紀州南高梅の梅干しを食べる機会がありました。こういうのを食べる時にいつも思うんですけど、何でこんなの売ってるんですかね。気に食わない点は二つ。一つ目は減塩であるという事。この梅干しは塩分6%でした。私は自分で梅干しを作ったこともありますが、塩分6%では全く保存食になりません。常温保存するには少なくともその倍は必要です。だからこの梅干しは要冷蔵なんですけどね。塩を減らすと当然腐りやすくなるので、保存料が必要になります。保存食なのに保存料を入れるとはこれいかに。そもそも減塩って言うんだったら食べる量を減らせばいいんです。元々梅干しなんておかずとしてカパカパ食べるもんじゃないんですから。大粒の南高梅だったら一粒で4~5食ご飯が食べられる筈。メーカーとしては減塩・健康を売り物にしながら本音としては、一度に沢山食べてもらって回転を早くしようとしているようにしか思えません。
二つ目、甘い。梅干しを何であんなに甘くするんですかね。流石に砂糖ではないでしょうが、甘味料系の味が強過ぎます。これは多分↑とも関連してて、塩を減らすと旨味も減ってしまうので、物足りなさを補うために甘味を足しているんだと思います。梅干しは塩辛くあるべし原理主義者の私としては、許しがたい事です。そして一番納得できないのが、この味が消費者に受け入れられて広がっているという点です。こういう高級梅干しを買うのは、ファストフード漬けになって味覚がおかしくなっている層ではなく、ある程度お金をかけてきちんとしたものを食べている層の筈。そういう層ですら、こういう梅干しに慣れているというのが恐ろしい。ちなみに、話は梅干しだけではなくて、漬物系全般に言えてしまいます。沢庵も白菜漬けもどれも塩が薄くて甘味が強い。本物の漬物を食べたかったら最早自分で漬けるしかないと思う私です。