めざせ!Asian Beauty  megのよくばりブログ

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2008年04月09日
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大阪から帰ってきたばかりやというのに、昨日は春の嵐のなか歌舞伎見物。

前から一度食べてみたかった、入り口でおじさんが売ってはる天津甘栗300円を買うて入った。栗のお味は普通やったな。昨日の外題は、
歌舞伎座百二十年 四月大歌舞伎
夜の部
一、将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる)
 徳川慶喜:三津五郎  高橋伊勢守:彌十郎  山岡鉄太郎:橋之助
二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
 武蔵坊弁慶:仁左衛門  富樫左衛門:勘三郎  源義経:玉三郎
三、浮かれ心中(うかれしんじゅう) 中村勘三郎ちゅう乗り相勤め申し候
 栄次郎:勘三郎  太助:三津五郎 
 三浦屋帚木:七之助  大工清六:橋之助
 おすず:時蔵

「将軍江戸を去る」は、期待してへんかってんけどおもしろかった。この日の演目の中で一番気に入った。こんなこという人は珍しいやろうな。
将軍徳川慶喜が江戸無血開城をしたときのお話。
謹慎してはったのが上野の寛永寺やったり、千住大橋でお別れしたりと出てくる場所も身近やったからかな。
尊王(皇?)と勤王(皇?)の違いや、江戸町人のため戦火を避けたいと訴える山岡鉄太郎(鉄舟)。江戸城の明渡しは慶応4年4月11日、櫻の季節にぴったりやと思うたら、新暦では1868年同5月3日やったそうや。
慶喜の最後のほうのセリフ、これからは「日本の日本」やのうて「世界の日本」になるのだっていうことは、それから140年も経った今、実現できてるんやろうか。

「勧進帳」は仁左衛門の弁慶、勘三郎の富樫、玉三郎の義経というすごい配役。
歌舞伎を観始めて半年ほど、勘三郎さんは世話物やこっけいな役しかしてはらへんかった気がする。真面目な役ってどうやってやりはるんやろうと思うてた。
最初の方はよかってんけど、勧進帳を弁慶が読みあげるあたりから表情がわかりやすすぎて、富樫の苦悩に重みがない。富樫は別の人のを観たかったなあ。
休憩でロビーに出たら、おじ様が歌舞伎座の人に文句を言うてはった。ようわからんかってんけど、隣にいはった別のおじ様が観客の作法が悪いことを言うてはるんやと教えてくれはった。
特に勘三郎さんが出はる時の、お客さんはよくないらしい。
歌舞伎には声をかけたり、拍手をしたりする際のルールがあるのに、普通のお芝居のように振る舞うことを嘆いてはった。
想像するに、富樫の勘三郎さんは幕の向こうに消えたけど、弁慶の仁左衛門さんは花道で最後の見せ場。その時に席を立ったり、拍手で邪魔したりしてることを言うてはったんかなあ。
伝統と新しいもんの融合はむずかしそうや。

最後の「浮かれ心中」はなんやようわからんかった。深く考えず楽しめばええんやろうけどなあ。
昨日は3階の西袖やったので、宙乗りはよう見えた。
3階席の一部をつぶして、宙乗りの仕掛けを作ってはる。
宙乗りの直前には、ワイヤーの真下の席のお客さんに係りの人が端のほうへ移動してもらってはった。
ピンクとグレーの頭陀袋(ずだぶくろ)からカラフルな紙吹雪や蜘蛛の糸(紙テープ)、手拭いを盛大に撒いてはった。降ってきた紙吹雪と蜘蛛の糸は少し持って帰ってきた。

一昨日も、大阪の国立文楽劇場で「勧進帳」を観た。文楽はやっぱり大阪で観るんがええなあ。
第一部の演目は
競伊勢物語(はでくらべいせものがたり)
 玉水渕の段(たまみずのふちのだん)
 春日村の段(かすがむらのだん)
勧進帳(かんじんちょう)

競伊勢物語は歌舞伎に書き下ろされたもんを、同時に浄瑠璃にもしたそうや。でも、文楽と歌舞伎では筋の運びが違うみたいや。
玉水渕の段では、鉦の鐃八(どらのにゅうはち)がふんどし一丁で、上手に平泳ぎをするんがおもしろかった。
玉水っていうのは今の京都府綴喜郡井手町で、京都でも南の端、奈良に近いとこみたいや。そやから淵は木津川のことかな。
見せ場なんは、春日村の段。
春日村は、奈良の春日大社のあたり。
ストーリーはややこしいから細かく書かへんけど、はったい茶を飲んで老母と紀有常が昔話をする場面から話は急展開。
竹本住大夫(たけもとすみたゆう)さんの語りとなる。
老母の愛娘信夫(しのぶ)は、実は紀有常の子で、返してもらいに来たという。老母がやっと納得して、もう身分が違うのだからとついたての向こうとこちらで信夫(しのぶ)が名残りに「妹背川」を琴で弾く。ちゃんとお琴の奏者も出語り床に登場。
信夫(しのぶ)の新婚の夫、豆四郎がこの間に切腹、有常はその首を落とす。泣き崩れながらも琴を弾く信夫(しのぶ)の首も落としてしまう。
老母は嘆き悲しむ。有常が二人の首を落としたのは、業平、井筒姫の身代わりとする忠義のためやったというお話。
ややこしいんやけど、住大夫さんの浄瑠璃を聴いてたら、かわいそうで、哀れで涙が出てきた。
人形遣いは、老母小よしを吉田文雀さん。

続いては、お能の「安宅」(あたか)がもとになった歌舞伎の「勧進帳」のさらに文楽版。
今回は奮発して一等席、それも右側の出語り床の真横の席。大夫が9人、三味線が7人ずらりと並んですごい迫力。
お人形はほとんど見ないで、鶴澤清治さんの三味線のバチ捌きばっかり眺めてた。
勧進帳は長唄の名曲で、それを浄瑠璃に変えてあるんやけど、この太棹の音色にうっとり。
途中で清治さんの真ん中の「二の糸」(たぶん)が切れてびっくりしたけど、ちょうど曲の切れ目でよかった。
最後の弁慶「延年の舞」のあたりの合奏も聴き応えがあった。
文楽を観たというより、義太夫と三味線聴きにいったようなもんやなあ。
義太夫三味線 鶴澤清治の世界 -道行- で視聴できる。
歌舞伎もええけど、浄瑠璃のお人形さんの富樫のほうが感情をうまいこと表現してはったかもしれん。

今日のラッキーくじは、両方ハズレやった。

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最終更新日  2008年04月09日 18時24分49秒
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