ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2009.06.13
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カテゴリ: 書評



「ニート」という言葉は、本来の専門用語を離れ、今やほとんど一般名詞化している。すなわち一般的には、仕事がなく・ぶらぶらしている状態を意味さえしている。この本は、ニートという言葉の本来の意味の定義は何で、それがなぜ・どうして全否定的なニュアンスの言葉として変質してしまったのかを明らかにすることで、「ニートって言うな」と主張する内容である。

日本で「ニート」とは、通常、15~34歳の若者の中で、学生でない未婚者でかつ働いておらず、求職活動もとっていない人を意味する。NEET(ニート)は、英語の同音のneatが「整った、片付いた、きれいな」という意味とは全く逆の「乱れた、乱雑で、ごみごみした」というニュアンスさえ日本語の「ニート」にはあることに驚かされる。これも、パラサイトシングル・ひきこもりと来て、ニートとなった言葉の過去(およびそれを政治的あるいは若者の教育論として利用した者)が大きく影響しているということだ。

この本の主張の中核である「ニートって言うな」のとおり、この本を読むと軽々にはニートって言えない。良い本でした。(評価:星四つ ★★★★☆)



「ニート」って言うな!







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Last updated  2009.06.13 12:08:03 コメントを書く
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