松浦伸也の日記
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あけましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。今年は1月1日からカンボジアに来ています。 今は1月2日。これを書いているのはプノンペンの1泊500円の安宿で、これから兄のいるカンポットという南部の街に向かうバスを待っているところです。そこで兄のいる映画クルーの撮影している映画の現場を見せていただいたり、ゆっくりしようと思っています。 プノンペンには昨日の夕方に飛行機で着きました。空から見たカンボジアは広大な黄色い大地に集落がちょぼちょぼと道に沿って有り、その周りだけ木々が生えていて、後は空き地か田んぼでした。また露天掘りしてあるところが多く、それも印象的でした。宿についてからカンボジアに住む友達と落ち合ってご飯を食べ、カンボジアの色んな話を聞かせてもらいました。それから今朝は6時くらいから歩いてマーケットとか本屋さんとかいろんなものを見に行ったのだけど、食料品以外はほとんど中国を始めとする海外の製品になってしまって、グローバリズムと中国の政治的な影響をもろに受けている国でした。そういう意味で台湾と少し似ているかもしれません。お土産を買おうと思いどこへ行っても、この土地のものというのがありませんでした。ポルポトの事件の影響もあるのかもしれません。本屋さんは大げさでなく半分以上が児童書と呼ばれるものになっていて、大人の人が本を読む習慣があまりないのかもしれないなと感じました。 まだカンポットしか見ていませんが、ここはすごく格差が広がっていて、裏路地に入ると昔のままの生活があります。与党関係者は街区を丸ごと私邸にしてしまったり、それを軍隊が警護していたり、再開発をするときにもそこの住民を軍隊が追い出しているそうです。それらをなんとか変えようとしていた野党が躍進していたんだけど、議席がどんどん増え続けた2017年の選挙前に最高裁判所から党を解散させられてしまいました。与党にはかなり中国の政治的な影響が広がっており、建設中の建物はすべて中国の資本が入っているのか中国語の旗が掲げられていました。そんな事もあってか一般の人の中国に対する感情はあまり良くなく、市場で食べた麺料理屋さんのお兄さんは僕に「日本人か中国人か」を確認してから料理におまけを付けてくれました。宿のクメール人(カンボジア人)スタッフも、すぐ喧嘩をするのであまり中国の人をよく思っていない、というか怖がっている感じがしました。経済的に落ち込んだ黄昏の日本人に対するヨイショとしてそういうことを行っているのかもしれませんし、双方の文化が強弱を持って溶け合っていくというのはそういうことだとも思いますが、やはり市民にとっても中国の影響は強大なもののようです。多くの外国の人(僕もその一人)がこの格差を享受しながら使うお金で、なんとか小さな経済を回るので現状が維持されるという感じになっています。そういう大きな流れが見えたときに、僕はぼったくられることに腹が立たなくなってしまいました。そろそろバスの時間なのでここまでにします。カンポットからの帰りにまたプノンペンに来たら、今度はクメール・ルージュのことを博物館を回りながら考えたいと思います。なんかまじめくさったつまらない日記になってしまいましたが、とにかくカンボジアに来てみて食べて考えて、すごくいい経験になっています。それでは。
2019年01月02日
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