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「ある年齢を境に投資スキルは低下する」という話が、2014/4/24の日経新聞夕刊「十字路」で取り上げられていました。 個人投資家としては、見逃せない興味深い記事です。
「投資力は衰える」
これは本当に素晴らしい記事で私は頭をガツンと殴られたような衝撃を受けたのですが、それには2つの理由がありました。
1つ目は、未だ現役かつ才気の全く衰えない85歳のバフェット翁に代表されるように、「株式投資は体が衰えても頭さえ元気なら物凄く長い間、まさに人生を賭けて楽しめるゲームであり、それが本当に素晴らしいところ。」と自分は思っていたので、70歳以降で急激にパフォーマンスが落ちる、というデータがあることに落胆したこと。
そして2つ目は、今まで自分自身を含めて多くの投資家の長年の戦い振りを見てきた中で、「凡庸な成績で、アウトプットされている文章にも見るべきものが全く無い」と見ていた方が、急激に成績を上げて且つハッとするほど鋭い分析を連発するようになったり、逆に「ある時期は素晴らしかったのに、輝いていた頃がまるで嘘のように、そのパフォーマンスも書く文章の内容も著しく劣化している投資家」の両方がリアルに複数実在していることから、薄々と、「投資家の能力と言うのは不変ではない。蝋燭の炎のように揺らぎがあって増減するんだな。」ということを元々肌で感じていて、「あぁ、やっぱり投資家にもピークってあるんだ。!」と思い知ったからです。
そしてこのあつまろさんの素晴らしい日記を何度も読み返しているうちに私は、「実は投資家という稼業、意外に旬って短いんじゃないだろうか?」と思うようになってきたのです。何故かと言うと、株式投資を20代の頃に始めたとして、私自身もそうでしたがまずは種銭が絶望的に少ない、頭は若くて冴え冴えでどれだけとことん勉強したとしても、そしてどんなに指数に対して大勝ちしても利益の絶対額が全然足りない、またそもそもの前提として100%勝ち続ける投資家というのはいないし必ずどこかで大きな損失を出す取引もあるわけで、精神的にも経済的にもそういった山場を、経験が不足した苦しい状況の中で何度も乗り越えていかなくてはならない、またあまりにも株式投資に傾倒しすぎると、肝心の収入源の社会人としての大切なキャリア形成に悪影響を与えることもある、ということです。つまり未来溢れる若い投資家には実は意外にも様々な制約があり、それが投資家としての急成長を妨げる可能性があるということです。
じゃあ逆に60歳を過ぎてリタイアしてから株式投資を新しく始めれば良いのかといえば、投資家としての必須の能力である世の中の新しい変化に即応し続けることが全くできない、投資家にとっての基礎的書物である四季報も頭が既に硬直していて読みこなせない、そもそも老眼が進んでしまいワイドでない通常版では眼鏡なしには何が書いてあるのかもさっぱり分からない、ということになるでしょうから、砲弾行き交う戦場にスキップしながら、裸で虎の子の退職金をその緩んだ太鼓腹に巻きつけて進撃し、良くて大手証券会社のラップ口座で「高速回転売買で手数料ぶっこ抜きの刑」、悪ければ自力で盲目的に突撃し爆撃を受けて「市場の豚の餌として即死」、ということになりかねないでしょう。
私はこのような思索の積み重ねの中で、今の自分と言うのは10年以上の苦い経験の蓄積、幸運の助けもあり結果として生き抜いてきたことによる資金量の複利のマジックによる増大、継続的な勉強とこのブログを書くことを通しての膨大なアウトプットのフィードバックによる成長によって、マグロで言えば大トロとまでは言えないとしても中トロくらいの状態には恐らくなっているのであり、この投資家としてのピークの旬の時期を少しでも延ばし、良いパフォーマンスを継続して出していかなくてはならないのだと理解するようになりました。
人生は長いようで短い、そして投資家としての3種の神器、知力・体力・資金力の全てが充実した時期と言うのは本当に限られているのだと思います。自らが持つ能力、熱意の全てを専門とする優待バリュー株投資に結集し、「日々是戦場」の意識で毎日毎日を極限の努力の中で過ごして行こうと決意しています。
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