メートル・ド・テル徒然草

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エルネスト1969

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May 26, 2006
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 もうすぐ、20000アクセス目を迎えられそうです。明日かな~?明後日くらいかな~?
 どうぞ20000アクセス目の方はコメントを残して行って下さいね。何かプレゼントなど…

   考えていませんが。今のところ。。。

 さて、 5月24日の日記の続き
から、再び、「紅茶」の話へと戻ります。

 そもそも、現代では嗜好品の範疇に入る「茶」ですが、歴史上に登場する際、また神話として伝えられてきた由縁は「茶」が「薬」としての役割を果たして来たからなのです。

 その成分のひとつは、覚醒効果を促す「カフェイン」です。
 ちなみに「カフェイン」を多く含む食物としてはもちろん「コーヒー」が良く知られています。が、「コーヒー」と「紅茶」においていづれの方が「カフェイン」をより多く含んでいるのでしょうか?

 正解は、乾物としてとらえるならば、茶葉の方がコーヒー豆よりも多くの「カフェイン」を含みます。しかし、液体として抽出した時には、紅茶よりもコーヒーの方が、より多くの「カフェイン」を含有しているのです。



乾燥状態なら

 茶葉 2.7% コーヒー豆 1.3%

液体として(100ccあたり)

 紅茶 40~45ml コーヒー 85ml

となるのです。

 さて、もう一方の成分として重要なのが「カテキン」です。「カテキン」は殺菌作用があり、身体の代謝を促す成分として昨今、特に注目を集めています。

 このことは、近年において、ある研究機関が「お茶の中では菌が増殖しない」という説を発表してから以降にとされています。そのため、風邪の予防に「お茶を用いてうがい」をするといった行為に効果が表れているといった研究結果もあるそうです。
 しかし、「お茶の中では菌が増殖しない」という事については、古い中国に表れる神様、「神農」が自らの身体をもって、お茶の葉を用いて解毒していた、という神話が生まれているように、何千年も前から人々の意識の中に、その経験は根付いていたとも言えるのです。

 この2大成分、「カテキン」と「カフェイン」はそれぞれ、「カテキン=渋味成分」「カフェイン=苦味成分」を呈します。この両成分が相互に結合しあった時に「旨味成分」となるのです。

 それぞれの成分は、すべからく「お湯」という媒介を経て抽出する事が出来るわけですが、成分によって抽出される温度と時間が違ってきます。

カテキン→98℃で10分


という温度と時間で乾燥成分からほぼ100%の「カテキン」と「カフェイン」が抽出されるのです。また、この「カテキン」と「カフェイン」が結合しあって、「まろみ」が生まれた時に「本当に美味しい紅茶」が抽出できた、と言うことになるのです。


、、、ならば、ここでいよいよ、「本当に美味しい紅茶の上手な淹れ方」を知ることになりました。英国で紅茶の作法として、「ゴールデン・ルール」と呼ばれるものがありますが、必ずしも日本の風土と合わない部分のあるのです、、、

(続く)







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Last updated  Jun 24, 2006 01:20:58 AM
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Comments

背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

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