スーパーで買い物をしていると、棚の向こうからなにやら大きな声が聞こえました。こういう時は、何か面白いことが起こっているに違いないので、野次馬モード発動。棚に十数種類の味噌が並んでいる前で、面倒臭そうなオッサンが、バイトの若人に壊れた蓄音機の様に同じことを繰り返し主張しています。“ここには各社十数種類の味噌が並んでいるが、塩分濃度に関して統一した基準がないために、薄い味噌を買ってしまうと使用量が増えて困る。一小売店として味噌業界に働きかけを行い、例えばA~Eといった五段階の基準を設けて、消費者の便宜を図ってくれたまへ”とそういう主張。バイト君、とんだ受難です。
でもこのスーパーは、全国チェーンでも何でもない地場の一スーパーです。そんなスーパーの、それもバイト君をつかまえて、全国の味噌業界に働きかけろ、はちょっと無理があります。というか、そのクラスの味噌を使って“美味くない”ではなく“塩が足りない”という感想が出るレベルの味覚なのだから、塩足せばいいんじゃね?というのが私の正直な感想。無論、言いませんでしたけど。昼間に何かムシャクシャすることがあった(かもしれない)オッサンと、貧乏くじを引いたバイト君。これだから野次馬はやめられない。