まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2021.10.22
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考察系のドラマは、

あまり好きじゃないのですが、

とりあえず第1話を見るかぎり、
演出もキャストの演技も素晴らしかったし、
なかなか好印象でした。

原作なしのオリジナルですね。
脚本は奥寺佐渡子と清水友佳子の女性2人。

ちなみに奥寺佐渡子は、

(相米と同郷ですね)
近年は、湊かなえの推理小説をドラマ化したり、
細田守のアニメ映画の脚本を書いたりしています。



さて、ドラマの内容ですが、
2つの殺人事件が軸になっています。

まずは大学院生の渡辺康介が殺されて、
その事件の真相を追っていた父の渡辺昭も、
15年後に息子の死体が見つかってから数日後に殺されます。



結論からいうと、


この弟は、
「頭部外傷によるびまん性軸索損傷」という特殊な障害があって、
喧嘩などをして興奮すると記憶を失くす症状があります。

おそらく彼が、大学院生の渡辺康介を殺したあと、
その記憶を失くしたのだろうと思います。


やはり事件の記憶を失くしていますが、
彼女の場合は病気ではなく、たぶん薬物のせいですね。

そもそも弟の障害は事故によるものであり、
遺伝的なものじゃありませんから、
姉と弟が同じ障害をもっているとは思えません。

殺された渡辺康介は、
主人公と同じく薬学部志望だったらしいので、
薬物の知識があったのだと思います。
おそらく薬物を使って記憶を失わせて、
女子高生だった主人公を襲おうとしたのでしょう。

まだ幼かった弟が、
どうやって大学院生を殺したのか分かりませんが、
血だらけのTシャツが見つかったので、
きっと刃物を使ったのだろうと思います。



主人公は、頭を電球にぶつけたとき、
襲われたときの記憶の一部を取り戻しました。
しかし、誰が殺したかまでは思い出せていません。

亡くなった父にむかって
「わたし、取り返しがつかんことしたの?
 何があったか知っとるんやろ?教えてよ」
と語りかけていました。

どうやら殺したのは自分、もしくは父だと思っているようです。



一方、
15年たってから渡辺昭を殺したのは誰なのでしょうか。

またしても姉を守るために、弟が殺したのでしょうか?

それとも、こんどは弟を守るために姉が殺したのでしょうか?
その場合、実行犯は弁護士の加瀬(井浦新)かもしれません。

そもそも、主人公が薬学部を目指したのは、
いつか弟の障害を新薬で治したいと思っていたからです。
だからこそ、
このドラマのタイトルは「最愛」なのだと思います。

いちおう、
ドラマの主人公は吉高由里子と松下洸平であり、
彼らは15年前に両想いの関係にあったのですが、

タイトルの「最愛」とは、この二人の関係のことではなく、
おそらく「最愛の弟/最愛の姉」という意味だろうし、
あるいは「最愛の息子/最愛の娘」という意味だろうと思います。



吉高由里子と松下洸平は、
15年前に「お守り」のやり取りをしていました。
殺された渡辺康介は、その「お守り」を盗んだようです。

なぜそんなものを盗んだのかは分かりません。



ところで、主人公には兄がいます。

両親が離婚したときに、
兄のほうは跡取りとして実業家の母に引き取られ、
妹のほうは貧しい父に引き取られました。
(弟は後妻の子供なので、上の二人とは腹違いです)

裕福な家庭に育った兄と、
貧しい家庭に育った妹は、なかなか相容れないようです。
この複雑な家族関係が事件にどう関わるかも見どころです。

さらに、
母が率いる巨大企業グループの問題があり、
社内での吉高由里子と及川光博の対立があり、
そこに、
田中みな実が演じるフリージャーナリストや、
謎の自転車少年などが絡んでくるようです。





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最終更新日  2022.03.20 12:58:53
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