うたのおけいこ 短歌の領分

うたのおけいこ 短歌の領分

2009.01.05
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カテゴリ: 古今憧憬


わが君は千代に八千代にさざれ石の いはほ となりて苔の生すまで

古今和歌集 343

わが君は千代に八千代に悠久に、
小石が育って大岩になって
緑の苔の絨毯がびっしりと生えるまで。


もともとは、女から親しい男に向けた相聞歌(恋歌)風の、当時の一種の民謡のようなものを採録したと解されている。古今和歌集の「よみ人知らず」は、その種のものが多いといわれる。

しかし、初の勅撰和歌集である古今和歌集の賀歌(新年の祝いの歌)の部の劈頭に、撰者・紀貫之らによって配置され、延喜5年(905)4月、醍醐天皇に奏上した時点で、「わが君」の指し示す内容は「日本国天皇」の意味に確定した。

このおよそ100年後、藤原公任(きんとう)編「和漢朗詠集」に、一句目を「君が代は」として収録された。

この形で人口に膾炙し、薩摩琵琶の古謡などの歌詞として長らく伝承されていたのを、明治3年、元・薩摩藩士だった海軍首脳部高官らが取り上げ、多少の曲折を経たのち宮内省雅楽寮に持ち込まれ、林広守(1831-1896)作曲の古式ゆかしい雅楽調の旋律を付けて、宮中において明治13年(1880)11月3日初演。

この歌詞・楽譜は明治21年(1888)、国家的礼式を定めた「大日本礼式」の中で「Japanische Hymne(「日本国歌」、ドイツ語)」として、海軍省が公式に各条約締結国(先進国)に配布、国際的に認知された。

この一連の過程に亘り、当時の文部省は全く関与しておらず、独自の国歌制定を模索していたが、明治20年ごろから各学校独自の判断で広く「君が代」が愛唱されるに至ったので、明治26年8月12日「文部省告示第三号」で、「祝日大祭日歌詞並びに楽譜」として官報で公布、事実上追認し今日に至っている。





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最終更新日  2009.01.08 17:01:23
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Re:わが君は千代に八千代に(01/05)  
近年、君が代ともご縁がないです… (2009.01.06 10:59:33)

相撲の千秋楽ぐらいですね~^^;  
くまんパパ  さん
魔法の木マスターさん

>近年、君が代ともご縁がないです…

あっはっは、ホントですね~。
せいぜい相撲の千秋楽で聞くぐらいですね~(^^)

ただ、正月にはピッタリな、とってもめでたい賀歌ですので、由来の解説を兼ねてご紹介しました~♪
(2009.01.06 15:43:20)

Re:よみ人知らず わが君は千代に八千代に(01/05)  
格闘ボディ  さん
君が代、そうでしたか、ここまで古いものが元でしたか。
明治以降という程度の知識しかなかったので、大変勉強になりました。
そんなに歴史ある言葉を使った国家なのですから、これより国家として相応しいものはありませんね。反対する連中の気が知れないというものです。
こうして歴史を知ると、尚更これが愛おしいものに思えてくるから不思議です。歴史を持っているって本当に嬉しいことですね。
(2009.01.07 01:56:16)

君が代の歴史は、1100年♪  
くまんパパ  さん
格闘ボディさん、いつもありがとうございます~♪

古今和歌集は、西暦905年に成立していますので、君が代の歌詞は、少なくとも1100年以上の歴史があるわけです。

考えたら、これは確かにすごいことですよね。
世界最古の国歌の歌詞かも知れません。
・・・ギネスブックに申請したらどうでしょうね?(笑)

全くもって、反対する連中の気が知れませんね~(^^)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%8A%E5%92%8C%E6%AD%8C%E9%9B%86 (2009.01.08 16:56:02)

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