今日のメインは鰹のタタキ、裏庭で藁焼きします。うちの両親は、新鮮な鰹=刺身・ちょっと鮮度が落ちた鰹=タタキと考えている節がありますが、浅はかにも程があると思います。鰹を藁で焼くってのは落ちた鮮度を誤魔化すためじゃなくて、焼いた藁の香りを鰹につけて美味しさをアップする手段なのです。ですんで、私にとって買ってきた鰹を刺身にするかタタキにするかの判断基準はずばり“その日の気分”。これしかありません。今日はタタキを食べたい気分だったのです。ただし、タタキにしたい場合は必ず皮付きで。皮を剥がしてしまった鰹は刺身にしかなりません。
毎日紙ゴミの焼却に使っている裏庭のペール缶に藁をふんわり8割方詰め込んで点火。全体に火が回って燃え上がったところで網に乗せた鰹をかざして表面を焼きます。焼き加減はとにかく強火で激レアに。焼き目の厚さが1mmいかない位にとどめ、焼きあがったらすぐに氷水に放って焼き目の進行を止めるのが私流。先代であるところの父親はもう少し強く(3mm位)焼いて氷水は使いませんが、この辺は完全に好みでしょう。切り方も、私は標準的な刺身よりも少しだけ薄くするのが好きですが、父親は厚めに切ります。盛り付けの癖も全然違うので、たかが切り身をレアに焼いて切って並べるだけの料理でも、仕上がりは全く違う物になるのが面白いところ。また、鰹のタタキは伝統的には酢醤油で食べますが、私は普通の醤油にワサビで食べるのが好き。こういうのも天邪鬼っていうんですかねぇ…。