なお、画像が多いので重めかもしれません!◇2006年に、渡辺康介の失踪事件がありました。2007年ごろから、優は、東京に転居して真田家と暮らしました。2012年に、15才の優は姿を消しましたが、実際には山梨の高校の寮に入っており、加瀬(井浦新)と梓(薬師丸ひろ子)が世話をしていました。 月にいちど梨央へ葉書を書かせたのも加瀬です。このとき優は、自分が「やっちゃいけないことをやった」と加瀬に告白しています。加瀬も、梓も、優が渡辺康介事件に関与したことを知った可能性が高いです。このころから「生田誠」という偽名を使わせたのだと思います。2018年に、優は、高校を卒業しました。独り立ちできるほどの情報処理能力も習得しましたが、姉が真田ウェルネスの社長に就任したのを知って、彼女を守るために自分の意志で後藤(及川光博)に接触したとのこと。(真田家にいたころは後藤に会ってなかったのでしょうか?)しかし、この話はかなり不可解です。なぜ優が外部からそんなことをする必要があるのでしょう?これはやはり梓からの指示だったと考えるほうが自然です。2021年に、渡辺昭が殺害されます。首を絞めて池に落とす映像が残っているものの、やはり優自身の記憶には残っていないようです。◇今回の優の逮捕容疑は、あくまでも「渡辺昭殺し」です。証拠になったのは、優が自分で大輝に送った動画。15年前の「渡辺康介殺し」については、とりあえず達雄(光石研)の単独犯として処理されるはずです。かりに、優が15年前の事件についてあらためて自白し、ガラケーの復元動画も押収されれば、そのときはじめて2つの事件が同一犯ということになり、捜査一課と富山県警の合同捜査になるのかもしれません。そのときには、15年前の映像も解析されるでしょう。◇桑田(佐久間由衣)がいうように、「死体をひとりで運ぶのは困難」と考えるならば、陸上部員の誰かが死体遺棄を手伝ったのは間違いありません。長嶋は、事件のあった夜に、達雄(光石研)の叫び声を聞いたそうです。そこにいた他の部員たちは寝ていて、その中には、様子を見に行った人間はいなかったようです。長嶋の可能性は薄れた気がします。やはり富山県警に勤めている藤井(岡山天音)がいちばん怪しい。その一方、かつて渡辺昭が寮に訪ねてきたときに、彼を追い返した「高城」という部員も気になります。◇達雄の証言によれば、渡辺康介の遺体は、凶器や衣服とは別に埋めたそうです。15年前の事件にかんして、富山県警の捜査は、かなりお粗末です。事件当夜、渡辺康介が寮にいたのは明らかなのに、そのときの長嶋の話もろくに聞いていないし、陸上部の寮にあったパソコンも調べていなかった。被害者の父の渡辺昭は、ずっと白山大の陸上部関係者を追い回してたのに、富山県警のほうは、陸上部にターゲットを絞れてなかったように見える。もし陸上部にターゲットをを絞れていれば、死体を遺棄した犯人を消去法で特定できるはずです。事件の夜中に寮を出ていって、朝まで帰らなかった人物を特定すればいいのだから。遺体だけを発掘して、凶器を発見できなかったことが原因でしょうか?それとも、藤井が捜査を撹乱させているのでしょうか?ちなみに、衣服が別に埋められたのに、お守りだけが遺体とともに出てきたとすれば不可解です。あのお守りは、渡辺康介が盗んで、ポケットに入れたものだと思っていましたが、そうではなかったのでしょうか?◇渡辺昭は殺される前に、長嶋と、マネージャーの青木菜奈に会っていました。長嶋に会ったのは7月29日。事件の5日前です。システム手帳に、その記録があります。このシステム手帳は、渡辺昭の遺留品だと思います。いまはなぜか桑田が持っている(素手で扱ってます…)。よく見ると、大輝や藤井の名前もリストアップされています。◇もともと大輝は、梨央や優の知り合いです。なぜ警察は、そんな利害関係者を捜査の前線で働かせていたのか。どうやら大輝が、そのことを上司に隠していたようです。しかし、そんなことは、すぐにバレるはずですよね。梨央と優が陸上部の寮夫の子供だとか、大輝と藤井がその寮に入っていたとか、ちょっと調べれば、すぐに分かることです。渡辺昭の手帳にさえ、大輝と藤井の名前が載っているのですから。わたしが思うに、警察の上層部は、すでにそれを把握していて、のみならず、大輝と藤井が繋がってることも知っていて、あえて彼らを泳がせている気がしてならない。◇2006年の「合同合宿」の写真は、渡辺昭が後藤にあずけたものでした。いまは加瀬の手に渡っています。達雄(光石研)がもっていたのとまったく同じ写真です。朝宮一家も映っていますので、岐阜で撮られたものだと思います。どことどこの「合同合宿」だったのかは分かりません。法都大との関連についても不明です。◇渡辺昭の殺害シーンの映像には音声がありませんでした。しかし、科捜研の口話分析によると、優にむかって「また金持ってござったんですか?」と言ったらしい。なぜ金を渡しに来る人間に対して、怒りをぶつけるのでしょうか?なんらかの期待をもたされて、裏切られた心境だったのでしょうか。◇大輝が、達雄のことについて、上司(津田健次郎)に何かを確認するシーンがありました。何を確認したかは分かりませんが、その直後に、優が、達雄の遺影の横のもうひとつの遺影を手にとって、姉に「これ持ってっていい?」と尋ねるシーンへ繋がります。あれは達夫の後妻(優の実母)の遺影ではないでしょうか?大輝が上司に確認したのも、達雄の後妻にかんすることかもしれません。達雄が再婚した相手は、どんな女性だったのでしょうか。◇梨央は、弟の病気を治すための新薬を開発してきたのに、真田梓は、姉と弟を9年ものあいだ引き離し、優に治験を受けさせようとしませんでした。真田梓は、たんに優を利用してきただけなのかもしれません。梓にとって、梨央は血のつながった娘ですが、優は、いわば「他人(達雄の後妻)の子供」ですから。◇後藤(及川光博)と加瀬(井浦新)の会話を聞くかぎり、加瀬はペーパーカンパニーの存在を知らないようです。あくまで後藤が秘密裏にやっていたことで、梓(薬師丸ひろ子)さえ知らないのかもしれません。◇後藤は、ペーパーカンパニーを作り、そこでゴロツキみたいな人間を雇い、スパイみたいな情報屋をも雇い、あげく都合が悪くなると、橘しおりを拉致しています。本質的にヤバい人間です。無法なことも平気でやらかす奴。後藤は、ペーパーカンパニーの存在を隠しとおすために、橘しおりを消そうとしているのでしょう。しかし、その背後に、真田梓(薬師丸ひろ子)や真田政信(奥野瑛太)がいる可能性も、まだ捨てきれません。なぜなら、彼らもまた、不都合なゲラ記事を書いた橘しおりの存在を消したいはずだから。ただ、社長の実弟が逮捕された以上、いまさら橘しおりを拉致しても、会社のダメージは免れませんね。それどころか、失踪期間中の優の行動が解明されれば、真田ホールディングスにまで捜査の手が及び、 かえって後藤が逮捕される可能性も高まるだろうと思います。◇ちなみに、後藤(及川光博)と加瀬(井浦新)は、一見すると正反対の人間に見えますが、境遇はよく似ています。どちらも恵まれない家庭に育ちながら、真田ホールディングスの一員として家族のように迎えられ、身を捧げるようにして真田のために働いてきた。つまり、もともとは身寄りのない人間です。そのように、身寄りのない人間を抱え込む会社というのは、ある意味では「良心的」ともいえるけど、ある意味では「ヤクザっぽい」ともいえます。事実、真田グループは、血縁と義理人情で強く結束しているファミリー企業体です。じつは後藤だけがヤバい人間なのではなく、そういう人間を抱えこんできた先代以来の真田家が、もともとヤクザっぽい一族なのかもしれません。そんな真田家にとって、身寄りを失くしてしまった優も、後藤や加瀬と同様に「利用価値」があったのではないでしょうか?◇最後のシーンで、加瀬が、芝池公園の真ん中に立って、左右の池を見比べていました。次回予告によれば、池のほとりで優と昭が争った動画を科捜研に解析させて、その結果に「ある疑問」を抱く、とのことです。◇余談ですが、湊かなえがNHKの「あさイチ」に出てました。彼女が「最愛」を見てるかどうかも気になります(笑)。
2021.11.16
第4話が放送されたあと、フリージャーナリストの橘しおり(田中みな実)に注目が集まっています。ここで、いくつかの仮説を立ててみます。まず、橘しおりのことを考えるために、以下の6つの事実は重要です。1.2006年に陸上部の「合同合宿」があった(次回予告より)。2.2006年に渡辺康介が失踪した(15年後に遺体で発見)。3.2006~07年のあいだ、橘しおりが法都大を休学した。4.2006~07年のあいだに、橘しおりの両親が離婚した。実家は青森の旅館。5.2007年に白山大の陸上部寮内で大麻使用が発覚した。主犯は渡辺康介。 警察は、19人以上の女性が渡辺康介に暴行されたと把握。6.その後、白山大と法都大の陸上部監督が交代した。これらを前提にして、以下の4つの仮説を考えてみます。仮説1.法都大学にも逮捕者が出た可能性警察は19人の女性被害者を把握しているので、白山大のほかにも余罪が発覚したことは確実です。法都大にも逮捕者が出た可能性があります。その場合、白山大と同様に、法都大でも陸上部の活動が無期限停止になったはずです。仮説2.青森の旅館で「合同合宿」の可能性かりに白山大と法都大の「合同合宿」で大麻が使用されたとして、それが橘しおりの実家の旅館だったとすれば、旅館経営までもがマスコミなどの風評被害にさらされ、それが両親の離婚にまで繋がったかもしれません。ちなみに、橘しおりは「書かれたことが事実になる」と発言しています。仮説3.橘しおりの父が失職した可能性かりに橘しおりの母が老舗旅館の女将だったとすれば、父は別の仕事をしていた可能性もあります。もしかすると法都大学陸上部の監督だったかもしれません。陸上部の活動停止によって白山大の矢野監督が失職したように、法都大の陸上部監督も失職した可能性があります。橘しおりの両親は、旅館経営を守るためにあえて離婚したのかもしれません。仮説4.橘しおりが康介殺しの犯人を恨んだ可能性白山大のマネージャーだった青木菜奈は「自分は被害者ではない」と言いましたが、橘しおりも、渡辺康介を恨むのではなく、むしろ渡辺康介を殺した犯人のほうを恨んでいたかもしれません。そして真田梨央(吉高由里子)や失踪した弟に疑念を抱き、後藤(及川光博)を介して、アゲ記事を書く名目で真田梓(薬師丸ひろ子)に接触していたかもしれません。…以上が、橘しおりについての仮説です。さらに5つの仮説も加えてみたいと思います。仮説5.藤井(岡山天音)が死体遺棄の場所を知っていた可能性白山大陸上部の寮があったのは岐阜県です。しかし、渡辺康介の死体が発見されたのは富山県です。県境を越えて死体が遺棄されたことは、犯人以外に知るはずがありません。藤井が岐阜県警でなく富山県警へ入ったのは、彼がはじめから遺体の場所を知っていたためかもしれません。仮説6.後藤(及川光博)が裏金を蓄えていた可能性後藤は長年にわたってペーパーカンパニーを使って裏金をたくわえ、梨央についてのネガティブな情報を収集するために、優や橘しおりに情報料を支払ったのかもしれません。また、渡辺昭を支援して梨央を陥れるために、優を介して500万円を渡したのかもしれません。仮説7.後藤が梨央と渡辺昭を引き合わせた可能性梨央についてのネガティブな情報を収集していた後藤は、優を介して渡辺昭に「芝池公園に行けば梨央に会える」と伝え、両者が会話している様子を優に盗撮させて、その映像を、社内で梨央を追及するために利用するつもりだったかもしれません。しかし、優の盗撮に気づいた渡辺昭が逆上。これに驚いた優は、突発的に渡辺昭を殺し、その記憶を失ったのかもしれません。仮説8.真田梓(薬師丸ひろ子)が優に情報屋をさせていた可能性真田梓は、もともと後藤の企みに気づいており、あえて優に情報屋をさせたのかもしれません。かりに後藤が、梨央についてのネガティブな情報を獲得したとしても、彼はそれを社内闘争に利用するだけなので、社外に漏らすことはないと考えていたはずです。しかも、優が後藤へ提供する情報について、真田梓が事前にチェックすることもできたでしょう。仮説9.真田梓が橘しおりを拉致する可能性真田梓にとっての最大の誤算は、後藤が、優だけでなく、裏金を使って橘しおりまで雇ったことかもしれません。実際、橘しおりは、ネガティブな情報を社外にまで漏らしてしまいました。橘しおりを拉致する可能性がもっとも高いのは、おそらく真田梓だろうと思います。ただし、後藤も、政信(奥野瑛太)も、加瀬(井浦新)も、優も、けっして会社の損失までは望んでいないので、彼らが拉致を実行する可能性もあります。あくまで仮説です
2021.11.07
第4話。めっちゃ面白い!梨央(吉高由里子)と大輝(松下洸平)は、居酒屋で、ふと昔のような関係に戻りました。懐かしい会話に気持ちが緩みます…。そんなシーンにドキドキしたと思ったら、優の逃走?!殺害現場の映像?!そして屋上での姉弟の再会?!怒涛の展開に翻弄されっぱなし。もう何を考察していいのかも分からない。だって、優は「2つの事件の犯人は自分」と言ってるのだし、どちらでも映像が撮られてるのだし、これ以上いったい何を考察しろというのでしょう???…しかし、分からないことは色々あります。というか、むしろ分からないことだらけです。とりあえず、5つの疑問点にまとめてみました。1.なぜ梨央や大輝や弁護士は、優を見ても気づかなかった?10年のあいだに歩き方や顔つきまで変わってしまったのでしょうか。あるいは、整形手術でもしたのでしょうか。2.なぜ母は、優の居所を把握していながら、それを隠していた?もしかして優が事件に関与しているのを把握したうえで、会社に損害が及ぶのを怖れて匿ったのでしょうか。だとしたら、海外にでも遠ざければいいと思うのですが…。会社の周囲をウロウロさせて監視させる必要はありません。一方で優のことを匿い、もう一方で梨央に創薬事業を任せるというのは、あまりに危険な経営判断であり、とても会社の利益を優先しているようには見えません。彼女の狙いは何なのでしょうか。3.なぜ捜査一課の上司は、容疑者と親しい大輝に担当させている?常識的に考えて、容疑者の利害に絡む刑事は、証拠隠滅や事実歪曲の恐れがあるので、捜査の担当から外すはずです。同じことは富山県警の藤井(岡山天音)にも言えます。もしかしたら、あえて担当させておいて、じつは裏で大樹の動きを監視しているのでしょうか。4.梨央と渡辺昭は、そもそも芝池公園へ何しに行った?渡辺昭は、8月2日より前にも真田ウェルネスをしつこく訪ねています。優は、そんな渡辺昭に500万円を渡して和解を試みたのでしょうか? しかし、その夜にもまた渡辺昭は真田ウェルネスへ行って、ついに梨央を探し当てています。けれど、そのときはまともに話が出来なかった。翌日の夜に、あらためて渡辺昭と梨央を芝池公園で再会させたのは優だろうと思います。しかし、梨央はいったい誰から連絡を受けたのでしょうか。そして、双方は何しに行ったのでしょうか。映像を見ると、渡辺昭は目的を果たせなかったように見えます。そして、優に食ってかかりますが、その場で優に首を絞められて殺される。あの映像には音声がないのでしょうか。渡辺昭は梨央に何を言っていたのでしょうか。そして、死に際に、優に何を言ったのでしょうか。5.ペーパーカンパニーは何のためのもの?母や兄はペーパーカンパニーの存在を把握しているのでしょうか。それとも、鼻血を流したミッチーの独断で、ひそかに資金洗浄でもやっているのでしょうか。…そして、今後の焦点は、「大輝は優を追いつめるのか、それとも優を守るのか」ってことになる。◇前回の第3話で、ちょっと気になった大輝のセリフがあります。部下の桑田(佐久間由衣)が、渡辺康介の事件について、「暴行を受けた被害者本人とか、家族とか、 交際相手が殺して埋めたってことはないですかね」と尋ねたとき、大輝は、「そのへんは県警も考えてるだろ」と言ったのです。このセリフは結構重要だと思います。大輝は警視庁捜査一課の刑事であり、藤井(岡山天音)は富山県警の刑事です。今回の「渡辺昭殺し」は東京都の事件ですが、15年前の「渡辺康介殺し」は富山県の事件です。2つの事件は関係があるはずですが、いまのところ合同捜査にはなっていませんし、警視庁と富山県警の情報はかならずしも共有されていない。しかし、大輝と藤井は密に情報を共有しているのです。◇一方、優は「2つの事件の犯人は自分」だと言ってます。しかし、これは本人の思い込みの可能性があります。すくなくとも、渡辺康介殺しでは、映像を見るかぎり、致命傷を負わせていない可能性がある。大ざっぱにいうと、3通りのシナリオがあると思います。シナリオ1優が渡辺康介を刺した。致命傷ではなかったが、それを見つけた父は、息子を守るために康介を生き埋めにした。シナリオ2優が渡辺康介を刺した。致命傷ではなかったが、大麻使用が明るみになるのを怖れた部員の誰か(単独or複数)が渡辺康介を殺した。死体を埋めようとしたところへ梨央の父が現れたので、大麻のことは言わず「梨央を守るために自分たちが刺した(もしくは優が刺した)」と嘘の説明をした。梨央の父はその話を信じて、死体の隠蔽を手伝った。シナリオ3優が渡辺康介を刺した。致命傷ではなかったが、大麻使用が明るみになるのを怖れた部員の誰か(単独or複数)が渡辺康介を殺した。その後、梨央の父が死体を発見し、携帯の動画を見て優が殺したと思い込み、息子を守るために死体を埋めた。
2021.11.06
TBS「最愛」第3話。弟の優は、いったんは東京で真田家と一緒に暮らしていたようです。しかし、15才のとき、姉に手紙を書きのこして失踪した。まあ、失踪とはいっても、母の梓(薬師丸ひろ子)はすぐに居所を突き止めたらしく、ちゃんと生活の支援もされていたようだし、月に一度は、姉に絵葉書も送ってきていた。しかも、もしかりに「自転車少年」の正体が優だとするならば、彼は、専務の後藤(及川光博)と通じていて、社内のパソコンのカメラ映像をつねに傍受していて、渡辺昭への500万円の受け渡しまでやってたことになる。失踪したと見せかけて、じつは会社の周辺を四六時中ウロウロしてて、たまに弁護士と自転車で衝突したりしてるってことです(笑)。ほんとに優なの?大輝(松下洸平)は、梨央(吉高由里子)に、「渡辺昭に脅されてたのか?」と尋ねました。梨央は黙ってたけど、どうやら図星だったようです。それが、あの500万円なのでしょうか?しかし、なぜ受け渡しをしたのが「自転車少年」だったのか?そして、なぜ旧札だったのか?…ここで事件前後の情報を整理します。渡辺昭が現金を受け取ったのは8月2日の夕方。16時前にホテルを出て、近くの喫茶店で自転車少年から現金を受け取って、15分ほどでホテルに戻ってきた。ホテルに現金を持ち帰った映像は16:03となってます。その後、真田ウェルネスで梨央に会った映像は同日の23:01です。つまり、かりに梨央が脅されていたとしても、渡辺昭は梨央と会う前に500万円を受け取ってるのです。そして、翌3日の夜(日付変わって4日)の00:08ごろに、芝池公園で梨央と再会して、そのあと首を絞められて殺されたのです。部下の桑田の話によれば、30代の女性が180㎝以上の男の首を絞めるのは困難とのこと。梨央は、渡辺昭と公園で何を話したのでしょうか?そして、なぜ帰りのタクシーの中で泣いていたのでしょうか?◇今回の真田ウェルネスへの脅迫騒動は、ドラマの本筋とは無関係だったようです。犯人は、同業他社の元社長で、モリバイオテクノの森下貴史(谷田部俊)です。…とはいえ、真田ウェルネスにいろんな疑惑があるのは事実。真田ウェルネスが急成長したのは、親会社の真田ホールディングスの資金力や、「世界を変える100人」と称される梨央の才能だけでなく、ライバル会社から引き抜いた優秀なスタッフの力でもあるのです。真田ウェルネスのラボの所長を務めているのは、梨央の大学時代のゼミの先生(峯村リエ)のようですが、きっと大学とのコネも強固なのでしょう。フリージャーナリストが書いたゲラ記事には、厚労相の役人との接待のことまで書かれています。もしかしたら、「治験で死者が出た」との疑いが出るほど、強引な手法で新薬開発をやっているのかもしれません。わたしは前回の記事で、弟のような特殊な障害を治すための新薬に、はたして社会的な需要などあるだろうか?と書きましたが、神経の軸索にかんする療法は、巨額投資をするだけの汎用性があるのかもしれません。◇弟の優は、記憶が戻ったことで、自分が殺人犯だと自覚したようです。まあ、削除する前の動画を目にした時点で、「自分が殺したかもしれない」という自覚はあったはずですが。それにしても、病気が治るはずはないのに、なぜ優の記憶は戻ったのでしょうか?もしかしたら、記憶が戻ったのではなく、削除した携帯の動画を復元したのでしょうか?◇いまだ犯人の見当はつきませんが、まだドラマに登場してない第三者という可能性もあります。案外、梨央をつけまわしていたモリバイオテクノの元社長が、公園で渡辺昭とトラブルになって殺しちゃった可能性もある。たとえば、殺人未遂を渡辺昭に目撃されちゃったとか。車で梨央をひき殺そうとするほど狂暴だったのだし、唯一、自暴自棄で、何でもやりかねない人物ですからね。…今回は、藤井(岡山天音)がまったく登場しませんでした。兄の政信(奥野瑛太)も登場しませんでした。その代わりに、ラボの所長(峯村リエ)が登場して、もんじゃ屋の店主(ジジぶぅ)が登場して、秘書(宮下かな子)の出番も増えました。怪しいといえば、みんな怪しい。…タイトルの「最愛」とは、姉弟愛や、親子愛や、男女愛のことだけではなく、渡辺昭にとっての「最愛の息子」だとか、森下貴史にとっての「最愛の従業員」「最愛の家族」とも思えてきます。人それぞれの「最愛」があるという話なのかもしれません。
2021.10.31
第2話。面白いです。とても見応えがある。渡辺康介を刺したのは弟の優だったと、あっさりネタバレ(笑)。その代わりに、ますます分からないことが増えました。◇渡辺康介の父・昭を殺したのは、やっぱり梨央(吉高由里子)なのでしょうか??でも、そうそう単純ではなさそうです。非常に気になるのは、15年前の時点で、渡辺康介がレイプ魔だったという事実を、大輝(松下洸平)が把握していたことです。大輝は、そのとききっと、「梨央も被害に遭った」と考えたはずですよね。実際には、渡辺康介は犯行直前に死んだので、梨央は被害に遭わずに済んでいます。しかし、おそらく大輝は「梨央も被害に遭った」と思い込んだまま、警察に入り、15年の歳月を過ごしたはずなのです。◇梨央が東京へ去った後も、大輝は、梨央の弟の優に会っていました。そして、優の携帯を借りて梨央とも話をしていました。つまり、梨央と連絡を取る手段はいくらでもあったのです。にもかかわらず、なぜ二人は音信不通になってしまったのでしょうか?そこは、ちょっと不可解です。…大輝は、優が5年後に失踪したことも知っていたでしょうか?もし知っていたとすれば、その失踪が渡辺康介殺しに関係する可能性を想像したはずだし、そして、渡部の父が殺されたときにも、その犯人が梨央もしくは優である可能性を想像したはずです。…優は、自分の携帯に映っていた事件当時の映像を、姉以外の誰かにも見せたでしょうか?たとえば大輝が、その映像について知る機会はなかったでしょうか?…梨央は、ずっと他人のふりをして大輝に接するのかと思いきや、第2話の最後で、あっさり昔の方言で話し始めました。梨央はこのあと、大輝に弟のことを話すのでしょうか?ちなみに、渡辺康介の白骨死体は「腸骨」に傷がありましたが、優が刺した場所は、骨盤よりやや上のように見えます。◇そもそも大輝は、なぜ警察になったのでしょうか?のみならず、なぜ後輩の藤井(岡山天音)までもが、大輝と一緒に警察になっているのでしょうか?たんに麻薬騒動で就職が困難になったから?大輝は、梨央が自分の知り合いであることを、部下には話しましたが、上司にはまだ話していません。そして、なぜか後輩の藤井とばかり密に連絡を取っています。もしかすると、大輝と藤井との連携は、警察としての任務を逸脱したものであり、二人のみで密かに情報を共有しているのかもしれません。◇わたしは前回の記事で、このドラマの「最愛」というタイトルは、「姉弟愛」もしくは「親子愛」のことであって、梨央と大輝の「男女愛」のことではない、と書きました。けれど、第2話を見ていたら、あらためて「男女愛」の要素が強まりそうな気がしてきます。いずれにせよ、「愛する人のための殺人」というテーマや、「その加害性を問えるのか」というテーマは、たとえば「白夜行」や「三度目の殺人」など、近年の日本の映画やドラマが繰り返し追求しているテーマです。今回の作品が、その変奏であるのは間違いありません。…大輝と藤井のやりとりを聴くと、この二人は、渡辺康介殺しの真相を知らないようです。「腸骨に傷があったがで、何かで刺された可能性はありますね」自分たちが殺害に関与したなら、こういう言い方はしないはず。しかし、二人がなんらかの秘密を共有してる可能性はあるし、あるいは、どちらか一方が何かを隠している可能性もあります。◇さて、不可解なのは、梨央と大輝のことだけではありません。渡辺康介の父・昭は、15年のあいだずっと梨央を探していたはずです。そして、息子の死体発見直後になって、ようやく梨央の居所を突き止めることが出来ました。しかし、考えてみれば、もっと早い段階で梨央に会うことは出来たはずです。岐阜の朝宮家のほうから辿ってくればいいのだから。なぜそれが死体発見直後のタイミングだったのか?そこがまず不可解ですよね。そして、渡辺昭がもっていた「旧札の現金」は何なのでしょうか?あれほどの大金を持っていそうなのは、ふつうに考えれば、東京の真田家の誰かですが、そうだとしても、それが「旧札」である理由は分かりません。◇梨央の母の真田梓(薬師丸ひろ子)は、娘の新薬開発のために9億円も投資をしているようです。梨央は、あの若さなのに、新薬の開発を成功させてしまうほど優秀なのでしょうか?親会社の真田ホールディングスは、新興の製薬会社にすぎない真田ウェルネスを、どうやって短期間のあいだに成長させたのでしょうか?そもそも、弟の特殊な障害を治すための新薬は、9億円もの投資をするほど社会的な需要があるのでしょうか?いくら愛する娘のためとはいえ、それは、かなりクレイジーな経営判断のように見えます。ちなみに次週の予告では、真田ウェルネスに何らかの脅迫メールが届くらしい。…梨央の兄の真田政信(奥野瑛太)は、父のことを「真田家から逃げたクズ」だと言ってました。もともと父の結婚は望まない婿入りだったのでしょうか?そのわりには子供を二人も作ってますが。兄の本心は、どうやら愛憎が入り混じっていて複雑なようです。ちなみに、母は再婚していませんが、父は再婚して子供を産んだわけです。そのことを考えれば、父のほうが「クズ」に見えたとしても無理はありません。梨央は、父の再婚相手(優の母)のことをどう思っていたのでしょうか?実母と継母のどちらを「本当の母」だと思っているのでしょうか?◇これだけ色々な謎が出てくると、ちょっと不安になります。脚本家が意図的に仕掛けている謎ならいいのですが、往々にして、脚本そのものの欠陥だったりするからです(笑)。だから考察系ドラマはあまり好きじゃないのです。全ての謎が回収されることを望みますが、ちょっと難しいかもしれません。…とにかく、渡辺昭を殺した犯人は、いまのところまったく見当がつきません。梨央の可能性が高いとはいえ、そう単純ではないのでしょう。梨央を守りたいのは誰なのか。そして優を守りたいのは誰なのか。さらに梨央と優の両方を守りたいのは誰なのか。それが、犯人を考えるカギになります。第2話を見るかぎり、梨央と弁護士(井浦新)の共犯という線はなさそうです。かりに弁護士が渡辺昭を殺したのだとしても、その場合は、単独犯ということになるはずです。「知り合いだよね。なんで他人のふりしたの?」「むこうも他人のふりしてた。私って気づかなかったのかも」「3年間 毎日寮で顔合わせてたのに?」「あれから15年も経ってる」「嘘ついてない?」「私が加瀬さんに嘘言ったことある?」◇まあ、トリックの是非はともかくとして、いまのところ脚本も演出もしっかりしているし、梨央と大輝の関係もなかなかドラマティックだし、かなりの見応えと満足感があります。警察内の描写も、けっこうリアリティがあるように感じます。大輝が梨央に任意の聴取をしたのは、ドラマによく出てくる「取調室」ではなく、広めの会議室みたいな場所でしたが、それも新鮮でした。実際の聴取って、あんな感じなのかもしれません。◇そして、いつも思いますけど、吉高由里子って不思議な人ですよね…目つきも悪いし、ぜんぜん美人じゃないのに、なぜか可愛く見えてしまうのです。いまのドラマ界の七不思議と言ってもいい。やっぱり演技が上手なのでしょう。これだけ多くのドラマで主役をはれるのは、それだけ視聴者を物語に引き込む力が強いからなのでしょうね。ちなみに、今回の第2話を見ていて、吉高由里子も松下洸平も左利きだということを知りました。
2021.10.24
考察系のドラマは、脚本そのものに欠陥があると興醒めだし、あまり好きじゃないのですが、とりあえず第1話を見るかぎり、演出もキャストの演技も素晴らしかったし、なかなか好印象でした。原作なしのオリジナルですね。脚本は奥寺佐渡子と清水友佳子の女性2人。ちなみに奥寺佐渡子は、もともと相米慎二に見出されて脚本家になった人ですが、(相米と同郷ですね)近年は、湊かなえの推理小説をドラマ化したり、細田守のアニメ映画の脚本を書いたりしています。◇さて、ドラマの内容ですが、2つの殺人事件が軸になっています。まずは大学院生の渡辺康介が殺されて、その事件の真相を追っていた父の渡辺昭も、15年後に息子の死体が見つかってから数日後に殺されます。…結論からいうと、犯人は、主人公の幼い弟=優(柊木陽太)だと思います。この弟は、「頭部外傷によるびまん性軸索損傷」という特殊な障害があって、喧嘩などをして興奮すると記憶を失くす症状があります。おそらく彼が、大学院生の渡辺康介を殺したあと、その記憶を失くしたのだろうと思います。主人公(吉高由里子)も、やはり事件の記憶を失くしていますが、彼女の場合は病気ではなく、たぶん薬物のせいですね。そもそも弟の障害は事故によるものであり、遺伝的なものじゃありませんから、姉と弟が同じ障害をもっているとは思えません。殺された渡辺康介は、主人公と同じく薬学部志望だったらしいので、薬物の知識があったのだと思います。おそらく薬物を使って記憶を失わせて、女子高生だった主人公を襲おうとしたのでしょう。まだ幼かった弟が、どうやって大学院生を殺したのか分かりませんが、血だらけのTシャツが見つかったので、きっと刃物を使ったのだろうと思います。…主人公は、頭を電球にぶつけたとき、襲われたときの記憶の一部を取り戻しました。しかし、誰が殺したかまでは思い出せていません。亡くなった父にむかって「わたし、取り返しがつかんことしたの? 何があったか知っとるんやろ?教えてよ」と語りかけていました。どうやら殺したのは自分、もしくは父だと思っているようです。◇一方、15年たってから渡辺昭を殺したのは誰なのでしょうか。またしても姉を守るために、弟が殺したのでしょうか?それとも、こんどは弟を守るために姉が殺したのでしょうか?その場合、実行犯は弁護士の加瀬(井浦新)かもしれません。そもそも、主人公が薬学部を目指したのは、いつか弟の障害を新薬で治したいと思っていたからです。だからこそ、このドラマのタイトルは「最愛」なのだと思います。いちおう、ドラマの主人公は吉高由里子と松下洸平であり、彼らは15年前に両想いの関係にあったのですが、タイトルの「最愛」とは、この二人の関係のことではなく、おそらく「最愛の弟/最愛の姉」という意味だろうし、あるいは「最愛の息子/最愛の娘」という意味だろうと思います。…吉高由里子と松下洸平は、15年前に「お守り」のやり取りをしていました。殺された渡辺康介は、その「お守り」を盗んだようです。なぜそんなものを盗んだのかは分かりません。◇ところで、主人公には兄がいます。両親が離婚したときに、兄のほうは跡取りとして実業家の母に引き取られ、妹のほうは貧しい父に引き取られました。(弟は後妻の子供なので、上の二人とは腹違いです)裕福な家庭に育った兄と、貧しい家庭に育った妹は、なかなか相容れないようです。この複雑な家族関係が事件にどう関わるかも見どころです。さらに、母が率いる巨大企業グループの問題があり、社内での吉高由里子と及川光博の対立があり、そこに、田中みな実が演じるフリージャーナリストや、謎の自転車少年などが絡んでくるようです。
2021.10.22
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