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確かに入社前、つれてきた若い相棒に「すぐに主任くらいには成るから、それまで辛抱してや。」なんて言ってたし、和夫も自身、パチンコ屋の主任くらいにはすぐに成れなくてどうする。とかなり強い自信もあった。自惚れとは違うどこか確信のようなものであったが・・・・しかし、入社して僅か3ヶ月足らず、おまけに新規の店・・・・・・ 和夫はどこに行っても上司にはよく見られていたし、どこの職場に行ってもなぜかしらその職場の中枢にいつもいた。同僚にもたいして好かれるわけではなかったし、嫌われる訳でもなかったが、なぜかいつも上司に対しては非常に受けがよかった。彼が、「ゴマ」を擦っていた訳ではないし、特に仕事に対して特別な功労があったわけではないが・・・・・・なぜかしらいつも、どこでも職場の中枢にいた。が、今度ばかりはなぜか気が乗らない。不安の方が一層つのってくる。「こんなことは前にもあったじゃないか。つい最近も主任の代行をしているようなものだったし・・・・・・・」自分でそういい聞かしてみたが・・・・・。なぜか不安ばかりが・・・・・。 しかし、不安がってばかりはいられない。開店が目の前に待っている。しかも、主任2人はパチンコのホールに専従。和夫にとっては生まれてはじめてのパチンコ屋の開店を僅か100台そこそこのホールとはいえ、責任者として迎えなければならないのだから・・・・・・。 主任が2人いて、どちらもパチンコのホール。確かにパチンコのホールは350台と台数は多いが・・・・。かなり後で支配人と常務に聞いてみたところ、確かに主任が2人いて、1ホールに1人づつ配置するのが一番だと思ったが、主任二人ともいまいち信用が置けなかったとか。それなら開店前に主任代行みたいに仕事をさせた釘宮を狭い・・・・、100台の方の責任者にしておいたほうが安心だったらしい。「釘宮さん大丈夫ですよ。フォローします。」なんていった川合の言葉がなんとなくむなしく思い出されてきたから・・・・・・悲しい。 早速、開店の準備にかかるが、開店準備はもうほとんど終わっている。後は当日の人員配置くらいなものだった。主任が二人で話し合って決めていたが・・・・和夫はそれとは別に心配が・・・・・・。新規の開店の、開店放送・・・・・・・。今では、どこの店もあまり呼び込み放送なんてしないが、当時はまだまだ、呼び込み放送の全盛。街頭に向けての放送はさすがにしないが、館内に向けての放送は一種の煽り・・・・考えようによっては、軍艦マーチよりも重要な位置と考える経営者の方が多かった。
2009年07月16日
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2009年07月04日
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