PR
Calendar
Category
昨夜の営業でのこと、お客様の中に一組、その日お誕生日を迎えるお客様がいらっしゃいました。
当のお客様とは、今年の春までウチのお店で働いていた元スタッフ。彼氏と二人で来店してくれました。
心やすい関係でもありますので、食事の後のバースディの演出を、今年入社したスタッフ(会社では研修生と呼んでいます。)を中心に考えて進めていくことにしました。
もちろん、既存の先輩スタッフもフォローに入ります。
食事はコースですので、デザート時にバースディのお祝いをしてあげようということになりました。キッチンのスタッフとデザートの形状について打ち合わせし、グラスの中にパフェ状に盛り込むように。グラスの脚のステムの部分にチョコレートで「Happy Birthday」の文字を入れて、、、
さて、いよいよ本番です。
食事を終えた二人のところへ、デザートを運ぼうとします。ところが、寸前になって、厨房から運ばれてきたデザートの盛り込みがちょっと淋しい。ブランデーで炎を点けて演出しようとしていたのが火が点かない。部屋の電気を暗くしたもののなんだか分からない演出になってしまいました。(^^;
それでもお二人は盛り上がって、かなり喜んで下さいましたが、なんとなく後味が悪い。
それは、「演出の完成」とスタッフの意図とのズレによって生じたものだと思われます。スタッフが何人かいる以上、完成図を具体的に伝えられなかったところにあったのではないのでしょうか。
「お客さまの喜びが、私の喜び」
サービス業において古くからいわれています。サービスの基本中の基本の考えでもあります。
でも、求めるところが「お客さまの喜び」であることが、「お客様が喜んだから、ま、いいか」になってはいけません。
この夏のオリンピックの各競技の中でも見られましたね。自分に満足できた選手たちは、勝っても負けても、その表情はなんと清々しいことか。
毎日繰り返されるひとつの仕事が、自ら「スゴイことができた」「その瞬間できる力はすべて出し切った。」と思えることが自分の喜びにつながります。
そうすれば、次に「もっと“スゴい”サービス」がお客さまに提供できるのはないでしょうか。
だから「私の喜びが、お客さまの喜び」なんです。
ホスピタリティは「人」ありき Oct 4, 2018 コメント(2)
「サヨナラ」だけが人生だ Oct 4, 2018
訪日外国人も驚いた!日本の「躾」 Sep 20, 2018
Comments
Keyword Search