2015年07月12日
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カテゴリ: エアガン
その1の続きです。

今回は次世代M4に以下を行います。
1.グリップをVFC製に交換
2.モーターをLONEX A1+に交換
3.メカボックのねじをミリねじに変更

1.グリップの交換
まず、グリップを交換する理由から。
マルイ純正のグリップは実機に比べて太いと言われています。それを少しでも
細くするため、VFC製に交換してみます。

steel280.jpg


大体、中央近辺で巾はマルイの純正が33mm程度、VFC製が31mm程度。
握ったときに細くなったのが判るかな、と言った感じ。

単純にマルイ純正からVFC製に付け変えるだけと思っていましたが、ちょっと
手を加えてみます。

取り付けねじを2箇所から4箇所にします。
メカボックス側には最初から4箇所にねじ用の穴が開いており、4箇所留めに
対応できます。
グリップ側にドリルで穴をあけ、4箇所留めにしてしまいます。

steel290.jpg
左:加工前(ポンチ跡は自分で付けたもの) 右:加工後

この状態でロアレシーバとメカボックスを使って仮組みしてみますと、メカボックスが
カタカタと動きます。


位置が決められています。
グリップの上端部(ロアレシーバと接触する面)が、グリップスクリュウを締め付ける
ことでロアレシーバからメカボックスを引き下げガタを無くしているのですが、VFC製は
このグッリプ上端部の長さが微妙に短いことからメカボックスを引き下げきれずにガタが
出てしまいます。



steel300.jpg

プラ板は白くて目立つので、後で黒く塗りました。

2.モーターをLONEX A1+に交換します。

steel310.jpg

世の中の流行からいけばマルイのサマコバを選択するところでしょうが、サマコバと
同等のトルクを発生しながら価格が2割ほど安く入手することができましたので、今回
使ってみることにしました。

steel320.jpg

今まで使っていたAIP製ハイトルクモーターからスイッチバリカタを移植します。
組み付けて作動させてみたところ、ひどいギア鳴きが発生。モーター位置を調整しても
最も静かな位置でもギャンギャンいいます。
LONEXのピニオンは刃が厚いためギア鳴きをすると聞いていましたが、SHSのベベルとは
明らかに相性が悪いようです。

ここは大人しくピニオンをSHS製に交換してしまいます。

steel330.jpg
左:SHS製 右:LONEX製(切削品)
LONEXの刃が白いのはグリスが付いているためです。

ピニオンの交換はリムーバーを使えば問題なく行えます。マルイのモーターは軸が
太いらしくSHSのピニオンを圧入するとピニオンが割れるようですが、LONEXでは
問題なく付きました。

ピニオンの交換は効果絶大で、ほぼ納得のいくレベルまでギア鳴きを減らすことが出来
ました。

3.メカボックスのミリねじ化
グリップ固定のねじとメカボックスを閉じるねじにスプリュー(ヘリサート)を埋め
込みます。

steel240.jpg
右下にある小さいねじみたいなものがスプリュー。
ステンレスでできたコイル状のもので、柔らかい材質に埋め込むことでねじの強度を
上げるものです。サイズはM3×0.5用、長さは2.0DNSです。ピッチ0.5で9.25巻きの
ため、長さは4.6mm程度のM3ねじになります。
それと専用のタップの2番と3番。メカボックスの一部に非貫通のねじがあるため、
どちらもタップの先端を削ってギリギリまでねじが切れるように加工してあります。

φ3.0のドリルで下穴を開けた後、タップを立てていきます。本当は下穴はφ3.1ですが
メカボックスは柔らかいため(恐らく亜鉛)手持ちのドリルで代用してしまいます。
ドリルで下穴を開けた後、タップが傾かないよう慎重にねじを立てていきます。

steel250.jpg

3番まで通したら、冶具を使ってスプリューをねじ込んでいきます。

steel270.jpg

ちょっと判りにくいですがスプリューを入れたところ。

steel260.jpg

黄丸のところは2.0DNSのスプリューをそのまま使用。赤丸のところ(6箇所)は
スプリューを1巻きカットして使用。長すぎてはみ出すためです。

メカボックスを閉じるねじは全てソケットヘッドにしています。
写真は撮り忘れたので一緒に加工をした予備のメカボックスのものです。

steel275.jpg

自分的にはトルクスよりも六角の方が扱いやすいですね。

スプリューを埋め込んだことでねじの締め付けが精神的にかなり楽になりました。
以前はねじをなめないように慎重に掛り始めを探っていましたが、その作業が不要に
なりました。

以上を終えて試射してみましたが、モーターの変更の効果はあまり判りませんでした。
AIPのモーターがどれほどのトルクを出しているのか判らないのですが、配線の引き
直しまではしていないので、LONEXの性能を出し切れていないのかも知れません。

もう一台のHk416もミリねじ化と、こちらにはLONEX A2を組み付けています。
どちらも調子良く、しばらく遊べそう。






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最終更新日  2015年07月27日 18時15分08秒
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