24階のミミック

24階のミミック

2002.11.12
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 この街に引っ越してきて一年。近所づきあいというものが全然なくて、知り合いといえば、入院したときに同じ街の知り合いが1人2人できたくらいだった。
皆無 で、両隣の家とも引越の挨拶以来話したことがない。

 ひと月前、たまたま買物に出るときお隣の奥さんと顔をあわせたので、ちょうど実家から送られてきた梨のお裾分けをしたのがきっかけで電話番号などもらっていたけど、なかなか電話する機会もなくそのまま時が過ぎていた。

 そしたら、昨日夕方、今度はお隣の奥さんが柿のお裾分けに来てくれた。それで立話をしていたら、その奥さんと仲良しで2軒隣の奥さんも通りかかったついでに紹介されて、道ばたですごーく主婦っぽい井戸端会議になった。

 賃貸マンションの一人暮らしでは、ほとんど隣近所とのつき合いは発生しない。結婚してからも、なんとなく2人ともその延長で、ご近所に挨拶こそすれ、非常にドライな関係だったし地域とのつながりなんて考えたこともなかった。

 しかし。

 一軒家に住むということは、この街に存在が認められるということなんだ。そして、子供ができるということは、 地域に根が生える ということなんだ。

話題になってた んだと初めて知った。話してみたら、みんなすごーく興味を持って、新しく越してきた2人のことを見ていたんだ、ということがわかった。

「ダンナさん、いつも帰りが遅いよね~」
「でも朝は結構遅い?」
「最近早くなったでしょ、よく見るよ」
「表札に2つ名前が出ているのはなぜ?」(自分の仕事の名前も出しているため)
「このあいだ、どこどこのお店に2人でいたでしょ~」
「実家からおとーさん来てたでしょ~、 博多弁 だからすぐわかった」(こう言った人は博多出身だった(笑))

 すすす、すごーーーーーーい(^^; (大汗)

 こりゃ~、 ヘタなカッコで外歩けない
 ダーリンにも報告したら、「どひゃぁ、道ばたで鼻くそほじったりできないね~」と笑っていた。(←家でもこっそりほじってね)

 こういうのって、怖いと思っていた。でも、「あ、実は私もね……」と話してくれるのを聞けば、色々質問してくるのは興味だけじゃなくて、一生懸命に 自分との接点を探そうとしてくれている んだ、ということがわかる。それに、気づいてみれば自分も専業主婦で、立派に人の家の門の前で、夕方立ち話してるじゃん!(笑)




 すごーく新鮮だった。自分は、不器用だからとってもこういうおつきあいってできないんじゃないだろうかとそれが不安だったけど、 近所づきあいってこういうふうに始まるものなんだ……

 そして翌日、さっそく電話がかかってくる。
 隣家に数人のご近所ママさんたちが集まっているから、お茶しにこない? とさっそくのお誘い。展開の早さにドギマギしながら、とりあえずおみやげを探すが、あいにくよさげなお菓子がない。それで買ったばかりの小さな花束を包み直して、いそいそと行ってみる。
 3人のママさんがそれぞれ1人づつ子供をつれてきていて、一緒に遊んでいた。
 こういう会に参加するのも、初めて。なんか、見るもの聞くもの、すべてが新鮮だった。

 一番小さい子でも1歳にはなってたから、まだ先の話ではあるけどリビングの様子とか、子供が動き回る様子をじっくり見られて、漠然としていた 近い未来の図 が想像できるようになった。

 これはすごいイメージトレーニングかも。いかに今の自分の家が、オトナのための家でしかないかよくわかる。子供はこういうふうに動き、こういうふうに遊び、転び、いじくって、飲み食べするんだ~。
 もちろん、ある程度はよそ行きの姿だったかもしれないけど、4時間もそこで過ごし、遊んだりおしゃべりしたしてみて、子供と一緒の生活がますます楽しみになったし、ママさんたちともお話してすごくいいイメージをもてた。

 実は今まで、子育てそのものも不安よりもむしろ、 公園デビュー とか ママ友づきあい っていうのが一番不安だったから、こういう展開にはびっくりしつつも、自分が妊娠したことで地域の人として認められつつあるのを知って嬉しく思った。


 人と関わりができるということは、いいこともあればきっと嫌なこともあるんだろう。でも、今はいいイメージでいっぱい。
 それにしても、たった1年で、自分の生きている世界が激変しつつあるのを感じる。来年には、どんなことを思って生きているんだろう?

 また、新しい経験が積み重なった日。





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Last updated  2002.11.16 12:58:04


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