おせんの江戸日誌

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2010年10月29日
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カテゴリ: 惚れ薬
将軍に拝謁する為に、江戸城に途城し順番を待つのにも

樋津家の場合は無城大名ですから格式からいえば当然一番
末席にあたる菊間広縁になるのです。

登城すれば菊間広縁に詰めることになった樋津の殿さま。
たとえ末席であっても無城でも、大名は大名。
樋津家歴代の当主の中で初めて大名となった晴れがましさに、
硬く引き締めたつもりの顔もともすれば緩みがち・・・

そんな風に単純に喜んでいられたのも実はフトコロに余裕が


旗本だった樋津家は江戸開府以来の江戸住まいですから、
参勤交代の必要はありません。
そして外様大名のように、幕府から大掛かりな工事などを
言いつけられるといった事もこれから先もまず無い筈です。

それに一旗本だった先々代の孫左衛門という者に、利殖と
蓄財の才があった為、樋津家の内情はかなり豊かなのです。

石段の紅葉.jpg

ところが好事魔多しというか
禍福はあざなえる縄のごとしというか . . .

実はその先々代の樋津孫左衛門の蓄財術はともかくとして
利殖のほうに少しばかり問題があったのです。

そしてそれにからんだ事件が起きたのがこの春先でした。


棟玄坂兄弟などに至っては、こうやって百姓家に隠れ住む
羽目になったというわけなのです。




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最終更新日  2010年11月29日 04時11分01秒
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