24階のミミック

24階のミミック

2012.09.13
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 今日は泰くんの学校で合唱の発表会があるとかで、仕事に行く前、8時30分からの合唱発表会を聞きにいってきました。正直、まだ暑さ厳しい中に、坂の上にある学校まで仕事前に行くのは気がすすまなかったけれど一生懸命練習していたようなのでやっぱりここは見に行くしかあるまい、と頑張って行ってきました。

 帰り道、汗をかきかき歩いていたら、ふっと道ばたの雑木林の上に覆いかぶさるように繁茂している草に目がとまりました。
 毎年のことですが、うちの近くの土手やら雑木林の空き地には「くず」が大繁茂します。
「葛(くず)」はご存知、秋の七草の一つ。食用の春の七草とは対照的に、秋の七草は観賞用といわれるように、美しい花なのでしょうが実は私、葛の花の本物を見たことがない。
 葛自体は、毎年でっかい葉っぱをのさばらせ、つるを伸ばし放題のばして広がっているのをあちこちでみかけるのですが、あまり花が咲いている現場を見ません。それで、数年前に保育園で観察の先生をやっていたときにも葛の花を探してみたのですが、やはり見つかりませんでした。

 ところが、この日、ついに見つけました!
 とある電柱につながっている太いワイヤーに巻きつきまくって、電柱の上まで上り詰めた葛、そのたくましいつるの中に赤紫の、コーンのような花がたくさん咲いているではありませんか!
 うちの母なんかに言わせると「葛なんてどこでも咲いてるわよ」だけど、エセとはいえ都会モンの私は葛の花なんか見たことなかったので、感動です。

 そう、緑いっぱいムシ一杯のこのエセ都会でもなかなか葛の花にはお目にかかれないのです。ウチの子たちも秋の七草なんつったって、ほとんど見たこともないに違いありません。


 なかなか日本の花っぽくない大きめ奇抜な形の花と思いましたが、自然の中にあるとこの赤は目立つし、貴族の烏帽子のような形にも見えます。
 これが古来から日本に伝わる、よくある花だというのが信じられない思いです。

 ちなみにこの葛という草は、風邪のときに飲む葛根湯の材料でもあり、また和菓子の葛もちや葛きりの材料でもあります。花を乾燥させたものは二日酔いなどの漢方薬にも使われるそうです。このたくましく長いツルは、秋に採取すればカゴなどの材料にもなるとのことで、今年はぜひここへきてツルの採取、カゴ作成などに挑戦してみたいなと思います。
 なにしろその繁茂力、たくましさときたら上記にあげたように有用な植物であるにもかかわらず、あまりに雑草として強力なためアメリカなどでは駆除外来植物に指定されている模様。海外勢におされまくってどんどん数を減らしているひ弱な日本の動植物の中で、唯一海外にうって出て野畑を荒らしまくっている、強すぎる日の丸植物のようです。
 まあ日本ではあまり気にする人もいないのか、こんなところでのんきに電柱をのぼって花を咲かせていますが、毎年すごい繁茂しているので結局これは誰かが掃除しなきゃならないわけで。いくらとっても誰も何もいわなそうなので、カゴ、頑張ってみます。

 そうして葛の花を堪能して帰ってきて、午後は幼稚園のお迎えのときにバス停の花屋さんをのぞいてみると、秋らしいステキな寄せ植えができていました。
 そろそろ職場の保育園のお庭もへばってきた夏花の植え替え時期なので、注意して花屋さんを見ていたのですが、上司の注文は「秋らしいお庭にしたいのよね」。
 秋らしい‥ってなんだろう? まあ、ススキとかグラスとか、コスモスにキキョウ、リンドウとか。菊はやだっていうし。

 と思っていたら、そのステキな寄せ植え。ススキのかわりには流行の茶色いススキ風植物、「パープルファウンテングラス」と赤い千日香、足元にリンドウ、それに見慣れないステキな斑入りの葉をもつお花が。近づいてみると、それはフジバカマ。

 ああ~、フジバカマ、出たー。秋の七草。

 実はフジバカマもよく知らなかったのよね。



パープルファウンテングラス(通常価格\400) [Pennisetum setaceum 'Rubrum']



販売中!3.5号L【フジバカマ(藤袴)】斑入り葉 花色:ライトブルー系~ピンク

 今年の植え替えにはこのフジバカマぜひ使おう、と心にとめておいて、ほかに目をやると、そこにはしだれるように咲く赤と白の小さな花の鉢が。
 萩のように見えるけど、ツートンの小さな花があまりにステキで、萩じゃないのかしらと見てみると、「江戸絞り」という名前の珍しい萩でした。
 あっ、また七草!

 秋だから当然ですけど、店頭には撫子にススキ、キキョウもおいてありました。
 やっぱり秋の七草なんだ。今頃気づいてナンなんでしょう、私。

 他の秋の七草と使えば、また別のイメージに生まれ変わりそうです。

 今年は、七草だ! 
 とはいえ、さすがに雑草の王様「葛」をお庭に植えるわけにはいかないので、葛だけは心の中だけにとどめておきますが。

 昔は普通に日本の道端、野山にあった七草たち、いまや改良種とはいえ花屋で買う時代。
 エセかもしれないけれど、せいぜい子どもたちには日本の伝統のよさを伝えていきたいものです。


樹木・花木・盆栽萩 江戸絞り 3.5号





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Last updated  2012.09.25 12:00:33


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