第四章(2) 舎利子 色不異空 空不異色
「舎利子」は呼びかけの言葉だ。
「お前さん・貴殿・アンタ・君」なんでもいい。一応ここから話言葉に変わるからだ。
場面は、二つ(以上)の世界に重なる。
仏陀が舎利子(シャリープトラ)に話しかけた。
同時に幾つかの場面が重なる。
冥想で同調した玄奘に話しかけた。
心経を通じて、読者に話かけた。
どれでもいい。
「行深」中だ。
2600年前の仏陀と同調する。
仏陀も舎利子も実在人物だ。
丁度、その場面に同調したのだ。
冥想は時間と空間を超えてしまうのだ。
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