メートル・ド・テル徒然草

PR

Profile

エルネスト1969

エルネスト1969

Calendar

Jan 9, 2006
XML
 今月30日(月)に「メートル・ド・テル連盟 関西本部」のセミナーが開催されます。
 私も役員のひとりであり、98年より細々と続けておりますが、今回で第31回の開催を数えることとなりました。

(セミナーの詳細にご興味のある方は、このブログのブックマーク「全日本メートル・ド・テル連盟」ホームページ、「新着情報」からご覧いただけると嬉しいです。)

 さて、そういった活動も行いながら、様々な場所で「サーヴィス」の性格と「メートル・ド・テル」という職業について話す機会があると、

「それで、どんな見返りがあるのですか?」
「報酬は上がるのでしょうか?」
「仕事の特典はどんなモノがあるのですか?」

と尋ねられることがあります。

 特典と言えるものはレストランによって異なります。単価の高い所と低いところではお客様の喜びの方向が違います。自身が受け取る給料は高いところもあるし、そうでないところもあります。東京と地方ではまた差もありますし、フランス料理店とイタリア料理店でもまた違いがあります。


 仕事の安定性という点では、サービス業という職種の弱い部分です。少なくとも日本において100年ほど前は「サービス」という概念は無かったでしょうし、「サービス」は無くとも社会は機能して来たわけです。不況時には削減の対象の上位に位置付けられますし、「サービス」そのものは「売上」には計上されないため厳密な経営の数値化においてはその価値を評価するのは難しいのです。

さて、2006年を迎え、今後レストラン・サーヴィスの将来性とはどうなると思いますか?

正直にいって、、、「そんなことは分かりません」

分からないから、知りたいと思う気持ちがあり、学びたいという気持ちも生まれてきます。
人間の発展のほとんどは「好奇心」から生じたものであることは歴史が教えてくれます。

人は、道を進む時、懸命に走る人もいれば、ある人は迷いながら恐れながら道を進みます。

 ところが、その道を誰かが開いてくれたことにはなかなか気づかないものです。

 最初の「誰か」はこの方向であろうと方角を示し、次の誰かは木を切り倒し、山々を開き、そして大勢に踏まれたところが「道」になりました。

 今、それぞれのサーヴィスマン望む将来像こそ、まだ開かれていない未踏の地です。
 向うべき方向が正しいかどうかは、まず開拓してみないと分かりません。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jan 10, 2006 02:27:53 AM
コメント(0) | コメントを書く
[サーヴィスの理論と哲学] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

Comments

背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

Favorite Blog

過去の勉強会​から秋… New! 四方よし通信さん

DE10-1118 工9393レ… musigny0209さん

湘南フレンチ奮闘記 rannboさん
健康になるレストラン ローズシェフさん
Cool Style piyopiyoyoさん

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: