メートル・ド・テル徒然草

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エルネスト1969

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Jan 26, 2007
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「美しい国、ニッポン!」

安倍政権が誕生して所信表明を行って以来のスローガンですね。

ところが「美しい国、」を掲げてからでも、政治家の方々の不祥事やら汚職やらポロポロ出てきて、マスコミには揚げ足を取られちゃったりするわけです。
「言ってることと違うじゃん。」
みたいにね。

会社で例えると「社訓」みたいなもんなのでしょうが、特に不祥事を起こして再起しようとする大企業なんか「お客様へのサービス第一」を謳うようになります。

この「社訓」というもの、主たる目的は「お客さまへの広告」つまりコマーシャルであることが多いのです。その証拠に「企業理念」などが書かれたポスターをわざわざお客さまの目に付くところに飾ってあるのをよく見かけます。
最近では病院なんかもそうですね。受付の上に
「私たちは真心を持って治療に取り組みます。」


ある意味、こういったことを事務所の中に隠さずに表立って掲示してあるのもサービスであるとはいえます。
「商品の質を向上させました!」と声を大にするのと同様、{私たちの会社はこんなに努力していますよ」ということを公にして、
「ホンマかいな」
というお客さまの目をプレッシャーにしていくという手法ですね。

しかしながら、なかなか実践できている企業が少ない、また少ないなぁと感じるのは、そもそもそのスローガンが「理想・目標」であるからです。
理想や目標であるからスローガンになりますし、理想や目標であるということはスローガンに掲げられた姿まで、現実の姿が至っていないのは当然のことなのです。

では、現実の姿とは?
本当のところ、第一の目標は「会社として儲かること」ではないでしょうか。

儲かること、つまり「お金」がたくさん入ってくることですが、決してそれは悪いことではありません。むしろ、大勢のお客様が来る、多くの金額を使っていただける、ということは、自らの仕事が評価された証でもあるからです。

美味しい料理を提供できたから高価なコースを召し上がっていただける。サービスが良かったから再び来店していただける。そうすればお店は儲かりますし、儲かるお店は更なるサービスがお客さまに還元できるというものです。

「儲かる」ということはあくまでも結果です。スポーツの世界でいえばチームの勝利ということになりますから、勝たないと意味がありません。



…では、やっぱり儲かればいいんじゃないかということになりますが、そこでお店にとっては「儲ける」までのプロセスが幾千通りもあるということなのです。
「いい料理を作る。」「いいサービスをする。」手法は様々です。ところが、「不正をする。」というプロセスでも儲かるのは儲かるのです。

「結果」が出せないとサービスマンも含めた社会人としては失格です。しかし、そこへ辿り着くまでの過程「プロセス」は社会人を作るためにあるのではなく、「人」を作るためにあるのです。

「結果とプロセスは両方とも大事です。結果を出せないと、この世界では生きていけない。プロセスは野球選手としてではなく、人間をつくるために必要。」

とは、「プロ」野球選手、イチローの言葉にもあります。









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Last updated  Jan 27, 2007 02:11:59 AM
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Comments

背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

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