畑の隅に植えてある無花果の実が採れはじめました。無花果は果物の中では地味な存在ですが、個人的なランキングだとかなり上位に入る果物で、実際この無花果も4~5年前に私が苗を買ってきて植えたものです。育てて見て思うのですが、無花果は本当に初心者向けのおススメ果樹です。とりあえず空間があって何か果樹が植えたいなと思った場合、私なら無花果を勧めます。
理由1. 栽培難度が低い。無花果は成長が早くてあっという間に大きくなります。むしろ毎年かなりの強剪定をしないと手に負えなくなるので、それすら面倒だという人は無理ですが、別に大した作業じゃないので無問題です。理由2. 実をつけるまでが短い。桃栗三年柿八年などと言いますが、無花果は苗の状態にもよりますけど、植えた翌年にはもう実をつけます。ちょーお手軽。理由3. 致命的な害虫がいない。果樹に多いバラ科にはイラガなどの毒毛虫が、柑橘系にはアゲハが大量発生して頭を悩ませますが、無花果にはこういう面倒臭い天敵害虫が唯一の例外を除いて存在しないので、管理が楽です。ちなみにその例外はカミキリムシ。幹に穴をあけて中を食い荒らすので、根元に不自然な木屑が落ちていたら痕跡を辿り、出口から針金を突っ込んで駆除します。ただ、そんなに頻繁に出るものでもないですし、一度に大量発生とかはしないので、大した事はありません。
理由4. 簡単に増やせる。買ってきた無花果だけでは量的に満足できなくなった場合、挿し木で簡単に増やせます。挿し木の成功率は多分8~9割とほぼ成功します。私が下手かもしれませんが、3割を切るブルーベリーに比べると圧倒的に簡単。ピートモスという特殊な土を用意しないといけないブルーベリーと違って、その辺の適当な土で育つので、その辺もお手軽。理由5. 美味い。言わずもがな。反してデメリットはとにかく成長が早く、毎年キチンと剪定してやらないと大変な事になる位でしょうか。ですが、無花果農家になって一度に何十本何百本もの樹を管理しろってわけではなく、数本単位ならどうってことないんじゃないでしょうか。