今回は「残念な食卓」
都心の家族を調査し、食生活を通じて現代を見ることができる一冊。
都会の人はこうなんだろうか、人がいっぱいいるしな、と思いながら進めていくと
食生活を通じて、家族の価値観とか、文化とか、考え方が浮かび上がって背筋が凍る。
母親の忙しさ、食に対しての価値観、子供への接し方、家族のバランス、何を大切にしているか。
人様の見てはいけないところを除いてしまった悪いな問う気持ちとともに、本当にこんな人がいるのかという驚き、そして自分が驚くということを通じて露呈する自分の中の気づかなかった価値観。
結構危険な本だと思う。
昔、ヨネスケさんの晩御飯を突然見に行くというテレビのコーナーがあったけど、あれを見ていると、ふろ上がりの半裸のおじさんがビールでも飲んでいて、豪華な食卓もあれば、年季の入ったタッパーで食べれればいいみたいな常備菜をつまんでいたりして、面白いものだった。
たぶん、まだご近所さんのつながりがある時代だから次のお宅を紹介してもらったり、ついでに煮物をお裾分けしたりしていたけど、今ではもう無理だろうな・・・。プライバシーとかいう人もいますし。
プライバシーとご近所のお付き合いとか別だと主けど、一緒くたにプライバシーにしたら、仲良くなるための自分との共通項を探したり共有することって、難しい問題になる。
まあ、そんなことはさておき、とにかくスリリングで面白い、人の生活の内側が見られる一冊です。
和食の箇所は面白くて、得意料理肉じゃがでも、作ったりする頻度は低いというくだりについて、納得しかない。
肉じゃがでも、ポテトチップスでも、ご飯は進みます。
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