メートル・ド・テル徒然草

PR

Profile

エルネスト1969

エルネスト1969

Calendar

Mar 3, 2006
XML


気が変わったのでやめます。

 コメントを下さる皆様が、やっぱり女性の方が多いな~と思うのです。ブログを展開している方って、女性の率が高いのか、はたまた男子は男には興味無いのか、、、

 同業のサーヴィス業の方とかもっともっと増えて下さると嬉しいですね。興味ある事など振っていただければ、知ってる事はお話できますし、知らない事は、

知りません。

 さてさて今日は、男子としての自らの「女性の理想像」でも語ってみようかと思うのですが、、、

 先日、2月21日の日記にて「サモトラケのニケ像」についてお話したのですが、当のルーヴル美術館にて印象に残った絵画がもうひとつ。

「民衆を導く自由の女神 ~La Liberte guidant~」

でした。



 作者はドラクロワ、7月革命をモチーフに19世紀ロマン主義を代表する傑作となりました。

 ところが、ここに描かれている「女神」、実は当時としてはかなり異端視された描かれ方です。というのも、当時の「女神」とは、

「巻き毛の金髪、瞳は青く澄んで、肌は真珠のように美しく 色白で、柔らかな肉体、、」

他の作品や例えばギリシャ彫刻などを見ても「女神」の像とはかくなるものであったのです。

ところが、La Liberte guidantに描かれた「女神」においては、肌の色は汚れて浅黒く、髪は短くまとめあげられ、服ははだけて乳房はあらわになっています。ましてや、自らが銃を携えるなどという事は、それまでの「女神像」にはあり得なかった描かれ方です。

 この女性には実在のモデルがいるそうです。フランス革命の当時、混乱の最中、行方の分からなくなった自分の弟(息子?)を埃まみれになりながらも探し訪ねる洗濯女がいたそうです。
 La Liberte guidant に見られる、「女神」とはまさにその女性の姿そのままであり、ドラクロワという画家はその姿の中に「女神」を見い出したのだと感じ入る事ができます。。。


 我々のような飲食業界の中にも多くの女性達が働いています。ただ、飲食業界というもの、決して華やかで楽しいばかりではないのも確かです。

パティシエの女のコの、手のひらはいつも洗剤で荒れ荒れでした。
ソムリーエルの彼女も、一日中立ちっぱなしの仕事です。
体育会系の厨房で揉まれるキュイジニエ-ル。


 尊敬されるべき対象であるからこそ「女神」なのです。




追句;「ほな、あんたのトコの奥さんはどうやねん!?」

   「いやいや、尊敬してまっせ~。なんせ結婚してから、、、

    カミさん (神さん)

   になりましたから(^^;)」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 8, 2017 02:01:45 AM コメント(1) | コメントを書く
[サーヴィスの理論と哲学] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

Comments

背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

Favorite Blog

料理研究 『一輩子 … 四方よし通信さん

湘南フレンチ奮闘記 rannboさん
健康になるレストラン ローズシェフさん
アッシュ君の部屋 musigny0209さん
Cool Style piyopiyoyoさん

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: