PR
Keyword Search
Calendar
Comments
天頂、ガメる
コウを解消しなかったのだからコウを続行したいところだが、さすがに上辺を取られてはダメが多く、たとえコウに勝っても碁は負けだろう。ここは辛抱するしかない。白58から60と、がっちり活きを確かめる。ここまでは仕方ないところ。
これで右下コウ解消か…と思っていたが、天頂は黒61となおも地を頑張ってきた。よくよく見ると、すぐにコウを解消したのでは白が左下隅を守って、黒、勝つまでは大変そうだ(局後の検討で地合判定してみてわかったことだが…)。したがって、天頂が方々を頑張るのはしかたがないみたいだ。あちこちを先手で打ち回して、最後に右下に向かうつもりだろう。白62もやむを得ない。ここを手抜きして隅を荒らされてはたまらない。
しかし、黒63はさすがに小さかった。ここは逆にこちらがもともと捨ててもいいと思っていたところ。また、次に厳しい二の矢がないので、こんなところを受けるわけがない。
白64と、ついにコウ再開である。チャンス到来か?
今度はすでに白が取られていたようなところなので、多少なりともフリカワれば、もとは取れると言っていい。
対人戦ならこうはいかなかっただろう。とりあえず取るものを取っておいて、じっくり追い込みにかけられるだろう。その方が白ももともと薄く、黒に勝つチャンスがあったのではないか。一気に地合で追いつこうとすれば、どこかに隙ができるものである。
結果論だが、まだコウを解消しないというのであれば、黒63ではR-14と打って右辺の白の活きを催促すべきだった。同時に右上隅を固め、それからコウ解消か、あるいは63に向かうか…。なお、黒にR-14に打たれると右辺の白は手抜きできない。T-14にハネられて、簡単に死である。もっとも、R-14なしでも、けっこうこの白はきわどい。じつはこの時点では私は気がついていなかったが…。そのあたりをにらんで、天頂はあえてR-14を決めなかったのかも知れない。右辺を活かしては、細かいながらも勝てないとふんだのか。この、一撃必殺を狙った天頂の打ち方が、思わぬ波乱を呼ぶことになる。
悲願のリベンジなるか?―魔婆斗VS天頂の… 2017.04.17
悲願のリベンジなるか?―魔婆斗VS天頂の… 2017.04.16
悲願のリベンジなるか?―魔婆斗VS天頂の… 2017.04.15