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(…その3から続く)今年のディズニーシーのクリスマスの夜のスケジュールは今までとちょっと変わっていて、ハーバーで行われるツリー点灯ショー「カラー・オブ・クリスマス」は実施時間が早い日と遅い日の2パターンがあるようです。今夜は開催時間が遅くて、20:30に花火「スターブライト・クリスマス」が行われた後に「カラー・オブ・クリスマス」が20:55から行われる というスケジュールになっています。そして、2012年から あの懐かしい「キャンドルライト・リフレクション」の後を継ぐ形で始まった「カラー・オブ・クリスマス」も いよいよ今年がフィナーレの年になるそうです。そんなこともあってファンタズミック!が終了した後もハーバーを囲む鑑賞場所に留まる方が多いせいなのか、あるいは今日の悪天候のせいなのか。この時間(19:30頃)のアメリカンウォーターフロントの人出は私達が恐れていたほど多くなく、夜景を眺めて歩くのにもそんなに苦労はありませんでした。今やディズニーシーのクリスマスの定番フォトスポットとなったホレイショスクウェアの大きなクリスマスツリーの周りは写真撮影を試みる方々で相変わらず混雑しているようではありましたけれど、ウォーターフロントパークの方は意外と人が少ないように感じました。今年は雪の結晶の投影などがなく、イルミネーションがやや控えめなせいかもしれません。でもね、どこを眺めてもやはりじゅうぶん美しかったですよ。その後はブロードウェイ経由でハーバーに戻り…ミラコスタ通りへ。一時間弱の夜景を眺める旅を終え、「ホテル&パーク・ゲートウェイ」に戻ってきたのは20:15前頃でした。ここからホテルミラコスタに入館したら、もうこのあと美しい夜のパークに戻ることはないでしょう。最後にもう一度ピアッツァトポリーノのイルミネーションをよーく眺めて、私達はゲートを通り、ミッキランジェロギフトに立ち寄って軽食などを購入した後 三階の部屋へ向かいました。(「ホテル&パーク・ゲートウェイ」脇のあたりもきれいでした。)部屋に戻ったのは20:25過ぎ、花火「スターブライト・クリスマス」の始まる直前でした。慌てて部屋の照明を落として窓辺で待ち構えていると、夜空を行く「そり」から聞こえてくるのか と思うようなサンタクロースの声がハーバーじゅうに響き渡りました。彼の言うとおりにじーっと空を見つめていると、ファンファーレのような音楽と共に目の前をサーチライトが駆け回り 正面の建物の上に一筋の光が高く高く立ちのぼったかと思うと 大きく弾けてきらきら輝く大輪の花を咲かせました。私はうれしくて、思わず わあぁー!! っと子供みたいに声をあげてしまいましたよ~クリスマスの花火は、私達の部屋の窓の正面にその後5分もの間あがり続けてくれました。このところ舞浜に来ても花火はいつも「中止」ばかりだったので、パークの花火を久しぶりにみることができて、しかもその久しぶりの花火がホテルミラコスタの部屋の窓から観る「クリスマスの花火」だなんて!! と、私はとてもとても嬉しかったです。花火終了後20:55からは、さきほどのファンタズミック!と同様に私達にとってはこれが最後となる「カラー・オブ・クリスマス」が始まりました。音楽が始まり女性の声が静かに港町の伝説を語り始めても、しばらくの間 メディテレーニアンハーバーの水上は真っ暗です。音楽が高まると、いつのまにか水上までやってきていた船が光に照らし出されます。乗っているのはミッキーやミニー達。彼らを乗せた船は強いライトに照らされながら「大きなクリスマスツリーを輝かせるためにみんな一緒に心を合わせて願いをかけて!」とハーバー中を巡ってゲストを促します。と、願いが届いたのかクリスマスツリーには天から光が舞い降りてきて、無事に輝き始めるのでした。フィナーレでは花火も打ち上がり、ハーバーを囲んでツリーを見守るたくさんの人達の姿を明るく照らし出しました。なんともいえず綺麗でしたよ。約15分ほどの水上クリスマスツリー点灯の儀式のようなかわいらしいショーが終わって、さあ これから軽い夜食でも… と窓のカーテンを閉めようとすると、ハーバー一帯に流れていたショー後の音楽が急に「ホワイトクリスマス」に切り変わりました。カラー・オブ・クリスマスの後のちょっとしたお楽しみ、水上ツリーがクリスマスソングに合わせてパターンを変えて光り輝く毎年お馴染みの「アフターグロウ」ですね~アフターグロウの「ホワイトクリスマス」バージョンでは、オーソドックスな飾り付けだった光のクリスマスツリーには雪が降り積もり、オーナメントの色も紫や桃色に変化していきます。ハーバーの水上をすーっと滑っていくように投影される白い雪の結晶(もしくは星の光でしょうか)もはっきりと見てとれて、とっても素敵でしたよ~昨年までは花火が終了した後の20:47頃から15分おきに規則正しく 閉園時刻ごろまで曲を変えて何回も行われていた「アフターグロウ」ですが、今年は夜のメディテレーニアンハーバーのエンターテイメントが日替わり変則スケジュールなので「今年はやらないのかな~ やるとしてもどんなタイミングでやるのかな~」と思っていました。私は実は「カラーオブクリスマス」の本編よりも「アフターグロウ」の方が好きなくらいで、アフターグロウを観るためだけに一時間半以上ハーバーの周りで過ごした夜もあるのです。きょうは部屋の窓辺にいたおかげで 寒い思いもせずにこうして眺めることができて本当に良かったと思いました。「アフターグロウ」はその後 21:32頃と21:47頃にも行われていたようでした。22:00ちょうどに閉園時刻になったことを知らせる男声アナウンスが流れた直後にはハーバーに「ザ・クリスマスソング」の曲が流れ、ツリーはステンドグラス風のモザイク模様になりました。(これもアフターグロウの一環かと思われます。)それから5分後の22:08~09頃。ディズニーシーのオリジナルクリスマスソング「クリスマスファミリー」の英語版に合わせてツリーはもう一度輝き、これが本日最後の「アフターグロウ」となりました。「クリスマスファミリー」の歌が終わると、ささやくような「メリー・クリスマス」の言葉と共にツリーは足元から順に今夜の灯りを天に返していき、メディテレーニアンハーバーの水上には静寂が訪れました。あとはもう、クリスマスシーズンのメディテレーニアンハーバーに流れる荘厳なBGMに混じって時折遠くで鳴るスチーマーラインの汽笛だけが、私達の部屋の窓まで届く「営業時間中のパークの音」でした。今夜のディズニーシーはゲストが退けていくのが比較的早かったようで、22:30を過ぎる頃には部屋の窓からパーク内を覗いていても目に入ってくる人影はキャストさんばかりになっていました。22:50過ぎには警備のキャストさん達が手にするライトの筋がピアッツァトポリーノに集まって来て、いっせいにミラコスタ通り方向に消えていきました。23:00頃には パーク営業時間内には決して見ることはない車両もピアッツァトポリーノにやってきて、毎晩恒例のメンテナンス作業も始まっていたようでした。まだ暗い夜明け前からきょう一日、初めてアプリでFPを取得したり 実はちょっぴり「高いところは苦手」なくせに張り切って2回もソアリンに乗っちゃったり… と ずいぶん奮闘した夫は既に夢の中です。――あしたの朝は早起きをする必要はないけれど、どんなにお寝坊しようと思っていてもきっとまた目覚まし時計が鳴る前に目が覚めてしまうに違いないんだから…と いつもよりも早めにベッドに入って。きょうは一度も見ることができなかった「真冬の晴れた空」を明日は見ることができるだろうか と、スマートフォンのお天気予報サイトをいくつもいくつも流し見ているうちに、私はいつのまにか すんなりと眠りに落ちていたのでした。(翌日につづく・・・)※窓から見下ろした 閉園時刻後のピアッツァトポリーノ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇○東京ディズニーリゾートR特集○
December 7, 2019
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(…その2から続く)今夜から明日の日中まで、ディズニーシーのパーク内 メディテレーニアンハーバーの水域で行われるエンターテイメントについては 何がどんなふうに見えようとも(もしくは見えなくても)この部屋の窓辺にいて「欲張らないでここから眺められる光景だけを楽しもう」と決めてしまった私達。あとはもうパーク内でやりたいことといったら「今年のクリスマスの美しい夜景を訪ね歩く」ことだけとなってしまいました。が、もうひとつ忘れてはいけないことが。朝方ニューヨーク・デリのテーブルで抽選をして座席を得ていた 私達がまだ一度も観たことのないハンガーステージの新ショー「ソング・オブ・ミラージュ」の最終公演(17:30から)を観に行くことです。「ハンガーステージ」はディズニーシーのパーク内の通称「奥地」ロストリバーデルタにあるので、若くない私達の足では お部屋を出てホテルを出て入園してまっすぐ歩いて行っても最短でも10分くらいはかかってしまいます。…だったらいっそのこと奥地行きのスチーマーラインにでも乗っていこう、もしも待ち時間が短くて早めに奥地に着いたら夜景でも眺めて時間を過ごそう と思い立ち、私達は16:15頃に窓辺を離れてお部屋を出ることにしました。「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってディズニーシーに再入園し、トランジット・スチーマーラインの乗り場に行きついたのは16:30頃でした。入り口のボードには「10分待ち」と表示されていましたが、船着場に停泊中だった船にそのままノンストップで案内していただけて 私達はすぐにディズニーシー水域半周の旅へと出発することができました。船上から眺めるディズニーシーのパークは夕暮れて イルミネーションが既に輝き始めていました。10分ほどで到着したロストリバーデルタでも、鮮やかな色合いのクリスマスツリーがあっちでもこっちでも眩しいくらいに輝いていました。強烈な色使いがいかにもロストリバーデルタらしいですよね。数年前まではこの地区のクリスマスはほんの少しの地味~なデコレーションしか無くって、それがかえって「かつては金を掘り当てるという夢を抱いた多くの人達でにぎわっていた」という町の設定にぴったりで、その寂れた感じがなかなか良い雰囲気を醸し出していたんですけれどねえ~クリスマスデコレーションを派手に施すようになってから この地区にも夜景目当ての若い皆さんが夜遅くまでたくさん訪れるようになったみたいなので、パーク全体のことを考えたらきっとこれはこれでよかったんだろうなーと思います。でも、本音を言えば、これくらいの素朴なデコレーションの方が個人的には好きかなぁ…と ついつい思ってしまったりもします。「Feliz Navidad」はスペイン語の メリークリスマス ですね~こちらのゲートの「ようこそ」もクリスマス風の飾りつけがさりげなく施されています。イルミネーションを追いかけて隣接するポートディスカバリーやミステリアスアイランドまで足を伸ばし、ショップを覗いて用事を済ませたりした後 私達はハンガーステージへ。時刻は17:10ちょっと前で、既に開場していたため 入場まで並んで待つことはありませんでした。この看板の前の暗闇で記念写真を撮ろうとふたりで四苦八苦していたら、すぐにキャストさんがそばにいらして 何かお手伝いできることはありますか? と声をかけてくださいました。…お忙しいのに いいんですか?写真撮っていただいてもいいですか? と夫が申し訳なさそうに言うと、「もちろんです。キャストはそのために居るんですよ!」と笑って、スマートフォンでとても上手に写真を撮ってくださいましたよ。その後 私達は会場に入り、席に着きました。抽選で指定されていたのは中央ブロックの前から十数列目の通路沿いとその隣の二席で 一般的にいう「とても良い席」でした。ショーが始まってみると、このショーの おそらく「売り」であるプロジェクションマッピングも大変観やすくて楽しめましたし 迫力あるダンスや生歌生演奏のパフォーマンスも死角なく私達の席までよく届きました。ミッキーやミニー、ドナルド、グーフィーといった人気キャラクター達が不思議な杖に導かれて次々と異世界を巡る という展開は、私達のような大人にとってはそんなに新鮮味のあるものではないかもしれませんけれど、初めてディズニーパークのショーに触れる小さなお子さんやエンターテイメント初心者の若い皆さんにとっては きっとその未来を左右するほどの「ワクワクドキドキ」との遭遇になりうるかもしれないなーと私は思いましたよ。…ちょっと、このショーが行われている「ハンガーステージ」とその周辺のエリアの今までを振り返ってみれば。パーク開園当初、大人でも鑑賞に際してかなりの想像力を要する圧巻のライブパフォーマンス「ミスティックリズム」が上演されていた頃は お隣のレストランでも本格的なメキシコ料理や音楽を提供していたり、すぐ隣地のポートディスカバリーにあるアトラクション「ストームライダー」もシャレのきいたやや大人向けな感じで、この一帯はディズニーキャラクターとは無縁の世界でした。時が経つにつれ 次第に、ハロウィーンの時期にはキャラクターの登場するミニパレードが行われるようになったり、近くにミッキーやミニーと恒常的にグリーティングできる施設ができたり、アトラクション「ストームライダー」もピクサー映画「ファインディング・ニモ」を扱う物に衣替えしたりと、この地区はだんだん「小さな子供たちでもそれなりに楽しめる場所」へと変化していきました。ハンガーステージのショーも、「ミスティックリズム」が終了したあとは「アウト・オブ・シャドウランド」という キャラクターの出演こそなかったものの日本語のセリフを多用したわかりやすいストレートなメッセージ性のある 内気な少女が主人公のお芝居が上演されていました。そして今年からは 近くのグリーティング施設ではダッフィーにも会えるようになり、至近のレストランのメニューには数年前からキャラクター色の強いものが目立つようにもなってきました。そんなタイミングで登場したのがこの新しいショー、ディズニーの仲間たちが冒険を繰り広げる「ソング・オブ・ミラージュ」です。パークを日々新しいものにしていこうと努めている方々が 数年後 数十年後のディズニーシーの姿をどのように導いていきたいと考えていらっしゃるのか、どんな工夫をすればこの先もたくさんのゲストがディズニーシーに足を運び続けてくれると考えていらっしゃるのか、私はぼんやりとですが理解できたような気がしましたよ~2022年度には、新しいエリアのオープンも予定している東京ディズニーシー。今までと変わらずにいてほしいと願いつつも、今後も日本中から 世界中から たくさんの人たちが訪れてくれるパークであってほしいとも思う。その両方の思いがわたしの中にはいつもあって、ずーっとずーっとせめぎあっています。「ソング・オブ・ミラージュ」を鑑賞した後はできるだけ早く 18:30からの「ファンタズミック!」が始まる前にホテルミラコスタの部屋に帰りたい と私達は考えていました。ハンガーステージを出たのが18:00頃でしたからあまり時間に余裕はなかったのですが、せっかくここまで来たのだから…と 少しだけケープコッドに寄り道をして夜景を眺めながらメディテレーニアンハーバー方向へ戻りました。ポートディスカバリーからケープコッドへと入ると、遠くにタワーオブテラーまで見えちゃうんですね~ミラコスタの部屋の窓辺に戻ったのは18:25頃。私達はショーの邪魔をしないよう部屋の灯りを全て消し、窓を開けて音楽をききながら開始を待ちました。18:30、サーチライトがハーバー上空を巡るように照らし、魔法の帽子の麓から光が駆け上がって「ファンタズミック!」がスタート。この「ファンタズミック!」は来年2020年の3月に上演終了することが決定しているので、おそらく私達がこのショーをホテルミラコスタの部屋の窓から観るのはこれが最後になると思います。お部屋位置の関係で一部見えない部分ももちろんありましたが、また パーク内で観るチャンスすらこの先もうないかもしれませんが、これが最後となっても悔いが無いほどの良い「ファンタズミック!」でした。その後は、夜景を眺めに再びパークへ向かいました。夜のハーバーショーの前後は ポルトパラディーゾサイドの廊下はしーんとしています。静かで端正な 大好きなホテルミラコスタの廊下です。19:15頃に「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からディズニーシーに入園し、賑わうピアッツァトポリーノの端っこを回ってごった返すゆるやかな坂を上り、まずはマクダックス・デパートメントストアの前へ。花火のあがる予定時刻の20:30には部屋の窓辺に戻りたいと考える私達。これから約一時間のディズニーシー夜景探訪の始まりです。マクダックスプラザからウォーターストリートを下ると…見えてきました 光り輝く大きなクリスマスツリーとSSコロンビア号。よくよく知っているお馴染みの景色ではありますが 何度見てもやはり文句なしに綺麗だなあ と素直に思いましたよ~(その4につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇○東京ディズニーリゾートR特集○
December 7, 2019
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(…その1から続く)ディズニーシーが開園して約一時間が経ったこの時点で、ここ「ニューヨーク・デリ」はテラスのテーブルも含めて屋根のある部分は本当に満席の状態でした。今日は年間パスポート使用不可日に指定されているせいなのか、はたまたお天気が悪いせいなのか。周囲を見渡してみるとお子さん連れのファミリーや中高生グループの姿がほとんどなく、20代~30代以上の方々のグループや外国からのお客様が多くを占めているように思われました。そしてどのグループのテーブルでも、各々スマートフォンを手にした皆さんが時折全員で額を寄せ合って相談したり 小さく歓声をあげて盛り上がっている様子が見てとれました。…ああ なるほど~皆さんこのお店で雨を避けて軽食をとりながら スマートフォンでショーの抽選をしたりアトラクションのFPを取得して、その結果を踏まえて今日これからの予定を相談している というわけなんですね~以前とは違ってFPを取得するために現地まで行く必要がなくなったので、パークの入園ゲートを入ったゲストの皆さんがまずしたいのは「どこかに落ち着いてパスポートをスマートフォンに読み込ませてアトラクションのFPを取ること」。だから今日のような雨降りの日の朝は、パークの入口から近くて営業開始時間の早いカウンターサービスレストランであるこのお店のような場所が混雑するのかもしれません。さきほど8:15くらいに通りかかったミラコスタ通りのトンネル内が異常に混雑していたのも、入園してすぐに雨を避けられる場所で立ち止まり パスポートの読み込み作業やFP取得をしていらした方々が多かったからなのかもしれませんね。ではここは彼らにならって… と、私達もテーブルの上にTODAYをひろげたりショーの抽選をしたりして 今日このあとと明日の予定をどうしようか ざっと決めました。(「ビッグバンドビート」初回 → ギリギリ取れていたFPで再度のソアリン → 開催されるなら当選した14:45の「イッツ・クリスマスタイム!」 → チェックイン → 当選した17:30の「ソング・オブ・ミラージュ」)夜に行われるハーバーでのエンターテイメント鑑賞や明日の予定は「本日のお部屋の位置次第でどうするかをあらためて相談する」ということにしました。(というのも、今回ミラコスタで予約していたお部屋タイプは位置によってパーク内の見え方がかなり違ってくるカテゴリーだったからです。)そして、この時期にディズニーシーにやってきたら「パークの美しい景色をできるだけたくさん眺める」ということも忘れてはなりません。「特に暗くなってからはパーク内の夜景を訪ね歩く時間をたっぷりとりたいね~」と、私達の意見は一致しました。――さあ、大体の予定が決まったら、さっそくパークのクリスマスを眺めに行きましょう。サンドウィッチをのせたトレイを手にして空席を探す人がまだまだ絶えないニューヨーク・デリ。そんな方々に席を譲りたい気持ちもあって 私達がテーブルを離れたのは9:30頃のことでした。一向に降りやまない小雨の中、私達がまず向かったのはパークエントランス方面。8時前に入園した時には 見上げただけであっさり通り過ぎてしまったミラコスタ通りの入口をまずは見に行きました。ちょこんと立つ2本のクリスマスツリーとポインセチアのタペストリー。タペストリーは昨年のものと非常に似た風合いですが、全く同じデザインというわけではないようです。トンネルの入口には対になっている大きなクリスマスツリー。トンネルの中に提げられているタペストリーは、いかにも「ミラコスタ通り」らしく 古風で上品な感じでほっとさせられます。アメリカンウォーターフロントへ取って返して、ブロードウェイへ。さきほどまでいたニューヨーク・デリのテラス近くの建物の壁には…この時期限定ショー「イッツ・クリスマスタイム!」の宣伝広告が貼られていました。そして大賑わいのホレイショスクウェア。SSコロンビア号前の巨大クリスマスツリーは今年も健在です。この場所へは夜になって灯りが点ったら絶対また来なくてはね! と話し、すぐ隣のウォーターフロントパークをのぞきました。このあたりまで回って、時刻は10:10。もう少しあちこちクリスマスデコレーションを見に行きたかったのですが、雨の降り方がやや強まって本降りになってきたので ちょっと雨宿りしてからブロードウェイミュージックシアター前に様子を見にいきました。12:20からの本日初回公演(抽選無し先着順)への入場を待っているゲストはまだ数十名(~100名?)といったところでしたが、キャストさんの「今からお待ちいただけばかなり前方の観やすい良い席にお座りいただけると思いますよ~」という言葉にひかれて(それに雨の中を傘をさして歩き回るのにも疲れてしまったので)、そのまま入場待ち列の最後尾につくことにしました。※待っている間に私は「水道局」のお手洗い(トイビルトロリーパークの入口右脇にあるお手洗い)を利用したのですが、ちょっと来ないうちに女性側の個室がまたまた増えていて(何年か前にも増設工事が行われたんですよ!)、さらに授乳室まで新設されていたのでちょっとびっくりしました。そのかわり以前ここにあった救護室がなくなっていたようでしたが…待ち列に動きがあったのは、開場時刻の5分ほど前の11:45頃でした。シアターの扉が開けられて待ち列は先頭からゆっくりとロビーへ誘導されて一旦ストップし、私達もようやく雨のまったく当たらない屋根下まで入ることができたので 傘を閉じたり濡れた荷物をタオルで拭いたりして身支度を整えることができました。11:50に開場してからは、サイドブロックのかなり前方の通路沿い、私の好きな観やすい席を選んで確保しました。それから開演までは、ロビーのクリスマスツリーを見るために席を離れました。ショーの開始は予定通りの12:20で、今日もまたこの上なく素晴らしいものをみせていただきました。私、このショーの中ではキャラクター達がみんな「人間」と変わりないように見えちゃうんですよね~シンガーさんやダンサーさん バンドの皆さんと同じように、生き生きと歌い踊り感情を表現しているように思えてしまう。彼らは確かに突出した「スター」ではあるけれど、同じショーに出演する一員として仲間として対等にふるまっているように思えるのです。あくまでも個人的な「ショーから受ける印象」にすぎないのですが、このショーが始まった2006年から今まで それは変わっていません。幕が上がってからは全身を「目」にして全力で観ていたので、ショーの終了後は何かスポーツでもした後のように爽快感を感じつつもへとへとになってしまい、脱力して足元がフワフワした感じでシアターの外に出たのは12:55頃。私達はそれから、FPの指定時刻に遅れないよう少し急いで「ソアリン」に向かいました。本日二回め、いえ 人生二回めとなる「ソアリン・ファンタスティック・フライト」。FPエントランスに続く列は建物に向かって右手側に流れていました。列最後尾についたのが13:00くらいで、スマートフォンをかざしてFPゲートを入ることができたのはその1~2分後でした。(ここで手間取っている方がけっこう多くて意外と時間がかかるので、あまり時間ギリギリに行かない方が良いように思います。)FPを使うと スタンバイの時に通った中庭を通ることなく別のルートで直接建物に入り、階段を下りてドームの部屋までいくことができますが、そこまで辿り着くのにきょうこの時間は20分ほどかかりました。(でもこの時間帯のスタンバイは待ち時間が240~260分を推移するという状況だったので、これでもかなり「ファスト」だと思いますよ!)ドームの部屋に出るまでの階段には、スタンバイルートで見たのと同じような資料が展示されていました。(これ↓はこの博物館の見取り図のようでした。)ドームの部屋からプレショーの前室まではわりとすぐに案内されました。(この前室でスタンバイルートとFPルートは完全に合流するようです。)びっくりしたのは、朝方体験した時とプレショーの内容がまったく違っていたこと。上の館内見取り図を見ても推測することができますが、どうやらこの博物館の中には「プレショー→ドリームフライヤー体験」というセットが二つ用意されているようです。さて、二回めの「ソアリン」。今回はもう内容はわかっているので 最初にびっくりして?感激して?涙… という事態にはならなかったのですが、ものすごく幸運なことにたまたま誘導された座席が最前列中央だったので 最後の最後に目の前に現れたあまりにもすばらしい夢のような景色に圧倒されて 口をぽっかーんと開けたまま泣きそうになってしまいましたよ~~(正直に言うと、実はまた涙が出てしまいました。)建物を出てソアリンの敷地を出て、 いや~ やっぱりすごかったね~ と夫と二人で丘の上からメディテレーニアンハーバーを見下ろしていると、ここで「14:45からのイッツ・クリスマスタイム!は悪天候のため中止…」というアナウンスが流れました。時刻は13:45、ショー開始時刻の一時間前です。…ならばもうこの後は 軽く何か食べてチェックインに向かおう と、私達はすぐそばの「ザンビーニブラザーズ・リストランテ」に向かいました。が、この時間のザンビーニ。レジの前にはそんなに長い注文待ちの列はありませんでしたが、「雨&ランチのピーク」ということで一階も二階も満席状態。もうほんと、どこかの巨大な学食か社食か…という感じで、こんなに混雑しているこの店を見たのはいったいいつ以来だろう? と記憶をたどりたくなるほどでしたよ~~そして、一時たいへんな話題となった「スパゲッティピッツァ」なるものを初体験。大人なのでワインと一緒にいただきましたが、パスタ部分とピッツア部分を別々に食べれば まあワインやビールの良いおつまみにはなるかなぁ… といった感想を持ちましたよ。もうそろそろチェックインも始まるころかなあ ミラコスタに向かってみようかなあ と席を立ち、二階のテラス側出口から外に出たのは14:30前頃。早朝から降り続いた雨はようやくあがったようで、お店のキャストさん達が出てテラスのイスとテーブルを拭いていらっしゃいました。このテラスが使えれば、お店の混雑も少し緩和されるかもしれませんよね。ふと見ると、テラス席の上には可動式の屋根のようなものが…これにはテラス好きの我が夫、大はしゃぎ!「屋根つけたの?? 屋根?」と思わずキャストさんに問いかけると、「屋根… ではないんですが 庇? 日除けのようなものですね~」とのお返事でした。雨は防げないけれど、少しの陽射しや鳥や虫の害くらいなら避けることができそう といったところでしょうかね~良い工夫だなあ と私は素直に思いましたよ。ピアッツァトポリーノまで歩いてミラコスタとの連絡口「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を入ろうとすると、きょうこの時間はここで入館規制のための「利用者チェック」が行われていました。名前とチェックインする旨を告げるとホテルキャストさんが名簿と照合し 確認できるとそのままロープを張った通路内をエレベーターまで案内 という、これまで見た「入館規制」の中では一番厳重だったように思います。二階でエレベーターをおりてレセプション前に行ったのは14:40過ぎ。チェックイン手続きは既に開始されており20組ほどの待ち列もできていました。並んでいる間に列の間をキャストさんが回っていらっしゃって、預けた荷物の受け取り方法や部屋までの案内方法などの希望を聞いて手続きの用紙に記入してくださったり、またきょうはフレーバーティーのサービスもありました。その後15分ほどして順番がやってきて 手続きに要した時間は5分ちょっとくらい。きょうもお部屋までのキャストさんの案内は辞退して、荷物も後ほど部屋まで届けていただくことにし、私達はレセプションで受け取った館内地図を手に三階のアメリカンウォーターフロント側ウイングを目指しました。長い廊下を歩いて、部屋の扉を開けたのは15:15くらいだったと思います。本日のお部屋は「ポルトパラディーゾサイド・スーペリアルーム・ピアッツァビュー」のツインルームです。昨年同時期にも同じカテゴリーのお部屋に宿泊しましたが、その時は反対側のウイングにあるお部屋でした。こちら側のウイングは久しぶり、しかも このあたりの位置の「三階」は私達初めてかもしれません。チェックインの際にキャストさんが「パークがとても近くに感じられるお部屋ですよ」とおっしゃっていましたが、さてさて、窓からはどんな景色が見えるかな?カーテンを開けてみると、窓の外には可愛らしいフェイクバルコニー。私、こんなふうに窓にバルコニーのあるお部屋、とても好きです。ほんとうにポルトパラディーゾの港町に引っ越してきて ここで暮らしているような気持ちになれますものね~~ピアッツァトポリーノでショーが行われる時は手すりが少し気になるかもしれないけれど、でもちょっと真下を覗いてステージが上がった状態を想像してみると、まずそんなに問題はないように思われました。キャストさんがおっしゃっていた通りパークがとても近く感じる、パークとの「心の距離」がとても近くなるお部屋だなあ と思いましたよ。そして、プロメテウス火山も、ハーバーの水域も普通に覗いただけで(全部ではありませんが)ある程度見えます。――このお部屋からなら、「ファンタズミック!」も「カラー・オブ・クリスマス」も ひょっとしたら花火もなんとなく見えるかもしれないなあ…――明日の朝の「イッツ・クリスマスタイム!」も、開催されればまあまあ良く見えるんじゃない??最近はエンターテイメントに関しては「省エネ体質」になったのかちょっとのことですぐ満足できるようになってきた私達は、今夜はもうこの後は夜景を見に行く他はなるべくこのお部屋にいて できれば明日もパークには入らないで この部屋の窓から見えるディズニーシーを存分に楽しむことにしよう と決めました。ところで、部屋の窓から外を眺めていて ふと思ったのは「このお部屋、私達が初めてピアッツァ・ツインに泊まった時のお部屋と窓の位置が極めて近いのでは?」ということ。さっそく過去に記した日記を遡ってみたら、2011年のクリスマスシーズンに宿泊したお部屋 の斜め下(真下の部屋の一つ火山寄り)に位置することが判明しました。その時はまだメディテレーニアンハーバー周囲の地形が現在のように改修される前でしたので窓の外の景色も若干変化したように思いますし、その後ホテルミラコスタ自身も客室内の内装や調度品を新しいものに変更したので お部屋の雰囲気もその時とはずいぶんと違います。ほんの数年の間にパークにもホテルにもいろいろな変化があったんだなあ と しみじみと思いながら、暮れゆくポルトパラディーゾの街並みを見下ろす窓辺に私はしばらく佇んでいたのでした。(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇○東京ディズニーリゾートR特集○
December 7, 2019
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12月の最初の土曜日 早朝。クリスマスイベント期間中の週末を東京ディズニーシーで過ごすために 私達がホテルミラコスタの正面玄関に到着したのは6:00を少し回った頃でした。一週間前からチェックしていた天気予報では、この週末の舞浜地区には「雨」のマークが点り続けていました。その雨マークも二日ほど前にはいったん姿を消していましたが、今朝起床するとまたまたお天気は「お昼前後を中心に小雨が降る」という何とも微妙な予報に変わっていました。――お昼前後に降るっていうんだったら 「イッツ・クリスマスタイム!」も初回くらいなら開催可能なんじゃないのー?――いやいや~ いくら抽選無し先着順で観られるっていっても 一時間待ってて中止っていう可能性だってあるんだからねえ…などとおしゃべりしながら日の出る前の首都高速道路を走ってきた私達でしたが、湾岸線にさしかかるあたりで早々と結構な雨が降り始め、…これは予定をちょっと考え直さないといけないかも とふたりで頷き合いながらの到着でした。そんな少々どんよりした朝でも、いつもと変わらぬ笑顔のドアサービスキャストさんが待ち受けてくださるホテルミラコスタ玄関車寄せには爽やかな空気が漂っていて、荷物と一緒に車を降りた私はなんだかホッとしました。どんな気分の時だってこれだけの笑顔を向けられたら こちらだって笑顔を返さないと申し訳なくなってしまうものです。お天気イマイチだけど、寒いけど、それでもきっといい一日になるよ!(根拠はないけど!)この場所で最初に出会った笑顔から私はそんな無言のメッセージを感じ取って 少しだけ軽くなった足取りでディズニーシーのパークエントランスへと向かったのでした。まだ薄暗い中 ひとりで小さな階段を下りると、ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用エントランスには既に30~40組前後の方が並んでいらっしゃいました。(この時点では殆どのグループが代表の方のみ並んでいらっしゃる状態なので、実際入園する時には人数はこの数倍になります。)時刻はやっと6:10になろうかというところ。相変わらず皆さん出足が早いのねえ~ と、私は(自分のことは棚に上げて)あらためて思ってしまいましたよ~5分ほどして夫が待ち列にやってきてからは、私達は刻々と変化する天気の情報を確認しつつ 入園してからのことをあれこれ考えて過ごしました。さきほどまで「お昼前後は雨」だった予報はいつのまにか「朝から昼過ぎまで雨」に変わっており 予想される降水量もどんどん増えていく一方だったので、私達は入園後に最初に向かう先を「ピアッツァトポリーノのショー鑑賞エリア」からこの夏にオープンした新アトラクション「ソアリン・ファンタスティック・フライト」のスタンバイルートに思い切って変更することにしました。何せ「ソアリン」は7月の23日にグランドオープンしてからというもの 連日200分以上の待ち時間をたたき出しているという、「超」を三つつけても足りないくらいの人気アトラクションです。最近は朝早くから舞浜に遊びに来る機会が非常に少なく 来ればスペシャルイベントにばかり目が行く私達にとっては「悪天候でイベントの屋外ショーが開催されないかもしれない」という今日みたいな日でないと この先しばらく体験するチャンスが無いかもしれませんものね~さて、ところでホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用エントランス周辺には、6:40頃からホテルキャストさんが姿を見せて待ち列の整理を始めていたようでした。(そろそろ待ち列がバス停付近に到達するか といったタイミングでした。)7:00にエントランスに流れる音楽のボリュームがぐんと上がると あたりには開園中と同じような雰囲気が一気に漂い始め、ホテルキャストさんからも「間もなく列を移動する」旨の声かけがありました。そして7:10頃にはゆっくりと列が動き出し、私達も慌てて立ち上がって数歩前へ進みました。どうやら列の前方ではこの時 宿泊の確認(通行証の回収)と手荷物検査が始まっていたようでした。ふと気づくと、「本日からご宿泊のお客様で まだチェックインのお済みでないお客様はいらっしゃいますかー? よろしければこちらで通行証を発行しておりますー」と ホテルキャストさんが前から順にゆっくりと列を回っていらっしゃいます。さっそく申し出ると、キャストさんは抱えていらしたタブレット端末で宿泊者名簿と私達の情報を照合して確認し、人数分の「専用ゲート通行証」をくださいましたよ。(こうして並んでいる時にあらかじめ通行証を発行しておけばゲート前への誘導がスムーズですよね~ 良い考えです。)その後7:15過ぎには手荷物検査を通過、通行証の回収を経て、私達は入園ゲート前のエリアへと入ることができました。東京ディズニーシーへの「ハッピー15エントリー」開始時刻は本日は7:40でした。(ということは一般開園時刻も5分繰り上がって7:55になったということです。)私達は宿泊ゲスト専用ゲートのオープンから1分前後で入園することができ、今朝は(雨が降っていたこともあって)ミラコスタ通り入口上部にかけられていたクリスマスカラーのタペストリーやクリスマスツリーの写真も撮ることなくトンネルをぬけました。この時間プロメテウス火山を正面に見る広場ピアッツァトポリーノでは、小雨模様にもかかわらずキャストさん達が多数出て「イッツ・クリスマスタイム!」初回公演鑑賞エリアへの入場を案内していらっしゃったようでした。夫が立ち止まって 1回目9:15のショーはできそうですか? とちょっと訊ねると、「今のところ開催の方向で準備していますが、中止の可能性があることをご了承していただいた上で鑑賞エリア内へご案内しています」とのお返事。まだ中止の決定は出ていないんだ… と ゲストの姿もまばらな鑑賞エリアに少々後ろ髪をひかれながら、私達はキャストさんにお礼を言ってその場を離れ ハーバーにつき当たって右手方向「ソアリン・ファンタスティック・フライト」のアトラクション建物のある丘を目指しました。かくして、15分前入場を果たした非常にたくさんの皆さんと共にザンビーニブラザーズ・リストランテ前の階段を上りきってアトラクションの前に辿り着いたのは7:45頃。ソアリンのスタンバイの列の最後尾は、アトラクション入口に向かって左手方向にありました。――クリスマスのディズニーシーに早朝からやってきたというのに、まさか朝一番からアトラクションに並ぶことになるとはねえ…と、やや趣の異なった感慨深さも感じつつ 私達はキャストさんの案内に従って「ソアリン」のスタンバイルートに入ったのでした。(ちなみにこの時間から既にFPの発券も始まっていましたが、7月23日からスマートフォンアプリでの発券システムがスタートしたせいもあってFP発券所には取得のための列はありませんでした。)ソアリンのスタンバイルートは 「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」という設定になっているアトラクション建物に入るまでは前庭をいったりきたり 階段を上ったり下りたりしながらしばらく進みます。この博物館ではただ今「カメリア・ファルコ女史(↑この女性です)」の生誕100周年を記念した展示会を開催中とのこと。(ただ今 と言っても、この一帯の時代設定は「1901年のイタリア」だそうですのでお忘れなく!)お庭をぐるぐるした後 建物の入口に辿り着いたのは7:50頃でした。ここからは博物館内の「展示室」となるようです。この博物館の歴史を描いた資料や「空を飛ぶ」ことに関連したさまざまな展示をみることができます。公式サイトでも紹介されている印象的なドームの部屋に入れたのは7:51くらい。このお部屋では「携帯電話の使用やカメラ撮影ビデオ撮影はこのお部屋までです。このお部屋を出る前にはしまってください」とのアナウンスが繰り返しされていました。このドームの部屋にしばらくとどまった後、ゲストはカメリア・ファルコ女史の肖像画が飾られた不思議な部屋に案内されます。このお部屋がプレショーの位置づけで、その後順番に 夢の乗り物「ドリームフライヤー」の乗り場に案内される という手順になっています。(このあたりの流れは「タワー・オブ・テラー」にとてもよく似ています。)私達がドリームフライヤーの乗り場に案内され座席に誘導されたのは スタンバイ待ち列についてから約15分後のちょうど8:00くらいだったと思います。ほとんど予備知識もないまま 心の準備も覚悟もないまま、私は冬の朝突然に 未知の乗り物の座席に座ってシートベルトを締め あっというまに大空へと飛び立ったのでした。ほんとうに飛んだ ほんとうに飛んだ と、なんだかよくわからない感激で一瞬だけサーっと流れた涙はすぐに乾き、晴れ晴れとした気分で笑顔のままドリームフライヤーから離れた時は時刻は8:10過ぎになっていました。一緒に空の旅を体験した周囲の方々はみな興奮を抑えきれない様子で、自分のありったけの語彙を駆使してお互いに感想を述べようとしていらっしゃいました。耳に入ってくるどの会話にも「驚き」が溢れていました。そして話しながら誰もがきっと「いま自分が体験した素晴らしい出来事をうまく言葉で表現しきれないもどかしさ」を感じていらしたんじゃないかな と 私は思います。そうです。「ソアリン・ファンタスティック・フライト」は 誰かに感想を聞いたり公開されている動画を見たりしただけでその姿を理解できるものでは到底ありませんでした。ぜひ ぜひ ぜひ!皆さんに実際に足を運んで 体験していただきたいものだと思いましたよ!「ソアリン」のアトラクションゲートを出てハーバーへと坂を下っていると、あたりには9:15からの本日1回目の「イッツ・クリスマスタイム!」が悪天候のため中止になったことを知らせるアナウンスが流れました。時刻はちょうど8:15。これで諦めもついたので、私達は朝食をとりながら今日この後の計画を練り直すために朝早くから営業している「ニューヨーク・デリ」に向かうことにしました。(余談ですが、ソアリンから出た直後の8:14頃 FP発券所の時刻表示を確認したところ、21時台のものをかろうじて発券中でした。)せっかくなので朝のうちにクリスマスデコレーションも眺めておかなくては と あちこちで足を止めて写真撮影もしました。途中のハーバー沿い、カフェポルトフィーノのテラスにはイベント名やショータイトルを記したシンプルなバナーが。ピアッツァトポリーノ側の水場の両脇にはクリスマスツリーも。雨が降っていなければここで二人並んで記念写真でも撮りたかったところです。ピアッツァトポリーノの街灯のバナーも赤と緑でオーソドックスな感じです。こういったちょっと古風な飾り付けは、ミラコスタの建物によく似合いますね。ミラコスタ通りにも立ち寄りましたが、まだ朝の入園ラッシュが収まっていなかったためクリスマスデコレーションの撮影は諦めてのちほどまた来てみることにしました。エンポーリオのショーウインドウではミッキーとミニーがラインダンスしていましたよ。「空いている今のうちに…」と考えてエンポーリオで少しだけお買い物をしていたら時刻は8:30。慌てて「ニューヨーク・デリ」に向かおうとするも、クリスマスシーズンのディズニーシーはどこを眺めていても素敵なデコレーションが目に入ってくるのでカメラを向けてばかりでなかなか歩が進みません。マクダックスプラザは今年はずいぶん気合いが入っている様子。あっちでも立ち止まり こっちでも立ち止まりして、ようやくニューヨークデリ前に辿り着いたのは8:38頃でした。と、なんと オープン時刻から20分が経ったニューヨーク・デリの入口には入店の待ち列ができていて、この時間すでに「満席」とのこと。早朝から雨の今日のような天気では しょうがないことかもしれませんね~キャストさんの「満席」アナウンスをきいて列を抜けていく方も多くいらっしゃいましたが、このお店で販売しているランチケース付きのセットを購入したかった私達はそのまま列に並び 10分ほどして店内のレジ前の注文列まで誘導していただけました。(レジ脇のメニュー表の上にも可愛らしいクリスマスデコレーション)注文から料理受け取りまではそれからさらに10分ほどかかり、やっとの思いでブロードウェイに面した屋外テラスに空席を見つけて着席した頃には 時刻は9:00になっていました。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇○東京ディズニーリゾートR特集○
December 7, 2019
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(…その2から続く)メディテレーニアンハーバーで本日二回めの「Tip-Topイースター」が終わろうとする頃、カフェポルトフィーノのピアッツァトポリーノ側にあるフォトロケーションではカメラマンさんによるフォトサービスが再開されたので 私達は早速並んで記念撮影をしていただきました。このフォトロケーションはちょうど宿泊していたお部屋から見下ろせるあたりにあって 昨夜も今朝も窓から眺めながら「あの場所で写真撮ってもらいたいなー」とずっと思っていたので、記念日当日に撮影することができてとてもうれしかったです。(アニバーサリー用の撮影台紙を付けていただきました。)その後は、座席券を確保できているビッグバンドビート本日最終公演への入場時間までの約6時間を ディズニーシーのパークをぐるっと大回りして探検することにしました。というのも、ここ三年ほどの私達は数か月に一度くらいの頻度でしかパークにお邪魔していないので、「頻繁に来なくなってから変わったところもいろいろあるんじゃないか~?」と思いついたからです。(なので「たんけん」というよりも「てんけん(点検)」といった方が良いかもしれませんねー)とりあえずパークの奥地まで行ってそこから順番にいろいろ見ながらハーバーに戻ってくる という行程を考えた私達は、まずはロストリバーデルタ行きのスチーマーラインに乗ろうと思って乗り場まで行ってみたのですが…なんとそこにいらしたキャストさんによれば「本日はこのあと夜のショーが終了する20:30頃までこの乗り場から船は出ません」とのこと。(15:00前頃。)仕方ないなあ 歩くか~と、私達はザンビーニブラザーズ・リストランテ前の階段を上るところからディズニーシー探検の旅をスタートさせました。いつのまにやら「麻辣ポップコーン」なるものを販売し始めたらしい階段の上の遺跡のところのワゴン前を「大昔はここではカプチーノ味のポップコーンを売ってたよねー」などと言いながら通り過ぎ、プロメテウス火山の中へ入って「ノーチラスギフト」に立ち寄って4月のスーベニアメダルを作成。長い列ができている「リフレッシュメント・ステーション」をチラ見しつつ(ここでも夫は「え゛ ポテトチュロスって何? 餃子ドッグはどこへ行ったの??」と浦島太郎のようなことを言っていました)、私達はミステリアスアイランドからアラビアンコーストへと歩を進めました。(餃子ドッグの方は、かつては「ぎょうざ」そのものを扱っていた「ノーチラスギャレー」の方で販売しているようです。)さすがに超大型連休中とあって 到着した先のアラビアンコーストも大混雑。「ちょっと“シンドバッド”でも行って休憩~」なんてお気楽な夫は言っていたのですが、この時間(15:15くらい)の「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」はなんと「25分待ち」表示。スタンバイ待ち列が建物を大きくはみ出してトイレの方まで伸びていたので(おそらく25分待ちじゃ済まないと思います)、アトラクション利用は諦めて近くの「サルタンズ・オアシス」へ行ってソフトクリームを食べることにしました。(まあ、混雑日にアラビアンコーストまで来ると 私達はだいたいいつもこうなります。)しっかり休憩した後は、ロストリバーデルタ目指して再スタート。「ジャスミンのフライングカーペット」と「レイジング・スピリッツ」の間、エリアが切り替わるあたりの水辺からはプロメテウス火山が望めます。アラビアの水辺の向こうにマーメイドラグーンのキングトリトンズ・キャッスル、その背後にプロメテウス火山。よくよく目を凝らすとその向こうには、メディテレーニアンハーバーの丘の上に建設中の あの「ソアリン」周辺の建造物までのぞいています。プロメテウス火山はパーク内の様々な場所から眺めることができますが、定番ともいえるその景色もディズニーシーの成長に伴ってどんどん変化していくのだろうなー と思いましたよ。さて、ロストリバーデルタ一帯はこの時間 アトラクションには長い待ち時間が発生し、ロストリバークックハウス(スパイシースモークチキンレッグ販売)やエクスペディション・イート(ユカタンソーセージドッグ販売)などのワゴンにも結構な列ができていたようですが、レストランはどこを覗いても入店制限なども無く穏やかな様子でした。かつてはよく来ていたカウンターサービスレストラン、ユカタン・ベースキャンプグリルとミゲルズ・エルドラド・キャンティーナにも足を踏み入れてメニューを眺めたりしましたが、どちらのお店もここ数年でガラッとメニューが変わったので、夫は少し寂しそうでした。ミゲルズでは、気になっていた「トルティーヤを焼く機械」がまだ店内に残されているのを確認しましたが、ピカピカに磨かれて全く使われている気配がないのが本当に残念でした。ロストリバーデルタでは屋外でビールでも飲んで過ごしたいところでしたが、夫は数時間後には車の運転が控えているので「私だけ飲む」というのも気の毒で、やめておきました。近いうちにまたディズニーシーに来る予定があるので、その時には必ず奥地でビールを飲もう と約束しましたよ。その後はポートディスカバリーをかすめ、ケープコッドへ。灯台のある高台では外国の方と思われるお嬢さんたちがダッフィーファミリーのぬいぐるみたちと一緒にポーズを何パターンも変えて記念撮影をしていらっしゃって、「彼らの人気も国境を越えちゃってるんだなー」と痛感しました。そして、ケープコッドクックオフの建物に沿って川沿いの道を行き ポンテヴェッキオへと階段を上ると、時刻は16:20。あたりには「春」の曲が流れて、もう間もなく「Tip-Topイースター」が始まろうか というタイミングでした。「Tip-Topイースター」は今回の滞在中何度も観たし 今からでは満足に観られる場所もないだろうからショー中の今のうち(ショップが空いているうち)に買い物でもしておこう と思って私達は橋の上をホテルミラコスタ方向へと下っていたのですが、リドアイルの手前まで来たときに水際の手すり沿いの場所の2列目にちょうど二人分くらいの隙間を見つけてしまったので そこからショーを眺めていくことにしました。ショーが始まって10分ほど経つと、どういうわけだか私の前の 手すり沿いの最前列にいらした方が荷物を全部抱えて場所を離れてしまわれたので、それ以降はずいぶんと良い条件で観ることができてしまいました。リドアイルはピアッツァトポリーノに比べると「うさピヨ率」が低いですね。ショーに出演するうさピヨの割合はこれくらいがちょうどいいかもなー なんて思いました。ショーが終わると、夫が「昨日今日とこのショー何度もみていたらなんか慣れてきた!面白くなってきた! オレもうさピヨのグッズ買って帰ろうかな~」とか言い出したので(たぶん冗談だと思いますが…)、笑ってしまいましたよ。(めぼしいグッズは殆ど品切れ状態とのことでしたのでどちらにせよ購入は不可能だったのですけどね!)そういえば、私達がショーを眺めていたポンテヴェッキオの上からは、ハーバー水域を挟んだ対岸の丘に出現した「ソアリン:ファンタスティック・フライト」関連の建物を望むことができました。こうやって見ると、新築だというのに本当に周囲の景色に溶け込んでいて違和感が無く、まるで2001年のグランドオープン時からそこにあったかのような自然な感じです。素晴らしいです。それからビッグバンドビート最終回までは、撮影していただいた写真の購入に行った他はアメリカンウォーターフロント一帯で時間を過ごしました。TODAYに挟まっていた「うさピヨとなかよし」という小さなパンフレットの中に「クイズ」と「シール集め」を発見した夫が「どうしてもやりたい!!」というので…再度 ウォーターフロントパーク(うさピヨ・イースターパーク)へも足を運びました。うさピヨと仲良くなった後は、まだビッグバンドビートの入場時刻まで時間があるようだったので「ビッグシティ・ヴィークル」にも乗りました。(18:00過ぎ頃。私達の前に待っていらしたのは3組ほどで 三台目のヴィークルに乗れました。)やがて、座席券を得ていたビッグバンドビートの開場時刻が近づいてきたので、私達はブロードウェイミュージックシアター前へ向かいました。入口でパスポートをチェックしていただき、席に着くとこんな光景が目の前に。(ショー中でなければ写真を撮ってもよくなったとのことなので、記念に撮影させていただきました。真ん中のブロックの一桁台の列でした。)しかも、ショーが始まっても私達の前列が4~5席分空いたままだったので、申し訳ないくらいステージがよく観えてしまってなんだかとても幸運でした。ビッグバンドビート終了後は、10分待ちだったエレクトリックレールウェイに乗ってポートディスカバリーへ。(19:45頃。)今日は最後にパーク内で夕食をとってから帰宅の予定だったのでレールウェイ往復が時間調整にちょうどいいかと思ったのですが、到着したポートディスカバリー駅の方ではアメリカンウォーターフロント駅行きの便には「40分」以上の待ち時間が発生していました。なので復路は「歩き」になりました。ホライズンベイレストランと森の間の坂を抜けてポンテヴェッキオが見えてきたあたりで、ハーバーの水域では「ファンタズミック!」が始まったようで、目の前の上空をサーチライトが駆け回りました。私達は時折明るくなる夜空を見ながらメディテレーニアンハーバーに出て、ガリオン船の横に下りていく階段の中ほどで「ファンタズミック!」を真裏から 最後まで眺めました。―― 以前頻繁にディズニーシーのパークに来ていた頃も、ハーバーショーが始まってしまってからこの場所へ来て ここからショーを「なんとなく」眺めたことがあったなぁ…どんなに混んでいる時でも不思議と自分たちなりに楽しめる、ディズニーシーって私達にとってはそんな場所だったんだよなー… と、光のフロートが形作るゲストの皆さんのシルエットを目にして 私は何やらふーっと懐かしく思いましたよ。ファンタズミック!が終了すると同時に パーク内には「花火中止」のアナウンスが流れました。昨日も今日も花火は中止。そういえばここ最近、たまーにパークに来てもいつも「花火は中止」な気がします。いつになったら新しくなった花火を観ることができるのかしら??…と思いつつも、私達はそのまま 夕食のPSを入れてあった「レストラン櫻」へ。お店の中のソファで少し待ち、テーブルに案内していただいてからは早々と注文を「ステーキ重」に決めて、キャストさんにお願いしました。(ここ数年でこちらのお店も随分とメニューのバリエーションが少なくなったので、何を食べるか決めるのも簡単になったように感じます。)宿泊をともなってディズニーシーにやってくると、「レストラン櫻」は最近ではいつも「帰る前の夕食の場所」になってしまいますが、またいつか昼間にゆっくり来てアルコールでもいただきたいなあと思います。その際は、レストラン専用になってしまった「テラスの席」を希望してみようかしらん… なーんて、いろいろ考えてしまいましたよ~夕食を終えてお店の外へ出ると、時刻は21:20。あとはもう、大切な記念日である「きょう」のうちに 安全に家に帰り着くことだけが私達に残された果たすべき最後のことです。「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からホテルミラコスタ館内に戻った私達は、2階のエレベーターホールの辺り、ベッラヴィスタラウンジの入り口横に「カードキー返却ボックス」を見つけ、キーを投入してから ベルデスクへと行きました。(キーの返却場所は1階のホテル&パーク・ゲートウェイの手前にもありますし、レセプションで直接キャストさんに手渡しても良いそうです。)ベルデスクで名前を告げると、キャストさんはいつもと同様に「お車でご出発ですね。お荷物は正面玄関にご用意してお待ちしますので、ドアサービスのキャストにお声をおかけくさだい。」と おっしゃいました。荷物を置いたまま部屋を発つ というこのチェックアウト方法も、始まったばかりのころはややイレギュラーな対応という感じがあったのですが、今となってはごくごく普通のことになり、何の不安もありません。21:30を過ぎて静まりかえったホテルエントランスあたりから廊下を抜けて駐車場へ向かい、車に乗り込んで再びホテル正面玄関へと戻ると、そこではドアサービスのキャストさんが朝と変わらぬような爽やかな笑顔で待っていてくださいました。私達の荷物も今夜は大変簡潔だったので 引き取りも積み込みもスムーズで、いつまでも手を振ってくださるキャストさんの姿をミラーの端に見ながら、私達の車は舞浜の丘を下ってリゾート内の道路に入りました。舞浜の地の一般道こそ混雑していましたが、首都高速道路の交通量は心配したほど多くなく、一時間のちには家に着いて寛げそうだな と 私は思いました。疲れていない? 眠くない? と問うと、大丈夫だ と夫も自信たっぷりに言います。前代未聞の超大型連休の三日目の夜。明後日には新しい時代が始まると世間が言う そんな慌しい中で、今年も私達の特別な二日間は毎年のそれと同じように終わろうとしています。長い年月を経てゆっくりと変化していく、そしてその変化を早朝も深夜も休みなく守り保っていく、今年開業から36年を迎えた東京ディズニーリゾートの営みがそうであるように。それよりもちょっと少ない年数の記念日を迎えることのできた私達も毎日を暮らしていかなければなりません。時代がその名前をどんなふうに変えようと、私達の日常はいつも「きょう」一日の積み重ねです。―― そのためにはまず、安全運転で我が家に帰り着かなければ。きょうのこの日を あしたという日に無事につなげていかなければね~そんなふうに繰り返し笑いながら、やや疲れた身体を励まし騙しつつ、見慣れた背の高い都心のビルの間を走り抜け 私達は家に向かったのでした。(おわり)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 29, 2019
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(…その1から続く)朝のディズニーシーを見渡せる ホテルミラコスタ4階の部屋の窓辺に戻り着いたのは9:10頃でした。――このあとお部屋で朝ご飯食べてー そのあと10:30からは窓からショーをみてー…と そんなふうに考えてみたら、この広々とした素敵な部屋で何もせずぼーっとしていられる時間もあと僅かしかありません。次回また同じタイプのお部屋(ハーバールームのピアッツァビュー)に宿泊できる機会があったら、今度は絶対チェックインからチェックアウトまで一歩もホテルから出ないぞー!! と、窓からパークを眺めながら私はこっそりそんなことを思いました。(ホテルミラコスタで素敵なお部屋に当たると私はいつもそう思っちゃうんですけれどねー でも実際パークを目の前にすると欲が出てしまってなかなかそうもいきません。)9:30をほんのちょっと過ぎるとドアのチャイムが鳴って、女性キャストさんがおひとりでルームサービスワゴンを押してお部屋にいらっしゃいました。キャストさんはものの数分で リビング側の窓辺に白いテーブルクロスで整えたワゴンを固定し、夫の軽口に気持ちよくお付き合いしてくださりながらお食事をセットして説明までしてくださり、帰っていかれました。(所要6~7分だったと思うのですが、心地よい朝の風が吹きぬけていったかのようでしたよ。)ホテルミラコスタの朝食ルームサービスメニューは以前は二種類ほどが用意されていて、スペチアーレルーム&スイート特典の朝食はその二つのうち量の多い方のセットが提供されていました。が、現在はお部屋に備え付けのルームサービスメニューによれば朝食は「ブォナ・ジョルナータ!」と呼ばれるセット一種類のみとなっているようで、今朝お部屋に用意していただいたのもそれと同じ内容のようでした。「ブォナ・ジョルナータ!」(イタリア語だと「良い一日を!」くらいの感じでしょうか)は、内容としては、「グリーンサラダ、フレッシュフルーツ、ヨーグルト、ブレッド三種」が固定のメニューで、その他に一人ずつ選択するメニュー「ジュース(アップルまたはオレンジ)」「メインの卵料理(スクランブルエッグまたはオムレツ)と 卵料理のソース(マッシュルームソースまたはチーズソース)」があり、卵料理のお皿にはすべて「ベーコンとソーセージ」が付け合わせとして付いてきます。その他に飲み物も「コーヒー、紅茶、カフェオレ、ミルク」などがあって、これも一人一種類ホットまたはアイスから選ぶことができます。こちら三種類のブレッド。卵料理は夫も私も「オムレツにマッシュルームソース」にしました。卵もソースも美味しかったのですが、付け合わせの芽キャベツのソテーが非常に美味しくて ほんのちょっとの量だったのですがとてもうれしかったです。(一年中「芽キャベツ」が出てくるわけではないと思いますけどね! 付け合わせ野菜はその日によって違うのではないかと思います。)開業当初のルームサービス朝食と比べてしまえば卵料理のバリエーションもハムソーセージベーコンやジュースのバリエーションも減り 量も減りましたけれど、一時ものすごく簡素になってしまっていた時期の内容に比べれば サラダとフルーツの両方が必ず付くようになりましたし、個人的には「ちょうどいいところに落ち着いたかなー」という感じがします。少なくとも私にとっては、ぴったりの内容だったように思います。朝食を食べ終えてしばらく経つと、窓の外の広場では10:30からの「Tip-Topイースター」が始まりました。食後のお茶を飲みながらふと窓の外を眺めるとそこでショーが行われていてミッキーやミニーがいる …というこの状況は、なんとも贅沢だな~とあらためて思いました。ショーが終了した後は夫がサービスホットラインに電話をして朝食のワゴンを片付けていただくことをまずお願いし、それに加えて後ほどのチェックアウトに備えて荷物を預ける手配をしました。(いつもと同じように、部屋に荷物を置いたまま出発 ということになりました。)電話を切るとすぐにお部屋には「お電話くださってありがとうございます」とキャストさんがいらっしゃって、ルームサービスのワゴンをさげてくださいました。キャストさんが去った後の再び広々としたお部屋の中のあちこちで、私達はそれからしばらく記念撮影をして過ごしました。(とにかく広いので、撮影場所がたくさんあって困ってしまうほどでしたよ!)そして、部屋のテレビ画面で利用明細を確認し エクスプレスチェックアウトの手続きをして12:00少し前に部屋を出ました。ああ。本当に良いお部屋でした。ぜひ ぜひ! ぜひ!!!また同じタイプのお部屋に宿泊したいです。「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からディズニーシーに入園したのは12:10頃。まずは朝方取得したFPを利用して タワーオブテラーに行きました。一瞬の絶景を楽しんだ後は、夫が食べてみたいというのでレストラン櫻のテラス席入口で「ブラックペッパーてりやきチキンロール」を購入しました。(13:00頃。10分ほど並びました。)そしていつものように プロメテウス火山の見えるハドソンリバー沿いのテラスへ…と思ったら、しばらく来ないうちに火山側のテラス席は「レストラン櫻」のお客様専用テーブル席になってしまったようで、入ることができなくなっていました。が、テラス席から一段下に下りた場所に並んでいるベンチに運よく空きがあったので、私達はそちらに移ってそこでチキンをいただくことにしました。テーブルが無いのでちょっと食べにくいけど景色はテラスと変わらないしね~ と、夫はお気に入りの場所が気軽に利用できなくなったことを残念に思いながらも納得していたようでしたよ。その後は、メディテレーニアンハーバーに戻ってヴィラ・ドナルド・ホームショップでスーベニアメダルを作り、結婚記念日当日の記念撮影のためにカフェ・ポルトフィーノ前の噴水のフォトロケーションを目指しました。ところが、噴水前に着いてみると、この時間(13:50頃)はハーバーでのショーで周辺が混雑するため「カメラマンによるフォトサービスは一時運営中止」とのこと。なので私達は、以前から気になっていた新アトラクション「ソアリン」の建設場所の様子を見に行くことにしました。「ソアリン:ファンタスティック・フライト」は、今年の7月23日に東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーにオープンする予定の新しいアトラクションです。建設地はザンビーニブラザーズ・リストランテの裏あたりで、もうずいぶん前から大規模な工事が行われているのがパーク内からもうかがえました。ハーバー沿いを火山の麓目指して歩き、ショップ「ベッラ・ミンニ・コレクション」の右手の坂をゆっくり上っていくと…坂の上の方に 建設中の「ソアリン」の建物が見えてきました。ずいぶん立派な建物のようですね。周囲の、ホテルミラコスタの外壁やザンビーニブラザーズ・リストランテの建物の造りとも雰囲気が合わせてあるのがすごいです。ふと見ると、この時期は藤の花が咲き誇るザンビーニブラザーズ・リストランテの裏手のテラス席の横、以前はハーブ畑だったあたりにも工事用の目隠しがされている場所がありました。探求心を隠せない夫が目隠し塀の向こうを必死になって覗いてみたところによると、どうやらこちらの場所はFP発券所になるような気配とのことでした。(ということは、ザンビーニのハーブ畑はなくなってしまったのね…)すごいねぇ~ もう内部は完成しているのかなあ…などと 口をあんぐり開けて塀越しにアトラクション建設現場を眺めていたら、塀の間から突如、綺麗な衣装の方々が!蝶々バレリーナさんにお花の手品師さん、ミツバチさんやカエルさんもいました。「Tip-Topイースター」の出演者の皆さんですねー時刻はまもなく14:00。私達は出演者の皆さんを追うようにハーバー水域が望める場所まで少し戻り、しばらくの間 遠目にショーを眺めました。(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 29, 2019
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(一日目の日記より)眠っている間に、私は夢の中で深夜のディズニーシーがたてるいろいろな音を聞いていたのかもしれません。頭の中の奥深いところで パークの路面を洗い流すために撒かれた水がさらさらと流れる音 本当に微かな音がずーっと聞こえていたような気がします。そんな音がいつのまにか遠ざかり、今度は少し感触の違う小さな機械音が耳元に近づいてきた時、私はふっと目を覚ましました。時計を見ると 時刻はまだ5:30前。遮光カーテンを開けたままの窓の外は もう明るくなっていました。――この音は… いつものディズニーシーの「朝」の音だそう思った私はベッドから出て窓辺に寄り、シフォンのカーテンを少し開けてみました。と、やはり。メディテレーニアンハーバーの水域を見覚えのある大きなグリーンの船がすーっと滑っていくのが見えました。こんなに早い時間から と驚きつつも、いつもと変わらぬ朝の光景を確認できて少し安心した私は 今日の自分の健康のためにもう少しだけ眠ろう と思い、窓のロックを外したままベッドに戻りました。が、目を閉じてみても、布団を頭から被ってみても、一度目覚めてしまった私の脳はなかなか深く眠ってはくれません。ウトウトしてはふっと目覚めることを繰り返し30分ほどが経つと、今度はごく低いレベルで園内に流れるBGMが布団を被った私の耳にまでうっすらと聞こえてくるようになってきました。―― ああ 6時になったんだー…そんなことに気付いてしまい いよいよ眠れなくなってきてしまった私は、 これはもう「起きなさい」っていうことだ と覚悟を決め、ベッドから離れることにしました。窓辺に立ちパーク内を見渡すと、大きな船はまだまだ朝の操船練習を続けているようで、ピアッツァトポリーノの桟橋やリドアイルに接岸しては動き出すことを繰り返し 何度も何度もハーバーを周回し続けていました。遠くに目を遣ると、東京湾にはもっとうんと大きな船がたくさん浮かんでいるのも見てとれました。 時刻はまもなく6:30になろうというところ。やや雲は多いけれど海がこんなに見渡せるなら 今日のお天気はとりあえず朝のうちなら悪くなさそう と、私はちょっと胸をなでおろしました。それから私はシフォンのカーテンを閉めて、広い部屋の中でゆっくり身支度を始めることにしました。ふとベッドサイドを見ると、電話機のメッセージランプが赤く点滅しています。―― うーん… 確か前にも同じようなことがあったなー…これはおそらくちょっと特別なメッセージだろうから 夫が目覚めてから一緒に聞くことにしよう と私は思い、朝の支度を続行しました。7:00になると、パーク内ではBGMのヴォリュームがぐんと上がり、各施設の制服を身に着けたキャストさんの姿も目立つようになってきました。7:15頃にはモーニングコールで起こされることなく夫が自然に起床したので、私は電話機のランプが点滅していることを夫に知らせ、ボタンを押してふたりでミッキーとミニーからの「特別な日」のメッセージを聞きました。(チェックイン日を除いたホテル滞在中に何らかの記念日当日がある場合に、その日に限りこういったメッセージが客室に届くことがあるようです。)ホテルミラコスタ宿泊時の夫の恒例行事「朝風呂」で夫が完全に目を覚ます作業をしている間に私は身支度を終え、時折窓の外を気にしつつ、のちほどの朝食のルームサービスに備えて部屋の中を片付けました。7:30を過ぎると、眼下のピアッツァトポリーノでは多くのキャストさんの手によってショーエリアの準備が始まり、ものの数分で広場にはロープで囲われた座り見エリアができあがりました。7:35過ぎには、おそらくホテルミラコスタ挙式ゲスト専用プランの写真撮影を終えた皆さんでしょうか、白い衣装に身を包んだ花嫁さんがお相手の方や多くのキャストさん達に伴われて ヴェネツィア地区へとそろりそろりと向かっていく様子も見えました。ディズニーホテル宿泊者が入園してくるまであと数分!… という時間の期限が差し迫っている中でドレスの裾を気にしながら階段を下りていくなんてまるでシンデレラのようだなあ… …なーんて。遠くから眺めているだけの部外者の私はそんなふうにロマンチックにお気楽に考えてしまいますが、ゲストが入園してくる時刻ギリギリまでパーク内では準備も含めいろいろなことが行われているのだなあ と キャストさん達の手際の良さ 仕切りの素晴らしさにあらためて感心しました。その後7:40には「ハッピー15エントリー」が開始となり、ピアッツァトポリーノやその向こうの坂道に多くのゲストが姿を見せ始めました。アメリカンウォーターフロント方面へと向かう人たちは、坂にさしかかるあたりで横一列に並んだキャストさん達によって一度止められてから ゆっくりと歩いてその先へ誘導される という手はずになっているのですね~ゲストが混乱しないようにいろいろと考えられているのだなー と、再度ここで私は感心してしまいましたよ~~本当に。朝の準備と開園風景をホテルミラコスタの客室から眺めていると、パーク&ホテルの開業から17年以上を経た今でも この場所を作っている人たちの力(ちから)に驚かされるばかりです。さてさてそれではそろそろ2階のロビーも落ち着いてきた頃でしょうからちょっとチケットカウンターへでも行って本日分のパスポートでも購入してきましょうかね~ と、私が一人で部屋を出たのは7:50頃。2階チケットカウンターに向かうとこの時間は特に列も無く、ファンダフルディズニーのメンバーズカードを提示して目的のワンデーパスポートをすぐに購入することができました。(このチケットカウンターを利用したのは私は10数年ぶりだったのですが、最近はクレジットカード払いも可能になったのですね。以前はここでは購入できないと聞いていたファンダフルディズニーのパスポートも購入できるようになったし、どんどん便利になりますね。)部屋に戻ってからはしばらくのんびりコーヒーを飲んだりして過ごしていましたが、朝食が届くまであと1時間以上あるので「その間を利用して昨日あまりゆっくり見られなかったウォーターフロントパークを見に行ってみよう(きっと朝のうちならあまり混んでいないはず…)」と意見が一致し、ディズニーシーに入園することになりました。部屋を出たのは8:15くらいでした。この時間はまだ清掃もルームメイクも始まっていないので「ワゴンの出ていない綺麗な廊下の写真を撮るなら今のうち!」と 慌てて写真を撮ってしまいましたよ~(この吹き抜けの手すりには以前は無かった落下防止用の透明プレートが取り付けられていました。いつ取り付けられたのでしょう??私は昨日までまったく気づきませんでした。)エレベーターで2階に下りると、「ホテル&パーク・ゲートウェイ」はまだ利用者制限をしているとのことで、1階に続く階段の上では宿泊者確認を行っていました。(8:20頃。キャストさんによればパーク開園時刻から30分以上過ぎるまでは宿泊者以外は通さないという対応をしているそうです。)カードキー提示だけでなくここで通行証も回収します とのことでしたので、夫は慌ててバッグの中を探し回り、通行証を取り出すと写真を一枚撮らせていただいた後に(記念日の日付が入っていましたので…)キャストさんに手渡していました。そして、手荷物検査を経た後「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って入園し、私達は「うさピヨ・イースターパーク」と化しているウォーターフロント・パークへと向かいました。途中通りかかったリドアイル入口あたりでは、キャストさんがトイストーリーマニアの本日分のFP発券が終了したことをアナウンスしていらっしゃいました。(8:25頃。)やはり相変わらずの人気ぶりです。一方、私達がたどり着いたうさピヨ・イースターパークの方は 今朝のこの時間は予想通り人が少なく、ゆっくり見て回ることも写真を撮ることもじゅうぶんできました。公園入口両側の大きな花籠にも、今年はうさピヨがいっぱい。この足元のうさピヨはちょっと可愛いかなーサイズもかわいいのですが、それぞれみんな表情が異なっていて、なんだかとっても情けなーいせつない顔しているのがいるんですよ。小さくて「いたいけ」な感じのキャラクターなら私、文句なしで受け容れちゃうんだけどなー…こちらのテーブルとイスも さすがにこの時間では他に座っている人もいなかったので記念撮影させていただきました。その後タワーオブテラーの前に回ってみると、12時過ぎのFPを発券中だったので夫が「取ろう!」と言い出し、取得。まったく決まっていなかった今日のチェックアウト後の予定がひとつ、決まりました。ここで時刻は8:55。朝食は「9:30~10:00」の指定でお願いしてあったので、このあたりで私達は部屋に戻ることにしました。が、思いつきのタワーオブテラーFP取得に加え、さらにもうひとつ良いことが。ホテルに戻る途中でビリエッテリーアに立ち寄り抽選にチャレンジしたところ、幸運にもビッグバンドビートの最終回のとても良い座席の指定券を得ることができました。(Tip-Topイースターは「外れ」でした。)朝のほんの40分間ほどの入園でパークの新鮮な空気とパワーを体にいっぱい取り込み、今日の午後の予定をふたつも決めることのできた私達は、意気揚々と「ホテル&パーク・ゲートウェイ」に向かい、ピアッツァトポリーノを見下ろすホテルミラコスタの部屋に戻りました。(その2に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 29, 2019
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(…その4からつづく)本日宿泊するお部屋の様子を把握した後は 室内テレビ画面で明日の朝食ルームサービスの詳細を決めて注文を完了し、ディズニーシーのパークに再入園しました。(朝食はスペチアーレルーム&スイートのサービスに含まれているもので スイートルーム、テラスルーム、ハーバールームの場合はルームサービスも選択できますが、届けていただく時間や内容の指定は前夜のうちにテレビ画面操作もしくはサービスホットラインへの電話で行わなければなりません。お部屋まで案内してくださったキャストさんが「パーク閉園後はルームサービスの注文そのものがとても混雑します。テレビ画面操作での注文の場合は時間内に完了できない恐れがあるので、早めの注文をおすすめします。」とおっしゃっていたので、そのアドバイスに従いました。)17:15くらいにホテル&パーク・ゲートウェイを通ってディズニーシーに再び足を踏み入れた私達はまず「ビリエッテリーア」に行ってビッグバンドビート最終回(18:45の回)の座席抽選に挑みましたが、残念ながら席は得られず。それならば 以前会場外から一度観ただけにとどまっている「ハロー、ニューヨーク!」に行こう と方針を変更し、私達はアメリカンウォーターフロント ドックサイドステージに向かいました。ステージ前あたりに着いたのは17:30頃で、この時点で残されていた「ハロー、ニューヨーク!」の本日公演は18:40からの最終回のみとなっていました。ステージ上ではこの時まだ17:10の回を上演中でしたが、最終公演への入場待ちの列は展望台下の待機場所からあふれ出してハドソンリバーブリッジの上にまで伸びていました。キャストさんによれば、平日休日問わず最終回は大変人気があるとのことでしたよ~会場内への入場が始まったのはショー開始の30分前の18:10でした。かなりあとの方の入場になった私達は 後方やサイドに残された僅かな座席の中から比較的ステージ全体が見渡せそうな場所を選んで着席しました。ショーが始まる10分前にはステージ上に設置された「NEW」と「YORK」の摩天楼にも明かりが点灯。なるほど。やはり夜の回は照明も綺麗ですものね~ 人気があるはずです。そして18:40になって始まった「ハロー、ニューヨーク!」本日最終回。初めて会場内で最初から最後までこのショーを観た私の第一印象は「親しみやすい可愛らしいショーだな~」ということでした。出演者の皆さんのパフォーマンスは今風で明るく溌剌としていて、多数出演しているキャラクター達のアドリブのような動きや小芝居もなんとも楽しいです。また、中央ブロックの中ほどの座席が埋まるよりも先にサイドブロックの通路沿いの座席が埋まっていった理由も ショーが始まってみたらよ~くわかりました。何せ初めて観たのでこの回が完全版だったのかどうか、このショーに強風バージョンなどが存在するのかどうかはわかりませんけれど、いつかまた鑑賞のチャンスがあればちょっと早めに並んでみてもいいな と思いましたよ~ショー終了後は、昼間カメラマンさんに撮影していただいた写真を購入しにフォトグラフィカへ行きました。(19:15頃、購入までの待ち時間はほぼゼロでした。)その後はホテル館内に戻り、ミッキランジェロギフトでお買い物をしてからサローネ・デッラミーコへ立ち寄って明日の分のパークチケット購入について色々と伺って、お部屋に戻りました。(二日目はパークへ入園するかどうかを迷っていたので一日目の今日はとりあえず手元にあったスポンサーパスポートで入園していました。サローネでお話をきいて夫と相談した結果、明日はホテルのチケットカウンターでファンダフルディズニーパスポートを購入して入園することに決めました。)お部屋に戻ると、既にターンダウンが完了してベッド周りはすっかり整えられていました。(19:35頃。)洗面所には、いつもの(スペチアーレルーム&スイートの特典の)女性用基礎化粧品セット…と思ったのですが、いつのまにか資生堂製品からスポンサー企業の富士フィルム製品に変更になったようですね~この赤いパッケージの製品はホテル内のショップ「ミッキランジェロギフト」にも以前から置かれていて、私は実は「ちょっと興味あるなー」と思っていたのですが使ったことが無かったので、個人的には嬉しかったです。さて、落ち着いたところで。ターンダウン担当キャストさんの手によってぴったりきちんと閉じられていた厚地の遮光カーテンを開けてみると、パーク内メディテレーニアンハーバーでは20:00からの「ファンタズミック!」の準備が完了しているのがみてとれました。リドアイルやピアッツァトポリーノの鑑賞エリアではおそらくキャストさんによる「前説」が行われていたようで、窓のロックを外すとかすかな歓声も聞こえてきました。きっとキャストさんの合図に合わせているのでしょう。暗くなったパーク内ではゲストの皆さんが手に持って振るきらきら輝く「灯り」の波が、時折うねるように 右から左へ 左から右へと動いては止まり動いては止まりして、とても幻想的な光景でした。20:00になって始まった「ファンタズミック!」は、この部屋の窓からはプロメテウス火山の山頂火口が見えないので噴火の演出などは見ることはできませんでしたが、水上の部分はじゅうぶんよく見ることができました。ウォータースクリーンや魔法の鏡などは角度的にばっちりでしたよ~(窓ガラスがあっても良いカメラをお持ちの方ならきっと満足できる写真が撮れるのではないかと思います。)ファンタズミック!終了後は、20:30の花火「ディズニー・ライト・ザ・ナイト」が実施されるのであればパーク内で観たいと思って部屋を出たのですが、エレベーターに乗る前に公式アプリを確認すると「中止」との告知が…なのでサローネ・デッラミーコへ行くことにしました。4階から下りエレベーターに乗ってパーク内に向かうはずだったのに 急遽上りエレベーターの方に乗り込んで5階サローネに到着すると、この時間(20:30)のサローネはまだ人も少なくとても静かでした。私達はさきほどチェックインでお邪魔した時と同じテーブルに案内していただき、結婚記念日の前夜を祝ってスパークリングワインとビールでまずは乾杯。その後は夫とふたりで明日の行動計画などを相談しつつ、一時間ほどを同じテーブルで過ごしました。今日この時間帯のサローネ・デッラミーコはなんだか不思議なくらい静かで 落ち着いていました。実生活のことは一旦忘れて、余計なことを考えずにふたりして楽しいことだけをあれこれ考えて過ごすのは久しぶりのことだったので、私はとてもうれしかったです。私達がサローネを出たのは21:45くらい、パークがもう間もなく閉園時刻を迎えようか という頃でした。あまりに居心地が良かったのですっかり長居してしまいましたが、私達と入れ替わるようなタイミングでサローネにいらっしゃる方を多くお見かけしたので、この場所が本格的に混雑して賑やかになってくるのは 実はこれからなのかもしれません。お部屋に戻ると 朝が早かった私は急に眠くなってしまい、ホテルミラコスタのパーク側の客室で過ごす夜にしては珍しく 一刻も早くベッドに入りたい気持ちになってしまいました。(やっぱりもう パークでフルに遊ぶためには体力が足りないのかもしれませんね~)夫は 少しお腹が減った と言い出して、こんなこともあろうかとパークから戻る際にミッキランジェロギフトで購入してあった軽食を四人掛けの丸テーブルの上に広げ、食べる準備をし始めました。入浴を済ませて眠る支度をし、窓辺に寄ってカーテンを開けてみたのはディズニーシーのパークが閉園して一時間ほどが経った頃でした。ゲストが完全に去ったパーク内には営業終了後の点検のために駆け回るライトの筋も既になく、キャストさんの姿さえも目を凝らして探さなければ見つけられないほどでした。――明日の朝は「ハッピー15エントリー」は利用するつもりはないから 起きるのはまあ7時半くらいで――と曖昧な言葉を言い残した相変わらずお気楽な夫も既に夢の中。ディズニーシーのパーク内、ホテルミラコスタの一室で過ごすことのできる「きょう」はまだ数十分も残されているけれど。夫の起床のためのモーニングコール 私のためのスマートフォンのアラーム と、私は例によっていくつもの目覚まし機能を時間差でセットして広いお部屋の大きなベッドにもぐり込み 目を閉じてみることにしました。 なんだかんだでいい一日だったな あしたも楽しいといいなはぁーあー… わたしの きょう に おやすみなさい。(あしたの日記へ・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 28, 2019
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(…その3から続く)ところで。すっかり言い忘れていましたが、今回のディズニーシー&ホテルミラコスタで私達が宿泊するのは、公式サイト通りにいうと 「スペチアーレルーム&スイート、ポルトパラディーゾサイド、ハーバールーム ピアッツァビュー」 というお部屋です。いわゆる ハーバールームのピアッツァビュー ですね~この客室が建物内のどこに位置するかというと、(だいたいですが)レストラン「オチェーアノ」のブッフェルームの上階部分ということになります。ピアッツァビューですのでハーバー水域の全部を見渡すことができないのはわかっていますが、さてこのお部屋からはハーバーでのショーはどんなふうに観えるのでしょうか。まずは、ショー開始直後の様子。ハーバールームには窓が二つありますが、ピアッツァトポリーノやハーバーを見下ろしている限りでは「見ることができる景色」に関してはこちらのお部屋の場合、リビング側の窓からでもベッド側の窓からでもそんなに大きな差はないように思われました。ショー開催中、それぞれの視界の中でのスピーカーの位置が若干変わって見えるくらいです。大きな船が登場してきたメディテレーニアンハーバー水域の様子。これはベッド側の窓からごく自然に水域にカメラを向けた時の写真ですが、プロメテウス火山の端が少し見えています。(事前に「火山はまったく見えない、ハーバー水域もあまり見えない」と聞いていたのですが、その両方ともが予想していたよりも見えたので嬉しい限りでした。)ピアッツァトポリーノのステージ上は斜めから見る感じにはなりますが よく見えます。水域に近いのでジェットスキーがひく凧も目の前を舞う感じです。クライマックスの「蝶が羽根を広げ花が咲く」シーンは、ピアッツァトポリーノのショーエリア全体とリドアイルまで続く坂のショーエリア、それに水上やリドアイルも一度に見渡せて とても綺麗でした。最後にハーバーの水上から去っていくのはミッキーとミニーの乗る船です。ばいばい またね。約25分間、窓の外に春らしい「色」があふれてパーク内の景色が賑やかになり、ただ眺めていただけなのに心が少し元気になりました。これからも、春に行われるハーバーショーは(その内容がどんなでも)希望に満ちた明るいトーンのものであってほしいなあ と思いましたよ~それでは、窓の外でのショーも無事終了したところで。お部屋の様子をじっくり見てみることにします。新しくなったキーをかざしてドアを開け、室内に足を踏み入れたところ。片側にバスルームコーナーの引き戸と大型ミラー、もう片方にクロゼットと冷蔵庫やティーコーナーが並ぶというつくりは スーペリアルームと同じです。部屋の入口まで進んで奥のベッドコーナーまで見渡すと、とにかく広い。それもそのはず、このお部屋の定員は本当は大人4名とのことです。「ふたりだけで泊まるの申しわけないようなお部屋だね。誰か呼んじゃう??」って、夫が冗談を言って笑ってましたよーこちらはお部屋のドアを入って正面のリビングコーナー。調度品については、ソファーが大きいこと、大きな肘掛椅子やテーブルがあること、デスクの代わりに丸テーブルが置かれていることなどが スーペリアルームとの主な違いのようです。そのまま進んで、リビングコーナー側の窓からパーク内を見たところ。4階ですが、ポンテヴェッキオの向こうに東京湾も見えます。SSコロンビア号がメンテナンス中で煙突に足場が組まれているのがちょっと惜しいですね~そして、こちら ベッドコーナー側の窓辺。窓に正対してみます。さきほどのリビング側から眺めた景色とあまり変わりません。リビング側からはSSコロンビア号の煙突の一番左側が半分しか見えませんでしたが、こちらの窓からだと3本ともしっかり綺麗に見えている というのが 両者の違いといえば違いかな?こちらの窓からプロメテウス火山を見ようとカメラを向けた時の(右寄りの)限界はこれくらい。(カメラを構えずに実際に肉眼で見た時の方がもう少したくさん見えます。)このベッドコーナー側の窓を背にして立ち、入口側を見渡すとこんな感じです。奥に見えている白いドアは、お隣の部屋(ピアッツァビューのスーペリアルーム)とコネクティングする時に使うドアだと思われます。お隣の部屋とつなげると大人7人が一緒に宿泊できることになりますね。ハーバールームはそんな大人グループや、添い寝できる小さなお子さんのいらっしゃる三世代ファミリーの宿泊にも向いているお部屋なのかもしれませんね~ベッドタイプはハリウッドツインで広々。ヘッドボードはポルトパラディーゾサイドの客室に共通のデザインです。(トランドルベッドが下に設置されています。)サイドテーブルもポルトパラディーゾサイドの客室共通のデザインです。ポルトパラディーゾサイドカラーのソファーは こちらのお部屋の物はかなり大きめのサイズ。ちょっとみたところ「ソファーベッド」のようでしたので、大人の方が大人数で宿泊する際にはこれがベッドとして使われるのかもしれません。4人掛けの丸テーブル。大人4人でお食事やミーティングもできそうです。4人定員の客室なので カップも4つが標準設備なのでしょうね。こちらのカプセル式のコーヒーメーカーはスペチアーレルーム&スイート客室の一部に設置されているものとのことです。最後に、新しくなったルームキー。中央のグリーンのものが新しくなった持ち帰り不可のルームキーです。(一般客室とカラーが異なるのかどうかは不明です。)ホテル内に数カ所設置されている返却ボックスに各自投入して返すとのことでした。一緒に以前のデザインのカードキーが写っていますが、これはキーシステム切り替えの過渡期につき4月末頃まで特別に配布している宿泊記念品とのことで、名前は入っていますが磁気が入ってないのでキーとしては使用できないとのことでした。(その5 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 28, 2019
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(…その2から続く)ブロードウェイミュージックシアターから出た後は、いつのころからかこの時期のディズニーシー&ホテルミラコスタ滞在時の必須事項となっている「記念撮影」ポイントを求めて私達はウォーターフロントパークへと向かいました。うさピヨ に席巻されている感のあるディズニーシーの今年のイースターイベント。「TODAY」によればウォーターフロントパークも今は「うさピヨ・イースターパーク」と名乗っているとのことで、公園内にはうさピヨをあしらったたくさんのデコレーションが施されていました。シアター側のあずまやの前にはうさピヨと戯れるキャラクター達のフォトロケーションも設置されていました。うさピヨを引き連れてお散歩するミッキーとプルート。うさピヨを愛でるミニーさんとデイジーさん。↑このミニーさんのフォトロケーションではカメラマンさんによるフォトサービスも行われていたので私達も撮影をお願いすることにして列に並びました。(12:50頃。10分待ちくらいでした。)記念撮影を終えた後は公園内の他の特徴的なデコレーションなども見て歩きたいところでしたが、どのスポットも写真を撮りたい皆さんで混雑していましたし 予約していた昼食の時間も迫っていたので、私達はここで一旦アメリカンウォーターフロントを離れることにしました。そして、昼食のために向かった先はホテルミラコスタ。こちらも毎年この時期の恒例になっていることですが、今回は「オチェーアノ」での結婚記念日のお祝いもこの二日間の滞在中にしようと考えて、昼食のPS予約をしていたのです。私達がディズニーシーのパークを退園して「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からミラコスタに入館したのは 13:15頃のことでした。(ちょっと驚いたことに、今日この時間のホテルミラコスタは入館規制をしていて ホテル&パーク・ゲートウェイ前にはタブレット端末を手にしたドアサービスキャストさんが二人立ち 宿泊客もしくはレストラン予約者であるかどうかのチェックを行っていました。同じような光景はディズニーシーとホテルミラコスタが開業してから数年間はよく見かけたものですが、ここ最近は年末などの特別な混雑時にしか見たことが無かったので 「今日はよほど混雑しているのかなあ… それとも特別に大切なお客様でもいらっしゃっているのかしらん…?」 と思ってしまいましたよー)オチェーアノ店頭に伺ったのは予約時刻の少し前、テーブルまで案内していただけたのはほぼ予約時刻ぴったりで、お祝いプラン「プレシャスセレブレーションセット」に含まれる写真撮影のためにカメラマンさんが席にいらっしゃった後にレストランのキャストさんがメニューを携えていらっしゃって 私達は本日のお食事内容を決めました。今期のオチェーアノのランチのスペシャルコースには夫の大好きな仔羊が含まれているのでお料理の方はふたりとも2週間前にいただいたのと同じ ”ディズニー・イースター”ランチコースにし、ワインもスパークリングと赤のグラスを付けていただくことにすんなり決定し、14:00からの「Tip-Topイースター」のショー鑑賞については さきほどピアッツァトポリーノで観て堪能したので... と丁重にお断りして、私達は静かなオチェーアノの静かなテーブルで 1日早い結婚記念日を祝うお食事を始めました。前回来た時は諸事情で車利用だったので飲めなくて残念な思いをした夫も今日は晴れてワインがいただけるので、とても楽しそうでしたよ。前回「まるで植物の芽が出てる様子みたい」と思ってしまった コースの最初に登場する小さなキッシュ。今日は使われているスプラウトの形状が本当にきれいな「ふたば」の形だったので、夫と2人で「また今日は一段と『芽が出てる小さな植木鉢』感が強調されてるね~!」と笑いあってしまいましたよー(オチェーアノの“ディズニー・イースター”ランチコースの詳細については こちら 前回の来店時の日記を参考になさってください)お食事の最後には、コースのデザートと一緒に「プレシャスセレブレーションセット」のケーキもテーブルにやってきました。こうやって眺めると、このケーキ とっても綺麗ですよね~「Ⅿ」のロゴもとても素敵だと思います。(ミラコスタのファンの方なら皆さんそう思われると思いますが。)15:00になり、そろそろお食事も終わり…という頃には、テーブルにはできあがった写真と記念品が届けられました。毎年繰り返されるオチェーアノでのお祝い。今年は宿泊時の それもチェックイン前の時間帯になってしまったため少々慌しくなりましたが、来年もまた来られるといいな… とそんな思いを胸に、私はお店をあとにしました。さて、既に2階レセプションでも15:00から開始されているホテルミラコスタのチェックイン。今年はその開始時刻から少し遅れて、私達は5階のサローネ・デッラミーコに向かいました。チェックインのピークは過ぎつつあると思うけれど、連休だし まだ混んでいるかなー? と思いながらサローネに足を踏み入れたのは15:30過ぎ頃だったと思います。どうぞ と案内されて腰をおろした二人掛けの席からは、美しい細工の窓越しにプロメテウス火山が見えていました。ふと室内を見渡したところ、私達の他にチェックイン手続きを待つゲストの姿は2~3組といったところ。この様子ならそんなに時間はかからないだろう、遅くとも16:00過ぎには部屋に入れるかなあ… などと気楽に構えて、私はお茶をいただきながらぼんやりプロメテウス火山を眺めていました。が、20分経っても30分経っても、どういうわけだか私達のチェックインの手続きはなかなか始まりません。度々キャストさんがテーブルにいらして「お待たせして申しわけありません。ただ今たいへん混雑しておりまして…」と言葉をかけてくださるのですが、室内もデスクも 私達には混雑しているようにはまったく見えませんでした。そして。―― 何か手違いでもあったのか? 部屋か荷物の準備が間に合っていないのかー?…と、あれこれ想い巡らし、ふだん気の長い私でもさすがにジリジリし始めた16:10過ぎ。チェックイン手続きはようやく始まって手早く終わり、16:20頃にはキャストさんに導かれて私達はサローネを出て、本日の部屋へと向かいました。サローネ入室から実に 45分以上が経っていました。(こちらでのチェックインで30分以上の待ち時間を経験したのは久しぶりのことでした。こんなこともあるのですねえ~~)サローネを出るとキャストさんは、「本日のお部屋は4階になります」とおっしゃって、サローネ前のエレベーターのボタンを押してくださいました。そうです。きょう宿泊するのは、ホテルミラコスタの3階~5階に各一室ずつ存在する 全館に3室しかない稀少なタイプの客室なのです。あー もうすぐ16:30になっちゃうなーこれではプリチェックインしたのとそんなに変わんなくなっちゃうなー……なーんて珍しく少しどんよりした気分でサローネを出た私でしたが、4階でエレベーターを降りてアラビアンコースト側のウイングを進み、廊下が少し折れるその手前のドアをキャストさんが開けてくださり中に入ると、その「どんより」も何処へやら。遠く遠くの海の果てまで飛んで行ってしまいました。まあ。広いこと。ふたりで過ごすにはもったいないほどの広さの素敵なお部屋です。お部屋まで案内してくださったキャストさんは室内設備の説明と明日の朝食ルームサービスの注文の仕方(客室内テレビでするようになったとのこと)を説明し、ターンダウンについての要望をあれこれと聞いてくださった後、結婚記念日お祝いのカードと私の誕生日カードを手渡してくださって、入室が遅くなったことを最大限にお詫びしてくださったうえで数分後にはお部屋から去っていかれました。この時、時刻は16:26。ピアッツァトポリーノに面した二つある窓のロックを外すと、パーク内からヴィヴァルディの四季「春」の音楽が室内に流れ込んできました。見下ろすと、ショーエリアは既に準備万端。間もなく16:30の「Tip-Topイースター」が始まるようです。いつものミラコスタ宿泊時なら、私は部屋に案内された直後のこのタイミングで あちこちの引き出しを開けたり洗面所やクローゼットの扉を開けたり部屋の写真を撮ったりと「お部屋探検」を始めてしまうところなのですが、今日はそれは後回し。とりあえずこの部屋の窓からショーを眺めてみることにしました。(その4 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 28, 2019
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(…その1から続く)今年のディズニーシーのイースターのショー「Tip-Topイースター」をパーク内鑑賞エリアで観るのは、私はこれが初めてです。前回オチェーアノのテラスから観た時は、「見た目も賑やかだけれど おしゃべりも随分賑やかなショーだなあ」というのが正直な感想で、新登場のキャラクター「うさピヨ」のビジュアルが私にとってはあまりに衝撃的だったことと 音声(説明セリフ)が聞き取りにくかったこともあってか私はショーの流れをつかみきれず、「なになに?どうなってるの?今なにをやってるのー??」と思っているうちにショーが終わってしまった…という感じでした。今回は大きなステージを正面から見ることができ、テントウムシMCの早口のアナウンス(注:実際に喋っているわけではありませんが)もまあまあ聞き取れたので、今まで謎だったショーの細かい設定などはなんとなく理解できました。テントウムシMCが「イースター・ファンフェア」の開催を宣言するとキャラクター達の船がまず各担当ショーエリア前の水上に停泊し その一艘一艘をテントウムシが(おしゃべりによって)紹介していきます。(船は遊園地の遊具という設定だったのですね~ )時を同じくして陸上には色とりどりの衣装を身に着けた出演者の皆さんが登場してきますが、この人たちはテントウムシMCの説明によるとどうやらショーを盛り上げる「タレントチーム」とのことで、アクロバット担当のミツバチ、カエルのコーラス隊、蝶々はバレリーナ、花は手品団 という設定のようでした。そしてその4チームに加わるのが、船に積まれていた大きなタマゴから生まれた「うさピヨ」達 ということらしいのです。 キャラクターや出演者の皆さんに「か~わいい~!」とおだてられ(?)、続々とショーエリアに上陸してくるうさピヨたち。ピアッツァ・トポリーノのショーエリアはうさピヨ率が高いです。その後はテントウムシMCの司会進行によってチーム対抗のイースター盛り上げコンテスト?というかゲーム?が何種目も行われていきます。「どんな種目にチャレンジしても未熟さゆえに上手にできない」という設定の割には 可愛さ以上の妙な存在感を醸し出してしまう うさピヨ。広いステージの上にたくさんいるせいもあるのですが、この「うさピヨ」、動くキャラクターとしてはとにかく体積が大きいので 圧倒されてしまうんですよね~小柄なドナルドより大きいのはまあ しょうがないとしても。うさピヨ集団の中にいるとミニーさんも埋もれそうですし…ミッキーと並んでいても明らかに大きいような気がします。フォトロケーションや園内の装飾にあったような小さなサイズのうさピヨのままでショーに出してあげるわけにはいかなかったのでしょうかね~(…ムリですよねー)そんな気になる「大きさ問題」はいったん脇へ置いておいて。ショーの中での対抗戦はその「可愛いらしさ(??)」に免じて、なし崩し的に うさピヨが優勝 という結果となり、お祝いするようにハーバーの上空には小型ながらも10連の凧が舞います。そして、蝶々バレリーナさんは背中の羽根を広げ、手品団のお花は満開になり、ミツバチは大きな葉っぱを掲げてショーエリアは春爛漫の様相に。最後は うさピヨ讃歌 と言っても過言ではない「うさピヨ:Spring into my heart」という一部日本語歌詞の歌が歌われて、ショーは終了します。ミッキーやミニーと一緒に船に乗り込んでハーバーから去って行くうさピヨたち。今回のショーでは、陸上では大勢の出演者全員そろっての綺麗なダンスが行われることはありませんし、息をのむ大がかりなパフォーマンスもありません。水上ではジェットスキーの目を見張るようなアクロバット走行も行われますが、そちらは残念ながらピアッツァ・トポリーノからは全く見ることはできません。(オチェーアノのテラスからはよく見えましたが。)ピアッツァ・トポリーノのショーエリアでの内容に限ってみても、今までの東京ディズニーシーのハーバーで行われてきたショーとは全く毛色が異なっていて、テレビのバラエティーショーに近いような作りになっています。出演者の方々の表情や身体を使った表現の仕方もどちらかといえば「ショー」というよりはお隣ディズニーランドの「パレード」のそれに近く、延々とコミカルな実況説明アナウンスが続く中をユーモラスな身振り手振りで右往左往するという感じなので、「音楽やダンス中心のちょっと気取ったショーよりもトークやコメディや気軽な出し物が好き」というタイプの方におすすめかもしれません。(面白い動きや言葉をまねするのが大好きな小さなお子さんたちにとっても かなり楽しいショーになっていると思います。)「Tip-Topイースター」は ディズニーシーのハーバーで行われてきた過去のショーとはあまりに違い過ぎるので受け容れがたいと思われる方もきっと多いのでしょう。けれど、ショーを制作していらっしゃる方からしたら「毎年巡ってくる春の時期に ただ綺麗で華やかな今までと同じようなショーを実施しても意味がない」と考えるのは至極自然なことで、「今年はぜひ ちょっとひねった一味違うものを」と一念発起して新しいものを模索なさった結果が このショーなのかもしれません。――期待していた物とは確かにちょっと違うけれど、近くで見ると衣装はとても綺麗なものが多いし 水上の演出は迫力あるし…見どころはまだまだありそう。次に見る時はまた視点を変えて楽しんでみよう。きょうパーク内のピアッツァ・トポリーノの真正面からショーを観終わって、内容や展開などがわかった上で私が思ったのは やっぱりそんなあたりまえのことでした。 (「うさピヨをこれからもよろしくね!」とショーの最後でミッキーが言っていたので、今年誕生した「うさピヨ」は 今後もディズニーシーのイースターイベントの定番キャラクターであり続けるのかもしれませんね。)11:00少し前にショーが終了した後は、私達はピアッツァ・トポリーノを離れてブロードウェイミュージックシアター前へ向かいました。12:15からの本日第一回めのビッグバンドビートを観ようと思ってのことだったのですが、さすがに連休とあってシアター前の入場待ち列は既に二回ほど折り返している状態でした。(11:10頃。私達の前には400~500名くらいはいらっしゃったと思います。)入場開始は11:45、私達が入場できたのは11:55で、この時点で一階席は中央ブロックは満席、サイドブロック前方も埋まっている状態で、私達はサイドブロックの前から7~8~9列目あたりになんとか座席を確保しました。何ヶ月も来ないうちにシアター内では飲食が可能になっており、客席での記念撮影もショー中を除いてはOKとなっていてちょっと驚きましたが、ショーそのものは相変わらず楽しくて 軽々しい言葉ではありますが「もう最高!」でした。良い座席とは決していえない場所からの鑑賞だったのですが、さきほどハーバーで観たのがダンスも歌も殆ど無いショーだったので、きちっとしたスタンダードなショーダンスや生の演奏が大好きな私は 「これよこれ!私が観たいのはこういうショーなのよ!」 って大声で叫びたいくらいでしたよー(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 28, 2019
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元号が新しくなるその日を控えて 世の中が少々浮足立っている大型連休の二日目。今年も私達は早朝からディズニーシー、ホテルミラコスタを目指して東京ディズニーリゾートにやってきました。もちろん目的は あいも変わらずの毎年恒例の結婚記念日のお祝いです。…まもなく時代が変わる節目がやってくるというのに いいトシをしてのん気なものですねぇ… なんて、世間からは呆れられてしまうかもしれませんね。さて。首都高速道路を抜けて私達の車が舞浜に到着したのは5:40過ぎ。渋滞を警戒して異常に早い時間に家を出たものの、一般道も首都高も交通量は多かったけれど殆ど混雑しておらず、今朝もまたやや早すぎる時間の到着となりました。こんなに早くては このまままっすぐホテルエントランスへと向かっても玄関前にはまだドアサービスのキャストさんもいらっしゃらないのでは??…などと 以前の宿泊時の体験がちょっと頭をよぎったのですが、とりあえず私達は運動公園前からホテルミラコスタの車路ゲートを入り、正面玄関へと車を走らせることにしました。ロータリーへ続く坂を上りきって夫が左へハンドルをきると、今朝この時間は車寄せのあたりに男性のドアキャストさんがおひとりいらっしゃって こちらです というように手を上に高く挙げて大きく振ってくださっていました。なのでそのまま玄関に車を着けると、「おはようございます」という柔らかな挨拶の言葉とともにキャストさんは車のドアを開けてくださいました。今朝の空のように晴れやかな出迎えの笑顔に触れて 私はなんだかホッとしましたよ。その後の玄関前の小さなデスクでの手荷物預かりの手続きはいつも通りスムーズで、駐車場へと向かう夫の車を見送ったのち キャストさんから荷物預かりの控えを受け取った私がディズニーシーのパークエントランスノースに降りて行ったのはまだ5:50過ぎのことでした。ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用エントランスに続く列の最後尾につくと、数分のうちに駐車場から夫が戻ってきました。聞けば今朝はホテル建物下の駐車スペースにもいくつか空きがあり、「すごくいい場所にとめられた」とのこと。私達の前に並んでいらっしゃる方の数も今朝はまだまだ少なめですし(この時点で20~30組ほど) 早く到着するといろいろ良いこともありますね~ただ今朝はこの時期らしからぬ気温の低さで風も強かったので 長時間待つとなると少し寒いことだけが難点でした。6:00になると、それまで早起き鳥の声ばかりが聞こえていたパークエントランス・ノースには音楽が流れ始めました。私達のならんでいる列の伸び方は非常に緩やかで いつになくミラコスタ宿泊ゲストの出足は穏やかなように見受けられましたが、一般の入場ゲートの方はゲストの数がみるみるうちに増えていき 待ち列が細いまま随分と長く後方まで伸びてしまったために 6:50くらいにはパークキャストさんによる列の整理が始まっていたようでした。ホテルミラコスタ宿泊ゲストの列にホテルキャストさんから「宿泊の確認をするのでご準備を」との声が初めてかかったのは7:15頃でした。(そういえば今朝は「ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用エントランス」の最後尾を示すボードの提示もありませんでした。最近はもう情報も行き届いているのでホテルゲスト対応もあっさりしてきたのかなーと ちょっと思ったりしました。)それから約10分後 私達は宿泊確認と手荷物検査を経てパーク入場ゲートのすぐ前のエリアへと誘導され、今日はほんとうに珍しいことに(最近はいつもこうなのかもしれませんが)はっきりとしたアナウンスも説明も何もないまま7:40に突然「ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用エントランス」の入場ゲートがオープンしました。(ハッピー15エントリーなので本来は一般開園時刻15分前の7:45にオープンするはずなのですが いきなり予告もなく7:40に開いたのでちょっとびっくりしましたよ~)この「本日のパークが5分アーリーオープンする」ということについてはホテル宿泊ゲストに対してはあらかじめ客室内テレビで案内されているはずなので パークゲート前での案内は省略 ということなのかもしれませんね。かなり前方にいたためオープンから早いタイミング(1分かかったかどうか)で入園できてしまった私達は、お馴染みの「走らないでね」のボードを掲げて出迎えるキャストさんに手を振りながらミラコスタ通りを抜け…(シンプルな装飾でいいですね!)まずはメディテレーニアンハーバー、ピアッツァトポリーノのショーエリアに向かいました。今年のイースターイベントのメインのショー「Tip-Topイースター」の初回公演は全鑑賞エリア「抽選無し先着順」とのことなので、せっかくのこの機会、ちょっとそれをしっかり観てみようと思ったのです。のんびり歩いて私達がピアッツァトポリーノに向かうと、ショーの座り見エリアはロープで囲まれていて入り口は右手の一ヶ所と決められている様子で、そこには座り見を希望する皆さんの列ができ始めていました。(グループ全員が揃っていることを条件に 並んだ順にこの入口からエリア内に案内されて鑑賞場所が確保できるようでした。)側面でもよいからできれば立ち見の最前列を…と希望していた私達は、ステージを正面に見ることのできる立ち見の鑑賞場所を難なく確保することができました。あまりに簡単に「正面立ち見」が確保ができたので怪訝に思っていると、キャストさんがいらして「こちらの場所は2回目以降は抽選の対象になるのでショー終了後そのまま留まることができませんが 大丈夫ですか?」などとおっしゃいます。私達は1回めのみ鑑賞するつもりだったのでそのようにお伝えしましたが、…なるほど! それでこのステージ正面の立ち見場所は埋まるのが遅かったのですね~納得しましたよ。(2回目以降も引き続き同じ場所に残って鑑賞したいという熱心なファンの方々は 居残りのできる側面の立ち見を選ぶことが多いそうですよ。)ショー鑑賞場所を無事確保して落ち着いたところで 時刻は7:45。それから私は、一般のゲストの方がパークに流れ込んでくるまでの10分の間に周辺のイースターの飾りつけなどをカメラに収めて回ることにしました。まずはピアッツァトポリーノに面したカフェポルトフィーノ前の噴水のフォトロケーション。パステルカラーのロゴマークと、いたいた!うさピヨです。前回オチェーアノのテラスからショーを眺めた時は 私は動くうさピヨの「巨大さ」に少し面食らったのですが、これくらいの大きさでこんなバランスのキャラクターであれば まあ可愛いといえるかもしれません。その後はミラコスタ通りへ。タペストリーにも、うさピヨと戯れるキャラクター達の姿がありました。ミッキーやミニーのてのひらにのっているうさピヨ。これくらいのサイズ感なら素直に かわいい と思えるんだろうなー…わたし、想像力が足りないのかしらん??再度そんなふうに思ってしまいましたよ。本当にうさピヨでいっぱいなのね~と驚きながら飾りつけを眺めていたら、時刻はもう間もなく7:55になろうというところ!正式な開園時刻になる前の人が少ないうちにアメリカンウォーターフロント方面へも行ってみたかったけれどそれはまたあとにすることにして 私はピアッツァトポリーノの鑑賞エリアに戻りました。その後 一般開園時刻から10分ほどが過ぎたところで、私は夫を鑑賞エリアに残して「ニューヨーク・デリ」へ朝食の購入に行きました。本日のニューヨーク・デリ開店時間は8:15とのことで 私がお店に着いた時はまだ扉は閉じられたままで、驚いたことにその前では10名以上の方が開店待ちをしていらっしゃいました。ぴったり8:15になるとお店はオープン、各カウンターでの注文受付が始まり、私は今日はイースターのスペシャルセットではなくルーベンホットサンドのセットにスーベニアランチケースをつけていただくことにして購入を済ませ、ピアッツァトポリーノで待つ夫のもとへ戻りました。それからショーが始まる時間までの約二時間は、私達はひたすらプロメテウス火山を眺めて過ごしました。既にホテルのオフィシャルサイトなどで告知されているので皆さんご存知だと思いますが、プロメテウス火山周辺ではこの春から2020年の10月頃までにかけて工事が行われることになっています。工事期間が一年半ととても長いのでおそらく大規模なメンテナンスを行うのだと思いますが、今日の時点でもう火山には工事のための足場が組まれているのが見てとれました。パークをいつまでも快適に保つために必要なことだとはわかっていますが、いったいどんな感じの工事になるんでしょうかね~一時的に この美しく整った景色が著しく損なわれることもあるのかなあ… と、私はプロメテウス火山を眺めながらしばらくつらつらと想いを廻らせてしまいましたよ。そうこうするうちに時刻は10:00を過ぎてメディテレーニアンハーバーにはショー開催の予告アナウンスが流れ、ショー開始予定時刻の5分ほど前からは音楽がヴィヴァルディの四季「春」に切り替わりました。昨年までのイースターのハーバーショー開始前の音楽も「春」でしたが、今年からはアレンジの違う別のものになっているようで とっても素敵です。そんな素敵な曲が流れる中 10:29くらいになると、私達の目の前のショーエリアにはテントウムシに扮したと思われるおかしな動きの人たちが数人姿を現しました。そして10:30、チャペルミラコスタの鐘がハーバー一帯に鳴り響き、「テントウムシさん」たちが演奏する(?)ファンファーレで「Tip-Topイースター」のショーは始まりました。カエルやミツバチ、蝶や花などに扮した出演者の皆さんも続々とショーエリアにやってきて、ハーバーの水上には大きなイースターエッグとキャラクター達をのせた船が何艘も登場し…そよ風吹くこの上なく良いお天気の中、いよいよ本格的にスタートした「Tip-Topイースター」。そのメインエリアと思われるピアッツァトポリーノ正面からは、果たしてどんなふうに観えるのでしょうか。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 28, 2019
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(…その1から続く)ホテルミラコスタ&ディズニーシー滞在での最後の食事は、今回は「シルクロードガーデン」での昼食となりました。PSをお願いしてあったのは13時台で、さらにランチコースを注文したので 14:00からの“イッツ・クリスマスタイム!”もオチェーアノのテラスから見せていただくことができました。(※お料理の内容は後のほう↓にまとめておきますね)ショー鑑賞のために私達が案内していただけたのはブッフェ側のテラスの方で、偶然にも つい数時間前まで滞在していた客室から見ていたのと近い角度でピアッツァトポリーノのショーエリアを眺めることになりました。大きなスピーカーに隠れて見えない部分もありましたが、2階の屋外テラスはステージにも近くて音楽も良く聞こえ 非常に楽しく観ることができました。昨日から今日にかけてこのショー開催中にハーバーの様子を観られる場所に居合わせるのは私達はこれで通算4回目になるので、ふたりとも自然とカメラから手を放すことも多く 手拍子や拍手をしたり一緒に歌を口ずさんだりして気楽に観ることができたのも ショーがよりいっそう楽しく感じられた理由かもしれません。 ああ …もう本当に楽しかったです。私の大好きなクリスマスが “イッツ・クリスマスタイム!”にはぎっしり詰まっています。抽選に当たって鑑賞エリア内で観ることは一度もできなかったけれど、今回の舞浜滞在の最後にこの場所からこのショーを観ることができるなんて私は幸運だな~ と 心からそう思いましたよ。…さて 落ち着いたところで。シルクロードガーデンでいただいた“ディズニー・クリスマス”ランチコースを記録しておきたいと思います。最初は季節の前菜の盛り合わせ。グラスに入っているのはクラゲの冷製にイクラ、お皿の上には びん長鮪のお刺身、パプリカとほうれん草の寄せもの、叉焼、人参とインゲン鶏肉巻、海老の湯引きにマヨネーズと練乳のソース。赤と緑のクリスマスカラーが多用されています。次は水餃子のお皿が出てきました。根菜と蟹肉入り、たっぷりの胡麻ソースには花椒が加えてあってピリ辛でした。海鮮は 海老と季節野菜の海老味噌炒め。お肉は 揚げ花巻を添えた黒酢の酢豚。玉ねぎやお芋など合わせてあるお野菜もとても美味しかったです。この後、ここでお料理を一旦ストップする旨をキャストさんがテーブルまで伝えにいらっしゃって、テラスへと誘導されました。テラスから戻って来て、炒飯です。帆立貝柱とイカが入った紫蘇風味のグリーンの炒飯の上に 青紫蘇が これでもか というくらいたっぷりのっています。具材には赤いパプリカも使われており、またもや「クリスマスカラー」。グリーンの炒飯というのも珍しいですよね~ と、キャストさんもおっしゃっていました。(美味しかったですよ!)デザートは、杏仁豆腐と杏仁豆腐風味のアイスクリームと杏仁豆腐風味のムースを組み合わせた「トリプル杏仁豆腐」。絞り出されたクリームは雪を被った小さなクリスマスツリーのようですし、アイスクリームは雪玉のようにも見えます。グラスの中に可愛らしい雪原が出現したみたいですね。全体的に シルクロードガーデンとしては珍しい、かなりクリスマスシーズンを意識した 見てすぐにそれと判る「はっきりクリスマス」な内容だったように思います。美味しかったのはもちろんですが、会話の弾むとてもとても楽しいコースでした。食事を終えて、席を立ったのは15:30くらい。この時期の店頭のお馴染み、中華なクリスマスツリーも忘れずにカメラに収め、私達はお店を出ました。きょうは夜になる前には家に帰り着かなければならない私達。ロビーに出てから少しだけ休んだ後、荷物を正面に回してもらうために ふたりでベルデスクに行って名前を告げました。すると。私達が部屋に置いてきた荷物の他にもうひとつ 「ペーパーバッグ」をお預かりしています と キャストさんがおっしゃるのです。…んん? ペーパーバッグ?なんだろう?? そんなはずはないんだけれど。私達が顔を見合わせていると、キャストさんはにっこりなさって 「お心当たりのないお荷物も含め正面に一度ご用意しますので お車を回していらっしゃったらお手数ですがドアのキャストとご確認をお願いします」とおっしゃいました。――ペーパーバッグ、ペーパーバッグ…クローゼットの中にあるホテルのペーパーバッグは ベルデスクに預ける荷物と一緒には置いてこなかったよねえ~駐車場に向かう間中ずっと 私達は首をひねりながら話していました。――なんか 部屋に忘れ物でもしたのかなあ…――ええっー? 部屋に何忘れたー?車にたどり着くと、私達は手持ちのバッグを開けて 持っているはずなのに無いものはないか?と慌てて探しました。と、ひとつだけ、思い当たるものがありました。預ける荷物を客室の隅にまとめ終わった後、 これは夫がパーク内に持っていくかも… と私が考えて 夫の園内持ち込み用バッグの上に置いておいたものです。夫は、それを自分のバッグに入れた記憶が無いというのです。――あー それだ! きっとそれだよ~――でもあんな小さいもの、お部屋に落ちていたって気がついて保管するものかしら…そんなふうに話しながら、私達はホテルミラコスタの駐車場から坂を上って正面玄関に車をつけました。車寄せには、既に私達の荷物がワゴンにのせられて用意されていました。見ると、その中に小さな白いペーパーバッグが!そのサイズから見て「やっぱり!」と確信した夫が車を降りると、この場所でよくお見かけするドアサービスキャストさんが傍にいらっしゃって 「実はお心当たりのないお荷物とはこちらのことなんですが…」と中を見せてくださいました。ペーパーバッグを覗き込んだ夫はすぐに 正解!! と声をあげて笑いました。――ふたりでね、きっと忘れ物だろう、忘れ物だとしたらきっとこれだろう と話しながら駐車場からここまで運転してきたんですよ~ と夫が話すと、普段は堂々と胸を張って格好良くここに立っていらっしゃるドアキャストさんが胸をなでおろすようにして身体を縮め …よかったぁ~~ と ホッとしたようにおっしゃいました。その様子を見て夫がまた笑うと、キャストさんも安心されたのか一緒に笑っていらっしゃいましたよ。 聞けば、ゲストがチェックアウトして部屋を出た後に 申告された荷物以外にお部屋に残されているものがあったとしても、 これはお客様のお忘れ物なのだろうか?そうじゃないのだろうか? と迷うことが 実は現場ではよくある とのこと。「…でも今日は見当違いではなくて お忘れ物がお手元に戻って本当に良かったです。」と とても自然に正直にお話しくださったので、私達も 本当にそうでしょうねえ と相槌をうち、高度な個人情報に触れる場面も多いであろうホテルのキャストさん達の日頃のご苦労を垣間見た気がして あらためて感謝せずにはいられませんでした。それでは!あまり長々とこんなところで笑いあっていてもお仕事のお邪魔です。私達は正面玄関にいらっしゃるキャストさん達によくお礼を言って車に乗り込み、深々とお辞儀してくださる姿を振り返りつつ、クリスマスシーズンのホテルミラコスタをあとにしました。まだ16:00頃のことでした。家に向かう車の中では、私達はずーっと“イッツ・クリスマスタイム!”のショー音楽を聴いていました。たったの二日間 時間にしたら36時間にも満たないほどしか クリスマスのパークとホテルにいなかったというのに。不思議と私の心の中はもう “イッツ・クリスマスタイム!” でいっぱいで、音楽を聴いているだけで頭の中ではいろいろな場所から観たショーが編集され再構成されて 何度でも何度でも延々と繰り返されていくのです。 ハーバーを舞う赤い横断幕や お洒落なクリスマスナンバーを歌う男女シンガーさん、クリスマスプレゼントの箱を開けたみたいに次から次へと登場する美しい衣装とキラキラ笑顔の出演者の皆さん、そして素晴らしく楽しいダンス。そのすべてが、私の頭の中には鮮やかに残っていて、もういつでも再生可能なのです。そして2年ぶりに見た クリスマスの夜のこの上なく美しい姿のディズニーシー。そんな記憶だけで、私は今年のクリスマスシーズン 実生活のあれこれを乗り切っていけそうな気さえします。どんな時だって どんな場所にいたって ただ瞼を閉じさえすれば甦ってくる私だけの今年のクリスマス。またひとつ 私の心の中にはホテルミラコスタとディズニーシーからプレゼントされた宝物、貴重な心の財産が増えました。人生の途中でそれをどこかに忘れたりしないように 大切にしまっておこうと思います。(おわり)** シルクロードガーデン の “ディズニー・クリスマス” ランチコース **・季節の前菜盛り合わせ・蟹肉入り根菜と水餃子の胡麻ソース 花椒の香り・海老と季節野菜の海老味噌炒め (別途800円加算で「イセエビと季節野菜の海老味噌炒め」に変更可)・黒酢の酢豚 揚げ花巻添え・帆立貝とイカの梅紫蘇炒飯 (別途800円加算で「牛サーロインと帆立貝とイカの梅紫蘇炒飯」に変更可)・杏仁風味の三種のデザート盛り合わせ ・・・・・・・・・2018年11月1日~12月25日◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
December 2, 2018
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(…前夜から続く)目が覚めると 時刻は5:30でした。ディズニーシーのパークに行くつもりはなくても開園風景だけは見たいから…と、私は目覚まし時計やアラームを7:20過ぎに鳴るようにセットしていたのですが、どうもミラコスタに宿泊すると体内時計が「パーク時間」になってしまって 自然に早く目覚めてしまうようです。せっかく起きちゃったんだから様子だけでも見ておこう と開けたカーテンの向こうでは、まだ夜間照明も点いたまま 作業用車両も停まったまま。12月初旬の朝5:30のディズニーシーには まだ夜明けは訪れてはいませんでした。その次に目覚めたのは7:00過ぎ頃。起床予定時刻よりもちょっと早いけど まあいいかー起きるかー と私はベッドから出て、窓の留め具を外してガラス扉を開けました。と、営業時間内と同じボリュームでパーク内BGMのクリスマス音楽が室内まで流れ込んできました。…そうですよね もう7:00過ぎているんだもの 開園時刻まであと一時間を切っているんだもの。見るとハーバーの水上にはもうゴンドラも漕ぎ出していて、開園の準備は各所で着々と進んでいるようでした。私も、今日はパークへは行かないけれど、そろそろちゃんと起きて身支度を始めなくてはね!7:20を過ぎると、ベッドサイドでは時間差をつけてセットしておいたアラームが次々と鳴りだしました。極めつけはミッキーからのモーニングコールで、その大音量に観念したのか 普段はあまり寝起きの良くない夫も起き上がって受話器をとると はいはいわかりましたよ起きますよ とぶつぶつ言いながらベッドから出て バスルームへと向かっていきましたよ。そうして7:40、窓の外では。ピアッツァトポリーノからアメリカンウォーターフロント方面へと続く緩やかな上り坂の手前にゲストコントロール担当のキャストさんが横一列に並んで立ったと思うと。すぐに 視界の左手のパークエントランス方向ミラコスタ通りから、やや急ぎ足のゲストが続々と入場してきました。――7:40にアーリー入場開始 ということは、今日の一般開園時刻は7:55なのね~そんな呑気なことを思いながら私は8:00過ぎまでには身支度をだいたい終え、昨夜のうちにパーク内やホテル内の「ミッキランジェロギフト」で調達してあったパンやスープ類を窓辺の小さなティーテーブルに並べてコーヒーをいれ 簡単な朝ごはんの準備を始めました。時折 眼下の広場に目を遣ると、9:00を過ぎた頃からハーバー水域を囲む柵沿いには少しずつゲストが集まってきているように見えました。ずいぶん人垣が厚くなってきたなあ…と思っていると、9:25、そこへ滑り込んできたのはあの水色の船。「ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー」ですね~部屋の窓から水域までは遠いですし 音声までよく聞こえるわけではありませんが、見ることができただけでも有り難かったですよ。その後は、窓の外の様子を気にかけつつ 帰宅のために荷造りをしたり室内を片付けて記念撮影をしたりして過ごしました。ディズニーシーのパークに入園してきた皆さんが最初に必ず通過するピアッツァトポリーノは 開園してからずーっと止むことなく大勢の人が行き交い、写真を撮るために留まったりショー鑑賞の場所を探していらっしゃったり…そんな賑やかなクリスマスのパークの様子をなんとなく遠くから見ているだけで 私は不思議と幸せな気分になれました。パーク内のメディテレーニアンハーバー一帯で まもなく本日一回目の“イッツ・クリスマスタイム!”が始まろうとする頃には、私達は「今すぐにでもチェックアウトできる」ような態勢を整え、窓辺にスタンバイしました。そして11:30ちょうどに音楽が始まると。凧を引くジェットスキーが白い波しぶきをあげて発進して ショーは始まりました。ステージまでは確かに距離はありますが、まあよく見えること!見えること!特に、この部屋からはピアッツァトポリーノのステージだけでなく、リドアイルや リドアイルに続く坂道の様子までもがよく見渡せるので、昨日ステージ脇から観た時や先月オチェーアノのテラスから観た時に抱いた「他のエリアでは何が見えるの?どんな展開なの?」「出演者の皆さんやキャラクター達はここ(私の目の前)から去った後はどこへ行くの?」という素朴な疑問が次々と解決され、ショーのつくりの精密さに感心するばかりでした。後半のラインダンスの場面でも 各所の様子が同時に視界に入ってくるので、「ああ本当にハーバー全体で みんな一緒にラインダンスをしているんだ…」と、なんだか感激してしまいましたよ。最後にサンタさんの船にみんなで乗り込んで ぎゅーーっ とくっつくところも、正面に近い角度から見るとこんなにも愛くるしいのですね~知らなかったです。どんなエンターテイメントでも近くで観れば迫力があって素晴らしいに決まっていますけれど、遠くから全体を眺めるというのもいろいろな発見があって貴重な体験なんだなあ と 実感することができました。きょうのこのショーをこの場所からこうして観られる ということも、きっとこの先そうそうあることではないでしょう。しっかりとこの景色を憶えておこうと思いながら 最後まで私は全身を目にするような気持ちで“イッツ・クリスマスタイム!”を観ました。ありがとうございました。(スマートフォンで撮った縦長の写真だとこんな↓感じ。広場からリドアイルまでのショーエリアが一度に見渡せました。)ミッキー達の乗り込んだブルーの船がピアッツァトポリーノの桟橋から離れる頃、夫はサービスホットラインに電話して荷物を部屋に残したまま出発することを告げました。そしてショーの終了を知らせるアナウンスをききながら 客室のテレビで明細の確認をしてチェックアウトの手続きをし、私達は部屋を出ました。12:00になる数分前のことでした。その後の私達はホテルミラコスタ館内のクリスマス風景をカメラに収めて過ごしました。宴会場エリアを通りかかると 本日はブライダルフェアのようなイベントを開催中で、普段はぴったりと扉を閉じて中を窺うこともこともできない廊下の先の「チャペル・ミラコスタ(挙式会場)」も見学が可能とのことだったので 少しだけ立ち寄って見せていただいたりもしました。(私達はもう結婚しちゃってるし若くもないし…と遠慮して遠目に眺めていたら、キャストさん方が どうぞどうぞ中をご覧ください 結婚式を考えている方がいらしたらぜひぜひ薦めてください と満面の笑みで背中を押してくださるものですから、ついつい年甲斐もなくお言葉に甘えてしまいました。私達はほんの数分ちらっと中を見せていただいただけですが、年に何回か行われるこういったイベントの際には きちんと案内や説明を受けて相談をするためには事前の予約が必須とのことでしたよ。)チャペルミラコスタも披露宴会場も、もう夢の中みたいに素敵でしたよーため息が出ちゃいました。最後には今の季節しか出ていないクリスマスツリーの前で写真まで撮影してくださり、結婚式担当のキャストさん(介添人さんでしょうか?お伽噺に登場する小間使いの妖精みたいな制服の皆さん)にはもう感謝感激…でした。やっぱりホテルミラコスタは 私にとっては唯一無二の特別な場所です。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
December 2, 2018
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(…その4から続く)今夜の「カラー・オブ・クリスマス」は、夕方からディズニーシーに吹き始めた北西の風の影響を受け、さきほどのファンタズミック!に引き続き 強風バージョンでの開催となったようでした。通常だと大きなクリスマスツリーの周りにたくさん浮かんでショーに輝きを添える小さなツリーたちも一切ありませんでしたし、花火の演出も省略でした。なので やや寂しいしんみりとしたショーになりましたが、きょうもハーバー中央の大きなクリスマスツリーはみんなの願いのおかげで無事点灯し、クリスマスのメディテレーニアンハーバーを閉園時刻まで照らしてくれることになりました。(強風で全てが中止になってしまうよりは、省略バージョンでも開催された方が数倍いいですよね!せっかくのクリスマスですもの。)私達の部屋からは中央のツリーも真っ直ぐに近い形で(?)ちゃんときれいに見え、すごく遠かったですが船の上のミッキーやミニーの姿も肉眼でも捉えることができました。小さなツリーも輝く完全バージョンだったらこの部屋からどんなに素敵な光景が見られただろうか…とちらっと思いもしましたが、今日ここからこのショーを眺めることになったのもひとつの「運命」ですからね~しっかりと受け入れて、この記憶は心の中にしまっておきましょう。ショーが終了して、時刻は20:15。水上ツリーを望める部屋の窓辺をあとにして、私達はクリスマスの夜景を求めてディズニーシーのパークに入園することにしました。ホテル&パーク・ゲートウェイからホテル前の広場ピアッツァトポリーノに出たのは20:25くらいでした。風は強かったけれど その向きが南風ではなく北風だったので、 ひょっとしたら20:30からの花火やるかも… と私はちょっとだけ期待していたのですが、やはり中止とのこと。――ならばロストリバーデルタまで行って 奥地から順番に夜景を眺めながら歩いて戻ってこよう――そうすれば、ピアッツァトポリーノに戻り着く頃にはちょうど閉園時刻になっているかもしれないね~…と私達は話して歩き始めました。が、 待って。今日は早朝からディズニーシーに来ているのにアトラクション一ヶ所も行ってないよ。明日はパークには入らないと決めているのだし、このままだと私達、今回は一泊二日の間に一個もアトラクション行かずに終わるよ?!(ワンデーパスポート利用なのに。)そして思いついたのは、「どうせ奥地に行くならスチーマーラインに乗って行こう(アトラクションを利用しよう!)」。「ディズニー・トランジット・スチーマーライン」はハーバーでショーが開催されている時は運休になったりコースを変更して運航したりしますが、乗り場前に行ってみるとこの時間(20:35頃)既に運航は再開されており、しかも待ち時間も10分以下と短かったので、私達はロストリバーデルタ行きの船に乗ってパークの奥地に向かうことにしました。(これが今回唯一のアトラクション利用となりました。)21:00頃に到着したロストリバーデルタには(昼間見た景色から予想していたことではありますが)今までには無かったような派手なイルミネーションが溢れていました。一番びっくりしたのは、ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナの建物外壁です。こちらの鮮やかなポインセチア↓は一昨年もありましたが…こちら↓は初めて見ましたよ。ロストリバーデルタ住民の皆さんは、今年は金の鉱脈でも掘り当てたんでしょうかね~いつになく気合が入っています。(照明にLEDが使われるようになったせいなのかものすごく明るく光り輝いて眩しいほどでした。ロストリバーデルタは普段の照明がやや暗めで自然な感じなので、ここまで飾り付けられるとびっくりしちゃいます。)これ↓は以前からある 私が「ロストリバーデルタらしい」と感じるクリスマスイルミネーション。クリスマスツリーの電飾もこういった温かみのある灯りならロストリバーデルタっぽいんじゃないかな~(個人の感想です)目新しいロストリバーデルタのクリスマスをひとしきり眺めた後は、ポートディスカバリーへ。ずいぶん長い間この場所のクリスマスの定番だった近未来なクリスマスツリーは無くなっちゃったのか、どこかに移動したのか 短時間では見つけられませんでしたが、こちらのくるくる動く照明はクリスマスバージョンになっていました。その後は、橋を渡ってアメリカンウォーターフロントの「ウォーターフロントパーク」へ。この場所はクリスマスの時期はとても綺麗です。(皆さんじゅうぶんご承知だと思いますが。)今日も明かりが灯る時間になってから何度も立ち寄りましたが、写真を撮影しに訪れる方が多くて ずーーっと混雑していました。閉園時刻が近くなって ようやく人影が減ってきた感じです。動き回る大きな雪の結晶の投影スポットでは 21:30を過ぎてもまだまだ子供たちが歓声をあげながら戯れていましたよ~ため息が出るほどに美しいウォーターフロントパークを後ろ髪ひかれる思いで離れ、私達がメディテレーニアンハーバーまで戻り着いたのは21:55頃。この後22:00過ぎにはハーバー水上の大きなクリスマスツリーの灯りが消えてしまうことを私達は知っていたので、その瞬間を見たかったのです。閉園アナウンスの後22:02くらいから「ザ・クリスマスソング」の曲と共に輝いたツリーは、音楽が終わると一旦元の姿に戻りました。本来なら(19:55の「カラー・オブ・クリスマス」のショーが通常バージョンで行われた場合は)、この“アフターグロウ”と呼ばれる15分ごとの水上ツリーキラキラタイムは小さなツリーの輝きも加わって大変幻想的なひとときになります。でも今夜は強風のため この時間にハーバー水上に残っているのは中央の大きなクリスマスツリーだけ。そのせいか、輝くツリーの動画や写真を撮ろうと水際に留まるゲストも少なくて、今夜のディズニーシーは人波が退くのが早いように私には思われました。やがて22:07を過ぎると、ハーバー一帯には「クリスマスファミリー」の曲が流れ始めました。大きなクリスマスツリーは音楽に合わせて踊るように足元の噴水を動かし、金色の光や雪を緑の枝やオーナメントの上に降らせ…音楽が終了すると 光を天に戻すように 静かに自らの灯りを消しました。それからの私達は、ミラコスタ通りをディズニーシープラザ方面へ抜けるように歩いて灯りを眺め…通りのあちこちに立っている小さなツリーや何気ない飾り一つ一つを愛でるようにカメラに収め、ピアッツァトポリーノに戻りました。時刻は既に22:20を過ぎていましたが、パークの奥からこの広場を経て帰りに向かおうとする人影は まだまだ絶えることはないようでした。もう明日の夜は舞浜にはいないから、クリスマスのディズニーシーの夜を眺められるのも今年はきっとこれが最後だなあ…そう思うと名残惜しくて、私はなかなかホテル&パーク・ゲートウェイに足が向きませんでした。パーク内でやり残したことはないか と 何度も何度も自分に問うた後、ゲートを経てホテルミラコスタの5階の部屋に戻ったのは22:40頃でした。開けっぱなしだった窓のカーテンを閉める前に と、ガラス扉に顔を付けるようにして外をじーっと覗くと、ポンテヴェッキオやリドアイルの辺りで幾筋ものライトが飛び交っているのが見えました。目を凝らすとそれは警備担当のキャストさんが手にしている懐中電灯の光で、どうやら閉園後の点検をなさっている様子でした。始めは3本4本ほどだったそれはみるみる間に増えていき、パーク中から何十本もの光の筋がピアッツァトポリーノ目指して集まってきたと思うと、十数名の警備キャストさんが駆け寄るように姿を現してホテルミラコスタの前に集合し、一斉にミラコスタ通りの中へと消えて行きました。…これで警備終了、本日のパーク営業も終了かな…そう思っていると、今度はミラコスタ通りから大勢の警備キャストさん達がピアッツァトポリーノに再度姿を現し、全員がホテルミラコスタ(の客室の窓)を見上げて おやすみなさい と挨拶をするように手を振りました。まるで カーテンコールのように。ホテルミラコスタがこの地に誕生して17年。パークが望める客室にはおそらく数十回宿泊していると思いますが、こんな光景に出っくわしたのは私は今夜が初めてでした。おそらくキャストさん達は、ホテルミラコスタの窓から自分たちの様子を覗き見ている(かもしれない)ゲストに対してだけ 手を振ったわけではないのでしょう。きょうのディズニーシーのパークに、ご自分のきょう一日のお仕事の無事に対して ありがとう さようなら おやすみなさい と 手を振ったのでしょう。もしそうだとしたら、私も同じ気持ちです。時刻はちょうど23:00。夜更かし好きな私にしてはちょっと早いけれど、しっかりカーテンを閉じて 今夜はもう言うことにしましょう。わたしを幸せにしてくれた きょう一日、たった一日だけのクリスマス。たった一日だけのディズニーシーとホテルミラコスタに ありがとう を。明日の朝はパークに出かける予定はありません。きょうは早朝からこの場所にやって来て、途中休むこともなく私達はディズニーシーのクリスマスに没入して一日を過ごしました。だから今夜は きっと今までになくよく眠れることでしょう。では、おやすみなさい。(翌日につづく)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇は
December 1, 2018
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(…その3から続く)今回のディズニーシー&ホテルミラコスタ。予約をしていたのは 「ポルトパラディーゾサイド・スーペリアルーム・ピアッツァビュー」 のツインのお部屋です。いわゆる、 ごく普通のピアッツァビューのお部屋 ということになります。なのでチェックイン手続きも きょうはホテル2階のレセプションでごくごく普通にしました。私達がピアッツァトポリーノまで辿り着いてホテル&パーク・ゲートウェイを通り、2階のロビーに上ったのはまだ14:40前ごろだったと思いますが、クリスマスシーズンの土曜日の混雑を見越してか既にカウンターもフル稼働して手続き受付は始まっており、レセプション前には順番を待つ10組ほどのゲストの列もできていました。その待ち列の最後尾につくと、 こちらをご覧になってお待ちください と、キャストさんが チェックイン・チェックアウト手続きなどホテルの利用についての説明をまとめた紙を渡してくださいました。少し時間が経つと今度はチェック用紙を手にしたキャストさんが前から順に回っていらして、「ベルキャストによる部屋までの案内は必要か」「明日の朝のパークエントランス通行証やリゾートラインの無料券は必要か」など いろいろと要望などを詳しくきいてくださいました。それから数分後、私達はカウンターに案内されて手続きをしました。ディズニーホテルではこの2月くらいからエクスプレスチェックアウトを廃止してチェックイン時に宿泊費用(予約申込金を除く)を精算する方式になったので、結果として以前よりも一人一人がチェックインに要する時間が増えたのかもしれません。(ゴールデンウィークに宿泊した際はサローネ・デッラミーコ利用でしたので このことには気づきませんでした。)なので、順番を待って並んでいる間に予めゲストの要望を聞き取って用紙に記入し、チェックイン手続き担当のキャストさんに伝えて、少しでも時間を短縮できるよう工夫していらっしゃるようです。おかげでいつもとあまり変わらない時間で手続きはほぼ終わりましたよ。そして最後にキャストさんが事前の私達の要望メモを見て「お部屋へのキャストによる案内はご不要とのことですが、お荷物は後ほどお部屋にお届け でよろしいですか?」とおっしゃったので、夫が 部屋に届くまでは時間がかかるか と訊ねると 本日は少しお時間をいただくかも… とのこと。荷物も少ないことだし(トランクにはキャスターもついているし)部屋の位置によっては自分たちで持って行きたい と夫が言うと、ここでキャストさんは例のホテル館内地図を取り出して部屋位置を丁寧に教えてくださいました。それによると メインエレベーターからとても近いお部屋とのことだったので、私達は自分たちで荷物を持って部屋まで行くことに決めて ベルデスクから荷物が出てくるのをロビーで待つことにしました。出てきた荷物を携えてエレベーターで5階に上がり、サローネ・デッラミーコに突き当たって右手方向のアラビアンコースト側に進み、私達が本日宿泊する部屋のドアを開けたのは15:00になるほんの少し前のことでした。ホテルミラコスタに於いて ポルトパラディーゾサイドのピアッツァビューのお部屋を予約する際、私達はダブルベッド客室を選択することが多いので、「ごく普通のピアッツァビュー」のお部屋に宿泊したことは過去にたった一度しかありません。その「一度」もずいぶん前(まだパーク内ハーバー周囲の改修工事をする前)で、さらにその時の部屋位置はメインエレベーターからは遠く離れたアメリカンウォーターフロント側のウイングでしたので、こちら側のウィングのピアッツァビュー・ツインのお部屋に宿泊するのは本当に本当の初めての経験です。(前回のお部屋の様子はこちらの日記で見られます)さてさて、こちらのお部屋からはどんな景色が望めるのでしょうか。お部屋に足を踏み入れ ディズニーシーのパークに面した窓辺まで歩を進め シフォンのカーテンを開けてみると。眼下にはホテル前の通称「ミッキー広場」、ピアッツァトポリーノが広がっていました。これぞ、「ピアッツァビュー」。その名前に偽りのない眺めです。窓の外側には奥行き30センチほどのフェイクバルコニーと手すりが付いていますが、窓辺の椅子に座ると視界に入ってくるこの金属製の手すりも 立って外を眺めている分には全く気になりませんし、むしろ「ポルトパラディーゾの港町のアパートメントに暮らしている」ような素敵な雰囲気を醸し出してくれています。それにこのお部屋の窓からは、プロメテウス火山の姿こそ見えないけれど パーク内のポンテヴェッキオやハドソンリバーブリッジの向こうに続く大海原が見渡せました。私の大好きな本物の海。これは個人的には非常に嬉しかったです。 ここにいると、行き交う人の姿も見えるし 窓を開ければ声も聞こえてくるしBGMも聞こえるし 広場周辺の様子もよくわかって「パーク内にいるんだ」っていう気持ちになれるね~きっと、広場や水上で行われるショーもいくらかは見えるかもしれないよ!計画通り、明日はパークに入園しないでチェックアウトまでこのお部屋で過ごそう!私がそう言うと、 ――“イッツ・クリスマスタイム!”の抽選にはずれてしまったので 計画を変更して明日も入園したい と妻が言い出すのではないか――と実は心配していたという夫は とてもほっとしたような表情をしましたよ。その後しばらく荷物を整理したりお茶を飲んで休憩したりして過ごし、私達は16:00過ぎにディズニーシーに再入園しました。目的は「リストランテ・ディ・カナレット」での夕食です。まだ16:00過ぎですよ?ちょっと早過ぎない??…と思われるかもしれませんが、そのわけは明快、「この時間しかPSの予約が取れなかったから」です。(このところレストランの予約も難しくなってきましたよね~)橋を渡って 予約時刻の5分ほど前にお店に行ってみると、ヴェネツィアの人気店カナレットの建物脇には予約なしで訪れたゲストの入店待ちの行列ができていました。お店の入口には キャストさんの制服と雰囲気を合わせたかのような 時代を感じさせるクリスマスの飾りが。すぐに通された店内ウェイティングエリアにも、古風なクリスマスツリーが飾られていました。例によって夫の熱烈な希望により「屋外のテラス席」をお願いした私達は、このツリーを眺めながらしばらく時を過ごしました。そして約10分後、案内していただけたのは眺めの良い運河沿いのテーブルでした。もちろん「プロメテウス火山」は私がいただき…夫には「イソラ・デル・ゴンドリエ―レ」の方を差し上げましたよ!(こちらも素敵でしょ?)注文したのは、マルゲリータとカナ―レベッロ(5種チーズ)のピッツァふたつ。それにおすすめの白ワインをグラスで。リストランテ・ディ・カナレットでは少し前に一時的にピッツア単品での注文ができなくなっていたのですが、今年の夏あたりから再びピッツァ単品での注文が可能になったそうで、ほんとうにほんとうに嬉しいです。テーマパーク内のレストランだというのにちゃーんと薪を使って本格的なピッツァを焼いているのですからね!これからもカナレットの「ピッツァ窯さん」には誇りをもってどんどんピッツァを焼いてほしいものです。食事を終える頃には日もすっかり暮れていました。私達が席を立ち、お店を出たのは17:25過ぎ頃でした。ヴェネツィアにあるリストランテ・ディ・カナレットのすぐ前から階段を上って通りに出ると、不思議なことにそこはもうアメリカンウォーターフロント、ニューヨークの街角です。この時間すでにブロードウェイあたりはクリスマスのイルミネーションが輝き始めていて とても綺麗でした。ふとコロンブス像方向を見ると、ハーバーの上空ではサーチライトが駆け回り、「ファンタズミック!」が始まった模様。このままこのあたりからファンタズミック!を眺めるのもアリかな~とは思ったのですが。やはり宿泊しているピアッツァビューのあの客室からこのショーがどんなふうに観えるのかを確認したくてたまらなくなってしまった私は、夫を急かして混雑するハーバーを抜け ホテルミラコスタ5階のお部屋に戻りました。そうして部屋に戻り着いたのは17:40前ごろ、「ファンタズミック!」が始まって約10分後でした。私達は室内灯を消して窓辺に寄り、眼下のメディテレーニアンハーバーで行われているショーを見守りました。暗くなってからだんだんと風が出てきていたので、ショーは花火などの演出を省略した強風バージョンだったようでした。プロメテウス火山に関してはこの部屋からは殆ど見えないので噴火シーンや火山への投影などは見ることはできませんが、その他の要素はほぼ全てが見えたと思います。想像していた以上に水上部分が見えたので、私は少し驚きましたよ。「ファンタズミック!」が終了した17:55から 「カラー・オブ・クリスマス」が始まる19:55までの間は、私達は再びディズニーシーに入園して、パークの美しいクリスマスの夜を眺めて過ごすことにしました。とはいえ。土曜の夜の混雑の中を奥地まで行く気持ちの余裕がなかったので、主にホテルミラコスタから近いアメリカンウォーターフロント内の定番スポットを回って帰って来た感じになりました。夜になってもまだまだごった返していたホレイショスクウェアのクリスマスツリー周辺から…ハドソンリバーブリッジを渡ってケープコッドへ。ビレッジグリーティングプレイスのあたりからハドソンリバーを挟んで対岸のホレイショスクウェア方面を眺めてみました。きょうは桟橋や停泊中の船が一部工事中だったので、例年よりも若干灯りが少なめのように思われましたよ~その後、この場所から階段を上ってポンテヴェッキオの上に出てピアッツァトポリーノまで戻り、エンポーリオとヴァレンティナーズ・スウィートでお買い物をしてから 部屋に戻りました。時刻は19:50。ハーバーでは間もなくあと5分ほどで 水上クリスマスツリーの点灯ショー「カラー・オブ・クリスマス」が始まろうか という頃でした。(その5 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
December 1, 2018
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(…その2から続く)“イッツ・クリスマスタイム!” 終了後のディズニーシー、メディテレーニアンハーバーの凄まじい人ごみから抜け出して、私達が向かった先はアメリカンウォーターフロントのブロードウェイ方面でした。12:20からのビッグバンドビート初回にもしかしたら間に合うかも… との淡い期待を抱いてのことだったのですが、このとき既に時刻は12:00近く。クリスマスイベント中の土曜日ですもの、抽選無しで観られる初回公演への入場は当然のことながら既に定員に達して締め切られた後でした。では、クリスマスツリーの前で記念写真でも、とも思ったのですが。さすがに大人気の撮影スポットだけあって この時間のホレイショスクウェアのクリスマスツリー周辺はスマートフォンを高く掲げて自撮りする若い皆さんでいっぱいだったので、私達はなんだか気後れしてしまい 簡単に撮影を済ませてその場を離れるに至りました。そんな中ふとハドソンリバーブリッジ方向を見ると、なんだか長い列が橋の向こうまで続いている様子。――あれは何? ポップコーン待ち? それともビールとソーセージ待ち??と思ったら、12:30からドックサイドステージで始まる「ハロー、ニューヨーク!」2回目公演への入場列とのことだったので、 え?まだ並べるの?? と 私達はこの列の最後尾を目指すことに急遽方針変更しました。が、12:30の回への入場は私達の20~30名前で締め切りになってしまい、ビッグバンドビートに続きまたまたショー会場に入場できず…となってしまいました。(私達ったら、なんという無計画ぶりなのでしょう~)「でも、『ハロー、ニューヨーク!』って私達まだ一度も観たことないから(注:今年の夏から始まったばかりです)端っこからでも遠くからでも どんなショーだかちょっと様子だけでもみてみたいじゃない?」…と思い直し、そのままハドソンリバーブリッジの上のステージ寄りの場所からショーを眺めてみることにしました。そして12:30。ステージ上にブルーの衣装のダンサーさんが現れると、目の前に停泊する豪華客船S.S.コロンビア号のデッキからミッキーがミニーさんとプルートと一緒にご登場。ぴょんぴょんと飛び跳ねるように元気にステージまで続く階段を下りていってショーがスタートしました。 予備知識ゼロの上にステージの全貌を見ていないので間違ってるかもしれませんが、「ニューヨークに観光にやってきたディズニーの仲間たちが街の魅力をご紹介」みたいな気楽に楽しめる可愛らしいショーのように思われました。会場内で観るとある種のお楽しみも加わってよりいっそう良いようなので、また機会があったら一度くらいはステージ前の鑑賞エリアに入って観てみたいと思いましたよ。ショーが終わってからは、2年ぶりのアメリカンウォーターフロントのクリスマスデコレーションを眺めて回りました。どんな小さなワゴンもカウンターも、ふと見上げると表示看板までもが みんなおめかししていて素敵ですね~イッツ・クリスマスタイム!の宣伝看板も可愛らしいです。ウォーターフロントパークにも立ち寄りましたが何せ人が多かったので、こちらは夜になったらまた見に来ることにして ポンテヴェッキオを渡って「今年はちょっと今までと飾りつけが違うらしい」と噂に聞いていたロストリバーデルタへ向かってみることにしました。ちょっと強くなってきた北風の中、がんばって歩いて辿り着いてみると、確かに。今年は 中南米の民芸品などでよく見るような独特のカラフルな色使いのクリスマスツリーがあっちにもこっちにも飾られていました。若い皆さん、こういうの結構お好きなんじゃないでしょうか。街灯に取り付けられているバナーも良いですね~「Feliz Navidad」は スペイン語で「クリスマスおめでとう」の意味だそうですよ。その後は、メディテレーニアンハーバーへ戻って14:00からの本日2回めの“イッツ・クリスマスタイム!”をリドアイルの後方あたりから眺めました。ポンテヴェッキオから階段を下りた時には既にショー開始直前の13:50くらいになっていたので、もうリドアイルのショーエリアがまともに見えそうな場所はどこにも残っておらず、結局よく見えたのはオープニングの凧とキャラクター達を乗せて水上を移動する船くらい といった感じでした。それでも、さきほど真横からですが近い場所から観たショーの印象が強く心に残っていたので、音楽をきいているだけでも私はかなり楽しかったです。(“イッツ・クリスマスタイム!”のショー音楽は、選曲も構成も個人的にはかなり好きです。)ミッキーやサンタクロースを乗せた船が橋の下のトンネルに消えていくまで見送って、時刻は14:28。ホテルのチェックイン開始時刻まではまだ30分ほどありましたが、ハーバー一帯は大混雑していてホテル&パーク・ゲートウェイに辿り着くだけでも普段よりも時間がかかりそうな気配でしたし、すぐに思いつくような「行きたいところ」も特になかったので、私達はこのあたりでホテル・ミラコスタに向かうことにしてピアッツァトポリーノへ続く坂道をゆっくりと下り始めました。(その4 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
December 1, 2018
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(…その1から続く)そして 11:30。ワクワクしながらステージ真横の隅でこの時を待ち続けた私の耳に、まるで雪の結晶が小さく輝くようなきらきらとした音がきこえてきたかと思うと。ショーの始まりを告げる横断幕が凧に引かれて目の前をス―――っと通って行きました。すると不思議なことに、思いっきりの笑顔だった(はずの)私の目からは突然 さらさら と 涙がこぼれ落ちました。それは、かつてこの場所で何百回も観た はためく凧やジェットスキーの水しぶき、ハーバー全体に音楽やダンスや歓声があふれかえるあの光景を思い出して、私の脳が反応しただけ だったのかもしれません。が、さらに。懐かしい「Welcome to Christmas」のメロディーに乗ってハーバー水上を凧が何周もぐるぐると舞うと、いくら止めようと思っても涙はあとからあとから湧き出てきて止まらなくなり、「…It's Christmas Time!!」と宣言するような男声アナウンスが響き渡って赤と白の衣装の男女シンガーさんや出演者の皆さんがピアッツァトポリーノのステージ上に現れた時には 私は表情がひきつるほどに泣いてしまっていて、いつのまにか顔が涙でべしゃべしゃになっていました。心の中はこの上なく楽しい気分だったというのに。しかし ひとしきり「泣いてしまった」そのあとは、ステージ上や路面をいっぱいに使ってロマンティックに 元気に ダンスを繰り広げるポインセチアや雪の妖精たちや、セクシーなサンタベイビーや…愉快を通り越してクレイジー!と叫びたくなるようなトナカイダンサーズの見事なタップに私はただただ夢中になり、文字通り心が躍るような思いでした。雪を纏ったクリスマスツリーのような美しい衣装の出演者の皆さんが両手に赤と金のベルを持って広場に現れた時には、私は男の子みたいに ヒュ~!ヒュ~!と叫びたいくらいでしたよ!ショーのクライマックスでは、プルートへのクリスマスプレゼントを携えたミッキーやミニーもピアッツァトポリーノに戻ってきました。最後は ありとあらゆる出演者の皆さんとキャラクター達がステージにやってきて、クリスマスに集えることの幸せを歌ったあと、ショーは最高にメリー(merry!)でハッピー(happy!)なパーティーモードに突入していきます。クライマックスの部分のこのなんとも表現できない高揚感と楽しさは パーク内にいてこそ、ショーが行われている今この場所にいてこそ、感じられるものなのかもしれませんよね~(この時わたしは 今日この回のこのショーをこの場所で経験できてよかったな~ と 頭のすみっこでちらっと思いました。)もちろん最後の最後にはサンタクロースとダッフィーファアミリーの船もステージの後方にちゃーんとやってきます。サンタさんをお迎えしてもう一度みんなで盛り上がったあとはパーティーもおひらき、出演者の皆さんは手を振りながら広場から去って行き、ミッキーとミニーとプルートはサンタさんの船に乗り込んでハーバーから去って行きます。ミッキーとも しばしのお別れですね。ミッキー達の乗り込んだ クリスマスの飾りをいっぱいつけた大きな船がピアッツァトポリーノから離れていった後も、私は心の中でクリスマスソングのリズムを刻みながらずーっと拍手をし続けていました。今年これからやってくるクリスマス、パーク内には来られなかった昨年のクリスマス、そして一昨年のクリスマス、そのまた前のクリスマス。幸せだったクリスマスも、悲しい思い出のクリスマスも。“イッツ・クリスマスタイム!”には ディズニーシーで過ごしたクリスマスだけではなく 過去数十年分もの「わたしのクリスマス」を思い出させてくれるような そんな力(ちから)があるような気がします。いえ。わざわざそんなことを言わずとも、クリスマスという行事そのものが世界でもかなり古い部類に入る伝統的なイベントなのですから、誰もがそんなふうに感じてしまっても何の不思議もないのですけれど。でも、日本の片隅のこんな小さなテーマパークのこんな小さな水域を囲んで、何も戸惑うことも無く堂々と健康的にクリスマスを祝うことができるなんて。クリスマスは楽しい!幸せだ! と心から思わせてくれるなんて、もうそれだけで “イッツ・クリスマスタイム!”は素晴らしいショーなんだろうと思います。私自身はもうこのあとこのショーをパーク内で観られる機会は今年はおそらくないと思いますが、ぜひぜひたくさんの皆さんにこの幸せな気持ちを味わっていただきたいと そう思いましたよ~ ああ。ほんとうに。ほんとうにありがとうございました 抽選には当たらなかったけれど。26分間、天にも昇る気持ちにしてくださって感謝してます。再び鈴の音と鐘の音が鳴り響き始めたメディテレーニアンハーバー水際の広場で 心の中で何かに手を合わせてしっかり拝んでから、私は夫とともにステージ真横の花壇の縁(へり)っちょの場所を離れました。(ばいばいミッキー 今日も楽しかったよ!)(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
December 1, 2018
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12月最初のあたたかな週末。運よくホテル・ミラコスタに宿を確保することができて 私達は7か月ぶりにディズニーシーのパークを訪れることになりました。「クリスマスシーズンのミラコスタ宿泊」に限って言えば、実に6年ぶりのことです。ハーバーのショーは抽選にはずれてしまっても観られる場所があるのかしら… とか、 お天気はどうなのかしら…エンターテイメントの開催に影響するような強風が吹いたりしないかしら… とか。今回のパーク&ホテルでの過ごし方については心配したくなっちゃうことはたくさんありますが、最近 以前にも増して予約が取りにくくなっているミラコスタにクリスマスシーズンの土曜の夜に宿泊できるというだけで、もうじゅうぶん私達は幸せなのかもしれませんね。さて。今回の宿泊では前後の我が家の予定も考慮して パークに入園するのは初日の土曜日だけ と決めていた私達は、まだ朝陽も昇りきらぬ早朝 そろそろ6:15になろうか というタイミングでホテル・ミラコスタの正面玄関車寄せに到着しました。微笑みをたたえ出迎えてくださったドアキャストさんの立ち居振る舞いは今朝も颯爽として簡潔。「車から荷物を降ろして預けて控えを受け取る」までの一連の到着の儀式はものの1分ほどで鮮やかに終了し、夫が駐車場へと車を運転して行った後は 私に残された「やるべきこと」は一人で先にパークエントランス・ノースへと向かいミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口に並ぶことだけとなりました。入園ゲート前へと続く石造り風の階段をいつもと同じようにトントンと下りていくと、6:15過ぎのミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口には既に20組以上と思われる方々が待っていらっしゃる様子でした。先頭あたりの皆さんの中には重装備で横になっている方もいらしたようで「いったい何時ごろから並んでいらっしゃるんだろう? ホテルに宿泊していても早い人は早いんだなぁ~…」と驚きつつ 私は列の最後尾へと向かいました。後ほど合流してくるご家族やグループのメンバーの分を考えてか皆さんスペースに余裕を持って並んでいるため待ち列は人数の割には長くなっており、この時点でピクニックエリアを通り過ぎるあたりまで伸びていました。最後尾について前方を見上げると やや右手にはおなじみの塔が朝陽を浴びながらそびえ立っていました。数分後に夫が待ち列にやってきてからは、私達は交代で身支度を整えに出かけたり TODAYやマップを調達に行ったり 写真を撮りに行ったりして過ごしました。6:40を過ぎる頃には「ホテル・ミラコスタ宿泊ゲスト専用エントランス」の看板を掲げたホテルキャストさんも待ち列の最後尾に現れました。列の伸び方は土曜にしては緩やかに思われましたが、7:00くらいになると急激に伸びてバス停まで到達し折り返していたようでした。やがて7:20頃になると待ち列には「間もなく宿泊の確認が始まるのでご準備を」との声がかかり、しばらくすると前方で宿泊確認(もしくはエントリー券の回収)が始まり、手荷物検査を終えたゲストから順に入園ゲート前エリアへの案内がなされ始めました。だいたい20~30組目(人数にすると100人目くらい?)だった私達が手荷物検査を通過してゲート前エリアに入れたのは7:30頃でした。ここで私達は、「今日のディズニーシーは予定通りの8:00開園」というキャストさんによるアナウンスを耳にしました。ならば ディズニーホテル宿泊者は15分前の7:45に入園開始 となるはずなのですが…どういうわけだか今日はディズニーホテル宿泊者の入園は「7:40から」とキャストさんは繰り返しおっしゃいます。へえ~ そんなこともあるのねえ~… 何か事情でもあるのかしら? 一般の方より20分も早く入園できるなんて。 ひょっとして何かの間違い?…なんて夫と話していたら、本当に7:40にゲートがオープンし 私達も数分と経たないうちに入園できてしまいました。朝一番のディズニーシー、朝一番のミラコスタ通り。入口の上のタペストリーは、今年のクリスマスはずいぶんシンプルなんだなあ…上にちょこんとのっかっている小さなツリーも可愛い~……と、いつもならついつい足を止めて見入ってしまう私ですが。何せ今年のクリスマス、ディズニーシーのハーバーショー鑑賞エリアは抽選制です。抽選にはずれてしまってもショーの様子が観たいなら、なんとか少しでも観られる場所を探して、とりあえず確保しておかねばなりません。さあ、ミラコスタ通りを眺めるのは後でゆっくりすることにして。私達はキャストさん達に挨拶をしながら通りを抜けてメディテレーニアンハーバー・ピアッツァトポリーノに出ると、ショーステージが地下収納されている部分の横あたりに向かい、この場所が抽選対象ではないことを確認した上で、ショーが行われるエリアに対して立ち見の最前列状態になる花壇沿いに落ち着きました。(ここからだといったい何がどんなふうに観えるのかはさっぱり予想がつかないけれど。)時刻はまだ7:45になる前のことでした。花壇の縁に手をかけて広場をぐるっと見渡すと、今朝のこのあたりは私達が春に「ハッピー15エントリー」を利用して同じように入園した時よりも人が少なく落ち着いた雰囲気で、妙に急ぐ人もなく座り込む人も目立たず、人気アトラクションが控えるアメリカンウォーターフロント方面へ向かう人の流れも整然として静かなように私には感じられました。気がつくと ハーバーには清らかなクリスマスの音楽が流れています。だからそんなふうに感じてしまうのは、パーク中に響き渡っている 天上から降ってくるのかと錯覚するような弦の音色やトナカイの引くそりの鈴の音や それに時折混じる祝福の鐘の音がもたらすただの「クリスマス効果」にすぎなかったのかもしれません。それでも、一年で一番パークが美しく輝くこの時期に こうして二人でここにやって来られたというだけで 私はもう既に胸がいっぱいになりつつありました。(まだディズニーシーに足を踏み入れて数分しか経っていないというのに。)…しかしふと我に返り。これは単に 一般ゲストがなだれ込んでくる前の「嵐の前の静けさ」なのだ と瞬時に現実に立ち戻った私は、人影の少ない今のうちにクリスマスのディズニーシーの姿をカメラに収めておこうと思い立ち、夫を花壇沿いの場所に残して出かけることにしたのでした。まずは、エンポーリオの前に並ぶ小さなクリスマスツリーのもとへ。ディズニーシーのクリスマスではごく当たり前の 例年通りの風景ですが、昨年のこの時期はパークに来られなかったので小さなツリーたちにも二年ぶりの「こんにちは」です。先ほど素通りしてしまったミラコスタ通りもあらためて。そうそう。今年からクリスマスイベントの名称はパークもホテルも共通の「ディズニー・クリスマス」となったんだったわね~…キャラクター達の姿も控えめでシンプルな古風な仕上がりのデコレーションは、このパークの造作によく似合うなあ と私はつくづくそう思いましたよ。できればヴェネツィアあたりまで足を伸ばしてデコレーションを見に行きたいところでしたが、あまり遠くまで行ってしまって戻れなくなっても…と思った私は 7:55頃に本日の営業を開始したエンポーリオで少しだけお買い物をしてから 一般開園時刻を少々過ぎた8:05頃に夫のいる花壇沿いに戻りました。と 驚いたことに、この時には私達の背後には既に「鑑賞エリア外立ち見2列目」が完全に形成されており、なんと「3列目」までができつつありました。ピアッツァトポリーノの「抽選対象エリア」とされている場所のひとまわり外側の立ち見場所や リドアイルへと続く上り坂の柵沿いにも、場所を確保して待つ人の姿が万遍なくありました。どこもみな「ショーステージを望む場所」としてはふさわしくないと思われますが、強運無しではステージが綺麗に見える場所からの鑑賞が期待できないというのなら「せめて少しでも生のパフォーマンスに接したい」と考える皆さんが早い時間からそんな場所に落ちついてしまうのも仕方のないことなのかなあ… とちょっと思ってしまいましたよー8:10過ぎには、私は再び花壇沿いの場所を離れてニューヨーク・デリまで朝食の買い出しに出かけました。ニューヨーク・デリの店頭も、このお店のあるブロードウェイも、例年通りのこの地区らしいクリスマスデコレーションが施されていて私はなんだか ほっ としました。8:15過ぎのニューヨーク・デリは開店直後とあって店内ダイニングエリアはとーっても空いていましたが、稼働しているレジカウンターが少ないので注文まで意外と時間がかかり、スペシャルセットをスーベニアランチケース付きで購入して私が夫のもとに戻った時には時刻は8:30を過ぎていました。(余談ですが、この時には私達の背後の列はさらに増えて4~5列に達していました。戻るのに結構苦労しましたよ。)9:25にはメディテレーニアンハーバーの水上で“ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー”が始まりました。水際から全員が立ち上がるので、私達のいた場所からの見え方は「そこそこ」といった感じでしたが、それなりに楽しめました。その後 落ち着いたところで夫がビリエッテリーアに行って“イッツ・クリスマスタイム!”と“ビッグバンドビート”の鑑賞席抽選に挑みましたが、案の定 相次いで「はずれ」という結果になり、私達の初めてのパーク内での“イッツ・クリスマスタイム!”鑑賞は ステージ真横の花壇沿いから ということが完全に決定しました。ショー開始の約一時間前、10:30過ぎ頃からは、私は自発的に立ち上がって花壇の縁にもたれかかり、プロメテウス火山を眺めて過ごしました。(注:キャストさんからこのあたりの皆さんに対して「立つように」と指示があったのはもっとずっとあとの11:10頃でした)カレンダーの上では今日は12月の1日 真冬だけれど、季節外れとも思われるような穏やかな良いお天気です。あたたかなクリスマスのパーク。ずーっとずーっと、心の中にまで入り込むように流れ続けるクリスマスの音楽。人ごみに背を向けてハーバーと火山だけを見つめていると、抽選のことなど もう どうでもよくなってくるような気がします。――きょうは この場所からみえる光景だけを楽しむことにしよう そんなふうに思いながら私はショーの始まる時刻を待っていました。(その2 に つづく・・・)↓ 抽選に出かけた際に夫が撮影してきたヴェネツィアのクリスマス風景。不思議なことに人が全くいなかった とのことです。こちらは↓ブロードウェイミュージックシアター前、レールウェイ駅下の看板。だいたい10:30頃でしょうか。トイストーリーマニアのFP発券も終了し、ブロードウェイは人通りが少なかったそうです。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
December 1, 2018
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(…その2から続く)「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からディズニーシーに再入園したのは 12:00をほんの少し過ぎた頃でした。今日は夫が目を覚ましてからというもの(というか昨夜からずーっとですが)、私達は「今日はディズニーシーで何しようか?何かしたいことがある?行きたいところがある?」ということばかり話していました。夫に「何か見ておきたいものはないの?」と問うても、 ボクはあなたの笑顔がみたいです…というお決まりの突っ込みたくなるようなお上手しか言いません。(注:こういうとき実際には夫はもっと違う表現をするのですが、恥ずかしくてとてもそのままは書けないので一般化して書いています)あなたの方こそどうなのよ?と夫から聞き返されても、本当におかしなことなのですが、私もこれといって思いつくことが無いのです。…だって、昨日のうちに ファッショナブル・イースターもビッグバンドビートも観られたし、予定通りマゼランズも行けたし、記念写真も撮れたし、櫻のテラスでビールもできちゃったし スチーマーラインにも乗れちゃったし…ディズニーシーに行ってできたらいいなあ~と漠然と夢に描いていた楽しそうなことはほぼ全てできてしまったんですものね~それにだいたいね、滞在二日目の午前中の時点で「これから何したらもっと楽しいかな?」と二人で一生けんめい考えているというこの状況こそが「楽しいことだけ考えて過ごす」という 私達のこの二日間での大目標が達成された証拠じゃありませんかー?だから もういいのです。この数週間というもの、私達はふたりとも時間的にも精神的にもあまり余裕のない日々が続き、「ずーっと繰り返してきたこの時期の宿泊だけれど 今年はもう時間を作って舞浜に出かけるのは難しいんじゃないか? 計画も立てないで下調べもできないまま泊まりに行っても楽しめないんじゃないか?」という状態に一時は(私だけかもしれないけれど)陥っていたのですからね。楽しいことだけ考えよう!という気持ちのまま無事に宿泊二日目を迎えられただけで あとはもう何もしなくても。ただただ 二人してディズニーシーの中にいる ということが 今は私達の幸せなのかもしれません。…とはいえ、目的地のない壮大なお散歩というのは疲れるものです。――すっごーくちっちゃーいことでもいいから、何かやりたいこと ない?そんなふうに夫に言われて、私がなんとか思いついたのは、「サルタンズオアシスに行ってソフトクリームを食べる」 ということでした。(笑わないでくださいね~)ソフトクリームは、私の大好きな食べ物のひとつです。そしてディズニーシーでソフトクリームを食べることができるのは、今となっては プロメテウス火山を通り抜けた先にあるアラビアンコーストの「サルタンズ・オアシス」だけなのです。―― サルタンズオアシスか~ 行って食べて帰ってくるだけでも一時間はかかるな! よし!何が よし! なんだかよくわかりませんが、とりあえずお散歩の目標がひとつ定まったので、夫は嬉しそうでした。でも、ソフトクリームのその前に。ひょっとして「ビッグバンドビート」の初回 間に合うんじゃない?時刻はこの時12:05、本日のビッグバンドビートの 抽選無しで観られる初回公演の設定は「12:40」からとなっています。――昨日は初回が「12:20」だったけどこれくらいのタイミングで行っても席がたくさんあったから、今日も もしかしたらまだ席があるんじゃない?(今日は土曜日だから難しいかもしれないけど。)そう考えた私達は、とりあえずまずブロードウェイミュージックシアターに向かってみることにしました。約5分後シアター前に到着すると、12:40の回への入場待ち列はロープの中で二回折り返すほどの長さになっていましたが、まだまだ定員に達するまでは時間がかかりそうな気配でした。それからさらに5分くらい経って12:15になると入場が始まり、私達は なんと昨日座ったのとほぼ同じ位置(同じ列で横に1~2席ずれたくらい)の座席を確保することができました。昨日は開演の15分前に並んで 今日は開演の30分前に並んで。それでも得た席がほぼ同じということは 今日の方がややパークもこのシアターも混雑しているということになるのでしょうけれど、まあ連休初日の土曜日のわりには今日のパークは空いているってことだよなー と 私達は状況を認識しましたよ。さて、ショー開始直前には2階席までほぼ満席になった「ビッグバンドビート」初回は今日もとても素晴らしく、私達の満足感はここでまたまた高まりました。シアターから出た後は、青空の下ウォーターフロントパークをそぞろ歩き、その後はメディテレーニアンハーバーに戻ってエンポーリオ前のフォトロケーションにできていた撮影待ちの列に並んでカメラマンさんに写真を撮っていただきました。(13:30頃、15分待ちでした。)撮影終了後はハーバーを右方向に歩いてまっすぐ「ソフトクリーム」に向かおうかと思いましたが、まもなく「ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー」が始まるというのでザンビーニブラザーズ・リストランテ前でちょっとストップ。空いていた柵沿いの場所から14:00の「ご挨拶」を見ました。キャラクター達をのせた「35」マークの大きな船。登場の際は陸地に近いところをゆっくり航行するのですね~長時間場所確保しなくても、直前にその場で立ち止まってもそれなりにキャラクター達の姿が見られちゃう。「ご挨拶」ですから時間は短いですが、これは満足度高いです。やっぱり私、こういうのも結構好きかもしれないです。「ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー」が終わり、大きな船が水上から去って、時刻は14:10。すぐ近くのスチーマーライン乗り場では 入口に張られていたロープが外され、一時的に取りやめていたゲストの乗り場への案内が再開されたようでした。(水上ショーがある時などはスチーマーラインの運営は一時停止になりますからね~)このあとは本日の小目標「ソフトクリーム」のためにアラビアンコーストまで歩こうと考えていた私達でしたが、「ロストリバーデルタまで船に乗って そこからアラビアンコーストまで歩けばいいんだ!」と気づいてスチーマーラインを利用することにしました。運航再開後の一番目の船に乗り、ロストリバーデルタの船着場に到着したのは14:30。そこからアラビアンコーストまでゆっくり歩いて サルタンズオアシスで念願のソフトクリームを購入できたのは14:40過ぎのことでした。その後は、せっかくはるばるアラビアまで来たのだからアトラクションでも行っときましょう と「マジックランプシアター」へ。この時間(15:00前頃)スタンバイは55分待ち表示になっていましたが、「15:35~16:35」指定のFPを発券していたのでそちらを取得しました。取得してからふと思ったのですが、「私達、マジックランプシアターのFPを取ったのってかなり久しぶりじゃない…?」というわけで記念に写真を↓↓撮ってしまいましたよー指定時間が来るまでの間は 5分待ちだった「シンドバッド・ストーリーブックヴォヤッジ」に行って過ごしました。荒波を乗り越えて冒険を終え 外に出ると、アラビアの街の先にちょこんと頭をのぞかせるプロメテウス火山。 これもまた私の好きな風景の一つです。(まあ、パーク内のどこからでも火山が見えさえすれば それはもれなく私の好きな風景になっちゃうんですけれどねー)そしてFP指定時刻がやってきたので「マジックランプシアター」へ。安定の話芸とマジックを楽しんで、外に出ると時刻は16:00になっていました。それからは、火山の中を通り抜け、ショップに立ち寄ったりしながらメディテレーニアンハーバーの抽選所「ビリエッテリーア」へ。ビッグバンドビートの座席抽選にチャレンジしましたが席は得られず、「昨日今日と2回も観られているんだからもういいよね」とわりとあっさりと諦めがついた私達は、シアターの2階席入場列に並ぶこともせずハーバーで開催中だったファッショナブル・イースターを横目で見ながらミラコスタ通りへと向かいました。ショー開催中だけあって比較的ゲストの少なかったミラコスタ通り入口あたりで写真を撮り、さきほどエンポーリオ前で撮影していただいた写真をフォトグラフィカ(こちらのお店もこの時間は空いていました)で購入したあとは、ディズニーシープラザの石垣に腰をおろして ミラコスタ通り越しにハーバーショーが展開していく様子を眺めながらちょっと一息つきました。さて、このあたりで私達は再び この後どうするか?問題に直面することとなりました。夫が、 いっぱい寝てよく休んだはずなのになんかちょっと疲れてきた どこかでお茶でも飲んでしっかり休もう とか言い出したのです。ちょっと疲れてきたのは私も同じだったので、私は昨夜から考えていたことを夫に提案してみました。――じゅうぶん楽しかったから、予定を早めてもう帰っちゃってもいいのよ夕食のPSを一応押さえてはあるけれど、それだって店頭に直接出向いてキャンセルすればいいのだし ね。が、夫は、今の疲労感のままだとあなたが安心して助手席に乗っていられるような運転で帰る自信がないなあ… などとつぶやきます。あらそう。こんなことならやっぱり「チェックアウトして即帰宅」にするか、今日の夜も部屋を取っておけばよかったわねえ… やっぱり私達ももういい歳だから、二日間ディズニーシーにどっぷり浸かるなら二晩分のベッドが必要なのかもねえ…などと話していたら、私は急に思いつきました。――あなた、車の中でちょっと眠ればいいんじゃない?私達は早朝からディズニーシーに遊びに来て閉園時間頃までいる ってことは数年に一回くらいしかしないけど、そういう時って必ず 午後から夕方にかけて駐車場の車に戻って2~3時間仮眠をとるじゃない?それとおんなじよー! そうしましょう!というわけで、急転直下、私達はディズニーシープラザを離れて一旦退園するためにノース側のパークゲートを出て、ホテルミラコスタの駐車場に向かったのでした。(今回停めていたのがパークから近いホテル1階の場所で本当に良かったです。)17:00少し前のことでした。「だいたいのことは寝れば治る」が口癖の、睡眠大好きな夫が元気に復活した時には、時刻は18:45頃になっていました。あーよく寝た。のど乾いた。よし!パークへ行くぞ!…とやる気満々の夫とともにホテルミラコスタ駐車場を出て宴会場側の美しい廊下を通り抜け、ホテル&パーク・ゲートウェイからディズニーシーに入園したのは19:00くらいだったと思います。(外が暗くなってからこの廊下をロビーに向かって歩くというのは 私にとっては珍しい経験でした)――なんかこう スカーッと目が覚めるアトラクションに行きたいなーと夫が言うので、タワーオブテラーとか? と聞き返すと、――タートル・トーク行こう! タートル・トーク!…まあそうですね。たっぷり笑えばまだ少し残る眠気も吹っ飛ぶかもしれません。それに、ホテル&パーク・ゲートウェイを通って本日何度目かの再入園を果たして出たピアッツァトポリーノにはこの時間、20:00からの「ファンタズミック!」を待つゲストが続々と集まってきていたようでしたし、ハーバー水域周り以外の場所は大人気アトラクションを除けば空いてくる時間帯かもしれませんよね。そんなことを話しながらアメリカンウォーターフロントに向かうと、この時間のホレイショスクウェアあたりは予想通りの人の少なさでした。のどが渇いたー とずっと訴えていた夫は、公園沿いのドリンクワゴンに駆け寄ってコーラを購入。一気に飲み干した後、タートルトークへの入口に行きました。キャストさんの案内通り「待ち時間30分」プラス少々でクラッシュに会い、絶妙なゲストとのやりとりに涙が出ちゃうほど笑って 外に出たのは20:15頃。ウォーターストリートの緩やかな上り坂の向こうのハーバーではちょうど「ファンタズミック!」が佳境にさしかかっていました。私達はそれから、ゲストのいないホレイショスクウェアで キャストさん総出で「客待ち」状態だったビッグシティ・ヴィークルのニューヨーク周遊コースに乗ってみることにしました。現在、通常版の「ニューヨーク周遊コース」は、ホレイショスクウェアの波止場側にある乗り場から出発してウォーターストリートをハーバー方面へと上り、マクダックスプラザに沿って鋭角に曲がってブロードウェイを下り、ニューヨークデリ前を通り過ぎたところで右に曲がってデランシーストリートに入り、ホレイショスクウェアをぐるっと回って帰ってくる という行程になっています。が、キャストさんによれば、「ファンタズミック!」開催時間帯はハーバー方面の路上がごった返していて通行するのが困難なため コースを変更して運行しているとのことでした。では、この時間帯限定のコースというのは……出発してすぐデランシーストリートに入り 突き当たりを右に曲がってブロードウェイミュージックシアター前から光り輝くトイビルトロリーパーク(トイストーリマニアのある場所)ゲート前を通り、右に曲がってパークアベニューを進み 妖しい光に照らされているタワーオブテラーと瀟洒なS.S.コロンビア号の前を通り過ぎて プロメテウス火山を前方に見ながらホレイショスクウェアに戻ってくる… …という ニューヨークのスペシャルな夜景を楽しめるこの時間ならではの内容になっていて とてもとても素敵でしたよ~ふたりで貸切となった優雅な夜景巡りを終えてヴィークルをおりると時刻は20:30。あたりには「20:30の花火は中止になった」旨のアナウンスが流れていました。花火が無いのなら と、私達はここでディズニーシーのパークに別れを告げて、夕食の予約をしていたホテルミラコスタ「シルクロードガーデン」に向かうことにしました。予約時刻よりも早くに店頭を訪れたにもかかわらず、シルクロードガーデンの皆さんは私達を快く迎えてくださいました。土曜の夜でしたが、きっと運よくテーブルに余裕があったのかもしれませんね。白いクロスのかけられた広々としたテーブルで、私達は「五目あんかけつゆそば」と「牛フィレ肉の石焼炒飯」をふたりで取り分けながら 舞浜での今滞在中最後となるお食事をしました。注文の際にもう一品 野菜多めの料理を追加しようか迷って結局やめたのですが、つゆそばには季節の野菜がいっぱい使われていたので、 この二品でじゅうぶん! これで正解だったわね~ って思いましたよー食後のお茶もいただいて、シルクロードガーデンを出たのは21:35頃でした。ロビーで少々帰り支度を整えた後、私達はベルデスクで名前を告げました。キャストさんはすぐに お車でご出発ですね! 玄関にお荷物をご用意してお待ちいたしますので、お車をお回しくださったらこちら(荷物の控)をドアマンにお渡しください と、まるでいつもの私達の帰り際の様子を知り尽くしているかのように 穏やかに且つ親しみ深く案内してくださいましたので、私達はただ笑顔を二、三度返しただけで なんの説明も要請もすることなくことは済んでしまいました。いつもなら、荷物を預ける際にサービスホットラインに電話して荷物の数や内容や出発時間や帰りの交通手段などこまごまと伝えてあるので「これくらい当たり前」の対応といえるかもしれませんが、きょうは夫がうっかりしていたせいで 荷物預かりの全ての手続きをサローネ・デッラミーコのキャストさんに口頭で雑に「丸投げ」してきてしまっていたので、それでもなんの滞りも無くいつも通りにベルデスクでのやり取りが終わったことに ちょっとだけ感心しましたよ。駐車場からホテル正面玄関へと車を走らせて いつものように荷物を積み込んでいただき、これまたいつものように女性ドアサービスキャストさんと軽い冗談を交わした夫が笑顔のまま運転席に乗り込んできたのは21:55頃でした。ロータリーを回りきってスロープにさしかかる前に、夫は車の窓を開けてドアサービスキャストさんに向けて手を振りました。そうして 私達の車は舞浜の丘から現実の世界へ、首都高速道路へと流れ入りました。帰宅した後、私達の小さなコンパクトデジタルカメラに残る画像を見ていて、たくさんの風景写真やショーの写真やふたりで撮った記念写真の中に、撮られた記憶のない思いがけない画像がいくつもいくつも混じっているのに私は気づきました。ゲストの少なくなった朝のベッラヴィスタラウンジで、キャストさん達と一緒に天井の葡萄棚を見上げる私の写真です。まったく いつの間に。どうやってこんな写真を撮っていたんだか…そして、――夫がいつも冗談のように繰り出す例のお得意の「お上手」は、ひょっとしたら決してお上手などではないのかもしれないなしたいことが無くても、行きたいところが無くても、疲れていて眠くても。できるだけ長い時間ディズニーシーとホテルミラコスタに留まりたいといつも夫が願うのは、そこでしか見られないものがあることを ちゃーんと解っているからなのかもしれないなー と 私はそう思ったのでした。(おわり)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 28, 2018
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(…その1から続く)テラスでのお茶を終えて、スペチアーレ&スイート客室についている朝食をとるためにベッラヴィスタ・ラウンジを訪れると、ちょうどディズニーシーのパーク内では9:30からのご挨拶プログラム「ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー」が始まろうとしているところでした。ショーではなくあくまで「ご挨拶」のための短いプログラムなので、お店の大きな窓から眺めていても 何か来た!何かやってる! くらいの感じになってしまいますが、タイミングよく居合わせるとやっぱりちょっと嬉しいものですよね~さてさて、本日のベッラヴィスタ・ラウンジでの朝食。私達が案内されたのは窓辺の丸テーブルではなく、その後ろに位置する 6人くらいは座れるのではないか と思われるゆったりしたソファー席でした。普段のランチタイムなどでは「窓際1~2列目」の予約しか(私は)したことがないので、このソファー席で食事をしたことは今まで殆どありません。(お茶の時間にお邪魔した際は、何度が案内していただいたことがありますが。)が、ベッラヴィスタ・ラウンジの朝食時間帯は予約の際に座席位置を指定するというシステムではなく、お店の方が店内状況を見ながら順番に調整、配席をなさるので、朝食時ならばこのソファー席に案内されるチャンスは私達にもあったはずなのです。それでも今まで案内されたことがなかったのは、おそらく私達がいつも夫婦二人っきりであること(大きなソファー席を利用するほどの人数ではないこと)が関係していたのかもしれませんね。実際、今回、「こちらのお席です」と私達が案内されたその大きな細長い立派なテーブルには、4~5人分のシルバーのセットに加え 小さなお子さん用(たぶん)のランチョンマットまでが用意されていました。いつもはあまり目にしたことのない 可愛らしいキャラクターランチョンマットを見て夫が「~??…」という顔をすると、案内してくださったキャストさんは、「失礼いたしました。こちらはお子様用のご用意になっております。よろしければお食事の記念に どうぞお持ちください。さしあげます。」と、ニッコリなさいました。そして不要になった数人分のセットを手早く片付けて 去って行かれました。さしあげます と言われると、それが何であろうと人はだいたい嬉しくなっちゃうものですが、可愛いランチョンマットを思いがけず手にした夫もそれは同様で、「いいもの貰っちゃった~ これ折ったり丸めたりできないな~ どうやって持って帰ろうかな~」と、その後とっても嬉しそうにしていたので ちょっと可笑しかったですよ~ちなみに そのランチョンマットはこちら↓です。お子さんのいらっしゃる皆さんならよくご存じの物だとは思いますが。(お部屋に戻ってから記念に撮影しました。もちろん折れないようにクリアファイルに入れて丁寧に丁寧に持ち帰りましたよー)それから私達は、一時間近くをかけてゆったり朝食をとりました。ソファー席で テーブルも二人用にしては非常に広かったので、いつもよりも余計に「ゆったり」した朝食になった気がしないでもありませんが…食事中ふと上を見上げると、ソファー席の上の天井部分に葡萄棚が描かれているのに私は気づきました。何度も何度もお邪魔しているお店だというのに、店内のこのあたりの天井の様子など今までは気に留めたことがなかったので こんなふうになっているなんて正直よく知りませんでした。(よく利用する窓際のテーブルの上の天井はもっとシンプルです。) わあー 私達ったら今 葡萄棚の下でご飯を食べてるんだわ~ 素敵~ ピクニックみたいだね~などと、気付いてからというもの天井を見上げるたびに私はひとりではしゃいでいました。(だってねえ、枝葉の間から見える青空に薄い白い雲まで描かれていて、本当に葡萄棚の下にいるみたいな気分だったんですよ~)すると、おおかた食事が終わりコーヒーをいただいている頃になって男性のキャストさんが近くにいらして「実は…」と 小さな声で私に話しかけてくださいました。「実は、ちょうど今座っていらっしゃるあたりの天井にミッキーが隠れているんです。」……ええぇーっ! そんなぁー!『隠れミッキー』だなんて。そんなことを聞いてしまったら、もうすっかり大人の私だけど、探さないわけにはいかないじゃないですか!さっそく、夫と私は必死に目を凝らして天井の葡萄棚に隠れているというミッキーを探し始めました。(いました!)(わかります?)数分かかってなんとかミッキーを探し出すことができてホッとしていると、今度は「他にも、天井の葡萄棚にはミッキーが隠れているところがもう2か所あるんですよ。」などとおっしゃいます。……またまたまたー!ほらほら このあたりですよ、こちらです、とキャストさんは店内のバーカウンター(朝食ブッフェの時はお料理が置いてあるカウンター)の上あたりを示してくださいます。この時、時刻はもう10:30近くなっていて店内には食事中のゲストの姿も殆どありませんでしたし、朝食時間帯はブッフェ形式ですから席を離れて少々立ち歩いても他のお客様ににご迷惑をおかけすることも少ないだろう… と 思い切って私はソファーから立ち上がり、天井の葡萄棚に隠れているもう2つのミッキーを探しに出かけました。と、いました いました。最初に見つけたミッキーよりも私にとっては見つけるのが簡単だったので、なんだか嬉しくなってしまいました。キャストさんが「実際に目で見た時よりも、広いエリアを写真に撮っておいて あとでなんとなく眺めていた時に気付いた という方が多いみたいですよ」とおっしゃるので、私も持っていたスマートフォンでちょっと天井を撮影させていただいちゃいましたよーキャストさんからのふとした一言がきっかけで、いつものように窓際の丸テーブルでパーク内の景色ばかりを眺めて食事していたら絶対にできなかったであろう楽しい経験を 今朝 私はすることができました。『隠れミッキー』の話題はこの地でゲストをもてなすお仕事をなさっている皆さんにとっては一般的な話題のひとつなのかもしれません。でも、お子さん連れファミリーでもなく 一見したところSNS投稿が好きそうな方々でも若くて賑やかなグループでもない 結構な年齢の夫婦ふたりきりで訪れた私達のようなゲストにこの話題を提供するのは、喜んでもらえるか…呆れられるか…という きっとひとつの「賭け」に近いことだったでしょう。(ミッキーなどのディズニー要素に一切興味のない ただの旅行者、ホテル利用者かもしれませんものね。)その点では 入店してすぐに夫にランチョンマットをくださった女性キャストさんの行動も同じだと思います。(「すみません」と言ってさっと片付けてしまっても良かったわけですから。)こんな風体のゲストだからこんなことには興味ないだろう…喜ばないだろう… なんていう固定観念の垣根を軽々と飛び越えて。フレンドリー過ぎず、かしこまり過ぎず、舞浜の地に建つホテルらしいほどよい距離感で私達に接してくださったベッラヴィスタ・ラウンジのキャストさん達には 今さらながらに頭が下がる思いでしたよ。ありがとうございました。あんまり楽しくて笑ったような顔のまま スキップして(心の中でね!)部屋に戻り着いたのは10:30過ぎ頃のことでした。この時間、東向きのテラスには初夏のような陽光が降り注ぎ、これは日傘が必要… と思われるほどでした。たっぷりの光の中で はっきりと見える水平線。私の好きな景色です。見渡すと東京湾では 大きな船が数隻、かなりのスピードで航行中のようでした。私達はそれから、テラスに面した窓を全て開け放して室内で記念撮影をしたり、部屋を片付けて荷物を整理したりしました。そして11:20過ぎ頃、テレビ画面でエクスプレスチェックアウトを選択し、部屋を出てサローネへ。(ドアノブにかける「エクスプレスチェックアウトしました」のカードは無くなり、代わりにテレビ画面で操作するようになったのですね~)※余談ですが、サローネに着いたあと、夫が「サービスホットラインに電話しないまま部屋に荷物を置いて出てきてしまった」ことに気付いたのですが、サローネキャストさんが手配してくださり事なきを得たようでした。感謝です。お邪魔してみるとこの時間のサローネには数名のゲストがいらっしゃるのみで、今回もまたとても静かでした。昨日も何度もこちらを利用しましたが、今回の滞在中では「大混雑で賑やか」という場面に一度も遭遇せず、「こんなこともあるんだなあ… タイミングかなあ…」と思いましたよー11:30からは、今滞在中サローネ・デッラミーコから眺めるのは二回目となる「ファッショナブル・イースター」が始まりました。昨日の夕方ここから観たのと内容は多分同じはずなのですが、光の加減で随分と印象が変わるものなんだなあ と思いましたよ。眼下のステージやショーエリアでのパフォーマンス時も、色彩が生き生きして綺麗によく見えます。飛び立った凧も五色五連でした。やがて ショーが終わろうとする頃、私達はキャストさん達にお礼を言い 滞在中に諸々お世話になったサローネ・デッラミーコを出ました。12:00になる少し前のことでした。(その3 に つづく・・・)私の大好きな椅子。背面に地図がデザインされています。こちらはヴェネツィアサイドのソファー。落ち着いた色合いで、これもまた好きです。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 28, 2018
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(…前日から続く)ふと目をあけると、室内は明るくなっていました。ディズニーシーのパーク内でも東寄りに位置する、ここはホテルミラコスタのヴェネツィアサイドです。昨夜、テラスに面した窓の遮光カーテンを全部開け放したまま床に就いたせいで、目覚まし時計が鳴るよりも前に 東の空にのぼってきた朝陽の気配で私は目を覚ましたのでした。時刻は、 …まだ5:10。きょうは6時過ぎに起きればじゅうぶん と思っていたので、本音を言えばもうちょっとベッドにいたい気分です。が、せっかくのテラスルーム、しかもここは ポルトパラディーゾサイドとは違って他からの視線を気にする必要の無いヴェネツィアサイドのテラスルーム です。――こんな格好だけど、ちょっとだけテラスに出て早朝の景色を眺めてみたいじゃな~い?やや寝ぼけながらもそう思った私は ベッドから起き上がると上着も羽織らずにガラス扉を開けテラスへ出てみました。と、そこにあったのは しーんと静まり返ったディズニーシー。ヴェネツィアの街並みを見下ろしてみても見渡せる範囲に人影は無く、遠くの水平線を見遣っても浮かぶ船の姿は無く。朝5時過ぎのディズニーシー・パークでは、背の高いタワー・オブ・テラーの建物の東側外壁上部だけがオレンジ色の朝陽を浴びて輝いていました。――うん 今朝の天気が良いのはよーくわかった。もうちょっと寝る。私は心の中でそうつぶやき、ベッドに戻りました。本格的に起床したのは6:00過ぎ頃でした。私は(先ほどとは違い)今度は、ベッドから出てまずはバスルームへ向かい しっかりと目を覚ましたあと簡単に身支度を整えてからテラスに出ました。6:20になったパーク内には既に、営業時間中に耳にするのと同じBGMがごくごく小さな音量で流れていました。気持ちの良い朝の匂いのするパーク。ぼーっと景色を眺めながら朝の空気に触れていたいところですが、昨夜夫は確か 「明日の朝は早い時間から外に並ぼうなんて考えてはいないけど、どこか猛烈に行きたいとこがあるわけじゃないけど、一般入園ゲートが開く前までに入園できるようなら入園してみたい」 とか言っていたはず…特に行きたいところもないのに入園したいって、どういうことよ?楽しみにしていたことは昨日一日で殆ど達成できてしまったのだし、今日の朝はのんびり過ごしてチェックアウトしたらホテル内でご飯でも食べてそのまま帰宅する っていう選択もありなんですけど?…などと思わないわけではありませんが、ここはひとつ、夫の希望通りの行動が取れるように準備だけはしておくのがベストでしょう。となれば、あんまりのんびりもしていられません。せっかくだから と 私はテラスのテーブルに鏡を置いて身支度の仕上げをすることにしました。(つまりはテラスで「お化粧」を始めたのです。)すると、どこからともなく チュン…チュン… と 鳥の声が。――何、なに? どこ?見上げると、やってきていたのは雀たちでした。一羽二羽、テラスの庇のその上の瓦にちょこんと留まってこちらを見下ろしています。どうやら、私がテラスのテーブルにお化粧道具を広げたものだから 「これから朝食が始まる!パン屑にありつける!」 とでも思ったようで、瓦の上の雀の数はどんどん増えていきました。(さすがディズニーシーに生息する鳥達です。目ざといですね~)しかし 待てども待てども一向にテーブルの上に食べ物が登場しないとわかったからでしょうか。次第に鳥の声は聞こえなくなりました。やがて6:50頃になると室内ではモーニングコールが鳴り響き、じゅうぶん寝たせいで気持ちよく目覚めた夫は恒例の朝風呂へ。そしてジャスト7:00には、それまでパーク内にひそやかに流れていたBGMのヴォリュームが営業中と同じレベルまでぐんと大きくなりました。耳を澄ますと、何を言っているのかまではよく判りませんが パーク内のどこかで女性がアナウンスする声も聞こえてきます。本日のディズニーシー、一般開園時刻まであと一時間、ディズニーホテル宿泊ゲスト用の入園ゲートが開くまでだとあと40分といったところでしょうから、そろそろキャストさん達も開園準備に本腰を入れる頃なのでしょうね~テラスの正面に見える軌道上を滑っていくリゾートライナーも、このころには既に4分間隔で運行しているようでした。10分ほどして ヴェネツィアの運河にかかる橋にも元気な朝陽が当たり始めるかという頃、びっくりするような速さで支度を終えた夫がテラスにやってきました。――いやあ 今日はいい天気だねえ~ こんなにいい天気なら 朝食はテラスで っていうのでも良かったかもね~まあ、確かにね。ヴェネツィアサイドのテラスルームに宿泊するときは 私達はいつも「朝食はベッラヴィスタラウンジで」って ついついお願いしてしまいがちだけれど、いつかまた機会があればそんなのも楽しいかもしれませんね~こちらのサイドのテラスは東に向いているので 季節や時間帯によっては突進してくる朝陽を避けるのにちょっと工夫が必要かもしれないけれど。それからまもなくして 私達は部屋を出ました。長い長い廊下を経てサローネ前のエレベーターで2階に下り、ホテル玄関を出ようとロビーを横切る時にふと 大きな窓からパーク内を眺めると。ゲストを出迎えるためエントランス方向へと急ぐ多くのキャストさん達の姿が見えました。この時、時刻はまもなく7:30になろうか というところ。私達が正面玄関を出てパークエントランス・ノースのホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口へと階段を下りて行くと、入場待ち列では既に通行証の回収(もしくは宿泊確認)と手荷物検査が始まっており、ゲート前エリアへの誘導ももう行われていて、列は断続的に前へ前へと少しずつ動いていました。付近にいらしたキャストさんによれば、本日のディズニーシーの開園時刻は5分早まって7:55、ディズニーホテル宿泊者専用の入場ゲートも予定よりも5分早く7:40に開くとのこと。この時点で専用ゲートが開くまで10分を切っていましたが、キャストさんによる諸々のチェックと誘導はとてもスムーズで、比較的遅いタイミングで最後尾に並んだと思われる私達も7:35頃にはゲート前の待機エリア内に案内していただくことができました。そしてその後7:40にゲートがオープンすると 私達はかなり後方にいたにもかかわらず5分後の7:45にはゲートを通過して入園できてしまったので、「パスポートの読み取りシステムが変わってから本当に入場がスムーズになったなー」とあらためて感心してしまいましたよ~さてさて、ところで今日は4月28日土曜日。いよいよ世間でいうところのゴールデンウイークも始まって、昨日と比べると格段に人が多いように感じられるディズニーシープラザとミラコスタ通りです。時間こそ昨日よりも一時間早いですが、相も変わらぬいつも通りの入園風景。今日はお天気が良いので、元気な太陽の光のおかげでお祝いのデコレーションもより美しく晴れやかに見えますね~特に目的も決めずなんとなく朝一番入園を果たしてしまった私達は、昨日は立ち止まりもしないで通過してしまったエントランスあたりでしばらく写真撮影などしていたのですが、今朝のハッピー15エントリーでの入園ゲストの数があまりにも多いのに圧倒され、とりあえず人の波に押されるようにしてアメリカンウォーターフロント「トイストーリーマニア」方面へと歩を進めました。でもねーこのあとは朝食の予定があるから「トイストーリーマニア」に行くったってFPを取得するわけにはいかないし、スタンバイで乗るにしてもこんなにたくさん人がいたら 既にすっごい待ち時間になってるかもしれないよー以前とは違って、最近はハッピー15エントリーで入場するゲスト数が倍くらいに増えたし(この一年ちょっとの間に「ディズニー・セレブレーションホテル」の宿泊ゲストも15分前に入場できるようになりましたからね…)朝イチのトイストーリーマニアのスタンバイ待ち時間も以前の倍くらいになってるかもしれないよー…なーんて話しながらアトラクション付近まで行くと、この時間(7:49くらい)のトイストーリーマニアのスタンバイルート待ち時間は「約30分」とアナウンスされていました。ほらね!ホントに以前の倍くらいになってるよ!!以前 ホテルミラコスタとアンバサダーホテルの宿泊ゲストだけが15分前に入園していた時には、超混雑日の遅めのタイミングでのんびりここにやってきても待ち時間はせいぜい10分から15分くらいでしたから、随分と状況が変わりましたよね~この調子では、今後は朝一番に「人気アトラクションに行きたい」とか「ショー鑑賞の場所を確保したい」とか目的がはっきりしている場合には、入園したらあんまりよそ見しないでまっすぐ目的地に向かった方が良いのかもしれないなー なんて思っちゃいましたよ~アナウンス通り「待ち時間30分」でトイストーリーマニアを楽しんで、アトラクション建物を出たのは8:30過ぎ頃でした。私達はそれからパーク内ヴェネツィア地区をかすめてハーバーに戻り、ショップにちょっとだけ立ち寄った後「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って館内に戻りました。エレベーターで5階サローネ前に上がると、時刻は8:40。早朝からごった返していたパーク内とは対照的にこの時間のホテルミラコスタ5階の廊下はとても静かで まるで別世界のようでした。部屋に戻った私達は、朝食までの数十分間をお茶を用意してテラスで過ごすことにしました。テーブルの近くには再び多くの雀たちがやってきましたが、コーヒー以外に何も出てこないことを察知すると彼らは次々と飛び立っていきました。それでも私達がテラスにいる間ずーっと 少し離れたあたりでは盛んに鳥の声がしていたようだったので、ひょっとしたら近くのお部屋ではこの時「テラスで朝食」の真っ最中だったのかもしれませんね~ああ。それにしても。今朝は本当にいいお天気です。ただお天気が良いというだけでこんなに嬉しくなっちゃうなんて、顔が自然に笑っちゃうなんて。他の場所ではあんまりないことだよなー…と 遠く水平線を眺めながら私はそう思いました。(その2 に つづく・・・)《「ハッピー15エントリー」用のゲート通行証》※入場ゲートに向かう前に 記念に撮影しておきました。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 28, 2018
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(…その4から続く)サローネ・デッラミーコの窓辺を離れて ディズニーシーに再入園したのは17:00を過ぎた頃でした。今日は朝早くからここにやってきて、「ファッショナブル・イースター」も希望通りの場所で観られたし 時間的に難しいのでは?と諦めていた「ビッグバンドビート」の初回公演も思いがけず観られてしまったし、久しぶりの「マゼランズ」で大満足の昼食もいただけたし。私達が来園前から思い描いていた「ディズニーシーでやりたいこと」は、パーク閉園時刻まで5時間を残した今の時点で殆どできてしまいました。あとは恒例のフォトスポットでの「記念撮影」だけですが、もうそろそろ夕刻ですし これは明日に回したって全然差支えありません。しかし夫は、 もうひとつある 今日中に絶対にやりたいことがある と言うのです。何? と聞くと、「レストラン櫻のテラスでビール!ビール!」明日は帰り車を運転しなければならないので、今日でなければできない!というのです。ごもっともです。――では ビールに直行しますか?と思ったのですが、その前にまず抽選。ビリエッテリーアに立ち寄って、本日最終回(18:50から)のビッグバンドビートの座席抽選にチャレンジしてみました。が、残念ながら結果は「はずれてしまいました」。でもまあ、今日は初回公演を鑑賞できたんだし…夫も「これでビールに専念できる」とでも思ったのでしょうか、いつもよりも落ち込み方が軽かったようでした。(思い通りに運ばなかった場合の代案 というか「別の楽しみ」を用意しておくのって 精神衛生上重要なことなんだな~ って痛感しましたよ!)――では今度こそ、ビール?と思ってコロンブス像あたりからウォーターストリートを下って行こうとすると、マクダックスプラザにグリーンとブルーの衣装に身を包んだ綺麗なおねえさまがふたり…おおお、これは ダイヤモンド・シスターズ じゃないの??昨年春あたりに登場した ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにぴったりのアトモスフィアエンターテイメント「ダイヤモンド・シスターズ」の皆さんでした。彼女たちがパークに登場したことをSNSなどで識ってからずーっと 私はタップダンスの上手な彼女たちにお会いしたくてたまらなかったのですが、今まで遭遇の機会が無いまま来てしまっていたのでこのチャンスを逃すわけにはいきません。なのでちょっと予定を変更して、私達は彼女らのパフォーマンスを最後まで観ました。(わけあって内容には触れません。おわかりですよね?)とても楽しかったので、またいつか遭遇できたらいいなーと思いましたよ!その後は「今度こそビールか?」と思ったのですが。夫が「さっき時間が無くてスルーしたウォーターフロントパークの“ランウェイ”の写真撮影、まだやってるかな?」というので状況を見に行くことになりました。時刻は既に17:30を過ぎ、日没も迫ってきています。もう日が暮れちゃうんだけどな… と思いつつ覗きに行くと、待ち時間は多少発生しているもののまだまだカメラマンさんによる撮影は続行中。そこで私達は思い切って あずまやの脇に作られていた待ち列最後尾にならぶことにしました。そして待つこと15分。順番がやってきたので私達は「Happy Easter!」のボードを持ってランウェイを歩き、スナップ写真を何枚も撮っていただきました。こちらは1画像500円から(5画像までだと1500円)好きなだけの枚数をオンラインフォトでダウンロードできるそうですよ。もちろんその他に、台紙付きの写真もいつも通りにお願いしました。(パーク内で受け取り)ウォーターフロントパークでの撮影を楽しく終えて、時刻は18:00。――さあ!やっとビールだよ!私達はようやく当初の目的「レストラン櫻」のテラス席にたどり着き、プロメテウス火山の見えるテーブルでビールをいただくことができました。夫はテラス席入口のレジでビールと一緒に「てりやきチキンロール(500円)」も購入し、おつまみにしていましたよ。(しばらく来ない間にテラス席には屋根も設置され、何やら空調機?ヒーター?のような設備も用意されているようだったので、 へえ~~立派になっちゃって~… ってちょっと思っちゃいましたよー)こんなに素敵な場所なのに やはり平日だからなのでしょうか レストラン櫻のテラス席はいつまでたっても静かなままでした。私達はハドソンリバーと火山を眺めながら、この場所を巡る思い出話などをしつつ、30分以上をほぼふたりっきりで過ごしました。やがてあたりが暗くなってきた18:30過ぎ、私達はテラス席を立ち 対岸のケープコッドへ渡ってスチーマーラインに乗り、短い船旅を楽しみました。この時間のスチーマーラインは夜のハーバーショー開催に備えて変則的な運航(ケープコッド⇔ロストリバーデルタの折り返し運航)になっているのはわかっていたのですが、ひっきりなしにハドソンリバーを行くスチーマーラインを櫻のテラスから眺めていたら、どうしても乗りたくなってしまったのです。その後はホテルミラコスタへ戻り、部屋に戻る前に5階のサローネへ立ち寄りました。お邪魔したのは19:40くらいだったと思います。ちょうどチェックインの手続きにいらしていたご家族連れを含め3~4組ほどの少人数のグループがいらしただけで この時間のサローネはとても静かでした。私達はキャストさんがすすめてくださった大きな窓に近いテーブルで、辛口のスパークリングワインで少し早い結婚記念日をこっそり祝いました。今年もこの場所で、ささやかだけれど幸せな乾杯ができたことに感謝しながら。20:00からは、そのまま「ファンタズミック!」もみせていただきました。他にどなたかが窓辺にいらっしゃるかもしれないから…と思いつつ 初めは遠慮しながら観ていたのですが、どやどやとサローネに入ってくる方々もいらっしゃらず、むしろショーが始まってからの方がサローネ内の人口密度は低くなったような感じで、まるで自室にいるかのような落ち着いたショータイムでした。昼間の「ファッショナブル・イースター」の時も思いましたが、ハーバーに面した客室に今夜ご宿泊の皆さんは きっと それぞれのお部屋からご覧になっているのでしょう。ファンタズミック!終了後は再びふたりでディズニーシーに入園し、フォトグラフィカでさきほど撮影していただいた写真を購入し、ヴァレンティーナズスウィートでお買い物をしました。(20:30からの花火「ブランニュードリーム」は中止でした。)サローネ・デッラミーコに戻ったのは20:40頃でした。私達は今度は 室内の少し奥にある大きなテーブルに落ち着いて、そこでそれから一時間ほどをスパークリングワインやウィスキーなどをいただきながら過ごしました。お部屋のテラスから美しい夜景を眺めるためにそろそろお暇しなくては と、キャストさん達にお休みのご挨拶をしてサローネを出たのは21:40頃でした。長い廊下を経てドアを開け 部屋に入ってベッドルーム方向を見ると、ターンダウン後のベッド周りはきちんと整えられ サイドテーブルには「おやすみなさいカード」が置かれていました。ああ… 快適そうですね~…テラスに出てみると、目の前には見慣れた でも期待通りの素晴らしい夜景が広がっています。――おととし隣のテラスルームに宿泊した時は 確かリストランテ・ディ・カナレットが工事中で目隠し用の幕で覆われていたから ヴェネツィアの夜はもう少し全体的に暗かったんだよね~――トイストーリー・マニアができてからは、ブロードウェイミュージックシアターの向こう側がすごく明るくなったから雰囲気も変わったと思うけど、以前のことはなんだかもう思い出せないなあ…テラス手すりの手前の白い柵に身を寄せて、私達はしばらくの間 夜景にまつわるどうでもいいような思い出話をつらつらと話しました。22:00近くになると、ディズニーシーのパーク内では閉園時刻が近づいたことを知らせるアナウンスが繰り返し流れるようになりました。私達もそろそろ明日のことを考えて、休む準備をしなくてはなりません。ヴェツィアサイドのテラスルームから眺める夜景とはここでお別れ、室内に戻ることにしました。入浴と明日の準備を済ませて、私が再びテラスに出てみたのは23:30近くなったころでした。夫は既に夢の中、私ももう相当に眠かったのですが、東京ディズニーシーが今日一日を終えて眠りについていくその時を 一緒に迎えたかったのです。テラスに置かれている白い椅子に腰かけ、数分。閉園時刻を過ぎて人の気配が無くなってからもずーっと パーク内に流れ続けていたBGMが唐突に止まりました。S.S.コロンビア号の赤い煙突を夜空に浮かび上がらせていた明るい照明も 音も無く消えました。立ち上がってパーク内に目を遣ると、ヴェネツィアからアメリカンウォーターフロントにかけての美しい夜景を作り出していた建物たちは皆 灯りを落とし、ついさきほどまで点灯していたブロードウェイミュージックシアターのネオンサインも消えていました。遠く海沿いにそびえ立つ奇怪なホテルの姿だけが、青い光に照らされてそこにはありました。23:30過ぎのことでした。それでは。無事 一日を終えた東京ディズニーシーと同じように、私もこのあたりでパタリと眠りに落ちようと思います。眠りにつく前の夫の話から察するところ どうやら明日の朝もあまりゆっくり寝てはいられないようなので。(何故?)おやすみなさい またあした。(翌日につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 27, 2018
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(…その3から続く)ホテルミラコスタ5階の一角にあり、ディズニーシーのメディテレーニアンハーバー一帯を見渡すことのできるサローネ・デッラミーコに足を踏み入れたのは 15:20も近くなった頃でした。この時間のサローネは混雑の波は既に過ぎ去った後だったらしく、チェックイン手続きを待つグループは私達の他にはひと組いるのかどうか…といった感じでした。そんな状態でしたから、テーブルで冷たいものをいただいて一息つくとすぐにキャストさんが夫に声をかけてくださって私達のチェックインは始まり、そして数分で終わったようでした。キャストさんの案内で 本日宿泊するヴェネツィアサイドのテラスルームにたどり着いたのは15:40くらいだったと思います。宿泊回数を重ねても 過去に利用した客室の部屋番号を記憶する習慣が全く身につかない私達ではありますが、ホテルミラコスタのテラスルームはどちらのサイドも一室一室テラスの造りが異なっていて それぞれ個性的なので、部屋に入ってすぐに目に飛び込んできた シフォンのカーテン越しに仄かに見える景色で私はなんとなく気が付きました。ここは、数年前にも案内していただいたことのあるお部屋じゃないかな?そして カーテンを開け窓を開けてみると、その思いは確信に変わりました。レンガ色のテラスの見晴らしの良い部屋、ホテルミラコスタが内装をリニューアルする以前に確かに一度 宿泊した記憶があります。でも… なんだかまったく別のお部屋のテラスみたいに感じます。なんだろう?室内の改装に合わせてテラスも塗りなおしたりしたから?その違和感の原因は、テラスに出てみるとすぐにわかりました。もともとの ヴェネツィアの建物らしい雰囲気を醸し出していた手すりの内側に、以前は無かった白い柵が取り付けられていたからです。その上、テラスの外側であるパーク側には、落下物を受け止めるためのネットのような白い防護柵まで新たに付け加えられていました。(参考までに、ホテルミラコスタが内装を全面リニューアルする前の2014年に同じ客室に宿泊した時の日記は こちら になります。)最近は皆さんスマートフォンなどで気軽に写真を撮影したりするので、思わずテラスから身を乗り出す なんて危険なこともあるのでしょうか。こちらのお部屋のテラスからも何かが落下して パーク内を歩くゲストに危険が及んだ… などという事故が多発したのでしょうかね~お部屋の備え付けのファイルの中の文書にも、スペチアーレ&スイートのチェックイン時に渡される案内の中にも「室内のテーブルや椅子をテラスに持ち出さないように」「パーク内にカメラや物品を落下させないように」などのホテルからのお願いの文言が記載されていますが、ホテル宿泊に慣れていないお客様や外国からのお客様も多いようですし、きっとホテル側が先回りして事故防止策を取ることになさったのでしょう。新たな白い柵は「ヴェネツィアの街角の住居」の雰囲気からはちょっと浮いた感じもしますけれど、忘れてはいけません。ここは東京ディズニーシーのパークの中です。パーク内を往くゲストの皆さんの身の安全がまず第一ですから こうなるのも仕方ないことなんだよなあ… と私は思いましたよーと、まあ そんなことは一旦脇に置いておくとして。白い柵の向こう側、遠くに目を遣れば、相変わらずの素晴らしい眺めのヴェネツィアサイドです。お部屋まで案内してくださったキャストさんも「素敵な景色なのでぜひぜひ記念写真を撮りましょう!」と盛んにすすめてくださるので、私達はタワーオブテラーやS.S.コロンビア号をバックにさっそく写真撮影をしていただきましたよ。キャストさんがにこやかに去って行かれた後は、素敵なお部屋の様子をカメラに記録したり、既に部屋に入っていた荷物を解いたりしてしばらくを過ごしました。リビング側から見えるベッドルーム。私はヴェネツィアサイドのテラスルームのベッド周りは落ち着いていて好きですね~ベッドルーム側からもタワーオブテラーを眺めることができますよ。バスルームに用意されていたアメニティー類は35周年仕様。ファイルの中のポストカードも、通常の物に加えて35周年デザインの物も用意されていました。クローゼットに置いてあるペーパーバッグも35周年仕様でした。表裏でデザインが違います。(この↑写真、「底のところ伸ばさないとデザインがよく判らないでしょ!」 と夫に言われましたが、まあいいです。)その後は、落ち着いたところで再びサローネへ行き、お茶をいただきながら16:30からの「ファッショナブル・イースター」を窓越しに眺めました。ホテルミラコスタの上階のお部屋から水上のショーを観ていて一番素晴らしいなあと思うのは、やっぱりジェットスキーの航跡がはっきりと見てとれることでしょうかね~それと、凧。目の前をぴゅーっと飛んで 翻る時にはその音まで聞こえるような気がします。 ショーが終わりに近づいてふと室内を眺めると、この時間のサローネには私達の他にはほんの数名、片手の指でじゅうぶん足りるくらいの数の方がいらっしゃっただけでした。ショー開始前には大勢ゲストがいらして賑やかだったのにな…ひょっとしたらハーバーに面した客室にご宿泊の皆さんは ハーバーでのショーの時間は自分の部屋で自分達のグループだけで過ごす方が楽しいし気楽でいい とお考えなのかもしれませんねー贅沢な30分間でした。( その5 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 27, 2018
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(…その2から続く)ここ数年、この時期にホテルミラコスタに宿泊してディズニーシーを訪れる時には、私達は必ずパーク内でカメラマンさんに台紙付きの記念写真(現在は「ディズニースナップフォト」と呼ばれているようです)を撮っていただくことにしています。もちろんその理由は この時期に私達の唯一の記念日があるから です。でもね。パーク内に花いっぱいのフォトロケーションが何ヵ所も設置される春のイベント期間中は、どこの場所での撮影を選ぼうかと本当に迷ってしまうんですよね~(ここ数年は、あっちでもこっちでも撮っていただいて購入する時にどれにしようかまたまた迷う というのがお決まりのパターンです。)私達が昼食前のこのタイミングでウォーターフロントパークを覗いたのは、公園内に素敵な撮影場所が用意されているようなら撮影してもらおう と思ってのことだったのですが…今年のイースターのスナップフォトポイントになっているブロードウェイミュージックシアター側のあずまや前は、この時間「撮影まで30分~40分待ち」とのことでした。どうやらこの場所、ファッションショーでモデルさんが歩く「ランウェイ」という設定らしいのです。 よく見ると、「ランウェイ」脇にはこんなに小さいカメラを構えた記者さん?お客さん?や お洒落なお客様もいらっしゃいましたよ。カメラマンキャストさんは あずまやの前で静止している記念写真だけではなくて、短い距離ですがゲストがモデルさながらにランウェイをウォーキング(!)している間の表情や動きのあるスナップ写真も撮影してくださるとのことでした。なので撮影に少々時間がかかるのですね~撮影終了まで30分以上かかるというのではお食事に遅刻してしまうので、ここでの撮影は残念ですが後ほど もしくは明日にすることにして、私達はウォーターフロントパーク内に何ヵ所もある他の(カメラマンさんのいない)フォトロケーションで自分たちだけで簡単に写真を撮ることにしました。こちら↓はマクダックスデパートメントストア側の門の両脇に置かれているイースターエッグの入った大きな花籠のフォトロケーション。「35」のマーク入りのイースターエッグがとても目立っていましたよ~その後、私達はポンテヴェキオを渡ってプロメテウス火山の麓にあるレストラン「マゼランズ」へ行きました。店頭に到着したのは、予約していた時間の5分ほど前でした。ディズニーシーのパークそのものも「お久しぶり」なのですから、マゼランズも当然「お久しぶり」です。最近では、シーに行く計画を立てていて 外れなく美味しいものが食べたいな~ パーク内で一か所だけテーブルサービスでご飯を食べるとしたらどこかな~ と考えると、まず思い浮かぶのはこのお店になってきました。ランチタイムのピークだったのもあったのでしょうが、平日だというのにこの時間ウェイティングエリアは結構な混雑ぶりで、中には異言語を話すゲストも多数いらっしゃったようでしたよ。階下のダイニングエリアに案内されたのはそれから10分以上が過ぎてからでした。席に着いた私達は、結婚記念日を祝うためにまずシャンパン「ランソン・アイヴォリーラベル」をお願いしました。事前に公式サイトでこのお店のメニューやワインリストをなんとなく眺めて品揃えを確認してはいたのですが、実際お店のメニューをじっくり眺めてみると パーク開業から17年を経た今でも当初のコンセプト通り様々なワインをきちんと置いているのがわかって本当に感心しました。シャンパンも遊園地内のレストラン(ひどい言い方でごめんなさい!)にしては種類も多く、うれしい限りでした。お料理の方は「東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”スペシャルコース」という長い名前のコースにしました。(いつもはディナータイムにしか扱っていない和牛肉料理の含まれるコースとのことでしたので迷わずこれに決めました。)シャンパンももちろんですがお料理も美味しく、落ち着いてゆっくり昼食をとることができて「今日の昼食をマゼランズにして本当に良かったなあ」と心の底からそう思いましたよーこちら↓は前菜とスープの一緒盛り(?)のようなお皿。噂の黒毛和牛ロースト。デザートには「35」のチョコレート。かなりゆっくり食事していたので、お店を出た時には時刻はホテルのチェックイン開始時刻の5分前、14:55になっていました。私達はそれから火山の麓をぐるーっと水域沿いに回り、ザンビーニブラザーズ・リストランテの前の階段をメディテレーニアンハーバーの港町へと下りました。階段の途中の街灯にはイースターのバナー。イースターだけかと思ったら、ここにも「35」がありました。カフェ・ポルトフィーノ前の噴水にも「35」のマークのイースターエッグ。見上げると、広場の街灯にも…マンマビスコッティ―ズ・ベーカリー前のパラソルにもさりげなーく「35」が。こちら↓は「35」ではありませんが…すぐ近くのステージで上演される「ファッショナブル・イースター」に因んでか イースターボンネットをかぶったワゴンショップ「ピッコロメルカート」のロゴマーク看板です。あら~ こういうの好き~ 可愛いわ~~…なーんて メディテレーニアンハーバー・ピアッツァトポリーノで「35」マークやら可愛らしいものやらを見つけてはカメラに収めていたら、大変大変! すっかり遅くなってしまいました。早くチェックインに向かわなければね~――そうして15:15頃になってようやく、私達は広場に面した「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってホテルミラコスタに入館し、エレベーターに乗り込んだのでした。(その4 に つづく・・・)*「マゼランズ」の 東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”スペシャルコース*・ホワイトアスパラガスのマリネとズワイ蟹のサラダ、 冷製コーンクリームスープ・イサキと帆立貝のポワレ、ヴァンブランソース・黒毛和牛のロースト、ヴァンルージュソースとカシスマスタード・パン・フロマージュブランのムース・ソフトドリンクのチョイス ・・・・・・・・・・・2018年4月10日~9月2日◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 27, 2018
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(…その1から続く)ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーでこの「ファッショナブル・イースター」のショーが初めて行われたのは2015年のことでした。翌年は15周年イベントに主役を譲って一年お休みし その後2017年に復活したので、今年は3シーズン目めの「ファッショナブル・イースター」ということになりますね。ショーのタイトルは同じでも、年を経る毎に衣装や音楽はもちろんのこと、登場するキャラクター達の関係性の設定変化に伴ってショーの展開も演出も少しずつ変わっていくという「生きているショー」のようですから、この3年間ずーっと熱心に見守り続けているファンの方々にとっては「今年はどう展開するのかな?キャラクター達はどんなセリフをしゃべるのかな?」などと、きっと楽しみが尽きないことでしょう。私自身にとっての「ファッショナブル・イースター」は、とにかく春らしい柔らかな「色」や「ふわふわひらひら」が30分近くもの間 大好きなメディテレーニアンハーバーじゅうを美しく彩ってくれて、そしてたくさんの笑顔でハーバー一帯が埋め尽くされて幸せな気持ちにしてくれる という、いわば「目と心の保養」ともいえるようなプログラムです。なので今年も、アールヌーボー調ファッションのミッキーとミニーに加え、4種類のファッションを身に着けた出演者の皆さんがピアッツァトポリーノのステージに勢ぞろいした時にはもう嬉しくなってしまって、ただひたすらに拍手するばかりでした。 ハーバーを囲む三つのショーエリアならどこで鑑賞しても、また鑑賞エリア以外の場所にいたとしても、「ふわふわひらひら」を感じられさえすれば きっと私は幸せな気持ちになってしまうのでしょうけれど、ピアッツァトポリーノで鑑賞しているとショー展開がとてもわかりやすいので何度も鑑賞する機会のない身にはとても助かります。アメリカンウォーターフロントの「アールヌーボー」ファッションが紹介されるときには、デザインしたファッションアーティストさんと メインキャラクターのミッキーとミニーも加わって華やかなダンスを見せてくれますし…マーメイドラグーンからやってきた「アクアポップ」ファッションご一行様のパフォーマンスの時には、ちゃーんとアーティストさんを真ん中にしてチップ&デールも登場してきますし…ロストリバーデルタの「マジックリアリズム」ファッションの時も ミステリアスアイランドの「スチームパンク」ファッションの時も、それは同様です。ファッションアーティストさん4人がステージに集合して、今までの(昨年までのショー中での)いきさつを振り返ってやり取りする様子もしっかり観られます。こんな感じなら、深い予備知識なんかなくても ははあ~ なるほど~~ ってなりますよねー(まあ、ショーの流れがよくわからなくても、キャラクター達の姿は陸上にも船上にも見ることができますし、何から何まで綺麗なので遠くから眺めているだけで結構楽しいと思うのですけれどね~)ショー後半で新しい衣装を披露してくれるミッキーとグーフィーもよく見えました。飛び立った凧も。大きく大きく見えましたよ~ショーのフィナーレでは、スチームパンクなミッキーとアクアポップなミニーさん、4人のファッションアーティストさん達は再びピアッツァトポリーノのステージに集合します。そして、「35」マークの船に乗り込んで帰りに向かう準備です。ダッフィーとそのお友達のお帰りは同じ船に ぎゅーーっ と詰め合わせ。(?)(この↑様子はファンじゃなくても かわいー!って思ってしまいますよね~)ミッキーとミニーの乗った船は、ハーバーの手前側で小さくくるっと回ってから キャラクター達をのせた船の列の最後尾について 陸地沿いを大きく一周して帰って行きました。ミッキー達を乗せた船の姿が水域から消えて、時刻は11:57。「……お楽しみいただけましたか?」とたずねてくるショー終了アナウンスに、私は思わず「お楽しみいただいたよ!」と答えてしまいましたよ~その後はピアッツァトポリーノを離れ、本日初回の「ビッグバンドビート」目指して アメリカンウォーターフロントのブロードウェイミュージックシアターに行ってみました。今日の初回公演は「12:20から」だったので 今から行って入場できるかなぁ… と思いながらの行動だったのですが、12:00ちょっと過ぎにシアター前に到着すると既に劇場前には列も無く、自由に入場できる状態になっていました。席も 中央ブロックこそほぼ埋まっていましたが、サイドブロックの10列目以降くらいなら中央寄りの席もまだまだ選べるような状態でした。(さすが平日だな~ やっぱり舞浜に来るなら平日だね~ と、夫とうなずき合いましたよー)そんな状況でも、ショー開演直前には一階席は満席近くまでゲストが入り、私達は今日も素晴らしいショーをみせていただいて とっても満足しました。今さらとりたてて言うことでもないのかもしれませんが、出演者の皆さんもキャラクター達も 声に出して言葉を話しているわけではないのに(歌は歌いますけれどね)動きと表情だけでものすごくたくさんのことをこちらに伝えてくれる 感じさせてくれるのです。…すごいなあ。本当にすごい。私は今回も、「Cheek to Cheek」で男性ダンサーさんと一緒にダンスしながら登場したミッキーが「彼女に恋い焦がれる人間の青年」に見えてしまいましたよー!ショー終了後、シアターの外に出ると時刻は12:50。まもなくレストランのPSの手配をしてある昼食の時間でしたが、ちょっとだけ時間があったので 私達は劇場のすぐ前のウォーターフロントパークを覗きに行ってみることにしました。( その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 27, 2018
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首都高速道路から舞浜の地に降り交差点を右に曲がると、ようやく見えてきた東京ディズニーシーのプロメテウス火山の姿に安心したかのように 運転席の夫は ふー と大きく息を吐きました。きょうは大型連休を控えての月末 金曜日です。覚悟はしていたものの早朝の首都高速道路は大渋滞だったので、なんとか予定通りの時間に到着できて 夫はきっと ほっ としたのでしょう。車内の時計の示す時刻はこの時7:50。4月下旬から5月初旬にかけてのこの時期に 今年も私達はホテルミラコスタにやってくることができました。諸事情で今回は日程が少し早めになってしまったので、夫も私も一時はそりゃあもう…(言い尽くせないほどいろいろ調整が大変)だったのですが…ここへ到着してしまえばもう こっちのもん です!楽しいことしか考えないで今日と明日の二日間を過ごす というのが、今の私達にとっての一番大事な目標となりました。今朝ホテルの車寄せで私達を迎えてくださったのは、とても爽やかな女性のドアサービスキャストさんでした。私と一緒に車からおりた荷物を預かってくださったのも女性のベルサービスキャストさんで、ミラコスタ到着時の「恒例の儀式」は今回もまた軽やかに 数分もかからずに完了しました。荷物預かり証の控えを受け取って ディズニーシーのパークエントランスに向かうためホテルエントランスを離れようとしてふと振り返ると、玄関脇には「35」のマークの飾りつけが控えめに施されていました。今年 開業から35周年を迎えた東京ディズニーリゾートの中でも、ホテルミラコスタは誕生順でいえば五男坊か六男坊か…そのあたりでしょうから、まあこれくらいの控えめ加減がちょうどいいのかもしれませんね~さてさて。石造り風の小さな階段をトントンと下りて、パークエントランス・ノースに作られている「ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口」付近に行ってみると、入場待ち列の最後尾はこの時間(7:58くらい)既にディズニーシーのバス乗り場近くにまで行ってしまっており、私の後ろにもう十組も並べば折り返してしまいそうな勢いでした。今日のディズニーシーの一般開園時刻は9:00、ディズニーホテル宿泊客用の入場ゲートオープンはその15分前の8:45頃ですから 既に列がこれくらいの長さになっていても不思議はないですよね~ホテル駐車場まで車を停めに行った夫が待ち列にやってきたのは 私が並んでから1分も経たないタイミングでした。本日この時間のホテルミラコスタ駐車場はやや余裕があって すぐに良い場所が見つかったそうでしたよ。それからしばらくは、私達はふたりで周囲の様子など眺めながら過ごしました。今日は一応平日だからでしょうか、この時点で入場待ち列が長く伸びているのはディズニーホテル宿泊ゲスト専用ゲートのみで、一般ゲート前の待ち列はまだチケットブースのラインを越えてはいないようでした。チケットブースの屋根下のこの↓「35周年」の飾りつけはシンプルで良い感じですね~入場を待つ間に何度か軌道上を滑って行った35周年記念の「ハピエストセレブレーション・ライナー」は、紙吹雪やリボンがいっぱい舞っていて こころ弾むような祝祭感あふれるデザインが印象的でした。この車両は来年の3月25日まで運行するそうですが、毎日ずーっと走っているわけではないので(運行時間が限られているようなので)入場待ちの間に運よく見られてちょっと嬉しかったですよ。8:15頃になると、入場列の周辺にはホテルミラコスタのキャストさんが姿を見せ「まもなく列が前方に移動しますのでご準備を…」との案内がありました。と、本当に間もなく列はゆっくり動き出し 私達は8:30頃には 通行証の回収(もしくは本日の宿泊予約の確認)と手荷物検査を通過して、入場ゲート前のエリアに入ることができました。そして8:45、ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用ゲートがオープンし、並び順でいったら200~300人目くらいだった私達も2~3分後にはディズニーシーに入園することができました。ミラコスタ通りにさしかかる時に見上げた上部の飾り付けは、今年は「ディズニー・イースター」に35周年風味が加えられているようです。その下、通り入口の両側には今年もゴージャスなイースターエッグが。(こちら側はミニーさんですが、もう片方のイースターエッグにはもちろんミッキーがいましたよ。)ゆっくり写真撮影したいところですが、せっかく早く入園できたのですから まずはショーの鑑賞場所に行ってみなければね~なにしろ最近の私達はパークとはとんとご無沙汰な上、今回は直前までバタバタしていて下調べも情報収集もじゅうぶんにする時間がなく、イースターのメインショー「ファッショナブル・イースター」の鑑賞エリアが今年どんなふうに運営されているのか全くわからないままここまで来てしまったので、直接ショーエリアに行ってキャストさんにいろいろ詳しく聞かねばなりません。というわけで とりあえず ピアッツァトポリーノに行ってみると。あれれー??なんだか今年は昨年までと様子がだいぶ違います。昨年までステージからかなり遠かった感があった正面立ち見の最前列の位置がずいぶんと前進してステージに近くなり、そのぶん座り見場所や側面立ち見最前列の収容人数が減っているように感じられます。(毎日毎回この形なのかどうなのかはわかりませんが。)私達がピアッツァトポリーノの鑑賞エリアに到着した時点(8:50頃)では ステージに対して「本当の本当に真正面じゃなきゃイヤ!」というのでなければ 座り見でも正面立ち見でも最前列にまだ空きが少々ある状況でしたので、私達は正面立ち見最前列の端っこを選ぶことにしました。(ちなみに座り見エリアは基本的に入れ替え制をとっているとのことでした。)その後 落ち着いたところで、「朝のすいているうちに絶対欲しいグッズだけ購入しておこう!」と思い立って私はひとり鑑賞場所を離れて「エンポーリオ」へ向かいましたが まだ開店準備中…(それもそのはず、8:50ですからね~ でもダッフィーを扱う「ガッレリーア・ディズニー」の方は既に営業開始していましたよ~)。なので周辺の写真を撮りながらお店が開くのを待ちました。こちら↓、ミラコスタ通りの中の上部の飾りつけ。こちらは昨年までと同じ、ピアッツァトポリーノ後方のベンチです。この場所は今年もフォトスポットになるようで、カメラマンキャストさん達が既にスタンバイしていらっしゃいましたよ~8:55を過ぎるとようやく「エンポーリオ」の扉が開いたので、さっそく入店してゆっくりグッズを見せていただくことにしました。お店が面しているミラコスタ通りは9:00の一般開園時刻を過ぎると一気に賑やかになり、路上でキャストさんがゲストを迎えてご挨拶やハイタッチする声や安全のためのアナウンスをする明るい声がひっきりなしに聞こえてくるようになりました。私は店内から 通りを流れていく人波を眺めて、 こんなにたくさんの人が早足で入園してくるのに朝一番からエンポーリオに来ようって人はあんまりいないんだなあ… なーんて 当たり前のことを思ったりしました。買い物を終えてピアッツァトポリーノの鑑賞エリアに戻ったのは9:05~06くらいだったと思います。正面立ち見最前列の私達の背後には、なんとこの時点で既に2列目が完全に形成されていました。本日の1回目の「ファッショナブル・イースター」は11:30からですが、メディテレーニアンハーバー一帯ではその前に9:30から 35周年をお祝いする「ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー」というご挨拶プログラムがあります。こちらの方はメディテレーニアンハーバーの水域を囲むエリアならどこからでもそれなりに見えるため特に鑑賞エリアは設けられておらず、キャストさんによれば「水域に面した柵沿いから全員立ち見になります」とのことでした。ピアッツァトポリーノでも、私達のいた「ファッショナブル・イースター鑑賞エリア」よりも水域寄りの場所には この「ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー」のみを鑑賞しようとする方々が大勢立って待っていらっしゃいましたよ。やがて9:30になって「ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー」の音楽が始まると、ご挨拶の様子を見るために ファッショナブル・イースターの鑑賞エリアに待機していたほぼ全員が立ち上がりました。水上に登場してきたのは、ミッキーとミニー、男女ふたりのMCさん、それに多数のディズニーキャラクターを乗せた、ディズニーシーではおなじみの あのブルーの大きな波形の船でした。今回は35周年のお祝いということで、金色の模様が入った紫のリボンでおめかしして「35」の大きなマークまで付けてもらっていましたよ~ミッキーとミニーは青と赤が鮮やかな35周年衣装で 見ているとそれだけで元気になっちゃいそうです。彼らはゲストと一緒に35周年をお祝いする簡単なダンス?振付け?を楽しんだ後、ゆっくりと水域を回ってご挨拶をして、登場から約10分ほどで帰って行きました。あー 楽しかった~ (…それに可愛かったし~ )そんなに近くで見たわけではありませんが、事前に予想していたよりもうんと楽しかったです。私はこういうの結構好きだな~ って、思いましたよーこの「ご挨拶」は 35周年のイベント開催中はずーっと行われるらしいので、私もまたもう一度くらいは見られるチャンスがあるかもしれません。楽しみにしたいです。その後は、私一人が鑑賞エリアを離れて「ニューヨーク・デリ」へ朝食を調達しに行きました。お店に到着したのは9:45頃でしたが、どこの注文レジも待ち無しですぐに購入できる状態でした。購入したのは1150円のスペシャルセット、それに900円のランチケース(ファッショナブル・イースター)を付けてもらいました。(あんまりうまく撮れてなかったので写真は省略です。)鑑賞エリアに戻って夫と二人でスペシャルなサンドイッチを食べ(美味しかったですよ~)、それから交替で短時間のお出かけなどしていたら、時刻はあっという間に11:00。11:15には立ち見エリアのゲストに対してキャストさんから「立つように」とのアナウンスがあり、ショー開始の数分前からはメディテレーニアンハーバー一帯に現代風にアレンジされたヴィヴァルディの「四季・春」が流れ始めました。そうして11:30。音楽と共にハーバー水上には いかにも春らしい色合いの旗を掲げたジェットスキーに先導されて、これまた春らしい クリームイエローと淡いピンクに彩られた船が現れました。ミッキーとミニーがいっしょうけんめい手を振っています たぶん。(遠かったのでよくわかりませんでしたが。)…でも。さあ いよいよです。いよいよ 2018年の「ファッショナブル・イースター」が始まります!(その2につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 27, 2018
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(…その1から続く)今日の朝食は「オチェーアノ」でいただくことになっています。私達がホテルミラコスタに宿泊してディズニーシーのパークを楽しもうとする時の朝食は、スペチアーレ&スイート客室の宿泊であれば特典であるベッラヴィスタ・ラウンジまたはルームサービスを利用するか、もしくは(普通の部屋に宿泊した場合は)パーク内のカウンターサービスレストランでサンドイッチなどを購入して食べるか の 2パーターンのうちのどちらかになることが殆どです。なので、もう15年以上もホテルミラコスタを利用し オチェーアノには昼食夕食時に合わせて何十回も(ひょっとしたら100回以上も)お邪魔しているというのに、そのオチェーアノで「朝食をいただいた」という経験が実は一度も無いのです。…いやいや。こんなに何度も舞浜に遊びに来ているというのに「まだやってないこと」って結構あるもんですねえ~だから今回のホテルミラコスタ&ディズニーシー滞在では「初めてのオチェーアノ朝食ブッフェ」というのも 私達にとっては楽しみにしていることのひとつでした。さて、予約していた時間ほぼぴったりにお店を訪ねると、朝食としては遅い時間帯ということもあってか待っているゲストの姿は一組もなく すぐにテーブルまで案内していただくことができました。冬の午前中なので東側から太陽の光が強烈に差し込むとのことでカーテンは閉じてありましたが、それでも窓辺のテーブル周りはとても明るくて気持ちがよかったですよ。お隣ベッラヴィスタ・ラウンジの朝食が「洋食のみ」になっているのに対して、こちらオチェーアノの朝食ブッフェには一番奥に和食のコーナーもあります。鮭などの焼き魚が数種、卵焼きや筑前煮などの煮もの各種、たくさんのお漬物や佃煮やふりかけ類、汁物として鰯のつみれ汁も用意されていました。もちろん、洋食コーナーにはスクランブルエッグやベーコン・ソーセージ それにちょっとした煮込みやスープ・温野菜など温かい料理のコーナーと、ハムなどのコールドミートやサラダ用の生野菜やフルーツなど冷たい料理のコーナーがあり、パンやヨーグルトやジュース、ドレッシングやソースの類もふんだんに用意されていました。私達はそれぞれ 自分なりに洋風朝食セットを作ったり和定食を作ったりして、一時間以上をかけていつもとはちょっと違う朝ご飯を楽しみました。あー もー おなかいっぱいです。ごちそうさまでした。やや食べ過ぎた感じで お部屋に戻ったのは10:30前ごろでした。それからは荷物を片付けたり記念写真を撮ったり…と ひとしきりバタバタと過ごし、落ち着いたところで窓辺のデスクでふたりでお茶を飲みました。11:20には「ピクサー・パルズ・スチーマー」が出発していく様子が窓から見え、11:35頃には その2隻のスチーマーライン船がパーク内水域一周を無事終えてメディテレーニアンハーバーに戻って来たところも見ることができました。ここはパーシャルビューのお部屋ですからパーク内の水域で起こる何かが見えることは全く期待していなかったので なんかちょっと見えた! というだけでとっても嬉しくなってしまいましたよ~その後は、サービスホットラインに電話をして「荷物を置いたままチェックアウトするので(注:本日はまだエクスプレスチェックアウト可能でした)帰りまで預かっておいてほしい」旨を伝えてから部屋を出ました。長い長い廊下を歩きエレベーターに乗って 「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からディズニーシーに再入園した時には、時刻は12:00過ぎになっていました。さてさて。このあと決まっている予定と言えば「夕食をパーク内で食べて帰宅する」の他は特に何もない私達は ここで やりたいのにやり残していることはないか を今一度確認。そうして、「ビッグバンドビート」と「ニモ&フレンズ・シーライダー」にもう一回くらい行きたい という本日この後の基本方針を決めました。あと、夫の「シール集め」も忘れずに完結させねばなりませんね!というわけで、じゃあシール集めをしつつ「シーライダー」のFPを取得しに行こう ということになり、まずはポートディスカバリー方面へ向かうことにしました。(ポートディスカバリーのポンテヴェッキオ側にはこんな↓プレートが設置されていました。昨日は気がつきませんでした。)「シーライダー」のFPの発券状況はスマートフォンサイトでも確認してはいたのですが、現地に行ってみると予想以上に指定時刻の進みが遅くてなかなか希望の時刻にならないので、ここではキャストさんに「最高だぜー!」と合言葉を言ってドリーのシールをいただくにとどまり、私達はいったんポートディスカバリーを離れてアメリカンウォーターフロントへ。残る最後の一枚、マックイーンのシールを求めてウォーターフロントパークへ向かいました。昨日は一応平日だったので人出も少なくのどかだったウォーターフロントパークですが、今日はご家族連れや若い学生さん達のグループで大混雑。学生さんたちはなぜか皆さん長時間路面に寝そべって写真を撮影していらっしゃって 不思議な光景でした。昨日はせいぜい10組待ちくらいだったマックイーンくんの「タイヤ交換ゲーム」のブースにも長い長い待ち列ができていました。夫はできればこのゲームに挑戦してからシールをいただきたかったようですが、―― 30分以上も待つというのでは… しょうがない!シールだけもらおう! …と、キャストさんに合言葉を言ってシールだけいただいていましたよー(この後、夫にならってか 恥ずかしがって尻込みしていたお子さんたちがみんな「カチャウ!」「カチャウ!」って次々とキャストさんに詰め寄ってシールを貰っていたので微笑ましかったです。)これでめでたくシール集めは完了です。良かったです。それからは、 そろそろFPの指定時刻もちょうどよくなったかな~? と ポートディスカバリーまで引き返して「ニモ&フレンズ・シーライダー」のFPを取得しました。(13:00過ぎ頃「19:55~20:55」のものを発券中でした。)「19:00過ぎに夕食(PS手配済み)→シーライダーに行って帰宅」と夜の予定が決まりました。残るは「ビッグバンドビート鑑賞」ですが… どうしましょうか。本日この後、時間的に鑑賞可能な公演はあと3回、抽選無し先着順の初回は既に終了しているので、1階席で鑑賞するにはどちらにしろ抽選する必要があります。何回目の公演の座席抽選に挑みましょうか?「きのう抽選はずれちゃったからなあ。今日は昨日よりもパークが混んでるから、抽選してまたはずれちゃったらイヤだなあ…」と夫が言うので、私達は考えに考え、「まず2階席で一度鑑賞して納得してから、その次の回の1階席の抽選をしてみよう」という なんともおかしな結論に達しました。(「はずれたからしょうがないから2階席で観る」っていうより「一度2階席で観れたんだから抽選はずれたっていいじゃん!」っていう方が精神的ダメージが少ないような気がしたのです。ごめんなさい。)で、まずは15:15からの「ビッグバンドビート」の2階席入場列に並びに行くことに決めました。が、その前にちょっとポンテヴェッキオから13:50スタートの「ピクサー・パルズ・スチーマー」をお見送り。 二隻の船が視界から消えたところで、ブロードウェイミュージックシアターへ向かいました。ビッグバンドビート15:15の回の2階席への入場待ち列最後尾についたのは14:05頃でした。開場時刻の40分前でしたが、私達の前には既に20人以上の方がいらしたようでした。こちらのシアターでは 2階席への案内は安全確保のために少しずつ人数を切って何組にも分けて行われることになっており、私達はその一組目にギリギリ滑り込んだくらいの感じでしたよ。2階に誘導された後は希望通りの席を確保することができ、楽しく鑑賞することができました。ステージから遠いけれど、劇場全体がよく見えてショーの雰囲気をじゅうぶんに味わえるなど、2階席には2階席の良さがありますよね~シアターから出た後は、私の大好きなビッグシティヴィークルに乗ってニューヨーク地区を一周してから 抽選所に行って17:15の回を選んでボタンを押してみました。結果はありがたいことに「おめでとうございます」で、以前ディズニーシーに毎週のように足を運んでいた頃、私が好んで座っていたあたりの いわば「馴染みの席」の券が発券されました。ありがとうございます。これで1階席で「ビッグバンドビート」を観て心残りなく帰ることができます。この時点で時刻は16:30過ぎ。ビッグバンドビートに当選したことと時間的な都合で、昨日途中までしか観れなかった「ステップ・トゥ・シャイン」を再度鑑賞するチャンスが完全になくなった私達は、昨日観たショーの続きの展開を確認しようと 16:40の回を場外から眺めるのを目的にドックサイドステージ付近まで行ってみることにしました。ステージ前あたりはもう人垣ができていて身長が高くない私は何も見えなかったので、少し下がった場所から背伸びしながら鑑賞していると、ショーのフィナーレではSSコロンビア号にこんな垂れ幕が。そうかー あの後にはこんな演出があったのね~ と感心し、遠目でも少しでも観られて良かったな と思いました。(何しろもう3月の19日でショーの上演そのものが終了してしまうのですからね~)そして、ステップ・トゥ・シャインを遠くから見守った後は、17:15のビッグバンドビートを観に本日二度目のブロードウェイミュージックシアターへ。今回の私達のホテルミラコスタ&ディズニーシー滞在が終わりに近づいているこのタイミングで鑑賞するのにこれ以上ふさわしいショーがあったでしょうか。笑いすぎて涙が出ちゃうくらいの 素晴らしい30分間でした。ショー終了後はニューヨークデリに立ち寄り、アメリカンウォーターフロント内を少々散策して、夕食のPS時刻が迫るころ「レストラン櫻」へと向かいました。いつもの「レストラン櫻」での夕食時なら ここで二人のうちどちらかは「ステーキ重セット」を注文するところですが、今日はあまりにも寒かったので二人とも「季節のうどん膳」にしました。今日はうどんが「牛すき焼きうどん」とのことだったので 夫は白いご飯も追加で注文していましたよ~食事を終えてお店を出たのは20:20過ぎ頃でした。ウォーターストリートをコロンブス像方向へ上りながら、 昨夜は強風のため中止だった花火 今夜はどうかなあ~ と思ってスマートフォンサイトを確認すると、今夜も「中止」との告知がされていたので、私達はポンテヴェッキオを渡ってポートディスカバリーへ行くことにしました。(お昼過ぎ頃に取得した「シーライダー」のFPの指定時刻になっていましたからね~)今回の滞在で二回めの「ニモ&フレンズ・シーライダー」は、昨日の時とは全く構成が違っていてびっくりしました。「乗るたびに内容が変わる」と うたってはいても、きっとタイミングによっては非常によく似たエピソードの組み合わせになってしまうこともあるのでしょうけれど、こんなにも違った冒険に遭遇できる可能性もあるんだなー…って あらためて感心してしまいましたよ~パーク内での予定を全て終え、私達が帰宅のためにホテルミラコスタに足を向けたのは21:00少し前頃でした。ファンタズミック!の上演も無く花火も中止となった今夜のディズニーシーは、人気アトラクションに列ができている他は 土曜日の夜にしては落ち着いているように感じられました。ポートディスカバリーから坂を上って出たメディテレーニアンハーバー ポンテヴェッキオあたりも、今夜のこの時間は人通りが少なくてとても静かでした。ホテル&パーク・ゲートウェイを経て、私達がホテルミラコスタのベルデスクに行き 名前を告げたのは21:15頃。お車でご出発ですね お荷物は正面玄関にご用意いたしますね と、ベルサービスキャストさんは到着時と同じくらいの清々しさをもって応対してくださいました。その後、駐車場から車でホテル正面玄関車寄せに向かうと、そこではこれまた爽やかな姿勢の良いドアサービスキャストさんが待っていてくださいました。経験や年齢を重ねても、不思議といつまでも初々しさを失わない方がこちらのホテルのキャストさんには多いような気がします。それが良いことなのかどうなのか私にはわかりませんし、こういったスタイルには馴染めないな という方も世の中にはきっと多いことでしょう。でもね、こんなふうに迎えてくださって接してくださるホテル、私は好きですよ。心を解き放つために 私はここへ来るんですもの。荷物を積み込んでいただき、私達がホテルミラコスタを出発した時には時刻は21:30になっていました。 真冬の氷の中にいるような二日間のパークとホテル。まあ 我ながらよく遊んだものです。次にここへ来るのはいつになるでしょうか?またすぐに来られるといいけれど… 毎度毎度のことながら、今回もまたそんなふうに ふたりで話しながらの帰り道でした。(おしまい)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 27, 2018
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(前日の日記から続く)私が目覚めた5:50頃は、窓の外のディズニーシーはまだ日の出前でした。昨夜の夫との打ち合わせでは、今日の朝は 「ハッピー15エントリー」実施の時間内に(一般ゲスト入場開始前なら、優先入場の最後尾でもいいから)ディズニーシーに入園できればいいかなー… という結論に達していたので、ならばもう少しベッドにいても差し支えないな と私は考え スマートフォンのアラームをセットしてから再び目を閉じました。本格的に起き出して身支度を始めたのは6:20過ぎだったでしょうか。たった30分ほどの間にパーク内の空は随分明るくなっていました。シフォンのカーテンを開け放していた窓辺に寄ってみると、海と空の狭間はわずかに薄桃色に染まり、今日の天気が悪くないことを教えてくれていました。遠く東京湾に浮かぶ大きな船の姿も 今朝はよく見えます。…これは今日は好天を期待しても良いかな~ 風が強すぎなければいいんだけど… と、私は窓の外の様子を眺めながら贅沢な心配をしてしまいましたよー6:45頃には、部屋の中でありとあらゆる目覚ましとアラームが鳴りだしました。目覚めた夫はミッキーのモーニングコールの受話器をとった後 はい はい と「良いお返事」をしてバスルームへと向かっていきました。ふと窓辺を見やると、ディズニーシーのパークはようやく日の出の時間を迎えたようで、朝陽を浴びたプロメテウス火山がオレンジ色に輝き始めていました。窓の外のパーク内ではこの時間 既にごく小さな音量でBGMが流れていましたが、それに混じって時折聞き覚えのあるモーター音がしているような気がしたので、私はしばらく窓にはりついて僅かに望めるハーバー水域を凝視していました。と、かつてのディズニーシーでは「イルカ」とか「伝説の生き物」とか呼ばれていた(私が勝手にそう呼んでいるだけかもしれませんが)お馴染みのジェットスキーが視界に飛び込んできたので、ちょっと嬉しくなってしまいましたよ~7:00になると パーク内に流れていたBGMのボリュームが一気に大きくなりました。ディズニーシーのパーク開園時刻まであと一時間、ハッピー15エントリーの開始時刻まではあと45分です。私も 窓の外ばっかり見てないで そろそろ身支度を仕上げなくてはなりません。さあさあ 急ぎましょう。7:45開始の「ハッピー15エントリー」を目指して夫と私が部屋を出たのは7:20を過ぎた頃でした。特に「絶対に朝一番に入園して○○がしたい」という差し迫った願望があったわけではなく 開始時刻までにゲート前へ行ければいいや~ くらいの気持ちだったのですが、何しろ今回のお部屋はエレベーターからも遠くてホテルのロビーまで距離があるので 早めに部屋を出発することにしました。長い長い廊下とエレベーターを経てホテルのロビー階まで下り、ディズニーシーのパークエントランス・ノースに朝だけ設置される「ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口」付近までたどりつけたのは7:30少し前のことでした。入場列は当然ながらバス停まで到達して折り返していて、列最後尾を示すボードを掲げたホテルキャストさんはこの時間 ピクニックエリア前あたりにいらっしゃいました。ゲート前エリアへの案内誘導ももう始まっていたので並んだそばから列は前方へとズルズル動き、約10分後には私達もホテルキャストさんに「ハッピー15エントリー」の許可証を渡して手荷物検査を通過し、チケットブースと入園ゲートの間のエリアに入ることができました。…けっこう遅く来てもエントリー開始前にこのエリアまで入れちゃうのね~… と感心していると、すぐに時刻は7:45となり 専用入場口が予定通りにオープン。かなり後方に並んでいた私達も、3~4分後にはゲートを通過してディズニーシーに入園を果たしました。ディズニーシープラザからミラコスタ通りを抜け、さて。今朝これから私達が向かおうとしているのは メディテレーニアンハーバーのザンビーニブラザーズ・リストランテ前のショーエリアです。8:40という早い時間から「レミーの“誰でも名シェフ”」という ピクサーのスペシャルイベント関連の小さなショーが行われるというので、ちょっとそれを観てみようと思います。寒いけれど文句のつけようのない青空の下、夫と二人 朝の美しいメディテレーニアンハーバーをゆっくり歩いてショーエリアにたどり着くと、小さなステージ前には正面にささやかな座り見エリアと、その後ろにはこちらもささやかな正面立ち見エリアが設けられていました。どちらも最前列の端っこならまだ空きがありましたので、私達は立ち見の方を選んで二人分の鑑賞場所を確保することに決めました。ここで時刻は7:55過ぎ。ショーの開始までは45分ほどありましたが、交代で写真を撮りに出かけたりしていたらすぐに時間が経ってしまいました。朝一番の人のいないチューリップ畑もたくさん眺められましたよ~積雪でちょっと傷ついてしまったチューリップだけれど、素晴らしく良いお天気の今朝はやはり心なしか元気に見えます。ショー開始前の鑑賞エリア内ではあちらこちらで「ボナペティ!」という合言葉が飛び交い、そのたびにキャストさんがシールを取り出して配っていらっしゃいました。(注:TODAYの裏面参照)もちろんシール集めに夢中の我が夫も恥ずかしげもなく手を挙げて合言葉を言って、キャストさんからシールをいただいていましたよ。やがて8:40になると、小さなステージはフレンチレストラン「ラタトゥイユ」の出張支店と化して、チーフウエイターさんと2人のシェフ見習いさんが登場。「レミーの“誰でも名シェフ”」がスタートしました。シェフ「レミー」の到着前のレストランは 調子のよいウエイターさんと怖いもの知らずの若い見習いさんだけで営まれて まるでコントのよう。てんやわんやで 徐々に大変なことになっていきます。どうしようもなくなりかけたところに ようやくシェフ・レミーと2名のスーシェフが登場。気を取り直してみんなで愛情込めてパンの種をこねこねしてお料理作りに精を出し…最後は無事にフルコースが完成する という約15分ほどの小さなショーでした。鑑賞エリアの大きさだけでなく規模も時間も内容もささやかなショーでしたし、今日この回は強風バージョンで一部内容が省略されていたようでしたが、満足度は不思議と高かったです。私はこのエンターテイメントも予備知識殆どゼロで観たのですが、生身の人間やキャラクターが出演してライブで何かパフォーマンスをするのを観られるというのは、やはり楽しいものなんだなあ と再認識しましたよ。ショー終了後は「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からミラコスタに戻り、再び長い廊下を経て4階の端っこの部屋に戻りました。部屋に入るとすぐに 何やらパーク内BGMとは雰囲気の違う音楽が聞こえてきたので窓辺に寄ると、わずかに見えるパーク内水域を「トイストーリー」のキャラクター達を乗せたスチーマーラインが滑っていくのが見えました。スペシャルイベント「ピクサー・プレイタイム」のエンターテイメントのひとつで、9:05スタートの「ピクサー・パルズ・スチーマー」のようでした。(ピクサーのキャラクター達が船に乗って水域を回るという趣向なので、パーク内のどこにいてもタイミングがよければ遭遇のチャンスがあるという ゲストにとっては嬉しいエンターテイメントです。こういうの、一年を通じてもっと増えるといいですよね~)その後は、ホテル内で朝食をとる予定があったので少し急いで部屋を出ました。9:10前頃のことでした。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 27, 2018
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(…その3から続く)きょう私達が宿泊するのは、ホテルミラコスタのポルトパラディーゾサイド、パーシャルビューのツインのお部屋です。ディズニーシーのパーク内メディテレーニアンハーバーに面してはいるけれど、ハーバーの水域部分は殆ど望めない客室タイプになります。この “パーシャルビュー” 客室に私達が宿泊するのはこれが二度目で、前回は客室内全面リニューアル直後の一昨年同時期でした。(実はお部屋に足を踏み入れた時に一瞬「あれ~?? 一昨年と全く同じ部屋かな??」とふと思いました。が、なにしろ私達には宿泊した部屋の番号を記録する習慣が無いので、その場ではその直感は「疑惑」に留まり、そののち自分の書いた日記を読み返して「やはり同じ部屋である可能性が非常に高い」と確認しました。参考までに、前回宿泊した時の日記は こちら になります。)一昨年の宿泊時はお天気が悪く お部屋に入った時になんだか暗い感じがしたのですが、今日は気温こそ低いものの素晴らしい晴天だったので シフォンのカーテンを閉めたままでも窓辺のデスク周囲は眩しいくらいの明るさでした。さっそく窓辺に近寄ってカーテンを開けると、室内には一気に冬の午後の太陽の光が差し込みました。お天気によって、お部屋の印象もずいぶん変わるものだなあ と思いましたよー。窓から外を眺めると、正面にはイタリアの北部地方の街を彷彿とさせるような屋根屋根が連なり その先にはプロメテウス火山の雄々しい姿が続いていて。パーク内の路面や水域はあまり見えなくとも私にとってはいつまでも眺めていたいような景色が目の前いっぱいに広がっていました。ホテルミラコスタの端っこのこんな静かな場所にいると、今がいつの時代なのか、ここは世界の中のどこなのか、本当にわからなくなってしまいそうです。ところで。チェックインの際に「お部屋へのお届けまでは少し時間がかかる」とレセプションで告げられた荷物は、10分も経たないうちに私達の元へと無事やってきました。私達の今日この後の残された予定は、まだ一度も観ていない(その上この3月19日に上演が終了してしまうという)「ステップ・トゥ・シャイン」を観られたら観たい ということと パーク内のどこかで夕食をとりたい ということくらいだったので、夫は じゃあちょっと休む… と言い出したかと思うと、ベッドにもぐり込んであっという間に眠りに落ちてしまいました。夫が休んでいる間 私は、例によって部屋中の引き出しを開けてみたり写真を撮ってみたり お部屋に置いてあるパンフレットやルームサービスメニューなどを眺めたり 荷物を整理したりして過ごしました。(こんなことしていると あっという間に一時間くらい過ぎちゃうんですよねー)そうそう。クロゼットの中のペーパーバッグは「ピクサー・プレイタイム」デザインのものになっていましたよ。一時間半ほどして夫が復活した後は、これからパーク閉園時刻までの過ごし方をざっと打ち合わせて 17:00頃に「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からディズニーシーに再入園しました。そして、18:00スタートの「ステップ・トゥ・シャイン」鑑賞を目指して17:30頃にドックサイドステージ前に集合! という約束をして、夫はポートディスカバリーまで「ニモ&フレンズ・シーライダー」のFPを取得しに向かいました。(私の方は、エンポーリオやマクダックス・デパートメントストアをみてお買い物をしながらドックサイドステージに向かいました。)約束通りに17:30にドックサイドステージ前で落ち合うと、夫は「18:50~19:50」という絶妙な指定時間のFPを手にしていました。それから私達は「ステップ・トゥ・シャイン」18:00の回への入場列最後尾にならびましたが、公式サイトやTODAYの情報以外にショーについての予備知識がほとんどなかったので、並ぶ際にキャストさんに「これはどんなショーなんですか?」とお尋ねすると、キャストさんは …ダッフィーやステラルーが… とスラスラーっと言いかけて一旦黙り、私達夫婦に配慮してか、「…ディズニーシーのパーク内にいる クマやウサギのキャラクター達が出演するショーです。ミッキーやミニーも出ます。」と おっしゃいました。(おそらく私達のことを正真正銘の『ワンデーゲスト』とお思いになったのでしょう。ご配慮 とてもうれしかったですよ~)夫がさらに「ということは、このステージの上でクマやウサギが踊ったり歌ったりするショーなんですね?」と尋ねると、「そうですね~ 基本ステージの上ですけれど、途中でちょっと客席におりてくることがあるかもしれません。」と とても上手な(ゲストに期待をもたせ過ぎず最低限の正しい説明はするという)お答をなさったので、夫はキャストさんが去った後「ナイスな情報提供だったね!」と感謝していましたよー。開場してからは、私達はサイドブロックの比較的前方の通路沿いの座席に落ち着きました。ステージ周辺では開場時刻ごろから急激に風が強まっていたので キャストさん達は繰り返し「強風でショーの途中中断、または上演直前になってショーそのものが中止になる可能性がある」とアナウンスをなさっていましたが、18:00になると「ステップ・トゥ・シャイン」はとりあえず予定通りにスタートしました。さて、ショーの内容は というと、事前の情報以下でも以上でもない というしかないものでしたが、愛らしいキャラクター達と溌剌とした若い男女のダンサーさん達のパフォーマンスや少し古めの音楽は「私達が何十年も前に舞浜のどこかのステージで観たショー」をなんとなく懐かしく思い出させるような感じがしました。パークに登場してまだ日の浅い、言わば「一番の新参者」のステラ・ルーが堂々とステージの真ん中に立つ姿を私は「なんだか不思議な光景だなー」と思ってぼーっと眺めていました。と、スタートから15分ほど経ったところで音楽が突然止まって ショーは強風のため途中で終了 となってしまいました。たぶん展開的にこのあとキャラクター達が客席におりてきてフィナーレへ という流れだったと思いますが、彼らの可愛らしい仕草は近くでたくさん見ることができたので ショー中断でも私はじゅうぶん満足でした。 「ごめんなさい」って頭を深々とさげるミッキー、いじらしかったですよ~ドックサイドステージの客席を出たのはまだ18:20前頃。さきほど夫が取得してきた「ニモ&フレンズ・シーライダー」のFP指定時刻になるまでには30分以上の時間が生まれてしまったので、私達はその間を利用してミステリアスアイランドのショップ「ノーチラスギフト」まで月替わりのスーベニアメダルを作りに行くことにしました。冷たい強風の吹きすさぶポンテヴェッキオを渡り終え、マゼランズ方向へ曲がろうとすると、左手にぽっかりと明るくなっている場所があるのに気づきました。「ゲームワゴンだ!」と夫はまたもや大騒ぎ。ちょっと見たところ制限時間内に煮込み料理(ラタトゥイユ)の大鍋に見立てた野菜パズルを完成させるゲームのようでした。(「レミーのおいしいレストラン」に因んだゲームブースでした。)ちょうど待ちもなく、すぐにできる とのことだったのでやってみることにしましたが、キャストさんによれば「人数が多い方が簡単」とのこと。「ふたりで初挑戦は難しいですよ~!がんばってください!」と励まされ挑戦したものの、ほんのちょっと時間が足らずに敗北を喫しました。どうやら「パズル」なので経験の積み重ねが大事なようです。もう一回挑戦すればできるかなーという感じでした。楽しかったですよ~~ゲームで興奮して身体が温まった私達は、その後ノーチラスギフトでメダルを作り、ほぼ待ち無しだった「海底二万マイル」に立ち寄り(18:35頃)、それから火山の中を抜けて18:50頃に「ニモ&フレンズ・シーライダー」にFPエントランスから入場しました。「…シーライダー」は乗るたびに内容が変わるそうですが(エピソードの組み合わせで100通り以上のストーリーがあるそうです)、個人的には今日のストーリーが今まで観た中で一番おもしろかったです。ここで時刻は19:15。「海底二万マイル」から「シーライダー」と海底から海底を渡り歩いたので、「もういっちょ海底行っとこうか!」 …ということで、私達はアメリカンウォーターフロントへ戻り「タートルトーク」へ行くことにしました。「タートルトーク」に行ってみると、この時間(19:20)待ち時間は15分と表示されていました。(実際は10分ほどで入れました。タイミングが良かったみたいです。)こちらは昨年5月に内容をリニューアルしたそうで、私達は新しい内容について予備知識はあまりないまま行ったのですが、今までは登場しなかった「ファインディング・ニモ」の仲間たちがたくさん登場するようになっていて 楽しかったですよ~「タートルトーク」から出て時刻は19:50頃。その後はアメリカンウォーターフロントからハーバーまで、途中ポップコーンを買ったりショップを覗いたりしながら歩きました。金曜日の夜とはいえ真冬で しかも風もかなり強くなってきていたので(買ったばかりのポップコーンが風で飛んで行ってしまうほどでした)、この時間のディズニーシーはとてもゲストが少なくて静かでしたよー(今夜は「ファンタズミック!」の上演もお休みですしねー!)20:30頃には花火の中止もアナウンスされたので、私達は ではのんびり夕食でも と、「ザンビーニブラザーズ・リストランテ」へ行くことにしました。きょうこの時間のザンビーニ…は注文レジカウンターの待ち時間はまったくありませんでした。私達は「ザンビーニのおすすめセット(1580円)」やピッツアや「エビとごぼうのフリット」に赤ワインなどを購入し、2階の広いダイニングのテーブルでおしゃべりしながらゆったり「夕ご飯」をいただきました。ダイニングエリアも この時間はとても空いていましたよ。(おすすめセットのグラタン↓↓おいしかったです。)すっかり楽しい気分になってザンビーニブラザーズ・リストランテを出たのは 閉園時刻まであと30分となった21:30頃でした。パーク内は本当に人影が少なく、これなら人気アトラクションにだってまだまだ行けちゃいそうな感じではありましたが、今夜の私は「睡眠不足」プラス「疲労」プラス「アルコール」、それに「けっこう高年齢」という要素も加わっているので、このあたりでおとなしくホテルの部屋に戻ることにしました。ホテル&パーク・ゲートウェイからホテルミラコスタ館内に戻り、ミッキランジェロギフトに立ち寄ってから部屋に戻ると 時刻は21:50頃になっていました。細く開けた窓の向こうのパーク内からは、 まもなく閉園時刻を迎える という趣旨のアナウンスが聞こえてきていました。同じ「ポルトパラディーゾサイド」でもハーバービューやピアッツァビューの部屋にいると、帰路につくゲストの人波や閉園後に備えてパーク内を見まわる警備キャストさんの姿などが気になって22時過ぎてもなかなか窓辺から離れられないものですが、パーシャルビューのお部屋の窓からだとそういったものがあまり目に入ってこないので 心穏やかにパークの閉園の時を迎えらる気がします。明日の予定を簡単に打ち合わせた後 私が入浴を済ませてバスルームから戻ると、夫はまたしてもさっさとベッドに入って眠ってしまっていました。あらあら 眠る前にお風呂入らないのかしらねー… とも思いましたが、夫はミラコスタ宿泊時は必ず朝風呂に入る習慣があるから まあいいか! と、そのままそっとしておくことにしました。眠れる時間の余裕がある時には いっぱい寝るのは身体と心にとっては良いことなんですよね。たぶん。きっと。それでは わたしも。そろそろ眠ろうと思います。明日もちょっと早起きです。おやすみなさい。(翌日の日記につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 26, 2018
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(…その2から続く)この時期にディズニーシーに来たら私が絶対見たいもの とは、もちろん メディテレーニアンハーバーにあるザンビーニブラザーズ・リストランテ付近のチューリップ畑のことです。チューリップは今年も可憐に咲いていましたが、今週初めに降った大雪の影響で倒れてしまったものも多かったようで、お花畑の中ではパークのグリーン担当のキャストさん達が 折れてしまった花を摘み取ったり隙間に苗を植えたりと丁寧に手入れをしていらっしゃいました。毎日のこんな細かい作業のおかげで、私達はディズニーシーで美しい花々を一年中楽しむことができ 季節を感じることができるのですよね~~日々のパークを支えているのは、アトラクションやエンターテイメントやショップやレストランなどで直接お会いするキャストさんだけではないのだなあ と、あらためて思いましたよ。さてさて。私達が飽きもせずチューリップを眺めていると、突然ハーバーには音楽が流れ出し 元気な声が響き始めました。時刻は13:45。ピアッツァトポリーノのステージで「ピクサー・プレイタイム・パルズ」が始まったのでした。始まってからゆっくり向かった私達は ステージやショーエリアを横から(というより斜め後方から)見守る感じになりましたが、「ピクサー・プレイタイム・パルズ」は事前に聞いていた通り「ショー」というよりは「キャラクターと一緒にみんなで遊ぼう、楽しもう」といった感じの内容でした。(またこちらも事前に聞いていたことですが、ミッキーやミニーなどのディズニーの代表的なキャラクターの登場もありませんでした。)「トイストーリー」の仲間たち↑には、彼らの帰り際にちょっとだけ会うことができましたよ。15分ほど「ピクサー・プレイタイム・パルズ」を見守った後、私達は近くの「マンマビスコッティーズ・ベーカリー」へ行き、スペシャルメニューの「トイストーリー・セット」なるものをスーベニアランチケース付きで購入しました。(ランチケース付き2020円)そして、賑やかなエンターテイメント開催中のピアッツァトポリーノの雰囲気を感じながら お店の前のパラソルの下のテーブルでいただくことにしました。普段からトイビル・トロリーパークのワゴンなどで販売している スリンキードッグの「ソーセージパイ」や、このお店でも取り扱っている「リトルグリーンまん」や ルクソーボールのような星型の乗った「カレー&エッグフォカッチャ」と それにドリンクもついたセットです。公式サイトでこのスペシャルセットメニューの存在を知った時は「通常メニューの寄せ集め?」とちょっと思いもしましたが、こうして三種揃ったところは確かに「トイストーリー・セット」以外の何物でもないし、見た目も楽しいですし、それぞれがなかなか美味しかったので良かったです。(特にフォカッチャが美味しかったです。マンマビスコッティ―ズ・ベーカリーではこのフォカッチャ単品でも販売しているので、もう一個購入しようかと思ったほどでした。)その後は、ミラコスタ通りのショップを覗いてお買い物をしたりスーベニアメダルを作成したり、エントランスで記念写真を撮影して過ごしました。そうこうするうちにホテルのチェックイン開始時刻が近づいてきたので、ビリエッテリーアでビッグバンドビートの本日最終回(17:15の回)の座席抽選をしてから(残念ながら席は得られず) ミラコスタ館内へと続く「ホテル&パーク・ゲートウェイ」へ向かいました。ホテルミラコスタ2階のレセプション前に様子を見に行ったのは14:45くらいだったと思います。まだちょっと早いのかな~ と思いつつカウンターに近づくと、傍にいらしたキャストさんが どうぞどうぞ とすすめてくださったので、私達はチェックインの手続きをすることにしました。ものの数分でスムーズに終わったチェックイン手続きの最後に、今日は「キャストによるお部屋へのご案内はいかがなさいますか?」と聞かれました。???… と思ったのですが、よくよく説明を聞くと つまりは「預けた荷物と一緒にベルキャスト同伴で部屋まで行くとなると案内まであとまだ少し時間がかかるけれど、自分たちだけで部屋まで行くならすぐにご案内できますよ。そのかわり荷物はのちほど部屋までお届けということになりますが。」ということのようでした。(何度もこのホテルを利用していて館内の地理がある程度わかっていると思われるゲストには 今日この時間はこんなふうな案内をしているようでした。)私達は今朝はかなり早い時間に家を出たせいもありこの時点で既に少し疲れていたので、 すぐに部屋に入って休めるなら と 自分たちで部屋まで行く方を選択しました。(館内地図はいただけるので迷う心配はないと思いますよ!)そして、ベッラヴィスタラウンジの前からエレベーターに乗り、4階に到着し、長い長い廊下の果てにある本日のお部屋にたどり着いたのは ちょうど15:00になろうか という頃でした。(その4 に つづく・・・)《レセプションでいただいたホテル館内地図と 帰りの荷物預かり方法を案内するカード》◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 26, 2018
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(…その1から続く)ケープコッドからニューヨーク地区へ戻った私達は、まずは現在ディズニーシーで開催中のイベント「ピクサー・プレイタイム」の雰囲気を楽しもうとウォーターフロントパークへ向かいました。公園に足を踏み入れて最初に度肝を抜かれたのは 中央にデーンと鎮座する巨大な「ルクソーボール」です。ピクサーが作るどのアニメーション映画の中にも必ず登場するといわれているこの特徴的なデザインのボールは、ファンの皆さんにとってはピクサーの象徴のような存在なのでしょうかね~また、今回のイベントは ディズニーシーのパーク全体をボードゲームに見立てる という趣向だそうで、ウォーターフロントパークの路面はこんな感じになっていました。ピクサーのキャラクター達はすごろくゲームのコマになり、コマの進路を決めるためのルーレットも各所に置かれていましたよ。そして ブロードウェイミュージックシアター側のあずまやには輪投げゲームのコーナーが作られていました。いまだに「大きな男の子」であり続けているらしい夫は「僕もあれやりたい!!」と大騒ぎだったのですが、それよりも先にまずは12:15からブロードウェイミュージックシアターで行われる 座席抽選無し先着順で鑑賞可能の「ビッグバンドビート」初回を観なければ! と思い出し、私達はとりあえずシアターへ行くことにしました。シアター前に行ってみると、初回公演への入場を待って並んでいるのは100人いるかいないか といった感じでした。(11:10頃。)私達が待ち列最後尾について間もなく、ピクサーアニメーション「カーズ」に登場する赤い車のマックイーンくんがブロードウェイをパレードしていったようでしたよ。(11:00スタートの「ライトニング・マックイーン・ヴィクトリーラップ」)遠くから眺めた限りではとても楽しそうだったので、後で見られたら見たいな~と思いました。ビッグバンドビート初回への入場はいつも通り開演30分前の11:45頃から始まり、私達は中央ブロックの比較的前方に座ることができ、今日もたいへん楽しくショーを鑑賞しました。内容リニューアル当初は出演者の皆さんもゲストも双方が勝手が違うようなところも多少あったかもしれませんが 今はもう何の違和感も戸惑いもないようで、手放しで「素晴らしい!」としか言いようのない30分間を過ごすことができました。ありがとうございました。ショー終了後は再びウォーターフロントパークへ行って、さきほど夫が「やりたい!」と言っていたあずまやのゲームコーナーへ。映画「トイストーリー」シリーズに登場するミスタースペルの出題どおりにアルファベットに輪をひっかけるという非常に簡単そうな輪投げゲームですが、強く投げすぎると跳ね返ってしまうのでなかなか上手く収まりません。力の弱い小さなお子さんたちの方が寧ろ大人よりも順調にお題をクリアしていて 夫が意外に苦戦していたので、ちょっと笑っちゃいましたよ~ウォーターフロントパークにはこの他にもう一つ「カーズ」に因んだゲームブースもありましたが、路面のすごろくゲーム盤にこんな↓↓マス目を見つけたので、私達はちょっとロストリバーデルタ方面へも足を伸ばしてみようと思い立ち 公園を出ました。と、アメリカンウォーターフロントのホレイショスクウェアあたりではちょうど13:00からの「ライトニング・マックイーン・ヴィクトリーラップ」が行われているところだったので、沿道に立ち止まってマックイーンくんを見送ることにしました。正直言って私、見る前は「ただ赤い車が通り過ぎるだけなんでしょ?」と思っていたのですが、このマックイーンくん、目も口も動いて表情がクルクル変わって 本当にアニメーションの中から飛び出してきたみたいだったのでびっくりしちゃいましたよ~~彼の通るルート沿いのウォーターストリートからブロードウェイ、デランシーストリートにかけてはこんな↓↓看板も多数設置されていました。マックイーンくんの勇姿を見送ったあとは、ウォーターフロントパークからなくなっちゃったマス目を探しにロストリバーデルタへ。行ってみると、ハンガーステージの手前あたりにマス目とコマとルーレットが落ちて(?)いました。そしてすぐそばには「カールじいさんの空飛ぶ家」に因んだゲームブースも設置されていました。操縦かんを操作してボールを上手く運ぶと風船とともに冒険スタート! となるはず… なんだそうですが、私達が行ったときはちょっとゲームのシステムの調子が悪く、担当キャストさん達も機械の調整と伸びてしまう待ち列の整理にてんてこ舞いで、夫は運よく一回だけチャレンジできたものの まもなくゲームブース自体が「システム調整」になってしまいました。するとキャストさんは、周囲で待っていたゲストに向かって頭をさげて「システム調整のお詫びに 合言葉を言ってくださった方にはここでラッセルくんのシールを差し上げます。」との案内を始めました。え? 合言葉?シール? なになに?と私達が戸惑っていると、キャストさんが TODAYの中にシールを貼る場所があるのでそこに貼ってくださいね~ と教えてくださいました。はー これ↓ですか~ということで、私達も合言葉を言って「ラッセルくん」の笑顔シールをいただきましたよーここでも夫は「大きな男の子」ぶりを発揮し、 あと三か所も貼るところがある!シール全部集めなきゃ! とはしゃいでいましたよー。その後は、「この時期にディズニーシーに来たら絶対見たいもの」を見るために、マーメイドラグーンをかすめて火山の中を通り抜け、メディテレーニアンハーバー方面へ向かうことにしました。時刻はこの時、13:30過ぎたところでした。( その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 26, 2018
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まだ路肩に雪残る首都高速道路を抜けて舞浜に到着したのは朝七時。吐く息も凍りそうな冬のディズニーシーで、私達は今日明日の二日間を過ごすこととなりました。首都圏ではこのところ「何十年ぶり」とも言われる低気温の日々が続いており、さらに今週の月曜日の1月22日には4年ぶりの大雪が降って たいそうな積雪となりました。数日前に気象情報会社各社の天気予報をチェックしたところ 今朝の南関東の最低気温を「氷点下6~7度以下」と予想しているところもあったので、路面凍結による首都高速道路の通行止めやそれに伴う渋滞のことも考えて 私達はまたしてもかなり早めの「日の出前」の時刻に家を出ざるを得ませんでした。それでも。舞浜に向かう道中で車の中から見えた朝陽はとても美しくて、だんだん明るくなってくる澄みきった冬空とともに私を清々しい気持ちにしてくれました。昨年も一昨年も私達のこの時期の舞浜滞在は酷い雨風に悩まされましたが、どうやら今年は雨の心配だけはしなくて良さそうです。ホテルミラコスタの車路ゲートを入ってゆるやかな坂道を上ると姿を現してくるあの特徴的な建物も 今朝は側面から朝陽を浴びていました。坂を上りきって車を正面玄関につけると、今日この時間 ホテル車寄せではいずれも女性のドアサービスキャストさんとベルサービスキャストさんが出迎えてくださいました。いつものように荷物と一緒に車を降りた私は駐車場へ運転していく夫を見送り、ロビーで荷物預かりの手続きを済ませてソファーに腰をおろしました。ここで時刻は7:10を過ぎたところ。今日のディズニーシー一般開園時刻は9:00、ディズニーホテル宿泊者専用ゲートのオープン(ハッピー15エントリー)は8:45ですから、まだあと一時間半ほどの余裕があります。ロビーの階段から眺められる開園前のディズニーシー園内でも 作業用の車両がまだ多数忙しそうに走り回り、開園の準備に余念がないようでした。7:20頃になると 夫が駐車場からロビーに戻ってきました。今朝は事前の天気予報に違わぬ冷え込みだったので 早い時間から屋外の入園ゲート前に並ぶのもなんだかねえ~ と思われましたが、かといって他にすることもなく。・・・というわけで 7:30過ぎ、大量の使い捨てカイロを衣服や靴にセットした私達は あたたかいホテルのロビーを離れてディズニーシーのパークエントランス・ノースに朝だけ設置される「ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口」へと向かうことにしました。ホテル玄関から連絡通路を経てパークエントランスへと小さな階段を下りると、ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口には既に20組ほど(人数でいうと最終的には100名くらいになるでしょう)の方が列を作って待っていらっしゃいました。専用入場口の隣に位置するチケットブースは今日はメンテナンスのためか閉鎖中で、いつもとは少し景色が違っていましたよ。そして、こんなに寒い しかも平日だというのに、一般ゲートの方には十代と思われる若い皆さんが既にたくさん並んで 9:00の開園を待っていらっしゃるようでした。(ちょっと調べたところでは今日は東京都立高校の推薦入学試験日に当たっていて、在校生の多くは学校がお休みになっていたようです。)学生の皆さんは早起きにも慣れていらっしゃるからでしょうか この一般ゲートへ続く列はみるみるうちに伸びていき、まだ8時前だというのに放っておいたらすぐにもバス停あたりまで到達しそうな勢いだったので、パークのキャストさん達が早い時間から何度も 「前方と間隔をあけないように」「横にもう少し広がって」 などと繰り返し声をかけては列を整理していらっしゃいましたよ。また、今日は朝7時頃からリゾートラインの期間限定車両「ピクサー・プレイタイム・ライナー」も運行しているとのことで すぐそばの軌道上を独特のデザインのモノレールが走っていく様子も何度か見ることができました。このピクサー・アニメーションのキャラクター満載車両が頭上を滑っていく度に若い皆さんの間からは「かわいいー!」という小さな嬌声があがって、パークエントランス・ノース一帯は少し賑やかになりましたよ~列に並び始めた時には 入園できるまであと一時間以上もある… と思っていたのですが、普段と違うエントランスの様子などを眺めながらふたりでおしゃべりしたり今日の計画を考えたりしていたら 時間はすぐに経ちました。やがてハッピー15エントリー開始の30分前に当たる8:15になると ホテルミラコスタの制服を着たキャストさんが入場列に並ぶゲストのもとにやってきて、「間もなく列の前方より一組ずつ宿泊の確認を行います。チェックインの際にお渡しした優先入場券、もしくは ホテルミラコスタに本日からご宿泊の場合は予約の確認ができるものを提示していただきますので 準備をしてお待ちください。」と丁寧にアナウンスをなさいました。比較的前の方に並んでいた私達は、その5分後くらいには宿泊の確認をしていただき 手荷物の検査も終えて、入園ゲートのすぐ前のエリアに誘導されました。8:35には、ゲート前のシャッターがゆっくりと開きました。そして予定通りの8:45、こちら側パークエントランス・ノースのホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口と 反対側サウスにあるその他のディズニーホテル宿泊ゲスト用の入場口が同時にオープン。私達はそれから1分も経たないうちに パスポートをゲートにかざしてディズニーシーに入園しました。入園してすぐのディズニーシープラザの真ん中にある「アクアスフィア」を流れる水流は、今朝はあまりの寒さで凍ってしまい 大量の「つらら」ができていました。この場所でこの「つらら」を見るのも何年ぶりのことか。昨夜から今朝にかけて本当にずいぶんと気温が下がったんだなあ・・ と 私は青い海の上に盛り上がる氷をしみじみと眺めてから、ミラコスタ通りのトンネルをくぐりました。私にとってはかなり久しぶりのミラコスタ通り入口。その上部の飾りつけは、今はディズニーシーのスペシャルイベント「ピクサー・プレイタイム」のタペストリーになっています。トンネルを通り抜けてメディテレーニアンハーバーに出ると、ピアッツァトポリーノのショーエリアにもこんな物が登場していました。これはどうやらこの場所で一日3回ほど行われる「ピクサー・プレイタイム・パルズ」というエンターテイメントのためのセットのようでした。「ピクサー・プレイタイム・パルズ」の本日の初回は11:20からとのことでしたが、その内容は「ショー」というよりは文字通りの「プレイタイム」だそうで、その情報が行き渡っているからなのか 鑑賞エリアの場所確保の状況は今まで(の他のイベントのショー)に比べるとやや余裕があるように思われましたよ。私達は今回のディズニーシー滞在ではこの「ピクサー・プレイタイム」の各エンターテイメントについては「長時間待ってでも必ず良い場所で観たい!参加したい!」というほどでもなかったので(寒いですしね~)、とりあえずここは通り過ぎ、アメリカンウォーターフロント方面へ向かうことにしました。ああ。久しぶりのメディテレーニアンハーバー。空気はとても冷たいけれど、空の青さは申し分ないです。コロンブス像の前からブロードウェイを下っていくと、ニューヨークデリのテラスには今年はピクサーアニメーション「カーズ」にちなんだボードが取り付けられていました。「ピクサー・プレイタイム」のイベント期間中は アメリカンウォーターフロントのこのあたりを一日3回ほど「カーズ」の主人公のマックイーン君がパレードするそうですよ~(「ライトニング・マックイーン・ヴィクトリーラップ」。)さて。私達が今朝 一番初めに向かった先は、アトラクション「トイストーリーマニア」のスタンバイ・ルートでした。入園してまっすぐ向かえばおそらく待ち時間は殆ど無しだったろうと思いますが、何しろ私にとっては約7ヶ月ぶり、夫に至っては約9ヶ月ぶりのパークです。ディズニーシープラザやミラコスタ通りやピアッツァトポリーノで立ち止まっては景色を眺めたり記念撮影していたらすっかり到着が遅くなってしまい、時刻は既に8:55を過ぎて「トイストーリーマニア」のスタンバイ待ち時間もこの時点では「20分」とアナウンスされていましたよー。ほぼアナウンス通りの待ち時間で乗り場にたどり着いてアトラクションを楽しんだ後は、私達はハドソンリバーブリッジを渡ってケープコッドのレストラン「ケープコッド・クックオフ」へ行き、朝食がてら「マイフレンド・ダッフィー」のショーを観てみることにしました。私達が朝から「マイフレンド・ダッフィー」なんて意外~ と思われるかもしれませんが、今朝はとにかくとても寒かったので温まりたかったですし、よくよく考えたら夫の方はまだ最新作の第四話にあたる「ジェラトーニ登場編」を一度も観たことがなかったので、いい機会だとも思ったのです。(このタイミングで観ておかないと、一度も観ないうちにショーそのものが終わってしまいそうですから…)TODAYによれば本日の「マイフレンド・ダッフィー」の上演は9:30からスタートとのことで、私達がレストラン「ケープコッド・クックオフ」の注文カウンターに着いたのもまさにその9:30ちょうどでした。この時間、ショー鑑賞エリア側のレジカウンターはどこも1~2組待ち、食事だけのダイニングエリア側の方は待ち無しの状態でしたよ。コッドフィッシュバーガーセットやシーフードチャウダーなどを購入してショーエリア入口に行くと、キャストさんが札に「10:45まで」と制限時間を書き入れてくださって私達のトレイに載せてくださり、席まで誘導してくださいました。(9:40頃。)案内されたのは端っこながらもステージ至近の席で、私達はここで最新作の第四話に当たる「ジェラトーニ登場編」と第三話にあたる「シェリーメイ誕生編」を2回ずつ鑑賞しました。食事を終えた後もしばらく可愛らしくて元気の出るショーを楽しんで 私達は10:40頃にケープコッド・クックオフを出ました。お店のショーエリア側への入場待ち列はこの時間 既に店外まで列ができていたようしたが、ケープコッドの漁村一帯は土日祝日に比べたら格段に人が少なく静かだったので、私達は少しだけデコレーションなどを眺めて歩くことにしました。こちらの地域では、3月まで「ダッフィーのハートウォーミング・デイズ」という一種のキャンペーンを実施中とのことで、普段は見られないデコレーションも登場していましたよ。こんなの↓は いかにもケープコッドらしく素朴でいいですよね~昨年登場した新しいお友達のウサギの女の子「ステラ・ルー」の姿も多数みられました。登場してまだ半年くらいなのに もうこんなに存在感があるとは…この調子でいくと、ラベンダー色のウサギちゃんもそう遠くない時期に「マイフレンド・ダッフィー」のショーに出演しそうね~… と、ふと思ってしまいましたよーその後は、再び赤い橋ハドソンリバーブリッジを渡ってアメリカンウォーターフロントのニューヨーク地区方面へと戻りました。11:00になる少し前のことでした。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 26, 2018
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(・・その3から続く)ディズニーシーで過ごしている時とディズニーランドで過ごしている時とでは、私の場合 どうやら脳の中で活発に働く部分が違ってくるみたいです。と言いますか、 ディズニーシーにいる時とディズニーランドにいる時とでは、自分の中での「パークに対する姿勢(考え方、行動の仕方、距離の取り方など)」を切り替えないと、快適に楽しむことができないように私は感じてしまいます。(あくまでも私の場合は のお話ですよ~)ディズニーシーではどんなに混雑している時でも ふと視線を脇に逃せばそこには人の姿の無い広い水辺があります。メディテレーニアンハーバーやハドソンリバーの岸辺に佇めば、アラビアンコーストやマーメイドラグーンの人波に揉まれてもそこにある水域を見遣れば、視界から他者の気配は瞬時に消えて 私は自分の世界に没入し自分自身を保つことができるようになるのです。(それは、景勝地に出かけた時の この景色眺めてると不思議とほっとするぅ~ っていうあの感じに似てもいます。)そして、自分自身を保つことができると、人は誰でも心に余裕ができて他者にも寛容になれるものですよね。でも現在のディズニーランドでは、ディズニーシーにいる時と同じような 他者の気配を視界から消せる場所とタイミングを得るのはなかなか難しいようです。もちろん、物理的に他者の気配を感じない 自分の世界に没入できそうな場所もいくつか思いつかないわけではありませんが、今日のように酷く混雑している日はそんなところにだって人の姿は結構あるでしょうし、何か目的(パレードとかアトラクションとか)があっての来園なら 時間的な制約もあってなおさら求めるのは難しいでしょう。最近のディズニーランドの営業時間中の人口密度は 一年を通じてディズニーシーのそれとは比べ物にならないほど高くなっていると聞きます。このようなものすごく人の多い場所に身を置く時 自分自身をうまく保ってストレスなく過ごすには、繁華街の雑踏や電車の中にいる時と同じように 「すぐ近くになんか誰かいるけど関係ない、無視無視、ここでは自分のことだけ考えよう」と意識して心理的パーソナルスペースを守るしか やはり方法はないのでしょうかね~たった数時間ですがディズニーランドの園内にいて、ここに集う人たち(遊びに来ている人も働く人も)の表情からなんとなく余裕の無さを私は感じてしまっていたのですが、ここにいる人達が一瞬でもそんな表情を見せてしまうのは 長い年月を経るうちにいつのまにかこの場所に流れるようになってしまった 自分を守るだけで精いっぱい というちょっとキリキリした空気のせいかもしれません。―― ディズニーシーやミラコスタに流れている、まるで時が止まってしまったかのようなゆったりとした空気に慣れてしまっている者がここでのキリキリ感を受容するためには、きっと「よし!周囲の状況なんて気にせずに自分が楽しむことだけに徹するぞ!」というもっと確固とした覚悟が必要だったんだな~ ―― 「ここは2017年の東京ディズニーランド、私達のよく知っている過去のディズニーランドともディズニーシーとも違うまったく別の場所」と、私はきょうの午後ディズニーランドに足を踏み入れた時からことあるごとに自分に言い聞かせて この場所に対応して気持ちよく過ごせるように努力してきたつもりでしたが、実はまだまだ「パークに対する姿勢」の切り替え方が甘かったみたいです。・・・なーんてね。こんなヒジョーにつまらなーーいことを つらつらと考えてしまったのは、シンデレラ城前広場(キャッスル・フォアコート)で大勢の ほんとーに大勢の見知らぬ人に囲まれながら、たったひとりで一時間近くをも過ごしたからでしょう。19:10頃に一緒にこの場所に落ち着いた夫は、軽食の買い出しに行ったきり30分経っても40分経っても戻ってきません。どうやら19:30にスタートした「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」の園内通過に伴うシンデレラ城周辺の通行規制にひっかかり、この広場の中へと簡単には戻って来られないようでした。なので私達は久しぶりのエレクトリカルパレードを、夫はレストラン前のパレードルート沿いでテイクアウトの箱を抱えて立ったまま、私はシンデレラ城前の立ち見鑑賞エリアで座り込んで と、それぞれ別の場所から観ることとなったのでした。(でも夫も私も状況は違えどパレードそのものはとってもよく見えたので、これはこれで良かったと思います。)私ひとりが残って待っていたシンデレラ城前広場の立ち見エリアでは、20:00前にはキャストさんから立ち上がるようにとの指示があり、夫がようやく戻ってきたのはそれからしばらくたってからの20:10頃のことでした。そして20:50。あたりが暗くなると同時にエリアのBGMのボリュームが唐突に小さくなったと思うと 目の前のシンデレラ城壁面にはティンカーベルが現れて「ワンス・アポン・ア・タイム」は始まりました。妖精の粉が降り注ぐとシンデレラ城はあっという間に本を積み重ねた塔に姿を変えていき、物語の案内役であるポット夫人とチップの親子が登場して 大きな本のページをめくるようによく識る物語の名シーンが次々と壁面に映し出されていきました。いつの日も お話の始めは 「むかーし昔、あるところに(Once upon a time)」。不思議の国のアリス、塔の上のラプンツェル、シンデレラ、ピーターパン、白雪姫。シンデレラ城は時に、大騒ぎのトランプのカードの塔になったり ネズミたちが縫い上げるドレスになったり ロンドンの街を見下ろす時計台「ビッグ・ベン」になったり・・・ある時はシンデレラと王子様がダンスする本物の「シンデレラ城」になったりもします。「くまのプーさん」のアニメーションでおなじみのこんな場面も映し出されました。ゴシック様式を彷彿とさせる凹凸の多い壁面を持つシンデレラ城には、境界のはっきりした模様やステンドグラス調表現の投影はしっくりきますね~「むかーし昔、あるところに」で始まった物語はやがて お決まりの「そしていつまでも幸せに暮らしました」で幕を閉じます。プロジェクションマッピングの他にも、炎、花火、サーチライト、レーザーと、ありとあらゆる演出手法を駆使して作られている「ワンス・アポン・ア・タイム」。このショーの魅力は、写真や文字だけで簡単に描写できるものではありませんし、巷に溢れる動画を流し見てそれでよしとできるようなものでは決してありませんでした。ショーの上演が終了してしまう前に、現地で 自分の目で 観られて良かったと私は心からそう思いました。そして同時に、東京ディズニーランドのパークが 舞浜というこの町が もともと物語から生まれた場所であるということをあらためて強く認識させるこのショーの上演が、どうしてこんなにも短い期間で(たった三年半で)終わってしまうのか・・ と 私は少し残念にも思いましたよ。「ワンス・アポン・ア・タイム」終了のアナウンスが流れた後、私達は真夏の花火大会の後のようにごった返すキャッスルフォアコートを離れ トゥモローランド「スターツアーズ」へと向かいました。アトラクション入り口にたどり着くと、この時間(21:20くらい)のスタンバイは「20分」と表示されていました。FPエントランスから入場しても乗り場までは15分弱くらいでしたから、これくらい遅い時間に乗るならFP取得の必要もないかもしれませんね~スターツアーズから出ると、時刻は21:45。あと15分で閉園時刻を迎えるというのに、驚いたことに周辺のアトラクションはスターツアーズを含めどこもまだまだスタンバイでの入場を受け入れていました。「もう一個くらい行けそうだよ。どこか行く?」と夫は言いましたが、ここでトゥモローランドの賑やかなアトラクションに続けて乗ってしまっては、さきほど「ワンス・アポン・ア・タイム」を鑑賞して生まれた様々な心の動きの記憶が薄まってしまいそうだったので、私達はこのままワールドバザールへと向かい今日の記念品のお買い物でもすることにしました。ところが。閉園時刻迫るショップに入店した頃から、どうしたことだか私は急激に気分が悪くなってきてしまったのです。これは買い物どころではない、どこかで休まないと、と 私達は腰をおろせる場所を探してワールドバザールのカフェ「リフレッシュメント・コーナー」へ。お店の前のテーブルで少しずつ飲み物をいただいて深呼吸して、「最悪」な調子からは脱することができましたが、なかなかひとりでスタスタと歩けるまでには回復してくれません。おかしいなあ・・ わたし アトラクション酔いするタイプじゃないし。昨夜は早く寝たし、今日は一日楽しかったし、体力的に無理もしてないし。何かあたるような悪いものだって食べてないのに。と、夫がニヤリと笑って言いました。―― 東京ディズニーランドの「毒」にでもあたったんじゃないのー?・・はあ~? 何ですかディズニーランドの「毒」って? 夫お得意の冗談だということはじゅうぶん理解できましたが、気分の悪さがなかなか退かない私は笑う元気もありませんでした。・・・でもね。「毒」は言い過ぎだけれど、この場所に溢れている「自分の欲望に忠実であろうとする純粋な熱意の塊」みたいなものには、ひょっとしたら私 真っ向から果敢にぶつかって行って完全にノックアウトされちゃったかもしれない。「誰よりも楽しみたい、幸せになりたい」という熱い思いは あまりに濃密に強烈になり過ぎると場合によっては毒素みたいな副産物を生んだりもするからね~ディズニーランドに来たらディズニーランドの流儀に沿うように自分の「パークに対する姿勢」を切り替えねば! って私はわけも無く焦っていたけれど、本当はそんなこと気にせずに ディズニーシーにいる時の私のままで ここで過ごせば良かったんだよ。もしもまた次回ディズニーランドに来るチャンスがあったらその時は、たくさんの熱い思いと闘わなくても良い時期や状況を選んで(つまりはもっと人の少ないタイミングを選んで)、こなさなければならない予定に急かされることなく(バケーションパッケージとか利用することなく)、自分らしくのんびりと(この場所の雰囲気に無理に自分を合わせずに)過ごせるようにしなくちゃダメだなー と、そんなふうに反省しながら私は 今日の営業を終えようとしている東京ディズニーランドをしばらくぼーっと眺めていました。ディズニーランドを出てリゾートラインに乗り込み、ホテルミラコスタになんとかたどり着いたのは22:30頃でした。もう少し回復しないと安心して帰れないね~ と夫が言うので、私はロビーのソファーに沈み込んで天井を仰ぎ 体を伸ばしてもう一度深い呼吸を何回か繰り返してみました。すると、あれあれー? 不思議なことに、ゆっくりとですが 気分の悪さが退いていくのです。それは単に、慣れ親しんだよく知る場所に戻って来たという安心感のせい、つまりは気のせいかもしれませんけれど。―― ほーら だから言ったでしょ。やっぱりディズニーランドの「毒」にあたったんだよ!再度繰り出された夫の冗談に、私は今度は声を出して笑うことができました。ホテル駐車場から正面玄関車寄せに回した車に荷物を積み込んでくださり、「お気をつけて」と送り出してくださったのは、いかにもこの地のホテルマンらしい 礼儀正しくも無邪気な笑顔をたたえたドアサービスキャストさんでした。小さく手を振り続けるその姿がバックミラーから消え、私達の車がリゾート内の周回道路に入ったのは パークの正式閉園時刻からまもなく一時間が経とうとする22:50頃のことでした。毎年同じ結婚記念日前後の時期に 同じように繰り返される私達のホテルミラコスタ宿泊。今年はいちばん最後にディズニーランドを訪れたために、今までとはちょっと違った二日間となったように思います。いつものように「自分たちのこれまで」を振り返りもしましたが、大混雑の中で図らずも 34年前に物語から誕生したこの地の「これまで」と「今」に あらためて思いを巡らせることにもなりました。23:00近くなっても車の多いリゾート内道路から舞浜入口を経て首都高速道路にふわりと上ると、左手に広がるふたつのパークはまだ照明を点したまま 多数の窓を抱えたリゾートホテル群とともに美しい夜景を作り出していました。日本中の 世界中のあらゆるところから、この東京ディズニーリゾートにやってくる本当に多くの人たち。リゾートでの楽しい一日が終わろうとするちょうど今頃、そのひとりひとりが目を閉じて見る夢の中では 今日のできごとが素敵な物語へと生まれ変わろうとしていることでしょう。物語から誕生したこの地でのさまざまな思い出が、時を経ればまた ひとりひとりの心の中で大切な 唯一無二の物語になっていく。それは この場所がここにある限り、永遠に続いていく営みなのかもしれませんね。そして わたしも。いつか誰かから 或いは未来の自分から「おとぎ話をしてよ」とせがまれることがあったなら。むかーし昔あるところに と 微笑んでお話ができる じょうずな語り手になれるように。この地で目にしたものや耳にしたことば 交わした会話 感じたことを、これからも綴り続けていきたいと思っています。(おわり)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2017
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(・・その2から続く)ディズニーシーからリゾートラインに乗って「東京ディズニーランド・ステーション」に到着し、パークの入園ゲートを入ったのは14:40くらいのことでした。私達が前回ディズニーランドを訪れたのは東京ディズニーリゾート開業25周年イベントがフィナーレに近づいていた2009年3月のことですから、この場所にやってくるのは実に8年2か月ぶりとなります。8年前の来園時は、25周年記念の「ドリームアート」の行事に参加した“おまけ”として当日のみ有効なパスポートを運営会社さんからプレゼントしていただいたので せっかくだからちょっと立ち寄っていこうか~ というような気軽な感じだったと思います。それに平日でしたのでそれほど混雑しておらず、私達は「パーク誕生から四半世紀も経つのだなあ」という感傷に浸りつつも 久しぶりのディズニーランドをのんびり過ごすことができました。しかし今回はその時とは違い、大型連休中で しかも時刻は既に14:30過ぎ。スマートフォンサイトの「今日のパーク」のページからは、今日この時間の園内の混雑ぶりがひしひしと伝わってきていました。それでも、こんな状況下でも、あんまり深く考えずにこの場所に来られてしまったのは ひとえに「バケーションパッケージ利用だから(FPもついてるし)なんとかなる」という漠然とした安心感のなせる業なのかなーとも思います。さて。本日のディズニーランドの営業時間は残すところあと7時間あまり、たくさんの人でごった返すパーク内へとこれから突入していく私達の目的は 大きく言うとふたつです。ひとつめは、 バケーションパッケージに付いているアトラクションFP(ファストパス)を消化する こと。皆さんよくご存じでしょうけれど、今回の私達のパッケージキットには一人当たり2枚の「時間指定の無いアトラクションFP(ディズニーシーの「トイストーリーマニア」「ニモ&フレンズ・シーライダー」以外で使えるタイプ)」が付いていますが、それを私達はまだ一枚も使用していませんので これからそちらを利用してみようと思います。そしてもうひとつの目的は、今年11月に現在の通常版が終了することが告知されている プロジェクションマッピングを使ったショー「ワンス・アポン・ア・タイム」をこの地でこの目で見ること です。えっ?それだけ? ・・と思われるかもしれませんが、これくらいでいいのです。ここは「2017年の東京ディズニーランド」。私達のよく知っている1980~1990年代のディズニーランドではないし、ましてやこの15年ほど通い尽くしたディズニーシーでもありません。いろいろと欲張っても きっと勝手が違っていてうまくいかないような気がします。とにかく、パークの中に入っていかなければ始まりません。ディズニーシー園内をゆったりさすらっている時とはちょっとだけ歩調を変えて、さあ 行くことにしましょう。とりあえず 暗くなる前にまずはアトラクションへ行っておかねばなりません。二人一緒に行くとなると2ヶ所となるので、夫が1ヶ所、私が1ヶ所、選ぶことにしました。東京ディズニーランドのFP対応アトラクションで一番行きたいところ、といったら、私はなんといっても「ビッグサンダーマウンテン」です。(できた時からずーーっと大好きなんです!)夫はというと リニューアルした「スターツアーズ」にどうしても行ってみたい とのこと。―― では、もうそれで決まりですね~何せ、1988年ごろから10年間くらいはディズニーランドにさんざん通い詰めていた私達のこと、地図を見なくともパーク内の地理はわかります。まず「スターツアーズ」に行くのなら ワールドバザールの交差点の角をシンデレラ城に向かって右へと曲がって トゥモローランドからスタートです。・・と、私達の目には楽器を演奏する4人の方々の姿が。サックス・フォーですね~私達がよく来ていた頃はメンバーは5人で「サックス・ファイブ」と名乗っていらっしゃいましたが、今は4人なんですよね。人数は減ってしまったけれど、アトモスフィアエンターテイメントとして今も存続しているのは嬉しいなあ・・やはり懐かしいものの前や好きな場所ではついつい立ち止まってしまう私達です。―― でも。いやいやいや~ こんな調子では すぐに夜がやってきてしまいますね~我に返って、さらに歩調を速めて、ここからはいつもとは違ったリズムで参りましょう。では。14:55。「スターツアーズ」に行ってみるも、スタンバイ待ち時間が40分前後と比較的短い上にまだ本日分のFPを発券していたため夫が方針変更、「スターツアーズでは普通にFPを取得することにして、時間指定の無いFPは別のアトラクションに使う」ことに。15:00。シンデレラ城前のフォトロケーションなどで写真撮影。このあたりの場所を私達は「プラザ」と呼んでしまうのですが、今はMAPにもTODAYにも「プラザ」という表記は見当たらず、時の流れを実感しました。また、SNSなどで見聞きしていたことではありますが、シンデレラ城前広場の混雑ぶり(というか混乱ぶり、惨状?)も実際に目にしました。一瞬、遠足かなんかで全員集合してレジャーシートでも敷いてお弁当食べてるのかー? と思っちゃいましたよ~(注:園内にお弁当の持ち込みはできませんよ!)このエリアを担当するキャストさん達の徒労感は如何ばかりか と同情したくもなりました。が、これも今のディズニーランドの姿なのですよね。15:15。「トゥモローランドホール」で「ワンマンズ・ドリーム2」の抽選に挑むも座席は得られず。(「ワンス・アポン・ア・タイム」は抽選無し。)15:20。「スターツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のFPを取得しました。(20:50~21:50のもの)この後「ビッグサンダーマウンテン」に向かいましたが、なぜか夫は最短距離を行かずあえてファンタジーランド経由の大回りを選択。「どうしてわざわざ混んでいる方へ行くの?」と問うと、夫は「僕たちがよく来ていた頃によく通った街並を歩いて、『ディズニーランドってどんな場所だったか』を思い出したいから」と答えました。でも、あまりに人が多すぎて思うように歩きまわれず、ウエスタンランドに足を踏み入れる頃には「これはいかん・・ これはいかん・・」と謎の言葉をつぶやいていました。( 明らかに定員オーバー、なのになぜ入園制限していないのか?? と思ったそうです。)15:30。「ビッグサンダーマウンテン」FPエントランス最後尾に到着。スタンバイは130~140分待ちでした。15:45。「ビッグサンダーマウンテン」乗車。混雑日はFP利用でも乗り場までけっこう時間かかりますね。とっても楽しかったですよ。16:00。人ごみから逃げて「カントリーベア・シアター」へ。次回ショーへの入場になります とのことで、ロビーで15分ほど待った後、シアターに入場できました。夫は「これこそ僕たちのディズニーランドだ!思い出した!」と言っていましたよ~16:35。カントリーベアシアターの建物から出ると、 まもなくパレードが来ます、立ち止まらないでください とキャストさんの声が。16:45スタートのイースターのパレード「うさたま大脱走」が間もなく始まるとのことでしたので、移動して 雰囲気くらいなら楽しめそうな(立ち見)場所に落ち着きました。16:45。「うさたま大脱走」がファンタジーランドを出発。3分後の16:48頃には先頭が目の前にやってきました。よく見えましたよ~直前に鑑賞場所を確保したというのに、ラッキーでした。なんだかちょっと昭和~な香りのする古いアニメーションみたいなパレードで、それが私にはとても「ディズニーランドらしく」感じられました。パレード通過後、夫がTODAYを開いて「ぼく、17:30の『ミニー・オー!ミニー』に行きたいんだけど・・」と言い出しました。あと30分で開演だからもう行っても座れないんじゃないのー? などどと言いつつアドベンチャーランドのショー会場「シアターオーリンズ」へ向かってみました。17:05。シアターオーリンズ到着。かなり後方でしたが座ることができました。会場内端や後方にはまだまだ空きがあり、「パーク内がこんなに混雑しているのに、このタイミングで来ても座れちゃうんだー・・」と私達はびっくり。今日のような行楽シーズンの連休などはショーやパレードよりもアトラクション重視のゲストが多いのでしょうかね~17:30。「ミニー・オー!ミニー」。このショーは、前回来た時のさらに5か月前 2008年の10月に一度だけ観たことがあるので、8年7か月ぶりの鑑賞となります。その時とは内容や衣装が少し変わったようですが、楽しさは変わっていませんね。アトラクションやエンターテイメントの入れ替わりスピードの速い最近のパークにおいて こんなに長い期間 同じ演目が上演され続けるのはなかなか珍しいことです。でも、五年に一度とか 十年に一度しか来られない者にとっては 素晴らしいレギュラーショーが長い間上演され続けることはとても嬉しいものです。観ることができて本当に良かったです。ショー終了後は、あと一枚ずつ残っているFPを「プーさんのハニーハント」に使用するためにファンタジーランドへ向かいました。当初は18時台に夕食をとるつもりでテーブルサービスレストランにPSを入れていたのですが、全く空腹にならないため さきほどショー鑑賞前にスマートフォンでキャンセル手続きをしました。そのおかげで私達には1~2時間の余裕が生まれたので、プーさんに行った後うまくいけばもうひとつくらいアトラクションに行けるかもしれません。18:10。「プーさんのハニーハント」FPエントランス最後尾に到着。このアトラクションも相変わらず人気なのですね。FP利用でも乗り場までは15分ほどかかりましたよ。スタンバイの方は110分前後の待ち時間だったと思います。18:35。「ミッキーのフィルハーマジック」へ。かつてミッキーマウスレビューだった場所に2011年にオープンしたアトラクションなので 当然ながら私達はこれが初めての体験です。待ち時間は15~20分とのことでした。夫は予備知識がまったく無く 3D映像のアトラクションだということすら知らなかったようで、入り口でグラスを渡されて驚いていました。このアトラクションは、簡単に言うと「東京ディズニーランドの魂」のようなものなのでしょうか?ここに存在するべくして存在しているアトラクションのように私には思われました。「ミッキーマウスレビューの跡地にできた」という成り立ちも、何かとても納得できる気がしましたよ。それにしても。ミッキーの被る「魔法の帽子」はディズニーシーでも「ファンタズミック!」とか「ビー・マジカル!」などのショーでお馴染みですが、こんなに大事なものだったとは!今回こちらのアトラクションに行ってみて 再認識しました。行けて良かったです。そして19:00過ぎ。今日のような抽選無しの場合「ワンス・アポン・ア・タイム」をどうやって鑑賞するのか、さっぱりわからなかった私達は、シンデレラ城前の広場(キャッスル・フォアコート)に行ってみました。よくわからなくても、そこにいらっしゃるキャストさんに聞けば教えていただけるだろう と思ってのことだったのですが。しかしてこの時間、シンデレラ城前の広場には既に多くのゲストが座り込んでショーの開始を待っている様子。普段ディズニーシーのピアッツァトポリーノやリドアイルの平和なショー待ち状況を見慣れている私からしたら、ここシンデレラ城前ではゲスト数に対してキャストさんの数が圧倒的に足りていないような状況に思われました。それでも、私達が声をかけたキャストさんはお忙しい中でも簡潔に鑑賞エリアについて説明してくださいましたので、私達はそのお話を参考にして、立ち見エリアの最前列に当たる場所で20:50からの「ワンス・アポン・ア・タイム」を待つことにしました。もっと遠くの場所からでもそれなりに楽しめそうではありましたが、私達にとってはこれが最初で最後の「ワンス・アポン・ア・タイム」になることは確実だったので。真正面のシンデレラ城にある時計を見ると 時刻は19:10くらいになっていました。(その4 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2017
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(・・その1から続く)ディズニーシーを一望できるレストランのテーブルから垂直移動して、こちらもまたディズニーシーのメディテレーニアンハーバーを見下ろすことのできる部屋の窓辺に私達が戻りついたのは10:25頃でした。既にハーバー一帯にはショーの開始時刻が迫っていることを知らせる ヴィヴァルディの四季“春”をアレンジした音楽が流れており、間もなくそれがだんだんとフェイドアウトしていって 10:30。予定通り本日一回目の「ファッショナブル・イースター」が始まりました。昨日の16:30の回も同じ窓辺から眺めて なんてきれいなショーだろう と思いましたが、今回はさらに良い気象状況でしかも午前中。明るい陽射しの中で行われる「ファッショナブル・イースター」は、彩り豊かなさまざまな衣装や大小の船が作り出す真っ白な水しぶきがクリアな光を浴びて鮮明に見え、昨日よりもより一層美しかったです。風も無かったので、5色の凧もハーバーの上空を舞ってくれました。部屋の窓の真ん前で翻っていく凧の 空気を切る音までが聞こえるような気がしましたよ。お天気がよくて明るさもじゅうぶんだったので、私達の小さな簡単なカメラでも遠くの被写体に焦点が合いやすく(?)キャラクター達の可愛らしい姿も記録に残すことができて ちょっと嬉しかったです。ショーが終了すると もう10:55。チェックアウト時刻の12:00まであと一時間ほどです。部屋を片付けて荷造りをしたり記念撮影をしていたら時間はあっというまに過ぎて、 さあ これで部屋を出られるぞ と準備が整った時には11:50頃になっていました。ホテルミラコスタではここ最近、チェックアウトの際に 帰りまで荷物を預かってもらおう とサービスホットラインに電話をすると、「エクスプレスチェックアウトご利用ならお荷物をお部屋に置いたままお出かけくださってもいいですよ」との旨を案内されることが殆どでした。が、今日は、夫が電話すると 「この後お急ぎのご予定がなければ お時間は15分から20分ほどいただきますがお部屋まで取りに伺います」 とのことだったそうです。なので、 ―― 超混雑日だろうに、部屋まで取りに来てくださるのか ありがたいな… とホテルに感謝しつつ、特に急いでいない私達は 部屋にベルサービスキャストさんがやってくるまで窓辺のデスクで今日この後の予定をのんびり確認などしながら しばらくを過ごすことになりました。(もちろん サローネがすぐ近くなんですから自力でそこまで荷物を運んで行って預けてもいいのですが、以前これを決行した時に想定外に荷物が重くてずいぶん後悔したことがあって、以来 自力で預けに行くことはやめているんですよ!)とてもお若い溌剌とした男性ベルサービスキャストさんが部屋にやって来て、荷物を預かる手続きを済ませて去って行かれたのは正午を数分過ぎた頃でした。今回の滞在でもまた いつもと変わりない幸せな時間を与えてくれた窓辺に対して心の中で最大級の賛辞をおくり お礼を言って、夫と一緒に私は部屋を出ました。ホテル&パーク・ゲートウェイからディズニーシーに入園した私達は マンマビスコッティーズ・ベーカリー前のテーブルでお茶を飲みながら 両パークの「TODAY」も参考に 本日これからの予定の簡単なメモを作りました。ふと周りを見ると、ちょっと離れたテーブルでは、私達と同世代では?と思われるお二人が鞄からディズニーバケーションパッケージのキットが入ったファイルケースを取り出して FPやら引換券やらを切り離していらっしゃるところでした。その手には パッケージキットに含まれている小型の専用ガイドブックとまだ包装されたままの大きなチケットホルダー。たった今 大型連休中の混雑するディズニーシーにやってきたばかり とでもいった風情です。「とりあえずディズニーシーには入園できた。さあ、これからどうするか?」など、お二人で相談していらっしゃるようにも 私には見えました。きっと、今までは「ディズニーランドやシーなんて、よく調べないで行っても混んでいるばかりで何も乗れないし見れないし、大変そう」と二の足を踏んでいた方々でも、バケーションパッケージという公式の宿泊プランが誕生したおかげで混雑時でもこんなふうに気軽に(価格は決して気軽ではありませんが)舞浜にいらっしゃれるようになったのかもしれないなー・・・ なんて。私はそのお二人の姿を視界の端に入れながら ついついそんなことを考えてしまいましたよ。かく言う私達も、今日は「マルチデーパスポートスペシャル」を利用してディズニーシーではないもう一つのパークにも足を踏み入れる計画を立てています。5月4日という 大混雑が予想される日だというのに。8年以上も遠ざかっていたもう一つのパーク。そこへ ちょっと行ってみてもいいかな という気持ちを起こさせる、重い重い腰をあげさせる。そんな力(チカラ)の源となる目に見えない「限定の何か」が バケーションパッケージ・キットには実は含まれているのかもしれません。さてさて ところで。私達の「バケーションパッケージ」では、事前に決定済みの本日のこの後の予定は「13:50」のビッグバンドビートを場内Bブロック(中央ブロック)の指定席から鑑賞すること となっています。席番号も既に決まっているので、抽選する必要も早く行く必要もありません。では せっかくなのでその時間までお買い物でも と、私達は昨日よりも格段に人の多いピアッツァトポリーノを離れることにしました。12:30くらいのことでした。あちこちショップを見て少しお買い物をした後はアメリカンウォーターフロントへ向かいました。ショー会場であるブロードウェイミュージックシアターへ行くにはまだ少し早すぎたので ウォーターフロントパークへ立ち寄ってみました。イースターに因んだ様々な飾りつけが施されフォトロケーションも多数用意されているウォーターフロントパーク内はこの時間 大変な混雑ぶりで、記念写真を撮るのも一苦労でしたが賑やかで楽しかったです。この場所ではアトモスフィアエンターテイメントも行われているときいていたのですが、担当キャストさんの姿は多数見えどもアトモスフィアは一向に始まらず。きっとまだパフォーマンス開始時間ではなかったのかもしれませんし、混雑しすぎていて披露は見送られたのかもしれませんね。13:30を過ぎた頃、公園の向かいのブロードウェイミュージックシアターでは次回ショーの準備が整って席への案内が始まったようだったので、私達はキャストさんに座席指定券を提示して会場内へ入りました。今日は朝からいいお天気で陽射しも強くパーク内は急に気温が上昇していたようでしたので、真夏とも思われるような屋外から涼しいシアター内へ入った時は なんだかホッとしましたよ~やや後方ではありましたが、会場内ほぼ中央の座席から観た「ビッグバンドビート」はとても楽しかったです。抽選に挑むストレスもなく長い待ち時間を費やすことも無く観られたとなれば、その楽しさもまた格別でした。ショーが終了してブロードウェイミュージックシアターを出た私達は、まっすぐディズニーシーのゲートを出てリゾートラインのディズニーシーステーションへと向かいました。1983年からこの地に存在し続けているもう一方のパークへと行くために やってきたリゾートライナーに乗り込んだのは 14:30頃のことでした。(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2017
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(前日から続く)ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーを夜通し眺めることもできる客室に宿泊しているというのに、「深夜のパーク観察」という至上の楽しみをなげうって23:00過ぎには就寝した その翌朝。私は5:00になる前に目が覚めてしまいました。さっそく起き上がってカーテンを開けたままにしていた窓辺に近づいてみると、パーク内の街灯にはまだ あかりが点ったままでした。目を凝らしてみると、夜明け前のほの暗いメディテレーニアンハーバーのあちこちには メンテナンス作業のための車両がぽつりぽつりと停まっていました。ホテル前の広場ピアッツァトポリーノの石畳は夜のうちに大量の水で洗い流され、まるで雨あがりのように濡れていました。水際の桟橋辺りでは、濃紺の制服を身に着けたキャストさんがお一人 柵に寄って何かの作業を始めようとしていらっしゃいましたが、暗い上に距離があるので何が始まるのか全く判別できず、私は これから何が起こるのか を見届けることをあきらめて、ベッドに戻ってもう少しの間だけ目を閉じることにしました。40分くらい経った頃でしょうか。開けていた窓の方から聞こえてくる微かなモーター音で、私は再び目を覚ましました。窓辺に行ってみると ハーバー水上には今度は「ファッショナブル・イースター」に登場するピンクの船が姿を見せていました。どうやら操船のテストをしている様子で、ハーバーをゆっくりと回ってはリドアイルなどのショーエリアに接岸する という動きを何度も何度も繰り返しているように見えました。時折広場を横切っていくキャストさんや作業車両の数も さきほどよりも格段に増えたように感じます。時計を見ると、時刻はまだ6時前です。―― 今朝は昨日みたいに 開園前の早い時間から外のゲートに並ぶ なんてことには多分ならないとは思うんだけど・・でも、きょう朝一番の行動については昨夜なんの意思表示もしないまま眠ってしまった夫が ミラコスタ専用入場口のオープン時刻ギリギリに飛び起きて「朝イチに入園するよっ!」って言い出さないとも限りません。なので私はベッドから出て、だんだんと目覚めていくディズニーシーの様子を眺めながら 少しずつ身支度を始めることにしました。6:00になると、パーク内にはお馴染みのBGMが かなり控えめな音量で流れ始めました。確認したところ本日のディズニーシーの一般開園時刻は予定よりも5分早い7:55とのこと。ならばパークエントランス・ノースの「ホテルミラコスタ宿泊客専用入場口」も予定を5分繰り上げて7:40にオープンになるはずです。ベッラヴィスタ・ラウンジでの朝食は9:00過ぎの遅めの時間をお願いしてあるので、もしもハッピー15エントリーの制度を利用してディズニーシーに入園しても、一時間ほどでホテルに戻って来なければなりませんが。――とりあえず、7:00になっても夫が起きなかったら声をかけて 今日はどうするの? ってきいてみようかな・・私はそんなふうに考えて、(窓の外ばっかり見ているのでなかなか進まない)朝の身支度を続けました。6:30を過ぎる頃になると、私のいる窓辺からはピアッツァトポリーノを行く数多くのキャストさんの姿が見てとれるようになってきました。皆さん各施設各職種の制服をきちんと身に着け、早足で歩いて行かれます。ディズニーホテル宿泊者が入場してくる時間まであと一時間ちょっとですものね。キャストさん達の心の中では もう「今日」という一日が始まっているのかもしれません。6:55頃には 私が声をかけるまでもなく夫が突然目を覚まして起き上がり、恒例の朝風呂のためバスルームへと向かっていきました。夫を起こすためのミッキーのモーニングコールは7:00にセットしてあったので、再度セットし直してバスルームから戻って来た夫に受話器をとってもらうことにしましたよ。(夫はこれを聞かないと「ホテルミラコスタ」で朝を迎えた気がしないらしいので。)7:00には 一時間前からごく小さな音量で流れていたパーク内BGMのボリュームがぐんと大きくなり、それを合図にしたかのように 早朝からずーっと操船練習を続けていたピンクの大きな船がバックヤードへと帰って行きました。ディズニーシーはいよいよ本格的に 本日の開園準備を始めるようです。そして、夫がまだ濡れた髪を乾かしながら室内をウロウロしていた7:20頃、私は意を決して聞いてみました。―― もうすぐパークに入れる時刻になるけど、どうする?すると、夫は言いました。―― そうだねえ 今日はビッグバンドビートは観られることは決まっているし(バケーションパッケージ利用のおかげで本日二回めのショー鑑賞席の指定券を私達は事前に確保できていたのです)、特にどうしても行きたい場所はこれといって思いつかないけど、一応ハッピー15エントリーを利用してシーに入園してみようか!・・おそらくそうなるんじゃないかと思ってましたわよ。で、入園してどこへ行くの? と私が訊ねると、夫は窓の外を眺めて 今朝は天気が良さそうだからゴンドラに乗りたいなあ と答えました。この時間、窓から見えるピアッツァトポリーノにはホテルミラコスタの建物が濃い影を落としていて、五月の朝の太陽の光がいかに元気であるかを感じさせてくれていました。パーク内のポンテヴェッキオの先に続いている海も 今朝は対岸まで綺麗に見渡すことができました。本当、今日はきっといいお天気でしょう。―― ゴンドラかあ スチーマーラインもいいな・・あれこれ相談した結果、私達は今朝はとりあえずハッピー15エントリー開始の7:40頃まで部屋にいて、それからパークエントランス・ノースのミラコスタ専用入場口にゆっくり向かってみることにしました。朝一番にどうしても行きたい場所があるわけではありませんでしたが、たまたま今回宿泊している部屋がエレベーターからとても近くて外のゲートまで行くのもそんなに苦にならなさそうだったので、「超混雑日でもホントに15分間という短い時間で優先ゲートに並んだ全員が入園できるものなのか、ちょっと実験してみよう!」という冒険心 というか悪戯心が顔を出したのです。というわけで、パークに入園できるように支度を整えた私達は7:30過ぎには窓辺に陣取り、ディズニーシーの様子を眺めながら「7:40」がやってくるのを待つことになりました。ふと見ると、ピアッツァトポリーノではゲスト誘導のキャストさんが数人集まってしゃがみ込み、何かしていらっしゃいます。どうやら、ハーバーショー鑑賞エリアの境界線を路面にテープを貼り付けて作っていらっしゃるようでした。―― へぇー あのラインって毎朝貼りなおしてるんだー夫が感心して言いました。見ているとこの作業は2~3分ほどで完了、あっという間にピアッツァトポリーノには座り見鑑賞エリアと その真ん中を横切る通路ができあがりました。この時、時刻は7:36。ハッピー15エントリー開始の4分前です。キャストさん達って結構ギリギリまで(ゲストが入園してくる直前まで)こんな作業をしていらっしゃるんだな~ と、私はちょっと驚いてしまいましたよ。そうして 7:40。ハーバーにいらっしゃるキャストさん達の間には特にこれといって身構える空気も流れないまま、ディズニーシーのパークはホテル宿泊客の皆さんの入園時刻を迎えました。数秒後、私達の部屋の下にあたるパーク内ミラコスタ通りを少し急ぎ足で抜けてきた方が何名か ピアッツァトポリーノの鑑賞エリア最前列に到達。その後、多くのゲストの皆さんがゆっくり歩いてアメリカンウォーターフロント方面へ続く坂を上り始めたのを確認して、私達は部屋を出ました。サローネ・デッラミーコの前からエレベーターに乗って2階のロビーフロアに下り、ホテル正面玄関を経てパークエントランス・ノースの「ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口」の列に着いたのは7:46頃。入場はスムーズに行われていましたが、宿泊確認と手荷物検査のカウンター手前にはまだまだたくさんのゲストがいらっしゃって その待ち列の最後尾はバス停まで行って折り返したところにありました。一般ゲートが開くまであと9分。それよりも前にパークに入れるのかしらー? と一瞬思いましたが、想像以上に列の進みは順調で、私達は7:50にはディズニーシーに入園することができました。ちょうどこの時、ディズニーシープラザのアクアスフィア前のステージでは マリタイムバンドをしたがえたミッキーとミニーが開園のご挨拶準備のまっ最中。こんな様子をゆっくり眺められるのもハッピー15エントリーのおかげですね。私達はここに3分ほどいて、その後ミラコスタ通りを抜けてヴェネツィア方面へと向かいました。「ゴンドリエの島」へと小さな橋を渡り ゴンドラ乗り場の入口に着いたのはディズニーシーが正式に開園した直後で、ちょうど本日の一艘めの小舟がゲストを乗せて運河へ漕ぎ出そうとしているところでした。私達はロープで作られた通路を進んでそのまま乗り場へと向かい、他の二組の皆さんと一緒にその次の「本日の二艘め」のゴンドラに乗って朝の水上に滑り出ました。青い空に夏のような白い雲、予想通り朝の太陽はとても元気で眩しいくらい。そんな中 水上を漂うのはとても清々しく、10分ほどの心地よい運河の旅となりました。ゴンドラからおりて、時刻はまだ8:11。次はトランジット・スチーマーラインで水域を一周しよう! と、私達はゲストの行き交うピアッツァトポリーノを横切ってザンビーニブラザーズ・リストランテ方面へと歩き、メディテレーニアンハーバーの乗り場からロストリバーデルタ行きのスチーマーラインに乗り込みました。朝の開園直後は皆さん目的の場所に向かうことに一生懸命だからでしょうか、この時間(8:20頃)のスチーマーラインは席の埋まり方も2~3割といったところで、ゆったりとした船旅を楽しむことができましたよ。10分弱でロストリバーデルタに到着した私達は、奥地で少し記念写真を撮ったりしてから 今度はロストリバーデルタの乗り場からメディテレーニアンハーバー行きのスチーマーラインに乗って、ホテルへと戻ることにしました。8:35頃に私達が案内していただいたロストリバーデルタ発のスチーマーラインはなんと本日の第一便で、その上 乗客は私達だけ という貸切運航になりましたよ~メディテレーニアンハーバーの船着場周辺でもひとしきり記念撮影をして、ホテル&パーク・ゲートウェイからホテルミラコスタ館内へと戻ったのは9:00頃のことでした。私達はそれから、スペチアーレ&スイート客室の宿泊に付帯しているブッフェの朝食をとるためにベッラヴィスタ・ラウンジへ行きました。前回ここで朝食をいただいたのはちょうど一年前になりますが、内容がその時とはちょっと変わったように思います。(私には、前回よりもやや充実したように感じられました。)窓際のテーブルから眺める「水辺とプロメテウス火山」という景色は相変わらず素晴らしく お店の名前の的確さを今さらながらに再認識しましたよ。目の前の広場ピアッツァトポリーノでは、9:20くらいからハーバーショー開催の準備が始まったようでした。水上を小舟で運ばれてきた小道具が続々とステージの上に上げられ、設置されていきます。そうでした。そうでした。10:30には本日一回目の「ファッショナブル・イースター」がハーバーで始まるのでした。景色に見とれてあんまりのんびりし過ぎないように それまでには部屋に戻らないとね~ などと冗談を言いながら、私達は今日これからの計画なども話題にしつつ 朝食をとりました。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2017
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(・・その3から続く)ホテル内で些細な用事を済ませていたので、ディズニーシーのパークに再入園した時には時刻は15:55くらいになっていました。スナップフォト受け取り先の店舗「フォトグラフィカ」へ向かうために通り抜けたミラコスタ通りは、ハーバーショー開催時刻が迫っていたため人通りがとても少なかったので、私達は登場して間もないダッフィーの新しいお友達のウサギの女の子「ステラ・ルー」グッズを扱っているというショップ「ガッレリーア・ディズニー」にちょっと立ち寄ってみました。朝からずーっと続いていたらしい入店制限が この時間は一時的に解かれていたからです。お店の中の混雑はそれほどでもなかったのですが、どちらの棚を見てもラベンダー色(っていうんですかね?)したステラ・ルー関連商品が天井近くまでぎっしりと陳列されており それがまた次から次へと飛ぶように売れては補充されていくので、その人気ぶりに私はちょっとびっくりしましたよ。その後 お隣のフォトグラフィカへ行きましたが、こちらのお店もこの時間は空いていて 待つことなくスナップフォトを引き取り、購入することができました。あちこち寄り道していたせいで、この時点で時刻はもう16:15。―― あらら。そろそろホテルに引き返さなくては16:30からの「ファッショナブル・イースター」が始まるまでに部屋の窓辺に戻れなくなってしまいます。でもまだスーベニアメダルも作ってないし・・それに他にもパーク内で済まさなければならない用事がまだひとつ残っています。と いうのも。実は今回、我が家は初めてこちらのお世話になっています。「ディズニー・バケーションパッケージ」です。皆さんよーくご存知の、マルチデーパスポートスペシャル(一日目からランドとシーを行き来できるパスポート)や時間指定の無いアトラクションFPなどがセットになっていて 東京ディズニーリゾートの予約購入サイトで申し込みから旅行代金事前支払いまでの一切を済ませることもできてしまうという、公式宿泊パッケージプランですね。( 詳しくは こちら です。 「便利だけど、ホテルだけ予約するよりも確実に割高になる」のが明白だというのに なぜ今回こちらを利用することになったのか・・ は、長くなるので省略しますけれど。 )こちらのパッケージプランには皆さんご承知の通り「オリジナルグッズ引換券」というのがもれなく付いているのですが、この間を利用してそのグッズの引換えを済ませてしまおうと考えていたのです。それに、今日の夕食は「ルームサービスでディナー」ということも決定済みなので(これも「バケーションパッケージ」のプランに含まれているのです)、ここで用事を全て済ますことができたら もうこれ以降はパーク内には入らずにお部屋とサローネでゆったり過ごそうと思っていたのですけれどね~ まあしょうがない 二度手間になるけれどショー鑑賞後シーのパークに再度入ることにしましょう、と私達は決めて、このあたりで「ホテル&パーク・ゲートウェイ」経由でお部屋まで戻ることにしました。部屋に戻り、窓ガラス越しに観た本日三回め16:30からの「ファッショナブル・イースター」は 風のため凧や花火の演出が一部省略されたバージョンでしたが それでもじゅうぶん満足できました。ハーバーの陸上も水上も 行われているパフォーマンスが全て同時に見渡せるので(遠いですけれどね!)このショーがどういうふうに作られているのか 全体の展開がよくわかりました。この場所から観ていて特に素晴らしいと思うのは 大小の船が水の上に描いていく航跡がはっきりと判ることです。ディズニーシーのメディテレーニアンハーバー全域をショーステージと捉えると中央の客席から俯瞰して見ている感じになりますから、各場面で各エリアの出演者の方々がストップモーションのようになる時も全体がとてもバランスよく見えました。私達は小さなカメラしか持参しないのでいつも記録程度の写真しか撮りませんが、立派な撮影機材と良い腕をお持ちの方なら 被写体まで距離があってもこれくらいよく見通せれば思い通りに楽しく撮影できるだろうなーと思いましたよ。ショー終了後は さきほどやり残した用事を済ませるためにもう一度ディズニーシーのパーク内へと向かいました。まずは「ヴィラ・ドナルド・ホームショップ」へ行ってオリジナルグッズの引換えを。何しろ私達はバケーションパッケージを利用するのが初めてで勝手がよくわからず、実物を4種類全て見せていただいてかなり悩んで「晴雨兼用折り畳み傘」と「フォトスタンド」にしましたが、ちょっと見ていたら同じようにグッズの引換えにいらしている皆さんは 引換券を パッ と出して 自ら希望の品を スッ と申し出て ササ―っ と全員分を交換していかれる方が多いようだったので、「まあ!皆さん慣れていらっしゃるのね~」って私は感心してしまいましたよー。やはりバケーションパッケージは便利なので「一度使ったらやめられなくなる」というリピーターの方が多いのでしょうか。その後は 「ヴェネツィアン・カーニバル・マーケット」でディズニーイースターデザインのスーベニアメダルを作り、プロメテウス火山の中まで行って「ノーチラスギフト」で月替わりデザインのスーベニアメダルを作って、ハーバー水際をザンビーニブラザーズ・リストランテ回りでホテルミラコスタ側まで戻りました。途中通りかかったザンビーニ前の大階段付近の街灯には イースターのキャラクターバナーが多数取り付けられていました。こんな飾りつけも。こちら↓はドナルドとデイジーのフォトロケーションで、昼間はカメラマンさんもいらして有料のスナップフォト撮影もしてくださっていましたよ。グッズとメダル入手の旅を終えホテル&パーク・ゲートウェイにたどり着いたのは17:30頃。私達はそれから部屋に戻って荷物を置いた後、アルコール提供時間帯に入っていたサローネ・デッラミーコに行きました。この時間のサローネは人も少なく落ち着いていて さきほどとはうってかわって とっても静かでした。私達はこの後ルームサービスで食事をすることが決まっているので(予約購入時点で運ばれてくる時間も料理の内容も決定しています)食前酒をいただくことも兼ねて、指定時刻までサローネでのんびり過ごすことにしました。まずは 今年もなんとか無事に結婚記念日を迎えられたことに感謝してスパークリングワインで乾杯。キャストさんにお願いして記念に写真も撮っていただきました。アルコール提供の際には、「ご一緒にどうぞ」と キャストさんが可愛らしい四角いお皿におつまみ4種類(本日は…パスタスナック、ナッツ、クリームチーズ、ドライフルーツミックス)を盛り付けたものを持ってきてくださいました。ホテル開業当初のサローネでは お茶やお酒の時間にはこうして一緒にナッツやちょっとしたお菓子をキャストさんがテーブルまで何度も運んで来てくださって、その都度その都度いろいろ会話することができて大変楽しかったものです。が、ここ数年それがなぜがセルフサービス(自分でカウンターまで行って包装ごと好きなだけ取ってくる方式)へと変化し、夫も私も心の中では せっかくのサローネなのに少し寂しいな 味気ないな となんとなく感じていたので、この素敵なお皿でのおつまみ提供には 以前を思い出してちょっと嬉しくなってしまいましたよ。ふたりでそんな話もしながら、スパークリングワインを辛口、甘口と数杯いただいていたら あっという間に時間が経ち、部屋での夕食の時間がやってきました。私達はこの上なく「いい気持ち」になって、軽い足取りでハーバーの見渡せる本日の部屋に戻りました。お部屋では、私達がサローネでお酒をいただいていた一時間たらずの間にターンダウン担当のキャストさんの手によってベッド周りがきちんと整えられていました。(チェックインの際に「ターンダウンは夕食前に終えておいていただけるとありがたい」と夫が時間の指定もせずに大まかに伝えていたのですが、その希望通りになりました。)ぴったりと閉じられたカーテンを開けると、窓の外のディズニーシー、メディテレーニアンハーバーの景色はすっかり「夕景」になっていました。ほどなくして部屋のドアがゆっくりとノックされて、本日の夕食がやってきました。食事のワゴンを運んできた男性キャストさんは、礼儀正しく挨拶をしてくださった後 室内へと入り、手際よく且つ丁寧に 部屋の窓寄りの場所にテーブルをしつらえていきました。そして それを見守る私達を気遣ってか、終始おだやかな口調で(手を止めることなく)ホテル建物の構造や各部屋の窓から眺められる風景についていろいろと物語を語るようにようにお話をしてくださり、そのお話に へえ~ そうなんですか~ と聞き入っているうちに 数分で本日のディナーのセッティングは完了しました。キャストさんは、 お待たせいたしました と 軽くお辞儀をして私達にテーブルに着くようにすすめると、その後はまるでレストランにいるかのようにお料理の説明を 一品一品しっかりと詳しくしてくださいました。それによれば、今回私達の利用したプランに付いているルームサービスディナーは、ホテルミラコスタのルームサービスメニューにあるディナーコース“フェスティーボ”と同じ内容とのことでした。“フェスティーボ”は季節によって用意されるお料理が変わるフルコースで、ホテルミラコスタの公式サイトでその内容を確認することができます。(※ホテルミラコスタ・ルームサービスメニュー)参考までに、私達が今回いただいた 2017年3月1日~5月31日 のメニューは以下の通りです。・キビナゴのマリネ シトラス風味のフォームと共に・桜海老と彩り野菜 アーリオ・オリオソース・プロシュートとアーティチョークのクロスティーニ・菜の花とベーコンのペンネ クリームソース ・真鯛のソテー アサリソース・牛フィレのグリル スカリオンソース・パン ・ストロベリーのムースとライム風味のスープ マスカルポーネクリームを添えて・コーヒー または 紅茶コース料理の構成になっていますが、セットする際には全てを保温器から出してテーブルの上に並べてくださいます。また、スペースの都合上、上記の↑メニューのうち1~3品目までは前菜メドレーのように同じお皿に盛られて こちらの写真↓のようになっています。そして4品目(パスタ)と5品目(お魚)も同じひとつのお皿に一緒に盛られ、6品目のお肉と7品目のデザートはそれぞれ独立していました。お料理について全てを説明し終わると、キャストさんは私達の小さなカメラでとても上手に記念撮影をしてくださり、その上 部屋から夜景を撮影するときのコツまで優しく伝授してくださって、お部屋から去って行かれました。その後私達は 素晴らしい景色を眺められる窓辺でのふたりだけの夕食を始めました。数日遅れにはなりますが、一応 結婚記念日を祝うためのホテルミラコスタ宿泊でもあるのですからね。19:30頃には 開けていた窓の隙間から「今夜の花火は中止」という旨のパーク内アナウンスが漏れ聞こえてきたので、私達は余計にリラックスし、食事のペースはよりゆったりとしたものになりました。(この部屋の窓からは角度的に花火は見えないので、もしも実施されるなら部屋を出て見える場所まで移動しようかな とちょっと考えていましたので。)20:00になると、窓の外では「ファンタズミック!」が始まりました。この部屋のこの窓からハーバーを見つめている人のためだけに行われているショーなのでは? と錯覚してしまうくらいの素晴らしいファンタズミック!でした。さて。ファンタズミック!が終了し、超スローペースの夕食もようやくデザートまでたどりつき、時刻はまもなく21:00。このころになると、なんと私達は既にどうしようもなく眠くなってきていました。だってねえ、今朝は四時起床だった上に サローネで美味しいお酒を楽しくいただいちゃって、ルームサービスでのんびりコース料理まで完食しちゃったんですもの、誰だって眠くなるはずです。これはもう、今日よりも絶対に混雑するであろう明日の舞浜に備えて、若くない私達はそろそろ眠る準備を本格的にした方がよいのかもしれません。夫が 食事が終わりました とサービスホットラインに電話をすると、部屋には数分のうちにキャストさんがいらっしゃってテーブルを片付けてくださいました。そしてワゴンをさげていってくださるキャストさんを見送ると、夫はもう睡眠体制に向かって一直線でした。あっという間に夢の中まで走り去った夫に置いてきぼりをくらってしまったので、私はしばらく 閉じたカーテンの隙間から夜のピアッツァトポリーノを見下ろして、行き交う方々の様子を眺めていました。時刻は21:40を過ぎたところ。今日は一日パークを遊びつくすぞー!と元気いっぱいでやってきた皆さんなら「まだこれからアトラクションのひとつやふたつ行けちゃうんじゃないのー?」と思っていらっしゃる時間帯なのかもしれませんよね。でも。今夜はまだパークの閉園予告アナウンスすら聞いていないけれど。サローネだって まだまだあと数時間も扉を開けて待っていてくれるけれど。ディズニーシーのパークの中にあるホテルミラコスタ、素晴らしい眺めの一室にいて、こんなに早く床に就こうとする夜があったって いいんじゃないかな。 たまには。その後 夫を追って眠る準備に向かった私は、ベッドに入る前に 灯りを落とした部屋の窓のカーテンを開けておくことを忘れませんでした。明日の朝 目覚めた時に、真っ先にディズニーシーの気配を感じたかったので。それでは おやすみなさい。またあした。(翌日に つづく)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2017
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(・・その2から続く)連休初日の5月3日の早朝からディズニーシーのパークにやって来ていて。実は私は幸運にも、そんなに酷い混雑を感じることなく 今日ここまでを過ごせていました。しかし、それはただ単に「混雑する場所(人気アトラクションのスタンバイ列やカウンターサービスレストランなど)に行っていない」からそう思っていたにすぎないのだ ということを 私は5階のサローネ・デッラミーコにお邪魔して実感しました。このとき時刻はチェックイン開始前の14:35頃だったのですが、訪れたサローネの中が いつになく賑やかな様子だったのです。テーブルがひとつも空いていなくて案内まで入り口脇のソファーで待つ… な-んてほどではなかったのですが(10年ほど前のチェックイン時に実際にそんな状況に遭遇したんですよ)、今日のサローネはなんとなく人口密度が高いな という感じがしました。きっと、連休なので ご家族連れだったり何世代ものグループでいらしたゲストが多く、1グループ(1テーブル)あたりのボリュームが大きかったからなのかもしれません。そんなサローネの中を、キャストさんは一番奥のエリアの二人席へと私達を案内してくださいました。近くの窓辺から明るい光の入る 壁際の静かなテーブルでした。私達はその場所で、チェックインの順番がやってくるまで自由に飲み物をいただいたり キャストさんに用意していただいた温かいコーヒーを楽しみながら過ごしました。20分ほど経ったころでしょうか、キャストさんが明日の朝の「ハッピー15エントリー」のためのゲート通行証などを手に 私達のいたテーブルまで足を運んでくださいました。(キャストさんは、私達の結婚記念日を祝うカードや 私の誕生日カードや誕生日シールも用意してくださっていました。)そして、明日のベッラヴィスタラウンジでの朝食の手配やエクスプレスチェックアウトの利用登録や駐車券の印字など 細々とした処理を手早くしてくださって、ここでの手続きはあっさりと終了しました。その後すぐに ―― お部屋の準備ができました ご案内いたします ――と 別のキャストさんがテーブルまで迎えに来てくださったので、私達は席を立ってキャストさんと一緒にサローネを出ました。本日私達が宿泊することになっているのは、「スペチアーレ&スイート」の「ポルトパラディーゾサイド・スーペリアルーム・ハーバービュー」の「ツイン」のお部屋です。もっとくだけた感じで言うと、 ハーバービューツインで朝食が付いていてサローネ利用のできる部屋 ということになります。このカテゴリーのお部屋は、ホテルミラコスタの5階の 大きく分けて二ヶ所に存在しています。サローネを出たキャストさんが 左に行くか 右に行くか で 二か所のうちのどちら側のお部屋になるかが判るので、このサローネを出る時というのはとても楽しみな瞬間です。今日のキャストさんは、サローネを出る際に少し立ち止まって ○○○○号室にご案内します と 瞳を輝かせておっしゃいました。おそらく 部屋番号を聞けば私達が部屋位置を推測できるのではないか と思われたのかもしれません。が、しかし。何度も書いていますが情けないことに私達には部屋番号を記憶しておく志向が無いので、また今回もキャストさんのとびっきりの笑顔に対して曖昧な笑顔をお返しするのみになってしまいました。でも サローネを一歩出たキャストさんの足が右に向くと、「ハーバー正面の部屋ですね!」という言葉を私達は即座に返すことができました。それを聞いてキャストさんの瞳がまたキラキラっと輝いたのを 私は見逃しませんでしたよ~そして、びっくりするほど少ない歩数でたどり着いたその部屋に足を踏み入れ、窓のカーテンを開けてみると、そこに広がっていたのはこんな景色でした。どうやらこのお部屋、ディズニーシーのパーク内ピアッツァトポリーノのステージ中央からの延長線上に限りなく近いところに位置しているようです。左手はリドアイルまで、右手はザンビーニブラザーズリストランテ前のショーエリアまで、ただ窓の前に立つだけで難なく視界に入ってきます。メディテレーニアンハーバー水域は ずーっとずーっと遠くの海まで続いているようにも感じられます。完璧な眺めです。それもそのはず、窓を背にしてお部屋の中を見回してみると部屋の隅に、隣室とコネクトする際に使うためのドアが設置されていました。たった今 その前を通り過ぎてきた隣の部屋の名は「イルマニーフィコ・スイート」。言わずと知れたホテルミラコスタの最高級スイートルームです。つまりこのお部屋の窓からは イルマニーフィコスイートの窓からと同じくらい素晴らしい景色が眺められるということです。いろいろな幸運を瞬時に理解した私が窓辺に張りついてニヤニヤしながら外を眺めていると、案内してくださったキャストさんと話す中で夫が―― よし! 今日はもうこの部屋から一歩も出ないでこの景色をずーっと眺めていることにしようかな! ・・なんて あいかわらずの軽口をたたいているのが聞こえてきましたが、正直言って私は心の中で「ホントにそれでもいいのよ~」ってつぶやいていましたよ。(もちろんキャストさんは いえいえー ぜひサローネにもいらしてくださいー と笑っていらっしゃいましたけれどね~)キャストさんはその後、新デザインになったルームアメニティーの紹介をしてくださり、お部屋から去っていかれました。時計を見ると、時刻はまもなく15:10になろうとするところでした。私と夫はしばらく窓からの景色や室内の様子をカメラに収めたり、さきほどサローネでいただいたカード類をもう一度広げて写真を撮ったりして過ごしました。ポルトパラディーゾサイド客室独特のデザインのベッド周り。デザインの新しくなったアメニティー。「カピターノ・ミッキーのデザインになりました」とキャストさんはおっしゃってました。サローネでいただいたカード類と新デザインの紙袋。新しい紙袋の裏側のデザインは、お誕生日カードの外側と同じデザインなんですね。お部屋の壁にかけられているこの地図と同じデザインでしょうかね~?紙袋の表側は大海原をいく帆船です。こちらもいいですよね。ベッドに腰掛けて眺めてみたり、ソファーに座って眺めてみたり。飽きもせずに窓から外の景色を眺めていたら ずいぶんと時間が過ぎてしまっていました。・・そうだ そうだ!このあと16:30からは 窓の外のハーバーで本日三回めの「ファッショナブル・イースター」が始まるのです。きっとこの窓辺からなら ショーは申し分なくよく観えるはずです。「ショー開始までに チェックイン前にパーク内で撮っていただいたスナップフォトを受け取りにいかなくては! それに まだパーク内で済まさなければいけない用事もいくつか残っているし・・」と ふと気づいた私達は この素晴らしい眺めの窓辺をいったん離れて ディズニーシーのパークに再入園することにしました。15:40頃のことでした。(その4 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2017
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(・・その1から続く)ディズニーシーでの今年のディズニー・イースターのメインハーバーショーは、一昨年と同じタイトルの「ファッショナブル・イースター」です。ショーの雰囲気は少し変わりましたが「4つの海、4つのファッション」という大きな設定は変わっていませんし、それぞれを表現していく登場キャラクター達にも大きな変更はないようです。(違っていたらごめんなさいね~)そして今年のショーは、公式にどこかで語られているわけではありませんが 私の受けた印象で言えば(前回オチェーアノのテラスから眺めた時にも書きましたが)なんとなく「2年前のメディテレーニアンハーバーでのできごとを受けての その続き」のような そんな感じの展開です。今年版は衣装がより鮮やか、音楽も軽快でわかりやすく、単純に楽しく観られて特に説明などは何もいらないと思うので、簡単に記録だけしておきますね~一昨年は、4つの地域からやってきたファッションアーティスト(デザイナー)達が それぞれ「自分のファッションが一番素晴らしい」と主張しあってなかなか譲らなかったのに比べると今年は最初からかなりの友好ムードで、4人のアーティストたちはひとつの船に同乗してハーバー水上に登場してきます。そして多少の諍いはあるものの とりあえずはお互いを尊重し、順番に各ファッションの担当キャラクター達を各船内から甲板へと呼び出してくれます。「アメリカンウォーターフロント」からはミッキー&ミニー、「マーメイドラグーン」はチップ&デールとクラリス、「ロストリバーデルタ」はグーフィーとマックス親子、そして「ミステリアスアイランド」はドナルド&デイジー・・ と各ファッションを体現するキャラクター達が順に紹介されると、彼らを乗せた船はそれぞれ陸上のショーエリア近くへと向かいます。私達のいたピアッツァトポリーノにやって来たのはミッキーとミニー、それにダッフィー、シェリーメイ、ジェラトーニを乗せたアメリカンウォーターフロントの青い船。ミッキーとミニーがピアッツァトポリーノのステージに上がると、ハーバー全体でアメリカンウォーターフロント「アールヌーボー」ファッションのダンスが始まります。ミッキーとミニーの衣装は一昨年の時とデザインが変わって色合いも鮮やかになりました。柔らかな黄色も加えられたので この衣装の彼らが登場するとステージがより華やかで賑やかな感じになりますね~この後、ファッション披露の方は マーメイドラグーン、ロストリバーデルタ、ミステリアスアイランド という順に それぞれの特徴ある衣装を身に着けた出演者の皆さんのダンスと音楽と共に進んで行きます。ピアッツァトポリーノでは、マーメイドラグーンのファッション披露の時はチップ&デールとクラリスがステージに登場し、ロストリバーデルタの時はグーフィー親子が登場・・ というふうにショー進行と登場キャラクターがぴったり一致しているので ショーの世界に入りやすく(わかりやすく)とても楽しく観ることができました。ミステリアスアイランドの「スチームパンク」ファッションの時にはドナルドとデイジーがやってきて、ステージの上で元気に弾けて動き回ってくれましたよ~やがて「ファッション披露」は一昨年の対立当時を思い出してか やや過熱気味になっていきますが、ミッキーやミニーにたしなめられてその場は収まり それぞれの個性が大事 という方向に落ち着きます。仲直りを祝福するように空には5色(4色プラス1色 ですね!)の凧も舞いましたよ~ショーが終盤にさしかかると、ピアッツァトポリーノのステージにはファッションアーティストさんを伴って もう一度 ミッキーとミニーが戻ってきてくれました。水上から花火があがると いよいよフィナーレ。みんなが手をとりあって 各エリアの衣装が入り混じると ショーエリアは一気に華やかになりますね。フィナーレに相応しい光景ですね~ミッキーとミニーとアーティストさんは、最後はダッフィー達の待つ青い船に戻っていきます。このあたりになると、ピアッツァトポリーノの陸上ショーエリアからは出演者の皆さんも去りキャラクター達もいなくなってステージの上はもう空っぽなのですが、水上では最後の最後まで4つのファッションを乗せた4艘の船が結構長い時間をかけて水域を回り、ゲストに“さよなら”の挨拶を丁寧にしていってくれました。名残惜しそうに船が水上から去って行って ショーが完全に終了すると、時刻は10:55過ぎにになっていました。パーク内鑑賞エリアでハーバーショーを観たのがとても久しぶりだったので 私は 目の前に溢れるたくさんの色と笑顔と「ひらひら~」「フワフワ~」と、押し寄せる音に夢中になってしまい、ただただ楽しかった です。「きれい」なショーはいいですね~綺麗でかわいいものをたくさん目にするだけで 心は ぱぁーっと明るくなるものです。顔が笑いっぱなしの25分間でした。その後は、私達はピアッツァトポリーノを離れてブロードウェイミュージックシアターへ向かいました。抽選無しで観られる「ビッグバンドビート」の本日初回(12:20の回)を観たいと思ってのことでした。シアター前に到着したのは11:00過ぎでしたが、待ち列最後尾はとっくにひとつ目の折り返し地点を過ぎていて「入場順はだいたい200~300人目くらいになるのかな~」といったところでしたよ。開場はショー開始の30分ほど前の11:50で、以前と変わらず数十人~百人くらいずつに分けての誘導でした。私達は三回めの誘導グループで会場内に入ることができ、サイドブロックの中盤~やや前方寄りの座席を得ました。(中央ブロックはこの時点ではかなり後方にしか席が残っていませんでした。)・・いやあ。こちらも数ヶ月ぶりに観ましたけれど、やっぱり楽しいですね~~今日は左側のブロックからちょっと斜めにステージを見ていたせいか、「Cheek to Cheek」でこちら側にやってきたミッキーがステージ中央を振り返ってミニーに手を差し伸べにいく場面で 私にはミッキーがタキシードを着て正装した人間に(彼女に恋い焦がれる青年に)見えてしまったほどでした。(…わかっていただけるでしょうか?) ディズニーシーの15周年イベントが3月で終了したのでカーテンコールの曲目が以前と同じになり、演出面でもほんの少しだけ変更があってリニューアル版の通常バージョンともいえるショーになっていたようですが、素晴らしさには全く変わりはありませんでした。ビッグバンドビート終了後シアターから出て、時刻は12:50。ちょうど 朝方取得した試験運営中の新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」のFPの指定時刻になっていたので、私達はポンテヴェッキオを渡ってポートディスカバリーを目指しました。アトラクション前にたどり着くと 私は真っ青な建物の外観にビックリ!とにかくエリア全体が「青い」んです!アトラクションの方は、この時間は試験運営中にもかかわらず順調に稼働していたようでした。が、FPエントランスの方にも結構な列ができていて、最後尾から時間確認(FP回収)ポイントまで5分ほど、そこから乗り場案内まで(プレショーの部屋に入るまで)10分ほどかかりました。ちなみにこの時のスタンバイは130分待ちでした。まあ、こういった待ち時間をうまく調整するにはどんな塩梅でゲストを通したらいいのか、どんな風に対応したらいいのか、そんなことも含めてのグランドオープンに向けての「試験運営」ですからね。今後どのようになっていくのか とても楽しみです。そしてプレショーの部屋に入る前には、キャストさんからはっきりと「本日はグランドオープン前の試験にご協力いただいているので、ここから先、アトラクション内で見たり聞いたりしたこと 体験した内容については、ブログやSNSに公開することは『かたくお断り』します」との要請がありました。控えてください ではなく「かたくお断り」ですからね~私も今日のところは一切をナイショにしておきますね~(でもね、次回シーを訪れたらまた行ってみたいな~って思うアトラクションでしたよ!)ポートディスカバリーを離れたのは13:40くらい。それからは、この時期のミラコスタ宿泊滞在恒例の写真撮影をするポイントを探すために、私達はメディテレーニアンハーバーへと戻りました。スマートフォンサイトで確認したところによれば、この時間キャラクター無しでの台紙付き有料撮影(ディズニー・スナップフォト)のサービスを行っているのは3か所とのことでしたが、私達はその中からピアッツァトポリーノのエンポーリオ前にあるフォトロケーションでの撮影を選びました。花いっぱいのベンチの両脇に小さなミッキーとミニーもいる この↓場所です。ハーバーショー開始直前の混雑する水際をぐるーっと歩いてここにたどり着いたのはだいたい13:50頃で、10組ほどが並んでいました。(撮影までの待ち時間は30分前後とのことでしたので、夫がこの間を利用してビリエッテリーアまでビッグバンドビートの座席券の抽選に行きましたが、残念ながら結果は「はずれてしまいました」でした。)14:00になるとハーバーでは本日二回めの「ファッショナブル・イースター」が始まったので、撮影の順番が来るまでの間も楽しく待つことができましたよ。14:15頃に写真撮影を終えた後は、ハーバーショー開催中ということで人影の少ないミラコスタ通りやディズニーシープラザを歩き、ショップに立ち寄って少しだけお買い物をしました。それから園内の「ホテル&パーク・ゲートウェイ」で手の甲にスタンプを押していただいて、いったんディズニーシーのパークを退園、チェックインのためにホテルミラコスタへ入館し エレベーターで5階サローネ・デッラミーコへと向かいました。14:30過ぎのことでした。(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2017
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結婚記念日の前後のこの時期、私達が毎年とても楽しみにして迎える「ホテルミラコスタ&ディズニーシー」滞在。今年は諸々の都合で今日(5月3日)と明日(5月4日)の二日間という 大型連休中「東京ディズニーリゾートが最も混雑すると予想される日にち」と重なることになりました。幸運なことにお天気は申し分ないとの予報だったのですが 五連休初日の道路渋滞がとにかく心配だった私達は、朝5時前に家を出てしまったために予定よりもはるかに早い時刻の東京ディズニーリゾート到着となってしまいました。首都高速道路の葛西出口を経てリゾート内道路に入ったのは5:30頃。交通量の極端に少ない早朝の道を順調に走って、私達の車はそれから数分もかからずにホテルミラコスタの車路ゲートが見える交差点にさしかかりました。いつもならこのままゲートを入り 坂を上ってホテルの正面玄関に車をつけてドアサービスキャストさんに荷物をおろしていただいてから 私だけが車を降り夫は車を駐車場へ置きに行く という手順になるはずなのですが、こんなに早い時間の到着となると それもちょっと勝手が違ってきます。なぜなら。ホテルミラコスタは深夜0:00から早朝6:00までの間は滞在客以外が館内に立ち入ることを制限しているからです。( ※ ホテルミラコスタ・オフィシャルサイト「ディズニーホテル 入館についてのご案内」の項を参照 )この制限規定ができて以後 チェックイン日の6:00よりも前にミラコスタに到着した経験のない私達は―― 入館をご遠慮いただいてます なんていったって、ホテルですもの、玄関前のデスクで荷物預かることくらいしてくれるんじゃないかしら~? ――と思ってちょっと様子をうかがってみたのですが、正面の大きなドアの外にはキャストさんの立ち働いている気配はありませんでした。(その代わりにドア付近には 荷物を携えて6:00になるのを待っていると思われる多数のゲストの姿がありました。)なので私達は 今朝は荷物(大きくない荷物が二つだけですが)を積んだまま車をホテル駐車場に停め、 ・・このまま車の中で待っていてもなんだかねえ~ と語り合った結果、ディズニーシーのパークエントランス・ノースに朝だけ設置されるミラコスタ宿泊者専用のディズニーシー入園口に(荷物は車に置いたまま)二人一緒に並びに行ってみることに決めました。ホテル正面玄関車寄せの脇を抜け、いつもの小さな階段を まだ しーん と静まり返っている無音のディズニーシーのチケットブース前へと下りると、一番手前のミラコスタ宿泊客専用口には既に30~40組と思われる方々が並んでいて、列の最後尾はピクニックエリアを過ぎるあたりにまで到達していました。よくよく見ると、一般入場ゲートの方も チケットブースよりもパーク寄りの屋根のある部分はほぼ埋まりつつあるようでした。時計を見ると、時刻はまだ5:48。さすが大型連休、皆さんスタートが早いですね。5:50になると突然、あたりには パークの営業時間などを案内するお馴染みの男声アナウンスが流れました。そして6:00になると 静かだったパークエントランス一帯には「アクアスフィアのテーマ(Day)」が流れ始めました。いよいよ 東京ディズニーシーの「今日」の始まりです。夫は時刻を確認すると、「荷物をベルデスクに預けてくる」と言って 列を離れ駐車場へ向かって行きました。それから10分ほどして戻ってきた夫によれば、この時間のホテルミラコスタ正面玄関は普段の早朝の私達が識る様子と何ら変わりなく稼働しており、スムーズに荷物を預けることができたそうです。(具体的に書くと… 駐車場から荷物を携えて夫がホテル玄関に向かって歩いていると、ドアサービスキャストさんがどこからともなく風のように現れて荷物を持ってくださり、そのままおしゃべりしながら一緒に歩いてくださり、正面玄関車寄せに着くと簡易ベルデスクにて数秒で荷物預かりの手続きが済んだ とのことです。)その後は今度は私の方が 夫を列に残してお手洗いなどを借りにホテルロビーに行きました。時刻は6:15頃。五連休初日の朝のホテルミラコスタのロビーは、ゲストの姿もキャストさんの姿も少なく静かでした。間もなく朝食時間帯となるオチェーアノ店内ではキャストさん達が準備に忙しそうな様子でしたが、入口はまだ閉められていました。ミッキランジェロギフトもベッラヴィスタラウンジも、まだ準備中のようです。6:30過ぎ頃パークエントランス・ノースに戻ると、「ホテルミラコスタ宿泊客専用入場口」の並び列は なんと既にバス停まで到達し折り返していました。列の付近にはホテルキャストさんの姿もあり、ゲストにわかりやすいように「ハッピー15エントリー」列の最後尾であることを案内するサインボードを高々と掲げていらっしゃいました。7:00を過ぎると、パークエントランスでは「本日のパーク開園時刻は5分早まって7:55になる」との案内が頻繁になされるようになりました。ミラコスタ宿泊客の列に対しても「こちらの列の入場開始も5分繰り上がって7:40になるので、早めに全員が揃うよう 今ここにいない方にもご連絡を」とのアナウンスがホテルキャストさんによって繰り返しなされました。7:15過ぎ頃には立ち上がって前に進む準備をするようにとの指示があり、先頭から順に宿泊確認と手荷物のチェックが始められ、比較的列の前方に並んでいた私達は7:30にはチェックを終えてゲート前のエリアへと誘導されました。そして7:40。パークエントランス・ノースの「ホテルミラコスタ宿泊ゲスト専用入場口」と パークエントランス・サウスに設けられている「アンバサダーホテル、ディズニーランドホテル、ディズニーセレブレーションホテル宿泊ゲスト専用入場口」が同時にオープン。私達がパスポートをかざしてディズニーシーに入園したのはそれから1~2分後のことでした。お久しぶりのミラコスタ通り。歩きながら見上げた入り口上には「ディズニー・イースター2017」のタペストリー。ディズニーシーのパーク内に「イースター」のロゴがあふれるのも二年ぶりのこととなりますね~入口の両脇には、2年前のシーの初のイースターの時と同じようなタマゴの形のオブジェがありました。右側がミニーさん。そして左側がミッキー。ミラコスタ通りの中の柱にも“ファッショナブル”なキャラクター達のポスター仕様の飾りつけ。ゲストが少ない今のうちに飾り付けをゆっくり眺めたいけれど、まずは10:30からの本日1回目のハーバーショー「ファッショナブル・イースター」の観賞場所を確保しなければね~ と、数回シャッターをきったところで私達はピアッツァトポリーノへと向かいました。ホテル前の広場(ピアッツァトポリーノ)に出たのは7:45くらいだったと思います。ショー全体がよく見える立ち見場所を希望していた私達は、キャストさん達のお話も参考にして今回もまた側面立ち見エリアの中盤あたりに場所を確保することにしました。確保した場所のほぼ正面、三角形の座り見エリアを挟んだ向こう側にはカフェポルトフィーノ前の噴水のフォトロケーションが。一般入園が始まる前の今のうちに… と、私は広場周辺で少しだけ写真を撮りました。前回(10日ほど前)舞浜に来た時 オチェーアノのウェイティングエリアの窓から眺めて きれいな色だな~ と思っていたマンマビスコッティーズ・ベーカリー前のパラソルは園内で眺めるとこんな感じでした。この優しいすみれ色とばら色は、「ファッショナブル・イースター」でのミッキーとミニーのテーマカラーなんですね~ホテル外壁にもとてもよく馴染んでいて やっぱりとても素敵です。そうこうしているうちに7:55がやってきて、ディズニーシーのパーク内には一般入園のゲストが大量に流れ込んできました。ハッピー15エントリーを利用して朝一番に広場の立ち見鑑賞エリアにいると このタイミングでは少し怖い思いをするのが常なのですが(大急ぎでこの場所を通過していかれる方が多いので)、今朝は五連休初日ということでまだ混雑が緩やかだったのか、はたまた 学生さんなどの若い方のグループよりもご家族連れなどの比率が高かったせいなのか、いつもよりは状況は穏やかだったようでした。瞬間で埋まってしまうのかなあ と思っていたピアッツァトポリーノの座り見前方や立ち見の一列目の鑑賞場所も、埋まるまでにはかなりの時間の余裕があったように私には思われましたよ。あたりの状況が落ち着くと、私達の耳には 「5月12日にグランドオープンする予定の新アトラクション『ニモ&フレンズ・シーライダー』が 今日は朝一番から試験運営しているらしい」 という情報が飛び込んできました。しかも今日はFP(ファストパス)の発券も試験的に行われているらしい とのことでした。ふと広場の片隅に立つインフォーメーションボードを振り返ってみると、確かに「ニモ&フレンズ・シーライダー」の情報が既に掲載されていて、キャストさんもゲストに訊ねられれば案内しているようでした。が、何しろ正式オープン前なので、公式スマートフォンサイトの「アトラクション運営状況」には運営しているのかどうなのか、FPは何時ころのものを発券しているのか などの情報が一切ありません。―― では、ちょっとポートディスカバリーまで行って 様子見てくるわそんなふうに言って、夫は広場の鑑賞エリアを離れていきました。8:40くらいのことでした。(↓↓この写真は9:10頃に撮影した物です)夫が広場に戻ってきたのは9:10過ぎ。「ニモ&フレンズ・シーライダー」のFP(12:15~13:15指定の物)を手にしていました。夫の話によれば、キャストさん達は 「まだ試験運営段階なので、FPの指定時間に戻ってきても運営が停止していたら乗れないかもしれません」 という趣旨のアナウンスを発券機の前で繰り返し繰り返ししていらしたそうです。でもまあ、もし本当に乗れなくてもその時はFPが記念になるし、今日の楽しみがひとつ増えて良かったな~ と私は思いましたよ。そうして10:30。広場の鑑賞エリア周辺はそんなに酷い混雑状況に陥らないまま、「ファッショナブル・イースター」の開催時刻を迎えました。オチェーアノのテラスから先日一度は観たショーですが、ハーバー正面のエリア「ピアッツァトポリーノ」からはどんなふうに観えるのでしょう。さあ、いよいよです。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2017
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(・・その2から続く)そして迎えた17:30。冷たい北風の止まぬディズニーシー、メディテレーニアンハーバー水域を囲む多くのゲストの前には、いつのまにか三人のメッセンジャーが姿を現していました。リドアイルでは、おそらくこのショーを夜間に上演するために特別に準備された照明がショーエリアをまるで円形劇場のように照らし出しました。冷たい海の底のようなリドアイル、スポットライトの輪の中に登場したクリスタルブルー氏は、ダンスや“シャイン・オン!”ポーズの指導を淡々と進めた後、東京ディズニーシーの物語を語り始めました。昨日の午前中ピアッツァトポリーノでクリスタルレッド氏の語りを聞いた時にも思いましたが(ショーは途中中断でしたけれど)、ショーの前のこの語りの雰囲気が1月13日以前のとは違っているために “シャイン・オン!”が始まる時は「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニーのグランドフィナーレバージョンが始まる」というよりは 「以前のとは全く違う旅立ちのショーが始まる」というような ちょっとセンチメンタルな気持ちになります。ひょっとしたらそれは、メッセンジャー達が語り始める時に少しだけ聞こえてくる東京ディズニーシーのテーマ曲のせいなのかもしれませんけれどね。いよいよショーの本編が始まると、ピアッツァトポリーノで観ていた時にはステージに遮られてあまりよく見えなかった大きなコンパスを搭載した三隻の船の登場シーンも、リドアイルの私達がいた場所からはしっかりと捉えることができました。また、船を追う照明が水面に反射してきらきら輝く様子は 昼間の公演では決して見ることのできない光景です。いろいろと迷ったけれど、ハーバーの水域を見渡せるこの場所を鑑賞場所に定めて良かったなあ と思いました。ドナルドとデイジーが上陸するリドアイルが戴くブルーのクリスタルに託された願いは“友情”。その象徴なのでしょうか、この場所には ダッフィー、シェリーメイ、ジェラトーニの三人(?)が揃って滞在する時間が比較的長いようです。(以前のバージョンをリドアイルで観たことがないので、以前からこうなのか“シャイン・オン!”になってからこうなったのか は ちょっとわからないのですが。)強風だから多分省略されてしまうだろう と諦めていた凧も四連ながらも夜空を駆け回り・・クライマックスでは東京ディズニーシーのテーマ曲とともにミッキー形に変化したコンパス船から無数のシャボン玉も出現し、ハーバー中から歓声があがっていたようでした。リドアイルのショーエリアにはミッキーやミニーがやってくることはありませんでしたが、ショーの最後にハーバーから去って行く際にはリドアイルのゲストに向けて一生懸命手を振ってくれましたよ。ミッキーもミニーもプルートも もう 全身を使って大サービスです。強い風に耐えながらハーバーを囲んでいた皆さんにとっては、彼らが溌剌として未来へと旅立っていく姿が観られたことが今夜一番の贈り物だったと思います。ショーがエンディングに向かう時に感じる 東京ディズニーシー15周年おめでとう! と心から拍手を送りたくなるような清々しさは、「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」の1月13日以前のバージョンではそんなに強く感じられなかった フィナーレバージョンならでは のものだと思います。厳しい北風の中、待っていた甲斐がありました。ディズニーシーの大きな節目にあたっての新たな出発をこうして見守ることができて 今夜は本当に幸せでした。赤青緑の三隻の船と大きな「15」のマークのクリスタル船がハーバーから完全に消えるまで見送ると 時刻は18:05。吹き荒れていた北風は、ショーが行われている30分の間にかなり収まっていました。これくらいの風の吹き方ならこの後18:45からドックサイドステージで予定されている「テーブル・イズ・ウェイティング」最終回も上演できるのではないか と思った私達は、リドアイルの橋の上を離れてアメリカンウォーターフロント方面へと向かいました。本日は 私達も鑑賞した朝方の初回こそ強風バージョンで上演されたものの、その後の回は風の影響で中止や中断ばかりだったテーブル・イズ・ウェイティング。土曜日の今日、最終回の開始まで40分を切ったタイミングではもう席もそんなに残っていないのではないかー?と思いつつステージ前に行くと、後方やサイドブロックならばまだまだ席はたくさんありました。私達の後ろには 同じように考えてドックサイドステージ目指して急ぎ足でやってきている多くのゲストがいらしたようで、キャストさんが大きな声で「お席はまだまだたくさんございまーす! 走らずゆっくりで大丈夫でーす!」と案内していらっしゃいましたよ。それからショーが始まるまでの30分ほどはあっという間に経ちました。私達は鑑賞席のサイドブロックから本日最後の、そして私達にとっても本当に最後の最後となる「テーブル・イズ・ウェイティング」を観ました。元々は、2008年の秋にディズニーシーで開催された“世界の食の旅”をテーマにしたスペシャルイベント「ディズニー・ア・ラ・カルト」で二か月間だけの期間限定で上演されたこの「テーブル・イズ・ウェイティング」。可愛くてきれいな衣装や色彩豊かなステージや親しみやすい音楽や演出など心ひきつけられる要素が満載で、特に難しいことを何も考えなくても ディズニー映画やディズニーキャラクターを知らなくても、たまたま通りかかっただけでも、誰もが足を止めて楽しむことができる貴重なショーだったと思います。このショーの上演が3月17日に終了した後 ドックサイドステージでは新しいエンターテイメントが行われることが既に決まっているようですが、そちらもぜひ 万人の心を明るくしてくれるようなものであることを願いたいです。ショー終了後はマクダックス・デパートメントストアやエンポーリオ、イル・ポスティーノ・ステーショナリーなどを回ってお買い物をしました。きょうは土曜日ということもあり、日中はダッフィー関連商品を扱うショップは混雑していて入店制限をしていたようでしたが、この時間(19:30頃)はどこのお店も普通に入ることができました。お買い物の最後にヴィラ・ドナルド・ホームショップで15周年グランドフィナーレのデザインのスーベニアメダルを作成した後は、ポンテヴェッキオから階段を少し下りて リドアイルの裏にあたる場所で20:30の花火を観ました。きょう一日あんなに風が吹き荒れてパーク内はショー中止ばかりで大変だったというのに、この時間の空は不思議なほど穏やかで、冷たい夜の空気の中で弾ける花火は光が研ぎ澄まされたようでとても綺麗でした。その後私達はPSしてあったレストラン櫻へ行き、夕食をとりました。夫はステーキ重、私は季節のうどん膳(きょうは鍋焼きうどんでした)という、私達が真冬にパークに宿泊しにきて帰る前に食べる御飯としてはもはや定番となった感のあるメニューを注文し、美味しくいただきました。レストラン櫻を出て、ホテルミラコスタのベルデスクへ行って 預けた荷物を正面玄関まで回しておいてくれるようお願いしたのは21:40頃でした。名前を告げたあと部屋番号を尋ねられ、部屋番号を記憶する習慣のあまりない私達が答えあぐねて「えーっと4階のこっち側の一番奥のダブルベッドの・・」とバッグの中のカードキーケースを探していると、「・・窓が2面あって 入って左手の窓からタワーオブテラー、正面の窓から水面と火山が見える素敵なお部屋ですね!」と キャストさんがぴたりと言い当てられたのは、ホテルが仕事場の方としては当然のことなのでしょうけれど 少々驚きました。その上、夜ももう遅い時間だというのに 私達が今回宿泊したお部屋の魅力を一緒になって楽しそうに語って賞賛してくださり、旅の終わりにキャストさんの明るい笑顔を拝見できて 私はとても嬉しかったです。どんなに遊び疲れていたって、もう帰らなきゃいけないという少し寂しい気持ちになっていたって、「心からの笑顔」を見て嫌な気持ちになる人なんてこの世の中にひとりもいないでしょう。他のホテルに無くて このホテルにはあるもの。それは 夜になってもこうしてロビーにいらっしゃる多くのキャストさん達の屈託のない親しみやすい笑顔と 「ゲストと喜びを共有したい」というまっすぐな気持ちだな と、あらためてそう思いましたよ。ホテル正面に車をつけ ドアサービスキャストさんに荷物を積み込んでいただいて、こちらもまたこの上なく爽やかな笑顔で見送っていただいて、私達がホテルミラコスタをあとにしたのは22時少し前でした。パーク閉園時間と重なったため 坂を滑り降りて合流したリゾート内道路はなかなかの混雑ぶりでしたが、それでも雨風に振り回されつつも楽しかったパークとホテルの余韻が私達の心の中から消えることはありませんでした。また来たい。 いや、きっとすぐにまた来る。口を開けばそんな言葉ばかりがついついこぼれそうになる いつも通りの帰り道でした。(おしまい)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 21, 2017
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(・・その1から続く)天気予報通りに北風の吹き始めたディズニーシー。ドックサイドステージ前方の鑑賞席に私が戻ったのは9:50頃でした。パークの南側 海沿いの場所に建造物に囲まれるようにして造られているこの場所は、普段から「南風には比較的強いステージ」と言われています。大きなSSコロンビア号の船体が南側から吹き込む風をしっかりと遮ってくれて、ここで行われるエンターテイメントが風の影響を受けにくいからです。しかし今日の風は客席の後方からステージに向かって吹く「北風」です。私達ゲストの座っている鑑賞エリアはくぼみのように地面に沈み込んだ位置にあるため 今吹いている風を体で感じることは殆どありませんが、一段高いステージに立つ出演者の皆さんやキャラクター達は正面から吹きつける風を全身で受けることになります。既に会場内では 10:05のショーは強風バージョンでの実施が決定しております というアナウンスが繰り返しされていましたが、それも「風の状況によってはショーがスタートしてからの中断中止もあり得る」という物騒な付け足し文言のあるものでした。そんな中、定刻10:05になると音楽とともにミッキーが船の甲板に現れて、昨日と同じようにショーはスタート。強風バージョンなので演出は多少変更されているもののオープニング、タコス(メキシコ)、カリー・スパイス(インド)とショーは順調に進んで行きました。昨日はこのあたりで音楽が止まりショー中止アナウンスが入ったのですが、今日はその気配もなくアメリカ(ハンバーガー)のパートまで突入し、元気なレタスのチアガールも登場。幕の内弁当(日本)のパートではお神輿が客席に下りてくる場面はありませんでしたが、可愛らしいデザート(フランス)は通常通りで、お約束の名場面もちゃーんと楽しむことができました。昨日はお目にかかれなかったショコラな衣装のミッキーともご対面できましたよ~この後、赤いテーブルクロスの上で食器たちとキャラクターがラインダンスするフィナーレもつつがなく行われ、10:05から始まったショーは、最後まで見事に上演されました。今年3月の17日に上演が終了してしまう「テーブル・イズ・ウェイティング」。今回のディズニーシー&ミラコスタが 私達にとってはこのショーを観られるラストチャンスになるのは明らかなので、こうして観ることができて本当に良かったです。中断か?最後までできるのか? とハラハラしながらのショー鑑賞だったので、フィナーレではホッとしたのもあってちょっと涙が出てしまいました。まあ、楽しくて笑いすぎて出ちゃった涙でもあるのですけれどね!ショー終了後はすぐにドックサイドステージを離れ、ホテルミラコスタへと戻りました。私達がミラコスタに泊まる時はチェックアウト日の午前中は部屋でのんびり過ごすことが多いので、今日のように チェックアウト時刻まであと数時間 というタイミングでパークに入ってショーを待つことに二時間近くも費やすなんて今までだったら考えられないことなのですが、パーク内にあるホテルなのですもの、たまにはこんなふうに過ごしてもいいのかもしれません。ちょっとバタバタして忙しかったですけどね~ それもまた楽しかったです。ポルトパラディーゾの出島と火山を望むホテルの部屋に戻り着いた時には、時刻は10:45になっていました。私達はそれからチェックアウトまでの一時間余りを、昨夜ホテルのショップに立ち寄って準備していたもので軽い朝食をとったり、室内の窓辺で記念撮影をしたりして過ごしました。部屋の窓から眺める空は青く、雲の流れは速く、風がどんどん強まっているのが室内にいても感じられるほどでした。水面(みなも)はまだ波立つほどでもなく、遠くに見える赤いハドソンリバーブリッジのさらにその先には平安な海が続いていて、大きな船が多数浮かんでいました。東京ディズニーシーの中を往く川も、あの大きな船の浮かんでいる海も。今この部屋の窓辺に立っている私にとっては どちらも本物であり現実の世界なのだと思うと、なんだかとてつもなく不思議なことのように感じられました。ホテルミラコスタに来てこうして海を眺められる場所にいると、ついつい いろいろなことに想いを馳せてしまいます。道理で あっという間に時間が過ぎていってしまうわけですねえ。やがて時刻は11:30を過ぎ 部屋を出なければならない時間が近づいてきたので、私達はいつものように帰りまで荷物を預かっていただけるようにホテルにお願いすることにしました。ホテルミラコスタのチェックアウトの際の荷物預かり手続きはここ数年とても簡素になり、エクスプレスチェックアウト利用であれば サービスホットラインに電話さえすれば荷物を部屋に置いたまま部屋を出られるようになってきています。今までは それは知る人ぞ知る非公式の方法だったようですが(荷物を何らかの方法でベルデスクに預けるのが公式の方法ですからね~)、今回はチェックインの際に案内の小さな書面(↓下の写真参照)をいただいたので 「荷物を部屋に置いたままでの出発も可」というのがこのホテルでは正式なサービスになりつつあるようです。この書面にある通りに サービスホットラインに電話をして荷物を預かっていただく手配をしたのは11:50くらいのことだったと思います。それからまもなく、私達はまさにパークの一部のようなポルドパラディーゾサイドの一角にある明るい部屋を出て、ディズニーシーに再入園するために「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を目指しました。ゲートを通ってパークに入園すると、ホテル前の広場ピアッツァトポリーノのショー鑑賞エリアでは14:00からの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」を待って、既に多くの方々が場所を確保していらっしゃいました。この時、時刻は12:10少し前頃。ショー開始予定時刻の約二時間前ですが、広場の立ち見の最前列は隙間なく埋まり、昨日に比べたらかなり広く設定されている座り見エリアも前方から半分以上が埋まっていました。数日前から天気予報では「この週末は荒天だろう」ということが繰り返し言われていたので、これでも今日のピアッツァトポリーノのショー待ち状況は土曜日にしてはまだ「マシ」な方なのかもしれません。さて、そんな状況を眺めながら、私達が向かった先は奥地ロストリバーデルタでした。今回のディズニーシー滞在の二日間でぼんやりと考えていた三つの目的のうち二つは今日の午前中までに達成することができ、残るは「できれば“シャイン・オン!”が観たい」という最も難関と思われるひとつのみです。なので“シャイン・オン!”の14:00の公演を待って、あるいはそれが強風のために中止になった場合は17:30の公演を引き続き待って、ハーバーの水際のどこかで長時間を過ごすのも一案だったのですが。正午を過ぎたディズニーシーのパーク内は予想通りの(天気予報通りの) 十人中十人が「今日は風が強いねえ」と思わず言ってしまうような状況です。これからまだまだ風は強まるとの情報もある中、14:00の“シャイン・オン!”の開催を信じて風吹きすさぶ低温のメディテレーニアンハーバーで数時間じーっと待っていることは、今日の私達にはできないと判断したのです。そして その代わりに と思いついたのが、昨年夏に上演を開始してからまだ一度も観られていないハンガーステージの新ショー「アウト・オブ・シャドウランド」を観に行ってみるというプランでした。事前に聞いていたところによると、このショーはキャラクターが登場しないこともあって最近は会場の混み具合も比較的穏やかで 座席にこだわりがなければ混雑日でも慌てなくてもじゅうぶん鑑賞できるとのこと。その情報を信じて私達は13:00の公演目指してロストリバーデルタへ向かったのでした。12:25頃にハンガーステージ前に到着すると13:00の公演への入場はまだ始まっておらず、左右の入り口前にそれぞれ30~40名くらいずつ(合わせても100名弱)の方が待っていらっしゃいました。私達がその最後尾あたりに並んでから数分後、大きな扉が開いてハンガーステージは開場になり 客席への誘導が始まりました。場内は結構段差がある上にそんなに明るいわけでもないので、案内は安全を確保しながら非常にゆっくりと行われていきました。このショーを初めて鑑賞する私達は、とりあえず「常識的に考えて観やすそうな席を」と思い、会場内の中央ブロックの 前方寄りでも後方寄りでもないちょうど中盤あたりの列に座りましたが、早くから入場を待っていらっしゃった方は中央の後方寄りの座席を選択した方が多かったようでしたよ。ショー開始の5分ほど前に入場が締め切られシアターの扉が閉められた時には、サイドブロックには空席もまだあったようでした。先入観をいっさい排除して心を真っ白にして初めて鑑賞した「アウト・オブ・シャドウランド」は、私にとっては主人公の少女「メイ」の圧倒的な歌と、意外性のある舞台装置が印象に残るショーとなりました。約30分間というパークサイズの上演時間ではおそらくうまく描き切れないテーマを扱っているので、良かったとか良くないとか、面白いとかつまらないとか、私達ゲストの目に見える部分だけをとって簡単に評価してしまうのは難しいように感じました。ただ、このショーは生身の役者さんが日々観客と向きあって ステージの上で歌ったり踊ったり感情を表現したりするという究極の「生もの」なので、演劇やミュージカルなどの生のお芝居を観るのが好きな方にはたまらないショーであるのは確実だと思います。物語の出来、不出来はひとまずどこかに置いておいたとしても、見どころはたくさんあるのではないでしょうか。動画や写真などを観ただけで満足してしまわないで、全ての方にぜひ一度は現地で観てみていただきたいものだなあ と思いましたよ。ハンガーステージのショーが終了したのが13:30。私達はそれから 覚悟を決めて、強風吹き荒れるメディテレーニアンハーバーに戻ることにしました。あとはもう、「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」を観ることだけが、今日の私達の目標です。(でもまあ、もしも観られなかったとしても、フィナーレバージョンの“シャイン・オン!”になる以前の「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」のショーは観られているのですから、諦めはつくのですけれど。)ロストリバーデルタからポートディスカバリーを一瞬かすめ、ハーバー水域の見えるポンテヴェッキオ上にさしかかったのは13:40くらいでした。風速10メートルを超える北風が吹いているこの状況では14:00のショーはきっともう中止が決定しているのではないかー?と私達は勝手に思っていたのですが、まだこの時点では何のアナウンスも無いようで、既に定員になってしまったリドアイルやピアッツァトポリーノから溢れたゲストが観賞場所を求めて橋の上にまで押し寄せていました。もしも14:00の回が開催されるなら、雰囲気だけでも楽しめる場所がどこかに残っていないかなーと 私達がリドアイルとピアッツァトポリーノの間をウロウロしていたところ、13:50頃になってハーバー一帯に「14:00のショーは強風のため中止」とのアナウンスが流れました。―― さあ、どうしよう。残るチャンスは陽が沈んでからの 17:30からの“シャイン・オン!”のみです。これから探して、ストレスなくハーバーショーを鑑賞できる場所をどこかに見つけることはできるでしょうか。夜の回はきっと照明効果が美しいでしょうから、できれば水上部分も眺められる方がありがたい。でも、ショーエリアでのパフォーマンスも少しでいいから観たい。いろいろ悩んだ末 私達は、リドアイルの半円形広場へ下りる手前の 運河にかかる橋の上の立ち見場所の最前列で17:30からのショーを待ってみることにしました。時刻は14:15。ショー開始まであと三時間以上もあるというタイミングでしたが、リドアイル広場内もピアッツァトポリーノも、立ち見で尚且つ最前列状態でショーを鑑賞できる場所はもうあまり残っていませんでしたので、この時点では私達にとっての最善の選択だったと思います。その後の数時間、絶望的とも思えるような強い北風の中、私達は気象情報サイトで天気図を見たり風の予測をチェックしたり、あるいは交替で出かけて温かい飲み物を調達したりして時を過ごしました。信頼する気象予報サイトによれば15:00過ぎくらいからは風も徐々に弱まるはずだったのですが そんな気配は微塵も無く、16:00を過ぎて陽が傾いてからはハーバー周辺の気温もぐっと下がってきて、私達は使い捨てのカイロを何枚も使わずにはいられませんでしたよ。それでも17:00前くらいからはリドアイル広場内ではショー運営に携わるキャストさん達の手によって小道具が運び込まれるなどショー開催の準備が少しずつ進んでいました。気付けば ようやく風も弱くなってきたようでした。17:05頃には広場の平面部分の中央にこのショーの象徴ともいえる「ウィッシュ・クリスタル」の設置も完了しました。リドアイルのクリスタルの色はブルーなのですよね~私は今まで「赤いクリスタル」のピアッツァトポリーノ周辺でしかこのショーを観たことがないので、この青いクリスタルはなんだか新鮮です。リドアイルで観る「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」、一体どんな感じなのでしょうか。だんだん楽しみになってきました。(その3 に つづく・・・)↓↓待ち時間に、夫がニューヨークデリで調達してきた「エクストラ・ラージ」サイズのフレンチフライポテトです。期間限定メニューなんでしょうか?通常サイズの3~4倍の量でした。おなかいっぱい。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 21, 2017
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(・・前日の日記から続く)ふと目覚めたのは、午前6時10分過ぎのことでした。ディズニーシーのパークはまだ夜明け前です。窓辺に目を遣ると シフォンのカーテン越しに薄藍色の空が透けて見えました。今日は開園と同時にパークに入る予定はないのでもう少し眠っていられそうですが、今朝の空を見てみたい衝動に駆られて私はベッドを出て、南東のヴェネツィア側の窓のカーテンを開けてみました。街灯のあかり残る街並みの上の空の端はほんのり桃色、小さな雲がいくつか浮かんでいるものの澄んだ空気は今日の天気が 晴れ であることを予感させます。メディテレーニアンハーバー側からもカーテンを少ーし開けてパーク内を覗いてみましたが、こちらの窓の下にはまだ昨夜と同じ作業車両が停まったままでしたので、私はヴェネツィア側の窓だけカーテンを開け放してベッドに戻りました。―― あと30分もすれば日の出の時がやってくるでしょうから それまでベッドの中にいることにしようそうだ! 昨夜の強風予報はその後どうなったかな?外の様子を見た感じでは 今はまだ風は全く無いようだったけれど・・そんなふうに思った私は枕元のスマートフォンを手に取って気象情報サイトを見てみました。が、どこのサイトをめぐってもやはり「昼前から強風(暴風?)」の予測は変わらず。昨日は一日中降ったり止んだりの“ほんのちょっとだけ”の雨に振り回されましたが、今日のディズニーシーではどうやら風に悩まされそうです。―― これは万事思惑通りには運ばなさそう昨夜10時半に眠りについてから8時間近く経ってもまだ目覚めない夫を見習って、体力を温存しておくのがここは得策のようです。私は再び目を閉じました。少しウトウトして 次に目覚めたのは6:50くらい。―― あれーっ? 寝すぎちゃった?さきほどよりも外がかなり明るくなっているのに驚いて、私はベッドから飛び起きてハーバー側の窓のカーテンを開けました。と、窓の下のパーク内道路を 夜間作業を終えたと思われる車両が数台すーっと走り去っていきました。街灯のあかりは消え、ハーバー水上にはトランジットスチーマーラインも既に姿を見せています。少しだけ窓を開けてみると、パーク内からは控えめな音量のBGMに混じってアラーム音など防災訓練の音声が聞こえてきました。ちょっと二度寝している間に東京ディズニーシーは完全にお目覚め、今朝もパークオープンの準備は着々と進んでいるようです。私は部屋の二面の窓のカーテンを完全に開けて 身支度を始めることにしました。しばらくすると、窓の外パーク内の建造物には次々と朝陽が当たり始めてきました。タワーオブテラーにも、ポンテヴェッキオにも。それからプロメテウス火山の山肌にも。真冬の弱々しくも鋭い朝陽が当たって ディズニーシーのパーク内はあっという間にオレンジ色に染まりました。ハーバーに漕ぎ出したゴンドラまで朝焼けに染まってしまいそうです。―― あれれー? 試験運航のゴンドリエさん、ちゃんと帽子をかぶってらっしゃるーってことは、今現在のパーク内は本当に風が吹いていないのね?(風がある時はゴンドリエさん達は帽子をかぶりませんからね~)予想天気図によればあと数時間で強風が吹き始めるはずなのですが、そんな気配は今のところ全く感じられず ディズニーシーは穏やかな朝を迎えていました。7:20頃になって、夫はミッキーのモーニングコールでようやく起き出しました。(九時間睡眠ですよ!)夫がバスルームに行っている間に私は(窓の外の様子ばっかり見ていてなかなか捗らなかった)身支度をなんとか終え、少々散らかっていたデスクの上を片付けて 二人分のお茶をいれることにしました。お湯が沸くのを待つ間にまたまた窓辺に近付いてパーク内を覗き見ると、7:30を過ぎて完全に明るくなったパーク内には多くのキャストさんの姿が見られるようになってきていました。なんとなんと 写真撮影をする白い婚礼衣装の花嫁さんや撮影隊ご一行の姿も。ホテルミラコスタで結婚式を挙げるカップルには、オプションとして開園前のディズニーシーで記念写真が撮れるフォトセッションプログラムが用意されていると聞いたことがありますが(こちら)、その撮影なのか全く別の写真撮影なのかは判りませんが、これもお天気の良い朝ならではの風景ですね。あと10分ほどでディズニーホテル宿泊者の皆さんが入園してくるタイミングなのですが、開園前のパーク内では結構ギリギリまでいろんなことをなさっているんだな~って思いましたよ。そして、今朝はお天気が良いので、一昨年のこの時期にお隣の部屋に宿泊した時と同じようにプロメテウス火山の左横に真っ白な富士山が望めるかなーと思ったのですが・・・残念ながら今年はポートディスカバリーの新アトラクション施設の工事とちょうど角度が重なってしまい、部屋の窓から綺麗な富士山を眺めることはできませんでした。(あとでパークに入園したら 思う存分眺めなくてはね!)やがて7:40頃になると、ハーバーショー鑑賞エリアでもあるリドアイルの周辺にはさらに多くのゲスト誘導キャストさんやセキュリティキャストさんが姿を見せ、それぞれ持ち場につかれたようでした。7:45のハッピー15エントリー開始に続き、8:00には一般入園ゲートがオープン。部屋の窓から見ている限りでは、開園直後は半分以上の方がアメリカンウォーターフロント方面へと向かって行かれるようでしたが、真っ直ぐリドアイル内のショー鑑賞エリアへ入っていく方もけっこういらっしゃって、夫と私は「きょうの一回目の“シャイン・オン!”って14:00からだったよねえ・・すごい熱意だねえ~」と 思わず顔を見合わせてしまいましたよ。さて、一方、私達は。お茶を飲みながら昨夜と同じようにTodayを広げ、テレビの天気予報を見て、さらに気象情報のサイトをいくつもチェックし天気図とにらめっこし・・―― 今はほとんど無風みたいだけど 9:00か10:00ごろには確実に風が出てくるねえ ―― これは、昼間の屋外のショーは全滅かなあ・・ “シャイン・オン!”も”テーブル”も、やれるとしてもやっぱり夜の回だけかなあ・・―― 風の吹き始めの状況によっては 初回の“テーブル”なら上演できるかもね・・あーでもない こーでもない と昨夜とあまり変わらないことをふたりで言い合って、一応とりあえず出した結論は、「これからシーに入園して、10:05からの『テーブル・イズ・ウェイティング』が上演できそうか、ドックサイドステージまで風の状況を見に行こう。もしもやりそうならそのまま席を確保して待とう。中止が決定したら部屋に帰ってこよう。」という、極めて流動的な(いい加減な?)ものでした。だってねえ。同じディズニーシーのパーク内でも 風の吹き方や風の向きは場所によって全然違いますしね。窓から眺めていただけではわかりません。まずは現地に行ってみなければね! せっかく「シーの園内ホテル」に泊まっているのですから。というわけで、私達はしっかりと防寒の用意をして カメラだけを手にいったん部屋を出ることにしました。8:20頃のことでした。ホテル&パーク・ゲートウェイを通ってディズニーシーに入園し、アメリカンウォーターフロントのドックサイドステージ前にたどり着いたのは8:30過ぎでした。マクダックスプラザ辺りを通り過ぎる際には「ちょっと風が出てきたか?」とも思いましたが ステージ周辺ではまだ強い風は感じられず、キャストさんも特に変わったアナウンスはなさっておらず、10:05からの本日初回の「テーブル・イズ・ウェイティング」への入場待ち列もいつも通りの場所に各回ごとに作られていました。初回公演の入場待ち列には50組ほどの方がいらっしゃったようでしたが、「劇的なスピードで待ち列がどんどん伸びていく」というふうでもないように見受けられました。なので私達は、まずはドックサイドステージに向かって右側の展望台に上り、お部屋からはよく見えなかった富士山を眺めることにしました。(この↓↓望遠鏡は飾りではなく、本物なんですよ!)真冬のこの時期は空気が乾燥していて澄んでいるので、ゲートブリッジも富士山も綺麗に見えますよねえ。美しい山と海とパークが作り出す不思議な景色を満足するまで眺めた後、私達は8:50くらいになって「テーブル・イズ・ウェイティング」初回(10:05の回)公演の入場待ち列に並びました。9:00を過ぎると、天気予報通りに徐々に徐々に北風が強くなってきました。周辺にいらっしゃったキャストさん達のアナウンスも 「風が出てきたのでショーの内容変更や中止もありうる」 という強風時特有のものに変わってきました。目の前のSSコロンビア号の煙突から出る煙の流れ方を気にしつつ、私達は時間を過ごしました。会場内への誘導は9:15頃から始まりました。私達は昨日このショーを観た時よりもやや前寄りの座席を確保し、交代でお手洗いや買い物に出かけました。私は出かけた際にハドソンリバーブリッジを渡ってケープコッドまで足を伸ばしたのですが、この時間(9:30頃)の橋の上はものすごい強風が吹きぬけていたというのに、到着したケープコッドは風など殆ど感じさせない平和ぶりでした。また、ちょっとポンテヴェッキオの上に出た時には強い北風にあおられ歩くにも苦労しましたが、マクダックスプラザから通りを下ってホレイショスクウェアまで来ると風はだんだん弱く感じられ、ドックサイドステージに近付くにつれて吹き方も穏やかになりました。やはりパークは地形が複雑な上に 様々な高さ大きさの建造物で形造られているので、一言で「北風が吹く」といってもその現れ方は一様ではないのだなあ と、あらためて実感しましたよ。(その2 に つづく・・・)**ケープコッドで見かけた今年の「スウィートダッフィー」** ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 21, 2017
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(・・その3から続く)「ファンタズミック!」の準備が整ったディズニーシーのメディテレーニアンハーバーを通り抜け、ホテル&パーク・ゲートウェイからホテル4階の部屋に大急ぎで戻り着いたのは17:30になる数分前でした。(ロビーやホテル内の入場ゲートからとても遠いので、急いで歩いたら真冬だというのにうっすら汗をかいてしまいました。)私達は今回、ホテルの室内で写真を撮る時に便利だろう と簡単な三脚を持ってきていたのですが、窓辺にそれを広げてセットする間もなく窓の外ではサーチライトが駆け回り始め レーザー光線が水面を走って 17:30、「ファンタズミック!」が始まりました。室内の照明を消してカーテンに身を隠すようにして眺めたファンタズミック!は、見えない部分ももちろんありましたが(このお部屋はハーバービューではなく“ピアッツァビュー”ですのでね)すべてがとても近くに感じられ まるで自分の家のお庭でショーをやってくれてるみたい って おこがましくも思ってしまいました。この部屋のハーバー側の窓からパークを眺めた時 まるでディズニーシーを独占できたかのように私達が錯覚してしまうのは、たぶんここからはホテルミラコスタ自身の建物や他の客室の窓がまったく視界に入らないせいなのでしょうね。パークへの入場口からは一番遠いのに、パークとの心理的な距離はとても近くなる。不思議なお部屋です。ファンタズミック!が終了すると時刻は17:55。本日のパーク閉園時刻まであと30分あまりを残すのみです。とりあえず再びパークに入園してミラコスタ通りやピアッツァトポリーノをお散歩した後、私達は閉園時刻迫るパークのメインエントランスのゲートを出てディズニーシーステーションに向かい、やってきたリゾートライナーに乗り込みました。今夜このあとはホテルの部屋でゆっくり過ごしディズニーシーのパークを眺めながら少しお酒をいただきたいので、そのお伴になるような物を探しつつリゾート内を巡ってみようかなーと思ったからです。お目当ての物を置いていそうなお店としてすぐに思い浮かんだのは、ミラコスタ内の「ミッキランジェロ・ギフト」の他、イクスピアリの各店や品揃えの良いディズニーランドホテルの「ルッキンググラス・ギフト」などだったので まずは一番遠いディズニーランドステーションを目指そうかと考えました。が、隣駅のリゾートゲートウェイ・ステーションが近づいた時、私はふと リゾートラインが先日数量限定で販売を開始したという「ディズニーシー15周年記念フリーきっぷセット」のことを思い出しました。確かリゾートゲートウェイステーションでのみの販売だったよなあ・・それも夜の7時か8時くらいまでしか販売してなくて、遅い時間まで買えるわけじゃないんだったよなあ・・ と。なので一旦リゾートゲートウェイステーションで降り、改札の外にある販売場所を訪ねてみると。売ってました売ってました 可愛らしいケースに入った限定デザインのフリーきっぷ2枚セット。(↓この写真は帰宅後撮影)限定品だからといって特に価格を高く設定するわけでもなく 普通に1日券2枚の価格(1300円)で販売しているなんて良心的です。しかも発売してすぐ売り切れることなく(もう一週間くらい経ってるのに)まだ買えるなんて・・と、私が喜んでいると、キャストさんが ―― でも明日には、ひょっとして早ければ今夜中にも完売しそうだ ――というようなことを ちらっとおっしゃいました。あらあら! それは運が良かった。あとまわしにせず 思い立った時に買いに来て良かったなあ と思いましたよ。(※後日確認したところ、本当にこの次の日の朝に完売したそうです。私は幸運だったのですね~)フリーきっぶセットを購入して再びリゾートライナーに乗ろうと改札を入ると、リゾートゲートウェイステーション構内は「アナと雪の女王」仕様になっていました。今ディズニーランドで行われているイベント「アナとエルサのフローズンファンタジー」に因んでのことのようです。乗り込んだリゾートライナーもイベント仕様の「アナとエルサのスノークリスタルライナー」だったようで、つり革はエルサを思わせるようなクリスタルなブルー、車内には雪の結晶がちりばめられていました。リゾート内をぐるぐる回りながら 普段あまり時間をかけて見たりしないような日用品や食料品を扱うリゾート内のショップを巡って、私達がディズニーシーステーションに戻ってきたのは19:30頃。ちょうど本日の企業の貸切特別営業がスタートするタイミングだったので、ディズニーシーステーションで降りたゲストの殆どはそちらに参加予定の方々のようでした。これからの三時間をどう過ごそうか、皆さんが楽しそうに計画を語り合っていらっしゃる様子を見ていたら、私達もちょうど二週間前に同じように貸切の三時間を過ごしたんだったわ~ と、先々週の暖かな週末のことを思い出しましたよ。パーク内ディズニーシープラザのステージから流れてくる ウェルカムグリーティングのマリタイムバンド演奏を聴きながら ホテルへ続く連絡通路を通り正面玄関を入って、ロビーフロアのショップ「ミッキランジェロギフト」に立ち寄ってから ホテルの一番奥にある部屋に戻り着いたのは19:50くらいのことでした。――ところで、貸切営業が始まって20分後のパークは はて どんな感じなのかなー? そんな純粋な興味で窓辺に近付きカーテンを開けてみると・・あれれ?目の前のリドアイルに人が集まってきています。水上にはお馴染みのフロートが何台か準備され、窓を開けてみると パーク内から聞こえてきたのは、いつも「ファンタズミック!」のショー開始15分前を切った頃からメディテレーニアンハーバー一帯に流れている音楽でした。二週間前の私達が参加した貸切営業の時はファンタズミック!は21:00スタートでしたが、今夜はもっと早い時間に設定されているようです。同じ「企業の貸切営業」といっても それぞれプログラムが少しずつ違うんでしょうかね~やがて20:00から始まった 私達にとっては今夜二回目となる「ファンタズミック!」。今度は窓辺に椅子を並べてじっくり鑑賞しました。やはり 近いです。ハーバー水上の全てが完璧に見えるわけではありませんが、ショーの世界にすーっと入っていける環境でふたりだけで集中して観られるというのは素晴らしいことだと思いましたよ。ファンタズミック!終了後は部屋を出て、ホテル内のとある場所に行って20:30の花火を観ました。その後は再び部屋に戻り、テーブルの上にTodayを広げて、お酒をいただきながら そしていくつもの気象予報サイトを見ながら、明日のスケジュールをどうするかふたりで考えました。今日は雨のため結局観ることができなかった「テーブル・イズ・ウェイティング」と「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」。明日はその両方を観ることができればとてもありがたいのですが・・しかし、どの気象予報サイトを見ても、明日は雨の心配はないものの舞浜には「強い北風が吹く」という警告が出ています。それも、午前中はまだ「強風」レベルだけれどお昼前後には次第に強まって風速12~13メートルを超える「暴風」になるとのことなのです。確かに。明日正午の予想天気図を見てみると、関東地方にかかる等圧線の間隔がきゅーーっと狭くなっていて 素人の私でも暴風が吹き荒れるだろうと簡単に予測できるような状況です。う~ん どうだろうなあ。明日の朝9時か10時くらいまでなら風向き次第で屋外のショーもできるかもしれないけど、その後は難しいかもしれないねえ。夕方以降は風も収まってくるみたいだから、「シャイン・オン!」を観られるとしたら14:00の回じゃなくて17:30の夜の回の方かなあ・・・いろいろ思いを巡らせて何パターンもスケジュールを考えてみたのですが、出た結論は「明日の朝起きてから、実際の空模様と最新の天気予報を見てスケジュールを決めよう」ということでした。・・だってねえ。「何時何分頃から風が強まる」なんて、そんな分刻みの気象状況なんて 今夜の時点ではたぶん専門家だって確実にはわからないでしょうから。もう今日のところは明日どんなスケジュールになっても元気に過ごせるように、なるべく早くベッドに入ってコンディションを整えることにしたのです。そうと決まったら、夫の行動は素早いものでした。せっかくお湯をはったお風呂も「ボクは明日の朝にするから!」と宣言して、22:30にはベッドに入って眠ってしまったのです ホントに。(!)私はその後も、貸切のディズニーシーの様子を眺めたくてひとりでしばらく起きていました。特別営業の終了する22:30頃には 部屋の前のリドアイル周辺で記念撮影をする皆さんの姿もまだまだたくさん見受けられたのですが、それから15分ほどが過ぎるとポンテヴェッキオやマクダックスプラザあたりからはゲストの姿が殆どなくなりました。窓ガラスにくっついて目を凝らしても 見えるのはライトを手にパーク内を点検して回るセキュリティキャストさんの姿ばかりになってきた頃、私は窓辺から離れてバスルームに向かいました。すっかり休む支度をして、「今日の最後にもう一度だけ」と ハーバー側の窓のカーテンをそっと開けてみたのは23:45くらいだったと思います。ディズニーシーのパークの中に浮かぶような私達の部屋の真下には、既に数台の作業車両が姿を見せていました。少し遠くに目を遣ると パーク内のそこにもここにも明るい照明が点って、何か小さな工事やら整備やらをしている気配も感じられました。さきほどまでこの窓から眺めていたゲストの行き交う活気あるパークはとても近くに感じられたものですが、営業が終了した後の真夜中の こうしてこっそり修繕作業をしたり明日の支度に勤しむ「裏の顔」のパークもまた 違った意味で近しいものに感じられます。おもしろいものですよねえ。さて。私も もう眠らなくてはね。では きょうのディズニーシーよ、 おやすみなさい。(翌日の日記につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 20, 2017
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(・・その2から続く)今回の「ディズニーシー&ミラコスタ」で宿泊することになったのは、ポルトパラディーゾサイド・ピアッツァビューのスーペリアルームの ダブルベッドが一台のみ設置されているお部屋です。ルームタイプが多岐にわたることで知られているホテルミラコスタの中でも なぜだか私達はこのタイプの客室をよく利用します。(いつも夫婦ふたりっきりで宿泊するからでしょうか?)こちらのサイドのダブルルームはツインルームに比べて数が少なく、その大部分はホテルのロビーから遠く離れたアメリカンウォーターフロント側ウィングの最南端部分に集中しています。(他の場所にも無いわけではないのですが。)案内していただけたのはその中でも4階部分の一番奥。ホテルミラコスタに詳しい方ならよーくご存知だと思いますが、ドアを入って正面と側面の二か所に窓があるという一室です。私達のごく個人的な宿泊の履歴をたどれば、一昨年の同時期に宿泊した部屋のお隣であり、また以前クリスマスシーズンに何度か宿泊した部屋の真上にあたる ということにもなります。今日は朝から一度もお日さまが顔を見せずどんよりとしたお天気だったのですが、それでもこうして二面に窓があるとお部屋の中が明るいですよね~~案内してくださったキャストさんも このお部屋は明るくて開放感がありますね~いろいろな景色もお楽しみいただけますよ~ と まるでご自分が宿泊するかのように終始ニコニコして楽しそうでいらっしゃったので 私まで嬉しくなってしまいましたよ~ここはカテゴリー的にはピアッツァビュー(広場や街並みの景色)客室になりますが、正面の窓からはハーバーとプロメテウス火山も望めるという キャストさんのおっしゃる通りの申し分のない環境です。そして、キャストさんも丁寧に説明してくださいましたが、この部屋特有のもうひとつの魅力は ポルトパラディーゾサイドの客室でありながら別のサイドの景色もちょっとだけ楽しめるところでしょう。もう一方の、デスクのそばの窓に寄ってカーテンを開けてみると。ゴンドラの行き交うパラッツォ・カナルとリストランテ・ディ・カナレット。見渡せるのはディズニーシーのパーク内、ヴェネツィア地区の景色です。少し角度を変えて覗くと、アメリカンウォーターフロントの様子も眺めることができます。マクダックス・デパートメントストアやSSコロンビア号の煙突が見えますね。あのタワー・オブ・テラーの建物も見えるんですよ。本当に。交互にふたつの窓から外を眺めていると、まるでディズニーシーの中の建物に自分が引っ越してきたかのような 自分がディズニーシーの一部になってしまったような気持ちにさえなります。案内してくださったキャストさんが去って行かれた後も、私達は久しぶりに案内されたこの特殊な部屋の魅力を語り合ってしばらくを過ごしました。そして、同タイプのお部屋に過去何度か宿泊したことがあるとはいえ 一昨年の大規模内装リニューアル後はこれが初めての「ポルトパラディーゾサイド・スーペリアルーム、ピアッツァビュー・ダブルルーム」宿泊になるので、室内の様子も忘れずにカメラに収めておきました。何しろ予約が取りにくいことでは有名なホテルミラコスタですから、また同じタイプの部屋に泊まりたい!と思いたっても そのチャンスが再び上手く巡ってくるかどうかわかりませんからね~ 大事な思い出が記憶の彼方に消えてしまわないように、この機会にしっかり記録しておかねばなりません。ベッドのヘッドボードやサイドテーブルは ポルトパラディーゾサイドだけの独特なデザイン。ベッドスローはヴェネツィアサイドとも同じマーメイドミニーのデザインです。(ちなみに、このダブルベッドの下にはトランドルベッドも付いているので 一応大人3人まで宿泊することが可能となっています。)ソファーは置かれていませんが、窓辺には小さな八角形のティーテーブルと椅子が。椅子の座面の柄と カーテンや壁紙の柄の雰囲気が合わせてあるのもいいですよね。昨年ポルトパラディーゾサイドのツインの客室に宿泊した時はお部屋に置いてあったソファーの鮮やかな色(ワインレッド)に度肝を抜かれたのですが、こちらの客室には落ち着いたオリーブグリーンの肘掛椅子が一脚です。椅子の(ソファーの)色が赤から緑に変わるだけで、部屋の印象がこんなに違うのですねぇ。――素敵なお部屋だから なんだかもうパークに再入園しないでずーっとここにいたくなっちゃったねえ~ あと三時間ほどで閉園時刻になっちゃうんだし ねえ~そんな考えも頭をよぎりましたが、でもまだまだ。今日と明日の二日間で「できれば 行っておきたいな~見ておきたいな~」と思っているものが私達にはまだまだあるのです。雨のため途中までしか観ることができなかった「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」はもう今日は予定されていないので明日に賭けるとしても。このあと16:15からドックサイドステージで予定されている「テーブル・イズ・ウェイティング」の本日最終回のショーは、今後のお天気次第ではひょっとしたら上演されるかもしれません。各種予報によれば天気は概ね回復傾向で、昼前から降り始めた雨は降ったり止んだりしながら夕方にはあがる見込み とのことです。窓からパーク内を覗いてみても、この時間 傘をさして歩いている人はいないように見えました。なので、このあたりでパークに再入園してみて実際の外の様子を確かめてどうするか決めよう と意見が一致し、私達は部屋を出ました。長い長い廊下を経てエレベーターで1階に下り、ホテル&パーク・ゲートウェイからディズニーシーに再入園したのは15:30過ぎのことでした。ホテル前の広場ピアッツァトポリーノへ出ると、確かに雨は止んでいました。しかも 上空の雲が薄くなって空が明るくなってきているような気もします。これは! 16:15からの「テーブル・イズ・ウェイティング」、ステージさえ乾けば上演できるんじゃないの?希望を持ちつつ 私達はSSコロンビア号前のドックサイドステージへと向かいました。途中、運河を渡る橋にさしかかったところでふとビリエッテリーア前を見下ろすと。カストーディアルキャストさんの楽しいパフォーマンスが。魔法の箒によって石畳に現れたのは クリスタルな“ウィッシュ”輝くグーフィーでした。こんなところでおいしい道草をくっていたので、ドックサイドステージ前に着いた時には時刻は15:45過ぎ。鑑賞エリアは既に開場していて入場待ち列もなくなり「お好きな席へご自由にどうぞ~」という状況だったので、私達はサイドブロック前方の通路沿いの席を確保してショーの開始を待ってみることにしました。しかし。上空には明るさも見えるけれど、手元のスマートフォンで見られる気象予報サイトの雨雲レーダーによれば あと30分後 ちょうどショーの開始時刻くらいからディズニーシーの上には一時的に薄い雨雲が広がってくる見通しとのこと。会場内のキャストさん達も、「この後の天候の状況によってはショーの内容変更、途中中断、直前であってもショー自体が中止になる場合もございます」という、天候不安定の時のお決まりの案内を何度も繰り返し繰り返しアナウンスしています。どうだろうねえ。ショー、やるかしらねえ?さすがにちょっと不安になった私達は、直前になって「今回のショーは中止です」と言われても凹まないように ショーが中止になった場合の代案をいくつか考えながら待ち時間を過ごしました。(ホテルの部屋でなるべく多くの時間を過ごしたい気持ちが強くなったので、閉園間際の時間にPS予約してあったパーク内レストランはこの場でキャンセル手続きをし、ショー鑑賞後はパーク内のカジュアルなお店で簡単に軽食をとるか部屋に戻ってお酒でもいただくことにしました。)そうこうするうち時刻は16:05くらいになり、ステージの上には多数のキャストさん達が白いタオルを持って現れて 雨天後にショーを上演する際の「最後の仕上げ」である水滴を拭き取る作業が始まりました。この作業は「天候不安定ではありますがショー開催の方向で準備していますよ」という運営サイドからのメッセージでもあるので、会場内のゲストの皆さんに間に安堵の空気が流れたのは言うまでもありません。そうして16:15。音楽と共にSSコロンビア号の甲板にはミッキー船長が姿を見せ「テーブル・イズ・ウェイティング」が始まりました。華やかなオープニングは一部演出が省略されたものの無事に。次の「タコス」のパートもなんとか行われました。が、この後のドナルド登場あたりから雨雲レーダー通りに雨がポツポツと降り始め、次の「スパイス」のお姉さんとデイジー嬢のパートが終わったところでショー中止のアナウンスが入りました。直後、出番を待っていたキャラクター達が一斉に飛び出してきて「ごめんね」のご挨拶。もうあと二ヶ月、3月の17日で上演が終了してしまうこのショー。中断は残念ですが、こんな衣装のミッキーとミニーの組み合わせは普段は見ることができないので「ショー観られなかったけど、代わりに珍しいもの見られたな~」と納得するしかないですかね~この衣装の「ミッキー船長」が甲板から下りてきてステージの上で手を振っているというのも、めったに見られない光景ですからね~いやいや。それにしても今日は鑑賞しようとした三つのショーのうちの二つが途中で中断になってしまって、こうやって一生懸命手を振ってくれるミッキーの姿ばっかり見ているような気がします。まあ、こんな日もありますよね。テーブル・イズ・ウェイティングは明日は6回公演が予定されているので、夫と今夜しっかりミーティングして、明日もドックサイドステージに駆けつけられるよう予定を立て直すことにしましょう。さて、ドックサイドステージの客席から出て、時刻は16:27。私達はそれから目の前のSSコロンビア号の2階に続く階段をトントンと上がり、船内にある「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」へと向かいました。こちらのお店、本日の案内終了時間は16:30とのことで、どうやら私達が最後の入店客だったようでした。ソファーの席に案内していただいて、注文したのは東京ディズニーシー15周年記念ラベルのスパークリングワイン。あの 綺麗なブルーのスパークリングワインです。それにオリーブの盛り合わせや生春巻きなどもお願いしました。実はこちらのお店には以前 結婚記念日の当日の夜にもお邪魔したことがあり、ちょっと短い言葉ではうまく語れないような良い思い出があります。時が経ち メニューもずいぶん変わりましたけれど、ディズニーシー開園の頃から店内の雰囲気が殆ど変わらないままなのは本当に嬉しいことです。今日はパークの営業時間が非常に短いので まさかこのお店に来られる余裕が生まれるとは思っていなかったのですが、思い切って来てみて良かったなあ と素直に思いました。心地よいソファーとお別れして、私達がテディ・ルーズヴェルト・ラウンジをあとにしたのは17:15頃。本当はもうあと30分くらいここに居たい気持ちもあったのですが、閉園時刻の早い本日は「ファンタズミック!」が17:30から行われるというので、それに間に合うように部屋に戻ろうと思ってのことでした。地上へ下りようと船を出ると、眼下には誰もいなくなったドックサイドステージと客席が見えていました。(その4 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 20, 2017
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(・・その1から続く)東京ディズニーシー開園15周年イベントのメインハーバーショーは、 “願いを輝かせる新しい冒険への旅立ち” として「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」というタイトルで4月からずっと行われてきました。1月13日からは15周年イベントの「グランドフィナーレ」開始にともなって、それに「~シャイン・オン!~」というサブタイトルが付け加えられ、内容も少し変わったと伝え聞いています。私達はグランドフィナーレ開始以前にこのショーをパーク内鑑賞エリアでそんなに何度も観たわけではないので、どこが変わったのか その違いに気付けるかどうかはちょっと自信がないのですが、せっかくのグランドフィナーレバージョンなのですから 観られるものなら一度くらいは観てみたいものです。――そう考えて ピアッツァトポリーノのショーエリアが見える場所で待っていたのですが。11:30、ハーバーに音楽が流れ ステージの上にMC役のメッセンジャーことクリスタルレッド氏が現れた頃には、ディズニーシー上空に流れ混んできた低い雨雲から細かい雨粒がぱらぱらと広場に舞い落ちてきていました。しかし。「雨なんか降ってない! 降っていません!」と力強く断言するクリスタルレッド氏は、いつものようにミッキー達の「旅」についての案内を始め、みんなの願いを届けるためのクリスタルウィッシュ・ダンスや 願いが輝き続けるように祈る「シャイン・オン!」のポーズをゲストに対して粛々とレクチャーしていきました。そしてそれが終了すると、いよいよ本降りになっていく雨の中、ハーバーにはキャラクター達を乗せた青、赤、緑の船が登場してきました。キャラクター達は透明のレインコートも着ていないし、 あれれ~? このままできるところまでショーを強行するのかな~?? ・・そう思ったところで、音楽が急にストップしました。と、クリスタルレッド氏の口からは「雨のためこれ以上ショーを続けることができない」という説明が。11:30からのショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」は,「雨よ!これ以上降るな!」というゲストの そしてクリスタルレッド氏の願いもむなしく、悪天候のためここで中断となりました。ミッキーもミニーもとても残念そうな様子で、恨めしそうに空を仰いでいましたよ。その後、彼らはハーバーを囲むゲストに船の上からめいっぱい力の限り手を振って、名残惜しそうにハーバーから去って行きました。本来ならば25分間ほどのショーなので12:00頃まで私達はピアッツァトポリーノにいるはずだったのですが、約6~7分で中断、終了したため時刻はまだ11:40前です。いったん雨を避けて建物の屋根のある部分に入り 折り畳み傘を取り出すなどして支度を整えた私達は、「~シャイン・オン!~」鑑賞後に向かおうと考えていた13:30からの(抽選無しで観られる)「ビッグバンドビート」目指して 少し早いですがブロードウェイミュージックシアター前に行くことにしました。今日のこの人出の少なさならそんなに急ぐこともないだろうと思い、途中通りかかった「ゴンドリエスナック」前では歩を止めて この時期恒例となった「スウィートダッフィー」仕様のパラソルをカメラに収めました。今年のパラソルの色づかいは 背景のホテルミラコスタの建物にも馴染んでいて“なかなか”ですね。そして「ニューヨークデリ」のテラスも。このお店のテラス席にまでスウィートダッフィーが押し寄せてきた最初の年には それはそれはもう「びっくり!」だったのですが、今ではすっかり慣れてしまったような気もしますね。さてさて。ブロードウェイを下ってシアター前に着いたのは11:45頃。ハーバーでのショーが中断になってから私達と同じようにブロードウェイミュージックシアターを目指した方も多かったはずだと思いますが、ビッグバンドビートの初回13:30公演への入場待ち列に並んでいらしたのはこの時点で50~60名ほどといったところで のんびりとしたものでした。待ち列からふたり代わる代わる出かけた際には、夫が↓↓こんなものにも遭遇。(12:35頃)キャラクター達が日替わりメンバーで登場するという “ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”グリーティングドライブ ですね~今日はパーク内が空いていて人垣も薄かったので、シアター前の待ち列にいた私もミッキー達の乗るヴィークルがデランシーストリートへ曲がっていくところを遠目にですが見ることもできましたよ。「ビッグバンドビート」は いつもならショー開始の30分前を過ぎたあたりで開場時刻となり入場が始まるのですが、何か事情でもあったのか本日は若干開場のタイミングが早く、列の前の方に並んでいた私達がシアターのロビー内へと誘導されたのはショー開始35分前の12:55頃でした。このまま数分ここで過ごすのかな~とぼんやり思っていたら 座席への案内もすぐに始まり、私達は中央ブロックの前方席を穏やかにすんなり確保することができました。(いつのまにか開場のタイミングそのものが変更になったのかもしれませんね~)久しぶりにシアターの中央前方の客席で観たビッグバンドビートはただただ「楽しかった」の一言に尽きます。私達は先着順で座れる回でも普段はあまり中央ブロック前方席は選ばない(というか選べない?)のですが、やはりこのショーって中央の席から観た時に一番素晴らしく見えるようにできてるんだな~って 心底思ってしまいましたよ。(当たり前のことなんですけれどね!)ショー終了後、ジャズアレンジの「When Your Heart Makes a Wish」(15周年テーマ曲)に送られてシアターから出ると時刻は14:05。もしもお天気が良ければハーバーでは本日2回めの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」が始まっているはずのタイミングでしたが、外ではまだ雨が完全にはあがっておらず、耳を澄ましてみてもハーバーの方からはショーが行われている気配は全く感じられませんでした。(ひょっとしたら雨天時だけに行われる短いグリーティングくらいは行われたのかもしれませんね。)その後の私達は、マクダックスプラザまでブロードウェイを上り、ハーバー周囲にあるお店を覗きながら対岸のザンビーニブラザーズ・リストランテ前まで歩いて、階段沿いのチューリップ畑を見に行きました。この時期のディズニーシーにやってきたら、このチューリップを見ずには帰れませんものねえ。辿り着いてみると、階段の下の方の小さめな区画は今年はちょっと珍しい色合いの花壇になっていました。オレンジと紫の組み合わせです。なにかちょっと新鮮ですよね~階段の上の方の大きな区画は赤、白、ピンクのバリエーションと黄色のお馴染みの色のチューリップがちょうど見ごろで、とてもきれいでした。晴れていればもっと美しく可愛らしいのでしょうけれど、何はともあれ今年も咲いているうちにこの場所へ来られて見ることができて 本当に良かったです。こちらから あちらから と、飽きもせずチューリップを眺めていたら時刻はあっという間に14:40くらいになっていたので、私達はそろそろホテルにチェックイン手続きに行くことにしました。ザンビーニブラザーズ・リストランテ裏を抜けてミラコスタに向かおうとすると、左側には工事用仮囲いが。ただの工事用の目隠しなのに、メディテレーニアンハーバー一帯で見られる「だまし絵(トロンプルイユ)」風にしつらえてあったので感心してしまいました。この塀の向こうには 既に発表されている通り2019年度に大型アトラクション「ソアリン」がオープンする予定になっていて、工事はあと数年は続きますから、あまり景観を乱さないように工夫されているのでしょうね。新しいアトラクションもとても楽しみですが、こういったちょっとした遊び心もとても楽しいです。坂道を下ってハーバーの水際に出て、カフェポルトフィーノ沿いにピアッツァトポリーノを歩き、マンマビスコッティーズ・ベーカリー隣にある「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って私達がホテルミラコスタに入館したのは 14:45くらいのことでした。ミラコスタのチェックイン手続きは通常15:00から始まる決まりになっていますが、今日この時間は既に手続きの受付が始まっていたようで、レセプション(フロント)に近寄ると 私服姿のキャストさんが「本日のご宿泊のチェックインでしたら どうぞこちらへ」と声をかけてくださったので、私達はロビーで待つこともなくそのままチェックインの手続きに入ることができました。朝 到着時に預けた荷物もすぐに用意され、お若く楚々とした女性キャストさんの案内でサウスエレベーターを経て、ディズニーシーのパーク内に突き出したホテル建物の南端にある本日のお部屋に足を踏み入れたのは 15:00を少し過ぎた頃でした。(その3につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 20, 2017
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首都圏に降雪の天気予報も出ていた今朝、私達の車は8:10頃に舞浜に到着しました。ディズニーシー&ホテルミラコスタに 今年もこの時期一泊二日でお邪魔します。一昨年も昨年も同じ時期 同じようにこの地にやってきましたが、いずれも一日目のお天気は雨。そして未明までにらめっこし続けた気象予報サイト各社の予想天気図によれば、今年もふたたび、いえ みたび、私達の舞浜での2日間は雨と風に見舞われそうです。まったく・・・ こういうのを 何かに呪われている とでもいうのでしょうか?でもまあ、私達の力ではどうにもならないお天気を恨んでもしょうがありません。数日前から 雨だ~ いや雪だ~ と天気予報は二転三転しましたが、最新の情報によれば気温は低いものの降水量も少ないようですし 降り始めるのはお昼頃とのこと。だったらそのつもりで「この状況下で楽しめることを楽しみましょう」と私達は半ば開き直り、リゾート内の道路をホテルミラコスタ方面へと向かいました。少々タイミングが悪かったのか きょうこの時間はパーク運営会社の搬入口前に関係車両が多数滞留していたようで、いつもはあっという間に走り抜けられる運動公園西側のT字路交差点からホテルミラコスタの車路ゲートを入るまでの数百メートルの距離を通過するのに10分以上を要してしまったため、私達がホテル正面玄関に車を着けた時には時刻は8:25くらいになっていました。礼儀正しいドアサービスキャストさんに荷物と私を託すと、夫はいつものように駐車場まで車を運転していきました。私は、ワゴンに載せられた荷物の傍らで キャストさんが手早く書いてくださった預かり証の控えを受け取ってから、早朝のホテルミラコスタのロビーへと足を踏み入れました。正面玄関で車を降りてからここまで1分ほど。鮮やかというか爽やかというか、ホテルミラコスタ到着時のこの一連の流れについては、最近特に手際が良くなったようで本当に感心してしまいます。さてさてところで、今日のディズニーシーの開園時刻は10:00です。そして閉園時刻はなんと18:30。19:30から企業の貸切特別営業(2週間前に私達が参加したのと似たイベントです)があるため、一般ゲストがパークを楽しむことができるのは八時間半というごくごく短い時間となっています。――事前に悪天候の予報も出ているし こんなに営業時間が短いのではきっと今日のディズニーシーは空いているんじゃなかろうか――そんな気持ちもあって、今日の私達は何とは無しにのんびり気分です。夫が駐車場から戻ってきてからも しばらくはロビーで写真を撮ったりして過ごし、ホテルミラコスタ宿泊者専用入場口が設けられている「パークエントランス・ノース」へ向かったのはホテル到着から10分以上が過ぎてからでした。ホテル正面玄関を出て右手側、パークエントランスまで続く通路のあたりは現在 外壁塗装工事のための仮囲いが設置されていて屋根と壁に囲まれた狭い迷路のようになっています。薄暗くなっている小さな階段をとんとんと下りて ミラコスタ宿泊者専用口にできていた入園待ち列の最後尾についてふと見上げると、そこには今日はあの美しいホテルミラコスタの姿は無く、こんな↓↓感じになっていましたよ。待ち列最後尾に並んだのはだいたい8:40くらいでしたが、この時点で私達の前には30~40組ほど(人数としては最終的には100人以上になると思いますが)がいらっしゃったように見えました。ディズニーホテル宿泊者が一般ゲストに先駆けて入園できるのは今日は9:45ですから、その一時間ほど前でこの人数しか並んでいないというのは これはやはり今日はちょっとゲストの出足が遅いのかもしれませんね。それでは。開園を待つ間に今日の予定をざっと決めましょう。今回の2日間で、私が「観れたらいいなー行けたらいいなー」とぼんやり思っているのは三つ。ディズニーシー15周年のグランドフィナーレのメインショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」と、この3月で終了してしまうレギュラーショー「テーブル・イズ・ウェイティング」、それに 内容をリニューアルするために2月9日からお休みに入ってしまうアトラクション「タートルトーク」です。「~シャイン・オン!」は本日の一回目公演が11:30から予定されているので、入場した後すぐにその観賞場所に向かってもいいのですが、良い場所が確保できてもこのお天気では予定通り上演されるかどうかは微妙です。――たった八時間半という本日の短いパーク営業時間の中での「一時間半」をショー待ちに費やして、それで「悪天候のためショーは中止です」と言われたらちょっと悲しいんじゃないかしらん??――そんなふうに考えた私達は、入園したらまずアトラクションにひとつふたつ行ってからハーバーに戻り、その時点で残っている観賞場所のうちのどこかで「~シャイン・オン!」を待つことにしよう と、本日の前半の基本方針を決めました。楽しいことを考えていると時はすぐに経つもので、気が付くと時刻は9:20、ミラコスタ宿泊者専用入場口にできていた待ち列にはホテルキャストさんがやってきて、間もなく宿泊確認と手荷物のチェックが始まりますのでご準備を との案内がありました。すぐに列が前方にゆっくりと動き始め、9:30には私達も指定の書類を提示して荷物チェックをしていただき、ゲート前のエリアへと通していただけました。9:35頃になるとゲートのシャッターが開けられてキャストさん達が多数パーク内に姿を見せ、入園時の注意事項アナウンスに加えて本日は「エクストラファンパスポート」の販売についての案内もアナウンスされました。(「エクストラファンパスポート」とは、その日訪れたパークが貸切営業のため18:30に閉園してしまう場合、使用済みパスポートを提示すればもうひとつのパークに15:00から割安価格で入園できる というものです。)そして9:45、ホテルミラコスタ宿泊者専用入場口のゲートがオープン。入場した私達は 2週間前の貸切営業にお邪魔した際には夜間でよく見えなかった「グランドフィナーレ」仕様のタペストリーを仰ぎ見て、迎えてくださるキャストさん達に手を振りながらミラコスタ通りを抜けました。メディテレーニアンハーバーに出ると、ピアッツァトポリーノのショー鑑賞エリアは今日は座り見エリアがかなり狭く設定されており、その周りを囲む立ち見最前列も埋まりが遅く こじんまりとしている印象でした。やはりこのお天気ではねえ。 開園直後から屋外ショーを待つ人は少なかろう・・・ と私達は頷き合い、そのままアメリカンウォーターフロント方面へと歩を進めました。さて。この時期恒例「スウィートダッフィー」の装飾が施されている「ゴンドリエスナック」や「ニューヨークデリ」前をチラ見しながら通り過ぎ、私達がまず最初にたどり着いたのは「トイストーリー・マニア」。アトラクションのエントランスを入ったのは9:51頃で、乗り場手前の3Dメガネを受け取る場所までは一度も立ち止まることなく行けてしまいました。これは 今までハッピー15エントリーを利用して朝一番にこのアトラクションにやってきた中でも一番順調だったかもしれません。約10分後にアトラクション建物から出た後は「タートルトーク」へ・・ のつもりでしたが、まだ一般開園時刻の10:00になったばかりで周囲に人が極端に少なかったので 思い切って「タワー・オブ・テラー」へ行くことにしました。こちらもノンストップで最初の部屋まで行けてしまいました。案内されたのは「A」エレベーターで、最上階から見えたディズニーシー全体の景色はまさに「絶景」、素晴らしかったです。その後ようやく、今回の目的のひとつ「タートルトーク」へ。時刻は10:20過ぎになっていましたが待ち時間は「10分」の表示で、船の外でほんの少し待ってからすぐに次回ショーへの待機ルームに案内されました。「タートルトーク」は、5月にポートディスカバリーにオープンする新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」と連動するバージョンに切り替わることが決まっていて、まもなく三ヶ月の休止期間に入るので、私達が現行のバージョンを体験できるのはおそらくこれが最後だと思います。リニューアルされる前にクラッシュに会うことができて ちょっと嬉しかったですよ。「タートルトーク」から出て、時刻は10:55。ここで私達はハーバー方面に戻り、11:30からの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」の鑑賞場所を探すことにしました。まだまだ余裕のありそうなリドアイルをとりあえず通り過ぎてピアッツァトポリーノまで戻ってみると、座り見の前方や立ち見の最前列は概ね埋まっている様子でしたが、鑑賞エリアをほぼ真横に見る立ち見場所ならば最前列状態で鑑賞できる場所がまだいくつか空いていました。いつ雨が降り出してショーが中止になってもおかしくないような空模様ですし、事実、スマートフォンで雨雲レーダーを見てみるとあと一時間ほどで東京ディズニーリゾート上空には薄い雨雲が広がってきそうな勢いです。なので、 今回はこの横っちょの立ち見場所で待ってみることにしよう、もしもショーが決行されたらラッキー!くらいの気持ちで待とう と私達は心に決めて、この場所(一番下の写真参照)に留まることにしました。この時、時刻は11:00頃でした。その後 私達は数分ずつ交替で出かけ、ハーバーやミラコスタ通りに施されている「イヤー・オブ・ウィッシュ(15周年)グランドフィナーレ」の飾りつけを見に行きました。ピアッツァトポリーノの街灯のキャラクターバナーはそれぞれブルー基調の物から白基調のグランドフィナーレ仕様に衣替え。ミラコスタ通りの内部のタペストリーも同じくです。そして印象的だったのが、いたるところに飾られている白とブルーの花々。ウィング・オブ・ウィッシュ号のモニュメント周りにももちろんエンポーリオ前にもカフェポルトフィーノ付近にも、白や青や薄紫の花が15周年のロゴ入りのブルーの花器に入った状態で置かれています。少し寂しいとも思われるような色調ですが、15周年イベントの最後を飾る格調高い式典のようなイメージでデザインされたのでしょうか。まあ、卒業式のような「旅立ち」の場面ではよく見られる色使いなので、いよいよグランドフィナーレを迎え 新しい未来へと旅立っていく「ディズニーシーの船出」にはこんな雰囲気が相応しいのかもしれませんね。11:15頃からは、私達は観賞場所でふたりそろってショーの開始を待ちました。天候が不安定なせいか いつもならショー開始の30分前や15分前にハーバーに流れる開催予告のアナウンスは無かったようでした。それでも11:20頃までにはステージには小道具も用意され、ハーバー水上には大きな「15」の文字のついたクリスタルフロートも登場してきました。ところが。もう数分、いや数秒で11:30になろうかという頃、ピアッツァトポリーノの鑑賞エリアにはごくごく細かい雨粒が散り始めました。すぐ収まればよいのですけれど・・・果たして11:30の「~シャイン・オン!」は このまま実施されるのでしょうか。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 20, 2017
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(・・その2から続く)奇しくも、東京ディズニーシー15周年のアニバーサリーイヤーのテーマに思いっきり便乗し、その結果たまたま偶然に(強調しすぎでしょうか?)幸運にもビッグバンドビートの座席券を得た私達は、一緒に喜んでくださったカストーディアルキャストさんと坂の上でお別れをして ポンテヴェッキオをポートディスカバリー方面へと歩み始めました。橋から見下ろせるハーバー水上では今にも「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」が始まりそうだったのですが、とにかく雨が降り出す前にストームライダー前に行ってカメラマンキャストさんに写真撮っていただかなくては・・との思いだったのです。しかし「未来のマリーナ」に到着して 目を皿のようにして探しても、カメラマンさんはなかなか見つかりませんでした。特徴的な制服を着ていらっしゃるし「ディズニー・スナップフォト」実施場所にはゲストの列ができていることが多いので、だいたいいつもすぐに見つけられるのですが。「ストームライダー前」って、ポートディスカバリーの いったいどこで撮影してるんだろう?アトラクション入り口前を通り過ぎ、FPの発券所のあたりまで行ってもいらっしゃらないようだったので、最後はグッズワゴンのキャストさんにきいて、私達はようやくカメラマンさんを見つけることができました。(今日この時間はストームライダーとアクアトピアの間の通路で撮影していらっしゃいました。)撮影待ちの列は無く、いま撮影中の方が終わったら私達の番 といったタイミングでした。その場で数分待った後、私達はカメラマンキャストさんの指示に従って「ストームライダー」の建物を背景にいろいろとポーズを取り、3~4分くらいかけて何カットも写真を撮っていただきました。そしてその中からキャストさんは2ポーズを選んで「これとこれをプリントしておきますので、フォトグラフィカで仕上がりを見てお好きな方を購入してください。気に入らなければ購入しなくても大丈夫ですよ!」と説明してくださいました。(なお、この時点でプリントしないデータもフォトキーカードに入れてくださるので、帰宅して30日以内に自宅でPCでチェックして「ディズニー・オンラインフォト」のシステムで台紙付きで購入することができます。本当に便利になりました。)(5月16日運営終了のストームライダー)撮影を終えて、時刻は14:00ちょっと過ぎ。写真を撮っていただいている最中からからなんとなく「ん?降ってきたかな?」といった気配だったのですが、この時間ディズニーシーのパーク内には なんと天気予報通りの細かい雨粒が落ち始めていました。この後はウォーターフロントパークで写真を撮って(お天気が持てば ですが)、そのあとは座席券を得ている19:30のビッグバンドビートまでお散歩やお買い物を と思っていたので、私達はとりあえずメディテレーニアンハーバー方面まで戻ることにしました。そして「どうせ戻るなら、小雨も降り出したしアトラクションを利用して」と考えて、エレクトリックレールウェイの乗り場に向かいました。15分待ちだったレールウェイに乗り、アメリカンウォーターフロントの駅に降り立ったのが14:25頃。階段を下りてブロードウェイに出ると、「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」の出演者の方々がハーバーから帰っていらっしゃるところに出っくわしました。小雨が降り出したので14:00からのショーは途中中断になっちゃったかしらん と思っていたのですが、この時間に出演者の方がここを通るということは完全版に近い形で上演できたようですね~良かったです。ディズニーシーのショーは何でもそうなのですが、近くで見ると衣装のつくりがとても凝っていることがよくわかりますよね。また、ここに写真は載せませんが、クリスタルの使者に扮している方々はショー中と同じのあのウィッシュクリスタルをイメージしたかのような不思議な動きをしながら歩いて行かれたので「さすが、徹していらっしゃる」と感心しましたよ。出演者の皆さんを見送ったあとは、まだ傘がなくてもなんとかなりそうな小雨の中 アメリカンウォーターフロント内を歩き、桟橋手前の停留所からビッグシティ・ヴィークルのニューヨーク周遊コースに乗りました。(一台待ちでした。)ヴィークルによるニューヨーク観光の途中、ホレイショスクウェアのあたりを通ると何か香ばしい美味しそうな匂いが漂ってきました。最近この場所にオープンしたばかりのベイクドポテトを販売するお店「ハドソンリバー・ハーベスト」からの香りでした。夫にこのお店のことを話すと「ぜひ食べてみたい」。なので、ヴィークルを降りたあとすぐに「ハドソンリバー・ハーベスト」に行って、ベイクドポテトを二種類(「ベーコン&チーズ」と「ハニーマスタード」)購入しました。すぐに味見すると これは完全に「おつまみ」である ということが判明したので、夫が私のために近くの「バーナクル・ビルズ」でビールを買ってくれましたよ。(夫はこれから車の運転があるのでウーロン茶です。)雨がだんだん本降りに近くなってきたので 私達は「ポテト休憩」を終えたあともバーナクルビルズの奥の桟橋の小屋の中でしばらく様子を見ていましたが、雨の降り出し時刻をぴたりと当てた気象情報サイトによれば「すぐに止む」というわけでもなさそうだったので、傘の準備をして小屋を出てショップ巡りの旅へと出発しました。だいたい15:15くらいのことでした。マクダックス・デパートメントストアからヴィラ・ドナルド・ホームショップ、フィガロズからエンポーリオへと 15周年商品を見たりスーベニアメダルを作ったりしながら歩き、その後CDや文房具を探しにイルポスティーノ・ステーショナリーへ。お目当ての物を購入し終わるころには、ウィンドウショッピングを苦手にしている夫の「疲れた~」連発が始まっていたので、すぐそばのザンビーニブラザーズ・リストランテでちょっと休憩しました。パーク内のレストランのPS制度が変更になってから「やたら混雑している」と洩れ聞いていたこのお店も、今日この時間(16:00過ぎ頃)は空いていて静かでしたよ。16:25頃お店を出ると、ハーバー水際にいらしたキャストさんが「まもなく水上にミッキー達がご挨拶にやってきますよ」と教えてくださったので私達はそのままザンビーニブラザーズ・リストランテ前で待ってみることにしました。雨のため16:30からの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」は中止で、そのかわりにごく短いグリーティングが行われるようでした。16:30になって音楽と共に始まった「ご挨拶」は本当に短くて、水上に出てきた船が赤、青、緑の順に水際をぐるっとひと回りして帰っていく という簡素なものでした。「15周年」のロゴがついているこのフロートも 船が水上を周っている間ずっとクルクルと回転していましたよ。ミッキー&ミニーとプルート、ダッフィーが乗る赤い船だけは「おまけ」のように最後にもう一周してくれました。始まってから終わりまで4分ほど。とても短いですけれど ただ「ショーは中止です」と言われて何も行われないより レインコート姿のキャラクター達が見られる方がはるかに良いですよね~終了後、私達はスチーマーラインに乗ってロストリバーデルタ経由でマーメイドラグーンに行こうと思っていたのですが、キャストさんによれば「メディテレーニアンハーバー発の船は水上ショーがあるため20:30過ぎまで運休です」とのこと。マーメイドラグーンに行くだけなら歩いて行っても良かったのですが、どうしてもスチーマーラインに乗りたかった私達は この時間でも運航を続けているというアメリカンウォーターフロント(ケープコッド)の乗り場まで火山の麓をぐるっと回って歩いていくことにしました。スチーマーラインは現在、水上ショーなどでメディテレーニアンハーバーの乗り場が使えない時は ロストリバーデルタの乗り場とケープコッドの乗り場の二つを使って水域を小さく周ったり折り返し運航をしたりして対応しているようです。今日この時間(16:45くらい)のケープコッドの乗り場は待ち時間なしでスチーマーラインに乗船することができ、私達は17:00前にはロストリバーデルタの船着場に降り立ちました。それから歩いてマーメイドラグーンへ。ここでの目的は実はアトラクションではなく「セバスチャンのカリプソキッチン」で販売されているスーベニアランチケース付きセットの購入でした。スーベニアランチケースは以前は中身無しでの販売もされていたのですが、この何年かでお料理付きでなければ購入できなくなりました。「TODAY」に掲載されていた写真を見て、夫は「この紫色(!)のサンドイッチ、何だろう?食べてみたい」、私は「15周年デザインのランチケースが欲しい」と両者の意見が一致したので やってきたわけです。(紫色のパンはデイジーをイメージしたから だそうです。偶然ですがお皿も紫でした。)その後は、再びロストリバーデルタ発のスチーマーラインに乗って(18:00前頃、20分待ちました)ケープコッドに戻りました。この時間はまだ折り返し運航コースには切り替わっていなくて、メディテレーニアンハーバーに入ってから火山際を航行してハドソンリバーに向かうコースでした。待ち時間が長かったので一瞬「歩いちゃおうか」とも思いましたが、日が暮れたディズニーシーの水域はあちこちに灯りが点って美しく、風も気持ちよく、「私はやっぱりスチーマーラインが好きだなあ・・」とつくづく思いましたよ。ケープコッドで船を降りたのが18:25。ビッグバンドビート最終回の開場時刻までまだ30分以上あったので、私達はフォトグラフィカへパーク内で今日撮影していただいた写真を受け取りに行くことにしました。フォトグラフィカ店頭に着いたのは18:30過ぎでしたが、プリント発注も写真受け取りも特に長い列はできていませんでした。朝方ウィング・オブ・ウィッシュ号の前で撮影していただいたものは一種類だけだったので問題なく購入を決められたのですが、ストームライダー前での写真はキャストさんがおっしゃっていた通り二種類プリントされており、そのどちらもがとても素晴らしい出来だったので、どちらを購入しようか(あるいは両方とも購入しようか) と 私達は非常に悩みましたよ~。写真購入後は19:30開演のビッグバンドビートに備えてアメリカンウォーターフロント方面へ。雨が降っていたからか ブロードウェイミュージックシアター前の屋根下やレールウェイの高架下には開場時刻前から座席を得ていると思われる多数のゲストが待機していましたが、開場(入場開始)時刻が早まることはありませんでした。初めて一階席で観たリニューアル後のビッグバンドビートは、やはりとても楽しかったです。二階から観ていた時は内容が変わったせいで以前よりもライブ感が強まったのかな と思っていましたが、一階席に座ってみると それに加えてセットも変わっていて以前よりもステージの中心寄り 且つ客席から見て前方寄りの部分でパフォーマンスが行われていることが判り、それもライブ感を増したように感じられる要因なのかなーと思いました。次回観られるのはいつになるか 今のところは不明ですが、またきっと観たいです。ショー終了後シアターの外へ出たのが20:00ちょっと過ぎ。メディテレーニアンハーバーではファンタズミック!が始まっていました。私達は帰りに向けてホテルミラコスタ方面へと歩きながら、ビリエッテリーアへ下りる階段上で立ち止まってしばらくショーを眺めました。その後はそのまま階段を下り、ヴェネツィアン・カーニバル・マーケットの前で ミッキーがそのてっぺんに立つ大きなフロートがブルーの魔法の帽子に変わってショーが終わるまでを眺めました。そして音楽の終了するころ、ブルーの帽子に映し出された三日月と星が ころん とこぼれ落ちて消えるのを見守ってから、ホテルミラコスタの館内へと戻りました。20:30過ぎのホテルミラコスタの2階ロビーはとても静かでした。私達はベルデスクに行って 預けた荷物を玄関に回しておいてくださるようお願いし、駐車場へ向かいました。やがて車を着けたホテル正面玄関からの出発はいつもと変わらぬスムーズさで、他の場所では感じることのできない爽やかな見送りの余韻を胸に 私達は今夜もまた舞浜の丘をあとにしました。毎年この時期に舞浜にやってきてホテルミラコスタに宿泊して、帰り際にいつも思うことがあります。それは、来年も これからもまたこの時期にここに来られたらいいな ということ。「記念日」にあたり思い出のたくさん残るこの場所にやってきて、これまでのふたりでの歩みを振り返り これからも と思いを新たにしてここを出発つ。それはどこか、昨日の朝ピアッツァトポリーノで観たあの清々しい旅立ちにも似ています。10年以上に渡り繰り返し書いてきたことではありますが、私にとっての東京ディズニーリゾートとは、単なるリゾート施設ではなく そこで働く人や遊びに訪れる人や遠くにあってこの地に心を寄せる人達の「思いの集まる特別な場所」。東京ディズニーリゾートを形作っている一番大切な素材はコンクリートや金属や樹脂ではなく「想念」だと割と本気で思っているのです。そして、東京ディズニーシーの中にあるホテルミラコスタもそれは同じ、ここは私にとっては ただの宿泊施設ではありません。この先この場所がどんなに姿を変えても 時が過ぎ人が移り変わっても、私の重ねてきたささやかな思い出はきっとこの場所のどこかに残っていくと思うから。だからこれからも私は 自分の思い出に再会するためにホテルミラコスタにやってくるでしょう。ここに来て羅針盤の上に立てば、私はいつでも 過去へも未来へも 時空を超えて自由自在に旅をすることができるのですからね。来年3月まで15周年イベントの執り行われている東京ディズニーシーのパークエントランス、ディズニーシー・プラザ。そこでは金色の「ウィング・オブ・ウィッシュ号」が、たくさんの人の願いを乗せて未来へ飛び立とうと その翼をきらきらと輝かせています。でも、私にとってはここ「ホテルミラコスタ」こそが 明日への願いの翼を持つ船なのかもしれないな と、実は密かに思っています。(日記おわり)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 6, 2016
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(・・その1から続く)スペチアーレ&スイート客室についている朝食の会場であるベッラヴィスタ・ラウンジ店頭に行って名前を告げると、すぐにディズニーシー園内が見渡せる窓際のテーブルに案内していただけました。この時間(9:30前くらい)のベッラヴィスタ・ラウンジは朝食時間帯ももう後半にさしかかったところで、窓際二列分の丸テーブルにもいくつか空きがあるような状況でした。大好きなプロメテウス火山の雄姿を眺めながらブッフェ形式の簡単な朝食を一時間近くかけてとり、 さあ あとはもう少しコーヒーをいただいて そろそろお部屋に戻ってチェックアウトの準備をしないとね~ と話していると、食事の間じゅう何かと世話をしてくださった男性キャストさんがテーブルにやってきてコーヒーを注ぎながら「この後すぐにショーが始まりますので、お時間がおありのようでしたらどうぞご覧になっていってください。店内に音は流れませんが、ここからはよく見えますので ぜひどうぞ。」と言ってくださいました。なので私達は10:30からの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」をコーヒーをいただきながらそのまま席で眺めることにしました。確かに、キャストさんがおっしゃった通り、昼食時間帯や夕食時間帯にハーバーでのショーが行われる時とは違って店内のスピーカーからショーの音楽も音声もいっさい流れませんでしたが、雰囲気を楽しむくらいならじゅうぶんです。ピアッツァトポリーノのステージは遠いですが 真正面になるのでキャラクター達の仕草も何とか認識できました。五連の凧も大きな窓いっぱいに飛び回っているように見えましたよ。そして、ピアッツァトポリーノのステージから出演者の皆さんが去って行き、青・赤・緑の三艘の船がハーバーをぐるっと回って去ろうとする頃、私達も窓辺の席を立ち 部屋に戻ることにしました。お店を出てすぐ前のエレベーターホールからエレベーターに乗って5階の部屋に戻り着くと時刻はまもなく11:00。私達はちょっと急いで荷造りをし、テラスや室内でふたりで記念撮影をしたり この二日間でいただいたお祝いカードやら15周年ワインのラベルを写真に撮ったり アンケートを記入したり・・あれやこれやと細かい用事をしていたらあっという間に時刻は11:40になっていました。 最後に客室のテレビで明細を確認し サービスホットラインに電話して荷物を帰りまで預かっていただく手配をし ドアノブにエクスプレスチェックアウトのカードをかけて、私達は部屋を出ました。11:50過ぎのことでした。ばいばいテラス。 ばいばいお部屋。チェックアウト期限の12時が迫っているだけあってルームメイク用のワゴンが多数並んでいる廊下を抜けて。サローネ前のエレベーターで階下におりる前に 今回の宿泊ではずいぶん何度もお邪魔したので記念に・・ との意味も込めサローネ・デッラミーコを写真に撮り。それから 夫とふたり吹き抜けの上からロビーフロアの大きな羅針盤を見下ろしました。(まさに、ホテルミラコスタそのものが大きな船のように多くのゲストを乗せて旅していることに気づかされる瞬間だなあ と私はあらためて思ったのですが、夫のほうはさて 何を想ったでしょうか。)さて。ホテル&パーク・ゲートウェイからディズニーシーに再入園したのは12:00を少し回った頃でした。今日はもうレストランのプライオリティーシーティングもないし(事前にいくつか予約はしていたのですが不要と判断してキャンセル手続きを済ませました) アトラクションのFPも取っていないし、のんびり過ごせる はず です。部屋を出る前の気象情報サイトチェックで、今日この後の天気予報が嬉しくない方に変わって 午後は曇り一時雨 ということがわかっていたので「再入園したらまず雨が降ってくる前にストームライダー前までお散歩がてら行って記念写真を撮ってもらおう」と決めていたのですが・・―― 待てよ!?今すぐに行けば ビッグバンドビート初回の2階席、まだ入れるんじゃないの?と気が付き、私達は方針を変更してまずはブロードウェイミュージックシアターへ向かってみることにしました。シアター前に着くと、初回2階席への入場列に並んでいらっしゃるのはざっと数えて100名ほどでした。(12:10頃。)昨日よりも並ぶタイミングが一時間遅いのと 今日は一応平日であること(しかもスマートフォンサイトの待ち時間情報によれば本日のパーク内はそんなに混雑していない模様であること)を考えあわせれば、まあこんな感じなのかなーと思いました。入場は12:35頃から始まりましたが、昨日と同じく20~30人ずつに人数を切って案内されました。私達は今日は(よくわかりませんが)4グループめくらいの案内だったので、階段で2階席に上がってみると既に中央ブロックは満席で、サイドのブロックへの着席となりました。それでも 自分なりに楽しむにはじゅうぶんな鑑賞環境でしたよ。ショーが終了してシアターの外に出ると13:30過ぎ。お天気予報の通りに空は厚い雲に覆われ始めていて、いつ雨が降り出してもおかしくないかな?といった様子でした。雨が降り出してしまうとストームライダー前での「ディズニー・スナップフォト」の撮影サービスも中止になってしまう可能性が高いし、さあ急いでポートディスカバリーへ向かおう と思ったのですが。ブロードウェイをニューヨークデリのテラス前まで上ったあたりで、夫が急に「先にビリエッテリーア行ってビッグバンドビートの座席抽選をしよう」と言い出しました。そしてさらに―― 今回抽選するにあたってはぜひとも当選したい、そのためには「願い」をこめないととか言うのです。・・そうでしたね。昨日、「当たっても当たんなくてもどうでもいいや~」って投げやりな感じで抽選したら、思いっきり外れたんでしたわね。しかし、「願いをこめる」って、どうやって?すると夫は言いました。「キャストさんに“Wish”シールを書いてもらう。」はあ? ウィッシュシール?“Wish”シールが何であるか は、もちろん私だって知っています。東京ディズニーシーの15周年イベント期間中にキャストさんにお願いすると名前を書いて渡してくださるというもので、現地で無料で配布されているパンフレット「TODAY」にもオフィシャルサイトにも紹介が載っています。(こちら)でもまあ この人は。なんと子供じみたことを言い出すんだろう。そんなふうに私があきれていると、コロンブス像の下まで来た時 夫が「あ!あの人に書いてもらうことにする!」と ひとりの女性カストーディアルキャストさんのもとに向かって早足で歩き出してしまいました。夫が「“Wish”シールが欲しいんですけれど」と声をかけると、カストーディアルさんはお仕事の手を止めて快く応対してくださったようでした。シールを取り出して準備してくださっている間に夫が「・・泊まりで来ているんですけど、実は昨日はビッグバンドビートの座席抽選にはずれてしまって今日こそは当たりたいと思って今から抽選に行くんですが、その前にちょっと『お願い』をしておかなければなーと思ってー」などと軽口を叩くと、カストーディアルの制服がよく似合う小柄な女性キャストさんは そうですかー うんうん と頷いてくださって、「では、お名前の他に お願いもちょっと書いておきましょうか? 力(ちから)になれるかどうかわかりませんけれど・・」と 私達の顔を覗き込んで言ってくださいました。いやいやいや・・こんなお若い可愛い方に、テーマパーク内でのお遊びとはいえ(キャストさんにとってはお仕事とはいえ)私達のそんな欲望まで背負わせてしまうわけにはいかないでしょうよ、夫よ。私はそう思ったのですが、キャストさんとコミュニケーションを取るのが大好きな夫が ぜひとも書いて と同調したので、夫のシールには名前の他に「お願い」が書き添えられました。シールを手渡していただいて、記念に一緒に写真を撮らせていただいて、「では抽選に行ってきます!」と私達はカストーディアルさんのもとを元気に旅立った までは良かったのですが・・建物内に入ってみると、抽選所ビリエッテリーアはこの時「はずれ」の音の嵐でした。どうするよ。せっかくキャストさんにシール書いてもらったのに これじゃ「はずれ」るかも・・ っていうか今抽選したら「はずれ」そう。でも抽選は100パーセント「運」なんだからね。確率とか余計なこといろいろ画策しないで、希望の回を選んで、よし! ボタンを押そう。そう意を決して本日最終回19:30の回のボタンを押すと おめでとうございます の画面が現れました。そしてCブロックやや後方の座席券を私達は手にすることができました。抽選結果を見て嬉しくてこの場所でぴょんぴょん飛びはねてしまったのは、たぶん私はこれが初めてだと思います。(「はずれたらさっきのキャストさんに申し訳ないから顔を合わせないようにこっそりここを出なければなー」って思いを巡らせていましたのでね~)おめでとうございます!楽しんできてくださいね~ という抽選所担当キャストさん達の声に送られて ビリエッテリーアからゴンドリエスナック側に出ると、夫は坂道から橋にかけてのあたりを見上げてキョロキョロし始めました。―― さっきのカストーディアルキャストさん いないかな?そうよね 私もそう思っていました。当選の報告と お付き合いいただいたことにお礼を言わないとね。しかし時刻は13:50。クリスタル・ウィッシュ・ジャーニーのショー開始直前ということもあって、ハーバー周辺にはたくさんのゲストがあふれていました。ゲスト整理のキャストさんもカストーディアルキャストさんも大勢、それぞれご自分のお仕事に一生懸命です。―― こんな中でさっきのキャストさんに再会できるわけないよね。半ばあきらめつつ、ゴンドリエスナックの屋根下を経てヴィラ・ドナルド・ホームショップの前から坂道を上り始めると、私達の行く手にあのカストーディアルキャストさんの姿が見えました。夫はすぐさま近くまで行って、当選の報告をしました。聞けばキャストさんも私達の抽選結果が気になって、ビリエッテリーアの出口周辺を注視していらしたとのこと。夫と手を取り合って喜んでくださっている 私達の娘と言ってもいいくらいの歳の頃の小さなキャストさんの姿を見て、ただの一ゲストである私達のこんな些細な「“願い”をかなえること」に巻き込んでしまって またお付き合いいただいて、ほんとうに申し訳なかったなあ・・ と 私は思ったのでした。(同時にまた、抽選所では残念な結果になった方も多いでしょうに こんなに人目につくところでゲストと共にあからさまに喜んでいては キャストさんが後で誰かに叱られやしないかしら と 私はちょっと心配にもなりましたよ。)が、こんな出会いも夫の「願い」あってこそ。夫が 抽選所に行く前に“Wish”シールを と言い出さなければここでカストーディアルキャストさんとお話をすることも手を取り合って喜びあうこともなかったのですから、願い(=“Wish”)にはやはり 何かプラスになるものを生み出す力(ちから)があるのかもしれませんね。私達の“Wish”シール(名前部分は加工して消してあります)(その3 に つづく・・・)デザインが新しくなったミラコスタの結婚記念日カード(左)と誕生日カード(右)こちらはカードの外側、結婚記念日カード(左) 誕生日カード(右)新デザインのミラコスタ、ルームキー(スペチアーレ&スイート)とケースそして、昨日セイリングデイブッフェで「記念に」といただいた席札など◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 6, 2016
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